男「痛ぇっ!」猫「フーッ!フーッ!」(135)
男「マジ痛って…クソが!うわ、血が出てるじゃねえか」
猫「シャーッ」
男「シャーじゃねえだろてめえ!」シュッ
猫「ギャンッ」
男「あー痛ったぁ~」
猫「……ミィ-」
男「は?まだ反抗すんのか?」
猫「………」
男「雑魚の癖に人間様に逆らってんじゃねえよクソが」
犬「くぅ~ん」ペロペロ
男「あぁ、大丈夫だよ!お前は可愛いなぁ~」
猫「………」
男「よしよ~し」ナデナデ
犬「♪」フリフリ
男「ジャーキー食うか?…ホラよし!」
犬「………♪」ガリガリ
猫「………みゃ~」
猫「………みゃ~」
男「ちっ、まぁ確かにいじわるした俺も悪かったわ」
猫「………」
男「ホラ、きびなご食えよ」
猫「みゃ~」
男「………」スッ
猫「?!」
男「おいおい、猫なら獲物に逃げられないようにしないとダメだろ?www」
猫「?」
男「ってことで、コイツは…」
猫「………」
男「パクッ……俺が食うと」モグモグ
猫「…みゃぁ」
猫「ミー」
男「は?さっき御主人様の俺に向かってフーッとか言ってなかったキミ?」
猫「みゃぁ」
男「だよな、言ったよなwww」
猫「………みゃあ」
男「………ちっ、ラストチャンスだぞ?ホレ」
猫「みぃ~………♪…?!」
男「ホレ、どうした食えよ」
猫「ミー…」
男「なんで食わないんだ?あ、すまんすまんwwwこれ犬用のジャーキーだったわwwwww」
犬「くぅ~ん」ハッハッ
男「って事で、犬ヨシっ!」
犬「~♪」フリフリ
猫「………」
-----------------------------
男「犬、散歩行こっか!」
犬「わんわん!」フリフリ
男「よーし、よし!そんなに嬉しいか?おーよしよし」
猫「みぃ~」スリスリ
男「あ?お前は言うこときかないからダメだ」シッシッ
猫「みゃお…」
男「こういうときだけ甘えてきても可愛くねーんだよ!大人しく留守番でもしてろ」
猫「………ミー」
男「よし、行こうか犬!」
犬「わんわんっ♪」フリフリ
猫「………」
-----------------------------
男「うぅ~今夜も冷えるなぁ」
犬「くぅーん」サスサス
男「ハハッ、犬は甘えん坊だなぁ。いいよ、いつもみたいに腕枕してやるからおいで」
犬「♪」
猫「……みゃお」ススス
男「おい」
猫「!?」
男「どさくさに紛れて擦り寄ってきてんじゃねえぞコラ」
猫「みぃ」
男「フーッ、フーッ!」
猫「……みゃあ」
男「お前がいつも俺にやってる事だよ!わかったらさっさと自分の寝床行け」シッシッ
猫「………」
-----------------------------
猫「………」ペロペロ
ガチャ
男「ただいま~って、ん?あっ、おいコラ!」
猫「?」ペロペロ
男「おまっ…何勝手に人のおつまみ食ってんだよ!拾い食いしやがってコイツが」パシン
猫「ふぎゃっ!」
犬「くぅ~ん」
男「おお、ただいま犬~!今アイツを躾しないとダメだからな?ジャーキーやるからちょっと待っててな」
猫「フーッ!」
男「は?だから…おめえが悪ぃんだろがって!」シュッ
猫「ミ゙ャァー」
男「おい、お前なに歯向かってきてんだよコラ」
猫「ミャオー…ミャオー…」
男「お前みたいなチビが人間様に歯向かったところで敵う訳ないだろ?うりゃ」ツン
猫「ニャオー」シュッ
男「うおっ、危ねえなー!鍋掴み付けてなかったらまた怪我するとこだっただろが!コイツめ」コツンッ
猫「ミャッ」
男「コイツめ!コイツめ!コイツめぇ!」コツッコツッコツン
猫「ニャウーニャウー」
男「わかったか?お前じゃ人間様には勝てないんだよこのバカ猫がwww」
猫「……にゃーん」
-----------------------------
ガチャ
男「ただいま~おお、犬!今帰ったよー」
犬「♪」ハッハッ
猫「みゃお」スリスリ
男「ん、なんだ猫…お前が擦り寄ってくるとか珍し……は?」
猫「?」
男「なんだこの部屋…?ティッシュがバラバラじゃねえか!おい、コラ」ガシッ
猫「にゃーん?」
男「……そういう事か。お前が珍しく媚びてきてたのはこういった訳があったんだな。ハイ、お仕置きけってーい」
猫「みゃあ…みゃあ…」
犬「………」フリフリ
男「お仕置きだからしょうがないよな、ウン」
猫「みゃお…みゃお…」
男「飯抜きでもいいかと思ったが、流石にそれは残酷だもんな」
犬「くぅ~ん…」
男「だーいじょぶだって!今回はさ、ホラ、悪戯したコイツが悪いし…反省してもらわないとな」ポチ
ウィィィィン
猫「にゃっ…にゃっ…!」
男「…しょうがないだろ、悪戯したお前が悪いんだからな?お前の『大好き』な掃除機で、掃除してやるよ」
猫「フーッ、フーッ!ニ゙ャ゙ッォォ…」
ブオォォォォン
犬「………」フルフル
猫「みゃあ…みゃあ…」
男「わかった?コ・レ!ティッシュ!悪戯したらめっ!OK?」
猫「………」フルフル
男「…ごーめんって!ちょっと俺もやり過ぎたって反省してる」
猫「……にゃーん」フルフル
男「だからさ…仲直りの印にコレやる!」
猫「?」
男「煮干し好きだろ?早く食えよ」
猫「…にゃ…にゃあ」ソロー
男「なんてなwww」スッ
男「これに懲りたら犬を見習って少しはいい子になれよなwww」
猫「………」
犬「くぅん」
-----------------------------
男「ただいま~ってあれ、犬?それにアイツ…猫もいないなぁ。んー?」
男「いつもなら喜んで擦り寄って来てるはずなのになんでだ?おーい犬~」
?「おかえりなさ~い!」
男「えっ」
?「おかえりなさ~い、ごしゅじんさま~♪」
男「え…なっ、えっ?!だ、誰だ?」
?「ごしゅじんさま~わたしですよわたし~♪」ペロペロ
男「うわっ、な、なんだキミは!誰なんだ?」
?「ごしゅじんさまぁ~♪」ペロペロ
男「御主人様って…それにこの甘えた感じ…いや、まさかな」ハハ
?「ごしゅじんさま~?まだお分かりになりませんか?わたしですよ!わ・た・し♪」ペロン
男「わかるはずないって!…でも、もし犬が人間だったら、こんな感じなんだろうな」ボソッ
犬耳娘「あはっ♪ごしゅじんさま~正解ですぅ♪」
男「えっ、正解って…な、何が?っていうか舐めるのやめてくれ///」
犬耳娘「あっ、ごしゅじんさまったら照れちゃってますね~カワイイです~♪」
男「だ、だから舐めるのやめてくれ~慣れてないんだ///」
犬耳娘「もう~ごしゅじんさまはわたしが毎日ペロペロさせていただいてます事をお忘れなんですか~?」ペロペロ
男「いや、キミ誰と間違えてるんだ!とっ、とにかく、くすぐったいからやめてくれー」
犬耳娘「ん~わかりました。じゃあ、今はやめておきますね♪」
男「ふぅ…いや、落ち着いてる場合じゃなかった。キ、キミは誰なんだ?どうやってウチに入ったんだ?」
犬耳娘「ごしゅじんさま…本当にわたしの事をお分かりにならないのですね?」
男「キミは俺の事を知っているみたいだけど、俺はキミの事は知らないよ」
犬耳娘「ん~残念ですけど、仕方ないですよね…わかりました」
男「な、なにがわかったの?」
犬耳娘「とりあえず、ごしゅじんさまの…わたし達のもう一人の家族にも出てきてもらいますね♪」
男「家族?」
犬耳娘「は~い、出てきていいですよ~♪」
ガチャ
猫耳娘「………ん」
男「なっ、また女の子が…」
犬耳娘「これでお分かりになりましたか、ごしゅじんさま~?」
男「いや、全然わからないです…ってか、御主人様って俺?なの?」
犬耳娘「はいっ♪わたし達のごしゅじんさまは、ごしゅじんさまだけですよ~♪」ペロペロ
猫耳娘「あっ……」
男「わ、わかった!わかったから舐めるのはやめてくれ~///」
犬耳娘「んふっ♪は~い♪」
猫耳娘「………」
男「はぁ…はぁ……ふぅ。ごめん、やっぱり何がなんだかわからない。ごめんけど、キミ達が誰なのかも記憶にない」
猫耳娘「え、えとっ
犬耳女「じゃあ、すっごいヒントを差し上げますねー♪ごしゅじんさまは、何人家族ですか?」
男「何人家族かって…5人家族だけど今この家に住んでるのは俺と…あと」
犬耳娘「あとはワンちゃんとネコたんが一匹ずつ…ですよね♪」
男「あ、ああ。でもなんでそんな事キミが知っているんだ?」
犬耳娘「それはですね~今ここにワンちゃんとネコたんがいない事と深~い関係があるんですよ♪」
男「………えっ、いやまさか…じゃあもしかしてさっき正解~とか言ってたのって」
犬耳娘「もちろん、言葉通りの意味ですよ~♪」
猫耳娘「………ですよ~」ボソッ
男「犬耳に猫耳……マジかよ」
-----------------------------
男「キミ達がアイツら…犬と猫だなんて未だに信じられないけど……それに」チラ
猫耳娘「!」ニコッ
男(っ…!?犬はともかく、猫のヤツ…意地悪してた俺の事どう思ってるんだろうか)
犬耳娘「それに?どうかされましたか、ごしゅじんさま~♪」
男「あ、いや…なんでもない」
犬耳娘「そうですか~?あっ///」グー
猫耳娘「………///」グー
男「今の……キミ達お腹空いてるのか?とりあえず飯にしようか」
-----------------------------
犬耳娘「~♪」
猫耳娘「はむっ♪はむっ♪」
男「下手くそなチャーハンで悪いけど…」
犬耳娘「いいえ、ごしゅじんさま、とーっても美味しいですよ~♪」
猫耳娘「…おいしいー♪」
男「そ、そうか!その……ね、猫も!よかったよかった」チラ
犬耳娘「ふふっ♪」
猫耳娘「~♪」ニコニコ
男(いいのかよこんなんで…今更だが猫に対してすごい罪悪感が。本当に今更だが)
いつもならここで終わってた気がする
男「な、なぁ」
猫耳娘「?」
犬耳娘「はい、なんでしょうか、ごしゅじんさま~♪」
男「キミ達…本当にウチの犬と猫なのか?」
犬耳娘「………」
猫耳娘「………」
男「えっと」
犬耳娘「はいっ♪」
猫耳娘「うん、んっ」コクコク
犬耳娘「証拠としましては~例えばごしゅじんさまの--」ゴニョゴニョ
男「///!?」
犬耳娘「ほかにも--」ゴニョゴニョ
男「わ、わかった。信じる!信じるからもうそれくらいにして…」
犬耳娘「あら~ごしゅじんさまとわたし達の秘密…まだまだ沢山ありますよ~♪」
>>41
このSSスレ立てたのまだ3回目ですケド…
何日か前に擬人化する前にあえて落としたヤツと今日の夕方落ちたヤツと今回
男(俺とアイツらしか知りようが無い情報まで持ってるのか…やっぱり現実なのか)
猫耳娘「…ぅ~ん、あのっ」
男「な、なんだ?……その、猫?」
犬耳娘「どうしたの~猫ちゃん?」
猫耳娘「ぅ……もっと食べたい…です」ジーッ
男「あ、ああ、もっとな!まだまだ沢山あるからお腹一杯になるまで食べていいぞ!」
猫耳娘「やたっ♪ありがとぉ~♪」
犬耳娘「ごしゅじんさま~わたしもわたしも~!わたしがよそってきますね~♪」
男「お、おう。なら頼むな!……い、犬?」
犬耳娘「はい~♪」
-----------------------------
犬耳娘「あ~お腹いっぱいです~♪ごしゅじんさま、ごちそうさまでした♪」
猫耳娘「ごちそうさま…!」
男「あ、ああ。二人とも腹一杯になったみたいでよかった」
犬耳娘「わたし、ごしゅじんさまがわたし達の事を理解してくださって、嬉しいです♪」
猫耳娘「………」
男「だって、それこそ信じるしかないしな」
犬耳娘「んふっ♪」
猫耳娘「ぅ…うん」
男「自分達でもわからないんだろ?なんで人間になったのかなんて」
犬耳娘「はい~♪わたし達も気付いたら人の姿になっていたんです。ねっ、猫ちゃん?」
猫耳娘「………」コクン
男「そうなのか…。ところで、以前の姿の時の記憶って…やっぱり全部残ってるんだよな?」
犬耳娘「はい~♪たくさん可愛がっていただいた事…大切な思い出です♪」
猫耳娘「うん!」コクコク
男「やっぱりそうか…あのさ、猫」
猫耳娘「?」
男「ゴメンっ!」バッ
猫耳娘「?……?!」
犬耳娘「ごしゅじんさま~?」
男「俺…お前に意地悪な事たくさんしたよな……ほんと今更だけど、ゴメンっ!」バッ
猫耳娘「ぅ…うーん?」
犬耳娘「…何をおっしゃっているのですか、ごしゅじんさま~?」
男「何をって…」
犬耳娘「猫ちゃんだって悪い事しちゃったんですから、躾していただくのは当然だって思っていましたよ~♪ね、猫ちゃん?」
猫耳娘「ぅ…うん!」
男「で、でも…」
犬耳娘「ごしゅじんさま?せっかく人の姿になれてごしゅじんさまと意志疎通ができるようになったんですよ!これから仲良くすればいいと思います♪ね?」
猫耳娘「~♪」コクコク
男「許して…くれるのか、猫?」
猫耳娘「ぅ…うん?」チラ
犬耳娘「猫ちゃんはごしゅじんさまの事…嫌い?」
猫耳娘「ぅ…ううん!好きだよーっ!」フルフル
犬耳娘「ならいいじゃないですか!ね、ごしゅじんさま♪」
男「猫…犬…ありがとう」ウル
犬耳娘「こちらこそ、いつもわたし達の事を可愛がってくださって、ありがとうございます♪」
猫耳娘「ありがとっ!」ニコッ
男「お前達…スマンっ!」グス
犬耳娘「ふふっ♪」
猫耳娘「~♪」
-----------------------------
男「そうなのか~犬や猫の時にも、人間の言葉はある程度理解できてたんだなぁ」
犬耳娘「はい♪ただ、言い訳になっちゃうかも知れないですけど、わたし達も『本能』にはどうしても勝てないんです」
男「本能って例えば食欲とか、投げたぬいぐるみを追いかけたくなったり?」
犬耳娘「はい♪ですから、拾い食いはダメーだとかはわかってはいるのですけど、どうしても本能には勝てないんです。ね、猫ちゃん?」
猫耳娘「ぅ…うん」
男「なるほど。でも、今のお前達が俺とちゃんとした言葉で会話できてる事も不思議なんだけど…」
犬耳娘「そうなんですよねー。これはあくまでも憶測なんですけど」
犬耳娘「わたし達がワンちゃん、ネコちゃんだった頃の犬、猫としての能力が、人間だった場合のソレと同じなんだと思うんです!」
男「えっと…つまり?」
犬耳娘「つまり…猫ちゃん!」
猫耳娘「?」
犬耳娘「ごしゅじんさま、人間になった猫ちゃんの事どう思いますか?可愛いと思いませんか?」
男「やっ、ま、まぁ…結構…いや、かなり可愛いとは思う///」
猫耳娘「!!…ありがとっ、ごしゅじんさまー♪」
犬耳娘「んふっ、そうですよね~♪実はそれって、犬や猫だった頃のわたし達の視点から見ても同じなんです!」
犬耳娘「今の人間の姿の猫ちゃんが可愛いように、ネコちゃんだった頃の猫ちゃんも、同じように可愛かったんですよ~♪」
男「なるほど。確かに犬や猫の姿だった時のお前達は、仲間にモテモテだったもんな」
犬耳娘「はいっ♪以前のわたし達の世界では、可愛いさと、そのっ…に、匂いがモテる指標みたいなものだったんです///」
男「なるほど…ん、猫?」
猫耳娘「……ぐぅ」zZZ
男「ははっ、ついさっきまで起きてたのにもう寝ちゃってるな。なんか犬みたいだ」
犬耳娘「もうっ、からかわないでください、ごしゅじんさま~///」
男「すまんすまん!で、話の続きだけど…」
犬耳娘「あ、はい…と言いましても、あとは『容姿』を言動や性格にそのまま置き換えても同じって事なんです♪」
男「そっか。確かに犬の甘えん坊な所も以前と変わらないもんなー?
犬耳娘「…はいっ♪ごしゅじんさま~♪」スリスリ
男「わっ、まだお前達のその姿に慣れてないんだから、いきなり甘えるなよ///」
~1週間後~
猫耳娘「ん~ごしゅじんさまぁー早く早く~♪」
男「ぜえっ…ぜえっ…元気あり過ぎだろ猫~」
犬耳娘「ふふっ、以前から元気いっぱいでしたからね~猫ちゃん♪」
男「……ふぅ、そうだったか?むしろいつもゴロゴロしてて不健康な感じしたけどなー猫は」
犬耳娘「……人の姿になれて色んな所に行けるようになりましたし、嬉しいのかも知れませんね」
男「それはあるだろうな。犬もそうだろ?」
犬耳娘「はい、それはもちろん♪こうしてごしゅじんさまとお話する事もできるようになりましたし。ふふっ」
男「それは俺も同じだよ。今だから言うけどな、以前の俺からは考えられないくらい猫とも仲良くなれたし、本当によかったと思ってる」
犬耳娘「ふふっ、猫ちゃんとはよく喧嘩されてましたものね♪……そんなに嫌いだったんですか?その…猫ちゃんの事?」
男「そうだなあ…いや、猫の事は別に嫌いって訳じゃなかったんだ」
犬耳娘「そうなんですか?でもよく喧嘩されてましたよ?」
男「猫ってさ、お前と違って可愛いげがなかったんだよなぶっちゃけさ」
犬耳娘「可愛いげ…ですか?」
男「なんていうのかな…いくら可愛いがっても気持ちを返してくれないというか、まぁ恩を仇で返されてる気がしてさ」
犬耳娘「ごはんをあげてもそっけなかったり、仇っていうのは…例えば引っ掻かれたりした事ですか?」
男「まぁそうだな。お前と違って呼んでも一切来てくれなかったしな」
犬耳娘「……それはしょうがなかったのかも知れません。猫ちゃん、わたしと違って愛情表現が苦手みたいでしたから」
男「確かに、お前はダイレクトにくるからわかりやすかったもんな」ナデナデ
犬耳娘「んふふっ、はい♪」
猫耳娘「あーっ、ごしゅじんさま何してるのー?ずるい、ずるーい!わたしにもナデナデしてー♪」
-----------------------------
~自宅・浴室~
男「ふぅ~今日は疲れたなぁ…おとなしいと思っていた猫のヤツがまさかあんなに元気だったとはな」
男「喜んでたみたいだし、猫と仲良くなれて本当によかった」
男「はぁ………アイツらが人間になって1週間か」
男「夢…じゃないんだよなぁ」
男「明日は何してやろうかな?」
ガラララ
男「えっ!?」
犬耳娘「お邪魔しますね~♪」
猫耳娘「ごしゅじんさま、おじゃましまーす♪」
男「なっ、お、お前達なに入ってきてるんだ///」
犬耳娘「んふふっ、ごしゅじんさまのお背中を流しに来てしまいました♪」
猫耳娘「きてしまいましたぁー♪」
男「ばっ、馬鹿お前らダメだって言ってただろ///」
犬耳娘「ごしゅじんさま、目を開けてください♪」
男「んな事言ったって無理だろ///」
猫耳娘「ほら、見て見てごしゅじんさまー♪つるつるだよぉ♪」
男「なっっ、つるつるって…」
猫耳娘「ねっ、触ってみて!つるつるでしょ?」ニコッ
男(なんだこの肌触りはっ!?つるつるっていうかスベスベっていうか…ん、これって)パチッ
男「えっ」
犬耳娘「やんっ、見られちゃいました…ごしゅじんさまのえっち///」
猫耳娘「ごしゅじんさまのえっちー♪」
男(ス、スク水……!?)
犬耳娘「うふふっ、びっくりされましたか?」
男「………えっ、ああ、そりゃびっくりしたよ!」
猫耳娘「ねえ、ごしゅじんさま、気持ちいいー?」スリスリ
男「あ?…ああっ!気持ちいいなコレ!」
犬耳娘「顔が残念そうですよ、ごしゅじんさま~♪」
男「そんなことないです!」
猫耳娘「ごしゅじんさま、顔まっかだねー♪」
犬耳娘「あら、ほんとだ~ごしゅじんさま可愛い~♪」
男「なに馬鹿な事言ってんだよ///」
猫耳娘「ねっ、ねっ、ごしゅじんさま~わたしの髪洗って!」
男「…まぁいつも洗ってたしな。よし、こっちおいで」
猫耳娘「はーい♪」
犬耳娘「いいな~猫ちゃん♪」
男「よし、じゃあまずはシャワーで濡らすからなー」
猫耳娘「はーい♪…あ、ちょっと待ってねごしゅじんさま!コレ取らなきゃ」
男「ん?」
猫耳娘「ぅんっ!これでいいよ、ごしゅじんさまー♪」
男「え……その猫耳って、頭から生えてたんじゃなかったのか?」
猫耳娘「ちがうよー♪」
男「…全く気づかなかった」
犬耳娘「ごめんなさい、ごしゅじんさまならわかってらっしゃるだろうな~って思ってて黙ってました!」
男「犬もか…!」
猫耳娘「ごしゅじんさまー、洗って、洗ってー♪」
男「お、おう!しっかり目をつぶっておくんだぞ?」
猫耳娘「はーい!」
-----------------------------
男「まさかアイツら付け耳だったとはなぁ…嬉しいような、なんかガッカリしたような」
男「でもそうなると……」
男(あの口調は…やっぱ気になるな)
男「ま、今はとりあえず寝るかな…電気消すか」
コンコン
男「!?」
男(このパターンは)
ガチャ
犬耳娘「失礼しますね、ごしゅじんさま…♪」
猫耳娘「しつれいしまーす♪」
男「お前達…こんな時間にな、何かな?」
犬耳娘「ごめんなさい、ごしゅじんさま…もうおやすみになるところでしたか?」
男「ん、まあな。それで、お前達は何しにきたんた?」
猫耳娘「ごしゅじんさま、いっしょに寝よっ♪」
犬耳娘「はいっ♪」
男「なるほど…よし、おいで!」
猫耳娘「わーい♪」
犬耳娘「ふふっ、おじゃましますね、ごしゅじんさま♪」
男「その前に…」
猫耳娘「?」
男「ちゃんと持ってきたか?」
犬耳娘「ごしゅじんさま、何をですか?」
男「枕に決まってるだろ~?」
猫耳娘「はーい!ちゃんともってきてるよー♪」
犬耳娘「あっ、それならわたしも♪」
男「準備いいな!よし、じゃあ…電気消して寝るか」
犬耳娘「……ごしゅじんさま、寝る前に」パサッ
男「っ!?///」
犬耳娘「ご奉仕させていただきますね///」
男「や…やめっ
犬耳娘「ずっと我慢してたんですよ、ごしゅじんさま?」ペロ
猫耳娘「ぅん……♪」ペロ
犬耳娘「人の姿になれた日から…いえ、以前よりずっと…ごしゅじんさまにいつかご奉仕したいと思っていたんです♪」ペロペロ
男「うぅ、やめてくれよ猫///」
猫耳娘「ごしゅじんさま…ごめんね♪」ペロペロ
犬耳娘「ごしゅじんさま…さっきからわたしと猫ちゃんの胸ばかり見てます///」
男「あっ、いや…すまん///」
犬「ごしゅじんさま…はい、どうぞ///」スッ
男「い、犬っ!」
犬耳娘「……うふふっ」ササッ
男「な…なんでっ!」ハァハァ
犬耳娘「ごしゅじんさま、夜はまだまだ長いのですから…今はまだお預けです♪」
男「っ!猫…猫!」ハァハァ
猫耳娘「ぅ…ん、いい…よ?///」
男「猫っ!」バッ
猫耳娘「ひゃんっ///」
犬耳娘「あらあら、まるで獣みたいですよ、ごしゅじんさま~?」クスクス
-----------------------------
男「はぁ…はぁ…」
猫耳娘「ごしゅ…じん…さまぁ///」ハァハァ
犬耳娘「んふふっ、猫ちゃんったら、すごくだらし無い顔してますよ~♪」
猫耳娘「…はぁ…はぁ」
犬耳娘「さぁて、次はわたしの番ですね~♪じゃあ猫ちゃん…」ボソボソ
猫耳娘「………っ」
犬耳娘「猫ちゃんは見学しててくださいね~♪…では、ごしゅじんさま///」
男「いいんだな、犬?」
犬耳娘「あ、ちょっと待ってください…わたしが上になりますね♪」
犬耳娘「では…いきますね、ごしゅじんさま♪」
男「ああ」
犬耳娘「んふふっ、ちゃんと見ててください、ごしゅじんさま…!」
犬耳娘「………………斬りますね♪」
ザクッ
犬耳娘「…………驚かないんですか?」
男「ああ」
犬耳娘「これ、本物ですよ?簡単に斬れちゃいますよ?」
男「ああ」
犬耳娘「なんで………ですか?」
男「ごめんな……猫」
犬耳娘「えっ……猫って」
男「猫…本当にごめんな」
犬耳娘「な、何を言ってるんですか?わたしは…ほ、ほらっ!犬ですよ!」
男「ごめん…」
犬耳娘「………」
男「あそこで震えてるのが犬だろ」
犬耳娘「えっ…気づいて……え?」
男「気付くのが遅すぎだっつーんだよなwwwはぁ、やっぱり俺は……お前達の主人失格だな~」ハハ
犬耳娘「……どうして避けようとしなかったんですか?」
男「ん、なんでだろうな」
犬耳娘「意味が……わかりません」
男「俺にもわからない。ただ…」
猫耳娘「……ひっく、ぐすっ」ブルブル
男「お前の気持ちがわかったような気がしたんだよ。そしたらとてつもない罪悪感で胸がいっぱいになっちまったんだ」
男「一気に悲しくなって、苦しくなってさ、こんな気持ちが晴れるなら刺されてもいいって…これで罪滅ぼしができるならって…思ったんだろうな」
男「俺がどんなに償おうとしたところで、きっとお前の心の傷が完全に塞がる事なんてないと思う。俺はそれ程の事をしてしまった…」
犬耳娘「………」
男「ただ、俺はお前になら…たとえ殺されたとしても…それがお前の気持ちを少しでも晴れさせるものならばと……小さい人間なりに思ったんだ」
犬耳娘「………っ」
男「猫、ごめん……っ!」
犬耳娘「………め……なさ…」フルフル
男「ごめん…!」
犬耳娘「わだじも…ごめっ……なざ…いぃ……!」グス
猫耳娘「ぅう…わたしも、猫お姉ちゃんのせいにいっぱいしたから…ごめんなさいー!ごしゅじんさまにも、いっぱい嘘ついてごめんなさいー!」ウワーン
男「今考えると…そうだったんだな……ぐすっ…嘘をつく悪い子は、めっ!だぞ?」グス
犬耳娘「……ひっく、もうっ、気付くの遅すぎ!ですっ!」グス
猫耳娘「ぅ…ん……くぅ~ん、あっ、みんな顔クシャクシャだね?」
男「!」
犬耳娘「!」
猫耳娘「ねっ♪」
男「……そうだな」
犬耳娘「ごしゅじんさまも、犬ちゃんも、酷い顔です~!」
アハハハハ
-----------------------------
男「アハハハハっ……ん?」ガバッ
男「………」
男「夢……だったのか?」
ペロッ
犬「くぅーん♪」ペロペロ
男「っ!…犬か!おおっ、おはよう犬!ん、じゃあこっちのモフモフしてるのは…」ピラ
猫「みゃあん」
男「………ふふっ、猫だったか…!猫もおはよ」
猫「みゃお」シュッ
男「痛っ!……コラ、痛いだろー?お返しに撫で撫で攻撃してやるーっ!」ウリャー
猫「??」ナデナデナデナデ
犬「わんわんっ♪」
お し ま い
糞つまらんけどSS初めて完結できたー!
保守、支援、見てくれた皆さんありがとうございました!
おやすみ
いぇーい!のくす牧場のみんな見てる~?
ちゃんと完結させたんだからマイナス評価はイヤイヤYO!
>>128
もしかしてオリジナル描いてくれたんですか?
自分でも女の子のハッキリとしたイメージ持ってなかったですし、拾いだとしてもとても嬉しいです
ありがとうございます!
このSSまとめへのコメント
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