シャロ「最近ネロの様子が変ですー」(191)

コーデリア「ネロの?」

エリー「様子が……?」

シャロ「はい! 変だと思いませんか?」

コーデリア「どうしてそう思ったの?」

シャロ「あたしたちと一緒にいる時間が少なくなりました!」

エリー「確かに……」

コーデリア「そういえば今もいないわね~」

シャロ「そんな訳で、あたしたちは探偵です! この謎を解き明かしましょう! ミルキィホームズ、出動です!」

数日後

コーデリア「もー、かまぼこったらー」

エリー「ふふ……」

ネロ「……」コソコソ

シャロ「……ネロ、どこへ行くんですかぁー?」

ネロ「! ちょ、ちょっとねー。ボクくらいになると忙しいんだー」

シャロ「そうなんですか。頑張ってくださーい」

ネロ「う、うん……!」サササッ

シャロ「コーデリアさん、エリーさん」

コーデリア「ええ!」

エリー「また……」

シャロ「とりあえず尾行です!」



シャロ・エリー・コーデリア「ささささささ」

ネロ「んー……?」

シャロ・エリー・コーデリア「ささっ」

ネロ「……気のせいかな」

エリー「ネロ……どこに向かっているのかしら……」

コーデリア「こっちの方向は、港が見えすぎちゃって困る丘公園ね!」

シャロ「後を追いましょう!」

港が見えすぎちゃって困る丘公園

コーデリア「あの街灯の下で止まったわ!」

エリー「ここが目的地……?」

シャロ「あっ、誰か来ます!」

エリー「あれは……」

シャロ「ラビットさん!?」

コーデリア「でもどうしてこんなところで会ってるの?」

エリー「それは……」

シャロ「知ってるんですか、エリーさん!」

エリー「その……」

コーデリア「それは?」

エリー「ス、スパイ……?」

シャロ「ス」

コーデリア「パ」

シャロ「イ?」

シャロ・コーデリア「ええーー!!?」

ネロ「んー、何かあっちから声した?」

シャロ「わわ、逃げましょう!」

奇巌城 屋根裏部屋

コーデリア「ネロったら最近よくいなくなるのはそういうことだったのね~~♪」

エリー「ネロが……そんな……」

シャロ「でもこれで謎は解決しました」

コーデリア「どうするの? わたしたちこれから……」

シャロ「……あたしにいい考えがあります!」

エリー「え……?」

生徒会長室

アンリエット「石流さん、二十里先生。最近根津くんの様子がおかしいようですが」

石流「はっ! 我々で調べましたところ……やはりミルキィホームズと密会しているようです」

アンリエット「そうですか……。密会して何を話しているのでしょう?」

石流「それが……その……」

アンリエット「それが?」

石流「恐らく、恋仲になっているものと思われまして……」

二十里「ああっ! 美しさはいつも罪っ!! フゥ~ッ!!」

アンリエット「恋仲っ!?」ガタッ

石流「ア、アンリエット様……?」

アンリエット「相手は、相手は誰なのです!?」

石流「ゆ、譲崎ネロかと思われます……」

アンリエット「……そうですか」ホッ

石流「いかがいたしましょうか。このまま放っておく訳にも……」

アンリエット「それもいいかもしれませんね」

石流「と、言いますと?」

アンリエット「しばらく泳がせておきましょう」

ホームズ探偵学院 校舎 屋上

石流「泳がせろなどと、アンリエット様はどういうおつもりなのだ……?」

二十里「今ラットとミルキィホォームズが接触したところで問題はナッシーング? 上手くいけばミルキィホームズとのスパイ役にすることも可能じゃなぁーい??」

石流「まあ確かに今はどうすることも出来んが……。それに人の恋路を邪魔するのも気が引ける……」

二十里「美しすぎる僕の君っ! 僕は年中君にフォーリンラァーブッ!!」

夜 屋根裏部屋

ネロ「ただいまー」ガチャ

シャロ「……ネロ、遅かったですね」

ネロ「ちょっと用事が長引いてねー。あっ! それジェンガじゃん! またやってるの? 僕も入れてよ」

コーデリア「ノーーーンッ!!!!」

ネロ「うぅっ!?」タジッ

エリー「ネロは……ちょっと……」

ネロ「何だよー、僕が入っちゃいけないってのかよー」

シャロ「ネロは今日帰ってくるの遅かったじゃないですか。疲れてるでしょう?」

ネロ「あー、うん……まあ」

シャロ「遊ぶのは朝起きてからでも出来ます!」

ネロ「……そだね。じゃあ僕は先に寝かせてもらうよ」

ネロ「(……と言ったものの)」

ネロ「(どー考えても様子がおかしいだろー!?)」

ネロ「(何を考えてるのか知らないけど……)」

ネロ「(ここは寝たふりをして油断させて……)」

ネロ「(シャロ達が口を滑らせるのを待ーつ!!)」

ネロ「ぐーぐー」

シャロ「あたしが一番ですー! そーっと……ひええええ!!」

コーデリア「シャロったら下手ね~♪」

エリー「次……わたしが……」

ネロ「(……かれこれ一時間……)」

ネロ「(ほんとーにジェンガやってるだけじゃないかっ!!)」

ネロ「(何だよ……。あ、眠くなってきた……まぁいっか……)」

ネロ「zzz……」

チュンチュン

ネロ「う……ん……」

ネロ「朝……いや……昼……?」

ネロ「今何時ー……」

シーン

ネロ「……誰も……いない……?」

ネロ「おっ、まだ朝じゃん。珍しい」

食堂

石流「(ミルキィホームズが時間通りに来るとは珍しい……。しかし一人いないようだが……)」

コーデリア「シャロったらその気になれば早起きできるじゃない!」

シャロ「なんてことありませんよー」

エリー「でも……本当にこれでいいの……?」

シャロ「何ですか、エリーさん。あたしの作戦に文句があるんですか?」

エリー「そういう……わけじゃ……」

コーデリア「エリー、これは無視じゃないのよ? ネロの前では大事な話をしないようにする!
      それ以外の話はしていいんだもの。ネロとはお友達でい続けられるわ! それに今朝のネロ、本当に疲れてたみたいだし……」

シャロ「コーデリアさんの言うとおりです! ネロがスパイだと分かった今、ネロとお友達でいるにはこれしかありません!」

石流「(スパイ……? そういうわけではないと思うのだが……)」

放課後

ネロ「皆ひどいよー! 起こしてくれたっていいじゃんかー!」プンプン

コーデリア「ゴメンね。でも昨日疲れてたみたいだから起こすのが可哀想で……」

シャロ「遅刻なんていつものことじゃないですかー」

エリー「……」

ネロ「ま、そうだけどさ」

屋上

二十里「ミルキィホォ~ムズが仲間割れ?」

石流「うむ。どうやら譲崎ネロのことをスパイだと勘違いしているらしい」

二十里「なるほど。アルセーヌ様がおっしゃっていたのはこのことか」

石流「どういうことだ?」

二十里「分からないのかーい? わざとラットを泳がせておくことでミルキィホォ~ムズが疑心暗鬼になることを狙っているのさっ」

石流「なるほど! さすがはアンリエット様……。一応報告しなければ」

生徒会長室

アンリエット「仲間割れ?」

石流「はっ! どうやら譲崎ネロにスパイ疑惑がかかっているようで」

アンリエット「……根津君の件ですか。……石流さん」

石流「はっ!」

アンリエット「これから数日間、ミルキィホームズの動向を探ってもらえますか」

石流「承知しましたっ!」

学院内

ネロ「エリー! 今日のバイトどうだったー?」

エリー「あの……ネロ」

ネロ「んー? 当然だけど今日の時給も全部僕の口座に……」

エリー「バイト……やめた……から」

ネロ「はぁっ!? 誰がそんなこと許したんだよ!」

エリー「もう無理やりバイトさせるの……やめて……」

ネロ「えっ……」

石流「メモメモ」

ネロ「おーい、コーデリア!」

コーデリア「♪~」

ネロ「おいったら!」

コーデリア「♪♪~~」

ネロ「聞いてんのかよっ!」

コーデリア「♪♪♪~~~」

ネロ「はぁ……ダメだこりゃ」トボトボ

コーデリア「(……) ふうっ」

石流「メモメモ」

数日後 生徒会長室

石流「報告致します。ミルキィホームズは相変わらず譲崎ネロに対する無視を続けております」

アンリエット「……その後根津君との密会は?」

石流「何度かあったようですが、ミルキィホームズは気付いていないようです」

アンリエット「奇妙ですね」

石流「と言いますと?」

アンリエット「スパイだと思うなら問いただすなりメンバーから外すなりすればいい。
       無視をしながらもメンバーに留めておくというのは少し不自然です」

石流「……確かに」

アンリエット「石流さん、その無視を首謀した者は誰だか分かりますか?」

石流「……恐らくなのですが、シャーロック・シェリンフォードかと」

アンリエット「……」

石流「アンリエット様?」

アンリエット「御苦労でした。下がってよろしい」

石流「はっ! 失礼します」

夜 学院内

アンリエット「(……ここも電気が点いている)」

アンリエット「(夜警する身にも少しは……)」

ドーン ドーン

アンリエット「(……何の音?)」

アンリエット「(裏庭の方から……)」

ドーン ドーン

アンリエット「(音はこのあたりから……)」

アンリエット「(あっ、あれはっ!?)」

シャロ「えいっ! えいっ!」

アンリエット「(なぜシャーロックがこんなところに? それにあれは……)」

シャロ「えいっ!!」

ズドーン

アンリエット「(大木が倒れて……、あれはテレキネシス。それも相当強力な)」

シャロ「ふー。こんなものですかねー」

シャロ「これだけの威力があれば十分ですー」

シャロ「コーデリアさんもエリーさんもよく働いてくれますー」

シャロ「本当にネロのことをスパイだと信じてるんですかねー」

シャロ「相変わらずダメダメな人たちですー」

シャロ「だって……どう見たってあれは……」

アンリエット「(……)」

後日 夕刻 港が見えすぎちゃって困る丘公園

ネロ「……」イライラ

ラット「わっり、遅れた」

ネロ「おそいっ! いったい何分待たせるんだよー!」

ラット「だから悪かったって。トゥエンティとストーンリバーからなかなか離れらんなくって」

ネロ「もー……。ま、来てくれたから許す♪」

ラット「へっ」

一時間後

ラット「……なあ」

ネロ「んー?」

ラット「俺たち、いつまでこんなこと続けられんだろうな」

ネロ「何言い出すんだよいきなり!」

ラット「分かってるだろ? 俺は怪盗、お前は探偵……何かトラブるのも時間の問題だって。
    お前だってミルキィホームズの連中と上手くやってけてんのかよ?」

ネロ「それは……」

ラット「それは?」

ネロ「バ、バッチリに決まってるだろっ!」

ラット「そっか、だったらいいんだけどな。だけどこれでお前に迷惑かけるようなことがあればそんときゃ遠慮なく……」

ネロ「バカッ!」

ラット「っと!? いてててて! 何すんだよ!」

ネロ「ラットと離れられるわけないだろ! 僕はどんなことになってもずっと一緒にいるから!」

ラット「……ありがとな」

パンッ

ラット「!? 街灯が……」

ネロ「……消えた……!?」

「笑わせますー」

ラット「お前は……」

ネロ「シャ、シャロ!?」

シャロ「ネロにラマルセイエーズさん、こんなところで何をやってるんですか?」

ラット「ラットだラット!」

ネロ「……何だっていいだろ」

シャロ「ミルキィホームズにスパイがいては困るんですよー」

ネロ「……」

シャロ「探偵と怪盗がこんな時間に二人きりで……言い逃れはできません」

ラット「違うっ!」

シャロ「どう違うと?」

ラット「そいつは……ネロはスパイなんかじゃない!」

シャロ「じゃあ何でここにいるんですかー?」

ラット「それは……俺たちが恋人同士だからだ! ネロはミルキィホームズの情報を漏らすようなことは一切していない!」

シャロ「へー」

ブチッ

シャロ「こいびとなんですかー」

ラット「!? ネロッ危ないっ!!」バッ

ネロ「うわっ!」

ラット「ぐわああああ!!!!」

シャロ「恋人をかばうなんて泣かせるじゃないですかー」

ラット「あ……あれはサイコキネシス!? シャーロックのトイズは消えたはずじゃ……」

シャロ「どうやらトイズが消えたり戻ったりするのはショックに関係あるらしいですねー。
    この場合のあたしのショックは……ネロへの憎悪」

ネロ「!?」ビクッ

シャロ「スパイ? そんなわけないじゃないですか。二人はどう見たって恋人同士。それをやっとあなたたちの口から聞けました」

ネロ「シャロ……まさか分かってて!?」

シャロ「あの人たちはそう言った方が扱いやすいですからね。それに、仮にネロがスパイだったらここまでしませんよ」

ラット「どういうことだっ!」

シャロ「AKG49って知ってます? メンバーは恋人を作っちゃいけないんですよ。ミルキィホームズも同じ。ネロはそのルールを犯しました」

ラット「そんなむちゃくちゃなルール、通るかよっ!」

シャロ「そう思うなら……どうしますか?」

ラット「力ずくで黙らせるっ! 炎のトイズ!!」ボッ

シャロ「残念ですけど、どう頑張ってもあなたはあたしには勝てませんよー」

ラット「やってみなきゃ分かんねぇだろっ!」

ゴォォォ

シャロ「えいっ!!」

ラット「うがあっ!!!!」ズササササ

シャロ「思ったより弱いですねー。じゃ、さよなら」

ネロ「待てっシャロ!」

シャロ「あれ、いたんですか。ネロ」

ネロ「ラットは悪くない! 先に言い寄ったのは僕の方だ! やるなら僕をやれっ!」

シャロ「いいですよー。後でね。ネロはただ消すだけじゃつまらないですから。えいっ!」

ネロ「う……動けない……!」ジタバタ

シャロ「じゃあお別れです。最後くらいちゃんと呼んであげましょうか? ラットさん」

ネロ「やめろおおおおおおお!!!!」

ラット「う……。あれ? 生きてる……?」

シャロ「……また面倒くさいのが来ましたね」

ネロ「お前たちっ!」

トゥエンティ「フッフーン。ラットが愛を知るようになるとはっ!」

ストーンリバー「シャーロック・シェリンフォード! 友の恋路を阻むとは、探偵のすることではないっ!」

ラット「トゥエンティ……ストーンリバー……」

シャロ「ま、いいです。一人が三人に増えただけ。もう一度……」

「待ちなさい」

シャロ「!?」

アルセーヌ「あなたはまだ、全てを話してはいない……違いますか」

3カード「アルセーヌ様!」

シャロ「怪盗アルセーヌ。何のことですか?」

アルセーヌ「ミルキィホームズのメンバーは恋人を作ってはいけない。仮にそんなルールが存在したとしても、
      あなたがそこまでの憎悪を抱くに至った説明にはなりません」

シャロ「……」

アルセーヌ「あなたはもっと個人的な感情で動いている……」

シャロ「……少し黙っててください」

アルセーヌ「わたくしとやり合おうと言うのですか? 幻 惑 の ト イ ズ」

シャロ「!? ……これは……」

アルセーヌ「もう、やめにしましょう。こんなことは」

シャロ「……今あたしの前にいるのはあなたが見せた幻……。でもこの人は……」

アルセーヌ「シャーロック」

ネロ「(……シャロが急に大人しくなった……?)」

シャロ「……確かに、ルールを破ったことだけが、あたしがネロにつらく当たった理由じゃありません……」

トゥエンティ「自供ターイムッ!」

ストーンリバー「少し黙っていろ!」

アルセーヌ「……」

シャロ「ネロは……ずるいんですよ……。抜け駆けをしたんです……」

ネロ「……?」

シャロ「あたしは……あんなに我慢してたのに……」

シャロ「昔……あたしたちミルキィホームズは優秀な探偵チームとして有名でした」

シャロ「皆、あの時はトイズを使いこなして……何事件を解決へと導いた……」

シャロ「そんな中、あたしには好きな人がいたんです」

シャロ「すごく、好きだった」

シャロ「だけど……言えませんでした。表には出せませんでした」

シャロ「それがミルキィホームズの和を乱すことだと分かっていたから」

シャロ「あたしは最後まで自分の気持ちを隠した……」

シャロ「今、その人は遠くに行ってしまっていて会えません」

シャロ「すごくつらいです」

シャロ「それなのに!」

シャロ「ネロは……ネロは恋人を作ったんです!」

シャロ「それは……ミルキィホームズへの、いえ、あたしへの……裏切りです」

シャロ「うっ……ううっ……」グスン

ネロ「シャロ、その人ってもしかして……」

シャロ「……もう、ばれちゃいましたよね。これであたしもネロと同じ……ミルキィホームズの結束を乱しました」

アルセーヌ「シャーロック、あなたは一つ思い違いをしています」

シャロ「……?」

アルセーヌ「確かに昔のあなたたちは優秀な探偵チームでしたが……」

シャロ「……」

アルセーヌ「今のあなたたちには最初から結束などありません。ダメダメです」

シャロ「!」

ネロ「!」

アルセーヌ「あなたが壊すことを恐れていた、結束なんてものはね。今日はそろそろ上がりましょう」

ストーンリバー「はっ!」

トゥエンティ「バイバーイ」

ストーンリバー「行くぞ、ラット」

ラット「ストーンリバー……俺……」

ストーンリバー「何も言うな。行くぞ」

ラット「……ごめん」

バッ

シャロ「……」

ラット「……行っちゃったね……」

>>171
ミス
最終行ラット→ネロ

数日後 G4 捜査室

咲「はい」

シャロ「わぁーすごい! これ、世界中のどことでも繋がるんですかー?」

咲「スカイフ」コクン

シャロ「どこにかけよっかなー」

エリー「(……イギリス)」

ネロ「じゃ、出かけてくるー」

コーデリア「どこ行くの?」

ネロ「デート!」

コーデリア「あんまり遅くなっちゃダメよー」

ネロ「はいはーい」

生徒会室

石流「アンリエット様。奴ら、再び仲の良さを取り戻したように見えますが……」

アンリエット「生徒同士の仲がいいのは学院にとっていいことですよ」

石流「は、はあ……」

アンリエット「根津君のことも、正式に認めました。探偵と怪盗には戦う場がある……それ以外のところでどうしようが勝手です」

石流「では、失礼します」

アンリエット「(相変わらずダメダメなミルキィホームズだけど、こんな騒ぎで空中分解されるよりはマシ……ですわね)」

アンリエット「それにしても……」

アンリエット「……」ギリッ

生徒会長は手の中の小さな人形を握りつぶしたのでした。おしまい

ごめん最後疲れた 百合厨の人ごめんね

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom