深夜、マミほーむ リビングルーム 布団を敷きパジャマ姿の5人
マミ「…まだ始まってないわよ、佐倉さん」
ほむら「意外な一面ね」
さやか「可愛い悲鳴あげちゃって。おお、よしよし」ナデナデ、ギュッ
杏子「お前らなぁっ!あたしは普段ひとりで寝てるんだからなっ!やってみろよっ
怖い話聞いた後で、ひとりで橋の下とかで寝てみろよっ!」ブルブル
まどか「今日は、みんなでお泊りだから怖がらないで、杏子チャン!」
杏子「そうは言ってもなぁ…ヒィィン!!」ビクンッ
ほむら「何にビビってんのよ…佐倉杏子…」
さやか「まぁまぁ、カワユイじゃん!?」ナデナデスリスリ
マミ「それはそうだけど…。佐倉さん、あなたも怪談するんだけど…できるの?」
杏子「ったりめーだ。まかせろよ、マミ。アタシもとっておきのが…」ブルブル
まどか「ウェヒヒ、あんまり期待できないねーーwwwww」
ほむら「もういいわよ、キリがないわ。始めましょう」
杏子「え、もう始めるのかよぅ」
マミ(無視)「最初は誰からにしようかしら?」
まどか「最初の話って結構重要なんですよね?なんというかその場を冷やす雰囲気作りも
兼ねてるっていうか」
さやか「もしよかったら、私にまかせてもらえませんか?」
ほむら「美樹さやか、あなたにそんな大役ができるの?」
さやか「舐めてくれるじゃない、ほむら。この日の為に、ネットで一番怖い話ってのを
仕入れてきたんだから!オシッコちびるなよ~~」
マミ「…ネット?」ピクン
まどか「ん?どうかしたんですかマミさん?」
マミ「いえ、なんでもないわ。アロマキャンドル点けるから照明を落として、暁美さん」
ほむら「了解よ」パチン 杏子「いやぁぁ~」
-----------、一人目…美樹さやか…ヒュ~ドロドロ…
さやか「これはね…ある高校生の男の子が祖父の田舎に行った時のお話…バイクに乗って
向かってたんだけど、とても景色がよくて、ぽかぽかと暖かかったんで、そこで
バイクを止めて少しくつろぐことにしたわけ。そしたら、
「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ…」って人の声が聞こえてきて…」
マミ(…ああ、アレね…)チッ
---
さやか「そしたらおじいさんの声が聞こえてきて…「おーい、大丈夫か。怖けりゃ無理せんでいいぞ」
おじいさんの声にすごく似てるけど、あれはおじいさんの声じゃないって気がしたんだよ。
また「どうした、こっちに来てもええぞ」って声がして…」
杏子「ぜったい出ちゃダメだぁっ!!」
ほむら「うるさいわよっ杏子!」ゾクゾク
マミ「…ファァ~~」アムアム
---
さやか「「さぁここがふんばりどころだ」ってKさんが呟いて、何やら念仏を唱えはじめたの。
「ぽっぽぽ、ぽ、ぽっ、ぽぽぽ…」またあの声が聞こえて…Kさんから貰ったお札を
握り締めて、言われたとおりに目をつぶっていたんだけど、つい薄目を開けて車の外を見て
しまったら…そこには車にぴったりついてくる白いワンピースがっ!
そして車の中を覗き込もうとしたのか、頭を下げる仕草を…」
まどか「最高に怖い瞬間だよ…」プルプル
杏子「あわあわあわあわあわ」ガタガタ
マミ「zzzzz」
---
さやか「封印の地蔵が破壊されたことによって、日本中どこに逃げても追ってこれるの…
その高校生も、今となっては迷信であってほしいって願うことしかできないそうよ…
でも「ぽぽぽ…」っていう声が聞こえてきたらと思うと生きた心地がしないって…
はいっおしまい!」
まどか「お…おつかれさま~…」パチパチ
ほむら「やるじゃない…美樹さやか、まどかを恐怖のズンドコに落としてやれるのは私だけだと
思ってたけど…」ゾゾー
さやか「いやぁーそれほどでも…あるよ!」ピース
杏子「なんか半端なく怖かったぞっ」ブルブルッ
まどか「ホントだよっ!さやかチャンいきなり飛ばしすぎっ!」
さやか「なっはっはっ~ゴメンゴメン」
マミ「……情弱乙」ボソリ
杏子「ん?マミ、何か言ったか?」
マミ「いいえ、別に何も…じゃあ次は誰にするの?」
ほむら「さやかにばっかりイイ格好させない!私が行くわ」ホムッ!
さやか「ほほぅ、はたして今のに勝てる怪談ができるのかなぁ~」ニヤニヤ
ほむら「勿論よ、まどかに失禁させるのはこの私っ!私だってインターネットで最恐の話を仕込んであるんだから!」
まどか「ししし失禁なんてしないよっ!ほむらチャン!!」
マミ(またネット…)
-----------、二人目…暁美ほむら…ヒュ~ドロドロ…
ほむら「この世には、私達が知らない「呪い」ってものが沢山あるって知ってるかしら…
これはその「呪い」のうちのひとつのお話…Aさんって男性の恐怖体験よ。
Aさんには神社の息子のMさんって幼馴染がいて、ある日…」
マミ(「呪い」…「Aさん」…「神社の息子M」…アレだわっ)キュピーン
---
ほむら「Sちゃんの車がAさんの家に着いた瞬間、Mさんがすごく怯えだしたのよ。
「やべぇ。これやべぇ。やべ・・・・ どうしよ・・ 父ちゃん今日留守だよ」ってね。
「なにか出たのか?」ってAさんが聞くと「出たってレベルのもんじゃねぇかも…はは、
Aやべぇよこれ、Sちゃん・・まじかよ」。Mさんには霊感があって何かを見て怯える事が
それまでも時々あったんだけど、その時はこれまでにないくらいの取り乱し様だったの」
マミ(ハイ、正解。やっぱりアレでした。……て、なんで怪談のイントロクイズやってんのかしら…)ウンザリ
---
ほむら「Sちゃんが「うぇぇぇ」ってMさんの血が混じったゲロを吐くとMさん「出た!出た!これで
Sちゃんは大丈夫っ!!次…!じいちゃんみててごせや!」って言って…」
杏子「なぁっ「シッポウ」って…「シッポウ」って何だよっ!!!」ガクガク
さやか「しっ…!多分この後、謎の解明があるからっ」カタカタ
まどか(ホントにすっごい怖い…本気であたしにチビらせるつもりだったのカナ…?)ブルッ
マミ(ヤンジャンの発売日が待ち遠しいわ…。坂田師匠が桜井の生み出した幻覚じゃなきゃいいけど…)
---
ほむら「Sちゃんの隣のJさんはそう言って何度も土下座したそうよ…。納屋の中に『箱』があるのを
知っているのS爺さんだけだもの…。自分さえ知らないふりをすれば呪いから逃れられると
思ったのね…」
杏子「Jのジジィ…!謝ってすむ話じゃねぇだろっ!!」ワナワナ
マミ(………どんだけデカいのよ…彼岸島…)
---
ほむら「それで『箱』の効果なんだけど…女と子供を苦しみぬいて殺す。徐々に内臓を千切っていってね。
『箱』に触れるどころか周囲に置いてあるだけで。その効果をしった住民たちは
どんどん『箱』を作っていったそうよ。たくさんの子供を犠牲にして…」
あんさやまど「ひぃぃぃ」ダキッ
マミ(大体、兄貴が死ぬタイミングはクライマックス直前でしょうに…何をグダグダと…
百歩譲って斧神は許すわよ…誰よ、亮介と和美って?)
---
ほむら「『箱』は残り2つ。チッポウが2つ。これはMさんが責任を持ってお祓いするそうよ…
でもね…最初に作られたハッカイが謎のままなのよ…。一体どこにあって、
どのように使われたのか?今もどこかで呪いを振りまいているのかもしれないわ…。
これでお終い。どうかしら?」ファサッ
杏子「…こぉぉぉ…えぇ……」ボーゼン
さやか「くぅ…!!悔しいけど、あたし負けたかも…」ブルブルブル
ほむら「ふふふ、まどかはどうだった?」クンクンクン
まどか「…なんで臭いを嗅ぎながら聞くのカナっ!!」
マミ「…あの、ちょっといいかしら?」
ほむら「なにかしら、巴マミ?おまる?」
マミ「違うわよ…。最初の美樹さんと今の暁美さんの話なんだけど…」
さやか「え、何ですか?」
マミ「言い難いんだけど…『八尺様』と『コトリバコ』ってネット上の怪談としては定番中の定番なのよ」
ほむら「あらそうなの?それで何か問題が?」
マミ「問題だらけよ、ものすごい有名な怪談なのよ?今更聞かされても怖いワケないじゃない」
杏子「怖くないっ!?今の話が怖くなかったのか!?おいスゲーぞマミ!!」
マミ「いいえ、初めて読んだ時は怖かったわ。でもね何度も何度も目にしたり聞いたりしたら…」
まどか「マミさんはたまたま何度も読んで知ってたから怖くなかったんだね」
さやか「そうかー残念っ」 ほむら「ちぃ、命拾いしたわね、巴マミ」
マミ「いや、そういうことじゃなくてね…う~ん、なんて説明しようかしら…」
QB「話は聞かせてもらったよ。僕がマミの代わりに説明しよう!」きゅっぷい
知らない人は参考までに…
『八尺様』ttp://syarecowa.moo.jp/196-2/71.html
『コトリバコ』ttp://syarecowa.moo.jp/99/59.html
杏子「ホント、どっから沸くんだよお前」
ほむら「今日は女の娘だけのお泊り会よ、消えなさい」ジャキ
さやか「まぁ待ちなよ。マミさんが言いたい事、いまいちアタシたちわかんないし…」
まどか「とりあえず説明してよ、QB」
QB「了解した。つまりこういう事だよ。君達が「口裂け女」や「人面犬」の話を聞いて怖がるかい?
そんなので怖がるなんて、よっぽどの世間知らずだとはおもわないかい?」
ほむら「まぁ今更って感じよね」 さやか「時代遅れだよ~QB」ケラケラ
杏子「っ!?なんだソレっ!!何者なんだっ!!??」
まどか「杏子チャン……」
QB「そうだよ。君達がもってきた怪談は、そのクラスのものなんだよ。ネット上ではね」
マミ「いえね、ネットで怪談を仕入れてくるのがダメって言ってる訳じゃないのよ?
でもね、本当に有名すぎるのよ。二人の持ってきたお話って……」
ほむさや「…」
マミ「心霊体験なんて、そうそう自分で体験できるもんじゃないからどこかから持ってくるのは
悪いことじゃないわ。でも二人とも最高に怖いものってトコにこだわりすぎて、
有名すぎて定番になっちゃってるものをチョイスしちゃったのよ」
ほむさや「っ~~///」カァアァァ
まどか「あはは、ドヤ顔で語っちゃったね、さやかチャン、ほむらチャン!!」
マミ「私も、怪談で「それ知ってる」って言うほど野暮じゃないんだけど…
さすがに2本続けて出ちゃうとね…?ごめんなさいね、二人とも」
ほむら「き…気にしなくていいわ…////」カァァ
さやか「すみません…マミさん…/////」カァァ
杏子「あんな、怖い話をダメ出しされんのかよ…。ネットっていいのか悪いのかわかんねぇな」
まどか「じゃあ次に行こうか?杏子チャン、どう?」
杏子「う~~ん、自信ねぇなぁ。アタシの怪談なんて、人から聞いたものだし…」
マミ「あら?そういうのでいいのよ。口コミって馬鹿にできない昔からあるネットワークよ?」
杏子「そうか?じゃあいっちょやってみるとするか!!」
ほむさや「…//////」
-----------、三人目…佐倉杏子…ヒュ~ドロドロ…
杏子「これは、ある美男美女の夫婦の話なんだけどな…ふたりの間に生まれた子供が、ひどく醜い子
だったんだ…。それを夫婦は疎ましく思っていて、ある日…断崖絶壁から…」
マミ「『今度は落とさないでね』でしょ。もういいわ、終了」
杏子「っ!!!なんで知ってるんだよ!?」
さやか「何十年前からある怪談だよ…」
ほむら「ネットが生まれる前の定番とは、恐れ入るわ…」
まどか「なんだか可哀想になってきたよ…杏子チャン」
マミ「『お前だぁーーー!!』系のビックリさせる話だったら撃ち殺してたわ…」
杏子「ええええええ!?じゃあどんな怪談ならいいんだよ!?もう全然わかんねぇ!!」
マミ「これでわかったでしょう、みんな?定番すぎる怪談で怖がれるのは佐倉さんクラスの世間知らず
しかいないのよ…」
ほむら「追い討ちが厳しいわ…巴マミ」ズゥーン
さやか「反省してますっ反省してますから…」ズゥーン
まどか「杏子チャン、こんど一緒に図書館で読書しよう!いつかバカにした皆を見返してやろうよっ!」
杏子「アタシ…バカにされてるのかよ…?そんなに世間知らずなのかよ…」ズゥーン
マミ「さてと、これで残るは私と鹿目さんだけね…」
まどか「…ん~私の怪談は、一応実体験ですけど…」
マミ「実体験!?…いいじゃないっ!!そういうのを待ってたのよっ!!!」
まどか「さやかチャンやほむらチャンの話ほど、ドラマチックでもないけど…」
マミ「まぁ実際の体験ならそんなものよ。気にせずいっちゃって!!」
-----------、四人目…鹿目まどか…ヒュ~ドロドロ…
まどか「私って時々だけど、金縛りにあうんだ…これは、昨日あった金縛りの話なんだよね」
ほむさやあんまみ「…ゴクリ」
まどか「それでね、深夜金縛りにあったと思ったら、何者かに身体中をまさぐられてね…」チラ
さやあんまみ「…」チラ
ほむら「」タラ
まどか「そして、やっと金縛りから解放された時気付いたの…。パンティが知らない内に脱がされてのに…」ジィーーー
さやあんまみ「」ジィーーー
ほむら「…」ダラダラ
ほむら(テキパキ)ポケットからまどパンを出して自身の前に設置
(ドゲザァ…!!)ほむら「シャーーセンッしたぁ!!!!」
さやか「…なんなのよ。この茶番…」
まどか「ティヒヒヒヒヒ、正直に言ってくれてウレシイナっホムラチャン!!」ポキポキ
マミ(シュルシュル)「はいっリボンで拘束っ!鹿目さん、好きにお仕置きなさいっ」
杏子「がっつんがっつんにヤッチマエ、まどか」
ほむら「やめて…まどかっ!私はただ貴方が心配でっ!!チョッチ監視が行き過ぎただけっ!!」ギチギチ
まどか「どう監視が行き過ぎて、おパンツを脱がすのかな…?」ズオオオオオオ
さやか「最後はマミさんですね…」
まどか「ふんっ!ふんっ…!!」ドコッ!!バキッ!! ほむら「痛い痛いっ!ゴメンナサイッ」
マミ「ふふっ偉そうなこと言っちゃったものね。それなりの話は用意してあるわよ」
ほむら「うぐっ!…やめてぇっエルボーはやめてぇ!!」
まどか「右肘、左肘、交互に見てっ」ドスッ!ガキッ!
QB「マミは、怪談のエキスパートと言ってもいいくらいだよ。オカ板の洒落怖スレの住人で
オリジナルのエピソードもいくつか投下した実績があるんだよ」
マミ「もう、そういう余計なことはいわないの!まぁ事実だけどねっ」ドヤ
杏子「あんまり怖いのはやめてほしいぞ…」ブルル
マミ「怖さとしては「八尺様」や「コトリバコ」には全然負けるわね。でも、これは…
現在進行形で私に起こっている実際に体験し続けている話よ…」
さやか「え…作り話じゃないんですか?マジの霊体験ですかっ!?」
杏子「実話…だとっ!!?」ゾクゾク
まどか「これは期待しちゃうねぇウェヒヒ」
ほむら「…美樹さやか…治してぇ…」ドクドクドク
-----------、五人目(最後)…巴マミ…ヒュ~ドロドロ…
マミ「…そうね、これからする話は怖いって言うより、少し悲しいお話ね…。黙ってたけど
私ね、いわゆる「見えちゃう人」なのよ。…そうこの世にいてはいけない霊が見えて
しまうの…。霊感魔法少女ってところかしらね…」
まどか「ええええーーーーー!!!」
杏子「…マジでか…!!?」 ほむら「初耳だわ…」 さやか「すごいじゃないですかっ!」
QB(導入部でガッチリ観客の心をつかんだようだね…。さすがだよ、マミ)
マミ「…7、8年くらい前からかしらね…。いきなり見えるようになってしまったの…でもね、
なんでもかんでも幽霊が見えるってワケじゃないのよ…たまたま波長が合った霊だけが
見えるようね。よく見かけるのは子供の霊ね…。普通に街で見かけるわ」
まどほむさやあん(ゴクリ…)
マミ「子供って「死」の概念がなかなか理解できないみたいで、大半は自分が既に亡くなってることに
気付けないのよ…。だから死んで霊となった後も生前と同じように行動しようとしてるの…。
買い物するお母さんの後から楽しそうについていってる霊…沢山の子供たちと一緒に遊ぼうとする
霊…病気で?それとも事故で?幼くして死んでしまった後も家族や友達と過ごそうとしているのが
とても悲しくて、見かける度に可哀想で仕方がないわ…」ホロリ
ほむら「それってどれくらいの数を見かけるのよっ」プルプル
マミ「…そうねぇ大体、大きな公園にいけば2~3人はいるわね、確実に…」
杏子「かっ確実ってっ!!!」ガタガタ
QB(質疑応答形式っ!!!実体験ならではだね…)
まどか「でも死んでる事に気付いてないんだったら、その子達は幸せじゃないんですか?」ブルッ
マミ「そうよ、ただし今だけ…。いつかは動物なんかの低級霊にとりつかれてしまうの…
消滅できればまだいいほうよ…。最悪なのは多数な霊の集合体のようなものに取り込まれると
自分の意思を失って、ただ害悪を振りまく「呪い」そのものの存在になってしまうことも
あるそうよ…」
まどほむあん「ひぃいいい」ガタタ
QB(これが…実体験の力か…迫力がケタ違いだ)ガクガク
さやか「それってどうやって「死んでる子供」ってわかるんですか!?」ブルブル
マミ「わかるのよ、そういうものなの。…そうね、しいて言葉で言うとするなら、違和感かしらね…」
ほむら「違和感?」
マミ「そう…その子たちって一見、普通の子供みたいなんだけど、人間じゃありえないような動きを
時々するのよ…。だからそういうのを見たりすると「ああ、あの子は死んでるんだな…」って
わかっちゃうのよ…。そうね…人間って歩こうとする時って手を振って、足を踏み出して前に進むじゃない?」
杏子「そりゃそうだよ」
マミ「でもね、そういう子供って歩く動作なしに移動してたりするのよ…ツツーっと滑るようにね…」
まどほむあんさや「っ!!」ゾクゾクゾクゾク…
マミ「まるで浮いているかのようにっ!!まるでローラースケートをはいているかのようにっ!!」
まどか(…ン?) ほむら(…ア!) さやか(…モシカシテ?) 杏子(……オイ)
マミ「…あんな動きは人間には不可能よ…靴の裏にでもローラーがついていない限りはねっ!!!!」ドンッ
まどほむあんさや「………」
ほむら「…ついてるのよ、実際」
マミ「…え?」
まどか「ローラーシューズ…だっけ?」
さやか「マミさん、靴の裏にローラーがついてる商品っもう何年も前からあります」
マミ「……う…そ…?」
杏子「知らなかったのかよ、アタシの妹も持ってたぞ?人の事さんざん世間知らず呼ばわりしてたクセによ」
マミ「~~~っ!!」(ッボン!)カァァァアアアァァァアァァァ//////////////////////////////////
QB「さすがにコレは僕もフォローできないよ…」
まどか「まぁまぁ、みんなっ勘違いは誰にでもあることだし………プヒヒヒー!」
ほむあんさや「あはははははははははははははwwwwwwwwwwwww」
マミ「…//////////」カカァァアァ////////
杏子「wwまどかっwwwテメェwww笑うなっ!!ww」ヒィーヒィー
さやか「わっww私っwwいわゆるっww「見えちゃう人」っwwwwwww」ゼヒーゼヒー
まどほむあん「わぁっはははっははwwwwwwwww」
ほむら「れっwww霊感っww魔法少女っwwwwwwwww」ホムゥーホムゥー
まどあんさや「ぎゃははっはぁっはっはははああっはあはwwwwwwwwwwwww」
ほむまどあんさや「----はっっ!!!!!」
マミ「………」ズゥーーーーーン ドンヨリ
ほむまどあんさやQB(…)ビクビク
マミ「…」スクッ
ほむまどあんさやQB(!)ビクッ
マミ「…」フラフラ…モソモソ…ポフ「…オヤスミナサイ…」ボソリ
さやか「ああっおやすみなさいませ、マミさんっ!」アセアセ
ほむら「そうね、もう寝ましょうっ!!」アセアセ
まどか「夜更かしはお肌に悪いって言うしねっ!!」アセアセ
QB「そ…そのとおりだよ、鹿目まどかっ」アセアセ
杏子「じゃぁ、電気消すぞーーー」アセアセ
---パチン
マミ
デブ
ブタ
ピザ
マブ
デミ
ブミ
ピミ
マザ
デザ
ブザ
ピタ
マタ
デタ
ブブ
力士、巴真実さん(15)。
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. | >'´`ヽ:. /.i⌒i:::::::::::::::::::::::::::::::|/⌒) ( , -―- j ./
\! .Уヽ (./ ./:::::::::::::◯:::::::::::::! / ∧/ , -‐-、. \ 〈‐‐-、 j
. / ヾ .〈 ヾ::::::::::::::::::::::::::::::! 入 _〈_/ \ \ ∨_)'
――――「お菓子が脂肪を産むなら、みんな死ぬしかないじゃない!!」
デブという設定は当初から明らかにされていなかったが、
その見事な肢体のパンパン張りと肉の垂れ下がり、直ぐに発砲する高血圧特有の気性の荒さ、そして腹の太さに痛々しいまでの厨二病っぷり、肥満のヲタクファンからは「同胞ではないか」と言われていた。
好きな物は三食のケーキ。特技は三食ケーキ。三食ケーキ。すりーけーく。ティロ☆フィナーレ。
---------
マミ「うぇ…グス…ふぅ…ふぐっグスッグスッ」
まどか(マミさん、泣いてる…可哀想…)
ほむら(ちと、からかいすぎたようね…)ホムゥ…
さやか(うむむ…さすがにねぇ。なんだかんだ言ってもマミさんにはお世話になってるし)
杏子(アタシも反省だわ…。マミに悪いことしたな…)シュン
まどか(そうだっ!明日の朝、マミさんを元気付けようよっ!!)
ほむら(賛成よ、まどか。でもどうやって?)
まどか(まかせてよっ!いいアイデアがあるんだから!ティヒヒ)
---------チュンチュン
マミ「…ふああ~~~、あまり眠れなかったわ…」グシグシ
まどか「あっ、おはようマミさん!」
さやか「オハシャーッス、マミさん」
杏子「ゆっくり寝ててもよかったんだぜ?」
ほむら「杏子の言うとおりよ。もう一眠りしててもいいわよ、巴マミ」
マミ「あら早いわね、みんな。ん?どうしたの、朝からパソコンなんて触って??」
まどか「いやねっ、ゆうべマミさんの話を聞いてて怪談ってオモシロイんだなぁって」
杏子「ネットでいろいろ読んでたんだよ」
さやか「洒落怖ってホント面白いですねぇwwww」
ほむら「ありがとう、巴マミ。わたしたちが知らなかった世界を教えてくれて…」
マミ「えぇ?ああ、そうなんだ…」モソモソ
QB(『価値観の共有』か…同じ趣味の仲間になるって作戦だね。やるじゃないか鹿目まどか)
まどか(ウエヒヒ、こういうちょっとしたことで友達同士の距離って縮まるからね!)
杏子「もしかしたら、マミが投稿した作品も読んでるのかもなっ!!」
マミ「ふふっ、さすがに歴史があるスレだから、沢山エピソードあるわよ。
それに創作モノだから、私自身の立場で書かれてないし。簡単にはわからないと思うわ」
さやか「ん…?コレじゃない、マミさんが投稿したのっ!?→『斬るなら俺を斬れ』ttp://syarecowa.moo.jp/16/035.htm」
ほむら「中身が相当アレね…」
まどか「さすがにコレじゃないよ…さやかチャン」
杏子「アハハハ、ありえねーっつのっwwwwww」
さやか「そうだよねぇ~wwwww、スレ住人も引いてるしっwww」
QB「さやか、君ってばホント馬鹿だねぇwww」
ほむまどあんさやQB「----はっっ!!!!!」
真っ青マミ「」ガクガクガクガクガクガク(なぜバレたし!!)
終わり
おまけ
深夜 隣町
杏子「喰らえっトドメだっ!!!!」ズガガガーーーン!
魔女「ギャアアアアアアアアア」
シュウウウウ~…カラン
杏子「チッ、グリーフシードか…。またハズレだ」
QB「やぁ佐倉杏子。最近の君はどうしたんだい?近隣の魔法少女と友好的に情報交換したり、
魔女退治も真面目にやってるし。何かあったのかい?」
杏子「QBか。……「ハッカイ」だよ「ハッカイ」、「コトリバコ」の。ほむらの話がマジなら、
ハンパねぇ呪いを生み出す『箱』だぞ?必ず魔女に昇華してやがるに違いないからな…!!」
QB「え…暁美ほむらだって、ネットで読んだのをそのまま話してるだけだからホントかどうかも…」
杏子「アタシの目算が正しければ、ほっとけば必ず「ワルプルギスの夜」クラスの魔女になるはず!
その前に見つけ出して必ず倒してやるっ!!」
QB「信じてるのかいっ!?」
杏子「女と子供だけを殺す呪いだって?ふざけやがって…アタシが必ずブチ殺してやるっ!!
アタシの大切な仲間や友達を殺させてたまるかよっ!」
QB(ダメだ…なんてダメな娘なんだ…。これは世間知らずの域を遥かに凌駕している…!)ブルブル
杏子「ああ、そうだQB?」
QB「な…なんだいっ?」
杏子「「八尺様」…イヤ、「八尺の野郎」も魔女なんだろ?地蔵の結界封印のくだりでピーンと
きちゃったんだよな。なんかそういうウワサの心当たりねーかな?」
QB「いやぁ~~聞いたことないよ…」
杏子「そっか…まぁいいや、情報が入ったら教えてくれよ。…っ!?また魔女の反応!!!ガンガン行くぞ!」
QB「あまり無理をしないほうがいいと思うけど…」
杏子「心配さんきゅっ、でも行くわ。ああ、この事マミ達に言うんじゃねぇぞ?なんか正義の味方気取り
みたいで気恥ずかしいからな、じゃっ!!」ヒュン!
QB「言えやしないっ言えやしないよっ!美樹さやか、暁美ほむら…なんてコトしてくれたんだっ!!」ガタガタ
夜空にほむさや(笑顔)「キラーン」
終了
↑前回のコレがあまりに長すぎたので、予告どおりあっさりめにまとめました。
マミさんのした怪談は、随分前から暖めてた持ちネタですが、怪談の機会もないし、あったとしても
「ふざけんな」って怒られる可能性もあり、またツッコミがいないとボケと気付いてもらえそうに
ないので、恥をかいてもらう為マミさんにあげました。
マミさんが勝手に自分でガンガンハードルをあげていくので、途中で書いてて気の毒になってくるほど…。
こういう出来てるキャラのSSって、頭の中でキャラが勝手にどんどん行動したり発言するからオモシロイですね。
(まぁほむほむのヘンタイキャラは公式じゃないけど)
次回はこのメンツを羽生蛇村にでも放り込もうかな…
オオオォォォオ~~~~~ゾワゾワ
杏子「…マミ、こいつら…使い魔でも、魔女の接吻を受けたヤツらでもねぇぞ!どうすんだ!?」
マミ「…あなたはどうしたいの…佐倉さん?」
杏子「決まってる!敵なら容赦はしねぇ!!」
マミ「一応は賛同するわ…じゃ!ここにいる全員を殲滅するわよ!!」
杏子「…以外だな…反対して邪魔するかと思ってた」
マミ「…今、この場じゃ意見を対立するほうが、私達にとって不利益だと思うでしょ?だったら…
ジェノサイドあるのみっ……!!!!!」
杏子「ははっ参ったな。さすがベテラン、アタシの師匠っ!!」
---同時刻、暁美ほむら
ほむら「く…あいつら…倒してもキリがない…。いくら攻撃しても…赤い水を吸って再生…。バカなっ!!!
うう…まどか…まどか…どこに…いるのよぉう…」グス
アカン、シリアスになりすぎる…それに長引く…。別のネタ考える!!
了解www
羽生蛇村編はいつかやるwwwただ時間がいります。導入も全然考えてないしwwwww
ある程度、考えて執筆させてください。頑張ります。一ヶ月はかかるかも…
調べたら、まどマギとSDKはあるけど、完全コラボはないみたいだね。じゃあやってみるかww
次はギャグじゃなくて、シリアスになりそうだなぁ……
このSSまとめへのコメント
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