金玉「ペニス！また失敗したのか！何億という軍勢を率いておきながらなぜ卵子一つ攻略できんのだ！」

ペニス「ははぁ！畏れながら申し上げます！コンドームはあまりに強力な敵！精子どもが何億いようと破れませぬ！」

金玉「黙れ！この腰抜けが！貴様の射出力が足らぬのだ！あんな薄っぺらいゴムごときなぜ破れぬ！」

ペニス「ゴムは伸縮性に富んでおります！某がいくら粉骨砕身あるがままの力を込めても破ることはかないませぬ！」

金玉「言い訳はきかぬ！この世に越えられぬ壁などないのだ！新しい命のため、どんなことをしてもコンドームの試練を乗り越えてみせよ！！！」

ペニス「ははぁ！このペニス、次は命に代えても必ず！」

金玉「ではゆけぃ！巨砲よ！精子どもの明日をかなえてみせよ！」

ペニス（そうは言われてもあのゴムを破る方法・・・そんな手があるのか・・・）

ペニス「とりあえずコンドームについて調査してみるか・・・」

ペニス（ムッ！こ、これは！コンドームにこんな弱点があったのか！ふっ、コンドームよ、次は貴様の思い通りにはゆかぬぞ・・・）

ペニス「今度こそ貴様に邪魔はさせん・・・」

コンドーム「馬鹿め！懲りずにまた来たのか！無駄なことを！」

ペニス「ふっ、コンドームよ、尽く我等の進軍を阻んできたが今日はそうはいかんぞ・・・」

コンドーム「な、なにぃ！？どういうことだ！」

ペニス「貴様の弱点を調べたのだ！」

コンドーム「この俺の弱点だと！！」

ペニス「そうだ！さあ、今だ！陰毛！」

陰毛「・・・」

コンドーム「い、陰毛だと！こいつがどうした！？」

ペニス「某と貴様の間に陰毛と入るとどうなるか・・・わかっているだろう！！」

コンドーム（こ、こいつ！しまった！このままでは！！このままでは！！）

コンドーム「ぐ、ぐああ、陰毛との摩擦で破ける！うわあああ！！」

ペニス「くらえぃ！音速のコンコルドピストン！！」

コンドーム「や、やめろおおお！破れるうううう！！」

ﾋﾞﾘｯ

ペニス「今だ！コンドームが裂けた！ゆけぃ！精子達よ！突撃だ！」

精子達「わーわー！！」

ペニス「全軍突撃ぃぃぃ！！卵子に全速前進！！」

精子達「わーわー！わーわー！・・・うっ！！」

ペニス「な、なんだ！精子達が死んでいく！？」

コンドーム「ふ、ふふ、甘かったな、ペニス！！このコンドーム、常に奥の手を用意しているのだっ！！」

ペニス「なんだと！？」

精子「し、司令官、頭が、頭が、動かな、、い・・・ｶﾞｸｯ」

ペニス「こ、これは！！」

コンドーム「くくく、これが殺精子剤『メンフェゴール』だ！！」

ペニス「メンフェゴールだと！？」

コンドーム「貴様もペニスなら聞いたことぐらいあるだろう！精子が触れるだけで頭部が破壊される究極の殺精子剤だ！！」

ペニス「噂には聞いていたがなんと恐ろしい！一瞬にして何億という骸の山！貴様、なんとむごいっ！」

コンドーム「フハハハハハ、卵子様をお守りするためだ！手段など選ばん！！」

ペニス「くっ、またしても失敗か・・・」