CDショップ
(タスケテ…タスケテ…)
まどか「今なんか聞こえなかった?」
さやか「え?あたしは何も」
(タスケテ…マドカ…)
まどか「やっぱり聞こえる!助けてって!」ダッ
さやか「ちょ、まどか!?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1384178575
魔女の結界
QB「助けて…」
まどか「あなたなの…?」
さやか「何これ、ぬいぐるみ?」
まどか「でもこの子…」
まどか(すごく…美味しそう…)
ほむら「そいつから離れて」
まどか「ほむらちゃん!?」
まどか「ダ、ダメだよ!だってこの子!」
まどか「とっても、美味しそうだし…」
ほむら「は?」
さやか「え?」
ほむら「ごめんなさい…今なんて言ったのかしら?聞き間違えじゃなければいいのだけれど」
まどか「え?この子美味しそうだなって…」
さやか「まどかアンタ何言ってんの…」
まどか「えーっと…ごめんね…?ちょっとだけ…ちょっとだけだから…」ブチッ
QB「キュッ!?僕の尻尾が!」
ほむら「やめなさい鹿目まどか!そんなもの食べちゃいけません!」
まどか「いただきます…」モグ…
まどか(これは…!?)
まどか(ふわふわとしたわたあめのような食感…濃厚で、でもしつこくない甘み…)
まどか(それでいて、溶けた後には口の中に何も残らない…)
まどか(まるで…青空に浮かぶ雲を食べているよう…)
まどか「美味いッッ…美味すぎるッッ!!!!」ガツガツ
QB「キュウウウウウウウウウウウ!?!?!?!?!?」
ほむら「な、何なのこれは…」
さやか「…そんなに美味しいの?」ジュルリ
ほむら「美樹さやか!あなたまで!」
まどか「すっごく美味しいよ!尻尾はほとんど食べちゃったけど、他の部位もきっと美味しいよ!」
さやか「じゃあ…私も少しだけ…」頭ブチッ
QB「ギッ!?」
さやか「いただきます…」パクリ
さやか(これは…!おにぎり…!?)
さやか(絶妙な塩気…口の中でほぐれて…えーと…えーと…)
さやか「とにかく美味いッッ!美味すぎるッッ!!!!」ガツガツ
QB「ギギギ……」ブクブク
ほむら「うわ…泡吹いてる…」
さやか「…そんなに美味しいの?」ジュルリ
ほむら「美樹さやか!あなたまで!」
まどか「すっごく美味しいよ!尻尾はほとんど食べちゃったけど、他の部位もきっと美味しいよ!」
さやか「じゃあ…私も少しだけ…」頭ブチッ
QB「ギッ!?」
さやか「いただきます…」パクリ
さやか(これは…!おにぎり…!?)
さやか(絶妙な塩気…口の中でほぐれて…えーと…えーと…)
さやか「とにかく美味いッッ!美味すぎるッッ!!!!」ガツガツ
QB「ギギギ……」ブクブク
ほむら「うわ…泡吹いてる…」
QB「もうやめてくれ!」バッ
ほむら「頭が千切れてアンパンマンみたいね…」(というかあの状態でまだ生きてるのね)
まどか「ほら!ほむらちゃんも何怒ってるのかしらないけどこれ食べて落ち着いて!」胴体ブチッ
ほむら「もがががが」
ほむら「!?」
ほむら(これは…マシュマロ…?)
ほむら(この口どけ…甘み…何よりもこの食感…まるで…まどかの乳房のよう…)
ほむら(そしてただ一つだけ言えることはっ)
ほむら「美味いッッ!美味すぎるッッ!!!!」ガツガツ
QB「キュッキュッキュッキュッ…」死
ほむら「美味しかった…」パァァ
ほむら「!?これは…ソウルジェムの濁りが無くなっている!?」
魔女「キシャアアアアア」
ほむら「邪魔よ!」ドオオオオン
マミ「魔女の反応があったから来たんだけど…もう終わってるみたいね、あら?何かしらこの白いゴミ…」
QBの死骸「」
マミ「魔女はあなたが倒したのね?」
ほむら「そうよ、でも落ち着いてちょうだい、あなたと敵対するつもりはないわ」
ほむら「その証拠に…グリーフシードもあなたにあげる」ヒョイ
ほむら(しばらく必要なさそうだし…)
マミ「あら…ありがとう、ところでそこの二人は?」
ほむら「一般人よ、この子たちが魔女の結界に入り込んでしまったから、助けたの」
マミ「あなたも正義の魔法少女なのね…!そうだ!もしよかったら今から私の家でお茶でもどう?」
マミ「同じ魔法少女として話したいこともあるし!もちろんそちらの二人も招待するわ!」
ほむら「え、ええ、お邪魔させてもらおうかしら」
さやか「じゃああたし達も行こっか」
まどか「うん、そうしよ!」
マミ「というわけで魔法少女っていうのは~」
さやか「へー」
まどか「なるほどね」
マミ「それで契約を結ぶにはキュゥべえと…あれ?キュゥべえがいないわね」
マミ「キュゥべえ~出ていらっしゃ~い」
QB「や、やあ皆…」
QB「説明は聞いてると思うから…僕と契約して魔法少女に…」
まどさやほむ「うおおおおもう我慢できないッ!」ガバッ
マミ「!?」
まどさやほむ「うんめえええええええ」ガツガツムシャムシャボリボリ
QB「ギュアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
マミ「ちょっ…やめて!やめてちょうだい!」
さやか「…なんで邪魔するんですか…?」
マミ「だ、だって!皆いきなりキュゥべえを食べ始めるから!」
まどか「そっか…この子キュゥべえって言うんだね…」
ほむら「その様子だとあなたもキュゥべえを食べたことがないみたいね」
まどか「耳が余ってるし…食べさせちゃおっか…」
マミ「ひっ…」
さやか「さあ!食え!食ってあたしたちの同志になれ!」グイ
マミ「もがががが」
マミ「!?」
マミ(これは…そうめん?でもそうめんなら普通は麺つゆに浸けなければ美味しくないはず…)
マミ(でもむしろ…これには麺つゆなど不要…!とにかく!)
マミ「美味いッッ!美味すぎるッッ!!!!」
まどか「わかってもらえたみたいだね」
マミ「感謝するわ…キュゥべえがこんなに美味しいんだって、気づかせてくれたあなた達に…」
QB「」二度目の死
QB「そういうわけなんだ!あいつらやばいんだ!このままだと風見野にも来るって!絶対やばいって!」
杏子「お、おう、そいつらがこっちまで手を出してくるってんなら先に潰すしかないね…」
QB(しめしめ…これで杏子があいつらを倒してくれれば僕はもう食べられずに済むね…)
QB(杏子が義務教育もまともに受けてないアホで助かったよ)
杏子「なんか失礼なこと考えてないか?」
QB「いや別に」
マミ宅
ほむら「前に魔女の空間で食べ残したキュゥべえの死骸を拾ってきたわ」
まどか「さすがほむらちゃん!」
さやか「最近キュゥべえ見ないから残念だったけど久々に食べれるね!」
マミ「早速いただきましょう!」
ガツガツムシャムシャ
パリーン
杏子「ハッハー!突然だがお前らには死んでもらうぜ!」
ほむら「…あ?」
ガシッボコッズダダダダダダダダ
杏子「ずびばぜんでじだ…」ボロッ
マミ「まったく…せっかくのお楽しみの時間を…」
さやか「本当だよまったく」
まどか「ま、まあまあ落ち着いて…」
まどか「そうだ!杏子ちゃん…だったよね!お近づきの印にこれ!」スッ
杏子「え…?これは…?」
まどか「キュゥべえの眼球だよ!きっと美味しいよ!」
杏子「ちょっまっ何食わせようとしてんだ!放せ!」
まどか「いいから食え」ガッ
杏子「もがががが」
杏子「これは!?」
杏子(キャン…ディ…ちがう…ただのキャンディじゃない…!)
杏子(サイズこそ極小ではあるが…溶けるのが遅い!これなら長い間楽しめる!)
杏子(そして何より…この甘みだ…昔親父がくれたヴェルタースオリジナルを遥かに上回る濃厚さ…!)
杏子「美味いッッ!美味すぎるッッ!!!!」ペロペロコロコロ
ほむら「一件落着ね」
杏子「いきなり襲いかかって悪かったよ…こんな美味いもんをくれるお前らが、悪い奴なわけないもんな」
マミ「よくわからないけど、また昔のように仲良くしましょう?佐倉さん!」
杏子「マミ…ああ!そうだな!」
まどか「友情っていいね!ティヒヒ」
病院
恭介「やあさやか、今日もCDを持ってきてくれたのかい」
さやか「ううん、今日はCDよりもいいものを持ってきたよ」
さやか「はいこれ!」ババーン
QB「は、放せ!美樹さやか!クソッ!まさか見つかるとは!」ジタバタ
恭介「え…?何も持ってないじゃないか」
さやか「あそっか、普通の人には見えないんだね、じゃあ…」ブチッ ※
QB「ギッ」三度目の死
恭介「これは…おにぎり?」
さやか「うん!すっごく美味しいから食べてみて!」
恭介「さやかがそう言うなら…いただきます」モグ…
恭介「これはっ!?美味い!いや、それだけじゃない!」
恭介「体の底から力が溢れるようだ…うわああああっ!?」ピカーン
※QB本体から離れた一部は一般人にも見えるようになります
恭介「……」
さやか「どうだった?」
恭介「弾きてえ…」
恭介「バイオリン…弾きてえ~…」
さやか「やっぱり!ソウルジェムが浄化されるからもしかしたら!と思ったけど!」
さやか「恭介の体も元通り!いやそれ以上になっちゃった!」
恭介「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
さやか「復ッ活ッ 上条恭介復活ッッ 上条恭介復活ッッ 上条恭介復活ッッ 上条恭介復活ッッ」
恭介「ところで…このおにぎりはさやかが作ったのかい?」
さやか「え?いや~まあそうじゃないとも言い切れないような…」
恭介「そっか…さやか!僕と結婚を前提としたお付き合いをしてくれ!」
さやか「ええっ!?そ、そんな…いきなり言われても…///」
恭介「君しかいないんだ!君の作るおにぎりを、僕は毎日食べていたい!」
さやか「あ…うう…よ、よろしくお願いします…///」
ほむら「皆、聞いてちょうだい…キュゥべえに関して大変な事実が発覚したの」
まどマミ杏さや「ゴクリ…」
ほむら「私はあんなに甘いキュゥべえを大量に食べた…」
ほむら「当然体重も増加しているはず、そう思って意を決して体重計に乗ってみたわ…」
ほむら「でも…体重は増えるどころか、2kg減っていたわ…」
ほむら「ここから導き出される答えは、即ち!」
まどほむマミ杏さや「キュゥべえはカロリーゼロ!!!!!」
キュゥべぇZero(0kcal)
キュゥべぇNEX (0kcal)
同 時 発 売
まどか宅
まどか「はぁ…最近キュゥべえ食べてないなあ…」
まどか「みんなも食べてないみたいだし…キュゥべえ食べたいなあ…」
詢子「まどか!避難するよ!」
まどか「え?ママ、どうしたの?」
詢子「大型の台風が来るから避難警報が出てるんだ!早く支度しな!」
まどか「うん、わかった」
避難所
まどか「これってまさか魔女の仕業なのかな…」
QB「その通りだよ、鹿目まどか」
まどか「キュゥべえ!どこ行ってたの!心配したんだよ!」ジュルリ
QB「き、君のその目は明らかに心配してる目じゃないよね」
QB「そんなことよりも、今ほむら、マミ、杏子がワルプルギスの夜という魔女と戦っているんだ」
QB「なかなか検討しているようだが勝ち目はないだろうね」
まどか「そんな…」
QB「まどか、勝てるのは魔法少女になった君だけだ」
QB「どうするんだい、このままでは三人とも死んでしまうと思うけど」
まどか「…わかった…契約するよ!」
QB「そうか、なら僕についてきて」
ネエ、オワッタラキュゥベェタベテモイイ?
ソ、ソレハカンベンシテモライタイナ
さやか「ん?あれはまどか…それにキュゥべえ!?」
さやか「ちょっと待った!何があったか知らないけどさやかちゃんも行くよ!」(キュゥべえ食べたいし)
QB「ま、まあいいけど」(目が怖いな…)
ワルプルギスの夜「キャハハハハハハハハハハハハハハ」
杏子「チッ…鬱陶しいな!」
杏子「はぁ…キュウべえさえ食べられればこんな奴…」
マミ「そうね…ソウルジェムはキュゥべえのおかげで全く濁ってないけど…」
ほむら「このままじゃ埒が明かないわね…」
まどか「みんなー!」
ほむら「まどか…!?どうしてここに…」
さやか「さやかちゃんもいるよ!」
まどか「私!契約してその魔女をやっつけるね!」
ほむら「…!ダメよまどか!契約しないで!」
QB「さあ、君の願いはなんだい?鹿目まどか」
まどか「私の願いは…」
ほむら「ダメえええええッ!」
まどか「この地球上に…キュゥべえを無限に召喚して!」
さやか「あ、そうだ、私も『キュゥべえが普通の人にも見えるようになる』って願いで!」
QB「えっ?ちょっま…無し!二人共ダメ!そんな願い無し!」
QB「ってウワッ!この光は…!」
QB2~∞「え?ここどこ?」
QB2~∞「あ、地球にいる個体じゃん、魔法少女勧誘捗ってる?」
さやか「すごい!キュゥべえがこんなに!」
まどか「よーし…」
まどか「みんなー!その魔女やっつけたらキュゥべえ食べ放題だよー!」
ほむマミ杏「!!!!!!!!!!!!!!」
ほむ「消え失せなさい…ワルプルギスの夜…ロードローラーよッ!!!!!!!!!!!」
杏子「刺し穿つ死棘の槍<ゲイボルグ>!!!!!!!!!!」
マミ「ウルトラスーパーアルティメットティロ・フィナーレ!デッド・エンド・シュート!!!!!!!!!!!!」
まどか「さやかちゃん!私達も!」
さやか「うん!」
さやか「ロイヤルストレートフラッシュ!!!!!!!!!」
まどか「天地創造撃!!!!!ザ・クリエーションバースト!!!!!!!!!!!!!」
ワルプルギスの夜「ギャアアアアアアアアア!!!!!!」
ほむら「終わったのね…そして…」
まどほむマミ杏さや「キュゥべえ食べ放題だ!うおおおおおおうんめえええええええ」ガツガツムシャムシャボリボリサクサク
キュゥべえ1~∞「わけがわからないよ×∞」
こうして世界は救われた。しかし、魔法少女はこれからも魔女と戦い続けることだろう……
ちなみにキュゥべえはいくら食べても減らないのでその内に日本を飛び出し世界まで進出した。
さやかの願いによって常人にも見えるようになったキュゥべえは各地で乱獲され
新たな食料として期待されたがカロリーゼロなので食糧問題は特に解決せず
誰でも手に入る嗜好品として好まれるようになったのである。
完
HTML化依頼出してきます
このSSまとめへのコメント
何これ意味わかんない。