天狗「南蛮ではオークがエルフを手籠めにするのが流行りじゃと」 (3)

河童「おおくやえるふちゅうのは何じゃ?」

天狗「猪の化物と木の化物じゃそうな」

河童「猪が木を手籠めにするのか…やっぱり異国は違うのう」

天狗「そのオークがエルフを孕ませたりもするそうじゃ」

河童「はぁー…どんなやや子が生まれるんじゃろう」

天狗「わからんがのう」

河童「…決めたぞ。わしも化物を手籠めにしてやや子孕ませてやる」

天狗「それは面白い。まあ頑張ると良いわ」

河童「天狗どんも一緒にどうじゃ?」

天狗「わしはもうすっかり枯れ切っておるよ」

河童「情けないのう。もしわしが良い化物を捕まえてもおこぼれはやらんぞ」

天狗「いらん、いらん。ところで河童どんは何を手籠めにする気じゃ?」

河童「そうじゃのう…何を手籠めにしたら良いんじゃ?」

天狗「そうさな…河童どんは川の化物じゃから…里の化物がええじゃろ」

河童「里か…わかった!里に降りて座敷童でも手籠めにしちゃろう!」

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