J( 'ー`)し「おいタカシでてこい」 (183)

('A`)「いややって」

J( 'ー`)し「嫌じゃないもうこれ以上は許さない」

('A`)「ややって」

J( 'ー`)し「私はあの日から10年待ったんだからもうだめよ」

J( 'ー`)し「一分以内に出てきなさい」

J( 'ー`)し「今からカウントするから もうしらないから」

('A`)「いややって」

J( 'ー`)し「それならそれでもうええわでもカウントは続けるからな」

('A`)「あれなんか灯油くさくね?」

J( 'ー`)し「あと30秒」

('A`)「ちょっと待ておい今何してんの」

J( 'ー`)し「20秒 気になるなら出てきたら?」

('A`)「ちょ・・・ちょっとまって待てて!マテや!!」

J( 'ー`)し「はいあと10秒」

('A`)「ままま待て!待ってって!!まっててて!!」

('A`)「お前が無理やり入ってこようとするから!!ドアの前に物いっぱい積んだんだよ!!やめろ!!」

J( 'ー`)し「時間は時間だから 過ぎ去ったときはもう戻りはしないのよ はいあと五秒」

J( 'ー`)し「たかし、母ちゃん孕ませてもいいんだよ」

J( 'ー`)し「はいアウト」カチャッ

('A`)「おい!!やめろ!!」バンッ

J( 'ー`)し「あら間に合ったじゃない」

('A`)「おい馬鹿まにあってねーよ!!早く消せよ!!消せよ!!!!!」

J( 'ー`)し「消せるわけないじゃないこんな勢い強いのよ」

('A`)「ふざけんなよまじで!!もう!!バケツどこだよ!!」

J( 'ー`)し「バケツで間に合うと思って?本当馬鹿ねあんた誰に似たのかしら」

J( 'ー`)し「たかしの手マン、父ちゃんの100倍感じるよ」

('A`)「おいマジどうすんだよパソコンとかフィギュア燃えてんだけど」

J( 'ー`)し「あんたそんなことより住むとこの心配しなさいよ」

('A`)「消防車よべよ!!」

J( 'ー`)し「自分でよべばいいじゃない」

J( 'ー`)し「そんなこともできないの?」

('A`)「俺が対人関係ニガテなのしってんだろうが!!」

J( 'ー`)し「本当能無しねチンポついてんのかしら」

J( 'ー`)し「あいつに保険かけて二人でガーナでも行ってさ」

J( 'ー`)し「腹痛めた甲斐があったよ」

J( 'ー`)し「父ちゃんのチンコだよこれ」

('A`)「もうわかったよ!携帯かせよ!!」

J( 'ー`)し「ほら」

('A`)「で?何番だよ」

J( 'ー`)し「は?」

('A`)「消防車何番だよ!!」

J( 'ー`)し「さてここで問題です」

J( 'ー`)し「100 104 106 108 110 113 114 115 116 117 118 119 171 177」

J( 'ー`)し「この中に消防車を要請できる番号があります」

J( 'ー`)し「さてどれでしょう」

('A`)「ふざけんな!!」ブンッ

J( 'ー`)し「あら携帯いらないの?」

('A`)「いるわ!!はよかせや!!」

('A`)「クッソー」ポチポチ

J( 'ー`)し「クスクス」ニヤニヤ

('A`)「・・・あれ?」

('A`)「お前これ料金はらってねーだろ!」

J( 'ー`)し「あらばれた?うちもうそんなお金ないのよね」

('A`)「ウオアアアアアアアアアアアアア」

('A`)「どうすんだよ!二階もうほとんど燃え広がってるぞ!!」

J( 'ー`)し「思いでは胸のうちに」

('A`)「なにいってんだよ!!」

J( 'ー`)し「でもここ10年は辛い思い出しかないから消えさっていいわ」

('A`)「ばっか!!とりあえず逃げるぞほら!!」グイッ

J( 'ー`)し「燃え盛るお城から逃げ出す姫と王子 いいわねこういうの」

('A`)「とりあえずほら水道全部あけといたから!!」キュッキュ

J( 'ー`)し「効果あるわけないじゃないむしろ倒壊しやすくなったりしそう」

('A`)「いいからもうお前さき外でてろよ!」

J( 'ー`)し「言われなくともそうしますとも」ガチャッ

('A`)「!?」

('A`)「なんで外側から鍵かかってんだ!?あかねえ!?」

J( 'ー`)し「タカシRPGすきよね」

J( 'ー`)し「アイテムを見つけてガラスを破れば脱出できるわよ」

('A`)「てめえええええええええ」

J( 'ー`)し「あたしが味わった苦痛はこの程度ではすまされないものよ」

J( 'ー`)し「そうよねポチ」

('A`)「ポチはもっと前に死んだだろうが!くっそ!!」

('A`)「だめだ運動してなかったから重いものもてねえ!なげれねえ!」

J( 'ー`)し「もうちょっと頭使いなさいよ」

('A`)「なんかねーのかよ!?」

J( 'ー`)し「あなたこの家に長いことすんでるのに何があるとかわかってないのね」

J( 'ー`)し「ヒントはねえ キッチンの上の戸棚の中よ」

('A`)「答えじゃねーか!!くっそ!!」ダダッ

('A`)「これか!?っておまえ鍵とチェーンかかってるじゃねーか!!」

J( 'ー`)し「でれそうー!?」

('A`)「ふざけんな!!!」

('A`)「ほかになにか・・・ほかになにか・・・」

('A`)「これ・・・麺棒か?これなら」

('A`)「ウオオオオオオ」

('A`)「ウオアアアアアアアアア」ガンガンガンガンガン

J( 'ー`)し「ぷぷっ」

ξ゚⊿゚)ξ「おくさん!どうしたのこれ!?家が燃えてるからかけつけてみたけど!!」

ξ゚⊿゚)ξ「消防車よんどいたわよ!!大丈夫!?」

J( 'ー`)し「ご迷惑おかけしてすみません・・・」

J( 'ー`)し「うちの息子が狂乱しましてこのとおり」グスン

J( 'ー`)し「全て燃えてしまえばいいと」エッグエッグタマゴ

ξ゚⊿゚)ξ「なんてこと・・・」ガクガク

J( 'ー`)し「危ないです!さがっててください!!」

('A`)「そいつの言ってることは全部うそだああああああ!」ガンガンガンガン

ξ゚⊿゚)ξ「ひっ!」

J( 'ー`)し「ガラスが割れたら恐らく私達に襲い掛かってくるはずです!さあ!」

ξ゚⊿゚)ξ「あなたも逃げるのよぉ!!」

J( 'ー`)し「いえ私には逃げる資格などありませんわ」

J( 'ー`)し「こうなってしまってもアノ子は私の息子」

J( 'ー`)し「親ですもの・・・私がケリをつけねばなりませんわ」

ξ゚⊿゚)ξ「奥様・・・!」

ξ゚⊿゚)ξ「警察が来るまで・・・どうか耐え抜いてくださいまし!!」

J( 'ー`)し「ええ!」

('A`)「はぁはぁ・・・われた・・・わ・・・あっ!?」

('A`)「なんで窓ガラスの中に鉄のネットが!?」

J( 'ー`)し「・・・」

('A`)「お前いつこんなのに!?」

J( 'ー`)し「いったでしょお金がないって」

('A`)「!!!」

('A`)「くっそ!!どうすりゃいいんだ!!」

J( 'ー`)し「助けてほしい?」

('A`)「言われなくてもわかんだろ!!」

J( 'ー`)し「しょうがないわねえ」

J( 'ー`)し「キッチンの床を調べてみなさい 小さな収納スペースがあったでしょ」

J( 'ー`)し「そのスペースを作っているあのプラスチックの囲い・・・取れるわよ」

('A`)「・・・?何いってるんだ・・・?」

J( 'ー`)し「いいからためしてみなさいよ いざいけチャレンジャー」

('A`)「ババアがいってたやつこれか・・・!?」カパッ

('A`)「あっ!?ほんとだ外れる!」

('A`)「それにこれ床下に繋がってたのか・・・」

('A`)「・・・」ゴクリ

('A`)「いちかばちかだ・・・」ガサゴソ

('A`)「うげぇ!ホコリとチリとむしだらけ!」

('A`)「でも贅沢いってられねぇ・・・火が燃え移って・・・いや・・・倒壊する前に抜け出さないと」

('A`)「うんしょうんしょ」

('A`)「眩しい・・・あそこから出られる・・・?」

('A`)「!?」

('A`)「格子が邪魔ででられねえ!!!」

('A`)「ババアアアアアアアアアアアアアアアアア」

('A`)「ババアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!」

J( 'ー`)し「おっタカシちゃんここまでよくぞ辿り着いたわね」

('A`)「ふざけやがって!どうすんだよこれ!!でられねーぞ!!」

J( 'ー`)し「頑張れば出られるわよ」

('A`)「なにいってんだよ!無理だろこんなの!!」

J( 'ー`)し「負けないでもう少し最後まで走り抜けて」

J( 'ー`)し「どんなにふんふんふんふふふん」スッ

J( 'ー`)し「でぃす いず はんまー」

('A`)「は?」

J( 'ー`)し「ひんと 他にも格子はあります そしてそのうちのどれかは私があらかじめ端っこを削って脆くして置きました」

('A`)「は!?」

J( 'ー`)し「あたりをトントン叩けば多分折れるよ」

('A`)「クッソオオオオオオオ」ウネウネウネウネ

J( 'ー`)し「あらほふくぜんしん上手じゃない あのとき自衛隊入ればよかったのにね」

('A`)「クッソオオオオオオオ」ウネウネウネウネ

('A`)「ここか!?」ガンガン

J( 'ー`)し「おっ!?きましたねえ」スッ

J( 'ー`)し「ブブーwwwwwwでも残念はずれでぇーす」

('A`)「テメエエエエエエエエ」ガンガンガンガン

J( 'ー`)し「だからここハズレだって」

('A`)「ここか!?ここだな!?いけそうだ!!」

('A`)「ウオオオオオオオオオ」ガンガンガンガンガン

J( 'ー`)し「あら以外と早く当たりを引いたようね」

J( 'ー`)し「でも本当の地獄はここからよ」

ウーウー ウーウーウー ププー ハーイソコドイテクダサーイ キケンデスカラサガッテー

('A`)「!?なんだ!?」

J( 'ー`)し「来たのは消防車だけじゃない」

J( 'ー`)し「急いだほうがいいわよ」ニコッ


ξ゚⊿゚)ξ「おくさん!こんなところにいたんですか!!」

ξ゚⊿゚)ξ「警察いまきましたよ!!」

J( 'ー`)し「ありがとう!でもここは危ないからさがりましょう!!本当にありがとう!!」

('A`)「おいちょっとまてどういうことだ・・・?」ガラッ

ξ゚⊿゚)ξ「キャアアアアアアアアア!!犯人よおおおおおおお!!」

( ^ω^)「奥さん方大丈夫ですか!?さがってください!」

( ^ω^)「こちら内藤ホライゾン 床下から出てきた犯人を庭裏で発見 応援を求む!」

J( 'ー`)し「ひええ~」

('A`)「ちょっ!?ええっ!?」ダダッ

( ^ω^)「犯人が逃走した!今から追跡する!!」

( ^ω^)「待て!この野郎!!」

('A`)「くっそ!くっそ!自転車・・・自転車・・・!!」

( ^ω^)「ばかが!自転車で逃げられると思ってんのか!!」ダダッ

('A`)「ぐあッ!」ズサーッツ

( ^ω^)「おとなしくつかまれーッ!!」

('A`)「いっいやだ・・・いやだーッ!」スッ

( ^ω^)「・・・!!」

( ^ω^)「貴様!今すぐ警棒をかえせ!!」

('A`)「いやだ!!いやだ!!お前こそ離せ!!」ガンガンッ

(;^ω^)「うっ・・・が!!やっ・・・やめろ・・・!やめてくれ!!」

('A`)「フーッ フーッ 畜生・・・くそったれ・・・どいつもこいつも」

('A`)「この拳銃もらってくからな!弾もだせ!早く!!」

('A`)「おらぁーッツ!!お前ら道をあけろーッ!!」

キャァーッツ!ハンニンヨーッツ!!

('A`)「あとババアてめーッ!わかってんなー!?早くこっちきやがれ!」

('A`)「さもなきゃこの警官の脳味噌ぶっとばすぞ!!」

(;^ω^)「・・・こんなやろうに!!」ガッ

('A`)「あっ」

( ^ω^)「捕まえたお!!」

('A`)「てめぇーッ!!」カチャッ ッターン

(;^ω^)「ぐッ!!」

('A`)「足ーッ!撃たせてもらった!!なめやがって!!」

('A`)「今のみただろゴミども!冗談じゃねぇぞ!マジでぶっぱなすからな!」

('A`)「おらババアはやくこっちきやがれ!!」

J( 'ー`)し「はいはい」スタスタ

('A`)「おら運転席に座れ!」グイッ

('A`)「てめーらおってきたらこのババアの命はないものと思え!!」

J( 'ー`)し「シートベルトちゃんとしめてね」

J( 'ー`)し「どこまで行きますかお客さん」

('A`)「そうだな夢の国へでもいこうか」

J( 'ー`)し「了解 ディズニーランドへ出発進行!」

('A`)「!?」

ブロロロロ・・・・



(;^ω^)「・・・逃がさないお」バタンッ

( ゚∀゚)「おいブーン!追跡はやめろ!バレたら人質の命が危ない!」

(;^ω^)「かといってこのまま逃がしたらもっと大変なことになるお!それこそ一人の命じゃすまないお!」ブチッ

( ゚∀゚)「あのやろう!きりやがった!!」ガンッ

J( 'ー`)し「いやぁそれにしても久しぶりね 一緒にドライブなんて」

J( 'ー`)し「10年ぶりかしら」

('A`)「分かってていってんだろ黙ってろよ」

J( 'ー`)し「まあしかしビックリしたわよ」

J( 'ー`)し「アンタやればいがいとできるじゃないの」

('A`)「マジで全部お前のせいだよこんなことやれたところで自慢にもなりゃしねぇ」

('A`)「むしろ自分から自分の人生潰すことになっちまった」

J( 'ー`)し「何いってんのそれはもう通った道じゃないの」

('A`)「規模が全然違うだろ俺は犯罪者になったんだぞふざけやがって」

('A`)「全然違うじゃねーか全然」

J( 'ー`)し「ズェンズェン チガウジャネーカ ズェンズェン」

('A`)「まねすんな」

J( 'ー`)し「にてた?」

('A`)「ちょっとな」

J( 'ー`)し「そういやあんた対人ニガテっていってたのにぺちゃくちゃしゃべってたじゃない」

('A`)「全部ふっきれたわあんなことやりゃよ」

J( 'ー`)し「フフッ」

('A`)「・・・なんだよ」

J( 'ー`)し「今おっきくて白いもふもふした犬が女の人バックからパンパンしてた」

('A`)「なんだよそっちに笑ったのかよ」

J( 'ー`)し「ねぇタカシ」

('A`)「なんだよ」

J( 'ー`)し「ちょっとサービスエリアよってく?」

('A`)「足とめたらそれこそ終わりじゃねーか」

J( 'ー`)し「どっちにしたってもう人生終わってんじゃないのよ」

('A`)「ディズニーランドいくんじゃなかったのかよ?いけなくなるぞ」

J( 'ー`)し「大丈夫よちょっとぐらいー」キキッ

('A`)「おいまじかよ」

J( 'ー`)し「大丈夫よアンタ今じゃ凶悪犯罪者よ人質増やせば大丈夫でしょ警官なんて」

J( 'ー`)し「特殊部隊よんでもヤクザ一匹に好き勝手やられた国家権力なんてゴミよ」

('A`)「ちょっとまってあかんよ色々」

J( 'ー`)し「きゃーたすけてぇー!!凶悪犯罪者よー!」パーンッ

J( 'ー`)し「・・・」スッ

('A`)「・・・え?」パシッ

キャァアアアアアアアアア アレニュースデヤッテタ・・・ ヤベェニゲロ!! フエエエエエン

('A`)「おいおいまじかよありえんだろこんなこと」

J( 'ー`)し「うふふ何でも選び放題よ」

('A`)「・・・」

J( 'ー`)し「あたしこのタコイカはいったサツマアゲすきなのよねえ」ムシャムシャ

('A`)「・・・分かるうまいよな」ムシャムシャ

J( 'ー`)し「あとお弁当と飲み物買ったらいきましょ」

('A`)「そうだな」

(;^ω^)「させないお・・・」

('A`)「・・・」

J( 'ー`)し「あらさっきのおまわりさんこんにちは」

(;^ω^)「こんにちはじゃないよおくさん!前にでないでください!」

('A`)「なんだ拳銃奪われたおまわりさんが何のようだよ」

(;^ω^)「人質を返すんだ!はやく!!」

J( 'ー`)し「・・・」ムシャムシャ

( ^ω^)「ん・・・?」

(;^ω^)「いやちょっとまてよこの状況明らかにおかしいおどういうことだお」

('A`)「おまわりさんアンタ気づいてないから言うけどさどっちかっていうと俺のほうが被害者なんだよね」

( ^ω^)「どういうことだお!?」

('A`)「かくかくしかじか」

J( 'ー`)し「ペロりんちょはむはむきょうほうそふとうまうま」

(;^ω^)「・・・」

(;^ω^)「うそだお・・・」

(;^ω^)「ありえないお・・・!!」

(;^ω^)「どっちにしたって本官を撃った事実はかわらんお!」

('A`)「正当防衛にはいらんかなぁあれ」

(;^ω^)「だめだお!!!!」


( ^ω^)「・・・とりあえず拳銃返すお」

(;^ω^)「な?」

J( 'ー`)し「だめよ」

(;^ω^)「えっ!?」

J( 'ー`)し「もう手遅れだもの」カチャッ

(;^ω^)「!?」

J( 'ー`)し「そういうことだから五秒あげるわ」

('A`)「ごめん」

( ^ω^)「ちょ・・・ちょちょとよちょちょ」

( ^ω^)「まっていま出るからまって」

J( 'ー`)し「ぱぁーん!」

パリーン!

(;;^ω^)「ひッ!」ジョボジョボ

J( 'ー`)し「ほらいくわよタカシ」

('A`)「」

('A`)「そういやさぁ」

J( 'ー`)し「ん?」

('A`)「さっきからパトカー増えてない?」

J( 'ー`)し「そうね」ガンッ

('A`)「うおっ!?」

( ゚∀゚)「二人ともおりてきなさーい!!」

J( 'ー`)し「あらかたあのくそったれが余計なことでもしゃべったんでしょ」

J( 'ー`)し「人質の危険性の無さとかね」

J( 'ー`)し「よくつかまってなさいよタカシ」

('A`)「え!?」

J( 'ー`)し「よいしょ」キキーッツ ギュルギュルギュルギュル

( ゚∀゚)「おいちょまっまて!まてや!!」

J( 'ー`)し「この車中身に結構お金かかったのよねえ」

( ゚∀゚)「わあわわわわわ」ガリガリガリガリ

( ゚∀゚)「まてまてまてまて!ほられてる!!ほられてる!」

J( 'ー`)し「ならあんたはやくどきなさいよ」ゴリゴリゴリゴリ

( ゚∀゚)「あかんあかんあかんあかん!!」バキッ クルクルクルクル ガンッ

J( 'ー`)し「壁とキスでもしてな」

J( 'ー`)し「ほらタカシついたわよ夢の国」

('A`)「・・・」

('A`)「おいまて」

('A`)「ここ潰れたハローマックじゃねーか」

J( 'ー`)し「そうね」

J( 'ー`)し「昔ハゲが元気な頃はよくあんた連れてきたわねえ」

J( 'ー`)し「ほら降りなさい入るわよ」バタンッ

('A`)「・・・」バタンッ

J( 'ー`)し「よいしょ」パリーン

('A`)「・・・」スタスタスタ

J( 'ー`)し「なつかしいわねぇー」

J( 'ー`)し「大体が靴量販店になっちゃったのにここだけはねえ」

('A`)「・・・ディズニーランドじゃなかったのかよ」

J( 'ー`)し「あんたあんまりあそこ好きじゃないでしょ」

('A`)「そうだけどカーチャンがいきたいのかなって」

J( 'ー`)し「ふーん」

J( 'ー`)し「あっこれ懐かしいー!みてほらタカシ!」

('A`)「・・・」

J( 'ー`)し「あんたこれ覚えてる?昔VIPPERMANのソフビ欲しいって泣いてわめいたのよねえ」

J( 'ー`)し「今なら選び放題よ」

('A`)「泥棒じゃねーか」

J( 'ー`)し「大丈夫よこんな潰れてほこりかぶった店誰も気にかけやしないわよ」

('A`)「・・・」

J( 'ー`)し「ねえ見てほらこれ可愛い」

('A`)「・・・あのさあ」

J( 'ー`)し「ん?」

('A`)「なんでこんなことしたん」

J( 'ー`)し「なんでって?」

('A`)「目的がわからんよ」

J( 'ー`)し「そうねえ」

J( 'ー`)し「色んな手は考えてみたけどあんたはかたくなにこばむからねえ」

J( 'ー`)し「ここまでしないとだめかなって」

('A`)「いややりすぎだろ人生終わっちゃったよ」

J( 'ー`)し「なら最初っからまっとうに生きればよかったじゃない」

('A`)「無理だったんだよ俺には」

J( 'ー`)し「今日あんなにすごいことやってのけたのに?」

('A`)「・・・」

J( 'ー`)し「まあねえ でもカーチャンの人生も恐らく終わりだから」

('A`)「そりゃそうだろこんだけしたら」

J( 'ー`)し「そうねえ」

J( 'ー`)し「長くて半年だって」

('A`)「・・・は?」

J( 'ー`)し「だから今更ムショ入ったとこでかわんないわよ」

J( 'ー`)し「むしろ久しぶりに元気なタカシ見れたんだから悔いは無いわ」

('A`)「ちょっとまってどういうことだよ」

('A`)「あれか!?金がないってそういうことか?」

J( 'ー`)し「まあ足りないから車とかで最後にぱーっと使おうかなって」

('A`)「なんでいわなかったんだよ!!いったら俺働いたじゃん!!」

J( 'ー`)し「10年ニートやってた男が半年以内に何千万も稼げるわけないじゃない」

J( 'ー`)し「あんたほんとばかねえ」

('A`)「他にやり様あっただろ」

J( 'ー`)し「いいじゃないアンタは10年ぶりに外でられたんだから」

J( 'ー`)し「まあでも10年ぐらいは檻の中で引きこもり生活だけどね」

('A`)「・・・10年じゃ無理だよ」

J( 'ー`)し「大丈夫よアンタ足撃っただけじゃない 家燃やしたのとか全部私がやったって説明すればそれぐらいですむわよ」

J( 'ー`)し「人生完全に諦めるのと10年捨てるのとじゃ後者のほうがマシでしょ?」

('A`)「・・・」

J( 'ー`)し「大丈夫よ出てきたらまだ31じゃないやれるわよ」

J( 'ー`)し「むしろ健康的な生活になるからあんた今より良くなるはずよ タダで社会復帰の練習させてもらえるんだからやすいもんね」

( ゚∀゚)「犯人につぐ!武器を捨ててでてこい!!」

J( 'ー`)し「あらお迎えが来たようね」

('A`)「・・・」

J( 'ー`)し「どうする?行きたいところはない?」

('A`)「行きたいところはないけど生きて欲しい人ならいる」

J( 'ー`)し「・・・」

('A`)「・・・」

('A`)「よし」ギュッ

J( 'ー`)し「あら手なんか繋いじゃって甘えん坊さんね」

('A`)「いいだろたまには・・・」

('A`)「・・・」

('A`)「・・・もうあえないのかな」

J( 'ー`)し「まだ数日は大丈夫じゃない?」

('A`)「そういうことじゃねーよ」

J( 'ー`)し「フフッ・・・」

( ゚∀゚)「犯人確保ーッ!!」

('A`)「そして・・・あれから8年の月日が流れた」

('A`)「俺は刑期を終えて」

('A`)「今では工場で働いている」

('A`)「・・・自分で思ってたよりも罪が軽くなって正直ビックリはした」

('A`)「そんで・・・カーチャンはというと」

('A`)「まだムショに居る」

('A`)「どうやら医者がカルテを間違えていたらしく余命宣告は別人のものだと分かった」

('A`)「そして今ではムショの中で英雄扱いだ」

('A`)「あれほどの大騒ぎをおこしたんだもんな・・・」

('A`)「まったく・・・とんだババアだぜ」

<ヽ`∀´>「ちょっと貴方!今私のことババアってよんだニダ!?」

('A`)「違うって・・・」

<ヽ`∀´>「なんで妻のことババアいうか!」バシバシ

('A`)「グエエ」

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