P「笑顔に涙」 【閲覧注意】 (44)

【閲覧注意】
青少年の育成に悪影響を与えかねない行為や部位の単語が出て来ます。

また、内容はフィクションであり実在の何かをモデルにした等はありません。
創作のお話ですので、ね。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1383971570

~事務所~

高木「ちょっといいかね」

P「はい、なんですか?」

高木「知り合いに大学生の甥っ子が居るんだがこの業界に入りたいらしい。そこで彼に色々とアドバイスをしてあげて欲しいんだがどうかね?」

P「それは大丈夫ですけど……普通のアドバイスで良いんですか?」

高木「そこは君に任せるよ。では、頼んだよ。今日の夕方には事務所に来るそうだ」

~事務所・夕方~

P「いらっしゃい。よく来たね」

??「初めまして。名前は」

P「ストップ!」

??「えっ!?」

P「小鳥さん、奥の応接室を使います。誰も近付けないでください」

小鳥「わかりました」

??「?」

~事務所・応接室~

P「急に話を遮ってゴメンね。社長のお知り合いの甥っ子さんと聞いてたから。伯父さんは業界で名のある御人なのかな?」

??「一応、大手広告代理店の社長です」

P「そうか。じゃあ君が業界に入ると仮定して話を進めるけど僕は名刺を出さないし、君も名乗らなくていい」

??「どういう事ですか?」

P「君は僕の名前も知っているだろうし、僕も君の名前は聞いているから知っている」

??「だから! それに何の意味があるんですかっ!」

P「今から業界の事について話をするからその話を最後まで聞いてから君が名前を名乗るかどうか判断して欲しい」

??「何が何やら訳が判らないですけど……」

P「今は話を聞いてくれるだけでいい。あと、一応は業界に入るのなら僕が先輩で君が後輩になるから言葉使いも少し変えるよ」

??「その辺りはお好きにどうぞ。要は最後まで話を聞けばいいんですよね?」

P「途中でどうしても無理なら帰っても構わない。その代わりにもう、この業界に関わらない事。その覚悟が有るか?」

??「覚悟も何もアイドルが好きでこの世界に入ろうとしているんですから!」

P「本当に好きなら一生ファンのままで居る事をオススメするよ」

??「業界に入ってマネージャーやプロデューサーになればファン以上にアイドルの力になれるし、伯父の関連企業の社長になれば事務所のスポンサーになってもっともっと支える事が出来ます!」

P「その考えは非常に有難いし、尊いものだと思う」

??「だったら!」

P「話は変わるけど彼女は居るか?」

??「へっ!?」

P「彼女は居るのかって聞いてんの」

??「い、居ません……」

P「童貞か」

??「高校生の時から彼女は何人か居ました! 今は居ませんけど……」

P「じゃあ、その彼女をちゃんと満足させてたか?」

??「ちゃんと毎週デートしたり誕生日やイベントとかは欠かさずプレゼントを」

P「じゃなくて、セックス! 判る? えっちとか性交とか言い方は色々とあるけど。まぁ、高校生のガキん時にテクニックなんてもんは無いのは判ってるから。1番最後に彼女とセックスした時はちゃんとイカせてたか?」

??「そんな事は関係無いじゃないですかっ!」

P「関係があるから聞いてるんだよ」

??「い、一応は……」

P「はい、嘘。演技だな」

??「なんで分かるんですか! 見てもないのに」

P「じゃあ、逆に聞くけど女性がオーガズムを迎えたと判断する基準は? 体がビクンっとした、以外で」

??「……」

P「因みに舌や指でクリトリスを攻めてイカせるなんて慣れたら3分かからないから。お互いに心を許し合って敏感で弱い部分を知ってる場合はな」

??「何の自慢なんですか?」

P「独りよがりじゃなくて相手の気持ちも想いやりましょうって話」

コンコン

P「小鳥さんですか?」

ガチャっ

小鳥「は~い、お茶とお菓子を持って来ました。ひよこ饅頭ですよ~」

P「ありがとうございます。あと、春香が帰って来たら少し待っておくように伝えてください」

小鳥「わかりました。では失礼します」

パタン

P「じゃあ話を戻すとしようか」

??「さっきの話は何か意味があるんですか?」

P「今から話す内容に繋がる。最初に言ったけど、この先を聞かずに今すぐ帰っても構わない。さっきまでの話は他愛も無い雑談だからな」

??「き、聞く。聞かせて下さい」

P「君がプロダクションに入ってデビューを控えた担当アイドルも決まった。さぁ、どうする?」

??「アイドルと一緒にテレビ局を回って自分とアイドルを売り込む」

P「概ね正解。流石に勉強してるな。作曲家の先生への挨拶も忘れないようにな。それから?」

??「担当アイドルとコミュニケーションを上手く取って信頼してもらいテンションを落とさないようにする」

P「大正解。でも、朝から夕方ぐらいまでで仕事は終わる。夜はどうする?」

??「次の日の朝の挨拶と営業やレッスンの事を考えてから早く寝る」

P「残念、不正解! 正解は金が続く限りソープランドに通う。金が無くても銀行、サラ金、親兄弟親戚に事務所と借りられる所からは全部借りて通え! 街金は取り立てがキツいから禁止な」

??「馬鹿じゃないですか!? そんなの何の得になるって言うんですかっ!」

P「これが後から生きて来るんだよ。お前だったら爽やか系イケメンだからソープ嬢の方から惚れるんじゃないか? ただし、可愛い子やキレイな子はダメ」

??「全く意味が判らないんですけど?」

P「具体的には顔も良くないしスタイルも全然ダメなのに高級店でナンバー1をずっと獲り続けてるソープ嬢を指名して通うなり、彼女にするなりして女の喜ぶツボやテクニックを完全にマスターしろ。それと自分の持続力、耐久力、硬度と角度にどんな相手でも勃つメンタルもな。指先のテクニックやクンニやキスの舌使い、アナルの作法にSM全般やその他諸々も他の風俗に通ったりして覚えるのは必須だぞ」


??「ひよこ饅頭、美味いなぁ」

P「聞けよ!」

??「聞いてますけど……」

P「で、アイドルとの信頼関係も出来てきてお前のテクニックも完璧になったとしようか」

??「あ、アイドルに手を出すんですか?」

P「手を出したらクビになるだろ!」

??「じゃあ何の為に頑張ってテクニックを磨いたんですか!」

P「それぐらいになると地方の営業も行くようになってくる。だがしかし、まだまだランクの低いアイドルの悲しさかな、高級なホテルはおろか良い部屋なんかは夢のまた夢。プロデューサーと同じ部屋なんて事もある」

P「この辺りになると借りまくった借金も全額返せてるだろう。元々ペーペープロデューサーはそんなに借りれるはずも無いしな。返せて無くても命までは取られないからほっとけ。取り立てが煩かったら弁護士入れて利息を止めてもらって少しずつ返済すればいいから」

??「そこでヤるんですね!!」

P「何回も言うけど手を出したらクビだから! お前、アイドルとヤりたいだけなら帰れよ! 借金の話も飛んでるし」

??「ヤりたく無い……事は無いですけど、話の流れ的にヤる雰囲気じゃないですか?」

P「その正直さは個人的にちょっと好きだな。でも、ヤらないの。色んな身の回りの世話をして、仕事のアドバイスも出して、悩みを聞いて不安を取り除く心のケアを重点的に心掛けるんだよ」

??「そうやって仕事を頑張ってもらってランクアップを目指すんですね!」

P「はい、また不正解。ランクアップはむしろ邪魔なんだよ。それより泊まりで同部屋になるような仕事を多く取って相手のプライベートの境界をぼやかして同調する」

??「仕事以外の時間もなるべく一緒に居るのが重要なんですね」


P「そうそう。ここまで来たら」

??「と、思わせてまだヤらないんでしょ?」

P「だんだん判ってきたな。アイドルと言っても子役みたいな小さい子から他の事務所に至っては28歳まで居る。とある事務所を例に出すと下は13歳から上は21歳まで、社交性は殆ど無いと言っても良い。ここまで来たらただのプロデューサーと担当アイドルという垣根は無くなっている」

??「中学在学中とか高校在学中ですもんね。三浦あ」

P「と あ る 事務所だっ! 」

??「そうでした」

P「彼女達からすれば恋愛感情に近いものを感じているけれども、プロデューサー側からの恋愛に関するアプローチは一切無い為に自分のプロデューサーに対する気持ちが判らずにモヤモヤした状態だ」

??「中には好きになってしまってるアイドルも居るんじゃないですか?」

P「それはそれで好都合。そこで急にこちらから少し距離を取る。冷たくしたり、事務所内の目の前で他の女の子と仲良くするのもいいだろう」

??「そんな事をしたら怒ってしまうじゃないですか」

P「はぁ……考えが浅いな。その『怒る』というのはどんなカテゴリの『怒る』になる?」

??「そんなの嫉妬に決まってるじゃないですか」

P「簡単に言ったらヤキモチだな。でも、浮気をした訳でも無いのに?」

??「あっ!」

P「そこで気付くんだ。私はプロデューサーが好きなんだ、と」

P「でも、今まで通りでこちらからの対応は全く変えない。恋愛感情は一切出さずに。むしろ、前よりもより親身になってもっと優しく大事に扱うんだよ」

??「最低だ。まるでホストクラブのホストだ」

P「ホストなんてまだ上等な部類だよ……」

P「そうしてまた何回か地方の営業で同部屋になったら、自ずとそのプロデューサーの胸に飛び込んで行くだろうよ」

??「13歳にも手を出すのかよ!!」

P「少し刺激的な秘密の遊びだよ。姉妹丼って知ってるか?」

??「そこまでして……」

P「そこまで? はぁ? まだスタート地点にも立ってねぇよ」

??「!?」

P「風俗で吸収したテクニックの全てをアイドルに仕込むんだ。構造上、出来ない事はしょうがないけどな。ここに来てやっとスタート地点に立った事になるんだよ。後は想像出来るだろ」

??「枕営業……アイドルにそんな事をさせるなんて……」

P「アイドルだけじゃない。プロデューサーもするんだよ、枕営業を」

P「女性ディレクターも居れば女社長も珍しくない、テレビ局の偉い人がアイドルを抱いている間にプロデューサーが奥さんの相手をしたりもする。性の嗜好は千差万別。女の子が好きな女も居るし、その逆もまた然り。ソープ嬢の話で綺麗な子や可愛い子は駄目だと言ったのは50代~70代のどんな汚いババアでも抱けるようにするためだったんだよ!」

??「……」

P「大御所と呼ばれる芸能人の控え室に挨拶に行った新人がなかなか帰って来ない理由は? もう判るだろう」

??「もう……もういい……」

P「まだまだ! 写真週刊誌のスクープだっておかしいと思わないか? 車の前から撮ってる車中キス写真なんかカメラマンはフロントバンパーにくっ付いてるぐらいの距離だろ! それよりもマズい車中フェラ写真を撮られたから撮り直してるんだよ!」

P「言っとくけど望遠レンズとかじゃないからな、あの解像度は」

??「聞くんじゃなかった……ちょっとエッチな話かな? ぐらいの気持ちで聞くんじゃなかった……」



コンコン

春香「プロデューサーさ~ん」

P「あ~、春香。ゴメンゴメン。話が長引いて待たせ過ぎたな」

??「……」

春香「それは全然大丈夫です!お茶のお代わりを持って来ましたっ!」

P「おっ、ありがとう」

春香「あっ! はじめましてっ! 天海春香です! トレードマークは頭のリボンで趣味はお菓子作りです♪ お茶どうぞっ!」

??「……はじめまして……」

春香「あれー? ひょっとして照れちゃってます? あのアイドルの天海春香が目の前に! なーんて、エヘヘ」

??「あの……」

春香「サインしましょうか? サイン! すぐにプレミアがついて手に入らなくなっちゃいますよー」

P「春香、今日のパンツは?」

春香「えーっと、今日は薄いピンクと白の縞パンでーお腹の方の真ん中に小さな赤いリボンがー……って何を言わせるんですかっ!」

P「脱いで」

??「!!」

春香「え? えっ!? えぇーーっ!! そんなの無理ですよ、無理! お客様も居る事ですし! でも、プロデューサーさんだけなら良いという訳でも」

P「いいから脱げよ。彼は業界の人だから」

春香「はい」スルスル

??「……」

P「じゃ、俺の横に来てくれ」

春香「はい」

P「立ったまま少し足を開いて」

春香「はい」

??「やめろ」

P「なんか少し湿ってないか? 春香」

春香「きっ、気のせいですぅっ、あっ アッ」

クチュっ

春香「ぁんっ」

P「もう濡れてるのか? 春香 ん?」

春香「だ、だって……いきなり1番気持ちが ぁ ンっ 良い ぁンっ ンっー」クチュクチュ

P「春香はココが弱いんだよなー」クリッ

春香「そこっ! そこはダメーーっっ!!」ハァハァ

P「クリだけでこんなにヨガるなんて春香はエッチだなぁ」クリクリ

春香「ぷろ、ぷろりゅーさーさんのいじわりゅ~」ガクガク

P「何処かに手を着いたらイカせないからな」クチュッ クリッ

春香「あ〝ーだめ~ムリ! イクっ! イクっ! イっちゃう!」

P「しょうがないな。ほら、イけっ!!」クチュクチュクチュクチュ

春香「あああああぁぁぁぁぁああああーっっ!!!」チョロロロロロ

ガシっ

P「おいおい、イクのと同時に失禁して失神しちゃったよ。なんとか倒れる前に受け止めたけどオシッコ以外にも色んな汁が落ちてるなぁ」



パシッ パシッ

P「おーい、春香ー」

春香「あ……ぷろりゅーさーさん……」

??「……」

P「もう言葉も出ないか?」

春香「?」

P「あぁ、春香じゃないんだ。動けそうか?」

春香「はい、なんとか」

P「じゃあ彼に改めてご挨拶して。大手広告代理店の社長の甥っ子さん。将来は業界に縁のある関連企業の社長になる御人だから。春香のおクチで丁寧に挨拶するんだぞ」

春香「前を少し失礼します。765プロのアイドル、天海春香です♪」

カチャカチャ チーー

??「や、やめて」

スルスル

春香「大丈夫です。キチンと丁寧におクチでご奉仕させていただきます。社長となったその折には天海春香をよろしくお願いしますね♪」

??「やめてくれっ!」

バシっ

??「あっ! ゴメン」

P「アイドルの顔に傷が付いたら大変だぞー」

春香「大丈夫です。もう慣れましたし、いつもより全然軽いですから」

P「はい、パンツ。トイレで履き直して俺のデスクにでも座って待っててくれ」

春香「わかりました」

テクテク

春香「あっ! 今日は2週間振りに私の番ですよっ! なかなか順番が回って来なくて凄~く我慢してたんですから! ぎゅ~ってたくさんたくさん抱いてくださいねっ!」フリフリ

P「パンツを振るなっ!」

??「最低だな……」

P「春香にフェラして貰わなかった自分に言ってるのか?」

??「お前は最低だな!」

P「言われなくても知ってる」

??「今更だけど確認しておく。話の中のプロデューサーは貴方で、とある事務所は765プロ。だろ?」

P「さぁな。広い業界、探せばそんな話も転がってるだろうな」

P「自分で見つけたダイヤの原石を大事に大事に。少しずつ少しずつ、丁寧に磨いて、綺麗にカッティングして。それを自分で汚してしまうような馬鹿はどうすればいいと思う?」

??「自分で考えろ。こんな事は間違ってる。こんな世界はおかしい。業界に入ったら根本から変えてみせる! その時はアンタには土下座して謝ってもらうからなっ!」

バタンっ!

P「その時を楽しみにしてるよ……」




カチャっ

春香「プロデューサーさん」

P「春香はどうすれば良かったと思う?」

春香「今更、そんな事を考えてもしょうがないですよ。過去があって現在、そして未来に繋がっているんです。このまま進むしか無いんですよ」

P「くそっ!!!」

ガッシャーン!

春香「ひよこ饅頭がぺっちゃんこ……」

ポタポタポタポタ

春香「手から血が出てますよ」

チュパっ

春香「同じようにプロデューサーさんの体の中から出てる液体でもこっちは錆びた鉄の味がしますね、ふふふ」

P「……」

ガッ

春香「プロデュ…グッ うっ」

P「……こんな時まで笑うなよ、春香……」

おわり

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