俺「てかなんでマミさんなの？」

マミ「何の話？」

俺「俺、マミさんそんなに好きじゃないんだけど」

マミ「なっ…さっきと言ってること違うじゃない！」

俺「いやぁ、さっきのはノリで」

マミ「もう…ちょっと嬉しかったのに」ﾎﾞｿｯ

俺「え？何か言った？」

マミ「なんでもないよーだ」

俺「気になるなぁ」

マミ「俺君は他に好きな人がいるの？」

俺「んー、まあ…ね」

マミ「誰かしらねぇ…なんとなくわかるけど」

俺「えー、わかるのー？」

マミ「そうね、美樹さんでしょ？」

俺「なっ、なんでわかるの！？」

マミ「日頃の態度を見ていたらわかるわよ」

俺「うわー、マジか…」

マミ「そういうところは美樹さんに似てるかもね」

俺「嬉しいような…どうなんだろ」

マミ「正直、今なら美樹さんを狙うチャンスなんじゃない？」

俺「そうかもしれないんだけどさ…なんか、ズルい感じがするっていうか」

マミ「やっぱり美樹さんに似てるわね、俺君」

俺「そう…かな」

マミ「このままだと美樹さんと同じ道を辿ることになるわよ、積極的にいかないと！」

俺「うん…」

マミ「それに、美樹さんも今は寂しい時期なんだから…支えてあげる人がいないと」

俺「俺なんかにできるのかな…」

マミ「できないとだめなのよ！美樹さんに幸せになってほしいでしょ？」

俺「そりゃあ、もちろん…笑ってるさやかちゃんが一番素敵だから」

マミ「だったら俺君が笑わせてあげないと！美樹さんこのまま一人じゃ、不安だから…」

俺「マミさん優しいね」

マミ「わ、私は何も…とにかく、明日美樹さんに告白すること！」

俺「ええ！明日！？」

マミ「もちろんよ！返事は！」

俺「うぅ……はい…」

マミ「もっと大きく！」

俺「は…はい！」

マミ「よろしい」