女P「恐怖の男体化ウィルスin765」 (40)

※このSSに登場するPは最初から最後まで、揺りかごから墓場まで女性です。
※TSモノが苦手な方はブラウザバック推奨

女P「男体化ウィルス?」

高木「そうだ。黒井のコネクションから入った情報だがな」

女P「信用できるんですか?」

高木「奴は演技が下手だからな、ひどい慌て様だった。信用できる」

女P「……それで、どうして私を?」

高木「ここに、一本だけワクチンがある」

女P「一本、だけ……ですか」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1383906351

高木「男体化ウィルスには弱点があってね」

高木「発症にはワクチン、発症後は未発症の女性によってウィルスを駆逐することができるのだ」

女P「未発症の女性? で、どうやってウィルスを?」

高木「発症者の体に触れるだけでいい。その日の夜には男体化が収まり、翌朝には元に戻っているという話だ」

女P「つまり、この一本を使って、私が『未発症の女性』としてほかのアイドルを治せば良いんですね?」

高木「理解が早くて助かるよ」

高木「外出の多いアイドル達だ、きっと全員が感染しているだろう」

高木「仕事の方は私が何とかするし、マスコミも黒井がどうにかして上手く情報を流してくれるだろう」

女P「……分かりました」

高木「頼んだよ。とりあえず、明日はオフの子も含めて事務所に来るように言っておくからね」

女P「はい」

~翌朝~
ガヤガヤガヤガヤ

TV『~えー、先程からお伝えしている男体化ウィルスについてですが、双海医院の双海医師による発表によりますと――』

女P「昨日はピンと来なかったけど……改めて事実を目の前にしてみるとパンデミックってレベルじゃないな」

女P(TVを見る限り、世の殆どの女性が感染したみたいだ……)

女P「……ん? この状態で外に出ると、私発症者に群がられるんじゃね?」

女P「……」

女P「でも事務所には行かないとなぁ」

TV『本日は特別ゲストに、アイドル双葉杏さんをお呼びして……』

TV『やっぱり外に出るとこういう危険があるから――』

女P(ひきこもり大勝利、ってか)

女P「さて、出勤するか……」

ザワザワザワ

女P(うぅ、どこもかしこも男だらけだ……誰が元女か分かったもんじゃない)

女P(まあ、でも、群がられる様子はないから今のところ大丈夫か……)

アナウンス『まもなく、2番線に、急行――』

女P「おっと、乗るか」

プァァァァァァ……プシュー

女P(いつも以上に男だらけでむさくるしい!)

女P(……所々挙動不審な男が居るな。元女かな、見分けがついてきた)

女P「それにしても、狭苦し――」

サワッ

女P「!!!!???!?!?!?」

女P(なっ……! こ、こいつ……!)

サワッ

女P(こんな非常事態にまでこんなことする奴が居るのか……!)

サワサワ

女P「っ……いい加減に、っ」

???「そこの痴れ者ッ!」

女P「!?」ビクッ

痴漢「!?」ビクッ

???「その様な下衆な行いを、私の目の前で起こすとは良い度胸です!」ガシィッ

痴漢「おい、離せ! やってねぇよ!」

???「嘘を。この目でしっかりと見ていましたよ」グリリリ

痴漢「いっ、いでででででっ!」

???「次の駅で共に降りて頂きましょう」

女P「……あれって」

???「……おや、誰かと思えば、プロデューサー」

貴音「おはようございます(イケボ」

女P「ここで時間食うのも面倒だ。ほらアンタ、今回は見逃してやる」

痴漢「ひ、ひぃぃ」ドタバタ

貴音「よろしかったのですか?」

女P「事務所に遅れると厄介だからね……まあ、助かったよ、貴音」

貴音「いえ、どういたしまして(イケボ」

女P(銀髪長身という元のスペックが更に強調されてめっさイケメン)

女P「目測でおよそ180……ジュピターの北斗くらいか」

貴音「それにしても、まさか朝起きてみるとこの様な事になっていようとは……」

女P「その割には驚いてないね?」

貴音「まあ、起きてすぐには驚きましたよ?」

二人「「面妖な」」

女P「……それで済ませちゃう貴音って凄い」

女P「さて、改めて事務所に向かうとして」

女P(今更だけど貴音が私と同じ路線の電車使ってることにはつっこまないでおこう。とっぷしーくれっとだし。)

貴音「……?」

女P「なんで貴音はスーツなの?」

貴音「男物の服はこれしか持っていなかったので」

女P「スーツだけ持っている理由が聞きたいけど、面倒くさそうだからいいや」

貴音「さあ、次の電車が参りました。乗りましょう」

女P「そうだね」

~駅→事務所間~
電話『イマダーイビーン』

女P「ん、メールだ」

『From:雪歩
 本文:助けてください』

女P「……貴音」

貴音「はい?」

女P「急用ができた、先に事務所行ってて、私も後から行く」

貴音「? はい、分かりました」

女P「」ダッシュッ

貴音「……はやー」

女P(雪歩の家ってどのくらい離れてたっけ……)

―――――――――
――――――
―――


???「ひ、ひぃ! 男の人ぉ!」

下っ端「お嬢! それ自分ですぜ!」

???「ひぃぃぃぃ!!!」ズガガガガガ

萩原父「雪歩! まだこの土地に地質調査の必要はない! 雪歩!」

女P「ごめんくださ、いィ!?」

女P「萩原邸の庭がミステリーサークル展覧会に!?」

???「! プロデューサー!」ズガァンッ

女P「!? 下から……!」

女P(その刹那、私の脳裏にはアイドル達との楽しい思い出が走馬灯の如く蘇った)

女P(給料日前にやよいに節約術を教わったあの日、千早と一緒に大豆製品の豊胸効果を確かめようとしたあの日、春香がこけなかったあの日……)

女P(そして、眼前に迫る、真下から突き出てきたスコップ……)

女P「あぶねぇ!?」

雪歩「プロデューサー!(ショタボ」

女P(……天使まで見えてきた)



下っ端「どうします、この庭……」

萩原父「……まあ、これはこれで」

下っ端(親バカ……)

萩原父(このまま雪歩が男のままなら跡を……)

雪歩「ごめんなさい……」

女P「反省しているならよろしい」

女P(目の前をスコップが横切った時は死を覚悟していたわ……死ぬかと思った)

雪歩「し、知らない男の人が洗面所に居て……」

女P「それね、鏡に映った自分だから。ニュース見た?」

雪歩「へ? ニュース?」

下っ端「」スッ

女P「あ、ありがとうございます」シンブンバサッ

新聞『恐怖の男体化ウィルス! 突如蔓延した超常現象的ウィルスの正体とは』

雪歩「」

女P「……今街中、元女の男だらけだよ」

雪歩「」フラァッ

女P「ゆ、雪歩ぉーっ!」

ブロロン

???「あのすいません! 765プロの者ですが……」

女P「! この感じは律……子……?」

律子「? なんですか」

女P(凄くゲーセンにいそうなメガネイケメンが目の前に)

律子「貴音から連絡がありました。事務所行きますよ、車出してきましたから」

女P「ああ、うん、じゃあ、頼む」

雪歩「」グタァ

女P「流石に自称ひんそーでちんちくりんでも男子高校生は運べない」

律子「あ、これ雪歩なんですね……よいしょっと」

女P(軽々ですね、律子さん)



萩原父「よし、決めたぞ! 雪歩、お前今日から萩原組の……」

下っ端「もう行きましたぜ」

萩原父「」

~事務所車庫~
雪歩「お騒がせしました……」

律子「うん、車の中で「知らない男の人ぉ!」って騒がれたのには焦ったわ」

女P「車内でスコップ出さなかっただけマシかな」

女P(あと、律子が今の姿で「~わね」とか言ってると凄いオカマ臭いけど言うべきかな)

雪歩「そういえば、律子さんは事務所から迎えに来てくれたんですよね?」

律子「そうよ」

雪歩「もう皆事務所にいるんですか?」

律子「いや、まだ千早と小鳥さんしか居なかったわ」

女P「その二人だけでも既に勇気がいるのに、増えてる可能性もあるのね……」

律子「そして、なんだかんだ言っている間に事務所到着です」

雪歩「」サッ

女P「無言で背後に隠れないで、私だって怖い」

ドアノブ『回しちまえよ』

女P「ええい、ままy――」

???「うっうー! プロデューサーおはようございまーす!」ウ・シ・ロカライキナリ♪

女P「ほわぁっ!?」

やよい「はわっ! ごめんなさいプロデューサー!(メッチャショタボ」

律子「……」

雪歩「……」

女P「……」

三人(なにこの可愛い男の子!)

雪歩「や、やよいちゃん……だよね?」

やよい「あ、もしかして雪歩さんですか? そうですよー。こっちは……律子さんですか?」

律子「え、ええ、そうよ」

律子(なにこれマジ可愛い、男なのに)

女P「ぅゎゃょぃヵゎぃぃ」

やよい「……あれ? プロデューサーは女の子のままなんですね」

女P「女の子って歳じゃないけどね」

女P「改めて、ままよ!」

<誰が女の子って歳じゃないってぇ!?

女P「!?」

小鳥(2X)「プロデューサーさん、私より年下でしょう、がっ! 私が女の子じゃないとでも!?(サワヤカイケボ」

女P(27)「少なくとも『女』の子じゃないと思うよ、今は」

???「あ、プロデューサー。おはようございます」

女P「ん? ん、えーと、千早かな、おはよう」

千早「はい」

女P(小鳥はなんか、池袋にたまにいる凄くお洒落なオタクみたいだな……)

女P(千早は……流石姉弟と言うべきか、写真で見た優くんが大きくなったみたいだ)

???「ちょっと! 私には挨拶の一つもないわけ!?」

やよい「あ、伊織ちゃん! おはよう!」

女P「伊織? ごめんごめん、おはyブフゥッ!」

伊織「ちょっ、汚っ! なにすんのよ!」

女P(せ、千と千尋のハク様みたい……髪型とか)

伊織「もう……朝からどうなってんのよ。ウィルスだかなんだか知らないけど、早く治療方法は分からないのかしら」

女P(あれ? 治療方法を知らない……?)

女P(もしかして、まだ公表されてないのか……?)

女P(それもそうか、こんな混乱状況で公表したら、それこそ残ってる女が危険になる)

女P(とりあえず貴音と雪歩には触ってるし、ほかのアイドル達にもどさくさで触れておこう)

女P「あれ、そういえば貴音は?」

律子「あ、そういえば……私に連絡してきた時には、駅から向かってる途中だって言ってたのに」

貴音「お呼びでしょうか、貴女様」ガチャッ

女P「図ったかの様なタイミングでどうも」

雪歩(四条さん……なんか、かっこいい……)

貴音「道中で二人と合流し話し込んでいたので、少々遅れました」

???「は、はいさーい!」

???「正直どうでもいいからオフに呼び出すのは勘弁って感じなの……」

律子「……起きろ」

???「はいなの!?」ビクッ

響「うぅ……体中に違和感があるぞ」

女P(響……男になっても165くらいなのか)

美希「ミキ起きたの、寝てないの」

律子「よろしい」

女P(美希は……なんだあれ、表情の柔らかい金髪の冬馬?)

女P(……覚醒したら冬馬そのものになるのかな)

千早「プロデューサー?」

女P「ハッ、なんか凄くメタな世界へ行っていた気がする」

貴音「……おや、そろそろもう一人」

女P「え?」

ガチャ(ドンガラガッシャーン

<あいたー!?

女P「……春香、大丈夫?」

春香「はいぃ……大丈夫です。おはようございますっ!」

春香「うわぁ……皆も男の子になっちゃったんだ……あ、四条さんかっこいい」

女P「春香は……なんというか、うん、普通だな。普通にイケメンでそれ以上でもそれ以下でもないな」

春香「なんかひどくないですか!?」

小鳥(そうだ、次回の新刊はTSモノで決定ね……今の内に写真撮っときましょうか)

律子「カメラしまってください」

小鳥「(のヮの)」

<あらあら~?

<あずささん! 二階は事務所じゃないですって!

女P「また二人……どんどん増えるなぁ」

雪歩「この感じ……真ちゃん!」

響「雪歩がニュータイプみたいになってるぞ」

あずさ「あら、着いたわぁ。おはようございます~」

真「ぜぇ……ぜぇ……こ、こんなに疲れるなんて……」

律子「おはようございます、あずささん」

女P「おはよう、まこ……とォ!?」

真「なんですか? プロデューサー」

女P(あ、ありのまま今起こったことを話すわ!)

女P(私は真に挨拶したと思っていたら、)

女P(いつの間にか謎の美少女に挨拶していた)

女P(ていうかなんで男体化して髪伸びるのっ!?)

あずさ「真ちゃんったら、私の手を引っ張って案内してくれて……」

律子(あ、あずささん……私が言えたことじゃないけど、その容姿でその口調は大分オネェです!)

律子(でも、なんというか、長身癒し系男子って感じで、その口調が馴染んでいる気が……)

小鳥(……ギャリー)

女P「さて、あとは亜美と真美だけか」

律子「そうですね」

あずさ「どんな男の子になってるんでしょうか」

春香「見るからにわんぱく坊主って感じだったりして」

真「あー、想像できる」

雪歩(真ちゃんが……可愛い……!?)キュン

やよい「雪歩さん?」

千早「高槻さん可愛い」

小鳥「千早ちゃん、声」

美希「響は男の子になっても小さいの」

響「小さいって言うな!」

貴音(……おや、扉の向こうに三人)

ガチャッ

???「んっふっふ→」

???「ウォッホン! 待たせたねチミ達!」

女P「あ、亜美、真美……って、あれ……?」

亜美「んっふっふ→、驚いてますなぁ」

真美「びっくりひょうたん、って顔ですなぁ」

春香(びっくり仰天かな)

律子「な、なんで亜美は元のままで、真美は男の子になってるの?」

真美「良くぞ聞いてくれましたりっちゃん!」

亜美「これには、ある秘密が、そう、100年に渡るジョースター家との……」

高木「双海医師が一本だけワクチンを持っていたそうだよ」

女P「あ、社長」

亜美「うあうあ→、なんで言っちゃうの社長?」

高木「実はだね、このウイルスについて新しいことがわかった」

高木「治療法についてはプロデューサーくんに伝えた通りだが、このウイルスは一度感染すると二度と発症を繰り返さないらしい」

高木「だから今日治療すれば、もう男になることはない」

伊織「なに、アンタ、治療法知ってたわけ?」

女P「かくかくしかじかで社長から」

伊織「あら、じゃあ、私たちは明日には治るのね……」

高木「……それなんだがね」

女P「?」

高木「すまない、私の力不足だ」

高木「黒井に押し切られて……」

高木「男の状態の君達のCDを出すことになってしまった」

女P「えっ」



 明日に続く!

女P「で、」

~スタジオ~

千早「」バァァァンッ!

雪歩「」ドデンッ!

貴音「」凛っ!

女P「どうしてこうなった」

女P(そう、社長が黒井社長となんやかんや揉めて、結局765アイドル(男)のCDを出すことになった)

女P(しかし明日には治ってしまう為、猶予は今日一日しかない)

女P(だから人数を削った。希望者を三人、と)

女P「……その結果が」

千早「ん、んん、あぁ~……男性の喉でどれだけ歌えるか……」

雪歩「はわわわ……勢いで名乗り出ちゃったけど、上手く歌える気がしないよぅ……」

貴音「深呼吸するのです、雪歩。ひっひっふー、はい」

女P「貴音、それ違うから」

雪歩「ひっひっふー」

女P「違うから」

千早「あえいうえおあお、かけきくけこかこ……」

女P(どうしてこうなった!)

<オイオイ、マジで男になってるぜ

<雪歩たんは男になっても可愛いね!

<あ^~ホモになるぅ~

女P(スタッフうるせぇ)

~レコーディング・千早~

千早「曲は『蒼い鳥』で良いんですね?」

女P「うん。ほかの曲でも良いけど、多分男声だとそれが一番良いと思う」

千早「まあ、歌えればなんでもいいですけど」

女P「それじゃあ、よろしく」

千早「はい」



千早「あおひぃいいいいいい→↑とりぃぃぃいいい↓↑」

女P「ちょっと待った」

千早「……ごほん、はい、大丈夫です、もう一回お願いします」

女P「うん、なんか凄いことになってた」

千早「男性の喉って不便ですね」

女P「いや、使い方の問題だと思うけど」

千早「真って凄いんですね」

女P「アンタ真が聞いたら怒るよ」

千早「冗談です」



千早「あのそぉぉぉらへぇぇぇええええ! わたぁしはぁとぶぅー」

女P(中々良いな……聞き惚れそう)

~レコーディング・雪歩~

雪歩「曲は『Kosmos, Cosmos』ですか……」

女P「正直歌うのキツいかもしれない」

雪歩「とにかく、やってみます」

女P「うん、頑張って」



雪歩「Kosmos, Cosmos 飛び出していく~♪」

女P(千早が年相応の少年になったけど……)

女P(雪歩は実年齢より少し幼いくらいの男の子になってたし、声もそんなに低くない)

女P(876の涼くん? だっけ、あんな感じだな)

雪歩「つながるハートに伝わる~♪」

女P「正直別事務所のアイドルがカバーしましたって言ったら男が歌ってるとは思わないなこれ」


―――――――――
――――――
―――

石川「ちょっと765の曲カバーしてみない?(ダンディボイス」

涼「えっ」

愛「面白そうですね!!!(ショタボイス」

絵里「愛ちゃん、うるさい……」

尾崎(絵里が女のままなのって……)

~レコーディング・貴音~

貴音「ふむ……何故私の曲目は持ち歌ではなく『やさしい両手』なのですか?」

女P「なんかよく分からないけど、黒井社長の指定らしい」

女P(でも、いくら指定といっても男声じゃかなりきついでしょう……これは)

貴音「……分かりました」



貴音「信じていたい~♪ あなたが来るのを~♪」

女P(な ぜ 歌 え る)

貴音「暖かい手で私に触れて~♪」

女P(喋ってる時の声はわりかし低い方なのに、歌ってる時の声はファルセットでもないのに綺麗な高音……四条貴音、恐ろしい子!)

女P(……それにしても、なぜ黒井社長は貴音の曲を指定?)

―――――――――
――――――
―――

~961スタジオ~

翔太「張り詰めた空は真実語らず~♪」



北斗「遠いキヲク微かに香る~♪」



黒井「ウィ、中々良い出来だ」

翔太「まさか同作品のカバーで揃えようなんて……」

北斗「翔太はまだしも、俺は喉が潰れるかと……」

黒井「そうそう出来ないぞ、女声曲オンリーの男声カバーCDなんぞ」

北斗「765プロの方はセルフカヴァーですけどね」

黒井「貴音ちゃんを除いてな」

冬馬「……おいおっさん」

黒井「ん、なんだ、冬馬」

冬馬「なんで俺だけ『オーバーマンキングゲイナー』なんだ!」

黒井「余ったからだ」

冬馬「あれ女声曲ですらないじゃねぇかー!」

黒井「ちかたないね」

翔太(キモい)

北斗(キモいね)

冬馬「キモッ」

女P「これでレコーディングは終わりか……ほかに仕事はないけど、とりあえず事務所に戻るか」

貴音「はい」

雪歩「はぁぁ……なんかいつもより疲れた気がします」

千早(あと二日くらい男のままでいられないかしら……男声の研究が……)

女P「そういえばまだ何人か触ってないのが居るな、治さないといけないのに」

~事務所~

女P「んなっ……な……」

社長「すまん……私が外出している間に……」

律子「皆それぞれ遊びに出かけちゃって……」

小鳥(真美ちゃんと亜美ちゃんが「カップルのフリしてデートしてくる→」って出て行ったり)

小鳥(春香ちゃんが「もしかしてこのままなら性転換アイドルとして売れるかも」ってつぶやいてたり)

小鳥(なんかもう、これはネタにするしかないわね!)

女P「だぁー! 探さないと! えーと、まだ触ってないのは……」

その後、プロデューサーは街中駆けずり回り、アイドル達の体にタッチしては走り去るという大仕事をこなし、街行く人々に変質者として認識されましたとさ。



おわり

どうしてこうなった

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