美希「最近ねむれないの」(76)
P「マジか」
美希「マジなの」
P「そーいやこの頃全然事務所でも寝てるとこ見てないような…」
P「家でも眠れないのか?」
美希「うん。最近は6時間くらいしか寝てないの」
P「十分じゃねーか!」
美希「全然十分じゃないの!前は9時間くらいねむれたのに…ミキ的にこれは由々しき問題だと思うな!」
P「9時間とか寝すぎだろ、常識的に考えて」
P「昔の某芸人なんて毎日4時間しか寝てなかったんだぞ?」
P「6時間睡眠がとれたらそれで十分だ。ほら、仕事いくぞ」
美希「むー、ハニーったらいじわるなの」
夜10時
美希「今日もくたくた…おやすみなさい、なの」
美希「……」
美希「……」
美希「…………ねむれない」
美希「ねむくなるまで、友達とおしゃべりするの!」
~~学校の友達と電話中~~
夜12時
美希「あ、もうこんな時間なの!ごめんね、みゆみゆ!おやすみなの」
朝
チュンチュン
美希「あふぅ…そろそろ起きないと…」
美希「あれ…目覚まし時計、2時半でとまってる…」
美希「壊れたのかな?とりあえずスイッチをいろいろ押してみるの」
ポチポチポチ
美希「あ、なおったの!よかった☆」
夕方
みゆみゆ「でさーそのコのカレシがさ…」
美希「あはは!なにそれ、おかしーのー」
みゆみゆ「じゃあね、バイバイ美希!」
美希「ばいばいなのー!」
美希「今日は夜に仕事もないから家でゆっくりできるの~♪」フンフフーン
美希「あ、ポストに新聞がはいってるの」
美希「うんしょっと」
ハラリ
美希「あ、何か落ちた」
美希「すっごくかわいらしい封筒なの…えーと、『星井美希様』…これって、もしかして」
美希「ファンレター!?」
美希「ど、ど、ど、どうしよう!まさかミキの家に直接ファンレターがくるなんて思ってなかったの!」
美希「とりあえず、部屋で開けてみるの~♪」
部屋
美希「わくわく、どきどき…」
美希「あれ?でもどーやってミキの家の住所わかったんだろ?」
美希「まぁ、いっか。早速、開けてみるの!!」
ペリッ
美希「えーと、なになに…」
【ろ】
美希「…………………え?」
美希「ろ、の1文字だけ書いてあるけど…これって…なんなの?」
美希「ろ?ろ??ろ???」
美希「ろ、ってなんだろ?」
美希「てゆーか、これって…全然ファンレターじゃないの!!」ムキー
美希「てっきり美希ちゃんかわいいー、とか、これからも応援してる!とかそんなカンジかなって思ったのに…」
美希「期待して損したの」ガックリ
次の日
電車の中
美希(今日は夜からダンスのレッスン…)
美希(電車の揺れは心地いいの…)ウツラウツラ
美希(……?あそこで立ってるのって……でこちゃん?)
伊織「……」
美希(ミキには気付いてないみたい…ちょっと驚かせて遊んでみるの!)コソーリ
美希「……わあっ!!」
伊織「ひゃぁ!?」
美希「えへへ、作戦成功なの!」
伊織「な、なにすんのよいきなり!びっくりするじゃない!」
美希「でこちゃんも事務所に行くところなの?」
伊織「でこちゃんって言うな!!私は別に今日は予定無いわよ」
美希「じゃあなんで電車に乗ってるの?」
伊織「は?なに?私が乗ってたらなにかダメなわけ?」
美希「ううん、そうじゃなくて、でこちゃんってお嬢様だし…フツーに電車にも乗るんだなーって思って」
伊織「そりゃ私だって電車くらい乗るわよ」
美希「ふーん」
美希「……」ナデナデ
伊織「ちょ!な、なに勝手に人の頭なでてんのよ!!」
美希「でこちゃん、やっぱりかわいいの~」ナデナデ
伊織「だから、やめなさいって言ってるでしょ!」
美希「そういいながらも微妙にうれしそうなでこちゃんかわいいの~」ナデナデ
伊織「べ、別にうれしくなんてないんだからっ///」
『まもなく、○○です。左側の扉が…』
伊織「まったくもうアンタは…それじゃ、私ここで降りるから」
美希「ばいばい、でこちゃん☆」
次の日
朝
美希「あふぅ……布団からでたくないの」
美希「……」
美希「時計、また2時半で止まってるの」
美希「なんでだろ?」
夕方
美希(こないだの手紙、なんか捨てられなくてとってあるけど…)
美希(もしかして、今日もポストに…入ってたり?)
パカッ
美希「……あったの」
~~~~~
美希「前と同じ封筒なの……宛名の字の形も同じようなカンジ…」
美希「…あけてみるの」
【ひ】
美希「また1文字だけなの…」
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