結衣「家賃、光熱費、携帯代、食費、雑費を引いてっと…」
結衣「うーんやっぱり何回計算してもギリギリだな」
結衣「残り5日を3000円か…」
結衣「まぁお米もあるし余裕だけど…でも」
結衣「買い食いだってしてない、食費もこのままいけば10,000円切る」
結衣「そりゃ月に1回くらいカラオケとかは行くけど」
結衣「……うむむむむ」
結衣「なんでだ、なんでなんでなんで!?」クネクネ
<ピンポーン!
結衣「…まぁいいか、はーい」
京子「ヤッホー結衣、おじゃましまーす!!」
結衣「相変わらず底抜けの明るさだなお前は…」
京子「へへへ~♪」
結衣「まぁ上がりなよ、外寒かっただろ?」
京子「うんうん、ほんと寒かったよ~」イソイソ
京子「えへへ、でも今日は結衣が晩御飯ごちそうしてくれるって聞いたもんで」
京子「…寒い中来たわけだよ」ズビー
結衣「あれ、そんなこと言ったか?」
京子「お、おいこら!」
結衣「冗談だよ、出来るまでコタツでくつろいでてくれ」
京子「悪いねぇ結衣さんや…」ヌクヌク
結衣「どっかの婆さんかお前は」
京子「さ、サーロインのステーキとお刺身のカルパッチョ…」ジュルッ
京子「(この時間帯でお刺身は半額になってないだろうし…)」
京子「(絶対1000円以上かかってるよなこれ…)」
結衣「カルパッチョは野菜たっぷりにしておいたよ」
結衣「バランスよく野菜も摂らないとね」
京子「う、うん…いただきます」
京子「はむはむ、もきゅもきゅ……!」
結衣「ほんと美味しそうに食べてくれるよな」
京子「んぐっ…だ、だってほんとに美味しいもん」ニコッ
結衣「はは、なんかお前の顔見てたら悩み事も吹っ飛ぶよ」
京子「え、なにか悩んでる事でもあるの?」
結衣「あぁちょっとな」
京子「あのさ、良かったらその悩み教えてくれないかな」
京子「いつもこうやって結衣のお世話になってるんだからさ」
京子「…たまには結衣の力になりたいんだ私も」
結衣「うーん、でも京子には関係ないことだからなぁ」
京子「…私じゃ頼りにならない?」
結衣「ば、ばか言えそんなワケないだろ」
京子「なら正直に言って、どんな悩み事でも私はしっかり受け止めるから」
結衣「…京子、ありがとな」
結衣「実は、今月もちょっと家計がカツカツでさ」
京子「…」モグモグ
結衣「何回家計簿を見ても理由が分からないんだ」
京子「…」モグモグ
結衣「抑えるところはしっかり抑えてるハズなんだけどな…」
京子「んぐっ、あ、あのさ…その家計簿見せてくれない?」
結衣「ああもちろん、ほらこれ」
京子「食べながらじゃお行儀悪いしちょっと箸おくね」カチャ
京子「ふむ、家賃、光熱費、食費、携帯代…ざっぴ?…」
京子「あ、あのさ家賃の次に割合占めてる雑費の内訳教えて?」
結衣「ええっと、雑費38,260円で」
結衣「私のシャーペンと消しゴム代260円、カラオケ1回1,000円」
結衣「洗剤とかシャンプーもろもろ2000円」
京子「うむ」
結衣「京子の食費25,000円、京子のラムレーズン代10,000円だな」
京子「」
結衣「先月も同じような感じかな」
結衣「どこもおかしいところはないよな…?」
結衣「やっぱり私の食費をもう少し切り詰めるしか…」
京子「あるよっ!!!もっと切り詰められる箇所あるよっ!!!」
結衣「え?」
京子「じ、自分でなにかおかしいなって思わないの…?」
結衣「ああ、やっぱり京子もそう思うよな」
京子「うぅぅ、結衣ごめんね、まさかそこまでだったとは…」グスッ
結衣「やっぱりカラオケなんて贅沢だよな…」
京子「そうじゃねーよおおおおおおおおおお!!!!!!」
結衣「ひっ!?」ビクッ
京子「私の食費とラムレーズン代がおかしいって言ってるの!!」
京子「だいたい結衣の食費が6000円だぞ!??!??」
京子「それ以上切り詰められないだろうが!!」
結衣「だ、だって…」
結衣「美味しいもの食べてる京子がとても嬉しそうだったから…」
結衣「ニコニコしながら、ありがと結衣って」
京子「ちがう、それは違うよ結衣」グスッ
京子「お刺身とかステーキ、ラムレーズンは確かに大好きだよ…?」
京子「でも結衣が私をお家に呼んでくれたことが、私は何より嬉しかった」グスッ
京子「…わた、わたしの、せいでゆ、結衣がこんな思いしてるなんて…えぐっ…」ポロポロ
京子「わだし、しらな、しらなかったよ……」
京子「ごっ、ごめ、ごめんねゆい……」グスグス
結衣「お、おいどうして京子が泣いちゃうんだよ」
京子「だ、だってだってぇ……うぅぅ……」グスッ
京子「しょ、食費が、6,000円……」
京子「……結衣は今日晩御飯なに食べたの?」
結衣「お刺身についてるつまの大根、ステーキの牛脂、野菜の切れ端」
京子「うっ、うっ、うわぁあぁぁぁぁぁあぁあああああああん」ポロポロ
京子「ばかばかばかばかばか結衣のばかぁ!!!」ポカポカ
結衣「いたいいたい、ぽかぽかするなって」
京子「うぅぅぅぅ、えぐっ、ひ、ひっく……」
京子「……ぐすっ」ギュッ
結衣「く、苦しいんだけど京子」
京子「……大好き」ギュギュッー
結衣「いてててててて!」
京子「大好き、大好き、結衣大好き!!」
結衣「分かった、分かったから……お、落ち着けって」
京子「私が食べちゃった分はもう戻せないけど」
京子「でもね、お小遣いためて少しずつ返していくから…」
京子「あとねあとね、家事も手伝って結衣に尽くすから…」
結衣「はいはい、ストーップ」スッ
京子「もごごぐぐぐむぐぐぐぐ」
結衣「確かに冷静に考えるとちょっと金銭感覚おかしかったな」
結衣「…でもさ、私がしたことなんだから京子が負い目を感じる必要全くはない」
結衣「見返りとか求めてやったワケじゃないし」
京子「そ、それでも私は結衣に返さなきゃいけないの!」
京子「…結衣は私にいっぱい優しくしてくれてるんだもん」ギュッ
結衣「うーん」ポリポリ
結衣「言いたいことは分かるよ」
結衣「京子は傍若無人に見えるけど、なんだかんだ言って優しいもんな」
結衣「…お金なんて返さなくてもいいから、気持ちだけで充分だ」
結衣「それでも京子の気が済まないっていうならさ」
結衣「……こ、これからも私の家に遊びに来てほしいかな」
京子「そんなの当たり前だろ!!…結衣のバカ」ギュムッ
結衣「あまり豪華なモノは食べさせられないけど、それでもいい?」
京子「いらないよそんなの、ご飯なんか質素でいい」
京子「アイスだってもういらない!!」
京子「私は食べ物目当てで結衣の家に来てるわけじゃないもん…」
京子「……ごめんちょ、ちょっとはご飯期待してた」
結衣「ふふっいいんだよ、ありがとな京子」ナデナデ
京子「へへへ、私ごはん半分食べたから結衣が残り食べて?」
京子「はい、ステーキあ~ん」
結衣「いいの?あむあむ」
結衣「!?」
結衣「……あ、あれ、お肉ってこんなに美味しかったんだ」ポロポロ
京子「お、お刺身も食べて?」
結衣「うぅぅ、えぐっ、おいし、これもおいしいよ……」グスン
京子「はぁ、ホントごめんな結衣」
京子「心なしか頬がこけてるような気がしてたんだよ…」
京子「もっと早く私が気がつけばこんな事には…」
結衣「はむはむ、むしゃむしゃ」
結衣「あっ、すまん全部食べちゃった…」
京子「んにゃ、いいんだよ私もうお腹いっぱいだったし」
京子「はいあったかいお茶どーぞ」
結衣「あぁ、ありがと…」ズズ
京子「んへへ~」
結衣「な、なんだよその奇妙な笑い方は」
京子「えーだってさ、あの常識人の結衣がだよ?」
京子「あの結衣が金銭感覚狂うほど私を愛していたとはなぁ」
結衣「はは、バカ言え誰が京子なんか」シレッ
京子「おいおいさすがにそれはちょっと厳しいだろー?」
京子「むふふ、もう言い逃れは出来んぞ結衣~」
結衣「うっ…」ズズ
結衣「……」
京子「……もういい」スッ
結衣「ち、近いって京子!?なんで目閉じてるんだよ!」
京子「んー……」
結衣「……」スッ
ゴチンッ!!
京子「ふぎゃっ!?」
結衣「あっ、壁とモロにぶつかっちゃった…」
京子「うぅぅ、いったぁ…、な、なんで避けるんだよ!?」
結衣「なんでって言われても…、あー私風呂行ってくるな」
結衣「あはは…」イソイソ
京子「……結衣のバカッ、へたれ、、すけこまし、へたれへたれへたれ!!」グスッ
結衣「まいったな…」
結衣「あんな風に迫られるとは…」ザバ-ッ
結衣「確かに金銭感覚狂うほど京子を甘やかしてたけど」
結衣「…あぁ、いいお湯」カポーン
結衣「で、でもそれは京子の笑顔を見たいからであって」
結衣「……うん?」
結衣「あれ、私も京子が好き……なのか?」
結衣「ま、まさかな、うん、…ぶくぶくぶく」
結衣「ぶはっ!」
ガラガラッ
京子「…結衣、私も一緒に入る」
結衣「なぁっ!?」
結衣「な、なんでだよ!?ずらして入ればいいだろ!」
京子「いーじゃん別に、…あれ、なんで顔赤くしてんの?」ザバッ
結衣「うぐっ…」
京子「私のことなんて何とも思ってないんでしょ」
京子「おかしくない?ねえ、おかしいよね」チャポン
結衣「こ、これはちょっとのぼせただけだ」
結衣「はは、京子の貧相な体に反応するわけないだろ」
結衣「…」ツー
京子「鼻血出てるけど」
結衣「んぐっ、だ、だからのぼせただけ…」
京子「まだお風呂に2分くらいしか入ってないよね」
結衣「…」
京子「……」
結衣「……」
京子「……」
結衣「……」
京子「……」
結衣「……」チラッ
京子「いいお湯だね」
結衣「そ、そうだな」
京子「……」
結衣「……」ツー
京子「……」
京子「ねえ結衣」
結衣「…」
京子「迷惑なら迷惑って言ってよ…」
結衣「め、迷惑だなんて思ってない」
京子「絶対ウソだっ!!」
京子「…だってさっきから目合わせてくれないもん」
結衣「…」
京子「あはは、それなら私もう結衣のこと諦めるからさ…」
京子「だからはっきり言ってよ…」グスッ
結衣「違う…め、目を合わせられないのは私が緊張してるから」
結衣「き、京子が隣に座ってから心臓バクバクしてるんだ」
結衣「…ほら、京子の手で私が緊張してるの分かるだろ?」グイッ
京子「ちょっ!?…あ、結衣の胸どきどきしてる…」
京子「ゆ、結衣が私でドキドキしてくれてる」フニッ
結衣「んっ……」
結衣「も、もういいだろ?なにさり気なく揉んでるんだよ」
京子「あ、う、うん」
京子「……」
結衣「あーもう恥ずかしい」
京子「……ぅ」
京子「……へへ」トサッ
結衣「か、肩寄り添うなよ」
京子「……」
結衣「気失ってる…」
結衣「…ひっきし!」
結衣「……」ピコピコ
京子「……」
結衣「ありゃ、結構ここの雑魚敵強いじゃないか」
結衣「…しばらくレベル上げかな」
京子「う、あ、あれ…わたし、結衣?」
結衣「ったくもう、お前風呂場で気失ったんだぞ?」
京子「そっかぁ、んへへ、結衣のひざ枕…」
京子「ぷぷ、鼻にティッシュ詰め込んでやんの」
結衣「…るせえな」
京子「…あ、あれ気絶したってことは、ゆ、結衣が私の体拭いたってこと?」
結衣「…その名残りだバカ」
京子「か、からだふいちゃったの?」
結衣「そのまま放置するわけにもいかないだろ」
京子「ありとあらゆる、す、すみずみまで?」
結衣「ちゃんと拭かないと風邪ひいちゃうだろ」
京子「あっ、あぅ、うっ、うぅぅぅぅ……」
京子「も、もうお嫁に行けないよ私…」ウルウル
結衣「…はぁ、大げさすぎるだろ」
結衣「裸見た、見られたくらいでうろたえすぎだっての」
京子「鼻にティッシュ詰めてる結衣がそれ言うなよ」
結衣「…」
結衣「それにしてもびっくりしたなぁ…」
京子「なにが?ゲームの話??」
結衣「いや、京子ってあんなところにホクロあったん…」
京子「ぎゃ、ぎゃああああああああああああああ!?」
京子「真顔でなに言ってるのよ!!結衣の変態っ!!」
京子「どスケベ、えっち、助兵衛、変態、大好き、愛してる!!」
結衣「…」ツー
京子「なに思い返してんだよ!?」
結衣「な、なんのことだよ、私はなにもやましいことは考えてない」ポタッ
京子「…はい、ティッシュ」ツメッ
結衣「ふぐっ…」
ごめんこの時間帯に抜けるのはしのびないけど飯30分くらい抜けます
ごめんごめん
サンクス、もしもしに変わります
結衣「よしもう収まったかな」
京子「ぜ、ぜったいに言わないでね結衣…」
結衣「言わねーよ、そもそも誰に言うんだよ」
京子「はは、まぁ確かにそうだなー」
京子「…はぁ、なんかドタバタしたら喉乾いた」
結衣「ん、ラムレーズンのアイスあるよ、持っておいで」
京子「え、でも…」
結衣「いいから…そ、そもそも京子のために買ったんだし」
京子「…えへへ」
京子「えへへ、いただきまーす」
結衣「飽きもせずによくもまあ食べるよな…」
京子「…」パクッ
京子「あ、あのさ本当に大丈夫なの?」
結衣「ん、なんの話?」
京子「…結衣のお金のこと」
京子「わ、私いやだよ、結衣がお金のために体売ってるなんてオチは…」グスッ
結衣「ど、どアホ、何言ってるんだお前は!」
京子「だ、だってぇ…」ギュッ
結衣「ったく、どこでそんな知識仕入れてくるんだか…」
京子「ううぅ、結衣、結衣ぃ」ギュッ
結衣「残り5日を3,000円で過ごせばまた生活費振り込まれるから」
結衣「だからお前は余計な心配する必要はない」
結衣「分かった?」ナデナデ
京子「…」グスッ
結衣「…心配してくれてありがとな」
京子「…」パク
京子「ゆひ、こっひ、こっひむいて」
結衣「…むむ、回復アイテム無くなった」ピコピコ
結衣「…はいはい、どうした京子?」
京子「……ん」チュー
結衣「っ!?……や…」
京子「んっ……ちゅっ……」
結衣「んぅ、……っは…」
京子「…へへへ、ラムレーズンのおすそ分けだよ」
京子「ふ、ファーストキッスってやつだから」
結衣「…私も、じゃないな、ゴメン初めてではない」
京子「!?」
京子「……」
京子「あはは、正直者だね、結衣」
京子「ねえねえ、結衣の初めてのキスの相手はだぁれ?」
結衣「お、おい京子…?」
京子「だれ?だれ?だれ?だれ?だれ?だれ?だれ?だれ?だれ?」
京子「あかり?ちなつちゃん?綾乃?千歳?だれ?それとも違う人?」
結衣「ち、千歳…」
京子「ッ!……」ギリッ
京子「なに顔赤くしてるんだよ、なんで千歳なんだよ!!!」ググッ
結衣「ったぁ……い、痛い、京子、首締め…」
京子「……」スッ
結衣「っはぁ、はぁ……」
京子「…千歳とどんなシチュエーションでキスしたの?」グスッ
結衣「な、夏に生徒会の人たちと合宿したときに」
京子「…」ウルウル
結衣「千歳がチョコ食べて暴走してそのまま押し倒されて…」カァー
京子「…は?」
京子「え、あれもカウントするの?」
結衣「えっ、しないの?」
京子「まぁそりゃキスに変わりはないけど…」
結衣「まぁ好きな人したという意味では、今のがファーストキスなのかな」
京子「あっ、う、うぅぅぅ…」モジモジ
結衣「…バーカ」
結衣「ほらアイス溶けちゃうよ、早く食べな」
京子「う、うん…」
京子「…えへへ」モクモク
結衣「……んっ」チュー
京子「んぐっ!!………」
結衣「ちゅっ………ん…」
京子「ぁ……ゆ…い…ふぁ……」
京子「……ん」ギュッ
結衣「…ラムレーズンのアイスも悪くないかもな」
京子「へへ、でしょ?」
京子「…にしてもなんでそんなにキス上手いんだよ」チュッ
結衣「ん、上手いのか?」
京子「…頭のなかぽーっとして、体の力抜けちゃうんだ」ギュッ
結衣「でも経験ないしなぁ…」
結衣「…お互い好きな人としてるからだろきっと」チュッ
京子「ん、えへへ、かもね…」
結衣「ふふ」
京子「……」
結衣「……」ピコピコ
京子「……」
結衣「……」ピコピコ
結衣「なんか見つめられるとすごいやりづらい…」
結衣「私の横顔見ててもつまらないだろ」
京子「んー?」
京子「結衣の顔なら何時間見てても飽きないよ」
京子「えへへ」
結衣「…サラッと恥ずかしいこと言いやがって」
京子「……」
結衣「ん、そろそろ寝るか」
京子「ひゃっ、ね、寝るねるねるね、うん!」
結衣「な、なに慌ててんだよ」
結衣「ほらほら布団出すから手伝え」
京子「う、うん…」
結衣「はぁ今日はいろいろあって疲れた…」
京子「あはは、そうだな」
京子「で、でもこれからもっと疲れることするんだよね?」
結衣「ん?なんか言ったか」
京子「や、や、なんでもないよ、あはは」
結衣「そっか…」
京子「…」ドキドキ
結衣「……」
京子「……」
結衣「……」zzz
京子「!?」
京子「あ、あれえ、結衣さん?」
結衣「……」zzz
京子「結衣、結衣、ちょっと起きてー?」ユサユサ
結衣「ふにゃ?…どーしたの」
京子「えっと、その…しないの?」
結衣「なにをだよ…」
京子「な、な、なにってアナタ、今日は初夜だよ?」
結衣「しょや…?」zzz
京子「え、エッチしないのかよ!?」
結衣「ぶふぅっ!」
結衣「な、な、なに言ってるんだお前!?」
京子「なにって普通そうでしょ…」
京子「き、今日は付き合って初めての夜なんだよ」ギュッ
京子「2人が恋人になれた大切な日なんだよ?」
結衣「うー…」
京子「……」
京子「結衣がイヤならそれでいいけど…」グスッ
結衣「…そんな言い方ズルい、イヤなわけないだろ」
結衣「……」チュッ
京子「んっ……」
結衣「京子好きだよ、大好き」
結衣「綺麗でさらさらの髪も」ナデナデ
京子「ん……」
結衣「ぷにぷにで柔らかいほっぺも」チュッ
結衣「ちょっと小さいけど、可愛い胸も」チュッ
京子「ん、や、そこだめ…」
結衣「全部大好きだよ、誰にも渡さない」チュッ
京子「んぅ………」
結衣「ちゅっ……ん…」
京子「……んっ……ふぁ…」ギュッ
京子「ん、ゆ、結衣お願いだから電気消して?」
京子「こんなのはずかしいよ…」ギュッ
結衣「やだ、消したら京子の顔見れないからな」
京子「うぅぅ、ゆ、結衣のいじわる」グスッ
結衣「わ、分かったよ、ほら豆電気だけな」カチッ
結衣「…私も経験ないからさ、あの、痛かったら言えよ?」
京子「…経験あったら殴ってた」ギュッ
結衣「…ははは」
京子「…」
結衣「京子の胸可愛いよ」チュッ
京子「んぅ……ご、ゴメンね結衣」
京子「私の胸もうすこし、大きかったら」
結衣「む……」カリッ
京子「ひゃ、さ、先っぽかんじゃだめ」ギュッ
結衣「大きさなんて関係ない」
結衣「…京子のだからいいの私は」フニッ
京子「ん、え、へへ……結衣」チュッ
結衣「ん……ちゅっ…」
結衣「先っぽも固くなっちゃったね」フニフニッ
結衣「小さいほど敏感ってよく言うけど…」カリッ
京子「や、ぁあ!…ゆい、結衣…!」ギュッ
結衣「すっかり出来上がったみたいだな」
結衣「…可愛い、ほんと可愛いよ京子」
結衣「ん……っ…」チュー
京子「ひゃ……んむ……」
京子「……ふぁ」
京子「っはぁ、はぁ……」
結衣「ふふふ」ナデナデ
結衣「……」スルスル
京子「やっ、うぅぅ、下脱がしゃだめ…」
結衣「まだ全部脱がさないよ」
結衣「…京子は1人でするとき、どんな風にしてる?」
京子「……」モジモジ
京子「ゆ、結衣のことを想いながら」
結衣「うん」チュッ
京子「んぅっ…し、下着の上からなぞって」
結衣「こんな感じ?」サスリ
京子「だ、だめ、触っちゃ…!」ビクッ
結衣「…ほんと可愛いな京子」スリスリ
京子「だ、だめっ、結衣やめ、やめて…」
結衣「湿ってるね京子のここ、私で感じてくれたんだ」
結衣「…嬉しい」チュッ
京子「んぅ……っ…」
京子「ふぁ…っ…ゆ、結衣…」ギュッ
結衣「いっぱい気持ちよくなって、大好き京子」ナデナデ
結衣「クリトリス一番敏感だからね、下着からなぞるよ」
京子「んっ、そ、そこダメ……!」ギュッ
京子「っ!結衣、だ、だめだよ…」
結衣「ん、なんで?」スリスリ
京子「もう、げん、限界だか、はぁっ結衣…結衣…!」
結衣「我慢しなくていいよ、怖くないから」
結衣「私はずっと京子の側にいるよ…」チュッ
結衣「だから京子…」スリスリ
京子「ゆい、結衣、んっ……っ…!!」ビクッ
京子「っふー、っは、は……!」ギュッ
結衣「ん……」チュッ
京子「ちゅっ……ん…」
京子「っはぁ……あ、う…」
京子「っ……」
結衣「京子、上手くイけたみたいだね、良かった…」ナデナデ
結衣「でもまだ終わりじゃないからな」
結衣「つ、次は私と京子の大事な場所スリスリさせて…」
結衣「えへへ」
結衣「…京子?」
京子「……ふにゃ」zzz
結衣「おい」
結衣「こ、これはさすがの私もキレるぞ…」
結衣「うん怒ってもいい、おい京…」
京子「……んへへ」zzz
京子「…ゆ…い……だいしゅき」zzz
結衣「ぷ…」
結衣「…はぁ、ちゃんと拭かないと風邪ひいちゃうか」フキフキ
結衣「…ほら、パジャマもしっかり着ないと」
京子「んー……」
結衣「…ったく、おやすみ馬鹿京子」チュッ
京子「……んへへ」zzz
京子「……」
京子「……んー?」
京子「いいにおいする」クシクシ
結衣「おはよ京子、いまご飯作ってるから歯磨きしておいで」
京子「ふぁーい…」トコトコ
結衣「…」ジュー
京子「……」
結衣「どうしたの?早く食べなよ」
京子「……」フルフル
京子「こ、これじゃダメなんだよ!」
京子「結局至れり尽くせりの大盤振る舞いじゃないか…!」
結衣「朝ご飯はいつも私が準備してるだろ?」
結衣「ま、まぁ昨日のエッチは最低だったな」パクッ
京子「うっ…」
結衣「自分から誘っておいて満足したら寝るなんてさ…」ジトッ
京子「うう…」
結衣「でもさ、ムリしなくていいんだよ」
結衣「家事でも料理でも、少しづつでいいんだ」
結衣「自分で出来る範囲でいいからさ」ズズッ
結衣「あ、味噌汁美味しい…」
京子「…なんでそんなに尽くしてくれるんだよ」
結衣「そ、そんなの好きだからに決まってるだろ」
京子「…はぁ」
京子「もー結衣大好き」パクッ
結衣「そりゃどーも」
結衣「ほら家事手伝ってくれるんだろ?」
結衣「2人でお皿洗えば早く終わるよ」
京子「おうっ!」ジャー
結衣「~♪」
京子「…完全に嫁気質だよね、結衣って」
結衣「な、なんだよ急に」
京子「家事もこなす、ご飯はウマい、甲斐甲斐しい、子供好き」
結衣「そ、そうか…?」
京子「え、エッチも上手いし…」
結衣「…うるさいな」
結衣「…当たり前のことをやってるだけだって」
京子「当たり前のことか…」フキフキ
結衣「当たり前のことをして好きな人が喜んでくれる」
結衣「これほど幸せを感じることはないな」フフッ
京子「デレすぎて逆に怖い…」
結衣「あ、あれ普段の私ってどんな感じだっけ」
京子「クールの中にたまにデレがある感じ」
京子「いまはデレデレだな、うん」
結衣「デレデレ…」
京子「よーし、終わり!」
結衣「お疲れ様、ありがとな京子」
京子「結衣、あのさ…」
結衣「ん?」
京子「ぜ、ぜったい私が幸せにしてあげるから」
京子「だからこれからも側にいて…」
結衣「ふふ、すでに幸せなんだけどな」
京子「も、もーっと幸せにするもん!」
結衣「はいはい、期待してるよアナタ」
京子「あ、その呼び方いい…もう一回!」
結衣「るせえ、ほら食材ないしスーパー行くぞ」
京子「あー待ってよ結衣!」
おしまい!
(ここまで書いておいて結あかが一番好きだなんて言えない)
遅筆でごめん、おやすみー
このSSまとめへのコメント
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