7月某日 放課後
平塚「やあ、由比ヶ浜じゃないか」
結衣「ああ平塚先生、やっはろーです」
平塚「うむ。今日も部活かね。一時期休んでいたようだが、結局続けるのだな」
結衣「はい!ゆきのんともっと仲良くなりたいし、それにヒッキーとも……」
平塚「あの二人は難敵だ。変えることができるとすればそれは君くらいのものだろう。頑張ってくれ」
結衣「はい。ところで平塚先生、もう衣替え期間も終わったのにスーツに白衣って暑くないんですか?」
平塚「あ、いやこれは……触るな!」
結衣「えい!」バサ!
平塚「うわあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
結衣「!?」
結衣「あ、あのどうしたんですか……?」
平塚「出来るだけ……遠くに逃げろ……今……すぐ」
結衣「はい?」
平塚「早く行け!私の理性が残っているうちに!!!!!」
結衣(白衣とられただけで何言ってるんだろうこの人……)
陽乃「解いてしまったのね……封印を……」
結衣「陽乃さん!どうしてここに?」
陽乃「ちょっと雪乃ちゃんをからかいに来たら邪悪な気配を感じてねえ。まさかとは思ったけど、静ちゃんから白衣をとるなんて……ガハマちゃん、まずいことをしてくれたよ本当に」
結衣「もー平塚先生だけじゃなく陽乃さんまで何言ってるんですか?どっきり?」
陽乃「状況を全く理解していないようね。じゃあ一から説明してあげるよ。いい?ガハマちゃん、あの白衣は単なる教師っぽいキャラ付ではないの。そもそも白衣って理系っぽいじゃない?」
結衣「確かにそうですね……。でも文系の先生でもチョークの粉からスーツを保護するために白衣来てる人いますよ?」
陽乃「それは重要じゃないの。静ちゃんの白衣、あれは本来の彼女を封印するための拘束具なのよ」
結衣「拘束具!?」
陽乃「そう。彼女の内面に眠る若さと充実に対する強大な憎しみを、白衣という知性と理性を象徴するアイテムで抑えていたの。その封印がいま、解かれてしまった。大惨事になるのは避けられないわね」
結衣「強大な憎しみって……。確かに平塚先生ってヒッキーやゆきのんに似たところがあるけどいくらなんでも……」
平塚「……」
陽乃「まずいわね。理性が完全にトンじゃってるみたい。長らく白衣で抑えていた反動かな?」
平塚「殺ス……ワカモノ、全テ……」
結衣「あのー平塚先生?大丈夫ですか?」
陽乃「バカ!迂闊に!」
平塚「シネ」ブン!
結衣「きゃあ!」
陽乃「危ない!」ガキン!
平塚「雪ノシタ……ハる乃……リア充ド、イチマンハッセン……ニクムベキ敵……」
結衣「た、助かった……って鉈!?陽乃さんなんでそんなものを!?」
陽乃「昔長野に山村留学に行ってね。いろいろあったの」
陽乃「でも……これじゃあ心もとないかもね。ただの拳の一撃で刃に罅が入ってる」
陽乃「ガハマちゃん!」
結衣「は、はい!」
陽乃「ここは私が時間を稼ぐから!君は奉仕部の部室に行って雪乃ちゃんと合流して!」
結衣「そんな!こんな状況で一人逃げるなんて!」
陽乃「あそこには私が在学中に、万が一に備えて用意した封印用白衣が閉まってある!それを回収して!」
陽乃「私なら大丈夫。なんたって雪乃ちゃんの姉だよ?」
結衣「……分かりました。すぐに戻ります!」
平塚「由イヶ浜、ユイ、リあジュウ度、ゴセン……第二殲滅対象二シテイ……」
陽乃「戻ってくるまで十分ってところかしら。なんとか部室のほうに誘導できれば手っ取り早いけど……」
平塚「コロスコロスコロスコロスコロス全テコロス」
陽乃「難しいかもしれないわね……これは……」
平塚「イゼンハキサマヲシトメ損ネタ。小ザカシイ封印ナドシオッテ。ダガイマトナッテハソレモ不可能。ゾンブンニ恐フヲアジワッテシネ……」
平塚「クラエ……」ブオン!
陽乃「そんな大振り!当たらないよ静ちゃん!」
平塚「ソレハ……ドウカナ……」ニヤリ
陽乃「なんですって?」
戸部「うえええええええいwwwwwうえええええいwwwwマジヤベえわwwwwww……ぐばあ!」グチャ!
陽乃「ああ!なんか頭悪そうな長髪の男子生徒がひとりでにグチャグチャになって死んじゃった!」
平塚「コレゾシン技……拳圧……サア、ヨケラレルカナ?」
陽乃「これじゃあうまく攻撃を防ぐしか……でもすでに鉈の耐久力が……!」
平塚「ユクゾ!貴サマハカンタンニハ殺サン……!」
一方その頃部室
雪乃「由比ヶ浜さん、遅いわね」
八幡「掃除当番だとさ」
雪乃「そうなの。そういえば、比企谷君はクラスで存在を認識されてないから掃除当番がないのよね。羨ましいわ」
八幡「ンなわけあるか。なんなら当番の奴に全部押し付けられるまである。それでなぜか全部おれのせいにされるんだよなアレ」
結衣「た、大変だよ!」ガラッ!
雪乃「どうしたのかしら。そんなに血相を変えて」
結衣「陽乃さんと、平塚先生が……!」カクカクシカジカ
八幡「はあ?なにいってんのお前。材木座のラノベもどきを読んだ影響で頭おかしくなってんじゃねえの?」
雪乃「残念ながら比企谷君に同感ね。由比ヶ浜さん。どういうつもりか知らないけど、うそをつくのならもっとまともなうそを考えたら?」
結衣「本当だもん!陽乃さん、ここに白衣があるって……」
八幡「白衣ならたしか掃除道具入れの中に突っ込まれていたような」
雪乃「そうね、でもあれが封印のための道具だなんて、そんな馬鹿げた話あるわけないじゃない」
結衣「うう……」
ギャグは無理だ
作者「おはつおめにかかります」
作者「このたびFate/zeroのSSを書かせていただこうと思いスレを立てた作者です」
セイバー「このスレタイだけではではStaynightかZeroか判断できませんね」
作者「はい。それを説明したかったのがご挨拶の本当の目的だったり…」
パァン
作者「はうっ!?」バタッ
切嗣「目標の殲滅に成功…」
セイバー「いったい何が!?まさかアサシンのサーヴァント!?」
作者「いや…魔術師の戦いに銃なんて…切嗣かな…」
作者「でも切嗣に殺されるなら本望かも(´∀`*)」
セイバー「何を言っているんですか…」
作者「だって好きなんだもん!!」
作者「う、それはそうと…次のレスからSSが始まります…どうかお楽しみいただければ幸いです…」パタリ
セイバー「マスター!!」スゥ(消滅)
結衣「とにかく、白衣を持って戻らないと!二人とも一緒に来て!」
陽乃「……その必要はないよ……」
結衣「陽乃さん!無事だったんですね!」
雪乃「姉さん……部外者の貴女がなぜ校内にいるのかしら?」
陽乃「雪乃ちゃん、悪いけどいまは争っている余裕はないの。そういうのは後にしてね」
結衣「平塚先生は……?」
陽乃「残念ながら自力で無力化はできそうにない。ガハマちゃんを待つよりこっちから部室に誘導したほうが早いと思って、なんとかやってきたんだけど……」
ドカン!
平塚「見……ツケタ……」ニヤリ
陽乃「途中で何人か巻き込まれちゃって……」
平塚「クク苦、陽乃ヨ、逃ゲ手バカリデ刃ワタシハタオセナイゾ。キサマガニゲルノナラワタシハコノガッコウノリア充ヲ殺シツクスダケダ」
三浦ダッタモノ「」
結衣「そんな……!優美子が……いやああああああ!!」
平塚「コノ女モマエマエカラ木二クワナカッタ。バ鹿ノ分際デエラソウ二。ダガ力を発揮シタワタシノマエデハ肉塊二ナルヨリホカハナイ!」
雪乃「ふう。随分手が込んだ悪戯ね。あきれるわ姉さん」
雪乃「先生や由比ヶ浜さんまで巻き込んで、おまけにグロテスクな人形まで用意して、いくらなんでも悪趣味だわ」
陽乃「違うの雪乃ちゃん!これは!」
平塚「ユキノシタ、雪ノ。リアジュウ度センゴヒャク……姉ニハオトルガ、ソウダナマズハキサマヲコロシ、陽乃二絶望ヲアタエルト死ヨウカ」
雪乃「教育者がそういった発言をするものではないと思いますが。見損ないましたよ、平塚先生」
平塚「……シネ」ダダダ!
雪乃「……ふん」ヒョイ
陽乃「おお!合気道!」
結衣「ゆきのんすごい!早く封印を!」
雪乃「口ほどにもないですね。私を殺す、とか言ってませんでしたか?」
平塚「……」ニヤリ
雪乃「もう終わりですか。まともに立てないようですし」
八幡「いや、違う……!あの構えは!」
平塚「衝撃ノ……」
八幡「まずい!雪ノ下!今すぐ先生から離れろ!」
平塚「ファーストブリット……!」
雪乃「え?ぐばあ!!!!」
八幡「雪ノ下あああああ!!!!!!」
このSSまとめへのコメント
え・・・ちょww、続きないの?wwww
その一撃で全てが終わんのかよw
oh...
撃滅のセカンドブリットォォォォォ!!!!!!!!
ワロタwww