雪乃「自分が休日にだらだらと一人で過ごす女になるなんて……」

雪乃「はぁ……」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

雪乃「？……誰かしら」

雪乃「はい」

八幡「どうも。今度となりに引っ越して……あ」

雪乃「え、ひ、比企谷君？」

八幡「……よう」

雪乃「どうして」

八幡「引っ越してきたって言っただろ」

雪乃「……意外ね。あなたが近所付き合いを積極的に」

「ねえ、ちゃんと挨拶できたー」

雪乃「……今の声」

八幡「……」

由比ヶ浜「え、ゆきのん！？」

始めるならこうかな

アラサー独身のゆきのんのLPががんがん削られそうだな

はよしろ

はよう

雪乃「あなたと結婚した平塚先生が高齢出産の負担に耐えられず死亡し」

雪乃「傷心のあなたと再婚した由比ヶ浜さんも一ヵ月後謎の死を遂げ」

雪乃「そしてすっかり廃人と化してしまったあなたを私が引き取った……それからもう10年も経つのね」

八幡「あ……あ……」

雪乃「どうしたの？散歩に行きたいの？」

八幡「………」ｺｸｺｸ

雪乃「そうね。いい天気だし絶好の散歩日和だわ。では着替えてくるからちょっと待っていてちょうだい」

八幡「………」ｺｸｺｸ

雪乃「おまたせ。それじゃあ行きましょうか」

八幡「………！」

雪乃「あら気づいた？今日は由比ヶ浜さん風のコーディネイトにしてみたの。似合うかしら？」

八幡「う……うう……あ……」

雪乃「大丈夫よ……私だけはあなたのそばを絶対に離れたりしないわ」

雪乃「ふふふ、これからもずっと一緒よ…………八幡」


こういう路線でもいいぞ