京太郎「三年目の浮気」 (100)
咲「もうっ京ちゃんのバカッ!もう出て行ってやるんだから!!」
京太郎「何をいきなり馬鹿な事を言ってんだ咲?」
京太郎「お前と俺は…大学を卒業してすぐ結婚してから三年……」
京太郎「ケンカもしたけど今までここで、一つ屋根の下で一緒にやってきたじゃないか」
咲「それはそうだけどっ――――」
京太郎「それによぉ。俺はさ…お前の事だけは一日たりとも忘れた事も無かったって言うのによ……」
咲「よくそんな事言えるね…京ちゃん!いつもいつも私の事を騙してばかりで……」
京太郎「騙すって……人聞きの悪い事を言うな!」
のどか「キョウタロウ…コロス…コロス」
咲「どうせ私が何にも知らないとでも思ってるんでしょ?!!」
京太郎「何の事だよ?」
咲「私聞いたんだからね!京ちゃんが和ちゃんと浮気してるって!!」
京太郎「!?」
咲「ふんっ…知ってるんだからね!」ぷい
京太郎「お…俺がのど――原村先生と……?そ…そんな根も葉もない嘘をよく言うよ」
京太郎「良くそんなゲスい妄想出来るもんだよ?流石…文学少女だな」
咲「……妄想じゃないよ…教えて貰ったんだもん。京ちゃんが麻雀雑誌の編集記者であるのをいい事に……」
咲「プロ雀士の和ちゃんに言い寄って、夜の密着取材をしてるって……」
三年目の浮気くらい多目に見ろよ
またホモスレか
京太郎「だ…誰がそんな事を……」
咲「お姉ちゃん…だよ。ほら…証拠の写真もあるよ……」す…
ぱらぱら
京太郎「!?」
京太郎<こっこれは…前に和と入ったホテルの、入る時と出る時の写真……?でも……ど…どうやって?>
咲「驚いた?私も最初は信じられなかったけど、お姉ちゃんが探偵さんを雇って調べて貰ったって」
京太郎「くっ……どうしてお義姉さん……宮永先生がこんな事を……」
咲「お姉ちゃんねぇ……何年か前にあったか~い詐欺の女に好きな人を盗られたて。凄く辛い想いをしたんだって……」
京太郎<なんだよ?…あったか~い詐欺って……>
のりのりっすな
咲「それ以来…私にはそんな想いをさせたくないって、その為なら手段を選ばないって、私を見守ってくれてるの」
京太郎<何?だとすると俺は……俺と和はずっと…あの人に監視されていたのか……>ゾー
咲「どう?ぐうの音も出ないでしょ?あはは…ゲスいのは京ちゃんの方だったね?」
京太郎「……俺や…原村先生を監視(ストーキング)してるお前らにだけには、言われたくねーよ」けっ
咲「で…どうなの?これでも認めないつもりなの?」ずいっ
京太郎「……くっ―――ああそうだよ!俺は原村先生と浮気しましたよ!!」
咲「認めたね?認めましたね?京ちゃん」
京太郎「そうだよ。認めたよ!で、どうしたいんだよ…お前は?俺と別れたいとでも言うのか?」
三年目の浮気をカラオケで歌うと楽しい
男のとこは下で女は上で歌うと使い分けの練習に
,, -―-、
/ ヽ
/ ̄ ̄/ /i⌒ヽ、| オエーー!!!!
/ (゜)/ / /
/ ト、.,../ ,ー-、
=彳 \\‘゚。、` ヽ。、o
/ \\゚。、。、o
/ /⌒ ヽ ヽU o
│ │ U :l
|:!
U
咲「そ…それは……」
京太郎「フン…結局お前はどうなっても俺と離れようとはしないんだ。結局は惚れたお前の負けなんだよ」
咲「京ちゃん…私は……」
京太郎「ええ?お前がモテない俺が好きって言うなら、考え直してやるけどな?まぁそんな俺は俺とはいえないけどな」ニヤリ
咲「ばっ…馬鹿言ってないでよ!京ちゃん」
京太郎「馬鹿言ってるのはお前だよ?咲」
咲「京ちゃん……京ちゃんは和ちゃんに遊ばれている事にも分からない様な、可哀想な人なんだね!」
開き直るその態度が気に入らないのよ
京太郎「はっ!何を言っていんだよ?咲」
咲「私…お姉ちゃんから聞いたんだよ。和ちゃんは男も女もお構いなしの、おしりが大きいのに軽い女なんだって」
咲「だから、他の女流プロ雀士からはバイパイピンクなんて言われてるんだよ?」
咲「そんな人が京ちゃんなんかに本気になる訳が無いよ?」
京太郎<バイパイピンクって……バイで倍のパイで頭の中も外もピンク色の色情魔だって事かよ!!>
咲「おまけにPMなんて呼ばれてもいるんだよ!言っとくけど午後の事じゃないよ?」
京太郎<ピンクホルスタインって事かよ!?もう言いたい放題!貶め放題だな!!>
京太郎<…………やっぱ女子プロの世界って怖えー…………知ってたけど……>しみじみ
咲「どう?目が覚めた、モテモテのモテ男の京ちゃん?」
京太郎「くっ…だったら……三年目の浮気ぐらい大目にみろよ」
咲「はっ!?」カチン
咲「京ちゃんのその…ひっ…開き直るその態度が気に入らないの!!」
京太郎「じゃあ…どうすりゃいいんだよ?」
咲「ふんだっ!もうっ……両手をついて謝ったって許してあげないんだからねっ!!」
つまらん。もうやめていいよ
…………。
京太郎「で…結局、お前はどうしたいんだよ?」
咲「もうっ!京ちゃんがそんな態度を取るんだったら、私から荷物をまとめて出て行ってやるんだからっ!!」
京太郎「は?出てく?お前が?」ぷぷ…
咲「なっ何よ!?」
京太郎「お前…俺が出張に行く時も、帰った時も泣いて見送る様な寂しがり屋じゃねーか」
咲「//////うっ…それは……」
京太郎「そんなお前が、荷物をまとめて涙も見せずに出ていけるのかよ?」
咲「で…出来るもんっ!!」
キャラディスSSとか需要ねぇからもう書かなくていいよ
京太郎「ふーん。じゃ、出てくってドコに行くんだよ?」
咲「お…お姉ちゃんのトコ……」
京太郎「お義姉さん…宮永先生は今、地方に遠征中だよ」
咲「じゃ…じゃあ和ちゃんの家……」
京太郎「お前自分が何言っているのか判っているのか?」
咲「うう……わ…分かってるもんっ」たじ…
京太郎「転がり込むとか以前に原村先生も宮永先生と一緒に遠征中だよ」
京太郎「それに、あの二人は同じチームだってお前だって知ってるだろうが?」
咲「…………だったら…優希ちゃん家……」
京太郎「アイツは少し前に結婚したばかりじゃないか。お前は別居する為に新婚家庭に突撃する心算かよ?」
にゃんぱす~
にゃんぱす~
京太郎「ふーん。じゃ、出てくってドコに行くんだよ?」
咲「お…お姉ちゃんのトコ……」
京太郎「お義姉さん…宮永先生は今、地方に遠征中だよ」
咲「じゃ…じゃあ和ちゃんの家……」
京太郎「お前自分が何言っているのか判っているのか?」
咲「うう……わ…分かってるもんっ」たじ…
京太郎「転がり込むとか以前に原村先生も宮永先生と一緒に遠征中だよ」
京太郎「それに、あの二人は同じチームだってお前だって知ってるだろうが?」
咲「…………だったら…優希ちゃん家……」
京太郎「アイツは少し前に結婚したばかりじゃないか。お前は別居する為に新婚家庭に突撃する心算かよ?」
…………。
京太郎「で…結局、お前はどうしたいんだよ?」
咲「もうっ!京ちゃんがそんな態度を取るんだったら、私から荷物をまとめて出て行ってやるんだからっ!!」
京太郎「は?出てく?お前が?」ぷぷ…
咲「なっ何よ!?」
京太郎「お前…俺が出張に行く時も、帰った時も泣いて見送る様な寂しがり屋じゃねーか」
咲「//////うっ…それは……」
京太郎「そんなお前が、荷物をまとめて涙も見せずに出ていけるのかよ?」
咲「で…出来るもんっ!!」
咲「……た…確かに……もうこうなったら末原さんに頼んで……」
京太郎「末原さん……?もしかして俺達より二つ上で関西出身の?」
咲「うん…その末原ナンとかさん」
京太郎「てか、お前あの人とは、高校、大学何度か打ってるぐらいで、殆んど面識はないじゃねーか」
咲「うっ!?」ぎくっ
咲「で…でも何度もゴッ倒してるし、今度もゴッすれば言う事を聞いてくれる様な気がして……」
京太郎「はぁ…なぁ咲さん…もうそろそろ適当に思い付きで言うのは止めろよ?」
咲「うっ!!」どきっ
京太郎「それにあの人は大阪在住だろ?脅して押し入ろうとしたって、追い返されるのがオチだぞ?」
京太郎「まったく尼崎じゃないんだからさ。そんな無茶苦茶がまかり通る訳ないだろ?」京太郎「……ま、大阪も似た様なもんだろうけどな?知らんけど」
咲「ううう……」
京太郎「はぁ…だいたい交友関係の狭いお前g―――――」
咲「―――――はっ!!」
咲「……じゃ…じゃあっ!実家に帰らせて頂きますっ!!」
京太郎「実家?ああ…それなら出来そうじゃないか?」
咲「えっ!?」
京太郎「いや、なに…こうなったら暫くの間。お互いに距離を置いた方が良いんじゃないかって」
咲「きょっ…京ちゃんは私と離れたいの!?」
京太郎「お前…何言ってんだ?お前から先に自分から出て行くって、言ったんじゃないか?」
咲「うっ…それは……」
京太郎「まぁ…お前が言う様に、俺が和に遊ばれているって言うんなら……」
京太郎「まぁ俺もそれなりに浮気みたいな事もするけどさ……俺だって本気になれないだから、可愛いもんだと思わないか?」
咲「!!」ピキッ
咲「よくそんな事が言えるね京ちゃん!!」
咲「いくら京ちゃんでも、こんな勝手な言葉が出てくるとは思わなかったよ!!」
京太郎「そうか?」
咲「そうだよ!!最早!京ちゃんの性根を…人格を疑うレベルだよ!!」
京太郎「言ってくれるじゃねーか咲さんよ?だがな、俺がこうなったのも元はと言えばお前にも原因はあるんだぜ?」
咲「どう言う事よ?」
京太郎「どうもこうもねーよ。そりゃ…お前が沢山あったプロチームや実業団、強豪大学の誘いを全部蹴って……俺と同じ大学を受けるって聞いた時は、そりゃ嬉しかったさ」
咲「そうだよ。京ちゃんと一緒の大学に行く為に、たくさん勉強したんだからね」
京太郎「それで大学の麻雀部に入って、最初の挨拶の時にいきなりお前が、お嫁さん違いますけど彼女です――――」
京太郎「――――なんて言い出して、いつも俺にくっついているもんだから、みんな妙に気を遣って俺は大学時代、殆んど遊べなかったんだからな!」
咲「付き合っているんだから、それは当り前の事だよ?」
京太郎「お前の場合は束縛し過ぎなんだよ。結婚した今でも、一日にニ十回以上もメールして来るし……」
京太郎「俺はキャンパスライフをもっとエンジョイしたかったんだよっ!!」
咲「…………」
京太郎「それで大学を卒業して、少し羽を伸ばせるようになったから――――」
咲「ふーん。すっごく自己中心的な考えだね。京ちゃんらしいよ」
京太郎「お前にだけは言われたくはないよっ!」
咲「私はただ一途ってだけだよ……」
京太郎「一途って……物は言い様だな。全くお前は、何時も俺に甘えてばかりでさ……」
京太郎「今でも…ちょっと俺が他の女の子と話そうもんなら、すぐ焼きもち焼くし……」
京太郎「もうそんな事しても可愛くないんだよ。もっと大人になれよ?」
咲「――――!!京ちゃん馬鹿な事言ってないでよ!!」
京太郎「ふん。俺だって男だ、羽目を外したら、ハメたくなるってもんだろ?」
咲「……………」
京太郎「……………」
咲「京ちゃん…………サイテー……」
京太郎「確かに今のだけは最低だった」ぺこり
咲「そうだよ!今のは麻雀で言ったらチョンボ並みにサイテーだよ!」
咲「まったくこんなサイテーな京ちゃんのキョウチャンなんかチョンボしちゃうんだからね!!」
京太郎「咲……お前…本気で俺のオレをチョンボしたいのか?」
咲「うっ…………」じー
咲「……………」ごくり…
咲「……やっやっぱりそれだけは赦してあげる////////」
京太郎「フフン。やっぱりお前は『俺』と『オレ』なしじゃいられないんだよ」
咲「うっ……自惚れないでよっ!京ちゃん!!」
咲「―――――それに…私にだって、その気になれば相手はいるんだからね!!」
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京太郎「へー。どこのどいつだよ?いいから言ってみろよ?」
咲「の…和ちゃん……」
京太郎「だから和だったら本末転倒だろうが!?何度も同じ事を言わすなよ、咲さん?」はぁ
咲「うっ…それはそうだけど……」
京太郎「まったく…大学時代、俺にくっ付いてばかりで、殆んど他の知り合いを作らなかったからこうなるんだぞ?」
咲「うう……だって京ちゃんがいれば、もういいって…他に何も要らないって……思ってたんだもん……」うー
京太郎「!!」どきっ
京太郎「そ…そうかよ……」
京太郎<やべっ一瞬、どきってしちまった…もう結婚して3年にもなるのにな……>
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