マミ「鹿目さん!私も神様になったわ!!」(383)

まど界

まど神「あーあ。退屈だなー。下界見ても、ほむらちゃんは最近安定しちゃってるし。なんでか最近魔獣が弱体化してて、他の魔法少女のお迎え率も下がってるし…」

さやか「まあいい事じゃん。魔法少女救済の神であるあんたが退屈だってのは、それだけ平和だって証なんだから」

まどか「うん。そうなんだよね。けど、下界に行く事が減って、下界の事を見れる時間が減るのは、なんか寂しいよ」

さやか「まどか…」

まどか「パパやママ、タツヤは今頃何してるのかな…。マミさんや杏子ちゃん、クラスのみんなも…」

さやか「…。私があんたに導かれて、もう15年か。友達はみんなもう30超えてるし、何してるんだろうね」

まどか「ほむらちゃんは私のリボンを通して定期的に様子を見れるけど…」

さやか「あ、ほむらに渡したリボンって、そういう役割あったんだ。…プライベート侵害じゃ」

まどか「ウェヒヒヒヒヒ。三十路ほむらちゃん生活態度だらしないなぁ」

さやか「あんた…」

まどか「っ!!?」ビクッ

さやか「ん?どうしたの?まどか」

まどか「…誰か来る」

さやか「んあ?また誰か魔法少女が導かれた?」

まどか「ち、違うよ…。この感じ、魔法少女じゃない!」

さやか「えっ?けどこの世界はあんたが作った魔法少女のための世界なんだし、他の存在は来れないんじゃ」

まどか「あ、あああああ…」ガクガクガク

さやか「ちょっと!?顔色真っ青だよあんた!」

まどか「す、凄い力。私じゃ全然歯が立たない!まるで、主神クラス…」

さやか「ええええ!?そんなヤバイ奴が来るの!?」

まどか「来た!!」

さやか「っ!下がってろ、まどかは私が守る!!」

ズシーーーーン!!

さやか「くっ!す、凄い揺れだ…!!このっ!顔見せろ!!」

マミ「ふう。ここが鹿目さんの創った世界ね」

さやか「…あれ?」

まどか「…え?」

マミ「…ティロ?」

さやか「ま、マミさん!?」

マミ「あら、美樹さんじゃない。久しぶりね。それに鹿目さんも…」

まどか「え、え?えええ?なんでなんでなんで!?」

さやか「な、なーんだ!マミさんがここに来たって事は、マミさんも導かれちゃったって事ですか!まどか、あんた私をビックリさせようと黙ってたなー?こいつめこいつめ!」グリグリ

まどか「さ、さやひゃふぁん、ほっへふりふりひにゃいへ、ひひゃいひょ…(訳:さ、さやかちゃん、ほっぺぐりぐりしないで、痛いよ…)」

さやか「うりうりうりー!私にサプライズ仕掛けるなんて十年早いわー」モニュモニュ

まどか「うわあああああん!わらしはみひゃまにゃのいーーー!!(訳:うわあああああん!私神様なのにーーー!!)」

マミ「あの、美樹さん?お取り込み中のところ申し訳ないのだけれど…。私、導かれて無いわよ?」

さやか「え?」ワッショワッショ

まどか「んにゃああ!!はにゃひへー!はにゃひへーーー!!(訳:んにゃああ!!離してー!離してーーー!!)」ジタバタ

マミ「…と言うか私、魔法少女ですら無くなってしまったのだけど…」

さやか「ええええ!?」

まどか「はあはあ、やっと開放された。ううう…。ほっぺがじんじんするよう」サスサス

さやか「た、確かに、見たところグリーフシードが無いし…。あれから何年も経ってるのに見た目は昔のまんまなのは、ここに来るみんな全盛期の姿になるから疑問に思わなかったけど…」

マミ「そうね。この頃が一番魔力があったのは確かだけど、今この姿なのは、貴女達に合わせて姿を変えているだけよ」

さやか「そ、そんな事も出来るって事はやっぱり…」

まどか「…マミさん、神様になっちゃったんですね?日本という国は前例も多いです。偉業を成し遂げた人物が神になる事も…」

マミ「ええ。まさか、私なんかがと思ったけれど…。確かに客観的に思い返してみれば、私はそれだけの事をしたのでしょうね」キリッ

さやか「す、凄い!!やっぱりマミさんは凄いよ!!だって、みんなが神様として奉ってくれるだけの凄い事を成し遂げたって事なんでしょう!?」

まどか「しかも、魔法少女救済の神である私よりも位が高いなんて…。きっと、沢山の人に敬愛され、惜しまれて亡くなったんでしょうね」

マミ「あら。まだ私死んでないわよ?」

さやか「えええ!?」

まどか「…それなら、生きたまま高位の神様になったって事ですか?そんな例、少なくとも私は知らないです」

さやか「わ、私も。…てか、難しいことよくわかんないんだけなんスけどね。えへへ…」

マミ「そんな例、沢山有るわよ?私の知り合いにも何人か居るわ。二人とも日本人だったのに、知らなかったの?」

さやか「てへ。面目無い」

まどか「うーん…」

マミ「ふふ。それならその辺の説明も兼ねて、私が神になった経緯を話していきましょうか。久しぶりのレクチャーね?」

さやか「ぜひ!」ワクワク

まどか「お願いします!」ドキドキ

マミ「そうね…。事の始まりは、春。新緑が芽吹き、これからの季節に向かって力強い命の脈動を感じさせる時期だったわ…」←遠い目

まどか(あ、長くなりそう)

さやか(神様になっても変わってないなぁ。マミさん)

マミ「そう。忘れもしない、私が中学を卒業した日の事…」フフッ

さやか「マミさんちょいタイム」

マミ「え?」

さやか「まどか。おせんべい無かったっけ?」

まどか「確か居間の戸棚にあった、ような…」

さやか「じゃ、取ってきて。ポットにお湯まだあるし、私はお茶淹れとくから」

まどか「うん。ついでにみかんとって来る」テクテク

さやか「じゃ、マミさん。寒いし、続きはこっちのコタツに入って聞きますんで。まどかが帰ってきてから」ゴソゴソ

マミ「…なんか、貴女達はある意味変わったわね…」

まどか「お待たせー。ジャンヌダルクさんがお裾分けに持ってきてくれた干し柿あったから、一緒に持ってきたよー」

さやか「おー。ジャンヌさんの干し柿大好物ー」

マミ「…」

まどか「ズズズー…。ほわー。暖まるー」

さやか「みっかんー♪みっかんー♪」ムキムキ

マミ「…」

さやか「さて、それじゃ…」

まどか「お願いします!」

マミ「…事の始まりは、春。新緑が芽吹き、これからの季節に向かって力強い命の脈動を感じさせる時期だったわ…」←遠い目

まどか(初めから言うんだ…)

マミ「そう。忘れもしない、私が中学を卒業した、あの日の事…。全てはあの日が始まりだった」フフッ

さやか(語り慣れしてるなー…)

マミ「…その日、私は一大決心をしたのよ…」

さやか「あ、マミさんおせんべいどうです?」

マミ「あら、ありがと」バリバリ

――あの日、私はたった一人で電車に乗って東京へ出て行き、一つの門を叩いたの…
  卒業式が終わって、クラスの皆との最後の会話もそこそこにすぐに駅へ走り、東京行きの新幹線に飛び乗って。
  新幹線に乗るのも東京へ行くのも初めての出来事で、不安だったけどどうしても叶えたい夢があったから。


マミ「ここが山吹部屋ね」ドキドキ


――でも、いざそこに立ってみたら、やっぱり怖気づいちゃって。私なんかがこの厳しい世界でやっていけるのかって、怖くて怖くて、やっぱり帰ろうか、なんて思っちゃったりもして…

さやか「ちょいタイム」

マミ「どうしたの?美樹さん」

まどか「そうだよ、さやかちゃん。マミさんの話、まだ始まったばかりだよ?あ、もしかしておトイレ?駄目だよー最初に行っておかなきゃ」

さやか「…あっれーー?すみませんマミさん。なんか私、聞き間違いしちゃったみたいで。なんか、すっごいマミさんに似つかわしくない言葉が聞えてきたんですけど…」

マミ「何かしら?あ、もしかして東京って言葉とか?ふふ。確かに、可笑しいわよね?私みたいな田舎者の口から東京だなんて…」

さやか「いや…その…えーっと、なんか、その後で『部屋』って。『山吹部屋』って聞えてきたんですけど」

マミ「?なにか変なところある?」

さやか「いや、その、確か私の記憶が正しければ、その名前はマミさんには死ぬほど似つかわしくない世界に存在するものだったと思うんですけど…」

マミ「そうかしら?」

まどか「さやかちゃんの勘違いじゃないの?」

さやか「…うーん。まあ、まだ話は始まったばっかりだしね。同じ名前の違う物かもしんない。すみませんマミさん。話の腰折っちゃって」

まどか「さやかちゃんは早とちりだなー」

マミ「ふふ。いいのよ。それじゃ、話を続けるわね」

まどさや「お願いします!」

――で、話の続きね。その目的の場所に着いたのはいいのだけど。ほら、私って、結構臆病者じゃない?折角目的地まで付いたって言うのに、目の前で尻込みしちゃって…

マミ「…やっぱり、私には無理よね。帰りましょう…」クルッ

『…いいの?』

マミ「!?」

――その時、そんな弱い心の私を、誰かが呼び止める声がしたの。今思い返してみたら、きっとあれは私の心の声だったんでしょうけど

マミ「け、けど…。私なんかがこの世界で生き残るなんて、無理に決まってるわ。…それになんのコネも実績も無い私がいきなり弟子入りしたいだなんて。どうせ門前払いさせるだろうし…」

『夢を、諦めるの?』

マミ「…」

『クラスのみんなと、約束したんでしょう?』

マミ「あ…」

――その瞬間、ドッと溢れるように、クラスのみんなと笑いながら過ごした時間の記憶が蘇ってきたわ。卒業式の後に最後に交わした会話も。
  とても心細かったけど、クラスのみんなが『頑張れ』『お前ならやれる』って、励ましてくれたのを思い出したから、最後の一歩を踏み出す勇気を出せたの…

マミ「…っ!たのも~~!!」ドンドンドン


マミ「…誰も来ないわね」

マミ「…たのも~~~~~!!!!」ドンドンドン!!


力士「うるせえ!一体誰だよ!?こっちは今稽古中だ!!」ガラッ


さやか「きえええええええええええええええええええええええええええ!!!!」

マミ「…どうしたの?美樹さん」

まどか「もー。さやかちゃん、耳元で叫ばないでよー」ジンジン

さやか「ハアハアハア…。いやいやいや!おかしいでしょ!絶対おかしいでしょ!!こんなの絶対おかしいでしょ!!!」

マミ「何が?」

さやか「何もかもが!!!」

まどか「さやかちゃん、それじゃ逆になんにもわかんないよ。いい?問題点って言うのはね、まず第一に原因を特定して…」

さやか「ちょっと黙ってろ救済の神!!」

まどか「…むー」プクー

さやか「…まず、突っ込みどころが多すぎてどこから突っ込めばいいのかわからんが…。まず、マミさん。あんた一体何に成りたくて東京行ったんスか…」

マミ「何って…。おすもうさ「うおおおおおおおおおおおお!!!」」

マミ「…お相も「だああああああああああああああああああ!!!!」」

マミ「…おs「でぇええええりゃあああああああ!!!」」

マミ「お「うきょおおおおおおおお!!!!」」

さやか「ぜえぜえぜえ…」

マミ「…お相撲さん」

さやか「…すまん。さっきまでの私。私に力が足りなかったばっかりに…」ガクン

まどか「そっかー。マミさん、横綱になったんですねー!凄いなぁ」

さやか「あんたは神になった時に常識も対価に失ったのか!」

さやか「…もういいッス。マミさんがお相撲さんに成りたくて相撲部屋の門叩いたのは解りました。けど何が悲しゅうて華のJCがお相撲さんに成りたいなんて見果てぬ夢抱くようになったんですか…」

マミ「ああ、それはね。クラスのみんなが、私に言ってくれたの」

さやか「…は?」

マミ「この際だから言っちゃうけどね。私、魔法少女なんてやってたから、友達も出来なくてね。だから、3年生のクラスでも全然馴染めなくて。友達も出来なくて、ずっと寂しい思いをしていたのよ」

さやか「は、はあ…」ヒクッ

まどか(「友達が出来なくて」って、2回言った…)

マミ「そうしてずっと一人で寂しく過ごしていたある日の事よ。みんなそろそろ卒業後の進路を確定させて、それに向かって進んでいた時期…」

マミ「私はクラスで一人だけ、進路を決めかねていたわ。高校くらいは流石に出ておきたいけれど将来やりたい事も無いし、何を目標に生きていけばいいのかと人生に虚無感を感じていて」

さやか「…」

マミ「そんなある日、無気力に生きていた私を見かねてか、急にクラスメイトの何人かが、私に話かけてきてくれたのよ」

女子1「ねえねえ、巴さんww巴さんって、進路は決まったの?ww」

マミ「えっ?わ、私…?あ、あの、その、き…。あ、わ、私、ま、まだ決まってな、無いです…」オドオド

女子2「えー?そうなのー?ww巴さんってしっかりしてるイメージあるし、もうとっくに人生設計全部決まってるのか思ったーww」

マミ「えっ」

女子3「www人生設計全部wwあんた何言ってんのよww何?何歳で結婚するとかそんな奴?www」

女子2「そうそうww中学出たら東京行ってそのエロい身体で良い男捕まえてやりまくるとかそんな感じのwww」

マミ「…」

女子1「うはwwwひでぇwwwそれじゃ巴さんビッチじゃんwww」

女子2「wwごめんごめんww冗談だってwww巴さんそんな子じゃないもんねww」

女子3「www」

マミ「えっと…その…。け、けど、東京に行くっていうのは、いいな…。そ、その…。い、一回くらい、行って、みたい、かも…。…私、身寄り無いし」

女子1「で、男漁るの?www」

女子2「馬鹿www」ゲシッ

女子3「wwww」


さやか「ごばぁああああああああああああああああああああああっ!!」

マミ「…今度は何?美樹さん」

さやか(虐められてる…!!それは虐められてるよマミさん!!)

さやか「え、えっと、その、マミさん?その人たちって、前々から親しい人だったりするんスか…その、良く話したりとか…」

マミ「いいえ。けど、陰で前々から私の事を話題にしてくれていたのは知ってるわ
   内容は良く知らないけれど…きっと、いつまで経っても打ち解けようとしない私にどうやって接しようかと相談していたのね。優しい人たちだもの」

さやか(それは無い!!…が、そんな事本人の前では言えない…)

まどか「良い人達なんですね!!」

さやか(まどかあああああああああああああああああああああ!!?)

マミ「…続きね?」

マミ「け、けど、どうしようかな。勉強には自信有るけど、私別に東京に行ってもやりたいことなんて無いし。お金もそこまであるわけじゃないし…」

マミ「…えへへ。ごめんなさい。私なんかが東京に行きたいだなんて言っちゃって」

女子1「www勉強には自信あるんだってwww」

女子2「wwwww」

女子3「うわwwwマジムカツクww天然で嫌味だわwコイツwwww」

マミ「あ、ご、ごめんなさい!生意気な事言っちゃって!!け、けど私、本当に勉強しか取り得無いから…」

女子1「www聞いた?こいつの今のセリフwww」

女子2「うんwwうんwww中学生の癖にでっかいおっぱい持っといてww勉強しか取り得ないとかwwwチョー↑ウケルんですけどwwww」

女子3「いwやwみwくwせwえwwww」

女子1「こいつ風呂に沈めたら絶対私ら金持ちになれるよねwwww」

女子2「ひwwwwでwwwwえwww」

女子3「うっわwww絶対なれるなれるwww巴さんww可ww愛wwいwwもんwwwww」

マミ「えっ…」ドキン

マミ(あれ?この人たち、もしかしてさり気無く私に、自信持てって励ましてくれてる…?)

マミ「…うふふ。7日ぶりの同級生との会話は、とても暖かかったわ…」

まどか「良かったですねぇ」

さやか(どんだけポジティブシンキーーーーングッ!!?)

女子1「ほんっと。ムカツクやつだよ!アンタは!!」ギュッ

マミ「痛っ!?」

女子1「優等生ぶっちゃってさあ!前々から腹立ってしょうがなかったんだよね!その態度!!」ギュウウウウ

マミ「い、痛いっ!や、やめてください!胸を抓らないで!」

女子1「はああ!?何で私がアンタなんかの言う事聞いてやんないといけないのさ!この豚!!」パシッ!!

マミ「あうっ!?」ガシャッ

女子2「あははは!ビンタされて椅子から崩れ落ちてやんの。かっこわりー!!」

女子3「胸でっけーだけで男誑かしていい気になってんじゃねーぞ!?豚ァ!!」

マミ「な、何…?なんなの…?」ガタガタ

女子1「ったくどいつもこいつも他のクラスのイケメン共はマミマミってさぁ!こんな外面ばっかのデブのどこがいいのさ!!」ゲシッ

マミ「かはっ!?」

マミ「けほっ!えふっ!おっ!おえっ!」ビチャッ

女子2「はっ!汚ねー!こいつ床でゲロ吐いてやがる!!」

女子3「あはははは!!見てよみんなー!!豚がゲロ吐いてるよーーー!!」

「ヒソヒソ…」「クスクス」

マミ(なんで…?何で誰も助けに来てくれないの…?)

女子1「ああwwwそうだwww良い事思いついたわwww」

女子2「なwwにwwwなwwにwww」

女子1「あんたお相撲さんになれよwwwwwww」

女子2、3「「wwwwwww」」

マミ「わ、私。そ、その…えっと…」゙

女子1「みんなー!!こいつのあだ名今から横綱だからねー!!」

女子2、3「「wwwwwwww」」

「プッ…クスクスクス」「ウェヒヒヒ」「…ヨコヅナ」「…ヨコヅナダッテ」「オニアイジャン」「ヒヒヒヒ」

マミ「ううう…」

女子1「んじゃぁ、横綱なら、上半身は裸じゃないとね」

マミ「えっ!?」

女子2「よっしゃ!脱がそうよ!」

マミ「えっ!?ちょ…」

女子3「羽交い絞めー。よし、女子1!2!今のうちに剥いちゃえー!!www」

女子1「任せろ!」バリバリ

マミ「やめて!!」ブルン

「ザワザワザワ…」「オ、オイ、ナンダアノムネ」「デッケェ」「ケシカラン」「ゴクリ」

女子1「あはははは!よーし!クラスの男どもー!こいつ将来お相撲さんになりたいらしいから、相撲の練習付き合ってやってー!!www」

女子2「もちろん正装だよー!!!wwww」

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」

「クスクスクス」「イイキミ」「ユウトウセイブッテテナマイキダッタノヨアノオンナ」「ウェヒ…ゲヘヘヘヘ」「オ、オイ、トモエトスモウダッテヨ」「コレッテヤッチャッテイインダヨナ?」「ジュンバン…」「フヒヒヒヒ…」

マミ「いや、いやあ…」フルフル

DQN1「じゃあ俺がまず最初にやってやるよ!二人で男子トイレ行こうぜ!」ガシッ

マミ「いやっ!髪の毛掴まないで!痛い!痛い!!」

DQN2「じゃあ俺ら先公の見張りするからよ!終わったら交代な!」

DQN3「フヒヒヒヒ。うるせーなぁ。口に布でも咬ましておこうぜ」グイッ

マミ「んんむっ!?んんんんんん~~~~~~!!!」ジタバタ

――そうして私を無理やり男子トイレの個室に引き摺り込んだDQN1君は、次に嫌がる私のスカートに手を掛けて…


さやか「もう勘弁ならーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!」バンッ!!!

マミ「どうしたの?美樹さん。そんなに顔真っ赤にしちゃって」

さやか「うおぁあああああああああああああああ!!!!」バンバンバン!!!!

まどか「あはははは。さやかちゃん凄い荒ぶりよう!神様もびっくり!」

さやか「あああああああああああああああああああああああああ!!!!おわあああああああああ!!!!」ダンダンダン

まどか「まるでダディみたい!」

マミ「どうしたの?何か嫌な事でも思い出した?私で良かったら相談に…」

さやか「そりゃこっちの台詞だぁあああああああああ!!!」

マミ「?」

さやか「なんですかこの壮絶なイジメ告白は!!」

マミ「え?イジメって…」キョトン

さやか「なんでキョトンなんじゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!?」バシバシバシ

まどか「いたいいたい」

さやか「さっきまで我慢してたけど!!もういい加減言わせて貰います!!そのクラスメイトの仕打ち!!イジメですよね!確実に!!」

マミ「え…。これって、イジメ…なのかしら?私はてっきり、まだ進路も決められない弱い私に渇を入れるためと、稽古の為だって思ってたんだけど…」

さやか「イジメってレベル超越してますって!ってか、見滝原中そんなガラ悪かったんですか!?ヤンキー漫画の最凶校レベルじゃないですか!!」

マミ「またまたー」パタパタ

さやか「むきょおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ワシワシワシ

まどか「どうしたの?さやかちゃん。凄い勢いで頭掻き毟り出して。あー。昨日お風呂入らなかったんでしょー」

さやか「きょえええええええええええええええ!!!!!」

まどか(多分、いつかどっかで壊れちゃったんだろうなー)

さやか「…すんません。私、どうかしてました」ドヨーン…

まどか(さやかちゃん諦めたw)

マミ「じゃあ、話の続きを…」

さやか「マミさん!」

マミ「ん?」

さやか「…その辺の話は、無しで。そんな重要な感じでも無いんで、飛ばしちゃって下さい。時間勿体無いですし…」

マミ「…んー……」

マミ「そうね。わかったわ」ニコッ

まどか(チッ)

――それじゃあ、私が山吹部屋の門に立った時の話から…

マミ「…っ!たのも~~!!」ドンドンドン

マミ「…誰も来ないわね」

マミ「たのも~~~~~!!!!」ドンドンドン!!

力士「うるせえ!一体誰だよ!!こっちは今稽古中だ!!」ガラッ

マミ「ひっ!?」ビクッ

――初めて見た本物の力士は、とても大きくて、怖かったわ…けど、ここで怯んではこの世界ではやっていけない。そう思った私は、勇気を振り絞って言ったの

マミ「あ、あの…!」

力士「なんだ?嬢ちゃん。見学かなんかか?生憎とうちは…」

マミ「い、いえ!その!」

力士「?」

マミ「…わ、私…!」ブルブル

マミ「…私、入門したいんです…!!」

力士「…ふーーーん」ジロジロ

マミ「…あ、あう…」

――その時の力士の、私を舐め回すような、値踏みするかのような目…。怖かった。何を考えているのか。お前なんかにこの世界は無理だなんて言って追い払われたら、きっと私はそこで折れて、故郷に帰っていたでしょうね…

力士「…まあ、身体はそこそこ出来てんのか。体格もそんな悪くねぇし…」ブツブツ

力士「…嬢ちゃん、学生の頃に相撲の経験は?」

マミ「え、えっと…。公式の試合には出た事は有りませんが、この1年間、一日も練習を欠かした事は有りません!!」

力士「…付いてきな。親方のとこに案内してやる」

マミ「…!」パァアアア

マミ「…はい!!」


さやか「…ちょいすみません。タイム」

まどか「もー!さやかちゃん、またー?」

さやか「はは…ごめんごめん。…もう疲れちゃった私…」

まどか「何言ってるのさ。勝手に叫んで、勝手に疲れちゃってたらどうしようも無いよ!」プンプン

さやか「…ねえまどか。杏子って、今何してるかな…」

まどか「え?杏子ちゃん?杏子ちゃんがどうかした?」

さやか「いやぁ。アイツ、まだこっち来ないかなーと思って…」

まどか「何言ってるの?杏子ちゃんは安定してるよ?グリーフシードの感じからしてもまだまだこっちには来そうに無いし…」

さやか「そっかぁ…まだかぁ。おーい。杏子ー。私一人じゃもう無理だー。突っ込みきれーん。早くこっち来ーい…」ブツブツ

まどか「?変なさやかちゃん」

その頃の杏子

杏子「すやすや…」

――杏子ーこっち来ーい

杏子「うーん…うーん…」

――私だけじゃ駄目なんだよー

杏子「うーん…うーん…」

――助けてー杏子ー

杏子「うわっ!?」ガバッ

杏子娘「んあ?どうしたの?ママ」

杏子「わ、わりー。起こしちまったか?」ナデナデ

杏子娘「ママ大丈夫?凄い汗…」

杏子「な、なんでもねーよ。さ、明日遠足だろ?早く寝ようぜ」

杏子娘「うん!」

杏子娘「すやすやすや」

杏子「…寝たか」ホッ


杏子(…まさか、今になってさやかの夢を見るなんてな)

杏子(しかもアイツ、私の事を呼んでた…「助けて」って…)

杏子(さやか、やっぱお前、私の事恨んでるのか?何度後悔した事だろう。…あの時私がもっと強ければ、お前の事を助けられたはずなのに…)ギリッ

杏子「…へへ。どうやら、私も、「そろそろ」なのかもな」

杏子「…せめて、娘が嫁入りするまでは、と思ってたけど…まあ、ここまで生きられただけでも、幸運だよな」

ガチャッ

「今帰ったよ」

杏子「…ああ。お帰り。お疲れさん」

「『さやか』は?」

杏子「…寝てるよ。明日は遠足だからね。早目に寝かしつけたんだ」

「そうかい」

杏子「…ねえ」ムクッ

「起きるのかい?」

杏子「…愛してるよ」ギュッ

「…何をいきなり。…僕もだ」ギュッ

杏子「…そっか。ありがとう。恭介」

恭介「…?変な杏子」

杏子(お前が消えた後、お前の想い人を寝取っちまった。そっちに行ったら、やっぱお前は私の事を誹るだろうね)

杏子「…さやかの夢を見たんだ」

恭介「さやかの?」

杏子「…美樹の方の」

恭介「っ!」

杏子(そんな顔すんなよ…)

恭介「そ、そう、だったのか」

杏子(ああ。あんたの大好きな、幼馴染の、な…)

杏子「…今晩は眠れそうにないんだ。ねえ…しよ?」

恭介「…わかった」

杏子(馬鹿な私。死んじゃったあんたに、まだ嫉妬してる。ねえ、さやか本当にごめんね…)

杏子(…けど、今なら胸を張って言える。「私の方がお前より恭介を愛してる」って)

杏子(勝負だ。さやか)


杏子編終わり

飯にします

マミ「私、話続けてもいい?」

まどか「どうぞ!ほら、さやかちゃん。ぶつぶつ言ってないでマミさんのお話の続き聞こうよ!失礼だよ!」

さやか「はっ!わ、私ったらなんて事を…!こんな事で親友の杏子に早くここに来て欲しいなんて思うだなんて!ゴメン杏子!!」

まどか(やっぱりさやかちゃんにだけ現世の事隠してるの正解だなぁ。杏子ちゃんが来て真実を知った時のさやかちゃんの顔を想像するだけで、ご飯三杯はいけちゃうよ!)

マミ「…私はそれからすぐに親方に会わせてもらったの。…正直に言っちゃうと、第一印象では堅気の人に見えなかった」

親方「…で、アンタ、力士になりたいって?しかも、それで態々うちみたいな弱小部屋に。可愛いお嬢さんのアンタが?」ハッ

マミ「は、はい。…私、力士になれたら、今までの弱い自分を変えられる。そんな気がするんです!」

親方「…ふーん。まあいいや。じゃあ、適性見てみるか?」

マミ「えっ!?」

親方「適正だよ適正。いきなり無名の新人がやってきて入門したいなんて言われても、こっちだって困らーね。どんだけやれんのか?将来性はあるか?才能は?根性は?無駄飯食らいを置いておく余裕はうちには無いよ」

マミ「あ…そ、それもそうですよね…」

親方「よし、力士。ちょっと相手してやれ」

力士「フヒヒ。わかりました親方」

マミ「よ、よろしくお願いします!」

親方「さて、じゃあ、あんたには服を脱いで貰おうか」

マミ「えっ」

親方「当たり前だろ。力士なんてのはまわし一丁で勝負する商売なんだ。まさか、その制服で相撲取るつもりだったのかい?ほら、まわしは貸してやるよ。…ここで脱ぎな」

マミ「あ…。そ、そうですよね。わ、わかりました!」ヌギヌギ

親方「…ウェヒヒ」

マミ(下着姿)「こ、これでいいですか…?」

親方「駄目だね。全部脱ぎな。今すぐだ」

マミ「うう…こ、更衣室はお借りできませんか…?」

親方「そんなもん、うちには無いよ」

マミ「…」

マミ(まわし姿)「ううう…///」

――初めてのまわし姿は…ちょ、ちょっと恥ずかしかったの。
  それに、まわしって結構きつく締めるものなのね。その…慣れも有るんでしょうけど、お股に食い込んで、い、痛かったわ。

親方「へー。でっかいおっぱいだね。あんた、意外と才能有るかもよ」

マミ「あ、ありがとうございます…」

力士「それじゃあ、始めようか」

マミ「よろしくお願いします!」

力士「フヒヒ」

親方「はっけよーい、のこった」

マミ「たぁ!」タプン

――開始の合図とともに、私は力士さん目掛けて一気に飛び出したわ。
  正直、ブラを付けていない胸が揺れて邪魔でしょうがなかったけど、テレビを見てもブラを付けているお相撲さんなんていなかったし、これから先私だけ特別扱いしてもらう訳にもいかないからね

力士「ふんっ!」ガシッ

マミ「きゃっ!?」

――けど、流石、プロは全然違うわね。私なんかの突進なんて全然意に介さずに、軽く受け止められてしまったわ

力士「おらぁ!」ギュッ

マミ「くあっ!?」

――そしてすぐに背中に腕が廻されて、そのまま抱きしめられた。…いえ、そんな生半可なものじゃなかったわ。強烈な鯖折りに、身体がバラバラになりそうだった。

力士「フヒヒ。オッパイオッパイ」モニュモニュ

マミ「あっ!?」ビクッ

――身体を締め付けられて、胸を押し潰されたの。あの時の痛みは今でも思い出せる。巌の様にブ厚い身体に無理やり抱きしめられて、逃げ場を求めるように変形した乳房が、凄く痛かったから

マミ「か、ふっ…!」

――肺に酸素が入らず、苦しかった。口元から泡が湧き出るように洩れてるのが分かったわ。

力士「キモチイイ…」モミモミ

マミ「…こふっ!えふっ!」

――獅子は兎を狩る時も全力を尽くすというけれど、まさにその諺通りだった。容赦なく私の敏感な部分を責められたの。もうこの時点で、勝敗は決まったようなものだったわ

力士「ハアハァハァ」コリコリ

マミ「ああ…んぁっ!」ビクンッ

――既に戦意喪失した私相手に、尚も手は緩められなかった。当然よね。ここは一瞬の油断が勝敗を分ける世界。決着が付くまで、手加減は決して許される事では無いわ

力士「チュバチュバ」

マミ「んぁあああああああ!!?」ビクンビクン

力士「ウヒョヒョヒョヒョ」スルスル

マミ「ひっ!?ひあああああああああ!?」ジタバタ

力士「ふんふんふん!」ズコズコズコ

マミ「うあああああああああああああ!!!!!」ビクビクビクビク

マミ「あがが…」ドサッ

マミ「 」グリン

力士「ふう…」テカテカ

親方「白目剥いて気絶したか。おい、力士。バケツに水汲んで来い。ぶっかけて目を覚まさせろ。起きたら…続きだ」

力士「分かりました。ボス」

親方「それと、そいつの股から溢れてる白い液体。臭せぇからさっさと片付けろ」

力士「そうですかい?すくってこいつの身体に塗りたくってやりたかったんですが」

親方「けっ。なら、俺はどっか行く。後は手前で勝手にヤレ」スクッ


――やっぱり、プロは何もかも違った。その頃の私はクラスメイトの子相手なら負け無しだったのに。所詮は、アマチュアの自惚れだったのだと気付かされたわ

ジャバッ

マミ「はっ!?」

力士「起きたか」

マミ「ひっ!?」

力士「何怯えてんだよ。力士になるんなら、俺程度の奴幾らでもいるぜ。ほら、稽古つけてやるからかかってこいよ」ニヤニヤ

マミ「ひいい!?嫌!嫌ぁ!!」ブンブン

力士「フヒヒ。まずはその臆病な性根を叩き直してやらないとなぁ」ガバッ

マミ「ああああああああああああ!!」

力士「おら!早くかかって来いよ!」

マミ「もう嫌ぁああああああああああ!!!おうち帰るぅうううううううう!!!!!」

力士「はっ!何言ってやがる!もう逃げられねぇぜ!」

マミ「へっ!?」

力士「お前はもううちの部屋の人間だからな。多少厳しく稽古してやったって、それは犯罪にはなんねぇんだ」

マミ「えっ!?えっ!?えっ!?」

力士「おめでとう。お前は入門、認められたぜ」

マミ「えっ!?」

力士「さあ、早速稽古再開だ!」ガバッ

マミ「きゃっ!?」

――そう言って力士さんは私のまわしを軽々と掴み上げると、私のお尻を叩き始めたわ

力士「ファーハッハッハ!!では早速逃げ出そうとした罰を与えてやる!尻叩き100回だ!その真っ白いケツを真っ赤に染めてやるぜ!!」パンッ

マミ「痛!!」

力士「2回!」パンッ

マミ「ひんっ!?」

力士「3回!!」パンッ

マミ「あうっ!?」ビクンッ

力士「4回!!」パンッ

マミ「んうっ!?」ビクンッ

――ふふ。今思えば、あの頃が一番辛かったわね


力士「54回!!」パンッ

マミ「ひいっ!」ビクンビクン

力士「55回!!」パンッ

マミ「ひぐっ!」

力士「55回!!」パンッ

マミ「ひいっ!」

マミ「…えっ!?」

マミ「い、今、55回を2回言った!」

力士「あ~ん?」ニヤニヤ

マミ「ひっ」

力士「なんだ~?テメエ、今なんつった?あん?」

マミ「だ、だって…い、今…55回って、2回言って…」ビクビク

力士「俺は無学だからな。数字間違える事もあらーね」ニヤニヤ

マミ「そ、そんなの…」

力士「それより、今のお前の横槍で数字忘れちまったぜ。こりゃまた1回目からやり直しかな」

マミ「そんな!!」

力士「仕方ねーだろ?俺だってツレーんだ。大事な新弟子だからな。けどそれはそれ。これはこれだろ?」

マミ「お、おかしいわそんなの…」

力士「お前、強くなりてーんだろ?だから、俺は今、心を鬼にして弱い根性のお前を殺そうとしてやってんのさ」ナデナデ

マミ「ん…ふう…っ!!?」ピクッ

力士「フヒヒ。まだ撫でられて感じてるって事は、余裕有る証拠じゃねーか。ほら、さっさと続けるぞ」パンッ

マミ「ふああああああああ!!!」プシャッ

力士「がははは!!漏らしやがったこいつ!」パンッ

マミ「ひいいいいいん!!」ビクビクビク

力士「はい、3かーい!!」パンッ

マミ「いやあああああああああああ!!!!いやああああああああああああああああああああああああああ!!!!
   うわあああああああああああああああ!!!!誰か!!!!!!!誰か助けてええええええええええええええええ!!!!!!!」

力士「98-」パンッ

マミ「…」ボケー

力士「99-」パンッ

マミ「…」ボケー

力士「100!」パンッ

マミ「…」ドサリ

力士「はい、終わり。次はー…って、なんだ、こいつ。目が虚ろだ。表情も死んでやがる」

マミ「…」

力士「ちっ。これじゃあ犯しても、反応も抵抗もしねぇだろうな。仕方ねぇ。今日はここまでにすっか。オラ、起きろ」

マミ「いや…もういやなの…」ブツブツ

力士「つっても、このまんま土俵に捨てといたら後で親方に怒られるし、仕方ねえ。…おい!テメエ等さっきから見てんだろ!!」

「「っ!!」」ビクッ

力士「俺はもう帰るからな。起きたら連れてってやれ。こいつはお前らと同じ部屋にする」

「は、はい…」ボソボソ

力士「あと、ここの後片付けもやっとけよ!!汚れが少しでも残ってたら、ぶっ殺すからな!!!」

「わ、わかりました!!」

ガラガラ…ピシャン!!

マミ「…」

QBの魔法少女全員陵辱誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
QB「魔法少女は産む機械」

マミ「ん…」ピクッ

「起きた!」

「しっ。静かに。かなり痛めつけられてるんだから、そっとしておいてあげなさい」

「あ、それもそうかも…」

「まったく…」

マミ「ん…?」モゾモゾ

マミ(人の…声…?)

「ほら、起こしちゃったじゃない!!」

「ご、ごめんなさーい…」

マミ(この声…女の子…?)パチ

「あー…ごめんね。コイツが起こしちゃったみたいで」

「酷い消耗。初日からここまでするなんて、やっぱりアイツ等、悪魔だわー…」

マミ「あ、貴女達は…?」ビクビク

「あ、ごめんごめん。あんな目に合ってすぐ、いきなり知らない人に会ったら警戒するよね。私は柏崎星奈。ここの内弟子の一人よ」

「同じく、琴吹紬よ。ムギって呼んでねー」

マミ「星奈さんと、ムギさん…?」


さやか「待てこら」

マミ「どうしたの?美樹さん。今度はそんな怖い声だしちゃって」

まどか「久しぶりに乱入したね!さやかちゃん!」

さやか「おい。まず土下座しろコラ。色んな方々に」

マミ「どうしてそんなに怒ってるの…?」

まどか「さあ?」

さやか「すみませんでしたあああああああああああ!!!!!」ドゲザァ

マミ「あら、虚空に向かって土下座しちゃった」

まどか「…」ジリジリ

さやか「さり気無く私の頭の先に移動してんじゃねぇええぁぁあああああああ!!!!」ガバッ

まどか「ひゃぅっ!?」

さやか「お前ら!もう!もう!!もおおおおおお!!!!馬鹿ぁああああああ!!!うわああああああん!!!」ビエーーン

まどか「あらら。泣き出しちゃった。やりすぎたかな?これ。生前なら魔女化確実」

マミ「こ、困ったわね。なんで美樹さん、こんなに感情の起伏が激しいのかしら…」

まどか「まあまあ!じゃあもうこの際さやかちゃんはほっといて、次行きましょう次!」

マミ「あ、そ、そうね」

まどか「ちなみに、さっきの二人はオリキャラですよね、マミさん!はがないとかけいおん!とか、関係ないですよね!」

マミ「ええ。友達が少ないとか、けいおん!!とか、全く何の事かさっぱり分からないわ」

さやか「もうこの際ほむらでもいいよぉおおおおお!!!!助けてぇええええええええ!!!!」

この相撲部屋入門したいんだけど、どこにあるの?

>>218
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その頃のほむほむ

タツヤ「行ってきます、お父さん」

パパ「ああ。行ってらっしゃい。タツヤ」

タツヤ「ほらほら、お姉ちゃんも、早く行こう」

ほむら「ええ。ちょっと待って頂戴、タツヤ」

タツヤ「もー!お姉ちゃん遅い!早くしないと電車行っちゃうよ!」

ほむら「まだ大丈夫よ。余裕だわ」

パパ「ははは。タツヤ、久しぶりのお姉ちゃんと一緒の外出だからって、そんなにはしゃぐんじゃないよ」

タツヤ「な!べ、別にはしゃいでなんかいないよ!僕、もう18だよ!?」

ほむら「私に言わせれば、貴方なんてまだまだ子どもだわ」

タツヤ「お姉ちゃん酷い!!」

パパ「ははは。タツヤー。お姉ちゃんに子ども扱いされるのが悔しいなら、それ相応に男らしくならないと駄目だぞー」

タツヤ「ううー…」

ほむら「ふふ。冗談よ。タツヤも最近は随分と男の子らしくなったわよね。女の子にもモテるんじゃない?」

タツヤ「…それが、全然」

ほむら(当然よね。タツヤに近づく女は私が全部排除してるもの)

パパ「そうなのかい?まあ、今はそんな話している時間は無いね。さあ、行ってらっしゃい」

ほむら「…行ってきます」

ガタン…ゴトン…

タツヤ「ねえ、お姉ちゃん。相談したい事があるんだけど…」

ほむら「…何?タツヤ」

タツヤ「ほら、僕って、昔から全然モテなかったでしょ?」

ほむら「…そうね」

タツヤ「僕、恋愛には疎いし、今までは全然それでも構わなかったんだけど…最近、その…好きな人は出来た、んだ…」モジモジ

ほむら「!!?」

ほむら「はっ。初耳ね。詳しく聞かせてもらえる?」

タツヤ「…この間、教育実習生で来た、千歳ゆま先生」

ほむら「!!!!」

タツヤ「ちょ、ちょっと歳離れてるけど、お姉ちゃんよりは年下だし…その…可愛いし…」ゴニョゴニョ

ほむら「…」

ほむら「ふふ。そうか。遂にタツヤも初恋か」

タツヤ「え?」

ほむら「あーあ。なんかショックだわ。小さい頃はお姉ちゃんと結婚するお姉ちゃんと結婚するって、可愛かったのにねぇ」クスクス

タツヤ「そ、そんな昔の事引っ張り出すなよ!///」カァ…

ほむら「そうかー。遂に一人立ちか。お姉ちゃん、寂しいわ」クスクス

タツヤ「もう!そうやってすぐ僕の事からかって!」

ほむら「…お姉ちゃんの事は、もう愛してないの?」ジッ

タツヤ「…はあ。何言ってんのさ。実の姉にそんな感情持つ訳無いじゃん。『まどか』おねえちゃん」

ほむら「…そうね」

ほむら(…誰もまどかの事を覚えていない世界に、私は耐えられなかった)

ほむら(…そう。それだけ。たったそれだけの為に、私は家族の記憶を操って『まどか』になったのよ。…この幸せな一家の最後の1ピースを埋める為に)

ほむら(…いえ。違う。実は、まどかが羨ましかったのよね。あんな風に優しい心を育んでくださる両親が)

ほむら(…まどかがこんな事を望むはずも無いのに、つくづく愚かな女ね。私は)

ほむら(…)

ほむら(…そして、私は、また一つ、大罪を犯そうとしている…)

タツヤ「大体お姉ちゃんこそ、そろそろ彼氏の一人でも…」

ほむら「…解除」ボソッ

タツヤ「は…?」

タツヤ「あ、あれ…?ぼ、僕、今まで一体何を…」

タツヤ(…あ、そうだ。今日はまどかお姉ちゃんの、一周忌で…僕だけでお墓参りに行く予定だったんだ)

ほむら「どうしたの?君」

タツヤ「うわ!?」ビクッ

ほむら「あら、ごめんなさい。いきなり声をかけちゃって、驚いた?」

タツヤ(す、すっごい美人…!)

ほむら「…どうしたの?」

タツヤ「い、いえ!なんでもありません!!」

ほむら「ふふ…面白い子ね」クスッ

タツヤ「」ドキッ

      ト、                  ______)
     「::::\┐  _,,. --──- 、..,,_    `ヽ.  で  泣  早
   r-‐'へ::::::::!_'´ __,,,,......,,,,,__    `ヽ、    ', す い  く
   > :、:;::::::>''"´       `"'' 、   ':,   i. よ て   続
  └─ァ''"  /            `':.,  ',.   !!  る  け
     ,:' /   / ,' /  ,' i.  ', ':,  i    ',!  i.  |.   子   て
   / ,'  .,'`メ、!,_,/ ./! 、i__,,!イ .|.  i ,ゝ |  |.   も  .下
   ,'  i   ,!/,.-ァー;' / !/ァ;ー'-r'、 ! /__」  |   |    い  さ
   i   ! ハ!イ i `ハ     i `'ハ Y/ i/  ; |  |.   る   い
  └'^iー! ,iヘ ':,_ン    ':,__ン ノ!'  |  i. i  ,'    ん   ! !
    ,:'  .!.7,.,.,     '     .,.,., ,'!  .!  | |∠,_    ________
 o ゜/  ,:'. ト、   r‐,-‐ ''"´`ヽ. / ;   |  ! !  `Y´ ̄
   ,' .// i. `i:.、.,!/      ,.イ,:' ,'   | ,'i .|
   レヘ_/ヽ. !ァ''"´ `ヾi、ー=''"/ヨ___,/、___!へr三/)       (ヽ三/) ))
       /      ヾ!二へ/:::::ト,.-'‐'^ヽ(((i )  ___   ( i)))
       ,'        ',l>く}:::7    rノ/  /     \  ヽ \
     K_    _,r-イYン/ムi:::::/   ,ノ´く  / (●) (●) \  > )
       /Y>ベ´   '';:::::io:/   ,イ\ `/::::::⌒(__人__)⌒:::::\' /
     ,.:':::::ヽ、ン':,    ヽ/   ,イ /゙,ー、 |        ̄      |/
   /:::/:::::::::::::::::ヽ.   '    ,.;'ヾ/、/_/ノ \              /
 ,く:::::::/::::::::::::::::::::::::`ヽ、___,.,.イi `'ー'^''‐'/    \        :::::/

ほむら「へえ。それじゃあ、今日はそのお姉さんのお墓参りに?」

タツヤ「そうなんです。大好きな姉でした。…なんだか、お姉さんは、僕の姉と雰囲気が似ている気がします」

ほむら「…っ!」ズキッ

タツヤ「…すみません。変なこと言っちゃって。ちょっと寝ます」

ほむら(…その、自己嫌悪した時、不貞寝する癖、相変わらずね…)

ほむら「…さて。なら私はゲームでもして時間を潰そうかしら」スッ

タツヤ「あ…それ…」

ほむら「どうしたの?」

タツヤ「あ、そ、そのゲーム、僕もはまってるやつで」

ほむら「あら、そうなの。よかったら、私と通信対戦する?」

タツヤ「あ、ぜ、是非…」

ほむら「そうだわ。お菓子も有るから、良かったらどう?口に合えばいいけど…」

タツヤ「あ、これ、僕の大好きな奴です」

ほむら「それは奇遇ね。私もこれが大好きなのよ。他にもこれとか、これとか」ゴソゴソ

タツヤ「す、凄い。どれも僕の好きなお菓子ばっかりだ」

ほむら「へえ。私達、気が合うのかもね。…ねえ君」

タツヤ「は、はい!」

ほむら「私の名前は『暁美ほむら』。君のお名前、教えてくれるかしら?」

ほむら(ごめんなさい。まどか…)

タツヤ「は、はい。鹿目タツヤと言います…」ドキドキ

ほむら「そう。よろしく。タツヤ君」ニコッ

ほむら(けど、これだけは譲れないから。…例え地獄に堕とされたとしても)


ほむほむ編終わり


まどか(あー!!!楽しみだなー!!!!!!ほむらちゃんがこっちに来た時が!!!!!!!!!!)

ちょっと休憩。風呂入ってきます

はよ

――さて、どこまで話したっけ。ああ。私が星奈さんとムギさんに出会った時からだったわね

星奈「そっ!星奈よ!…アイツ等からは肉って呼ばれてるけど」

マミ「に、にく…?」

星奈「…肉便器だから、肉だってさ」チッ

マミ「あ、へ、変なこと聞いてごめんなさい…」

星奈「…いいよ。どうせ遅かれ早かれアイツ等の臭い口から知らされるんだ。なら、さっさと教えちゃった方がいいもん」

マミ「…」

星奈「アンタも、アイツ等が居る時は私の事、『肉さん』って呼んでね」

マミ「そんな!」

星奈「…頼むよ。じゃないと、私が痛い目合わされるんだ」

マミ「…」

紬「ふふ。痛い目合わされるのは星奈ちゃんだけじゃないんだけどね」

星奈「そ、そんな話はどうでもいいから!とにかく!私の事を肉って呼べって言ってるの!私の為に!」

マミ「…優しいんですね。星奈さんは」

星奈「そ、そんなこと無い!私、これでも巷じゃ性格最悪で通ってたのよ!?」

マミ「とてもそうとは思えませんけど…」

星奈「…だって、こんな、同じ境遇の子に酷い事言える訳無いじゃない…」

紬「星奈ちゃん…」

星奈「…ねえ。そういえばアンタの名前、まだ聞いてなかったわ」

マミ「え…?」

紬「あ、そう言えばそうね。貴女のお名前、聞いてもいいかしら?」ニコッ

――二人は、本当に優しかった。まるで天使な美しい姿と…心。その日の彼女等の笑顔は、今でも私の脳裏に焼き付いているわ。
  …本当に、二人とも、天使のようだった。



マミ「…巴、マミ。…私の名前は、巴マミです」

星奈「マミ…か。うん。いい名前ね。よっしゃマミ!これから頑張ろうね!」

マミ「は、はい!」

紬「ねえ、ところで、おなか空かない?」

星奈「え?」

マミ「そ、そういえば、朝から何も食べていなかったし、運動して体力も使ったし…」

紬「ふっふっふー♪じゃーん!サッ

星奈「!ムギ!あんた、それ…!」

紬「うふふ。そう。白いご飯に、ケーキでーす!…あいつ等の食べ残しだけどね」

星奈「ナイス!ムギ!」

紬「あいつ等がお昼寝してる間に、こっそり盗んできたのよ」フフン

マミ「…」ゴクリ

星奈「…。ケーキは4個か。マミ、あんたがもう一個食べなよ」

マミ「星奈さん?」

紬「そうね。それが良いわ」

マミ「でも、私は…」

星奈「いーっていーって!今日のこれはあんたの歓迎会だ!ほらほら、主役はもっとハッピーそうにしてなさいよ!」

紬「うんうん。星奈ちゃんもたまには良い事言うのねー」

星奈「なんだと!?ムギ!」グイッ

紬「きゃっ!」

星奈「そんな無礼な事言う奴はこうだ!」コチョコチョ

紬「ちょ!あははは!やめて星奈ちゃん!くすぐったいわ!」

星奈「ほれほれ、覚悟しろー♪」コチョコチョ

紬「あははは!もう!星奈ちゃんのいじわる!」

星奈「ここかー?ここがええのんかー?」コチョコチョ

紬「あはははは!ギブ!ギブよー!」ジタバタ

星奈「あーはっははは!許さん!」コチョコチョ

マミ「あ…」

星奈「ん?」ピタッ

紬「星奈ちゃん?」ピタッ

マミ「あは…あはははは!!」

星奈「…」

紬「…くすっ」

星奈「…ぷっ」

星奈紬マミ「あははははははは!!!」

――そう。それが、これから始まる地獄のような生活の、唯一の、光

翌朝

力士「おらぁ!起きろお前等!!」ガラッ

マミ「ひっ!?」ガバッ

紬「ひゃっ!?」ビクッ

星奈「…っ!」ムクッ

力士「ちんたらしてんじゃねーぞ!さっさと起きて朝稽古だ!すぐにまわしになって稽古場まで来い!!」

星奈「…ちっ。うっせーわね。朝なんだからそんな不愉快なダミ声響かせてんじゃねーわよ」ボソッ

マミ「…っ!?」

紬「ほ、星……肉ちゃん?」

力士「ほう…」ビキッ

力士「あー。ワリーワリー。どうも俺も寝ぼけてたみてーだ。どうも聞き間違えしちまったらしい。なあ肉よォ。テメエ、今なんつったんだ?ああ?」

星奈「…五月蝿いから静かにしてくださいっていったんですぅ。センパイ」

力士「…どうやら俺の聞き違いじゃなかったみてーだ。よし。肉。今朝は俺が直々にテメーを可愛がってやるよ」

星奈「…お手柔らかに」

マミ(ど、どうして…?星奈さん、どうしてそんな悪態を付くの?先輩を怒らせるだけなのに…)」

紬「…」

――それから10分も経たず、私達はまわし姿で稽古場に居た。…そこには、その部屋の力士が全員揃って居たわ。

力士「よっしゃぁ!全員集まったな!!!」

力士B「押忍!!!」

力士C「押忍!!」

紬「…押忍!」

星奈「…押忍」

マミ「…!お、おす!!」

――…新入りの私含めて、全部で6人。親方も…来ていなかった

力士「…なんだぁ?肉。声が小せえな。テメエ今日は随分と反抗的じゃねーか」

星奈「…いいじゃないっスか。たまにはこんな気分の日もあるんですよ」

力士「なら、指導だな。お前は俺とぶつかり稽古だ。BとCは…そうだな。どっちにする?お前ら」

力士B「そうですねぇ。折角だし俺は新入りと…」

紬「あ!わ、私!私、Bさんとやりたいです!今日は!!」サッ

力士B「はあ?」

力士「なんだ?ムギィ。お前からBを指名するなんて、随分珍しい事もあるんだな」

紬「きょ、今日はBさんの得意な締め技を練習したいと思いまして!」

力士「…ふーん。ならいいか。おいB。お前、相手してやれ」

力士B「フヒヒ。わかりました」

力士C「…。じゃあ、俺がマミちゃんの相手ですね」

力士「おう。新入りだからって容赦すんなよ」

力士C「もちろん」

マミ「お、お願いします…」

力士C「こちらこそよろしく」

力士「フヒヒ。それじゃあ、始めるぞ」

紬「いきます!」

力士B「おう!来い!」

紬「たあああ!」ムギュッ

力士B「ンホオオオ!オッパイ!!」

紬「やあ!やあ!!」ギュッギュッ

力士B「ウヒョヒョ!押し付けられるムギっぱいの感触がキモチイイーー!!」

紬「くっ!ビクとも動かない…!なら、これでどうですか!?」グイッ

力士B「おお!俺の脚にムッチムチのムギちゃんの太ももが絡んでくる!これは…極楽…!」

紬「やあ!やあ!!」

力士B「ンア---!!ギンモヂイイイー!!」

紬(油断してる…!これなら、いけるかも!)

力士B「…けど、まあ、そんだけじゃもの足りないよね」グイッ

紬「ひっ!?」

紬(う、腕を取られた!)

力士B「締め技を練習したいんだよね?いいよ。教えてあげる。これが俺の得意技の…」

力士B「三角締めだ!!」ギュッ

紬「うぐえっ!?」


さやか「相撲じゃねええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!」

マミ「…えっ?」

まどか「…えっ?」

さやか「…えっ?って、それこそ「…えっ?」だわアホかぁあああああああああああああああああああ!!!!!」ジタバタジタバタ

マミ「…またまたぁ」

まどか「んもう。冗談きっついなぁ。さやかちゃんは。折角いいところだったのに邪魔しないでよ!」プンプン

さやか「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!この怒りは!この怒りのパワーは!今の私ならワルプルギスにだって勝てますよ!」ガシガシガシ

まどか(笑)

さやか「やめろその笑い方!ウェヒヒよりムカつく!!」バシバシ

マミ「…続けるわ」

さやか「もうやめてえええええええ!!助けてぇええええええええええ!!!!仁美ぃいいいいいいいいいいいい!!!!!」

まどか「さやかちゃんかなり追い詰められてる(笑)」

その頃の仁美

仁美「…天にまします我らの父よ。願わくは、み名をあがめさせたまえ。み国を来たらせたまえ。み心の天に成る如く地にもなさせたまえ…」

「…こんなところにいらっしゃったのですか?シスター志筑」

仁美「…修道院長」

修道院長「…貴女はいつもそうですね。少しでも時間があれば、この聖堂に来て祈りを奉げている…」

仁美「…私は、罪人ですから」

修道院長「…以前お話されていた、親友の事?」

仁美「…はい」

修道院長「…貴女がここへ来て、もう15年も経つわ。その間、貴女は雨の日も、風の日も、太陽がどんなに照りつけようと、どんなに凍てつく日だろうと…主に祈りを奉げ続けてきた」

仁美「…」

修道院長「その間貴女は、多くの迷える子羊たちの心を、その愛と慈しみで救って来たわ

仁美「…」

修道院長「自らの身も省みず、全ての人に平等に愛を奉げ、真摯に救おうとする魂。もし貴女が罪人だというのなら、この世に天国に逝ける人なんて、何人いるのかしらね」


仁美「…院長は、私を買い被りすぎです。私のような身勝手な女、他に例を見ませんわ!」

仁美「…私、今でも夢に見るんですの。…あの日、さやかさんが亡くなったと聞いた時の事を。さやかさんの冷たい亡骸を…!!救われぬさやかさんの魂を…!!!」

仁美「…夢の中のさやかさんは、いつも冷たい雨の中、寂しそうに笑っていますわ。…私を誹りたいでしょうに。罵りたいでしょうに。…憎くて憎くて、堪らないでしょうに…何も言わず、寂しそうに、私を見ているだけ」

仁美「…あの人を殺したのは、私のようなものなのに。彼への想いを知りながらあんな卑劣な真似をして、あまつさえそれを、恋する気持ちを言い訳に黙殺しようとした、醜い私!!!」

仁美「…本当に死ぬべきは、私だったのに!!!!」

修道院長「…」

仁美「…私は、絶対に許されないわ。…許されてはいけないんですの」

修道院長「…ふふ。不思議なものね」

仁美「…え?」

修道院長「いつもは聖女のように慈愛を持って万人を癒す貴女。それが異教の方々であっても、どんな過ちを犯した方であっても」

仁美「…」

修道院長「いつもは天使の様に傷付いた心を優しく抱きしめる貴女。どんなに醜い風貌の方であっても、恐ろしい方であっても」

仁美「…」

修道院長「…それは、簡単そうに見えて、そうではないわ。誰にだって出来るけど、出来ない事。…それが出来る貴女は、立派よ。そして、貴女のその振る舞いは、私や、この院の他のシスターにとっても、救いであった」

仁美「院長…」

修道院長「…例え貴女の主が貴女を許さないとしても、私の主が貴女を許します。…ねえ。どうか、幸せになって」

仁美「…」

修道院長「ねえ?…まだ、この世界で、やりたい事があったんでしょう?…夢が、あったんでしょう?」

修道院長「だから…」

仁美「…ふふ。ありがとうございます。院長」

修道院長「…シスター志筑…」

仁美「…そうですね。それでは、今度暇をいただけませんでしょうか?…3日でいいです」

修道院長「3日?私は、そういう意味で言ったのでは無くて…」

仁美「いいんですの。3日あれば十分。それだけあれば、私はさやかさんとの思い出を。…たった一人の親友との思い出を十分辿れますわ」

仁美「…もう一度だけ見滝原を歩きたい。さやかさんとの思い出を振り返る事が出来たなら…私の人生には、もう悔いは残りません」

仁美「そう。それだけで、私には十分な幸せ…」

仁美編終わり

幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

紬「かふっ!」

力士B「フヒヒ。苦しむムギちゃん可愛い^^」

紬「えふっ!かは…」ポロポロ

――その時のムギさんの顔は、とても苦しそうだった。目からは涙が溢れ、顔は真っ赤に染まっていた。…けど、力士Bさんは手を弛めなかった

力士B「ほれほれー。頑張ってー^^」グイグイ

紬「ぐぐぐ…ごえっ!ヒューヒュー」

――…やがて瞳孔が開き始めたの。顔は赤から青白く変わりはじめ、口からは必死に酸素を吸おうとする、虚しい抵抗の音だけが聞えてきたわ

力士B「えいえいえい^^」グイグイ

紬「おえっ!ぐええええええ!ヒュッ!!」ガクン

――それで終わり。あっけなくムギさんは落ちた。
  白目を剥いた瞳からは涙が止まる事無く零れ、半開きの口からはだらしなく伸びた舌からが垂れ下がり、そこを伝って粘っこい涎が滴り落ちていたわ

力士B「あらら。落ちちゃった。あっけないなぁ^^」

マミ「ムギさん!」

星奈「ムギ!!」

力士B「けど、まあいいか。流石に起きてる時にこれは危なっかしいからね^^」ヌギヌギ

力士B「ほい」ギュッ

――そういうと力士Bさんは、三角締めの体勢のまままわしを外し、気を失ったムギさんの顔にその…「ソレ」を、押し付けた…わ…

力士B「ああー!ムギちゃんの長い舌が僕のエクスカリバーを掃除してくれてるよぉ!^^」ゴシゴシ

紬「 」ポロポロ

――…意識の無い筈のムギさんの瞳から、再び涙が溢れてきたような気がしたの

力士「ぬふぅ」ドピュッ

マミ(ひ、ひどい…!お相撲って、ここまでやるの…?これが普通なの…!?けど、みんな普段通りみたいな顔してるし…)

星奈「む、ムギィ…!」ギリッ

力士「さて、それじゃあ見取り稽古は終わりにするか。今度は俺達の番だな」

星奈「…ひっ」ビクッ

力士「さあ。いくぜ!」ダッ

星奈「…じょ、上等だわよ…!」カタカタ

力士「ふんっ!」ガシッ

星奈「はうっ!?」

力士「フヒヒ。相変わらずムッチムチのエロい身体してんなぁ!」

星奈「こ、このセクハラ野郎…!」

力士「その強気な眼差し良いよなぁ!いつも稽古が終わる頃には泣きながらごめんなさいって繰り返してるけどよ!」

星奈「きょ、今日こそは勝つんだから!」プルプル

力士「はぁ?誰が?誰に?」

星奈「私が!あんたに!!」

力士「ヒヒヒ。こんな、軽くまわし捕まれただけで腰が引けてるチキンが!?俺に!?」グイッ

星奈「ひっ!」

力士「ほんっとお前って身の程を弁えてねぇよなぁ!!!」モミモミモミ

星奈「んあああああああああああ!!!!」

――…乱暴だった。一辺の容赦も無く、力尽くに、その大きな胸を揉みしだかれた星奈さんはきっと凄く痛かったと思う。…いえ。実際痛かったんだけどね。私も何度もやられたわ

力士「ファハハハ!!あっという間にこのザマかよ!」

星奈「こ、このぉ!」ジタバタ

力士「ふん!」グイッ

星奈「わっ!」

――そして、一通り星奈さんの胸を揉んだ力士さんは、次に星奈さんの腰を吊り上げ、自分のまわしの上にお尻を乗せたの。

星奈「な、何するのよ!」

力士「こうすんだよ」チュバッ

星奈「ひぎぃ!?」

――星奈さんのお尻が力士さんの腰の上の高さに来て、これで星奈さんの胸がちょうど力士さんの顔の高さ。そうしたら、あとはやる事は一つだったわ。

力士「チュバッ!!ムチュッ!!ジュルルルル!!」

星奈「ひいいいいいいいいい!!!!嫌!嫌!!嫌嫌嫌ぁああああああ!!!」ジタバタ

――乳首をダイソン掃除機みたいに吸われても、星奈さんは虚しく脚をじたばた暴れさせるしか出来なかった。

星奈「あ…はふ…」ガクガク

――数分後、星奈さんはもう完全に戦意喪失していた。

力士「フヒヒ。身体の筋肉が弛緩してきたな?なら、次はここを可愛がりしてやろう」クチュ

星奈「そ、そこは!?うひいいいいいい!!!」

力士「なんだ、軽く手を入れてみたが、もうこんなにビチョビチョじゃねえか!このビッチが!!」クチュクチュクチュ

星奈「があああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

力士「へへ。じゃあ、今度は本番を…」ズシン

星奈「んなあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

力士「ハァハァハァ」ズコズコズコ

星奈「ふぎいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!ひぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!!!」

力士「ぬふぅ」ドピュッ

星奈「はががが…」ビクンビクン

力士「ふう…さあ、後は新入り。お前だけだ」

マミ「ひ…」

マミ(こ、怖い…!これが、相撲…!!)

マミ「それで次は私と力士Cさんの番だったんだけど…」

まどか「マミさんちょいタイムです!」ビシッ

マミ「…鹿目さん?」

まどか「眠いんで、明日にしません?」ニコッ

マミ「…」

まどか「私、明日は円環系のお仕事が有るんで結構早いんです」

マミ「…そうね。お仕事は大事ね」

まどか「だから、続きは私が明日、怨敵美国織莉子と呉キリカを見事討ち取…ゲフンゲフン。導いてからって事で!!」

マミ「…それまでスレが残ってたら、考えるわ」

さやか「逃げてーーーーー!!!織莉子!その友人!!逃げてーーーーーー!!」

まどか「ウェヒヒヒ。さやかちゃーん。私が織莉子に殺された後、知らなかったとは言え有ろう事かその本人に手を差し伸べて仲良くなってた恨み、私は忘れてないよー?」ワキワキワキ

さやか「おりこマギカのネタバレまでしやがった!!もうコイツ邪神だぁあああああああ!!!」

まどか「という訳で今晩はここまで!皆さんお疲れ様でしたー♪」

さやか「…>>1は、なんで思いつきでこんなの始めちゃったのかと後悔しながら眠りに就きます。一晩で終わらないとか、死ねばいいのに」

マミ「…おやすみなさい。ごめんなさい」




…というわけでした。すまん。明日はちょっと大事な仕事があるのだよ。ああ、不労所得で暮らせたらいいのに。もう寝ます。

杏子ほむほむ仁美ちゃん編はその場の思いつきをそのまま書いただけなので年齢とか間違ってるかもだけど簡便な。

力士、巴真実さん(15)。

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-‐…‐-'_ヾ   / l l. {::::::::::::} l l≧:.. ___.... -‐=¬=-、― _....___〉

  /¨,-‐… 7 . 八圦 `‐-‐' ,' 厂`Y   /        `ヾ´/////

. /  {    /.Y¨Y .ゞ.,`=‐-‐ 彡.1辷7―‐-/               ∨―‐- 、
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\! .Уヽ   (./ ./:::::::::::::◯:::::::::::::!  / ∧/ , -‐-、. \        〈‐‐-、 j
. /   ヾ .〈  ヾ::::::::::::::::::::::::::::::! 入 _〈_/    \ \       ∨_)'
――――「お菓子が脂肪を産むなら、みんな死ぬしかないじゃない!!」

テレビアニメ「脂肪少女まみか☆デブガ」の登場人物で、力士。愛称は「デミ」。(「マブ」のタイプミスとの説も)。
デブという設定は当初から明らかにされていなかったが、
その見事な肢体のパンパン張りと肉の垂れ下がり、直ぐに発砲する高血圧特有の気性の荒さ、そして腹の太さに痛々しいまでの厨二病っぷり、肥満のヲタクファンからは「同胞ではないか」と言われていた。
好きな物は三食のケーキ。特技は三食ケーキ。三食ケーキ。すりーけーく。ティロ☆フィナーレ。

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