ほむら「ケーキはさやか!」
ほむら「ちーがーう!」
ほむら「わたしはラズベリー♪」
ほむら「まぁるいケーキは赤い色♪」
ほむら「ケーキは杏子!」
…
和子「それじゃあ、自己紹介いってみよう」
ほむら「…暁美ほむらです」
まどか「……え?……まさか」
まどか(あの人、夢の中の…)
ほむら「好きなものはまぁるいケーキ…」
ほむら「嫌いなものは恵方巻き。」
ほむら「…人魚も嫌い」
さやか「…何言ってんの?」
「前はどこの学校通ってたの?」
ほむら「東京のミッション系の学校よ」
さやか「早速質問責めだね」
さやか「これは入る余地ないわ」
仁美「ですわね」
さやか「でもケーキ好きなんて意外。コーヒーとか飲んでそうな感じなのに」
まどか「…あれ?こっちに来る…」
ほむら「鹿目まどかさん、貴方がクラスの保険係よね」
ほむら「連れてってもらえる?保健室」
まどか「え…と」
さやか「…」
ほむら「…吐きそうなの」
まどか「わ、わかった!」
……
ほむら「うぷ…」
まどか「大丈夫?」
ほむら「朝食に1ホールのバターケーキがいけなかったかしら」
まどか「駄目すぎるよ!」
まどか「いくらケーキが好きでも…それは食べ過ぎだよ」
ほむら「好きなのだから仕方ないわ」
まどか「えー…」
まどか「私が保健委員だって…どうして?」
ほむら「先生に聞いたの」
まどか「そうなんだ」
ほむら「…」
まどか「…」
ほむら「……うっ」
まどか「…肩貸そっか?」
ほむら「…悪いわね」
ほむら「…鹿目まどか」
まどか「?」
ほむら「貴方は、自分の人生が尊いと思う?」
ほむら「…家族や友達を、大切にしてる?」
まどか「…大切だよ。家族も、友達のみんなも、大好きで。とっても大事な人たちだよ」
まどか「…暁美さんはもっと自分を大切にした方が……良いんじゃないかな?」
ほむら「…覚えておくわ」
ほむら「鹿目まどか」
ほむら「貴方の好きなケーキは何かしら」
まどか「へ?え、と…ショートケーキ?」
ほむら「そう」
ほむら「ショートケーキ…スタンダードだからこそ、奥深い味わいがある」
ほむら「中々に良い舌をしているわ」
まどか「あ…ありがとう?」
ほむら「ケーク・サレを知っているかしら」
まどか「?…えっと、それもケーキ?」
ほむら「ええ。ケーキの一種よ」
ほむら「けど…ケーク・サレは」
ほむら「甘くない」
ほむら「あれはあれで美味しいけれど」
ほむら「ケーキと聞いて貴方は甘いと考えた筈よ」
まどか「う、うん?」
ほむら「騙されてはいけない」
ほむら「惑わされては駄目」
ほむら「もしも、甘い言葉に釣られても」
ほむら「しっかり知識を付けておかなければ」
ほむら「…全てを失うことになる」
まどか「…」
まどか(…暁美さんの言ってること、分からない)
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