まどか「チョコよりもとっても甘いもの」(722)
2月15日
まどか「………」
~♪
まどか「……また…電話だ」
~♪
まどか「……るさい…」
~♪
まどか「うるさいっ!」ポイッ
まどか「うぅ…ぐすっ…」
まどか「ほむらちゃんの…ぐすっ、ばか…」
まどか「ばかぁ…!」
2月14日
まどか「き、今日はバレンタインだよ…!」
まどか「大丈夫…かな?」
詢子「まどか」
まどか「あっ、ママ」
詢子「今日は頑張ってきなよ!チョコ、渡すんだろ?」
まどか「う、うん」
詢子「自信ない?」
まどか「だって…わたし…初めてだし、それに……」
まどか「も…もし、断られて、その子に嫌われちゃったらどうしようって思うと…」
まどか「…すごく怖くて…それで……」
詢子「まあ確かにね、わかるよその気持ち。すっごく緊張するし、怖くもなるもんな」
まどか「ママ…」
詢子「でもな、誰だって最初は同じだよ。みんな緊張して、怖がって」
詢子「それでも頑張って勇気を出した人に幸せってやつは来るもんさ」
まどか「勇気を…出した人に…」
詢子「そう、だからまどかも勇気を出さなきゃな」
詢子「その子のこと、好きなんだろ?」
まどか「…うん!」
詢子「ふふ、なら頑張らなきゃね」
まどか「……でも、やっぱり自信ないよ」
詢子「最初からそんな気持ちでどうすんのさ?そんなんじゃ勝てる勝負にも勝てないぞ?」
まどか「だって…」
詢子「大丈夫、まどかなら絶対大丈夫だって!」
しえーん
詢子「まどかはパパと私の自慢の娘なんだからな!」
まどか「ママ…」
詢子「だから自信持ってぶつかってきな!」
まどか「…うん!」
詢子「よっし!それじゃあ行ってこい!」
まどか「うん、ママ…わたし、頑張るね!」
詢子「うん、その意気だ」
まどか「いってきまーす!」
詢子「いってらっしゃい!」
詢子「…ふふ、ついに我が娘もバレンタインに好きな子にチョコを、か」
知久「まどかも、もう14歳だからね」スタスタ
詢子「うん、そうね。まどかもすっかり大きくなっちゃってさ」
知久「はは、ほんとにね。それに頑張ってチョコ作ってる姿はとっても良かったよ」
詢子「だろうねぇ、見たかったなぁ…あの小さかったまどかが好きな子にチョコを作ったんだもんね」
詢子「ねえ、まどかの好きな子ってどんな子だと思う?」
知久「うーん…はは、きっと優しい子なんじゃないかな?少し心当たりがあるんだ」
詢子「やっぱり?私もそう思うわ」
詢子「パパみたいな優しい子だと嬉しいね」
知久「はははっ!」
詢子「よっし、それじゃあ私も行ってくる!」
知久「うん、いってらっしゃい」
タツヤ「パーパー」
知久「ん、タツヤもチョコ欲しい?」
タツヤ「チョコー」
知久「はは、タツヤもいつかはママみたいな素敵な人にチョコ貰えるよう頑張らないとね」
タツヤ「まろかみたいにがんばるー」
知久「ははっ、そうだね」
知久「……まどか、頑張れよ」
さやか「まどか、遅いねー」
仁美「……ええ」ソワソワ
さやか「あれ?もしかして仁美…」
仁美「はい?」
さやか「仁美、緊張しちゃってる?」
仁美「……わかります?」
さやか「わかるよー、同じ立場だもん」
仁美「…私、誰かにチョコレートをお渡しするなんて初めてで……」
仁美「すごく不安ですの…」
さやか「うんうん、すっごくよくわかる!」
仁美「でも、さやかさんは緊張してるようには見えませんわ」
さやか「あはは、そんなことないよ?こうやってテンション上げて誤魔化してるだけ」
さやか「…あたしだってメチャクチャ緊張してるよ」
さやか「でも!あたし、やりますからね!」
仁美「さやかさん…」
さやか「だからさ、仁美も頑張ってね」
仁美「…はい!」
さやか「と言ったのはいいものの、仁美は最大のライバルなんだよねぇ」
さやか「あたしなんかが仁美に勝てるかなぁ…」
仁美「そんな!私こそ、さやかさんに勝てる自信がありませんわ…」
さやか「あはは、またまたぁ」
仁美「本当ですわ、さやかさんと上条君の仲に私なんがが入る隙なんて…」
さやか「仁美…でもさ、決めたじゃん」
さやか「2人で正々堂々、恭介に告白するって」
仁美「…ええ」
さやか「だから恭介がどっちを選ぼうが文句は無しだからね」
仁美「はい、もちろんですわ」
さやか「ま、仁美になら負けても悔いはないかな」
仁美「私もですわ、さやかさんになら…」
さやか「あははっ!」
仁美「えっ?どうかなさいました?」
さやか「いやさぁ、あたし達変わってるよなぁって思って」
さやか「ライバル同士なのにこんな話しちゃってさ」
上条「ごめん、僕暁美さんが好きなんだ」
仁美「…ふふ、そうですわね」
さやか「とにかく、正々堂々頑張ろう!」
仁美「ええ!」
まどか「さやかちゃーん、仁美ちゃーん」
さやか「おっ、来た来た」
仁美「おはようございます」
まどか「おはよぉ、遅れちゃってごめんね」
さやか「さてはバレンタインの準備してたなぁ?」
まどか「う、うん…すっごく緊張しちゃってたから、ママに励ましてもらってたんだ」
さやか「はは、まどかもついに…ってあれ?」
さやか「え?本命!?」
まどか「…うん」
さやか「えぇー?」
仁美「まどかさんにも、お慕いしている方がいらしたのですね」
さやか「えっ?うそっ?全然わかんなかった…まどかに好きな人いたんだ…」
まどか「ず、ずっと隠してたから…」
さやか「ほぇー、あたしも知ってる人?」
まどか「うん…」
さやか「え?なら同じクラス?」
まどか「……うん」
さやか「なら…」
仁美「こほん、さやかさん」
さやか「あっ…」
まどか「うぅ…///」
さやか「ご、こめんまどか…つ、つい…」
まどか「うん…」
仁美「そろそろ急ぎましょう、遅刻してしまいますわ」
さやか「あ、うん。そうだね」
まどか「……ふぅ」
キーンコーンカーンコーン
さやか「あっぶなー、ギリギリだったぁ」
仁美「そうですわね」
さやか「にしても流石仁美だわ、バレンタインなのに男子からチョコ貰うとか」
さやか「朝からたくさん下駄箱に…さやかちゃん自信なくすわぁ」
仁美「で、でもっ!全てお断りしますわ!」
さやか「いやいや貰えるのがすごいっての…」
仁美「あ…」
まどか「てぃひひ、仁美ちゃんはすごいなぁ」
仁美「そ、そんな…」
まどか(わたしも、頑張って告白しなきゃ!)
まどか(ほむらちゃん…!)
まどか「…あれ?」
まどか(ほむらちゃんがいない?)
まどか(なんで?もしかして、今日はお休み…?)
まどか(そんな…)
和子「出席をとります」
ガラッ
ほむら「遅れてしまいました、すみません」
まどか「あっ!」
和子「あら、チャイムが鳴るまでには席に着いていないと」
ほむら「はい、次からは気を付けます」
まどか(よかった、お休みじゃないんだね)
まどか「…」ジィー
ほむら「!」
まどか「えへへ」ニコッ
ほむら「っ…」プイッ
まどか「……え」
まどか(うそ…今、視線を反らされた…?)
まどか(た…たまたま、だよね?)
和子「それでは授業を始めます」
まどか(まさか、ほむらちゃんに嫌われたわけじゃないよね…)
和子「教科書128ページを開いてください」
まどか(大丈夫…だよね?偶然なんだよね…?)
まどか(どうしよう…不安になってきちゃった…)
まどか(ほむらちゃん……)
キーンコーンカーンコーン
まどか「うぅ…」
まどか(全然授業に集中できなかったよ…)
まどか(……このままじゃダメだよ、ちゃんとお話ししなきゃ!)
まどか「よーし…!」
まどか「ほむらちゃ…」
ほむら「………」スタスタ
まどか「あ…行っちゃった……」
まどか「よ、用事があったんだよね!」
まどか「そう…だよね……?」
まどか(無視されたんじゃないよね…?)
さやか「まどかー、お手洗い行かない?」
まどか「………」
まどか(ほむらちゃんに何か悪いことしたかな?)
さやか「あり?まどか?」
まどか「えっ?あ…さやか、ちゃん…」
まどか(ほむらちゃんに避けられたわけじゃないよね?)
まどか(そんなことないよね?)
さやか「あれ、どうしたの?元気ないよ?」
まどか「…そんなことないよ」
さやか「え、でも…」
まどか「そんなことないよ!」
さやか「そ、そっか!」
さやか(まどか?)
まどか「あ…ご、ごめんね?大声だしちゃって」
さやか「ううん、いいよ?気にしてないから」
まどか「ありがとう…それで、どうしたの?」
さやか「ん?あぁ、お手洗い行かない?」
まどか「…ごめんね、今はいいや」
さやか「わかった、んじゃ1人で行ってくるわー」
まどか「………」
さやか(まどか…様子が変だよね?緊張してるからかな…?)
さやか(心配だけど、あたしも自分のことでいっぱいいっぱいだからなぁ)
さやか「恭介…」
さやか「ん?あれ、ほむらじゃん」
ほむら「…」スタスタ
さやか(そういや今日はまだ話してなかったなぁ、あいつもチョコとか渡すのかな?)
さやか「チョコレートよ、ありがたく受け取りなさい」ファサッ
さやか「なんてねー、へへ」
さやか(って言うかどこ行くんだろ?)
ほむら「~」
A「~」
さやか(あれ?あれって隣のクラスのAじゃん)
さやか(Aってやたら人気があるんだけど…もしかして、ほむらもAが好きなの?)
さやか(うん…手に持ってるのは間違いなくチョコレートだ)
さやか(ちょっと意外…かな、なんとなくだけど)
さやか(まあ、ほむらも女の子だもんねぇ)
ほむら「~」
A「~」
さやか(うーん、何て言ってるのか聞こえないなぁ)
さやか(って!告白だったらヤバイじゃん!)
さやか(人の告白を盗み聞きなんてできないっしょ!)
さやか(たいさーん!)
次の休み時間
まどか「………」
まどか(ダメだよ、授業が耳に入んない…)
まどか(結局、さっきの休み時間もほむらちゃんがギリギリまで帰って来なかったから)
まどか(また話せなかったし…だから今度こそ話さなきゃ)
ほむら「…」スタスタ
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「…まどか」
まどか「あっ…!」
まどか(良かった、無視されてたわけじゃないんだ!)
まどか「あ、あのねっ?その…えっと…」
まどか(あはは、なんだか緊張しちゃうよ、何時もみたいにお話しすればいいのに)
まどか「えっとね?えへへ」ニコッ
ほむら「…」プイッ
まどか「!?」
まどか(え…?また、目を反らされた…?)
まどか「あ…」
ほむら「ごめんなさい、今急いでいるの…また後でいいかしら?」
まどか「………」
ほむら「…ごめんなさい」スタスタ
まどか「ぁ…ほむら…ちゃん……」
まどか(うそだよ…おかしいよ…なんで…なんで…)
まどか(なんで…わたし、避けられてるの…?)
まどか「どう…して……」
さやか「うぅー、緊張するなぁー!」
さやか(どうやって恭介に渡そっかな?やっぱり、すっごく怖いよ…)
さやか(大丈夫かな?仁美に負けちゃうのかな…?)
さやか(でも、あたしにだって勝ち目はあるはずなんだから、頑張らなきゃ!)
さやか(頑張れさやかちゃん!
昼休み
まどか「………」ボー
まどか(ほむらちゃん…)
さやか「まどかー、お昼にしよーよ」
まどか「………」ボー
仁美「まどかさん?」
まどか「え…あ…」
さやか「…まどか?」
まどか「…ごめんね、ぼーっとしてて」
さやか「ううん、いいよ大丈夫。それよりもお昼にしよっか!」
まどか「うん…」
俺が14日を寝て過ごしてる間に見滝原ではこんな激戦があったのか
仁美「ほむらさんも一緒に…あら?」
仁美「ほむらさんは何処に?姿が見当たりませんわ」
さやか「ん?あれ…ほんとだ、教室にいないね」
まどか「ほむらちゃん…」
さやか「ん?まさか…」
さやか(またAのところに行ったのかな?ほむらもやるじゃん)
仁美「さやかさん、何か心当たりがございますの?」
さやか「んーん、何でもないよ」
仁美「そうですか、でしたらお先にいただきます?」
さやか「うーん、どうする?まどか、待つ?」
まどか「うん、きっとお手洗いか何処かに行っただけと思うし」
さやか「おっけー、んじゃ待っとこっか」
仁美「はぁ…」ソワソワ
さやか「はは、そんなに緊張してる仁美ってなんだか新鮮だねぇ」
仁美「だ、だって…あと数時間で上条君に告白…するんですもの」
仁美「すっごく不安で…だから私、今日は授業も真剣にできなくて…」
さやか「うんうん、だよねぇ。わかるわ、あたしにも」
さやか「ほんとすっごくドキドキしちゃっててさぁ、あははっ」
仁美「そのようには見えませんが…」
さやか「そうだ、ここ触ってみなよ」
仁美「えっ?は、はい」
さやか「ほら、すっごくドキドキしてるでしょ?」
仁美「…ええ、そうですわね」
さやか「だから緊張しない人なんていないわけよ、わかったぁ?」
仁美「はい、さやかさんも私も同じですわね」
さやか「そーゆーこと!」
まどか「………」
さやか「まどかも色々緊張してると思うけどさ、あたしらも同じなんだからね」
まどか「さやかちゃん…」
さやか「だから今日は頑張ろう!ねっ?」
仁美「ええ、3人とも頑張りましょうね」
まどか「…う、うん…がんばるね…ありがと…」
さやか「ほらほら、テンションあげてこー!」
仁美「ふふふっ」
まどか「………」
まどか「ほむらちゃん…」
30分後
まどか「………」
さやか「ま、まどか!もう時間ないしさ、食べようよ!」
まどか「…ううん、わたしは待ってるから…さやかちゃんは食べてていいよ」
さやか「え?でもさ、今から食べないと間に合わないよ?」
まどか「…待つもん」
さやか「まどか…どうしたのよ?何でそこまで、ほむらに拘るわけ?」
さやか「別に良いじゃん、今日くらいさぁ?何も言わないで出ていったほむらが悪いんだし」
まどか「待つもん」
さやか「…はぁ、わかったよ。んじゃあたしらは先に食べてるからね」
まどか「………」
さやか「とは言ったものの、仁美はまだお手洗いから帰ってきてないんだよなぁ」
仁美「すみません、遅くなりましたわ」
さやか「あっ、きたきた。もう食べようよ、時間ないしさ」
仁美「ええ、それにほむらさんは帰ってこないかと思いますの」
まどか「!」
さやか「え?なんで?」
仁美「でも…言ってもいいのかしら?」
さやか「ん?まさか…Aと一緒にいたの?」
まどか「えっ?」
仁美がトリガーだった
仁美「いえ、B君でしたわ…って、あっ」
まどか「…!?」
さやか「えっ?B!?」
さやか(んじゃAは義理だったのかな?)
仁美「あの…こ、これは私達だけの内緒で。ほむらさんに悪いですし」
さやか「う…うん、そうだね」
まどか「………た、たまたま一緒にいただけだよ」
まどか「委員会か何かの話があっただけだよ!」
さやか「え?ほむらは保健委員じゃん、でもBはあたしと同じ委員会だよ」
まどか「な、ならっ!何か他の…えっと…」
さやか「まあ何をしようとほむらの自由じゃん、そんなに否定しなくてもいいんじゃないの?」
まどか「だって!ほむらちゃんがB君とだなんて…」
さやか「まどか…あんまり人の恋路に口出ししない方がいいよ、今は気にしないでいこ?」
まどか「こ、恋?」
さやか「はぁ…こういうのはあんまり言わない方がいいんだろうけどさ」
さやか「ほむらが今日に限って男子といるってのはさ、まあ…あれだよ」
さやか「義理チョコや友チョコ…もしかしたら本命かもしれない」
さやかさん通常運転すぎる
まどか「ほむらちゃんの…本命……?」
さやか「うん。だからさぁ、ほむらの好きにさせてあげなきゃね」
さやか「ほむらも勇気出して頑張ってるのかもしれないんだからさ」
まどか「……!」
さやか「まどかもほむらに負けないよう頑張るんだよー?緊張するのはわかるけどね」
さやか「それに、まどかとほむらは仲がかなり良いのに、ほむらに好きな人がいたのを知らなくて驚くのはわかるよ?」
さやか「だからって、ほむらに先越されたからってそんなに焦っちゃダメダメ!」
さやか「だからさ、ほむらのことは一旦忘れてお弁当食べよ?」
仁美「私もさやかさんの意見に賛成ですわ」
まどか「…ほむら…ちゃん……」
さやか「ほらほら、早く食べるよ?もう時間ないんだからねぇ?」
仁美「まどかさん、いただきましょう?」
まどか「……うん」
キーンコーンカーンコーン
さやか「あっぶなー、ギリギリだったよ」
仁美「まどかさん、あまり食べてないようですが…大丈夫ですの?」
まどか「…うん…大丈夫……」
ほむら「まどか!チョコ?」
B「は?」
ほむら「まどか!!」
B「は?」
ほむら(AとBはアスペ)スタスタ
ほむら「……」スタスタ
まどか「あ…ほむらちゃん…」
ほむら「…」チラッ
まどか「!」
まどか「え、えへへ…」
ほむら「…」プイッ
まどか「ぁっ…ほむら…ちゃん…」
まどか(まただよ…たまたまじゃななかったんだ…)
まどか(そんな…何かの間違いだよね?)
まどか(わたし、ほむらちゃんに嫌われたりなんかしてないよね?)
まどか(そうだよね?間違ってないよね?)
あれだよ、一人ずつまどかにチョコを渡すゴミがいないかチェックしていってるんだよ
見つけたら即抹殺という
放課後
まどか「うぅ…」ウルウル
まどか(結局、ほむらちゃんと話すことすら出来なかったよ…)
まどか(どうしてすぐに居なくなっちゃうの?どうして話しかけてくれないの?)
まどか(どうしてわたしを見てくれないの?)
まどか(たしかに…最近はほむらちゃんと話すことが少なくなってたけど…)
まどか(でも、それはほむらちゃんが忙しいからだって思ってたのに…なのに…)
まどか(わたし…ほむらちゃんに避けられてたの?)
まどか(なんで…?もしかして、ほむらちゃんの事が好きなのがわかっちゃったの?)
まどか(それで…気持ち悪いって思われて……)
まどか(そんな……)
さやか「すー…はー…」
さやか「よぉーっし!いっくぞー!」パチン
仁美「さ、ささささやかさん、私…やっぱり…」
さやか「なーに弱気になっちゃってんのさ?そんなんじゃダメだよー?」
仁美「だって…」
さやか「なに?それともあたしが恭介を独り占めしてもいいのかなぁ?」
仁美「そ、それは…」
さやか「ふふ、嫌でしょ?そんなのはさ」
仁美「嫌と言うか…その…」
さやか「2人とも正直な気持ちをぶつけて、どっちが勝っても悔いはなし。って決めたんだからさ」
さやか「仁美が告白しないで、あたしだけ告白ってのは嫌だよ…スッキリしないし」
さやか「だから2人で行こう!覚悟決めてね!」
仁美「さやかさん…ありがとうございます」
仁美「やっぱり、この気持ちだけは上条君に伝えたいですし…」
仁美「それに、さやかさんになら負けても悔いはありませんわ」
仁美「私、覚悟を決めました!」
さやか「うん!あたしも負けないからね!」
さやか「まどか、あたしら行ってくるわ。あんたも頑張ってね」
さやか「今から行くんでしょ?」
まどか「うん…」
さやか「よーし!それじゃあ、さやかちゃん行きます!」
仁美「では私も。まどかさんも頑張ってくださいね」
まどか「うん…」
まどか「…ほむらちゃんに渡さなきゃ…わたしのチョコ…」
まどか「ほむらちゃん…何処にいるの…?」
まどか「ほむらちゃん…」フラフラ
数分後
まどか「まだ靴はあるから帰ってないんだよね?何処にいるの?」
まどか「ほむらちゃんっ…」
まどか「……あれ?」
C「~!」
ほむら「~」
まどか「ほむらちゃん…?ほむらちゃんだよ」
まどか(あの人は…たしかC君だよね?何をしているの?)
ほむら「~」
C「~!」
まどか(あれ?ほむらちゃんが持ってるのって…チョコ?)
まどっち、俺はここだ!
まどか(じゃあ…ほむらちゃんが好きな人は…)
まどか(いや、でも…よく聞こえないし、もう少し近づいて…)
ほむら「~」
C「~!!!」
まどか「あっ!?」
まどか(今…き、キスしそうに…)
まどか(そんな……)
まどか「ほむら…ちゃん…」
ほむら「っ!?」
まどか「あ…」
C「あれ?なんだ、鹿目じゃん」
いいや、俺には読める
ほむら「ま、まどか…」
まどか「あ…はは…あはは…」
まどか「あはははっ」
ほむら「まどか…」
まどか「ご、ごめんね!邪魔だよね!わたしっ!」
ほむら「まどか?待って、これは!」
まどか「ごめんね!帰るっ!」タタッ
ほむら「まどかぁー!」
まどか「はぁ…はぁ…」タタッ
まどか「きゃぁっ!」ドテッ
まどか「うぅぅっ…ぐすっ…」
まどか「ほむらちゃん…」ヨロヨロ
まどホーム
ガチャッ
まどか「………」
知久「おかえり、まどか」
まどか「………」フラフラ
タツヤ「まろかー!」タタッ
まどか「…これ、あげる」
知久「!?それは…」
タツヤ「まろかのチョコー」
まどか「…ごめんパパ、もう寝るから何もいらない」
知久「…まどか」
まどか「………」フラフラ
ガチャン
まどルーム
まどか「………」ポフッ
まどか「…うぅ……うぅぅっ……」
まどか「うわぁぁぁぁぁぁん」
まどか「ぐすっ…えぐっ……」
まどか「ほむらちゃん…うぅぅ…」
まどか「好きだったのに…ずっとずっと前から好きだったのに…」
まどか「なのに…こんなのって……うぅっ」
まどか「ぅぁぁぁぁぁっ…」
さやホーム
さやか「たっだいまー!」
母「さやか、おかえり」
さやか「さやかちゃん!帰還いたしましたっ!」
母「ふふ、ご機嫌ねぇ」
さやか「わははー!さやかちゃんは何時でもご機嫌ですからね!」
母「ふふっ、そうね」
さやか「あ、そうだ!今日はご飯いらないわ!」
母「あら?そうなの?」
さやか「ちょっと色々あってねー!んじゃ部屋行くから!」
母「はいはい」
さやか「わははー!」スタスタ
ガチャン
母はそれすらも察している
さやルーム
さやか「ははは…はぁ……」
さやか「………」ポフッ
さやか「はぁ…あーあ……ダメ、かぁ」
さやか「はは…見事に当たって砕けちゃったね…」
さやか「はぁ…ずっと好きだったのになぁ」
さやか「はぁ…ああもぉ……はぁ…」
さやか「きょうすけぇ…」ポロポロ
知久「タツヤ、このチョコあげるからそれちょうだい」
タツヤ「まろかのがいい」
知久「ごめんね、でもこれは大切なものだから」
タツヤ「まろかー!」
知久「ほら、これ全部あげるから。お姉ちゃんのは貸して?」
タツヤ「うー、あい」
知久「はは、ありがとうタツヤ」
知久「まどか…ダメ、だったのか」
知久「でも、渡してすらいないなんて…」
ピンポーン
知久「ん?お客さんか。タツヤ、あんまり食べ過ぎちゃダメだよ」
タツヤ「あーい」
ほむ!
知久「はーい」
ガチャン
ほむら「あ…こんばんは」
知久「やあ、ほむらちゃん。こんばんは。まどかにようかい?」
ほむら「はい、少しでいいので話がしたいんです」
知久「うん、わかったよ。ほら、上がって」
ほむら「ありがとうございます、おじゃまします」ペコッ
知久「まどかは今部屋にいるんだけど、少し様子が…大丈夫かい?」
ほむら「はい、原因は私ですので」
知久「…そっか、それじゃあまどかのこと、よろしく頼むよ」
ほむら「はい、ありがとうございます」
まどルーム
まどか「………」ボー
まどか(わたし、何時からほむらちゃんのこと好きになったのかな?)
まどか(ほむらちゃんが転校してきて…魔法少女のこと知って…)
まどか(わたしが魔法少女になるのを何度も止めようとして…最初はよくわからない子って思ってたんだ)
まどか(でも、ほむらちゃんの話を聞いて、ほむらちゃんはわたしの為に頑張ってくれてたって分かって)
まどか(ほむらちゃんは最高の友だちだって思って…)
まどか(わたしは見てるだけだったけど、みんなが協力してワルプルギスの夜を倒したのを喜んで…)
まどか(それからはずっと遊んで、ずっと一緒にいて…)
まどか(いつの間にか、ほむらちゃんのこと意識するようになって…)
まどか(わたし、ほむらちゃんの事が好きになってたんだよ…?)
まどか(でも、女の子同士じゃ気持ち悪いって思われそうで…それが怖くて…)
まどか(クリスマスも告白できなくて…)
まどか(だけど、バレンタインにさやかちゃんと仁美ちゃんが上条君に告白するって聞いて)
まどか(わたしも頑張ろうって心に決めたのに…それなのに…)
まどっちぃ
まどか(…ほむらちゃんに好きな男の子がいるのは仕方ないよ、女の子だもん)
まどか(それにバレンタインは女の子が男の子にチョコを渡すんだから、ほむらちゃんは間違ってないよ)
まどか(女の子に本命チョコ渡そうとしてた、わたしが間違ってるんだよ)
まどか(でも…なんで無視したの?)
まどか(なんで話してくれないの?なんで視線を反らすの?)
まどか(なんでわたしを避けるの?)
まどか(なんで?どうして?)
まどか(わたしのことが嫌いだから?わたしが気持ち悪いから?)
まどか(そうなんだよね…ほむらちゃんはわたしが嫌いなんだ…)
許されない
まどか(それなら何で早く言ってくれなかったの?)
まどか(わたしはまどかが嫌いだって、まどかが気持ち悪いって)
まどか(そうだよ…ほむらちゃんが早く言ってくれれば、わたしも諦めたのに)
まどか(なのに…今まで仲の良いフリをしてきたんだね)
まどか(わたしを傷つけたくなかったからなのかな?ほむらちゃんは優しいから)
まどか(ほむらちゃんは優しくて、笑顔が素敵で、一緒にいてすっごく楽しかった)
まどか(でも、そう思ってたのはわたしだけなんだよね?)
まどか(ほむらちゃんはわたしが嫌いなんだ…だから無視するんだね)
まどか(仲が良いと思ってたのはわたしの誤解だったんだ…)
まどか(酷いよ…ほむらちゃん…)
コンコン
まどか「………パパ?ご飯はいらないよ」
ほむら「私よ、まどか」
まどか「!?」
まどか「ほむらちゃん…?」
ほむら「ええ。ほむらよ、入ってもいいかしら?ドアを開けてほしいの」
まどか「……たの」
ほむら「えっ?」
まどか「何しに来たの!?」
ほむら「…まどか、あなたと話をしないといけないの」
ほむら「あなたは誤解をしてるみたいだから」
まどか「誤解…!」
まどか(誤解って…やっぱり、仲が良いと思ってたのはわたしだけってことだよね)
まどか(じゃあ…今からほむらちゃんは、まどかのことが嫌いだったって言うんだ…)
まどか(わたしはまどかと仲良くしたつもりはない、誤解だって言うんだ…)
まどか(聞きたくない…聞きたくないよ!そんなの!)
ほむら「まどか、話がしたいの…だからドアを開けて?」
まどか「ぃゃ…」
ほむら「まどか?」
まどか「いやだっ!」
ほむら「まどか…なら、このままでも良いわ。とにかく話を聞いてほしいの」
まどか「帰って!帰ってよ!」
ほむら「ま、まどか…」
まどか「帰ってよ!お願いだからっ!」
まどか「ほむらちゃんの話なんか聞きたくない!」
ほむら「っ!?」
まどか「帰ってよ…来ないでよ…」
ほむら「まどか…ごめんなさい」
まどか「帰って…」
ほむら「また、明日話をしましょう」
まどか「帰ってって言ってるでしょ?」
ほむら「まどか…うん、ごめんね…帰るね」
まどか「うぅぅっ…」
ほむら「…」スタスタ
知久「ほむらちゃん。ごめんね、うちの娘が…」
ほむら「いえ、私の責任ですので」
知久「こんなこと言っていいのかわからないけど、どうかこれからも、まどかと仲良くしてあげてくれないかな?」
ほむら「はい、もちろんです。まどかは私の大切な友だちですから」
知久「ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「では、失礼しました」ペコッ
知久「うん、また来てね。何時でも歓迎するから」
ほむら「ありがとうございます、おじゃましました」ペコッ
ガチャン
知久「……まどかとほむらちゃんが…一体どうして…」
知久「やっぱり、まどかの好きな子って…」
タツヤ「ほむほむー」
知久「…タツヤ」
タツヤ「ほむほむないてた」
知久「……うん」
知久「ほむらちゃん、僕は信じているからね」
知久「きみとまどかを…!」
ほむら「っ…」タタッ
ほむら「………」スタスタ
ほむら「……う…うぅ…」ピタッ
ほむら「……まどか、どうして?」
ほむら「まどかぁ…」ウルウル
ほむら「どうしよう…まどかに嫌われちゃった…」
ほむら「私…何してるんだろ…まどかぁ…」ツンツン
ほむら「まどかぁ…!」ツンツン
ツンツンって何の擬音なんだ…
ほむら「なに…?」
杏子「食うかい?」
ほむら「あっ…杏子?」
ほむら「っ…」ゴシゴシ
ほむら「な、なにかしら?」ファサッ
杏子「なにカッコつけてんのさ?誤魔化しは利かないぜ?」
ほむら「…」
杏子「話があるんだ、顔かしてくんない?」
ほむら「…わかったわ」
杏子「んじゃ、あそこの公園行こうぜ?」
ほむら「…ええ」
まんこちゃん!
公園
ほむら「…」
杏子「どうしたんだよ?らしくないじゃんか」
杏子「…って言いたいけど、何があったかは大体想像つくな」
杏子「まどかん家行って来たんだろ?」
ほむら「…ええ」
杏子「やっぱりな、チョコ…渡せなかったか」
ほむら「うぅ…」
杏子「そんな顔すんなよ、あたしら仲間じゃねぇか!」
杏子「あたしもこれから、さやかん家に行くところだしさ」
杏子「2人で決めたもんな、チョコ渡すって」
ほむら「…うん」
杏子「まぁその…聞きにくいんだけどさ、チョコ渡して拒否られたわけじゃないんだろ?」
ほむら「…渡すどころか、話しすらできなかったわ」
杏子「えっ?な、なんでそうなるのさ?ほむらとまどかの仲だろ?」
杏子「正直あんたら2人はそーしそーあい?だと思ってたんだけど」
ほむら「でも…まどかに、私の話なんか聞きたくない。って言われて…」
杏子「え?えぇ?な、なんでだよ?意味わかんねぇよ!」
杏子「何があったらそうなったのさ?話してくんない?」
ほむら「そうね…今日何があったか話すわ」
杏子「うん、頼むよ」
ほむら「杏子。あなたと約束した通り、私は今日まどかにチョコを渡すって決めたわ」
ほむら「それで朝一に渡そうと思って今日は早めに登校したのよ」
杏子「んじゃ朝に渡せなかったかの?」
ほむら「まどかにどう渡すか何度も脳内シミュレーションしたわ」
ほむら「シミュレーションは完璧だった、だからその通りにできれば良かったんだけど…予想外の出来事が起きて」
杏子「予想外?なんだそりゃ?」
ほむら「そ、その…男の子に告白されちゃって…」
杏子「えぇ?こ、告白?」
ほむら「う、うん」
杏子「へぇー!んー…まぁほむら綺麗だしなぁ、不思議じゃないか」
杏子「しかもバレンタインに男が告白とかなかなかやるじゃん」
ほむら「そんなこと言われても…」
杏子「でも断ったんだろ?」
ほむら「もちろんよ!まどか以外あり得ないわ!」
杏子「はは、わかってるって。んで断った後まどかに渡さなかったのか?」
ほむら「そ、それが…告白してきたのは1人じゃないのよ」
杏子「えっ?2人かぁ、あんたモテるなぁ」
死んだ
ほむら「2人じゃないわ」
杏子「えー?なら3人?」
ほむら「………10人」
杏子「は?」
ほむら「じゅ、10人も告白してきたのよ…」
杏子「え?え?えぇー?なんだそりゃ!うそつけ!どういうことだ!?」
杏子「なんでバレンタインに男がそんなに告白してくるんだよ?おかしいだろ!」
ほむら「私が知りたいわよ…そもそも男の子と話すらほとんどしたことないのに…」
杏子「告白されたのも初めてなの?」
ほむら「当たり前よ、私が告白されるだなんてあり得ないわ」
俺だけじゃなかったのか
杏子「いや、あり得なくはないだろ?でも10人は異常だよなぁ」
ほむら「仁美はもっとすごかったわよ?」
杏子「え?仁美のやつ、また告白されたのか…」
ほむら「ええ、そのようね」
杏子「ふーん、まぁ仁美の話しはいいや。ほむらはどうしたのさ?」
ほむら「それで、休み時間に全員のチョコを返してたのよ。もちろん告白も断ってね」
ほむら「早く断らないと面倒なことになりそうだったし、私はまどかにチョコを渡したかったから」
杏子「あぁ、だから休み時間にまどかに渡せなかったってわけか」
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|::::::::::::|__,./-r'´ヽ || /:::::/'´ /r---、::::::::::::|
ほむら「ええ、昼休みなんてお弁当食べる暇すらなかったんだから…」
ほむら「一刻も早くまどかに渡したかったのに…」
杏子「ん?なら男に返す前にまどかにチョコ渡せば良かったんじゃないの?」
ほむら「いえ、早く断っておきたきったし、まどかには万全の常態で渡したかったから」
杏子「ふーん?めんどくせぇなあ、あんた」
杏子「でも、まどかと話す暇くらいあっただろ?」
ほむら「ええ、少しなら時間はあったし…まどかも話しかけてきたわ」
杏子「えっ?でもさっき、まどかと話せなかったって…」
ほむら「早く断りに行きたかったから、その時はまた後で話そうと言ったのよ」
杏子「えぇ…そこは話しとけばよかったのに」
ほむら「や、やっぱりそうかしら?」
杏子「そりゃそうだろ、まどかも何か話があったから話しかけてきたんだろうし」
ほむら「う…そうよね」
杏子「まどか、ほむらの話なんか聞きたくないって言ったんだろ?」
ほむら「…うん」
杏子「それ、ほむらがまどかに冷たくしたから拗ねたんじゃないのか?」
ほむら「私はまどかに冷たくしたつもりなんてないわ!」
杏子「あんたはそのつもりでも、まどかからしたら冷たく感じたと思うぜ?」
ほむら「うぅ…まどか…」
杏子「でもその程度で、あのまどかがほむらの話なんか聞きたくないって言うか?」
ほむら「そ、そうよね!」
杏子「そうよねって…ほむら、他にまどかに冷たい態度取らなかったか?」
ほむら「あっ…」
杏子「やっぱりあるんだな?」
ほむら「つ、冷たくしたと言うか…その…」
杏子「その?」
ほむら「今日、まどかの顔を見ることができなくて…それで…」
杏子「え?」
ほむら「それで…ずっと視線を反らしてしまって…」
杏子「はぁ?なにやってんのさ?そりゃ不味いだろ!」
ほむら「やっぱりそうよね…」
杏子「なんでそんなことしたんだよ?何時も通りにできなかったのか?」
ほむら「まどかのこと意識したら、すごく恥ずかしくなって…」
杏子「え?あぁ…わからなくはないけど、でも慣れろよ!」
ほむら「…今朝、まどかと会った時にまどかが微笑んでくれたのよ」
ほむら「えへへ。って…すごくかわいかったわ!」
杏子「う、うん」
ほむら「そしたら急に恥ずかしくなって…まどかを直視できなかったのよ」
杏子「…まさかとは思うけど、一日中そうだったの?」
ほむら「…うん」
杏子「ばかっ!なにやってんだ!そりゃ、まどかもショック受けるだろ!」
ほむら「ショック……」
まどショック!
杏子「そうだよ、考えてもみなよ?ずっと仲良くしてた友だちが急に視線反らして話も聞かなくなったんだぞ?」
杏子「そうなったら嫌われたって誤解するじゃんか!」
ほむら「まどか…」
杏子「はぁ…ほむら、あんた色々と不味いぞ」
杏子「告白するどころか、嫌われるようなことしてどうすんのさ?」
ほむら「まどかぁ…」
杏子「他には何かなかったのか?」
ほむら「…放課後、一度断ったのにしつこい人がいて…」
杏子「うん」
ほむら「何度も付き合おうって言ってくるのよ?だから私は好きな人がいるからダメだって言ったわ!」
ほむら「そしたらいきなりキスしようとしてきて…」
杏子「え?え?え?き、キス?」
ほむら「もちろん拒んだわよ、でもその一部始終をまどかに見られていたみたいで…」
杏子「うわぁ…タイミング悪すぎだろ…まるで作り話みたいじゃんか」
ほむら「そうなのよ…だからその男に思いっきりビンタしてやったわ」
杏子「ビンタじゃ足りないだろ?あたしがしめてきてやろうか?」
必殺仕事人巴マミの出番だ
ほむら「それには及ばないわ、私がビンタしたら大泣きしだしてね」
ほむら「しかも生徒がぞろぞろ集まってきた中で、無様だったわ」
杏子「はは、ざまぁねぇぜ!」
ほむら「それに、まどかのことでいっぱいいっぱいだったし、その人のことなんて心底どうでもよかったわ」
ほむら「だから急いでまどかの家に行ったわ、そしたら…」
ほむら「そしたら…私、まどかに嫌われて…」ウルウル
杏子「わわわっ」
ほむら「杏子ぉ…私、どうすれば…」
杏子「うーん…ほむらの態度が不味かったのはたしかだからなぁ」
杏子「でも、まどかは勘違いしてるだけだし、ちゃんと話せばわかってくれると思うぞ?」
ほむら「でもっ…私の話なんか聞きたくないって…」
杏子「あぁ…そうだったっけ。んじゃあたしが今から話に行ってこようか?」
ほむら「それは…杏子に悪いわ」
杏子「いやいや、変なとこで気使うなよ?友だちだろ?」
ほむら「そうだけど…今から杏子はさやかに会いに行くのでしょ?」
杏子「そりゃそうだけどさ、でもほっとけないよ」
ほむら「ありがとう杏子…でもあなたは自分を優先して?」
ほむら「今もこうしてあなたの邪魔してしまったし…」
杏子「ほむらは変なとこで不器用だなぁ、気にすんなって」
ほむら「でも…」
杏子「ああ、わかったよ。あたしはさやかん家に行ってくる」
杏子「でも何かあったら直ぐに言えよ?助けに行くからさ!」
ほむら「ありがとう、だから杏子はさやかの家に行って?」
杏子「ああ!それじゃ行ってくるぜ!」
ほむら「頑張って」
杏子「へへ、まぁヘマしないよう頑張るよ」
杏子「あんたは一旦頭冷やしてなよ、今のままじゃダメだ」
ほむら「ええ、そうするわ」
杏子「うん、落ち着いたら電話とかしてみなよ」
ほむら「そうね、わかったわ」
杏子「じゃ、またな!」
ほむら「さようなら」
さやルーム
さやか「ん……」パチッ
さやか「あれ?寝ちゃってたんだ…」
さやか「うわっ!あたしの目、赤すぎ!」
さやか「…はは、久々に泣いたもんなぁ」
さやか「でも、泣いて眠って…少しは楽になったかな」
さやか「恭介にはフラれちゃったけどね…あはっ」
さやか「あーあ…しかも、まさか2人ともフラれちゃったなんてね」
さやか「あたしも仁美も撃沈かぁ…」
さやか「2人の美少女の告白を断るなんてねぇ」
さやか「今はバイオリンに専念したい、か…ははっ、恭介らしいや」
さやか「恭介………」
さやか「バレンタインなのに苦い思いで…」
さやか「やっぱり甘い思いでが欲しかったよぉ…」
さやか「はぁ…あはは…あーあ」
さやか「……つらいよ」ポロポロ
コンコン
母「さやかー?」
さやか「っ!」ゴシゴシ
母「入るわよ?」
ガチャッ
さやか「な、なに?」
母「あら?目が真っ赤じゃない?」
さやか「ね、眠ってただけだから!大丈夫大丈夫!」
母「さやか…」
さやか「だいじょーぶ!で、なに?」
母「…お友だちが来てるわよ」
さやか「え?友だち?…わかった、今行く」
杏子「はは、ざまぁねぇぜ!」
カミーユかよw
母「……さやか、泣いてたのね」
母「…強がっちゃって」
さやか「誰だろ?」スタスタ
杏子「よ、よっ!」
さやか「あれ?杏子じゃん、どうしたの?こんな時間に」
杏子「あははっ、ちょっと話がしたくてさ。外いい?」
さやか「うん、いいよ。どっか行くの?」
杏子「そこの公園行こうぜ?」
さやか「おっけー、行こ行こ」
公園
杏子「ふぅ…」ドキドキ
杏子(ほむらにはあんなこと言ったけど、やっぱ緊張するよなぁ…)
さやか「それにしても珍しいじゃん、杏子から誘うってさ」
さやか「何かあったの?今さやかちゃんは寂しいから付き合っちゃいますよ!」
杏子「ん?寂しい?」
さやか「いやぁー、ちょっとね」
杏子「誘っちまったけど大丈夫だったのか?」
さやか「うんうん、全然おっけーよ!」
さやか「むしろドンと来いって感じー、あはっ」
杏子「そっか、んじゃさ…えーと…」
杏子(ほむらと同じミスはできねぇし、直球勝負するしかないよな?)
杏子「さ、さやかっ!」
さやか「うん、何でも言ってくれたまえ?」
杏子「その…さ!えぇっと…そのぉ…ははっ」
さやか「?早く言いなよー」
杏子「えーあー…うん!言う!言うから!」
杏子「いい?言うからな?」
さやか「はいはい、早くしなって」
杏子「いくぞ!」
さやか「うん」
杏子「さやか!」
さやか「うん」
杏子「好きだっ!」
さやか「うん」
さやか「……うん?」
杏子「っ~!」
杏子(頑張れ杏子!)
さやか「え?ちょっ…好き?え?え?えっ?」
杏子「さやかっ!これ…あたしが作ったチョコだ!受け取って!」
さやか「え?チョコ?杏子が?あたしに?」
杏子「マミに教えてもらったんだ!さやかにプレゼントしたかったから…!」
さやか「えっ?あれ?なに?どう言うこと?」
杏子「だ、ダメ?」ウルウル
さやか「え?いやっ!そうじゃなくて…どうなってんの?」
さやか「あれれっ?うそっ?なんで?」
杏子「さやかっ!あたしな?好きになっちゃったんだよ…」
杏子「さやかのことを!」
さやか「杏子…」
あぶれた仁美はマミさんが美味しくいただくんですね。わかります。
杏子「あたしだって分かってるさ、女が女を好きになるのはおかしいって」
杏子「でも違うんだよっ、あたしが好きなのは女じゃなくて、さやかなんだ!」
杏子「だからさ…その…受け取ってくんないかな」
杏子「下手くそだけどさ、頑張って作ったんだ…さやかに食べて欲しくって…」
杏子「だからさ、さやか…ダメ?」
さやか「…と、とりあえず落ち着こうっか」
さやか「ちょっと頭の中整理できなくってさ…」
杏子「う、うん…そうだな」
>>249
中沢「頂きます」
数十分後
杏子「んん…」ソワソワ
杏子(やばい…どうしよう…変な奴って思われたかな?)
杏子(ほむらに偉そうなこと言っといてこれだなんて…)
さやか「………よっし、そろそろいいかな」
杏子「さ、さやか…あたしっ!」
さやか「うん、わかってる。ありがとう、杏子」
さやか「チョコ、ありがたく受け取っとくね!」
杏子「さやか…!」パアッ
さやか「…でも、まだ杏子のことを好きだって言いえないよ」
杏子「えっ?」
さやか「杏子のことはさ、ずっと仲の良い友だちって思ってた。それは今も同じ」
さやか「友だちって意味では杏子のこと好きだよ、友だちになれてすごく良かったって思ってる」
杏子「…」
さやか「でもその好きは友だちとしてで、恋人としてじゃないよ」
杏子「…そ、そう…だよな……」
はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?
>>256
とりあえず深呼吸だ
さやか「ごめんね杏子…今は杏子の気持ちに答えることはできないよ」
杏子「うん…うん…」ウルウル
さやか「杏子…」
杏子「へへ…そうだよな、変だもんな…」
杏子「あたしなんかが…さやかのこと…すっ…ぐすっ」
杏子「好きになっちまうなんてな…おかしいもんな…」 ゴシゴシ
さやか「…」
杏子「あ、あれっ?なんで泣いてんだろ?あたし…っ…」
そりゃさやかは5人の中ではノンケだと確定してるしな
杏子「ははっ!ご、ごめんな?変なこと言っちまって…悪かったよ」
杏子「このことは忘れてくれよ、なあ?」
さやか「……」
杏子「はは…フラれちまった」
さやか「杏子、何か勘違いしてない?」
杏子「えっ?」
さやか「あたしは、今は杏子の気持ちに答えることはできないよ。って言ったの」
杏子「え…だから、それは…」
でも保留って残酷だと思うの
そりゃ希望はあるけど
さやか「今は、今はよ?つまり保留ってこと」
杏子「保留…?」
さやか「そ、保留。ちょっと時間が欲しいんだ」
さやか「杏子、話してなかったけどね。あたし今日の放課後にさ、恭介に告白してきたんだ」
杏子「えっ…?」
さやか「結果フラれちゃいましたけどねー!ははっ」
杏子「さやか…」
さやか「…でも、まだ恭介のこと好きなんだ…諦めきれてないよ」
さやか「杏子があたしの為にチョコ作ってくれたこと、そして好きだって言ってくれたこと」
さやか「すっごく嬉しいよ。嬉しすぎてワケわかんなくなっちゃうくらいにね!あははっ」
杏子「…」
さやか「…でも、たからって今すぐには杏子の気持ちには答えられない」
さやか「まだあたしの気持ちが定まってない内に答えたくないし、なりより杏子に失礼だよ」
杏子「えっ?」
さやか「あたしのけじめが…気持ちの整理がついたらさ。その時になって改めて答えをだしたいんだ」
さやか「だからさ、その時まで待っててくれない?その時まで保留ってことでさ」
さやか「自分勝手で悪いとは思ってる、でもけじめはつけたいから」
さやか「杏子…その日まで待ってて欲しいんだ、いいかな?」
杏子「…うん、さやかの気持ちはよくわかったよ」
さやか「杏子…!」
杏子「あたしの方こそごめんな?大変な時にこんなこと言っちまってさ」
さやか「ううん、そんな」
杏子「あたし、何時までも待ってるから、さやかの答えを!」
杏子「だからその時はよろしくな?」
さやか「うん、もちろん!」
杏子「へへ…正直複雑だけど、好きって言えて良かったよ」
杏子「さやか、今日はありがとな」
さやか「うん、あたしこそありがとう」
杏子「じゃあ帰るよ、マミが待ってるし」
さやか「わかった、マミさんによろしくね」
杏子「またなー!」
さやか「ばいばーい!」
マミホーム
杏子「ただいま」
マミ「あっ、おかえりなさい」
マミ「どう?美樹さんにちゃんとチョコレート渡せた?」
杏子「うん、チョコは渡せたよ」
マミ「そう、良かった…!」
杏子「でも告白はダメだったよ」
マミ「え…」
杏子「いや、ダメじゃないな…とりあえずは保留みたいな感じ?」
マミ「そ、そっか…まだ美樹さんの答えは貰っていないのね」
杏子「ははっ、でもチョコ受け取ってくれたし、気持ちも伝えられたからさ」
杏子「後悔なんてしてねぇよ…むしろ良かったって思ってる」
マミ「…そう、ね。それに保留と言うことは、後からオッケーを貰える可能性が十分あるものね」
杏子「ああ、だからゆっくり待つよ。さやかの答えをさ」
マミ「佐倉さん、とりあえず今日のところはお疲れさま」
マミ「ご飯にする?もう準備はできているわ」
杏子「うん、頼むよ…でもその前にちょっといいか?」
マミ「何か他にもあるの?」
杏子「あたしのことじゃないよ、ほむらのことでちょっとね」
マミ「暁美さん?…暁美さんは鹿目さんにチョコ渡す予定だったわよね」
杏子「ああ、あたしら3人でチョコ作ったもんな」
マミ「え…暁美さんに何かあったの?暁美さんと鹿目さんは何の問題もないと思っていたのだけど」
杏子「あたしもそう思ってたんだけどさ、まぁ色々あって面倒なことになってんだよね」
マミ「どんな感じなの?」
杏子「まあ早い話、ほむらがまどかに嫌われた…って言えばいいのか?」
マミ「え?」
杏子「ほむらのやつ、面倒が重なって変な展開になってるっぽい」
マミ「え?うそ?あの2人が?信じられない…」
マミ「佐倉さん、何があったのか詳しく話してくれないかしら?」
杏子「ああ、そのつもり。実はさ―」
ほむホーム
ほむら「はぁ…結局まどかにチョコ渡せなかったわ」
ほむら「何してるんだろ…私、ばかみたい」
ほむら「まどかに…嫌われちゃった……」
ほむら「まどかぁ…」
ほむら「……でも、まどかの誤解を解けば大丈夫のはずよね」
ほむら「電話…してみようかしら?」
ほむら「よし…」ピッピッ
まどルーム
まどか「………」
コンコン
詢子「まどか、起きてるか?」
まどか「………」
詢子「話がある、ちょっとでいいから付き合ってくんない?」
まどか「………」
詢子「…まどか、起きてるんだろ?」
まどか「………」
詢子「…仕方ない、とりあえずこれだけは聞いといて」
詢子「何があったかは詳しくは聞かない、だけどな?よーく考えてみな」
詢子「本当にまどかは今のままでいいのか?チョコ、渡してすらないんだろ?」
詢子「ならまどかの気持ちだって、好きな子にぶつけてないってことだよな?」
詢子「もしかしたら受け取って貰えなかったのかもしれない…でも私はそうは思わないよ」
詢子「まどかのことだ、渡す前に諦めたんじゃないのか?わかるよ、娘のことだからね」
詢子「とにかく、ゆっくりでいいからさ。自分の本当の気持ちに素直になりなよ」
詢子「まどか、思い込みが激しいとこがあるからさ…ただの誤解かもしれないんだ」
詢子「勘違いや被害妄想なんてしたって、まどかの特にはならないぞ」
詢子「後ろ向きじゃなくて、前向きに物事は考えるもんさ」
詢子「だから、もう一度よーく考えてみな。本当にそれでいいのか」
詢子「…とりあえずこんなもんかな。ご飯は用意してあるからいつでも降りてきな」
詢子「無理するんじゃないぞ?じゃあね」
まどか「………」
まどか(わたし、間違ってなんかないもん…被害妄想じゃないもん)
まどか(だって…ほむらちゃん、わたしに冷たかったんだよ?)
まどか(話もしてくれないし、顔だって見てくれない…)
まどか(これは本当のことだもん…だから、ほむらちゃんはわたしのことが嫌いなんだ…)
まどか「ほむらちゃん……」
~♪
まどか「…電話?」ピッ
まどか「あ…ほむらちゃんからだ…」
まどか「どうしよう…でた方がいいのかな?」
~♪
まどか「でも…ほむらちゃんに嫌いだなんて言われたら…」
まどか「……これも、被害妄想なのかな?ほんとは違うのかな?」
まどか「なら…」ピッ
まどか「…もしもし」
ほむら『あっ!まどかっ!』
まどか「…なに?」
ほむら『私、あなたにどうしても話さないといけないことがあるの、聞いてくれるかしら?』
まどか「…うん、いいよ」
ほむら『ありがとう、話すわね。まどか、あなたは勘違いをしているわ』
まどか「…勘違い?」
まどか(勘違いって…まさか…)
ほむら『ええ、勘違いよ…まどか、私はあなたのことが嫌い』
まさか「!!!」
まどか「………」ポトッ
ほむら『~』
まどか「あ…あ…」
まどか「ああ…あぁぁぁぁ…」
ふろはいってくる
ほむホーム
まどか『…勘違い?』
ほむら「ええ、勘違いよ…まどか、私はあなたのことが嫌いになったわけではないわ」
まどか『ポトッ』
ほむら「?…まどか、私の態度がいけなかったのは謝るわ」
ほむら「でも、それはあなたのことが嫌いだからじゃないの、私がまどかを嫌いになるなんてあり得ないわ!」
ほむら「だって私はまどか、あなたのことが…」
まどか『うあぁぁぁぁぁぁぁぁん』
ほむら「っ?ま、まどか?」
まどか『』ブツッ
ほむら「えっ?」
ほむら「まどか?もしもし?まどか?まどかっ?」
ほむら「き、切れた?なんで?」
ほむら「…なに?なんなの?なにかいけないこと言ったかしら…?」
ほむら「も、もう一回…」ピッピッ
ほむら「………」プルルプルル
さやかあたりに修正されればいいんじゃないかな
まどホーム
まどか「………」
~♪
まどか「……また…電話だ」
~♪
まどか「……るさい…」
~♪
まどか「うるさいっ!」ポイッ
まどか「うぅ…ぐすっ…」
まどか「ほむらちゃんの…ぐすっ、ばか…」
まどか「ばかぁ…!」
>>325
さやか「歯食いしばれ!こんなわからず屋、修正してやるっ!」
こりゃさやか組も説得に入るしかないな
ほむホーム
ほむら「………」オカケニナッ ピッ
ほむら「なんで?まどか、私はあなたに謝りたいだけなのに…」
ほむら「……もう0時過ぎだわ、バレンタイン終わっちゃった…」
ほむら「まどかぁ…」ウルウル
ほむら「電話がダメなら、せめてメールだけでも…」ピッピッ
ほむら「まどか…お願い、誤解しないで…」
ほむら「私が好きなのはまどか、あなただけなのよ?」
ほむら「だから…お願い、私のことを嫌いにならないで…」
ほむら「まどかっ…!」
チュンチュン
ほむら「ん…?あっ、眠っていたのね」
ほむら「まどか…電話は繋がらないし、メールも返してくれなかった…」
ほむら「どうして…まどか…」
~♪
ほむら「!?まどかっ?」ピッ
ほむら「もしもし、まどか?私はっ…えっ?」
さやホーム
さやか「んー、よく寝たっ」
さやか「うん、だいぶ落ち着けたかな?」
さやか「恭介にフラれて、杏子に告白されて…あはは、濃い1日だったなぁ、恋だけに」
さやか「なーんてね、ははっ」
さやか「………あたし、どうしよう」
さやか「正直、杏子があたしのこと好きだなんて想像もつかなかったからなぁ」
さやか「嬉しいけど、でも恭介のこと…諦めきれないよ」
聞き分けがねぇにも程があるぜ、まどか!
さやか「それに中途半端な気持ちで杏子と付き合うわけにもいかないし…」
さやか「うーーーん」
さやか「はぁ…悩むなぁ」
~♪
さやか「ん?電話…仁美からだ」
さやか「…仁美も、あたしと同じなんだよね」
さやか「仁美、大丈夫だったのかな?」
さやか「とりあえず出なきゃ」
さやか「もしもーし」
一時間後
さやか「おはようっす!」
仁美「おはようございます」
さやか「いやぁー、はは…まぁ昨日はその…ね」
さやか「互いに苦い思いしちゃったね」
仁美「はい…そうですわね」
さやか「はは…で、どうしたの?仁美から呼び出すなんて珍しいじゃん」
仁美「今日は休日ですし、気持ちを落ち着かせるためにも…その」
さやか「あぁ、遊んでスッキリするって感じ?」
仁美「ええ、そうですの。よろしいですか?」
さやか「うん、いいよ!おっけー!」
仁美「ふふ、ありがとうございます」
さやか「あっ、そうだ!まどかは?」
仁美「まどかさんにも連絡したのですが、繋がらなくて…」
さやか「えっ?珍しいな…そういやあれからどうなったんだろ?」
さやか「ちょっと電話してみるね」ピッピッ
さやか「んー」プルルプルル
さやか「ダメだ、繋がんないや」
仁美「やっぱり…まどかさん、昨日何かあったのかしら…」
さやか「うん…あんまり思いたくはないけど、まどか…ダメだったのかな」
仁美「まどかさん…」
さやか「どうしよう…とりあえず、まどかん家行ってみる?」
仁美「はい、そうしましょうか…もしものことだったら、励ましたいですし」
さやか「うん、そうだね…んじゃ行こっか」
仁美「ええ」
まどルーム
コンコン
知久「まどか、起きてる?」
まどか「……うん」
知久「そろそろ何か食べないと体に悪いよ?準備してあるから降りておいで」
まどか「………」
知久「まどか、気持ちはわかるけど…でも無理はいけないよ。でておいで」
まどか「………うん」
ガチャッ
知久「まどか…」
まどか「まどマギのSS書いてる人、読んでる人集まれ!」
まどか「皆、どんなSSが読みたいの?」
QB「魔法少女は産む機械」
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」 まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
トレイン「魔法少女?」
ブリジット「魔法少女?」
ブリジット「学園都市……?」
マミ「獣姦って気持ち悪い」 QB「顔殴るぞ!」
で誰かスレ建てて下さい…
まどか「食べてくるね…」
知久「う、うん…」
まどか「………」フラフラ
知久(まどか…すごい顔だ…あんなにくしゃくしゃになって…)
タツヤ「まろかー!」
まどか「…おはよう」
タツヤ「あい、まろかの!」
まどか「ありがとう…食べるね…」
まどか「………」モグモグ
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
ピンポーン
知久「はーい、あれ?君は…」
知久「まどか、お友だちが来てるよ」
まどか「…暁美さんなら帰ってって言って」
知久「……ほむらちゃんじゃないよ」
まどか「じゃあ誰…さやかちゃんかな…?」フラフラ
杏子「よっ」
まどか「杏子ちゃん…?」
杏子「顔貸してくんない?話があるんだ」
まどか「…うん、いいよ」
暁美さんは地味にくるな
まどか(もう暁美さんとは仲良くできないんだもん…他の子と仲良くしなきゃ…)
杏子「あ、でもその前にシャワーでも浴びてきなよ」
まどか「うん…そうするね…」
数十分後
まどか「…おまたせ、杏子ちゃん」
杏子「おっし、んじゃ行くか」
まどか「何処にいくの?」
杏子「んー、まぁとりあえず適当にぶらつこうぜ」
まどか「そっか、わかったよ」
杏子「まどか、聞いてくれよー?あたしさ、昨日コクったんだぜ?」
まどか「えっ?誰に?」
杏子「さやか!」
まどか「えっ?えぇっ?さ、さやかちゃんに?」
杏子「ははっ、やっぱ驚くよな」
まどか「だ、だって…」
杏子「女同士でおかしいって思うか?」
まどか「…それは……」
杏子「まぁそう思うやつもいるだろうけどさ、あたしはそうは思わないよ」
杏子「好きになっちまったんだ、男とか女とかの問題じゃない」
まどか「!」
杏子「あたしはさやかが好きなんだ、だからコクった」
杏子「…ま、オッケー貰えなかったんだけどな」
まどか「…杏子ちゃん」
杏子「あははっ、そんな顔すんなよ?大丈夫だって」
杏子「保留になっちまっただけだしさ」
まどか「…そ、そうなんだ」
杏子「まどかはさ、好きな人とかいんの?」
まどか「……いたよ、昨日までは」
杏子「…そっか」
杏子(まどか…やっぱり、ほむらのこと好きなんだな)
杏子(たく…両想いなのになんでこんなことになってんだか)
杏子(手間のかかる友だちだぜ、まったく)
杏子「よーし!今日は遊んで気分晴らそうぜ!」
杏子「こう言う時はパーって遊ぶのがいいもんさ!」
まどか「うん…そうだね…」
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じのキュゥマミ誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
まどホーム
ピンポーン
知久「はーい」
ガチャッ
さやか「こんにちはー!」
仁美「こんにちは」
知久「こんにちは、さやかちゃん、仁美ちゃん」
さやか「まどか居ますか?」
知久「ごめんね、さっき杏子ちゃんと出掛けたよ」
さやか「えっ?あぁー、わかりました」
さやか「それじゃ、失礼しました」
知久「また来てね」
タツヤ「さややー!」
さやか「ふふっ。タッくん、またね」
仁美「杏子さんが先にいらしたのですね」
さやか「そうだね、珍しい」
さやか(杏子…)
仁美「では、今日は私とさやかさんの2人で遊びましょうか」
さやか「うん、そうしよっか」
まどか「何処にいくの?」
杏子「そうだな…んじゃケーセン行く?」
まどか「うん、いいよ」
まどか(暁美さんのこと、忘れなきゃ)
杏子「よし、んじゃ行くか」
まどか「うん」
杏子「…ん?ちょっと待てっ!」
杏子「何でこんなところにあの2人が…?」
まどか「えっ?」
杏子「ほら、あそこ見てみなよ」
まどか「あっ…ほむ…暁美さんと、マミさんだ」
おいついた支援
最後には思いっきりほむまどイチャイチャさせろよな
杏子「えっ?暁美さん?」
まどか「………」
杏子(まさか呼び方まで変わってるなんて…大丈夫なのか?)
杏子「お、面白そうだからつけてみようぜ!」
まどか「どうでもいいよ、暁美さんのことなんて」ムスッ
杏子(うわっ、完全に拗ねちまってる…つーか分かりやすいな、こいつ)
杏子(うーん…ほむらもほむらだけど、まどかもまどかで面倒な性格してるな)
杏子(たく…あたしらが支えるしかないじゃんかよ、へへっ)
杏子「いいじゃんか、暇なんだしさ。ほら、行くぞ」
まどか「どうでもいいのに…」チラッ
ほむら「それで、どうしたの?私に何か用?」
ほむら(まどかのことで私はいっぱいいっぱいなのよ?)
マミ「ふふ、暁美さんに大事なお話があるの」
ほむら「そう、なら早く話して。私は忙しいのよ」
マミ「冷たいなぁ、拗ねちゃうぞ?」
ほむら「…冷たい、か」
マミ「ふふっ、冗談よ」
ほむら「ねえマミ…私、冷たい人間かしら?」
マミ「ううん、そうとは思わないわよ?でも、ちょっと不器用な所はあるわね」
ほむら「不器用…」
マミ「ええ、でも不器用なところも含めて、私は好きよ」
マミ「暁美さん、あなたのことがね」
ほむら「え…?」
マミ「うふふっ」
ほむら「え?ま、マミ…」
マミ「…」ニコッ
ほむら「い、今…なんて…」
杏子「うーん、ここからじゃ何言ってんのか聞こえないな」
杏子「マミのやつ、ほむらに何か言ってるみたいだけど…」
まどか「………」チラッ
杏子「…マミ、ほむらと何かあったのかな?」
まどか「知らないもん、そんなの」ムスッ
杏子「ほら、もっと近づくぞ」
まどか「どうでもいいのに…」チラッ
杏子(嘘つけ、さっきからチラチラ見てんじゃんか)
杏子「いいから、行くぞ」
さやか「ね、仁美ーどこ行く?」
仁美「そうですわね…あら?」
さやか「ん?どったの?」
仁美「彼処にいるのは、まどかさんと杏子さんですよね?」
さやか「えっ?あっ…ほんとだ、あんな所でなにしてんだろ?」
仁美「ご一緒させてもらいましょうか」
さやか「う、うん…そうだね」
杏子「うん、ここなら何て言ってるか聞こえるな」
まどか「………」チラチラ
仁美「こんにちは、まどかさん、杏子さん」
杏子「ん?仁美じゃんか」
まどか「あっ、仁美ちゃん…」
さやか「よ、よっす!」
さやか(杏子…!)
杏子「さ、さやか…!」
さやか「あはは…えーと、2人で何してんの?」
杏子「え?あー、いや…そのさ、ほむらとマミの尾行を…」
さやか「えっ?尾行?」
杏子「あ、ああ…ほら、そこ」
マミ「…」ニコニコ
ほむら「…」
まどか「…」チラッ
さやか「あ、ほんとだ…へぇ、面白そうじゃん」
杏子「だ、だろっ?だからここから隠れて見てようぜ」
さやか「ん、いいよー、わかった」
仁美「あの…よろしいのでしょうか?2人の尾行だなんて…」
杏子「心配すんなよ、問題ないって」
仁美「ですが…」
さやか「大丈夫だって、あの2人なら問題ないよ」
仁美「………」
さやか「で、何の話してるんだろ?」
マミ「暁美さん、私ね?あなたのことが好きなの」
まどか「!?」
さやか「ええ!?」
さやか(大丈夫じゃなかたったー!)
さやか(えっ?問題ありまくりじゃん!どういうことなの?)
仁美「ま、マミさんが…ほむらさんを…?」
杏子「マミ………」
ほむら「えっ?…ま、待って?好き?あなたが?私を?」
マミ「ええ、前に魔女にやられそうになった私を助けてくれた時からね」
マミ「私…あなたのことが好きになっていたの」
そのころ公園の男子トイレでは上条と中沢が…
ほむら「な…そんな…」
マミ「今までずっとあなたに告白しようと思っていたわ」
ほむら「えっ?告白って…」
マミ「でも、なかなか言い出せなかった…この前、私と暁美さんと佐倉さん」
マミ「この3人で一緒にチョコレートを作ったわよね?」
ほむら「え、ええ…」
マミ「あの時も暁美さん…あなたが好きな人の為に頑張ってチョコレートを作ってる姿を見て…」
まどか「…」チラッ
まどか(ほむらちゃんの好きな人…誰なんだろう)
まどか(やっぱり…昨日の…)
マミ「私、その人には勝てないと思ったわ…だから昨日も諦めていたの」
まどか「…」ジィー
さやか「わわわ…」
仁美「…」ドキドキ
杏子「マミ…」
ほむら「マミ…でも、私は…」
マミ「でも、暁美さんはそのチョコレートを渡すことはできなかったのでしょう?」
ほむら「え、ええ…」
まどか「!?」
さやか「えっ?でも昨日は…」
仁美「あれは義理だったのでしょうか…?」
杏子「こほん」
QB×187「やぁ」
マミ「………」
ほむら「………」
杏子「いや、ほむらは誰にもチョコなんて渡してないぞ?」
まどか「…!」
さやか「えぇ?でもあたし見たよ?」
仁美「私もですわ」
杏子「いや、あれは貰ったチョコ返しに行っただけだってさ」
さやか「そ、そうだったんだ…でも何でその事を杏子が知ってるわけ?」
杏子「あたし、昨日ほむらに相談されたんだよ」
杏子「好きでもない男子に告白されて、好きな子にはチョコ渡せなかったって」
杏子「あいつ、今にも泣き出しそうだったんだぜ?」
さやか「へ、へぇー…あのほむらが…」
まどか「………」
まどか(ほむらちゃん…)
杏子「で、今度はマミに告白された…ってわけか…」
杏子「マミ…ほむら…」
された「ほぇー…なんかすごい展開だわ…ドラマみたい…はは…」
まどか(じゃあ…昨日のは本当にわたしの勘違いだったの…?)
まどか(でも…ほむらちゃんが冷たかったのは本当だもん)
まどか(ほむらちゃん…暁美さんはわたしが嫌いなんだもん…)
マミ「………」
ほむら「………」
さやか「何時まで黙ってるんだろう…?」
杏子「こほん、そ…そうだな…」
マミ「暁美さん…私なら今のあなたを慰めてあげることができるわ」
ほむら「ま、マミ…」
マミ「だから暁美さん…いえ、ほむらさん」
マミ「私のチョコレート…そして、私の気持ちを受け取ってくれないかしら?」
マミ「私、ほむらさんのことが好きなの!大好きなのっ!」
ほむら「……!」
まどか「…ほむらちゃん……」
さやか「わわわわ」
仁美「マミさん…」
杏子「ほむら…どうするんだ?
天国か地獄か
ほむら「…」
マミ「お願い、ほむらさん…受け取って?」
マミ「もう私…我慢できないわ」
ほむら「……ごめんなさい」
マミ「……ほむらさん」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「あなたが私を想っててくれたのは凄く嬉しいわ」
ほむら「私にとって、あなたは大切な先輩、仲間、友だち」
ほむら「そう言った意味ではあなたのことが好きよ」
ほむら「でも…私はあなたの気持ちに答えることができないわ」
マミ「それは…保留もダメ…ってことなの?」
さやか「!」
杏子「!」
ほむら「…ええ、保留もダメよ。私の気持ちに変わりはないから」
マミ「ほむらさん…」
ほむら「私が好きな人はただ1人だから…」
まどか(誰なんだろう…?)
マミ「…ねぇ!あなたが好きな人って誰なの?」
マミ「その人にあって、私にないものって何なの?」
マミ「私、負けないから…頑張るからっ!」
マミ「だから…教えて?ほむらさんが好きな人を…」
まどか「…」ジィー
さやか「ま、マミさん…」
仁美「…」ソワソワ
杏子「…頼むぞ」
ほむら「………」
マミ「ほむらさんっ!」
ほむら「…まどか」
まどか「えっ!?」
さやか「!」
仁美「こ、これは…!」
杏子「…ふっ」
マミ「鹿目さん…?」
ほむら「ええ。私が好きな人はまどか、ただ1人よ」
よおおおおおおおおおおおおおおおおおおおし
まどか(ほむら…ちゃん…)
ほむら「私はもうずっと前…何度もループを繰り返している時からまどかの事が好きだった」
まどか「…!」
ほむら「でもその好きは、友だちとしての好き…そう思っていたわ」
ほむら「でも違った、私の好きはラブだったって気づいたのよ」
ほむら「それに気づいたのは最近よ…まどかを意識するようになったの」
ほむら「そしたら意識しすぎたせいか…最近はまどかと話すのも恥ずかしくて、あまり話せなかった」
まどか(そ…そうだったの…?)
ほむら「昨日なんて…まどかの顔すら見ることができなかった…」
ほむら「恥ずかしかった…まどかの笑顔が眩しかった!」
ほむら「まどかが可愛くてしかたがなかった!」
まどか「ほ、ほむらちゃん…!」
さやか「ひゃー」
仁美「まどかさんとほむらさんが…きゃっ」
杏子「へへっ」
ほむら「私はまどかが好きなの!大好きなのよ!」
まどか「ほむらちゃん…!」
まどか(ほむらちゃん!ほむらちゃん!)
マミ「…ふふっ、うふふふっ」
ほむら「マミ…」
マミ「はぁ…やっぱりねぇ、聞くまでもなかったわ」
マミ「そうよね、鹿目さんとほむらさんはお似合いだものね」
まどか「えへへ…」
さやか「なるほどねぇ、言われてみれば心当たりありまくりだわ」
仁美「女性同士で…ああ!」
杏子「ひ、仁美?さっきから変だぞ?」
マミ「でも、あなた達は結ばれないわ」
ほむら「なっ…」
マミ「ほむらさんは鹿目さんに嫌われたのでしょう?」
まどか「え…?」
ほむら「そ、それは…」
力士、巴真実さん(15)。
,'.: 〃 ,:1 , __/ // / } , ',
__彡ァ 乂_ノ :! ,′ ./ ̄/7=‐.、__ノノ ,'∧ '
.. / /i::, { 彳ア:::抃< ( (、__,/' i }
,'/リ., ,イ ./`¨´i.|:∧. 、 .c弋匕Z_ >、_`ヽ、」 ,'
_彡'厶イ./iヽ,′ |:::∧ {?Y// ア:::抃、 | /
/ i|:::{: `(( .?Y .)) ‘ 弋匕Zっ /
/ ∨:、 }}_口_{{ ,_-‐- 、 / //
. i.| ∨:\ .γ´,...-‐-ミメ、 └‐―-、、、 .辷´五ニ=一、
. ヾ、 \,:´,´./ ,.-‐-、.刈ハ. `~ / \
-‐…‐-'_ヾ / l l. {::::::::::::} l l≧:.. ___.... -‐=¬=-、― _....___〉
. / { /.Y¨Y .ゞ.,`=‐-‐ 彡.1辷7―‐-/ ∨―‐- 、
. ! ', / !:::::::::`¨ニ¨´::::::|// `ヽ/ ∨ .〉
. | >'´`ヽ:. /.i⌒i:::::::::::::::::::::::::::::::|/⌒) ( , -―- j ./
\! .Уヽ (./ ./:::::::::::::◯:::::::::::::! / ∧/ , -‐-、. \ 〈‐‐-、 j
. / ヾ .〈 ヾ::::::::::::::::::::::::::::::! 入 _〈_/ \ \ ∨_)'
――――「脂肪を産むなら、みんな死ぬしかないじゃない!!」
デブという設定は当初から明らかにされていなかったが、
その見事な肢体の張りと肉の吊り下がり、直ぐに発砲する気性の荒さ、そして腹の太さ、肥満のファンからは「同胞ではないか」と言われていた。
好きな物は三食のケーキ。特技は三食ケーキ。
| | | .| |/ / | / | / ,-|-r T´ | || |
.! l ! | |.  ̄/ ̄/ ̄/ ̄ ̄T / '´ |/ l .! / | |.!
ヘ l 、 | | // ./ / i/ /! | l ィ / ,リ
/,ヽi V .| / .! / / | ,' /.! /
lゝ 、 ゙、 | ,/___| /____ ,.-‐┬‐┬ァ / / l\
i ´ヽ ヽ | /  ̄`ー、_ l::::::::}ヽ -ニ、__l_;:='// / | l ヽ
.,ヽ ヽ ヽl/  ̄`ー┴‐'"´ 、 ー─‐ / ,.' // ヽ
..\ __i、 ヽ /.イヽ / / l }
\ \ ` \ ヽ ハ\ヽ' ´ | |/ / //
ヽ ヾー-r、 `ヽ、 ヽ、 \\\\ ゝ // / /イヽ
ヽ Y ´ `ヽ、  ̄ / ´ ` ヽ、/,.< ,|i .!
―--、l | |`ヽ、 、____ _, ,. ' \ .)/ !
`ヽi,r―、_,r-| ヽ ヽ、 ` ー― '´ , イ \ .|
\ \\\ \ヽ、ヽ 、 ,イ l;;| / ヽノ
ヽ ヽヽ ヽ `ヽヽ、 `゙ - _ ,.イ/./ | |;;| / ヽ
ヽ ヾヽ \ `゙ -`゙、ヽ-,.r'´/ / ! |;;| V / `ー
ヽヽ ヽ、, r  ̄ ` ヽ、 i .| i / ,. --、.|;;| V
ヽV ´ \ | | | ,ノ/ `ヽ、 |
マミ「佐倉さんから聞いたわ、昨日ほむらさんは鹿目さんにチョコレートを渡せなかった」
マミ「それどころか、鹿目さん嫌われたって泣いていたのよね?」
まどか「そんな………」
まどか(わたし…なんてことを…)
さやか「そ、そっか…だから杏子にほむらは…」
さやか「まどかっ、何やってんのさ!」
まどか「あ…あぁ…」
杏子「さやか、よせって。仕方なかったんだよな?」
まどか「わ、わたし……」
力士、巴真実さん(15)。
,'.: 〃 ,:1 , __/ // / } , ',
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――――「お菓子が脂肪を産むなら、みんな死ぬしかないじゃない!!」
デブという設定は当初から明らかにされていなかったが、
その見事な肢体のパンパン張りと肉の垂れ下がり、高血圧特有の直ぐに発砲する気性の荒さ、そして腹の太さ、肥満のファンからは「同胞ではないか」と言われていた。
好きな物は三食のケーキ。特技は三食ケーキ。三色ケーキ。
マミ「それってつまり、鹿目さんにフラれたのと同じことよね?」
ほむら「っ…」
まどか「そ、そんなっ」
マミ「だから、鹿目さんのことなんか忘れて、私と付き合いましょう?」
マミ「私があなたを幸せにしてあげるから」
ほむら「………」
マミ「ね?いいでしょう?鹿目さんよりも幸せにできる自信があるわ!」
ほむら「なんですって…?」
マミ「私は料理もできるし、家事もできる。それに同じ魔法少女じゃない」
まどか「あ…」
マミ「それに比べて鹿目さんはどう?何か鹿目さんにできることはある?」
ほむら「……ないで…」
さやか「な…なんてことを…」
仁美「マミさん…」
マミ「鹿目さんなんて、たいしたことないじゃないの」
まどか「うぅ…」
まどか(そうだよね…わたしなんかがマミさんに敵うはずないよね…)
さやか「いくらマミさんでもいいすがだよっ!あたし文句言ってくる!」
いいすがだよっ!
さやかちゃん少し落ち着いてください
さやか「いいすがだよっ!」
さやか「いいすがだよっ!」
さやか「いいすがだよっ!」
さやか「いいすがだよっ!」
さやか「いいすがだよっ!」
さやか「いいすがだよっ!」
さやか「いいすがだよっ!」
さやか「いいすがだよっ!」
さやか「いいすがだよっ!」
さやか「いいすがだよっ!」
さやかちゃんかわいい
http://i.imgur.com/tbLGY.jpg
杏子「まてっ!」ガシッ
さやか「離してよっ、だってマミさんが…」
杏子「行くな!ほむらを信じるんだ!」
さやか「杏子?…わ、わかった」
まどか「うぅっ…」
仁美「まどかさん…でも、マミさんは…」
マミ「だから、鹿目さんのことなんか忘れましょう?」
マミ「鹿目さんなんかよりも私の方が良いに決まってるわ」
ほむら「ふざけないでっ!!」
マミ(鹿目さん早く来てくれー)
マミ「…」
ほむら「あなたにまどかの何がわかるの?何が鹿目さんなんて、たいしたことないよ!?」
ほむら「訂正してっ!そんなの私が許さない!」
ほむら「まどかの事を悪く言うなんて…いくらマミでも許せないわ!」
まどか「ほむらちゃん…!」
ほむら「早く訂正しなさい!まどかに謝って!」
マミ「……じゃあ、あなたは絶対に鹿目さんのことを諦めないのね?」
ほむら「もちろんよっ!私が好きな人はまどかだけなんだから!」
マミ「何があっても鹿目さんのことを幸せにできる自信はあるの?」
マミ「女の子同士で付き合う覚悟はあるの?」
マミ「どうなの?」
ほむら「…あるわ、絶対にまどかを幸せにしてみせる!」
ほむら「まどかの笑顔を守ってみせる!」
まどか「ほむらちゃん…!」
マミ「その言葉は本当?嘘じゃない?」
ほむら「嘘なわけないわ、本当よ」
ほむら「まどかが好きだから…!」
マミ「…ふふ、そっかぁ」
マミ「暁美さん、あなたの気持ちはよくわかったわ」
マミ「…」チラッ
杏子「…」コクッ
しかし演技とは言えまどかを悪く言ったマミを許していいものなのか
杏子「まどか、行ってきなよ?言いたいこと、たくさんあるだろ?」
まどか「杏子ちゃん…うん。わたし、行くよ!」
杏子「ああ、行ってこい!行って気持ちをぶつけてきな!」
まどか「うんっ!」
さやか「杏子…もしかして…」
杏子「ああ、ほむらとまどかを試してたんだ」
仁美「では…マミさんはやはり演技を?」
杏子「当たり前だろ?マミもほむらとまどかを応援してきたんだからな」
仁美「…!」
さやか「なんだ…そうだったのか」
さやか「はは、良かったぁ。一時はどうなるかと思ったよ」
杏子「マミのやつ、迫真の演技だったからな」
仁美「まどかさんとほむらさんの為に汚れ役を…」
仁美「マミさん…!」
ほむら「マミ…早く訂正しなさい、許さないわよ?」
ほむら「早く謝って!」
マミ「ええ、もちろん謝るわ」
マミ「本人に、ね?」
すいません マミさんの愛は大きかった
ほむら「ゆ゛る゛さ゛ん゛」
ほむら「えっ?」
まどか「ほむらちゃん…!」
ほむら「ま、まどか?何であなたがここに…?」
マミ「鹿目さん、ごめんなさい…演技とは言え、あなたのことを悪く言ってしまったわ」
ほむら「演技…?」
マミ「本当にごめんなさい」ペコッ
まどか「ま、マミさん?頭を上げてくださいっ」
マミ「ううん、本当に悪かったと思っているの」
マミ「鹿目さん…それに暁美さん、あなた達に酷いことをしてしまったから」
マミ「私、あなた達を試していたの」
ひむらちゃん
ほむら「えっ?」
まどか「わたし達を試す…?」
杏子「そう言うこと、あたしとマミの2人で考えたんだ」
ほむら「杏子…」
杏子「ほむらの気持ちをまどかに見せるにはこれが一番良いって思ってさ」
杏子「悪いとは思ったけど…マミに演技してもらって、ほむらを騙したんだ」
ほむら「………」
マミ「暁美さん、本当にごめんなさい」
杏子「ほむら、ごめん…言い出したのはあたしなんだ」
まどか「マミさん…杏子ちゃん…」
杏子「許してくれとは言わないけどさ、マミのこと責めないでくれよ」
ほむらがマミさんで妥協しちゃった√とか書かなくていいからな
振りじゃなくて
杏子「責めるなら、あたしを責めてくれよ、な?」
マミ「ううん、賛成したのは私だし、実践したのも私だわ」
マミ「だから悪いのは私よ…それに鹿目さんの悪口を言ってしまって…」
まどか「あっ…」
マミ「鹿目さん、あれはもちろん嘘よ…でも、嘘でも言って良いことと悪いことがあるわ」
マミ「鹿目さん…ごめんなさい」
まどか「い、いえっ!そんな…それに、マミさんの言ったことは本当だから…」
ほむら「まどか…」
まどか「わたし…何一つ取り柄ないし…それどころか思い込みが激しくて…」
>>515
ヤンまどは勘弁
マミさんを苛めるな!
まどか「ほむらちゃんは悪くないのに、勘違いなんかでほむらちゃんを傷つけちゃって…」
まどか「ほむらちゃん…ごめんなさい…ごめんなさいっ…」
まどか「わたし、最低だよっ…ほむらちゃんのこと好きになる権利なんてないよ…」
ほむら「まどか…そんなこと言わないで?あなたは私にとってかけがえなない存在なのよ?」
ほむら「私はまどかが大好きだから…!」
まどか「ほむらちゃん…わたし…わたしっ…」
ほむら「まどか…!」ダキッ
まどか「うぅっ…うぁぁぁっ…」
まどか「うわぁぁぁぁん」
ほむら「…まどか」ナデナデ
杏子「ふぅ…まっ、とりあえずは一件落着ってやつ?」
マミ「ええ、そうね…良かった。本当に良かった」
さやか「は…はは…なんか置いてきぼり喰らった感じはするけど」
さやか「これで良かったんだよね?」
仁美「はい、まどかさんとほむらさん…とっても輝いていますわ!」キラキラ
さやか「ひ、仁美?」
杏子「さーて、んじゃ邪魔者はとっとと退散すっか」
マミ「うん、私達は2人の邪魔ね」クスッ
まどか「ほむらちゃん…!」
ほむら「まどか…!」
さやか「…まどか、ほむら」
さやか(色々あったみたいだけど、告白は成功…ってことなんだよね)
さやか(ほむら…まどかが好きって断言してたね)
さやか(真っ直ぐ、まどかのことだけを見てた)
さやか(フラれても引きずったり、告白されても保留とか言って誤魔化してる)
さやか(あたしなんかとは全然違う…)
さやか(杏子は勇気を出して告白してくれたのに、あたしは言い逃れして…)
さやか(こんなんじゃダメだよね?あたしも真っ直ぐ杏子と向き合わなきゃ)
さやか「よーし!」
仁美「さやかさん?」
さやか「仁美、ごめんっ!あたしどうしてもやらなきゃイケない用事ができたんだ!」
さやか「だから遊ぶのはまた今度でいい?」
仁美「そうですか…はい、わかりましたわ」
さやか「ごめんね?じゃっ」
杏子「マミ…ごめんな?あんなことさせちまって」
マミ「ううん、いいのよ?大切なお友だちの為ですもの」
マミ「出来ることなら何でもするわ」
杏子「でもさ、あたしは見てるだけで何もしなかったから…」
さやか (この貴重なシーンを録画するビデオカメラを取りに戻らねば……!)
マミ「そうかもしれないけど、仕方ないわ。それに…」
杏子「それに?」
マミ「佐倉さん、あなたもしなければいけないことがあるでしょ?」
杏子「えっ?」
マミ「ふふっ、ほらっ」
さやか「杏子…!」
杏子「…さやか」
さやか「あたし、真剣にあんたと向き合ってみようと思う!」
さやか「だからさ、今から2人で出掛けない?」
さやか「そこで自分の気持ちを確かめたいんだ」
杏子「さやか…いいのか?あたしなんかと…」
さやか「もちろん!あたしもあの2人に負けてられないしね!」
杏子「さやか…!」
マミ「うふふっ、2人とも、頑張ってね!」
さやか「はいっ!行こっ、杏子!」
杏子「ああ!マミ、行ってくるよ!」
マミ「いってらっしゃい」
マミ「…ふぅ、これで私の役目は終わりかな?」
マミ「鹿目さんと暁美さん、そして佐倉さんと美樹さん…」
マミ「この4人が幸せになれるのなら、私はそれで幸せよ」
マミ「…」ポツン
マミ「大切なお友だちの力になれたのよ…すごく嬉しいことじゃない」
マミ「私は…それでいい、みんなの力になることが私の幸せなんだから…」
マミ「……ひとりぼっちでも構わないわ」
マミさんは仁美と百合ん百合んするんだよ
マミ「うふふ、仁美さん…」
仁美「マミお姉さま…!」
仁美「マミさん」
マミ「あら…志筑さん」
仁美「まどかさんとほむらさん、それに…さやかさんと杏子さん」
仁美「皆さん上手くいくと良いですわね」
マミ「ええ、そうね」
仁美「…あ、あの!」
マミ「なあに?」
仁美「わ…私、マミさんにお話がございますの」
マミ「え?私に?」
仁美「よろしい…ですか?」
マミ「…ええ、いいわよ」ニコッ
>>547
ああ、素晴らしいな
まどか「ほむら…ちゃん…」
ほむら「まどか、落ち着いた?」
まどか「うん。ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「ふふっ」ナデナデ
まどか「えへへ、わたしもう子どもじゃないよ?」
ほむら「ふふ、でも可愛いから」
まどか「えへへ…」
ほむら「…まどか」
まどか「なあに?」
ほむら「改めて、あなたに言わなきゃいけないことがあるわ。聞いてくれる?」
ほむら「人の話はちゃんと最後まで聞くこと、良いわね」
まどか「うん、いいよ。ほむらちゃんの話なら何でも聞くから」
ほむら「…昨日は私の話なんか聞きたくないって言ったくせに」
まどか「えっ?あっ…ご、ごめんね?あの時は自分でもわけわかんなくなってて…」
ほむら「………」
まどか「ほ、ほむらちゃん…」
ほむら「傷付いたんだから…」
まどか「ご、ごめんなさいっ!わたし…最低だよっ…」
ほむら「…」プイッ
まどか「ほ、ほむらちゃん…」
ちんぽちんぽばあああん!!
ちんぽちんぽゔぁあああああさん!!
早乙女先生は昔まどカーチャンと百合関係になりかけた時期があった、
みたいなエピソードがあってもいいと思うんだ
ごめん誤爆
ほむら「ふふ、冗談よ」
まどか「えっ?」
ほむら「たしかにあの時は傷付いたけど、あれは私も悪かったから」
まどか「でもっ…」
ほむら「ううん、いいの…それに、今はこうしてまどかと一緒にいられるから」
ほむら「私はそれで幸せなの」
まどか「ほむらちゃん…!」
ほむら「まどか…好きよ、大好き」
ほむら「あなたが大好きなの」
>>559
何言ってんだ夕日の砂浜で殴りあった関係に決まってるじゃないか
要するにマブダチ
まどか「えへへ、ほむらちゃん…私もだよ」
まどか「わたしも、ほむらちゃんの事が大好き!」
まどか「他の誰よりも、ずっとずっと!ほむらちゃんのことが好きなの!」
まどか「ほむらちゃん、大好きぃ!」ギュッ
ほむら「あっ…えへへ、まどか…!」ギュッ
まどか「ねえ、もう少しこのままで良いかな?」
ほむら「うん、私も同じことを考えていたところよ」
ほむら「回りの視線なんて何にも感じない…まどか、あなただけを感じているから」
まどか「えへへ、ほむらちゃん…!」
ほむら「まどか…!」
さやか「杏子、お腹空いてない?」
杏子「ああ、もう昼だもんな」
さやか「じゃあさ、何処かで食べていこうよ」
杏子「悪いけど、あたし金持ってないからさ…」
さやか「大丈夫!さやかちゃんに任せなさいっ!」
さやか「あたしが奢ってあげるよー」
杏子「さんきゅー、でも悪いからいいよ」
さやか「はいはい、遠慮なんてしないっ!行くよー!」タタッ
杏子「あっ、さやか!…へへ、仕方ないな」タタッ
マミ「それで志筑さん、私に話って何かしら?」
仁美「わ…私、今までマミさんとこのように2人で話す機会がなかったのですが」
仁美「いい機会ですので、今日はマミさんとお話がしたいと思いましたの」
仁美「ですので、えっと…彼処の喫茶店でお茶でも飲みながら…お、お話いたしませんか?」
マミ「ふふっ。うん、いいわよ。それに、彼処の喫茶店は私の行き着けなの」
仁美「えっ?そうでしたの?私も最近よく行くようになりましたの」
マミ「まあ、奇遇ね!それじゃあ行きましょうか」
仁美「は、はいっ」
さやか「んー!おいしー!」
杏子「さやかってほんと旨そうに食うよなぁ」
さやか「だってほんとに美味しいんだもーん!」
杏子「ははっ、そっか」
さやか「ねえ、杏子も食べてみる?」
杏子「ん?いいのか?」
さやか「いいよーん」
杏子「へへ、じゃあ一口貰うな」
さやか「あーん」
杏子「えっ?」
さやか「あーん」
杏子「え?ま、まさか…?」
さやか「あーん!」
杏子「あ、あーん…」
さやか「あーんこちゃんっ!」
杏子「へっ?」
さやか「あははっ!やっぱやーめたっ!残念でしたー!」
杏子「ちょっ…さ、さやかっ!」
さやか「…」スッ
杏子「だれがあんこ…」パクッ
杏子「あ…」モグモグ
さやか「へへーっ!どお?美味しい?」
杏子「う、うん」
さやか「ふふ、よかったよかった」
杏子「さ、さやかっ!そ、その…」
さやか「んー?」
杏子「く、食うかい?」スッ
さやか「…うんっ!」
マミ「うふふっ」ニコニコ
仁美「どうなさいましたの?」
マミ「こうして志筑さんと2人きりだなんて新鮮だなって思ってね」
マミ「ほら、いつも志筑さんと会うときは鹿目さんや美樹さんと一緒にいる時だけでしょ?」
仁美「ええ、そうですわね…私にとってマミさんは、近くにいるようで遠くにいる」
仁美「そんな存在でしたの、だから先ほどは思いきって誘ってみたのですが…」
マミ「そっか…ごめんね?あんまりお話する機会を作れなくて」
仁美「いえ、そのようなことはございませんわ。それに、今こうしてお話できているわけですし」
仁美「この機会をきっかけに出来たら良いと思いますわ」
マミ「ふふ、そうね。わかったわ」
仁美「マミさん。そ、その…いくつかお聞きしたいことがあるのですが、聞いていただけますか?」
マミ「ええ、いいわよ。何でも聞いて?」
仁美「ありがとうございます、ではまず1つ目を…」
仁美「マミさんは先ほどの、まどかさんとほむらさんの件について、どのように思われましたの?」
仁美「私、初めは演技だとは思えなくて、とても驚きましたわ」
マミ「ふふっ、実は私もびっくりしちゃったのよ?自分の台詞に」
マミ「演技とは言え、あんな台詞がポンポン出てきてしまうなんて…」
仁美「台本ではございませんでしたの?」
マミ「ええ、即興よ?だから自分でも内心驚いていたわ」
マミ「私…もしかしたら本当に暁美さんのことが好きだったのかもしれないわ」
マミ「だから…私……」
仁美「マミさん…」
マミ「ふふ、冗談よ。暁美さんも鹿目さんも、私の大切なお友だちだからね」
マミ「暁美さんが鹿目さんのことを好きでいたことも、鹿目さんが暁美さんのことを好きでいたことも気づいていたわ」
仁美「そうでしたの…私は分かりませんでしたわ」
マミ「気づかないのも無理はないは、2人が互いを意識し始めたのは最近のことだから」
マミ「志筑さんも最近は大変だったのよね?」
仁美「…はい、お慕いしていた上条君のことでいっぱいいっぱいで」
仁美「私…ずっと落ち着けずにいましたの」
仁美「それで昨日、上条君に告白したのですが…断られてしまって」
マミ「…!そう…だったのね」
仁美「はい、ですが後悔はしていませんわ。むしろスッキリいたしました」
仁美「私も何時までも引きずっていてはいけないって今日の件で思えましたわ」
仁美「だから、私も新しい恋をしなきゃなって思っていますの」
マミ「志筑さんは強いのね、立派だわ」
仁美「いえ…そのようなことはございませんわ、ただ吹っ切れただけです」
マミ「そう、頑張ってね。私も応援しているわ」
仁美「………」
マミ「志筑さん?」
仁美「…マミさんは女性同士の恋愛についてどう思われますか?」
マミ「そうね、私は何の問題もない。って言い切れるわ」
マミ「女性同士や男性同士の恋愛を良くないと言う人がいるのは確かよ」
マミ「でも良いか悪いかを決めるのは第三者じゃない、当事者よ
マミ「だから私は当事者が互いのことを本当に好きなのなら、何の問題もないって言えるの」
仁美「そ、そうですか…!」
マミ「ふふ、それに鹿目さんと暁美さんの2人を見ていて、こっちまで幸せな気持ちになれたんだから」
仁美「……ま、マミさんは自分が女性からお慕いされたらどう思いますの?」
マミ「え?私が?」
仁美「は、はい」
マミ「うーん、そうねぇ…ふふ、すっごく嬉しいかしら」
仁美「!」
マミ「もし本当に私のことを好きになってくれる人がいるのなら、私も全力でその人と向き合うわ」
マミ「ふふっ、もしかしたら来年のバレンタインは私が鹿目さんや暁美さんのようになっているのかもしれないわね」
仁美「ふふ、そうですか」
マミ「でもどうしたの?急にこんなことを聞いて」
仁美「…私、来年のバレンタインにチョコレートをお渡ししたいお方が出来たのかもしれませんの」
マミ「そうなの?ふふ、早いわね」
仁美「ええ、自分でも驚いていますわ」
仁美「この気持ちが何なのかはよくわかりません…ですが、憧れに近い何かだと思います」
仁美「それに…つい先ほどそう意識するようになりましたので」
マミ「先ほどの…?」
仁美「はい、先ほどのやり取りを見ていて意識しましたの」
マミ「え…?ちなみに誰?言いにくくなかったら教えてくれないかしら?」
マミ「私、志筑さん力になりたいの」
マミ「美樹さん?それとも佐倉さん?鹿目さん?暁美さん?…ダメよ?みんなは…」
仁美「もちろんわかっていますわ、それにその4人は違いますわよ?」
マミ「えっ?じゃあ他に…?誰かしら?」
仁美「ふふふ、内緒です」ニコッ
マミ「!」
マミ「そ、そう!」
仁美「マミさん」
マミ「えっ?な、なにかしら?」
仁美「マミさんは紅茶に詳しいのですよね?」
マミ「ええ、紅茶は大好きだし、それなりに詳しいつもりよ」
仁美「で、では…もし宜しければ明日…ご、ご一緒に紅茶でもどうですか?」
仁美「私の家族も紅茶が好きで、いろんな銘柄を揃えていますの」
マミ「まあ、志筑さんも紅茶が好きなのね。紅茶好きのお友だちがいたなんて嬉しいわ」
マミ「ちなみに、どの銘柄が好きなのかしら?詳しくお話したいわ」
マミ「ふふっ、明日一緒にね」
仁美「はいっ!」
マミ(志筑さん…今まであまり話す機会がなかったから気づかなかったけど)
マミ(なんて言うのかしら…接しやすい?すごく気が合いそうだわ)
マミ(志筑さん、1人になった私に気を使ってくれたのかしら?)
マミ(それとも、本当に私とお話がしたかったから?)
マミ(そして…まさかとは思うけど…ふふっ、勘違い…よね?)
マミ(そうだとしても嬉しいわ。私には志筑さんがいてくれたんだからね)
マミ(志筑さんともっとお話したいわ。もっと仲良くなりたい、それに私は…もう)
マミ(ひとりぼっちじゃないもん!)
さやか「くぅー!あと少しだったのにー!」
杏子「だからあたしが取るってば、クレーンゲーム得意だし」
さやか「いーや、あたしが取るの!」
杏子「そっか、でも無理はすんなよ?」
さやか「だいじょーぶ、だいじょーぶ」
さやか「あと少し…よし、こっこだぁー!」
さやか「よし!そこそこそこ…そのまま…そのままでいいんだよぉー」
杏子「ははっ、何の実況だよ?」
さやか「やったー!やったよ杏子!ほらぬいぐるみゲット!」
杏子「ああ、やったじゃんか。良かったな」
さやか「えっと、こちがあたしの分で…はい、こっちが杏子の分」
杏子「えっ?」
さやか「見てよ、この青いぬいぐるみってさ、まるでさやかちゃんの様に可愛いと思わない?」
杏子「はぁ?はは、何言ってんだよ?」
さやか「えー?可愛くない?」
杏子「へへっ、可愛いよ」
さやか「あっ、やっぱりぃ?でさ、こっちの赤いぬいぐるみも杏子の様に可愛いわけなんだなぁこれが」
杏子「ば、ばかっ!何言ってんのさ!」
杏子「…て、照れるじゃんか」
さやか「おやおやぁー?杏子の顔まで赤くなってますなぁー」
杏子「う、うっせー!」
さやか「あはは、ごめんごめん」
杏子「ったく…」
さやか「それじゃ御詫びにこの青いぬいぐるみ杏子にあげるね」
さやか「さやかちゃんがいない時。このぬいぐるみを、さやかちゃんだと思って可愛がってくれたまえ」
さやか「あたしもこの赤いぬいぐるみを杏子だと思って可愛がっちゃいますからね!」
杏子「さやか…へへ、よく分かんないけどありがとな」
杏子「こいつをさやかの代わりに…か」
さやか「やっぱり本物のさやかちゃんを可愛がりたいー?」
杏子「…うん」
さやか「へっ?」
杏子「あ!いや…じょ、冗談だよ冗談!はははっ!」
さやか「あーもう!杏子は可愛いなぁ」ナデナデ
杏子「わわわ!や、やめろよ!ガキじゃねぇんだぞ!」
さやか「とか言っちゃってぇ、ほんとは嬉しいくせにー」ナデナデ
杏子「うぅ…」
さやか「よーし、次はプリクラ撮ろ?プリクラ!」ナデナデ
杏子「うん…」
さやか「?」ナデナデ
杏子「ぅ…」
さやか(あれ?杏子って撫でると大人しくなるのかな?)
さやか(意外と子どもっぽいとこあるんだよね、そこが可愛いんだけどさ)
さやか(可愛い、か…あたしの本当の気持ちも杏子のこと可愛いって思ってるんだよね)
さやか(これって、好きってことなのかな?)
さやか(……よく分かんないや、でも杏子といて楽しいのは本当だよ)
さやか(……よし)
さやか(そろそろ良いよね?)
さやか「杏子、プリクラに落書きしてもいい?」
杏子「うん、いいぜ。落書きしなかゃ損だしな、好きなの書けよ」
さやか「へへっ、じゃあお言葉に甘えて」
さやか「えーと、これでよし…っと!」
杏子「何書いたんだ?」
さやか「じゃーん!」
杏子「なっ…!?」
さやか「えへへ、杏子って可愛いからさぁ。あたしの嫁になるのだー!」
杏子「よ、嫁って!?」
さやか「はは、まぁさすがに結婚ってのは冗談だけどさ」
さやか「あたし、昨日の答え考えたんだ」
杏子「!」
さやか「まだ、完全には杏子のこと…恋人としては意識できないよ」
杏子「……そうだよな」
さやか「でも、わかったんだ。杏子と一緒にいるとさ、すっごく楽しいの」
杏子「…」
さやか「まどかや仁美と一緒にいる時とは違う楽しさがあってさ」
さやか「もっと一緒にいたいって思えたんだ」
さやか「この気持ちが、杏子のことを好きだってことなのかどうかは分からない」
さやか「でも、これからも杏子と一緒にいたら、あたしの本当の気持ちが分かると思うんだ」
さやか「あたしも杏子のこと好きだってさ」
さやか「だからさ、杏子…これからも、あたしと一緒にいてくれないかな?」
杏子「え?」
さやか「こんな中途半端な気持ちで、付き合ってだなんて言うのは身勝手だってわかってる」
さやか「だから付き合ってとはまだ言えない。これもあたしの我儘なのはわかってる」
さやか「でも、あたしはもっと杏子と一緒にいたい、もっと杏子の側にいたい」
さやか「この気持ちはきっと、杏子の事が好きだって思い始めてることなんだよ」
杏子「さやか…」
さやか「あたしが何言ってるのかわからないよね?あたしもよくわかんない」
さやか「ただはっきりと言えるのは、もっと杏子と一緒にいたい。ってことなんだ」
さやか「杏子…!」
杏子「…ふふっ、はは…あははっ!」
さやか「き、杏子?」
杏子「なーに難しい顔して言っちゃってるんだよ、さやからしくないぜ?」
さやか「だ、だって!あたしは…」
杏子「要するにさやかはさ、あたしが好きかどうか分からないから」
杏子「とりあえずは今まで通りあたしと一緒にいたいってことなんだろ?」
さやか「そうだけど…でもっ」
杏子「そんなに急いで答えを見つけなくていいんだぜ?さやかは普段通りにしてりゃいいんだ」
さやか「杏子…」
杏子「だからちゃんと答えが見つかったらさ、その時に教えてくれよ」
杏子「あたしは待ってるからさ、何時までもずっとね」
さやか「…うん、わかった…ごめん、はっきりできなくてさ」
杏子「だからいいんだってば!あたしはその辺も含めて、さやかの事が好きになったんだからな」
さやか「杏子…ふふ、ありがと」
杏子「それからもう1つ気に入らないことがあるんだよな」
さやか「え?な、なに?」
杏子「なんだよ?この落書きは」
さやか「そりゃあ、杏子があたしの嫁になった時の名前じゃん」
さやか「美樹杏子って」
杏子「美樹杏子?ふざけんな!」
さやか「ご…ごめん…そんなに嫌だった?」
杏子「佐倉さやか、だろ?」
さやか「えっ?」
杏子「へへっ!さやかはあたしの嫁になるのだー!」
さやか「ちょっ!そういう意味?しかもあたしの真似?」
杏子「さっきの仕返しだー!」ナデナデ
さやか「わわわっ?は、恥ずかしいって!」
杏子「顔は笑ってるぜー?ほんとは嬉しいんだろ?」
さやか「てへっ、バレた?」
杏子「わかるぜ?だって、あたしはさやかの事が好きだからな!」
さやか「えー?なにその理屈ー?」
杏子「へへっ!とにかくあたしは、さやかが好きなんだよ!」
さやか「ふふ。ありがと、杏子」
さやか「あたし、何時か杏子に告白するからさ。その時はオッケーしてよね?」
杏子「ああ、もちろんだ!」
さやか「えへへ、ありがと!」
杏子「つーか普通、告白する本人に何時か告白するとか言うか?」
さやか「あっ、たしかに」
杏子「あははっ、バカなやつだなぁ」
さやか「あたしってほんとバカ!」
杏子「でも、あたしはそんなバカなさやかが好きだぜ!」
さやか「あたしもそんな事言ってくれる杏子が好きだわ!」
さやか「杏子、これからもよろしくね!」
杏子「ああ!」
さやか「あははっ!」
杏子「へへっ!」
まどホーム
詢子「まどか、何処に行ったんだよ…もう夜なんだぞ?」
詢子「携帯も繋がらないし…」
知久「杏子ちゃんと2人で出掛けたから大丈夫だよ、きっと」
詢子「でも!昨日のまどかは明らかに様子がおかしかったからから…心配じゃんか」
知久「そうだけど…」
タツヤ「まろかー」
詢子「お姉ちゃん、早く帰って来ないかな」
タツヤ「まろかー!ほむほむー!」
知久「タツヤ、ほむらちゃんがどうかしたの?」
タツヤ「ほむほむー!」
詢子「昨日まどかと何かあったみたいだけど…」
知久「うん、あの様子だとまどかに原因がありそうだけどね」
知久「あの二人が喧嘩なんて正直考えられなかったよ」
詢子「うん、あれだけ毎日ほむらの話してたからね」
詢子「…もしかして、まどかの好きな子って」
知久「…僕も同じこと考えていたよ」
タツヤ「まろかー!」
知久さんは某SSのせいで百合男子の印象が拭えない
ガチャッ
詢子「!」
知久「帰ってきた!」
まどか「ただいま!」
詢子「まどか!お前どこ行ってたんだよ」
まどか「えへへ、ずっとほむらちゃんと一緒にいたら遅くなっちゃった」
詢子「!」
ほむら「こんばんは」ペコッ
知久「こんばんは、ほむらちゃん」
詢子「ほむら、ごめんな?まどかが夜遅くまで付き合わせちまって」
ほむら「いえ、私がまどかから離れなかったせいなので、まどかは悪くありません」
まどか「えー?わたしが、ほむらちゃんから離れなかったからだよ?」
ほむら「ううん、私が一緒にいたかったからよ?」
まどか「わたしだよー!」
ほむら「それじゃあ2人とも離れなかったからね」
まどか「うん!」
タツヤ「まろか、ほむほむすき」
詢子「ねえ、やっぱりまどかはさ」
知久「うん、そうみたいだね」
まどか「ママ、パパ、お願いがあるんだけど…」
まどか「今日、ほむらちゃんを私の部屋に泊めてもいいかな?」
詢子「嫌と言っても泊めるんだろ?」
まどか「うん!」
詢子「はは、ほんと我儘な娘だわ。いいよ、泊まっていきな」
まどか「やったぁ!」
ほむら「ありがとうございます」
知久「何時までも玄関じゃ寒いだろ?ほら、上がって」
ほむら「はい、お邪魔します」
>>635
くあしく
タツヤ「ほむほむ、こんあんあ」
ほむら「ふふっ。こんばんは、タッくん」
まどか「ほむらちゃん、話してもいいよね?」
ほむら「うん、私もそのつもりよ」
まどか「えへへ、それじゃあ話すね」
まどか「ママ、パパ。わたし、大切な話があるんだ」
詢子「…」チラッ
知久「うん」
詢子「わかった、話な」
>>640
知久「百合少女はいいものだ...」 でggr
間違えた
まどかパパ「百合少女はいいものだ……」 だった
まどか「えへへ、実はね?わたし、彼女ができたんだ!」
まどか「紹介するね、わたしの彼女のほむらちゃんだよ!」
ほむら「き、今日から娘さんとお、お付き合いさせていただくことになった」
ほむら「暁美ほむらです、あ…改めてよろしくお願いします…!」ペコッ
詢子「………」
知久「………」
タツヤ「ほむほむー!」
まどか「ママ?パパ?」
詢子「…ふふ、ふふふっ」
知久「あはははっ!」
ほむら「あ…」
まどか「えっ?えっ?」
詢子「はぁー、やっぱりそうだったのか」
知久「みたいだね、想像通りだよ」
まどか「えっ、なら2人とも気付いていたの?」
詢子「そりゃあんだけ毎日ほむらちゃんほむらちゃん言ってれば嫌でも想像つくって」
まどか「えへへ、そっか」
ほむら「あ、あの…私…」
知久「ほむらちゃん、まどかのこと宜しく頼むね」
ほむら「!」
詢子「思い込みが激しくて、我儘な娘だけどさ。どうか幸せにしてあげてよ」
さあ夜はこれからだぞ!!
まどか「パパ…ママ…」
ほむら「…はいっ!頑張ります!」
詢子「うんうん、いい返事だ」
まどか「パパ、ママ、ありがとう!」
知久「まどかも、ほむらちゃんを大切にするんだよ」
まどか「うんっ!」
詢子「よし!それじゃあ部屋に行ってこい!2人っきりがいいんだろ?」
まどか「えへへ、うん」
ほむら「その…あ、ありがとうございます」
知久「はは、いいよ。ほむらちゃんなら僕たちも安心できるからね」
詢子「下手に男連れてこられるよりも、ほむらの方が良かったよ」
ほむら「…えへ」
まどか「ほむらちゃん、わたしの部屋に行こうよ」
ほむら「うん」
知久「まどか、これを」
まどか「あっ、これって…」
知久「ちゃんと渡さなきゃね」
まどか「うん、ありがとうパパ!」
まどか「ほむらちゃん、行こっ」
ほむら「うん、では失礼します」
詢子「まどかのこと宜しくな」
ほむら「はいっ!」
まどルーム
まどか「えへへ、パパもママも喜んでくれてよかったね」
ほむら「うん…私、ダメって言われたらどうしようって思ってたから…」
まどか「わたしも…でも良かった、ほんとに良かったよ」
ほむら「うん、そうだね」
まどか「ほむらちゃん、わたし…この部屋を出た時はもの凄く辛かったけど、今はとっても幸せだよ」
まどか「昨日は本当にごめんなさい」
ほむら「まどか…」
まどか「わたし、勝手にほむらちゃんに嫌われたって勘違いしちゃって…」
まどか「ずっと、ずっと泣いてたんだ…悪いのはわたしなのに…」
ほむら「まどか、そのことはもう忘れて?私も悪かったのだし」
まどか「でも、酷いこと言っちゃったから…」
ほむら「私は大丈夫よ、まどかを信じてたから」
まどか「ほむらちゃん…えへへ、ありがとう」
まどほむSSスレが二つもある…今夜もまた眠れないじゃないか
ほむら「でも、まどかの泣いてるところ見たかったな」
まどか「えっ?」
ほむら「ふふっ、まどか。私…実はね?」
ほむら「まどかの泣き顔が好きなの」
まどか「……!」
ほむら「まどか?」
まどか「ちょっと待ってね?」
まどか「うーん…えぇーっと…」
ほむら「まどか?」
まどか「んと…」
ほむら「何をしているの?」
まどか「泣こうとしてるんだよ」
ほむら「えっ?」
まどか「だってほむらちゃん、わたしの泣き顔が好きなんでしょ?」
ほむら「あぁ…ふふ、冗談よ?」
まどか「えっ?冗談なの?」
ほむら「うん、それに…まどかを泣かすだなんて二度としたくないわ」
まどか「ほむらちゃん…」
ほむら「まどか、私…絶対にあなたを幸せにしてみせるから!」
まどか「えへへ、ありがとう!」
>ほむら「まどかの泣き顔が好きなの」
そんなタイトルのSSあったな
ほむら「ふふっ、やっぱりまどかは泣き顔よりも笑顔の方がずっと素敵だわ」
ほむら「本当は、まどかの笑顔がすきなの」
まどか「ほむらちゃん…えへへっ!」
ほむら「そして、まどかが大好きなの!」
まどか「わたしも、ほむらちゃんが大好きっ!」
ほむら「まどか…!」
まどか「ほむらちゃん、これ…1日遅れちゃったけど…」
まどか「わたし、ほむらちゃんに食べてほしくて頑張って作ったんだ」
まどか「わたしのチョコ…貰ってくれる?」
ほむら「まどか…!うん、もちろんよ!」
ほむら「ありがとう、とっても嬉しいわ!」
まどか「えへへ」
ほむら「まどか、私もあなたにこれを…」
ほむら「私が作ったチョコはこれ1つよ。まどか…あなただけに食べてもらいたいの」
ほむら「受け取ってくれる?」
まどか「うんっ!ありがと、ほむらちゃん!」
まどか「わたし、すっごく嬉しいよ!」
ほむら「ありがとう、まどか」
まどか「えへへ、食べてもいいかな?」
ほむら「ええ、私も食べるわね?」
口移しはよ
まどか「うん、いただきます」
ほむら「いただきます」
まどか「もぐもぐ」
ほむら「ど、どうかしら?」
まどか「んー!すっごく美味しいよ、ほむらちゃん!」
ほむら「そう、良かった…!」
まどか「ほむらちゃんも食べてみてよ」
ほむら「うん、いただきます」ホムホム
まどか「どうかな?美味しい?」
ほむら「うん!今まで食べてきたチョコの中で一番甘くて美味しいわ」
ほむら「わたし、幸せよ」
まどか「えへへ、やったっ!」
ほむら「ふふっ、本当に幸せ…生きてて良かったわ」
まどか「ほむらちゃん、目を瞑って貰ってもいいかな?」
ほむら「えっ?…うん、いいわよ」トジッ
まどか「ほむらちゃんも食べてみてよ」
が
まどか「ほむらちゃんも食べてみよ」に見えてパンツおろした
まどか「ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「何をするの?」
まどか「ほむらちゃんにもう1つプレゼントがあるんだ」
ほむら「プレゼント?」
まどか「うん、わたしからのプレゼント…それはね?」
まどか「チョコよりもとっても甘いもの」
ほむら「とっても甘い…?」
まどか「ほむらちゃん」
チュッ
えんだああああああああああああああああああああああああああ
結婚しろおおおおおおおおおおおおおおお
ほむら「!!!」
まどか「ん…///」
ほむら「ま、まどか///」
まどか「えへへ、わたしのファーストキスだよ///」
まどか「ほむらちゃんのチョコ風味のね///」
ほむら「まどかぁ///」
まどか「えへへ///」
ほむら「…ま、まどか!私ももう1つプレゼントがあるわ!」
ほむら「目…瞑って貰ってもいいかしら?」
まどか「うんっ///」トジッ
ほむら「まどか///」
チュッ
ほむら「ん…///」
まどか「んん…///」
ほむら「…えへへ///」
ほむら「わ、私のファーストキスよ///」
まどか「うん、とっても甘かったよ///」
まどか「ほむらちゃんも…甘かったかな///」
ほむら「う、うん///こんなに甘いものがあったんだね///」
ほむら「まどか///」
まどか「ほむらちゃん///」
チュッ
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|:::|:::::/:: | { .|::::::::::::::::::,:::::::|! `ミミ、 |l/ 「 /¨¨¨ 人. {{ Y´,彳
. Ⅴ:::/::/:ヘ ` |:::::::::::::::: i:::::::| `ヽ .ノ | ,/ | `リ .|〃 |
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2月16日
まどか「おっきろー!ほむらちゃん。朝だよ?」
ほむら「おはよう、まどか」
まどか「えへへ、おはよう」
ほむら「ふふっ」
まどか「ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「なあに?まどか」
まどか「ほむらちゃん…好き」
まどか「大好きっ!」
まどか「ずっとずっと何時までもずっーと大好きっ!」
ほむら「まどか…えへへ、ありがとう」
まどか「えへへっ」
ほむら「まどか、私もね?まどかが大好き!」
ほむら「世界中の何よりも誰よりも」
ほむら「大大大大大だーい好きっ!」
まどか「もぉ///」
ほむら「えへへ///」
まどか「ほむらちゃんのばかぁ///」
ほむら「まどか///」
まどか「ほむらちゃん///」
チュッ
おわり
乙であった
心からの乙を>>1に送りたい
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