響「チョコさー」(171)
空白は
貴音「おや、今日はいつものさーたーあんだぎーとやらでは無いのですね」
響「そうだぞ!自分、料理も得意だからバレンタインのついでに作ってみたんだー!」
貴音「ばれんたいんとはまた面妖な…」
貴音「しかし、響の作ったちょこれいとも良くできてますね」
響「自分『も』って事は他にも誰か作って来たのか?」
後は任せた
響「プロデューサー!はい!チョコだぞ!!」
響「なんだとー!!ちゃんと自分でつくったよ!
なんたって自分完璧だからな!!」
響「え、今食べるの?」
響「うああああ!恥ずかしいさ!帰ってから食べてよ~!」
響「え、美味しい?
本当か!?」
響「やったぞ!美味しいって言ってくれた!!プロデューサー大好きだぞ!!」
俺は何をしてるんだろう・・・
響「プロデューサー!!今日が何の日か知ってるかーっ!?」
P「えっ?えーっと、バレンタインデーだろ?」
響「そうだぞ!だから、完璧な自分がプロデューサーのためにチョコ味のサーターアンダギー作ってきたぞー!」
P「おっ、ありがとう!」
響「い、言っておくけど義理だからな!かっ…勘違いするなよ!」
P「いやー参ったな。皆義理とはいえこんなにもらえるとは」ドチャァ
響「」
ちょうど響でバレンタインのやつを書いていたから書いてもいい?
書き溜め少ないけど。
>>11
レスしまくったら伸びるから頑張って
春香「どんなのを作ろうかなぁ……」
響「何を作るんだ?」
春香「あ、響」
仕事を終えて事務所に帰ってきたら、なにやら春香が本とにらめっこをしながら唸っていた。
そんな難しい顔をしてどうしたさー?
春香「チョコレートだよ。ほら、もうすぐバレンタインでしょ?」
響「あー、そういえばもうそんな時期かぁ」
春香「うん、だから日頃の感謝も込めてプロデューサーさんにあげようと思って」
響「プロデューサーにかぁ……いい考えだな、それ! 自分もあげるぞ!」
春香「うん、いいんじゃないかな。他のみんなもあげるみたいだし」
響「えっ、そうなのか? プロデューサー、モテすぎだぞ……」
春香「そうなんだよねぇ……」
響「春香は手作りチョコをあげるのか?」
春香「うん。お菓子作るの好きだしね」
響「よぉ~し、じゃあ自分も手作りにするさー!」
あ、でも自分、チョコなんて作ったことないぞ。普通の料理は得意なんだけどなぁ……。
春香「あ、じゃあこのレシピ本、貸してあげる」
響「えっ、いいのか!?」
どうしようかと悩んでいたら、さっきまで春香が読んでいた本を自分に手渡してくれた。
でもこれがないと春香も困るんじゃあ……。
春香「あはは、まだ家にいろんなお菓子の本があるから気にしなくていいよ」
響「春香……ありがとうだぞー! 自分、頑張って最高のチョコを作ってみせるさー!」
春香「うん、頑張って、響ちゃん」
────────────
響「さて、これで材料はレシピどおりに揃ったわけなんだけど」
ただの手作りじゃあ芸が無いぞ。春香はお菓子作りが得意だから普通に作ってたんじゃ到底敵わないし。
なにか、こうプロデューサーをびっくりさせて、ばっちり印象に残るチョコを作れないかなぁ?
響「そういえば最近のプロデューサー、ちょっと疲れ気味だったさ。なにか元気の出るものをチョコに入れたら喜んでく
れるかもしれないさー」
そうと決まればチョコに合って、元気が出る食材を探すぞ!
────────────
響「ふぅ~、ようやく完成だぞ!」
家に着いて台所で格闘すること数時間。なんとかチョコを作ることが出来たさー。
響「途中で失敗しちゃって自分が味見する分がなくなっちゃったけど……なんくるないさー!」
溶かしたチョコに元気の出る食材を入れて固めただけだし、たぶん味に問題はないはずさー。
響「プロデューサー、喜んでくれるかなぁ」
響「………………」
響「うぅ……」
自分のチョコを食べて喜ぶプロデューサーを想像したら、なんだか少し恥ずかしくなってきたぞ……。
響「明日が楽しみだぞ……」
─────────────
響「はいさーい!」
P「あぁ、おはよう、響……って、あれ? 響、今日はオフのはずだろ? どうしたんだ」
響「うん、ちょっとね。……他のみんなは来てないの?」
P「仕事現場に直行だったり、オフだったりで俺一人だけだよ」
響「そっかー」
っていうことは自分が一番乗り? こいつは幸先がいいさー!
響「プロデューサーは現場に行かなくていいのか?」
P「あぁ、ちょっと事務仕事を溜め込んじゃって。今日は一日事務所にいる予定」
そう言いながら溜息を吐くプロデューサー。朝なのになんかもう既に疲れ気味だぞ。
響「……っと、そうだ。ねぇねぇプロデューサー」
P「ん? どうした、響」
パソコンとにらめっこしていたプロデューサーがくるりとこちらに振り向いた。
響「あ、えぇと……」
真っ直ぐな瞳に見つめられて思わず鞄の中からチョコを取り出そうとした手が止まる。
まずい……なんだかドキドキしてきたぞ。なんでこんなドキドキするんだ?
ただ日頃の感謝を込めてチョコを渡すだけだっていうのに。
響「そう、これはいつも頑張ってるプロデューサーにあげるご褒美だから、深い意味なんてないんだ……」
P「響?」
響「別に深い意味なんてないんだからな!?」
P「うおっ!? どうしたんだ、急に」
響「べ、べべ別にどうもしてないぞ!」
うぅ……早く渡さないと他のみんながやってきちゃうぞ……。
えぇい、尻込みするなんて自分らしくないさー!
響「プロデューサー!」
P「うん」
響「はい、これ!」
P「これは?」
響「チョコだぞ! その……今日、バレンタインだから」
P「え? これ、俺にくれるのか?」
響「う、うん……」
P「………………」
響「………………」
うぅ……なにか言ってほしいぞ……。
P「……ありがとな、響。ありがたくいただくよ」
響「あ……!」
プロデューサーが自分の差し出したチョコを満面の笑みで受け取ってくれた……!
やったぁ! やったぞ、自分! やっぱ自分、カンペキさー!
響「えへへー。それ、自分の手作りなんだ」
P「へぇ、響の手作りか。響、お菓子作りも出来たんだな」
響「いやぁ……」
完成するまでに結構失敗しちゃったけどなー。
>>28
書けないなら書かないほうがいい
響「食べてみて、プロデューサー!」
P「じゃあ早速……」
ラッピングを開けて、チョコを口に運ぶプロデューサーをドキドキしながら見守る。
たぶん味に問題はないはずだけど……。
P「うん、なんか不思議な味がするけど……美味いよ!」
響「へへ~」
ぱくぱくとあっという間にチョコを平らげるプロデューサー。
もうちょっと味わって食べてほしかったけど、おいしそうに食べているからまあいいか。
P「あぁ……やっぱり疲れた時には甘いものだよな。なんだか元気になった気がするよ」
響「プロデューサー、最近疲れてるみたいだったからな。チョコに元気の出そうなものを入れておいたんだ」
P「へぇ、何を入れたんだ?」
響「えーっと……マカ? っていうやつ」
P「…………え?」
響「マカのチョコレートが疲れに効くって聞いたことがあるから作ってみたんだー」
P「………………」
あ、あれ? なんだかプロデューサーが難しい顔をして黙り込んじゃったぞ……。
P「……大丈夫だよな?」
プロデューサーが心配そうに呟く。
……もしかして自分、なにかやらかしちゃったのか?
────────────
P「はぁ……はぁ……」
響「プ、プロデューサー? 大丈夫か?」
プロデューサー、なんだか苦しそうだぞ……。息も荒いし、顔も赤いし……。
響「も、もしかして自分の作ったチョコが原因か? ごめんよぅ、プロデューサー!」
P「いや、大丈夫大丈夫……平気だから。はは……」
全然大丈夫そうに見えないぞ……。
P「あぁ……暑い」
響「暖房が効きすぎてるのかな? 自分もちょっと暑いさー」
コートを着たままだから、ちょっと汗かいちゃったぞ。
P「って、なんでコート脱いでるんだ!?」
響「え? だって暑いし」
P「しかもなんでコートの下がそんな薄着なんだよ」
響「自分、暑がりだからなー。このほうが楽なんだ」
P「なんでよりによってこんな時に限って、そんな露出の高い服を……!」
あぁ!? なんかプロデューサーが机に突っ伏しちゃったぞ!?
響「うわあぁん! 大丈夫か、プロデューサー!?」
P「ちょっ!? 響、くっつかないで! 今は不味い!」
うぅ……やっぱり自分の作ったチョコが原因なんだ。
P「む、胸が背中に……! あ、やばい……」
響「どうしたんだ、プロデューサー!? どこか苦しいのか!? 自分、擦ってあげるぞ!?」
P「さす……!? 大丈夫! 大丈夫だから! とにかく離れてくれ、響!」
響「でも……うぅ~」
P「あぁあ、響、泣かないでくれ……。くそ、こうなったら……」
P「煩悩退散! 煩悩退散!」
響「プ、プロデューサー!?」
なんで机に頭を打ちつけてるんだ!?
P「ふぅ……ふぅ……これで少しは落ち着いた」
響「落ち着いた、じゃないぞ! おでこが真っ赤じゃないか!」
P「はは、これぐらいどうってことないよ」
響「もう……手当てするからちょっと待ってるさー」
たしか本棚の上に救急箱があったはず……って背伸びしても届かないぞ。
仕方ない。ピヨコの椅子を使わせてもらうさー。
響「あれぇ? 救急箱が見つからないぞ……」
P「ぶっ!? ひ、響! スカートの中がみ、見え……!」
響「ん? どうしたの、プロデュー……わわわッ!?」
P「危ない、響! ……ぐっ!」
響「あいてて……」
間一髪だったぞ……。プロデューサーが受け止めてくれなかったら自分も怪我しちゃうところだったさ。
響「あ、ありがとプロデューサー」
P「………………」
すいません、眠気が限界……。
残っていたら続きを書かさせていただきます……。
寝過ぎた……。
保守ありがとうございます。
響「プロデューサー?」
P「うわあぁああぁあぁぁっ!」
響「うわっ!?」
P「うわああぁあぁぁぁあっ!」
ど、どうしちゃったんだプロデューサー!? 急に立ち上がったと思ったら、今度は壁に頭を打ちつけ始めたぞ!
響「ちょっ、プロデューサー、やめるさ! おでこから血が出てるぞ!」
P「フゥー……フゥー……モウダイジョウブダヨ、ヒビキ」
響「だから全然大丈夫そうに見えないって……あ、救急箱」
今の騒ぎで本棚の上から落ちてきたみたいさ。とにかく早くプロデューサーの手当てをしないと。
響「すぐ手当てしちゃうから少し大人しくしてるんだぞ?」
P「あ、あぁ」
響「………………」
P「………………」
プロデューサー、さっきからそわそわして落ち着きがないぞ。やっぱりあのチョコが悪かったのかなぁ……。
響「……はい、終わったぞ」
P「あぁ、ありがとうな、ひび……」
響「痛いの痛いのとんでけー」
P「うひゃあっ!?」
仕上げにおでこにふぅっと息を吹きかける。早く治るようにおまじないさー。
P「……ぬおぉおおぉぉっ!」
響「あ、プロデューサー、どこへ行くんだ!?」
P「煩悩退散煩悩退散煩悩退散……!」
響「うわあぁ! プロデューサーが壊れちゃったぁ!?」
給湯室に駆け込んだと思ったら頭から水をかぶりはじめたぞ!?
P「駄目だ、治まらん……このままだと……」
響「なにしてるんさ、プロデューサー! 早く拭かないと風邪ひいちゃうぞ!」
P「くっ……響!」
響「えっ……ひゃあ!?」
掛けてあったタオルでプロデューサーの頭を拭こうとしたら、腕を掴まれちゃったぞ!?
P「響……」
なんかプロデューサーの瞳が熱っぽいというか……。
P「早退するから、皆が来たらそう伝えておいてくれ!」
響「あっ、プロデューサー!? ……行っちゃった」
止める間もなかったぞ……。
やっぱりチョコのせいで体調を悪くしちゃったのかなぁ……息も荒かったし。
─────────────
P「うぅ……いかん、全然治まらんぞ」
なんとか帰ってこれたのはいいが、どうしようかなぁ、股間のこれ。
ここのところ忙しくて自分でする暇もなかったからなぁ。
P「まったく、響のやつ、なんてもんを作るんだよ……いや、気持ちは嬉しかったけど」
顔を真っ赤にしながらチョコを差し出す響を思い出す。
普段、元気いっぱいな響からはちょっと想像出来ない姿だったから、なんだか新鮮だったな。
P「って、思い出してたらまた……」
先程の生々しい感触が甦る。
無防備すぎるんだよなぁ、響のやつ。もうちょっと女の子なんだっていう自覚を持たせないと……。
P「あー……こりゃ一発抜かないと治まりそうにもないな」
性欲が治まりそうにないから会社を早退する社会人って……とほほ。
P「えーと、エロ本は、と……ん?」
股間にテントを張ったまま部屋をうろうろしていたら、急にチャイムが鳴らされた。
無視しようかと思ったのだが、何回も執拗に鳴らされる。
これは出ないと帰りそうにないな……仕方ない。
P「はいはい、今出ますよー」
ちょっと不自然だけどコートで前を隠せばばれないだろう。
響「プロデューサーっ!」
P「うお!? ……ひ、響?」
ドアを開けたら、血相を変えた響が飛び込んできた。
響「大丈夫か、プロデューサー!? 熱とかないか!?」
P「ちょ、ちょちょ! 落ち着けって、響」
響「落ち着いてなんていられないぞ!
もしかしたら自分のチョコが原因でプロデューサーの体調が悪くなったのかもしんないし……」
P「いやまあ、あのチョコが原因といえば原因なのだが……」
響「やっぱりいぃ……」
目に涙を溜めながらこちらを上目遣いで見つめながら、心配をしてくれる響。
あ、やばい。また股間が……。
P「い、いや、大丈夫だから! 体調を崩したとかそういうのじゃないから!」
響「でもプロデューサー、苦しそうだぞ! 息も荒いし!」
まさか興奮しているせいだなんて言えないよなぁ……。
響「というわけでプロデューサーは大人しく寝てるさー! 自分が看病するから!」
P「えぇ!? いや、それは悪いよ」
早く股間のモノをなんとかしないと不味いし、今の状態で響と同じ部屋なんてもっと不味い。
響「いいから! 自分のせいでこんなことになっちゃったんだ。ちゃんと責任を取らせてほしいさ!」
P「責任を取るって……」
い、いかん! つい邪な想像を……。
こうなってしまったら響はてこでも動かないからなぁ。大人しく従うしかないか……。
最後まで理性が保てればいいが……。
──────────
響「プロデューサー、お腹は空いてる?」
P「いや、大丈夫……」
響「………………」
P「………………」
響「なんでコート着たまま布団に入るんだ?」
P「寒いからかな……」
響「………………」
P「………………」
……気まずいぞ。プロデューサーは布団を被ったまま、そっぽを向いちゃったし。
やっぱり怒ってるのかなぁ。仕事も休ませるはめになっちゃったし……。
なんか悲しくなってきた……。
響「うぅ……っひ……ぅえぇ~ん」
P「えぇ!? ど、どうした、響! どこか痛いのか!?」
響「ごめんよおぉ~、プロデューサー……自分のせいで……ひっく、うえぇ~ん……」
P「別に響のせいじゃないよ、ほら、俺なら大丈夫だから、泣き止んでくれよ」
響「た、ただ自分は……自分はぁ、プロデューサーに元気になって、もらいたくっ、てぇ……」
P「響……」
響「それなのに、自分、失敗しちゃって……ひぃ~ん……」
P「……ありがとな、響」
響「え……?」
P「その気持ちだけで充分嬉しいよ。それにこれは体調が悪いんじゃなくて……
そう、元気が出過ぎちゃっただけなんだ」
響「元気が……?」
P「あぁ、元気が有り余ってどうしたらいいか分からなくなっただけだから、響が心配することなんてないんだよ」
響「ほんとか……?」
P「うん。……ごめんな、余計な心配なんてかけさせて」
響「余計な心配なんかじゃないぞ!」
P「うお!?」
響「プロデューサーは大切な人なんだから、何かあったら心配するのは当たり前さー!」
P「ひ、響……」
響「……あっ!」
つ、つい興奮してなんか変なこと言っちゃったぞ!?
それに思わずプロデューサーに詰め寄っちゃったし……。
うぎゃあぁ~、恥ずかしいぞ!
P「響!」
響「え……きゃっ!?」
ププププロデューサーっ!? なんでいきなり抱きしめるさ!?
響「あ……」
なんかお腹の辺りに熱いものが当たって……。
これって、もしかしてプロデューサーの……。
元気が有り余ってるって……そういうこと!?
響「あ……あうぅ……」
P「響……響!」
プロデューサーの胸、すごいドキドキしてるぞ……。
身体も、ものすごい熱いし……。
もしかしてプロデューサー、自分で興奮してくれているのかな。
だったらちょっと……すごく嬉しいさー。
響「あ……痛い……!」
P「あ……ご、ごめん、響! 俺、その……!」
響「な、なんくるないさー。えっと……」
プロデューサーが壊れ物を扱うような手つきでそっと自分の身体を離した。
いつものプロデューサーでちょっと安心したぞ。
でも……。
響「プロデューサーになら……ちょっとぐらい乱暴にされてもいいぞ……?」
P「………………」
……プロデューサーの動きが止まった。
うぅ……やっぱ今のは大胆すぎたか?
でもプロデューサー、鈍感だからこれぐらい言わないと自分の気持ちに気付いてくれないだろうし……。
P「………………」
響「あ、あれ? プロデューサー?」
なんで無言のまま立ち去ろうとするんだ?
さすがにそれは自分、傷付くぞ……って、なに壁に向かって頭を振りかぶってるんだ!?
P「ふんッ!!」
響「プロデューサあぁあぁぁーっ!?」
────────────
P「……ん……あれ?」
響「あ、やっと気付いたさー。大丈夫か、プロデューサー?」
P「……どうして響に膝枕されてるんだ、俺?」
響「重くてベッドに運べなかったから。気絶するまで頭を打ち付けるなんてどうかしてるぞ」
P「いや、面目ない」
響「あっはは、なんくるないさー。それにプロデューサーはプロデューサーとしての責任を果たしただけだもんな」
P「え?」
響「アイドルとプロデューサーだもんね。やっぱそういうことしちゃまずいよね」
P「……そうだな。そういうことは恋人同士がすることだ」
起き上がったプロデューサーが真剣な顔付きでこちらを見つめてくる。
響「そ、そうだよね! あはは、迷惑だったよな。ごめん、忘れてほしいさー」
P「いや、迷惑なんかじゃないさ」
響「そう、自分とプロデューサーはアイドルとプロデューサーの関係なんだから……」
あ、まずい……涙が出そうだ。
響「だから……な、なんくる……ない……」
泣いちゃ、だめだ……! 今、泣いたらプロデューサー、きっと困っちゃうぞ……!
P「だから響──俺の恋人になってください」
響「…………え?」
P「好きだよ、響」
響「え? え? えぇ!? でもでもさっきは、プロデューサー、その……」
P「あのな、好きじゃない女の子を襲うほど俺は堕ちちゃいないぞ。
というか好きな女の子とじゃないと、そういうことしたくないし」
響「す、好きぃ!?」
P「あのままだと気持ちを伝える前に襲っちゃいそうだったから、ああするしかなかったの」
響「うあぁ……」
P「まったく可愛すぎるんだよ、響は。もう少しで我慢出来なくなるところだった」
響「………………」
なんかいろいろありすぎて頭がぐるぐるしてきた。
今度は自分が気絶しちゃいそうだぞ……。
P「響」
響「ひゃ、ひゃい!」
P「返事がほしいな」
響「あ……その……」
言え! 言うんだ、自分! プロデューサーが好きだって!
響「あう……」
P「制限時間あと3秒ー。はい、3、2……」
響「だ、大好きだぞ、プロデューサー!」
P「俺もだよ」
響「んむぅ!? ん……んふ、っちゅ……ぅん」
プロデューサーの唇が突然、自分の唇を塞いだ。
あ、ちょっと甘い……これ、自分が作ったチョコの味かな。
響「……ぷはぁっ、はぁ、はぁ……」
P「もう我慢出来ないからな。……ちょっとぐらい乱暴にされてもいいんだっけ?」
響「わ、忘れて! それ、忘れて!」
P「いやぁ、あれは忘れられないよ」
響「うぅ~……その」
P「ん?」
響「初めてだから……やっぱその、優しくして、ほしいさー……」
P「響……」
響「プロデューサー……」
P「ごめん、それ逆効果」
響「え、えぇ!? んっ、んちゅ、んん……」
あ……プロデューサーの舌が入って……。
響「んむうぅ……ぅん!?」
うあぁ……服、脱がされてるうぅ……。
大丈夫かな。プロデューサー、自分の身体を見てがっかりしないかな……?
響「っはぁ……はあぁ……」
P「綺麗だぞ、響」
響「う、うぅ~……!」
ここでそのセリフは卑怯だぞ、プロデューサー。
P「よいしょっと」
響「うわぁ!?」
お、お姫様抱っこ……。恥ずかしいぞ……。
優しくベッドに寝かされる。
なんだかんだ言ってもちゃんと優しくしてくれるから憎めないぞ。
P「ブラ外してもいい?」
響「……だめって言っても外すんでしょ?」
P「うん」
言うが早いか背中に手を回されてホックを外される。
響「……んっ」
P「おおぅ……これは……」
響「プ、プロデューサー、そんな、ん……! 胸、もまないでほしい、さー……」
P「すごい柔らかい……」
き、聞こえてない。
響「ひゃうっ!? そ、そこ、ひ、ひっぱるなあぁ……あぅ……!」
P「お、いい反応。そうかー、響はおっぱいが弱いのかー」
響「そんなこと、ない……ひゃあぁ!」
P「可愛いぞ、響」
響「んあぁ……プロデューサあぁ……胸ばっかり、いじめちゃやだぞ……」
P「じゃあスカート脱がすぞー」
響「あっ、ちょ、まっ……うああぁ」
スカートと一緒に下着まで下ろされたぁ……!
響「ううぅ……」
顔から火が出そうだぞ……もうまともにプロデューサーの顔が見れないいぃ……。
書き溜め尽きた\(^o^)/
書いてて軽く死にたくなってきたから、ゆっくり書き込んでいきます。
P「響」
響「あっ……んうぅ……っ……ふあっ」
両手で顔を覆って隠していたら、プロデューサーの手に腕を掴まれてあっさりと引き剥がされ、唇を塞がれた。
プロデューサー、いじめっこだぞ……。
響「ちゅ……んぷっ……んう~、んんッ!?」
自分のあそこにプロデューサーの手が伸ばされた。
プロデューサーの指がゆっくりと優しくあそこの真ん中をなぞる。
んあぁ、じんじんするよぉ……!
P「んー、まだ濡れてないか。……響、緊張してる?」
響「へ、平気だぞ……なんたって自分、カンペキだからな……」
P「変に強がらんでもよろしい。まあそういうところも可愛いんだけど」
響「か、かわいいとか言うなぁ……!」
耳元で囁かないでほしいさ……頭がぼ~っとしちゃうぞ……。
P「ふむ」
響「……? プロデューサー? はあぁん……!」
耳を甘噛みされて思わず艶かしい吐息を漏らしてしまう。
それに気をよくしたのか、プロデューサーは耳、頬、首とくちづけしていく。
お、残ってた
支援
駄目だ、書いてて砂糖吐きたくなってきた。
気分転換に飯食いに行ってきます。
★食事代行始めました★
食事したいけどその時間が無い、食事をしたいけど食べるものが無い、そんなときに!
フードファイトで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに食事をしてくれます!
モチロン食事を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くのラーメンを無差別に食い荒らします!
1時間\1200~ 24時間営業 年中無休!
/ヽ
/ s i
/ .|/\――ァ _ / ̄/ ̄:::''‐、. ら
. r―――くS / |―― ァ ./::/ /::::::::::::::::::::::\. お. あ
\__r――― '――― ァ_ノ /::::::/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ. か め
. r、{ ̄∽ \∽ ∽∽ ノ―ァ ア ./_/__i i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ わ. ん
r、! \ r――――― '‐―ァ/}. ../ | .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| り
!\ S. ` 、r‐` ――――――‐ァ―ァ /┃ ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
r――――.\______ ,ノ―ァ ( (7::::::::i:::::::::::::::::::::::::/
. \∽ { ̄∽ ∽∽ ,フ / .\ /::::::::::/:::::::::::::::::::::::(
. \: : : : :\: : : : : : : : : : : :/: :/ /:::::::::::く::::::::::::___\_______
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,r'―――.//_,,..-‐"::::::/ / / /// /
,`‐η‐-' く::::::\:::::::::::/ /ヽ / /~/ /
―――――――――――――――ヽ‐<...,,__/)λ" ):/ / / / / / /――――
食事代行では現在スタッフを募集していません
響「んあぁ、吸っちゃだめ、えぇ……!」
胸の先を強く吸われる。
プロデューサー、赤ちゃんみたいだぞ……。
響「んあっ、あ、あ、あぁっ……んうぅ~~~……っ」
もう片方の胸の先も指で抓まれ、全身がびくびくと跳ねる。
声を聞かれるのが恥ずかしくて堪えようとするが、我慢することが出来ない。
響「はぁ、はぁ、あうっ……うぅん……!」
胸、お腹と何回も何回もくちづけされる。
響「あっ……プロデューサー、だめ! そこは、だめだぞ……!」
プロデューサーが自分のあそこにくちづけようと顔を近づけた。
抵抗しようとしたけど手に力が全く入らない。
響「ひあぁ……っ……だ、だめえぇ……!」
プ、プロデューサーが自分の、あそこを……。
響「んやあぁ……あ、あ……ひっ!?」
舌が……入ってくるうぅ……!
P「……ふぅ……こっちはどうかな?」
響「ひゃんっ!? え、え……!? い、今なにした、の……?」
下を見てみるとプロデューサーが指であそこの……を抓んでいた。
響「ふ、うぅ~~~……っ」
プロデューサーが指を動かす度にびりびりと電流が奔るような感覚に襲われる。
P「そろそろいいかな」
響「ふえぇ……?」
あまりの気持ちよさにぼ~っとしているとプロデューサーが自分のズボンに手を掛けて、一気にずり下ろした。
響「うわぁ!?」
あ、あんな大きいのが自分の中に入るのか!?
昔、風呂場でにーにのを見ちゃったことあったけど、ここまで大きくなかったぞ!?
P「入れるよ、響?」
響「う、うん……」
ちょっと怖いけど……女は度胸! どんとこいさー!
P「う……!」
響「ッ!? ……ぁ、は……!」
苦しい。
初めては痛いって聞いていたけど痛みとかそんなんじゃなくて苦しい。
自分じゃないものが自分の身体の中に入ってくる。
ただそれだけのことがこんなに苦しいなんて。
響「……~~~っ! はっ、はっ……! あ、く……」
苦しいという言葉が口を衝いて出そうになる。
だけどプロデューサーのことだ。
そんなことを言ったら、絶対に自分を気遣って途中でやめちゃうだろう。
P「響……大丈夫か?」
響「ん……な、なんくるない、さぁ……」
P「痛いなら、もう……」
響「だめ! やめない、でえぇ……」
P「でも……」
響「う、嬉しいんだ……プロデューサーにこうして、もらえて。だからぁ……!」
ヤバイ
支援
P「……力を抜いて楽にして。少しはマシになるだろうから」
響「う、うん……」
深呼吸を何度もして身体を落ち着ける。
苦しいのが和らぐまでプロデューサーは辛抱強く待ってくれていた。
響「ん……い、いいよ……」
P「あぁ……じゃあ動くぞ。きつかったらすぐ言えよ?」
響「うん……」
プロデューサーがゆっくりと身体を沈める。
途中、自分の中で何かがぷつんと切れた音がして痛みが奔ったが我慢した。
あぁ……自分の初めて、プロデューサーに奪われちゃったんだなぁ……。
気持ちいいのと苦しいのが押し寄せてくる中で、じんわりと湧き上がってきたその喜びを噛み締める。
響「ん、ん、ん……ふあっ、んあぁ!」
プロデューサーの身体がリズミカルに動く度に、自分の身体が跳ねる。
だんだん苦しいのにも慣れてきたのか、気持ちのいい波が全身に奔りはじめた。
響「あ、あぁっ、ふあぁ……うやあぁあ」
気持ちよすぎて思わず猫の鳴き声みたいな声が漏れる。
P「くっ、響……響ぃ!」
名前を呼ばれる度にあそこが切なそうにきゅんとなるのが分かった。
響「んやあぁ……プロ、デューサー。プロデューサー、ぷろでゅーさあぁ……!」
身体が一際大きくびくんと跳ねた。
その拍子に心がどこかに飛んでいっちゃうんじゃないかと不安になる。
響「……あ、~~~っ…………」
P「響? イっちゃった?」
響「あ、うぅ……」
プロデューサーが何かを言っていたが応えることが出来ない。
気持ちよすぎて頭がぼぉ~っとしたまま帰ってこれない。
自分がどこかに行っちゃいそうで、なんだかとても怖かった。
響「プ、プロ、プロデューサー……ぎゅって、抱きしめて……?」
P「あぁ」
響「ん……んぅ、っちゅ……んふぅ」
優しく抱きしめられながら何度も何度もついばむようなキスを繰り返す。
響「っぷは、あ、あ、気持ち、よすぎてえぇ、こ、こわい……こわいよぉ」
怖いのとか切ないのとかで胸がいっぱいになって、涙がぽろぽろと零れた。
P「大丈夫……大丈夫だよ、響」
優しい言葉とともに、ぎゅっと力強く抱きしめられる。
プロデューサーの身体……あったかい……。
その温もりをもっと感じたくて自分もぎゅっとプロデューサーの身体を抱きしめる。
P「くっ……響、そろそろやばいから……離し……!」
響「プロデューサー……ぷろでゅーさあぁ……!」
P「く、あ……やば……!」
響「あ……ああぁ……~~~~っ!!」
──────────
P「………………」
響「………………」
P「えっと……ごめん」
響「い、いや……自分が抱きついて離さなかったのがいけないんだし」
P「………………」
響「………………」
P「……ふふ」
響「……あはは」
どちらからともなく笑みが零れる。
響「プロデューサー」
P「うん?」
響「……えへへ、なんでもないぞ」
隣で寝っ転がるプロデューサーの顔が照れくさくて見れなかったので、ぎゅっと抱きついた。
……ん?
響「な、なんでまたそこ、大きくしてるんだー!?」
P「そんなこと言われても……響のチョコが効き過ぎて」
響「うっ……」
た、たしかにそれは自分のせいだけどさぁ……
P「というわけでもう一回戦」
響「えぇ!? ちょっと待っ……あぁん!」
───────────
響「うぅ……プロデューサーのばかあぁ……」
P「いやー、すまんすまん」
結局あの後、プロデューサーの精が尽きるまで何度もした。
もう自分の中、プロデューサーのでいっぱいだぞ……。
響「もうチョコはこりごりさー……」
P「自分でやっておいてなんだけど、響、身体は大丈夫か?」
響「ん……平気だぞ」
ゆっくりとお腹をさする。
じんわりとお腹の中が温かい。
その温もりがプロデューサーに愛してもらえた証のように思えて、とても愛おしかった。
響「プロデューサー」
P「ん?」
響「……かなさんどー」
fin.
支援、ありがとうございました。
エロは難しいね!
チョコを咥えながらディープキスするチョコレートプレイとかやりたかったけど
そんな余裕はどこにもなかった。
乙
響かなさんどー
おまけ
誰もいない事務所にて
響「プロデューサー、お腹空いたぁ。なにか食べにいこーよー」
P「まだ事務仕事が残ってるから無理」
響「えぇ~、自分もうお腹ぺこぺこだぞ」
P「一人で食いに行ってきなよ。俺のことは構わないでいいからさ」
響「プロデューサーと一緒がいいんだ!」
P「そんなこと言われてもまだ終わりそうにないしなぁ……」
P「あ、そうだ。これならあるぞ」
響「あー……チョコかぁ」
P「響ってチョコとか嫌いだったっけ?」
響「いや、ちょっと苦い思い出が……」
P「チョコなのに苦い思い出とは……ははは、こやつめ」
響「プロデューサー、それ全然面白くないぞ」
P「う……じゃあこれでどうだ?」
響「……チョコを咥えてなにやってんの?」
P「くちうふひ(口移し)」
響「そ、そんな恥ずかしい真似出来ないぞ! 誰か来たらどうするのさ!?」
P「ん」
響「だから……」
P「ん」
響「う、うぅ……」
P「ん……」
響「ん……んむ、ちゅっ……ちゅぷ……んあ、はぁ……」
P「ふぅ……」
響「うぅ……顔から火が出そうだぞ」
P「なんだかんだ言ってもちゃんとキスしてくれる響が好きだよ」
響「ば、ばかぁ……」
~事務所の外~
貴音「………………」
貴音(面妖な!)
終われ
大丈夫か?
無理するなよ支援
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