ちなつ「あかりちゃん……歯磨き……しよ?」(207)

あかり「……んん!?」

ちなつ「だから、歯磨き、しよ?」

あかり「は、歯磨き? あ、あかりお口臭かったりするかな!?」アセアセ

ちなつ「ううん? 臭くないよ? むしろ良い香り」クンクン

あかり「っ!//// わざわざ嗅がないでよぉ!」ドギマギ

期待

ちなつ「別にいいじゃん! あ……りんごの匂いするねあかりちゃんの口」クンカクンカ

あかり「そうそう! あかり、りんご味の歯磨き粉使ってるんだぁ……」

あかり「って、ちなつちゃん嗅ぐのもういい加減にしてよぉ」

ちなつ「リンゴ味……可愛いねあかりちゃん」プクク

ちなつ「ほら、もっと、はぁ~ってして?」

あかり「……うう」グスッ

あかり「あかりのお口、臭くないんだよね……?」オドオド

ちなつ「うん」

あかり「じゃあなんで歯磨きしようって言ったのかな?」

ちなつ「……いつもお世話になってるもん」

ちなつ「結衣先輩の事だけじゃなくて、私のわがままも聞いてくれるし」

ちなつ「私すごく助かってるんだよ?」

ちなつ「だから、お礼にあかりちゃんの歯磨きをしたいな……って思ったの」

あかり(関連性が全く見当たらないよぉ)

ねっとり歯磨き合いっこハアハア

あかり「でも、悩みを聞いたりするのはちなつちゃんが友達だからだよぉ」

あかり「あかりは当然のことだと思うけどなぁ……」

あかり「だからそんなお礼だなんて……えへへ、あかり照れちゃうなぁ///」ポッ

あかり「でもなんで歯磨きなの……?」

ちなつ「膝枕とかマッサージはこの前やったし、耳かきもあかりちゃん拒否してたから……」モジモジ

あかり(屈強な男の道路工事……あかりは無理だよぉ)

ちなつ「それに人間にとって口は無くては生きていけない器官」

ちなつ「そこを相手に預けることでもっと親密になれるかなって思って……」キリッ

あかり「なるほど……んん!? いきなり知的になったよちなつちゃん! ってか預けるのはあかりだよぉ!!!」

ちなつ「だからあかりちゃん……歯磨き……させて? 私もっとあかりちゃんと仲良くなりたいなぁ」モジモジ

あかり「い、いやぁ……その……」

あかり(マッサージでも殺されるかと思ったし……これで歯磨きだったら……)


ちなつ『はい、あかりちゃん、あーん』

あかり『ちょ、ちなつちゃん、それ歯磨き粉じゃなくて洗顔フォームだよぉ!』

ちなつ『えい』ズボォ

あかり『ふもおおおおおおおおおおおおおお!!!!』ブベラ


あかり(とかになりそうで怖いよぉ!!!!!!)ガクガク

ちなつ「ダメ……かな?」ウルウル

あかり「だ、駄目なんかじゃないよ! で、でもちょっと不安が……」

ちなつ「それならだいじょぶだよ! お姉ちゃんが……」

ともこ『ちなつの歯磨きはまるでマイティ・モーのやすりがけみたいね』

ちなつ「って褒めてくれたから!」ドヤァ

あかり(それ絶対褒めてないよぉ!)サモアンフック!

ちなつ「だから……良いよね?////」

あかり「うぅ……」グスッ

ちなつ「よし! じゃあ明日私の家に泊まりに来てね!」

――――――次の日


あかり「……って事になっちゃったんだけど……」

結衣「……」

京子「……」

結京「ご愁傷様です」ペコリ

あかり「えぇえええ!? ひどいよぉ!」プンプン

京子「いやいや、もうね、頑張れあかり!」グッ

結衣「お前なら耐えられるぞ」グッ

あかり「いや、励ましじゃなくて対処法を下さい」

結衣「それにしてもさすがちなつちゃん。自由だ」

あかり「うう……なんとかならないかなぁ?」ガクブル

京子「でもさ、ちなつちゃんが悩んでるときとか支えてあげてるのってあかりだよね」ポン

結衣「ちなつちゃんなりの恩返しなんだよ、きっと」

あかり「ちなつちゃんもそれは言ってたけど……あかりは別にそんな恩返しなんて」

京子「はは……あかりはやっぱり良い子だ」ナデナデ

結衣「だな。……とにかく、あかりはちなつちゃんの特別なんだよ」

あかり「特別……?」

京子「多分ちなつちゃんが素を見せてるのってあかりの前だけじゃないかな?」

結衣「あ、確かにあかりと話してる時ちなつちゃん、すごいキラキラしてるよ」

京子(結衣がそれを言うか……?)

あかり「///// そうなのかな?」

結衣「特別だから、何らかの形で感謝したいんだと思うよ、ちなつちゃんは」

あかり「……そうだとしたら……なんだろう、凄くうれしいな……////」

京子「ついにМに目覚めたかあかり」ニヤニヤ

あかり「そんなんじゃないよぉ! そんなんじゃないけど……」

結衣(Mが何か知ってるんだあかり……)

ガラガラ!

ちなつ「おはようございます! 遅れてすみま……せん?」

結衣京あか「っ……」シーン

ちなつ「ど、どうしたんですか!? 完全にお通夜ムードじゃないですか?」キョトン

結衣「い、いやぁ! 何でもないよ」アセアセ

結衣(言えない、言ったらあかりがヤバい! 怖がっていたなんて言ったら……!)

京子「いやぁ、あかりがちなつちゃんの歯磨きが怖いって」ペチャクチャ

結衣(言ったぁぁぁぁ!!! 言ったよこいつ!)

ちなつ「……え?」ゴゴゴゴゴ

結衣(言わんこっちゃないよ!! 黒い!! 波動が黒いよちなつちゃん!)

あかり「あわ、ちが、違うんだよちなつちゃん!」ビクビク

ちなつ「んもぅ! だいじょぶだよあかりちゃん!」ブンブン

結衣(……あれ?)

あかり「え? 大丈夫って……?」

ちなつ「昨日、帰ってからあかりちゃんの為に練習したの。お姉ちゃんも気に入ってくれたし……」

ちなつ「きっとあかりちゃんも気に入ってくれると思うよ!」ルンルン

あかり「そ、そっかー! た、楽しみだなぁ!」ティヒヒ

あかり(ホントは怖いけど…… あかりがちなつちゃんの特別なら…… あかり、我慢できるよ////)

―――――

結衣「……ふぅ……」アセアセ

京子「ん? どしたの結衣」

結衣「お前のせいだろっっ!!!!」サモアンフック

京子「へぶっ!」

京子「ちなみに、ともこさんはちなつちゃんの歯磨きに対してなんて言ってたの?」

ちなつ「え~っと……確か……」

ともこ『ちなつ……あなた天才だわ……そうね、この歯磨きを形容するとしたら……
    初恋、かしら? 目が合うだけで、一緒に居るだけで気持ちがあふれてしまう……
    そんな切なさがあるのよちなつの歯磨きには……
    ああ私もあかねさんに歯を磨いてもらいたい……私の初恋……』ブワァ

ちなつ「だったと思います」

あかり「んん!? あ、あかねって……」

京子「……よくわからないけど凄いなそれ」

結衣(明らかに最後の一行は要らないけどな)

結衣「と、とにかくマイティ・モーのやすり掛けではなくなったみたいだし」

京子「よかったじゃんあかり!」グッ

あかり「……うん////」ポッ

ちなつ「チーナだって、やればできるんです!」フンス

結衣「凄いね、ちなつちゃん」ナデナデ

ちなつ「はぅう!! 結衣先輩……////」メロメロ

あかり「……?」ズキ

―――――

キーンコーンカーンコーン

京子「あ、下校のチャイム……帰らなきゃね」

結衣「そうだな……じゃ、帰るとするか」ヨイショ

ちなつ「……? あかりちゃん、帰るよ?」

あかり「え、あ、うん」アセアセ

あかり(なんだろ……?)

あかり(ちなつちゃん見てると……////)

あかり(だ、だめだよぉ! 特別は特別でも、友達の特別なんだから……)

あかり(あかり、いけない子になっちゃったのかな……?)

京子「じゃあね~、ちなつちゃん、あかり~!」

結衣「また来週!」バイバイ

ちなつ「さようなら~」フリフリ

あかり「ばいば~い……はぁ……」

ちなつ「……元気ないね、あかりちゃん」

あかり「! そ、そんなことないよぉ」

ちなつ「……そっか」ツーン

ちなつ「泊まること、お母さんには言ってあるの?」

あかり「うん、言ってあるよ」

ちなつ「じゃあそのまま私の家おいでよ! ご飯もちゃんと用意出来るし、お、お風呂も……」

あかり「え……そんな、悪いよぉ!」アセアセ

ちなつ「……一緒に食べたいんだけどな~」コアクマー

あかり「……じゃ、じゃあお言葉に甘えちゃおっかなぁ」ニヘヘ

ちなつ「それでよし! そうと決まればダッシュだよ! あかりちゃん!」ダッ

あかり「え!? ちょ、待ってよぉ!」

―――――吉川家

ちなつ母 ともこ「「召し上がれ♪」」

あかり「いただきま~す!」

ちなつ「いただきます!」

あかり「あ! 生春巻きだぁ~! いただいても良いですか……?」オズオズ

ともこ「あはは……だいじょぶよ、そんなに緊張しなくて」ナデナデ

あかり「あ、あう……いただきます……////」

ともこ「……//// いっぱい、食べてね? なんなら今度、お姉ちゃんと一緒に来ても良いのよ?」ワキワキナデナデ

あかり「あ、ふ……と、ともこさん////」

ちなつ「お姉ちゃん!? あかりちゃん食べるのに困ってるよ!」アセアセ

ともこ「あらちなつ、やきもち?」

ちなつ「……そんなんじゃない」プクー


―――――

あかり「はむっ……!! ……な、生春巻き……」ガクガク

ちなつ「ど、どうしたの?」

あかり「口に入れて初めて分かる、程よく味のバランスが取れているよぉ……」

あかり「キャベツ、ニンジン……
    野菜の味がたっぷりとあふれる中、
    それを邪魔しない程度に生ハムのうまみが……! これは至極の逸品だよぉ!」ゴゴゴ

あかり「こっちは……はむっ……スモークサーモン!?
    燻製の香りがまた生ハムとは違うハーモニーを野菜と奏でているよぉ!」はむっほむっ

あかり「こんなの食べ続けたら……ほっぺたがとろんってなっちゃう!!」クワッ(迫真)

ちなつ「だって! よかったね、お母さん!」

ちなつ(あかりちゃんのほっぺ……とろん……柔らかそう……)


あかり「はふぅ……ごはん美味しかった……」ポンポン

ちなつ「えへへ、お母さんとお姉ちゃん料理上手だったでしょ?」

あかり「うん! でも迷惑じゃなかったかな……?」

ちなつ「考え過ぎだよ~、私の家族料理好きだから逆に嬉しいと思うよ?」

あかり「すごいなぁ~……素敵な家族だねぇ」

ちなつ「えへへ……ありがと、あかりちゃん」

ちなつ「……あかりちゃんって結構料理好きなんだね」

あかり「うん! 食べる方がどっちかっていうと好きだけど」えへへ

ちなつ「私も……料理ガンバろっかな」ボソ

あかり「え? 今なにか言った?」

ちなつ「あかりちゃんはおバカだなって」コツン

あかり「あうっ! 酷いよぉ!」ブワッ

ちなつ「じゃあお風呂まで時間あるし、何してあそぼっか?」

あかり「う~ん……ゆるゆりどんじゃらなんかどうかな?」

ちなつ「あ、いいね、持ってくるから待ってて!」トテトテ

あかり「分かったよぉ!」

―――――

ちなつ「お待たせあかりちゃん!」ドスン

あかり「やった~! ゆるゆりどんじゃら久しぶりだなぁ……」

ちなつ「さっそくやろうよ! 負けないからね……」ボッ

あかり「うん! あかりだって負けないよぉ!」ボッ

―――――


ちなつ「……ロン 四暗刻、キョウアヤ、ユイキョウ」

  ___________________________ __
 │京│京│京│結│結│結│綾│綾│綾│ │ │ │り│|り|
 │子│子│子│衣│衣│衣│乃│乃│乃│ │ │ │せ│|せ|   ドン!


あかり「あわっ・・・・! あわっ・・・・! あわっ・・・・!」バカナッ……!

ちなつ「ふふふ……私の勝ちだよあかりちゃん!」

あかり「やられたよぉ……やっぱり強いね、ちなつちゃん! すごいなぁ……」

ちなつ「……あかりちゃん、悔しくないの?」

あかり「え? いや、ちょっとは悔しいけど……」

あかり「ち、ちなつちゃんが楽しそうだったし良いかなって……////」

ちなつ「……ふーん」

ちなつ「変なの」ツーン

あかり「変じゃないよぉ! 一緒に居て……楽しいもん」

ちなつ「……」

>>47
ずれてやがるwwwww
最高に泣きたい気分だ

ちなつ「……あかりちゃん、ちょっとこっち来て?」

あかり「……? どうしたの?」トテトテ

ちなつ「負けたから罰ゲームね……」ゴゴゴ

あかり「ええぇ? 聞いてないよぉ!」

ちなつ「言ってないもん……えい」ホッペプニ

あかり「あう……? これが罰ゲーム?」

ちなつ「そうだよ? あかりちゃんいい子だから、これで許してあげるの」

ちなつ「ふわふわだね、あかりちゃんのほっぺ」ムニ

あかり(これじゃ……ご褒美だよぉ!)


―――――5分後

ちなつ「えいえい」ぷにぷに

あかり「っひゃ……んっ……も、もういいんじゃなっいか……な?」

ちなつ「ん~? やめていいの?」ニタァ

あかり「あぅっ……や、やめてっ、よぉ////」

ちなつ「あかりちゃん、でもさ」

あかり「ふぇ……?」



――『目がとろとろしちゃってるよ?』

耳元でささやかれた刹那、あかりの身体を何かが駆け抜ける。

あかりにとっていままでに経験のしたことのないそれは、

立ち膝をしていたあかりの腰をいとも容易く墜落させた。


あかり「―――――ひゃぁっ!!!?!!? ……あ、れ?」ガクン

ちなつ「ちょ、あかりちゃん!? 大丈夫?」

あかり「あ、れ……? あかり、い、今? 何?」

ちなつ「ご、ごめん、大丈夫? 立ち膝辛かったかな?」

あかり「ち、違うよぉ……あ、あかり今の何だか……っ!……?」

ちなつ「……? 大丈夫ならいいんだけど……」

ちょっとトイレ借りるよ

>>62
おいやめろ
てめえのうちでしろ

『お風呂空いたよ~』

ちなつ「あ、お風呂空いたって! あかりちゃん、立てる?」

あかり「う、うん……ちょっと待って……」

ちなつ「うん、待つよ」

あかり「……え?」

ちなつ「……ん?」

あかり「……いや、ちなつちゃん先に入っていいよぉ?」

ちなつ「え? 一緒に入らないの?」ポン

あかり「……へ?」

―――――

かぽーん

あかり「……////」

ちなつ「びばのんのん~(裏声)」

あかり「うう……////」

ちなつ「何恥ずかしがってんのあかりちゃん? ……と、友達だから……大丈夫だよ?」ツーン

あかり「……そうだよね。友達……だし……良いよね」ズキズキ

ちなつ(さっきのあかりちゃん……すごいえっちな顔してたな……)

あかり(ちなつちゃんお肌綺麗だな……)

ちなつ「……! あかりちゃん私より胸が少しおっきいんだ~」

あかり「えっ//// た、確かに最近凄いピリピリして痛かったけど……」

ちなつ「向日葵ちゃんみたいになるかな?」

あかり「い、いや、それは無いと思うよぉ」

ちなつ「揉めば大きくなるって本当なのかな?」

あかり「う~ん……それ嘘だと思うなぁ」

ちなつ「どうして分かるの?」

あかり「お姉ちゃんがね?毎日……」


あかね『あかり、お姉ちゃんね、胸をもっと大きくしたいんだけど……
    揉んだら大きくなるみたいなの、手伝って貰っても良いかしら?』ニコニコ


あかり「って言って毎日もふもふしてるけどあれ以上全然大きくならないんだぁ」

ちなつ「……聞かなかったことにするね」

ちなつ「やっぱり大きい方が良いのかな……」

あかり「ちなつちゃんはちっちゃい方が可愛いと思うよぉ」

ちなつ「嫌味かっ!」ムニ

あかり「痛っ! ちょ、今おっぱい痛いからっ!」

ちなつ「あ! ご、ごめんあかりちゃん」

あかり「いや、嫌味に聞こえる言い方したあかりも悪いよぉ」アセアセ

ちなつ「良い子だね、あかりちゃん」ムニ

あかり「ひぎぃ!!!」

んぶふぅ
ええ
ええよぉ!

ちなつ「そろそろあがろっか?」

あかり「そうだね、あかりのぼせそうだよぉ」とろとろ

ちなつ「あかりちゃんがゲル状になってる……」

あかり「え! 大変! 早く出ないと!」

ちなつ「いや、嘘だよ。何焦ってるんすか……はやく出よ、あかりちゃん♪」

あかり(いや、ゲル状が嘘なことくらいあかりでも分かるよぉ)

―――――ちなルーム

あかり「良いお風呂だったよぉ」

ちなつ「そう? 気に入ってくれて嬉しいな」キャピ

ちなつ「……じゃあ、そろそろ……」キラリ


おもむろに懐から歯磨きセットと水の入ったコップを取り出すちなつに

形容しえない恐怖をあかりは感じた。

しかしそんなあかりの思いも知らず、残酷なピンクの悪魔は一歩、また一歩とあかりに歩み寄る。

ジリ……! ジリ……!

あかり「……っ!?」ガクガク

ちなつ「安心して、あかりちゃん。 ちゃんとリンゴ味買ってきたよ……」

あかり「あ、あう……ち、ちなつちゃん……」プルプル

ちなつ「……やっぱり、嫌なのかな?」

あかり「嫌なんじゃなくて……ちょ、ちょっと怖いよぉ」ガクガク

ちなつ「……無理しなくていいのに」シュン

あかり「……へ?」

ちなつ「あかりちゃん、今日元気なかったのって私のせいだよね?」

あかり「え……? 元気なかった……かな?」

ちなつ「うん、部室出るときとか、帰る時」

あかり(あ、ちなつちゃんが結衣ちゃんとくっついてる時……)

ちなつ「ほんとは、歯磨き、嫌だったんだよね?」

あかり「ち、ちがうよぉ……歯磨きは確かに怖かったけど……」

あかり「元気がないのは別の理由で……」

ちなつ「……何が理由なの?」

あかり「……ちなつちゃんには……言えない」

ちなつ「……優しすぎるよね。ホントに無理しなくてもいいのに……やっぱやめよ? 歯磨き」

あかり「……あかりはしたいよ? 歯磨き」

ちなつ「嘘だよ。怖いのにしたいの?」

あかり「ちなつちゃんと仲良くなりたいもん」

あかり「……ちなつちゃんに、お口預けたいもん////」

ちなつ「……っ!!!!!!」きゅぅぅぅぅん

ちなつ「ホントに……? されたいの?」

あかり「うん、あかりのお口、好きにされたいな……」お口くぱぁ

ちなつ「じゃ、じゃあ……していいの?」

あかり「……うん////」

ちなつ「嫌だったら……言ってね?」

あかり「大丈夫だよぉ!」

※ここからマジキチ?注意


ちなつ「じゃあ、じゃあ……まず、ぺたんって座って?」

あかり「んと……女の子座りで良いのかな? こう?」ペタンコ

ちなつ「うん、オッケーだよあかりちゃん」

ちなつ「そしたら、手を前について?」

あかり「……//// なんかえっちだよ? これ……」

ちなつ「始めるからね?」

あかり「う、うん……」ゴクリ

ちなつ「いいんだよね?」

あかり「うん……いいよ」


ちなつは濡れた歯ブラシにピンク色の歯磨き粉をつける。

いつもあかりが愛用しているリンゴの歯磨き粉だ。


ちなつ「あ~ん……」


あかりは誘われるように口をあける。

するとちなつはそのあけた口を固定するよう両頬に片手を添えた。

ちなつ「じゃ、行くよ?」


徐々に近づく歯ブラシとリンゴの香り。

近づくたびにあかりの心臓が震える。

そして、ついに、歯ブラシが、あかりの口にふれた。


あかり「……んぅ……!?」ビクッ


しゃこしゃことゆっくり動き出す歯ブラシ。

ちょうどいい力加減があかりの歯を刺激する。


ちなつ「上手くできてるかな?」

あかり「うん……っ……」


上手い下手よりも、信頼を置ける存在に歯磨きをされている。

そんな未知の感覚に、あかりの床についている手が震えた。

うわあああああああああああああ!

しゃこしゃこ

あかり「ひゅむ……ん……っ////」

ちなつ「……気持ちいい?」


奥歯、犬歯、門歯。口内を蹂躙される。

確かにちなつの歯磨きの腕はなかなかのもので、あかりはかなりの心地よさを感じていた。


ちなつ「……あ、目がとろんってしてきたね……」


目が合うとちなつはあかりに妖艶な笑みを向けた。

その目を見るたびにあかりの意識は

「ちなつちゃんの歯磨き」では無く「歯磨きをしてくれるちなつちゃん」に向けられていく。

ちなつちゃんが歯を磨いてくれている。 ちなつちゃんだから心地いい。

あかりは徐々にそう思うようになってきた。

ちなつ「次はね、ゆっくり磨いてあげる」


そういうとちなつはあかりの下奥歯に歯ブラシを添えた。

歯ブラシはしばらくそこにとどまっているかと思えば、唐突にほんの少しだけ動く。

そのゆっくりとした動きは歯茎に刺激を与え、あかりの体の震えを更に助長した。


あかり「はふ……ひゃ…………っ////」ピク

ちなつ「あはっ♪ ぴくってしたね? 気持ちいいんだ……もっとしてあげるね?」

―――――10分後

あかり「はぁ――はぁ……っ! くふぅ……」ガクガク

ちなつ「これでやっと半分だね……もっとじわじわしゃこしゃこしてあげられるよ? 嬉しい?」


10分前に奥歯をスタートした歯ブラシはようやく前歯に到達した。

あまりにも長く刺激を与えられた口内。唾液の分泌量も増し、あかりの口内の唾液はもう既に溢れかえる寸前だった。


あかり「やは―――っ……ちなひゅひゃ、よだれでひゃ……っ」

ちなつ「うん、出ちゃいそうだね? 口の中全部見えるから……分かるよ?」

あかり「だから、手はなひっ……て!」アセアセ


あかりの必死の抵抗も虚しく、ちなつは手を離す所か満足げに微笑んでいる。


ちなつ「出していいよ? 受け止めてあげる」

あかり「へ!? だめ! だめらよ! よごれちゃ……っ! ふぁ……」トロ……

徐々に力が抜けていくあかりの口からだらしなく唾液があふれ出る。

そしてその唾液は口の端をつたい、ちなつの手にたどり着く。

友だちを唾液で穢してしまった背徳感があかりを覆っていく。


ちなつ「えへ……いっぱい出ちゃったね。温かいよ、あかりちゃんの唾液」シャコシャコ

あかり「うひゅ……やめふぇ……きひゃないよぉ……」

ちなつ「そうかな? さらさらしてて、綺麗だと思うけどなぁ……」

風呂行ってきます

あかり「だめだよ……よだれぇ……////」

ちなつ「大丈夫だよ? あかりちゃんの唾液だもん。綺麗に決まってんじゃん」

あかり「ほんなことないよぉ! よだりぇはよだれだもん!」アセアセ

ちなつ「……! なるほど、ちょっとМっ気のあるあかりちゃんはこっちの方が良いか」

あかり「なるほろって……?」

ちなつ「コホン……私の手、あかりちゃんに汚されちゃった……ね?」

あかり「―――!?」ビクッ

ちなつは一度あかりから手を離し、そのぬらぬらとした光沢をあかりに見せつける。


ちなつ「ほら、こんなに汚れちゃってる……」

あかり「や、やめへよ! 見はくないよぉ!」

ちなつ「このままじゃ私の手、あかりちゃんの唾液でふやけちゃうよ?」

ちなつ「あかりちゃんがしみ込んで行っちゃうよ……?」

ちなつ「こんなにいっぱい出したんだから……責任、とってくれるよね?」ボソ

あかり「―――ひゃふ……っ!」ピク


耳元でささやかれる言葉にまたしても震えてしまうあかり。

さきほどのほっぺの件であかりは耳が弱いことをちなつは完全にアナライズしていたのだ。

考えて見れば10分で風呂か……汚いな……

ちなつ「友達の手汚して……恥ずかしい?」シャコシャコ

あかり「―――っ! ……やめへよぉ……」トロ……

ちなつ「あ、よだれ垂れちゃう……受け止めてあげるね、あかりちゃん」


そういうとちなつはまたあかりの両頬に手を添える。

もちろん、垂れたあかりの唾液はちなつの手に吸収されることになった。


ちなつ「んっ……暖かいよ…… ? あれ? ちょっとどろどろしてきてるよ?」

あかり「ひゃめ――いわないれよぉ////」


そうはいいながらも未知の感覚に顔がとろけそうになっているあかりを

ちなつが見逃すはずがなかった。


ちなつ「……あ……そうだ。 舌も磨いてあげようか?」

あかり「舌……?」

ちなつ「うん、舌。あかりちゃんの舌を、優しくごしごししてあげる」

あかり「え……ちょ、それってやる意味……」

ちなつ「もっとあかりちゃんと仲良くなりたいなぁ……」ジー

あかり「!……//// じゃ、じゃあ……おへはいひまふ」

ちなつ「うん、分かった。 じゃあ……舌、出して?」

あかり「はひ……」れろ

ちなつ「……////」

あかり「……?」

ちなつ「あかりちゃん卑怯」クニュ

あかり「んぐ――――!?」


あかりの頬に添えていた唾液まみれの手が離される。

と同時にちなつは突き出したあかりの舌を小さな親指と人差し指で摘まんだ。


ちなつ「あかりちゃんの舌、グミみたいでふにふに」クニュ

あかり「ひは―――――んっ!!」

ちなつ「色も凄い綺麗だし、ぜんぜん汚れてない……」くにゅくにゅ

あかり「はめ――――ッ! ふゃふ―――――!」

ちなつ「喋れてないよ? あかりちゃん本当に犬みたいだね」キュッ

あかり「――――っ!!!」ビクッ


ちなつが強く舌を摘まむとあかりの腰が少し跳ねる。

あかりは未知の刺激でもうパンク寸前だった。


ちなつ「じゃあこのまま舌磨いちゃおっか?」

あかり「はへ―――はっ――――」

ちなつ「ゆっくりしてあげるから……」サワ

あかり「ひぐっ――――――んぅ―――!!」ビク

鼻先だ!
鼻先をペロッと!

細かい歯ブラシの毛先があかりの舌をなでる。

指による舌への刺激もまだ続いていた。


ちなつ「ほら、マッサージされながら舌磨き……気持ちいいかな」クニュ,シャコ

あかり「んぅ―――――! ふ――ふふぅ!」ガク

ちなつ「気持ちいいんだ……ふ~ん……」ニキュ,サワサワ

あかり「んくっ――れ――!」

ちなつ「もっとして欲しいのかな? もし違うなら、違うって言って?」

あかり「ひはふ―――んっ! ひはふ!」

ちなつ「えへへ、可愛いあかりちゃん」キュ

ちなつ「もっとして欲しいんだよね? 違うって言ってないもんね?」クニクニ

あかり「んは! ひはぅ! んっぁんん―――――!!」

ちなつ「凄い可愛いよ? あかりちゃん……またキス……して良いかな?////」

あかり「―――――っ?!??!!? ひはっ///// まっへ!」

ちなつ「舌にちゅーってしてあげるね? ん……」


ちなつの唇がほんの少しあかりの舌に触れる。

興奮した二人の息遣いが混じりあう。

ちなつは顔を離してにやりと笑うと、あかりの唾液が付着した自分の唇ぺろりと舐めた。

ちなつ「キスも嫌がらなかったね? やっぱりあかりちゃんМなんだ……」レロ


ちなつはあかりの頬や鼻先、そしてまぶたに舌を這わせる。

あかりの顔がちなつの唾液でいやらしい光沢を帯びる。


ちなつ「あかりちゃんだって、私の手汚したよね? これでおあいこだよ?」クニクニ

あかり「んんぅ//// ひはう―――ひょっ―――!」ピクッ

ちなつ「ほら、否定しない…… 嫌じゃないんだ……////」


舌を握られているのだ。喋れるはずがない。 違っても否定できない。

容赦ない責めはまだ続くのだ、と思うとあかりは絶望するしかなかった。

しかし、それと同時にどこかでそれを望んでいる自分も居る。

そう考えると身体の底から何かが溢れかえって来そうになり、自然とあかりは顔が緩んだ。

ちなつ「……ふにふに」クニュクニュ

ちなつ「えへ、すっごいえっちな顔してるよ?」ボソ

あかり「はぁっ……! へぅぅう! ……っ!」ビクッ

ちなつ「目もとろんってしてるね……これじゃ私たちまるで……」ボソボソ

ちなつ「えっちなことしてるみたいだよね? ……んっ」

あかり「――――――ふぇ?」カク


――耳を甘噛みされる。

今まで震え続けていたあかりの身体が一瞬時が止まったかのようにピタリと動きを止めた。

あかりの顔がみるみると紅潮していく。身体が再び小刻みに震えだす。

ちなつ「ん……はむ……ふはっ…… 柔らかいよ? あかりちゃんの耳……ん……」

あかり「――――っ!!!?!? っんぐ―――?!」ビクン


耳にちなつの吐息がかかる。舌にちなつの爪が軽く立てられる。

絶え間なく続く刺激にあかりの震えが徐々に大きくなり、リズムよくあかりの身体を跳ねさせる。

呼吸がきゅっ、と詰まった。 下腹部に痛烈な違和感を感じる。

――何かが来る? そう思った次の瞬間だった。


あかり「!?!――――――んんっ!!! ぁぅっ―――――――っひゃぁ!!?!」


あかりはくぐもった声をあげ、背中を大きく仰け反らせた。

あかりは力なく崩れ落ち、ちなつに体を預ける。


ちなつ「……あかりちゃん可愛い。 凄いね、唾液もいっぱいこぼれてる……ホントに犬みたいだよ?」ナデナデ

あかり「はっ……はっぁ……いまの……まひゃ……いみわからにゃっ! っ―――!?!!!」ビクッ

ちなつ「えへへ……なでなでしてもびくってなるんだ……」

してるよ!?

えっちなことしてるよ!?

あかり「はっ……っはぁ……」クタ

ちなつ「大丈夫あかりちゃん?」

あかり「う、うん……だいりょぶ……」

ちなつ「一応、舌も磨いたしこれで終わりで良いかな?」

あかり「ふん、ていうか、あかりが限界だよぉ」クタクタ

ちなつ「じゃあ洗面台いこっか?」

あかり「い、うん、行こ……」クタクタ

うっ…ふぅ…
…うっ!…ふぅ…
…うっ!ふぅぅぅぅうっ!…

>>158
お前もマジキチwwwww

>>158
ノンストップとはなかなかやりおる

―――――

あかり「ぐちゅぐちゅ……ぷぇ!」

あかり「ふぅ……すっきりだよぉ」プハァ

あかり(でも強烈に舌と下腹部に違和感を覚えてるよぉ)ジンジン

ちなつ「……ねえ、あかりちゃん?」

あかり「ん? どうしたの?」

ちなつ「ちょっと見ててほしいんだけど……」スッ

俺「あかりちゃん、ちょっと見て欲しいんだけど……」スッ

あかり「んん? それってさっきあかりにつかった歯ブラシだよね?」キョトン

ちなつ「今から私も歯磨きしようと思ってるんだ~」ルンルン

あかり「……え、ちょ」

ちなつ「今から私から目をそらしちゃだめだよ?」ジー

あかり「や、やめてよぉ! 汚いよだってそれあかりが!」

ちなつ「仲良くなりたいんだよね? 私も仲良くなりたいな……」

あかり「う、うぅ……」

>>162
俺が見てあげようか?(提案)

>>165
却下(判決)

ちなつ「いまから、あかりちゃんの口の中を動き回った歯ブラシで」

あかり「やだっ! 汚いよちなつちゃ……」ビクッ

ちなつ「私も歯、磨くからね?」

あかり「う……! っ……」グスッ

ちなつ「あかりちゃんの唾液いっぱい付いた歯ブラシ、私の口に入っちゃうからね?」

あかり「あかりの――唾液っ……ちなつちゃんのと混ざっちゃ……っ」ビクン

ちなつ「あ~ん……」

はむっ

あかり「っく―――――! だめ、だめだよぉ! 磨いちゃ……」

ちなつ「……ふごい……あかりひゃんの唾液……とろとろひてひゅよ?……」シャコシャコ

あかり「言っちゃだ、めだよぉ! あかり、おかしくな……っ!」ガクッ

ちなつ「ずっと目みてへって言っひゃよね……ぷは……見ててね? あかりちゃん?」ジー

あかり「ふぁ……見ないでよぉ……立てなくなっちゃ……っ」ガクンペタ

ちなつ「とか言いつふ見へるよね……? もしかしてあかりちゃん変態?」

あかり「違うよぉ! 恥ずかしいだけだよぉ……」

ちなつ「矛盾しへるよ? かはいいね、あかりちゃん」シャコシャコ

あかり「もう……やめてよぉ……////」ウルウル

ちなつ「仕方ないな~あかりちゃんは……」ズロッ

あかり「あっ……」

ちなつ「……? 残念そうな顔してるけど……?」

あかり「……そっ! そんなこと……ないよぉ////」

ちなつ「正直に言ってくれたら、ご褒美あげちゃうんだけどな……?」

あかり「……////」

ちなつ「もっと、ちなつちゃんのお口を私の唾液で汚してくらはひって言へるかな?」

あかり「そ、そんなこと//// 言えないよぉ!」

ちなつ「……ふ~ん……ご褒美要らはいんだ?」

あかり「あぅ……//// も、もっと……」

ちなつ「ん?」

あかり「も、もっと! ちなつちゃんのお口をあかりの唾液で汚してください!」

ゴクッ

あかり「へ……?」

ちなつ「んくっ……はぁ……」ペロ

うっ……



他人の歯ブラシとかねーわ

>>177
それがあかりちゃんの歯ブラシでも、か・・・?

あかり「ひゃ……飲んだ……の?」ガク

ちなつ「うん、ご褒美。 唾液飲んであげたよ?」

あかり「あかりの唾液……ちなつちゃ――――――ゃぁぁあっっ!」ガックン

ちなつ「っ! また力抜けた!? だ、大丈夫?」

あかり「ちなつちゃ……飲んだ……っ」ズーン

ちなつ「だ、だめだこりゃ……」

>>178
あ?


……いただきます

―――――ちなルーム

あかり「……今日はすっごい疲れたよぉ……」

あかり(さっきより下腹部がさらに深刻な状況になってるよぉ)

ちなつ「ありがと、あかりちゃん……って恩返ししてる私が言うのもおかしいか」

あかり「……でもちなつちゃん、疲れたけど……気持ちよかった……かも////」

ちなつ「そっか! ならよかった……」

あかり「ちなつちゃんとももっと仲良くなれたし……良かった」

ちなつ「私もよかったよ? ありがと、あかりちゃん」ナデナデ

あか「うん……////」

ちなつ「ねえ、あかりちゃん、はぁ~ってして?」

あかり「う、うん……」はぁ~

ちなつ「ん……すごいいい匂いだよ、あかりちゃん」

あかり「ちなつちゃんも……はぁして?」

ちなつ「えへ、照れるなぁ……」はぁ~

あかり「……いい匂い……ずっと嗅いでたいよぉ」

ちなつ「えへ、やっぱり犬みたいだね」

あかり「わふっ!」

ちなつ「ぷっ……何それ」

ちなつ「そうだ、さっきの「私には言えない理由」ってなに?」

あかり「……言った方が良いかな?」

ちなつ「言えるなら言って欲しいけど……」

あかり「……ちなつちゃんは、あかりの特別なんだぁ」

ちなつ「私にとっても特別……だよ?」

あかり「……うん。 でもね、違う特別なんだよぉ。 あかりとちなつちゃんの特別は」

ちなつ「……それが言えなかった理由?」

あかり「そうだよ」

ちなつ「……私にはまだ分かんないや、難しいねあかりちゃんの話」

あかり「いつか……分かってくれるといいなぁ」

ちなつ「……? あかりちゃん?」

あかり「あかりはね、ずっとちなつちゃんのそばに居たいよ」

ちなつ「////……当たり前じゃん。私もそばにいたい」

あかり「じゃあ今はそれで良いかな」

あかり「えへへ、あかり頑張るからね」

ちなつ「……う、うん////」

あかり「おやすみ、ちなつちゃん」

ちなつ「ん、おやすみあかりちゃん」

あかり「あしたも……歯磨きして欲しいな」ウト

ちなつ(……ホントに嫌じゃなかったんだ)

ちなつ「私ももっとあかりちゃんに歯磨きしたいから……良いよ、してあげる」ウトウト

あかり「ありがと……ちなつ……ちゃ……」スピー

ちなつ「うん……」スピー

―――――その頃結衣宅

結衣「おいこら京子! もう寝るぞ!」

京子「まって~! 今ナモクエ良い所!」

結衣「だ~め~だ! ほら、歯磨きして寝るぞ!」

京子「まって~!」

結衣「……仕方ないな」スッ

京子「!?」


おもむろに懐から歯磨きセットと水の入ったコップを取り出す結衣に

形容しえない恐怖を京子は感じた。

しかし怯える京子をお構いなしに、黒髪の悪魔は一歩、また一歩と京子に歩み寄る。

ジリ……! ジリ……!


結衣「口……あけて? 京子……」


終わり

一人でも多くの歯磨き愛好家が増えることを心から願っております。
ちなあか最高!

よかったよ乙

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom