ピカチュウ「聞きたいんだけど、『かわせ』って指示されなきゃ何もせずに攻撃くらうと思ってるの?」
ピカチュウ「別に、指示されなくてもちゃんと避けますから。攻撃迫ってるのに直立不動なわけがないでしょ?」
ピカチュウ「ロボットじゃないんだから。僕らポケモンだって、考えて行動してるの。トレーナーはそれも踏まえてくれないと」
サトシ「……」
ピカチュウ「僕の言ってること、間違ってる?」
サトシ「あ、いや」
ピカチュウ「ちゃんと反応して」
サトシ「は、はい。そのとおりだと思います」
ピカチュウ「だったら、もうそういう間抜けな指示出すのやめてね。腹立つから」
ピカチュウ「『か、かわせぇぇぃ!』なんて叫んでる暇があったら、戦術を考えてよ」
サトシ「はい……」
ピカチュウ「なにが、『ピカチュゥゥん、か、かわせぇぇぇぃ!』 だよ。ほんと、萎えるわ」
サトシ「そんな風には言ってないけど……」
ピカチュウ「なに? なんか言った?」
サトシ「いえ……」
サトシ「いけピカチュウ!10まんボルトだ!」
ピカチュウ『高圧・特別高圧電気取扱特別教育を修了していますか?』
サトシ「してないです」
ピカチュウ「資格は?」
サトシ「電工2種なら…」
ピカチュウ「でしたら600Vまでですね」
サトシ「いけピカチュウ!600ボルトだ!」
母「お父さん、左に自転車!」
母「お父さん、右からバイク、バイク!」
母「お父さん、青になったよ青」
母「お父さん!」
父「一々言われんでもわかるわ!」ガシャーン
母「お父さん、右折車…」
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