一夏「私立IS幼稚園・・・」(156)

鈴「いちかー!だっこっしてー!」

セシリア「あー!鈴ちゃんずるいですわー!私もー!」

シャル「僕もだっこして、せんせ?」

ラウラ「一夏はわたしとけっこんするのだ!」

箒「ふ、ふん!別にほうきは抱っこしてもらわなくてもいいもん!」

ギャーギャー

一夏「なんでこんな事になったんだ…」

―――――
―――

二日前、弾の家にて
一夏「杏ちゃんぶひぃいいいいいい」

弾「お前、久々に親友の家に来てロリアニメ観賞ってどうなのよ…」

一夏「仕方無いだろ?同室の子にこんな趣味があったなんて知られちゃまずいし」

弾「まぁな… お前がロリコンだなんて知られたら学園内で白い目で見られるだろうに」

一夏「だからこうやってお前の家でTUTAYAで借りてきたはなまる幼稚園観賞してるんだよ」

弾「俺の家はそういう所じゃないっつーの」

一夏「じゃ、また今度な」

弾「今度来る時は蘭と一緒にどっか行こうな」

一夏「まぁ、考えておくよ 俺はアニメ見たいし」

弾(妹よ、まだ先は長いな…)
-----
一夏「あぁ、俺も子供に囲まれた生活を送りたいなぁ」

一夏「大学で教育の方向に進もうと思ったらIS学園にいれられるわ」

一夏「IS学園は子供なんかとはかけ離れてるし…」

一夏「はぁ…」

一夏「ん?この地面から生えてるうさ耳… どっかで見た事がある気が…」

一夏「引っ張ってね… よし」グイッ

ヒュー

ドカァン!

束「おっはー!いっくんが大好きな愛しのお姉さん、篠ノ之束さんだよ!」

一夏「」

一夏「あのー、束さん?今回はどのようなご用件で…」

束「いっくんがロリコンだったなんて束さん知らなかったよぉ…」

一夏「な、なんでその事を…」

束「でもね、大丈夫!箒ちゃんがいっくんに好かれるように手を打っておいたから!」

束「本当はね、箒ちゃんだけで良かったけれどいっくんの為に特別サービスで他の子にもいたずらしておいたからね!」

一夏「えっと、何の事だかさっぱり…」

束「まぁまぁ、いっくんは取りあえず学園に戻ってくれたまえ!」

束「じゃあねいっくん!また今度ー!」

一夏「行っちゃった…」

―IS学園、一夏の部屋
一夏「束さん、何をしたんだろうなぁ」

コンコン

千冬「入るぞ」

一夏「お、千冬姉 何か用…」

千冬「ここでは織斑先生と呼べ」ガスッ

一夏「いてっ、わかったよ で、何か用でもあるのか?織斑先生」

千冬「…束に会ったり、何か言われたりはしたか?」

一夏「あ、あぁ 手を打っておいたとかいたずらしたとか… てか、なんで知ってるんだ?」

千冬「その、なんだ… ちょっとついてこい…」

一夏「あ、あぁ…」

千冬「入れ」

一夏「お邪魔しまーす… って… え?」

鈴「あー!いちかだー!」

セシリア「いちかさんですわ!」

シャル「いちか、どうしたの?」

ラウラ「きょうかん!いつまでここにいればよいのでしょうか?」

箒「なんでこんな姿に…」

千冬「ご覧のありさまだ」

一夏「えーっと、なんでみんなこんなに小さくなってんだ?」

>一夏「杏ちゃんぶひぃいいいいいい」

あぁ、「小梅ちゃんぶひぃいいいいいい」だろうが

一夏「むしろ束さんに傍にいて欲しいんですけど」

束「はにゃっ!?」


 支援

千冬「こんな超常現象を起こすのは束しかいない」

千冬「でだ、今すぐ束に元に戻すように伝えろ」

一夏「え、でも…」

千冬「でも、なんだ?この小娘達が小さいままでもお前は構わない、とでも言うのか?」

一夏「そ、そういうわけじゃないけどさぁ…」

千冬「なら、今すぐ束に戻すように伝えるんだ」

一夏「わかったよ…」

プルルル ガチャ
束「やっほー、ちーちゃんどうしたの?」

一夏「あのー、束さん?」

束「あれ、いっくんだ 何か箒ちゃん達について聞きたい事はあるのかな?」

一夏「その、千冬姉が『すぐに元に戻せ』と言ってるんだけれども」

束「うーん、それだといっくんが残念なんじゃないかな?」

束「それに、束さんは元に戻す装置は作ってないのだ!」

一夏「え… じゃあ箒たちは一生あのまま…」

束「でもだいじょーぶ!束さんの手にかかれば元に戻す装置を作るのだって朝飯前だよ!」

一夏「じゃあ、千冬姉にはそう伝えて置きます」

束「りょーかい!じゃあちーちゃんにもよろしく伝えておいてね!」ガチャ

一夏「というわけだそうです」

千冬「束め…」

千冬「本来なら私がこの小娘達の面倒を見なければならないのだが生憎国外へ出る予定がある」

千冬「なので、その間授業には出ずに面倒を見ていろ」

一夏「おう、任せてくれ」キラキラ

千冬「…任せたぞ」
―――――
―――

一夏「子供は可愛いけどさ…」

鈴「ねー!いちかー!きいてるのー?」

セシリア「鈴ちゃん、いちかさんにめいわくをかけたらだめですのよ」

シャル「そうだよー いちかはぼくたちのために頑張ってくれてるんだから」

ラウラ「いちかはわたしのよめだ!わたしのことをだっこするべきだ!」

箒「ああもう…」

一夏「やっぱ子供は二次元だけなのかな…」

一夏「一応、これに沿って箒たちの世話をしろって紙渡されたしこなしていくかー」

一夏「まずは朝の体操」

一夏「はーい、みんな横一列に並んでー」

鈴「なにするの?」

セシリア「わからないですわ」

シャル「あさのたいそうをするんだよ」

一夏「はい、いっちにーさんしー」

ラウラ「じゅんびたいそう、もといからだをあたためるのはおこたってはいけないからな」

箒「ごーろく、しちはち」
―――
一夏「はい、終わりー」

一夏「次は自由遊び… 自由遊び?」

一夏「お前たちは何がしたいんだ?」

鈴「だっこー!」

セシリア「わたくしも!」

シャル「ぼくもだっこしてもらいたいな!」

ラウラ「わたしもだ!」

箒「・・・」

一夏「よし、じゃあみんなおいで」キラキラ

一夏「まずは鈴からなー」ヒョイ

鈴「うわー!たかーい!」

一夏「そうかー、高いかー」

鈴「うん!すっごくたかいよ!」

セシリア「鈴ちゃんばっかりずるいですわー!わたくしもはやくー!」

一夏「まーまー、順番だから待ってなきゃ駄目だぞ?」

鈴「ふん!セシリアにはかわってあげないもんねー」

セシリア「むー」プクー

一夏「こら鈴、そういういじわるな事言っちゃだめだぞ」

鈴「はーい…」

一夏「はい、じゃあ次はセシリアだ」ヒョイ

セシリア「きゃあ!」

一夏「どうだーセシリア、高い高ーい」

セシリア「たのしいですわ!」キャッキャ

鈴「あー!わたしのときやってくれなかったのにー!」

一夏「ちゃんと後でやってあげるから良い子で待ってるんだぞ?」

鈴「わかった…」

シャル「いちかー、つぎはぼくね?」

一夏「大丈夫、わかってるからな」

一夏「次はシャル」ヒョイ

シャル「うわー!すごいね!」

ヒシッ

一夏「ラウラ…」

ラウラ「いちかはわたしのよめだもん… うわきしちゃだめだもん…」ウルウル

一夏「だー!ごめん、ごめんな!後で膝の上に座っていいから!」

ラウラ「ほんとうか!」

一夏「あぁ、本当だ」

鈴「ずるーい!わたしもー!」ヒシッ

セシリア「わたくしもー!」ダキッ

一夏「あぁ、やっぱり幸せだ… ありがとう… 束さん…」

箒「・・・」ムスー

一夏「ん、箒はだっこしなくてもいいのか?」

箒「いい…」

一夏「なんだよ、遠慮すんなって」

箒「そうじゃない!わたしはこんな姿をいちかにみられたくないんだ!」

一夏「…そっか」ヒョイ

箒「なっ なにをする!はなせー!」ジタバタ

一夏「危ないから暴れるなって」ギュ

箒「あぅ…」

一夏「俺は(小さくなった)箒の事、好きだぜ?」ボソッ

箒「」プシュー

一夏「あ、あれ?箒?大丈夫か?おーい」

一夏「次はおさんぽ…」

一夏「『※人数が多いと大変なので1人ずつ』か…」

一夏「よーし、じゃあ1人ずつおさんぽに行くぞー」

鈴「はいはいはーい!わたし!わたしと!」

一夏「じゃあ鈴からな」

セシリア「ぐぬぬ・・・」

シャル「だいじょーぶ、あとからのほうがいいかもよ?」

セシリア「それもそうですわね」

一夏「じゃあ、ちゃんといい子にしてるんだぞー」

セシリア、シャル、ラウラ「はーい」

箒「」プシュー

鈴「るんるーん♪」

一夏「今日はやけに機嫌が良いなー」

鈴「だってね!いちかとふたりっきりなんだよ!」

一夏「そうかそうか、(小さくなった)鈴は可愛いなぁ」ナデナデ

鈴「な、なにすんのよ!」ポカポカ

一夏「ははは、痛くない痛くない」ニヘラ

鈴「あ…」

一夏「どうしたー、鈴」

鈴「あいすたべたい…」ジー

一夏「よし、じゃあ俺が買ってあげよう」

鈴「わーい!いちかありがとー!」
――
一夏「ほい」

鈴「ありがとう!」ペロペロ

鈴「つめたーい!おいしー!」ペロペロ

鈴「あれ?いちかはたべないの?」

一夏「あぁ、ちょっとだけお金が足りなくてな」

鈴「もー、しかたないなー ひとくちあげる!」

一夏「大丈夫だよ、鈴が1人で食べて良いぞ」

鈴「だーめ!いちかもたべるの!」

一夏「ありがとう、鈴は優しいな」ナデナデ

鈴「えへへ////」


ちょっと出掛けてくる

は?もう出かけてるじゃん
他の奴と散歩にいくならまず帰るところから書けよ

>>48
マジかネタか分かんないけど俺が出掛けるってことです
保守お願いします

戻りました
>>46の続きから

一夏「じゃあ、そろそろ戻ろうか」

鈴「えー…」

一夏「えー、じゃありません」

鈴「はぁい…」

――――
一夏「ただいまー」

ラウラ「おそい!おそいぞ!」

セシリア「ですわ!」

一夏「まぁまぁ、30分くらいじゃないか」

一夏「次は誰と行こうかな?」

ラウラ「わたしだ!さっきそうきめたんだ!」

一夏「よし、次はラウラだな」

セシリア「そのつぎはわたくしですからね」

一夏「OK、わかった じゃあ、行ってくるな」

シャル「いってらっしゃーい」

ラウラ「よめよ、おんぶだ!」

一夏「全くラウラは甘えん坊だなぁ ほら、背中乗って」

ラウラ「む」ヒシッ

一夏「よっこらしょっと」

ラウラ「おぉ!」

一夏「どうだー、ラウラ?」

ラウラ「いい!すごくいいぞ!」

一夏「そっか、良かったな」

一夏「ラウラはさ、体が小さくなっても構わないのか」

ラウラ「うむ、とくにこまるようなことはないな」

一夏「そっか」

ラウラ「きょうかんはとてもおどろかれていた」

一夏「まぁ、そうだろうな」

ラウラ「そして『一夏は?一夏はどこにいるんだ?』とすぐにへやをでていってしまった」

一夏「そっか、俺の事も心配してくれたんだな」

ラウラ「『もしかしたら一夏も…』とうれしそうにしていたぞ」

一夏「千冬姉…」

ラウラ「む、そうだ」

一夏「なんだ?」

ラウラ「らうらね、おおきくなったらいちかパパとけっこんする!」

一夏「」ズキューン

ラウラ「どうだ?」

一夏「も、もう一度お願いします」

ラウラ「らうらね、パパのことだーいすき」

一夏(いい、凄く良い)ツー

ラウラ「む、はなぢがでているぞ」

一夏「ラウラ、どうして急にそんな事を言い出したんだ?」

ラウラ「くらりっさに、れんらくしたらこういわれたんだ」
―――――
―――

クラリッサ「で、体が小さくなったと」

ラウラ「そうだ」

クラリッサ「それは『ロリ』というジャンルですね」

ラウラ「ろり?」

クラリッサ「そう、ロリです」

ラウラ「ふむ」

クラリッサ「隊長は元々身体は小柄なほうだと思うのですが
お送りいただいた写真を拝見する限り今回は幼児レベルまで委縮したと」

ラウラ「そうだ」

クラリッサ「もしかしたら、織斑一夏の母性本能が目覚めるのではないのでしょうか」

ラウラ「どういうことなのだ?」

クラリッサ「織斑一夏に『おおきくなったらパパとけっこんする!』や『パパだいすき!』と言えばコロリと落とせるかもしれません」

ラウラ「ふむ… よくわからないがそうしたほうがいいのだな」

クラリッサ「はい、それと一応日本のアニメに出るスタンダードな幼稚園の制服もお送りいたしますのでそれを着用されるのも宜しいかと」

ラウラ「わかった、わざわざごくろうであった」ガチャ

クラリッサ「はぁあああん隊長かぁいいよぉおおおおお」ハァハァ

―――――
―――

一夏「なるほどね」

ラウラ「どうだ?ころっとおちたか?」

一夏「まぁ、嬉しかったよ そろそろ帰ろうか」

ラウラ「うむ、まってるやつもいるからな」

一夏「ラウラは偉いな」

ラウラ「あとでなでなでしてくれ」

一夏「おうよ」

一夏「ただいまー」

シャル「おかえりなさい」

セシリア「つぎはわたくしのばんですわ!」

一夏「おう、じゃあ行こうか」

ラウラ「よめよ…」

一夏「わかるって」ナデナデ

鈴「あー!なにやってんのよー!」

一夏「さっき鈴にもやってあげただろー」

鈴「それはそうだけど…」

一夏「じゃあ行こうか?」

セシリア「はい!いちかさん!」

セシリア「おかいものー♪」

一夏「おいおい、散歩だけだぞ」

セシリア「でも、りんちゃんはあいすかってもらったっていってましたわ」

一夏「あー、うん 買ってあげたんだけどさ…」

セシリア「おかねならわたくしがだしますわ!」

一夏「でも、それじゃ俺が買ってあげた事にはならないぞ?」

セシリア「うーん… じゃあいちかさんがわたくしににあうとおもうあくせさりーをえらんでくださいな」

一夏「まぁ、それならいっか」

一夏(情けないなぁ…)

―デパート
一夏「じゃあ、セシリアはボールプールとかある所で遊んで待っていてくれ」

セシリア「えー、わたくしはいちかさんといっしょにいたいですわ!」

一夏「一緒に来てもいいけど、それじゃプレゼント探すのにどれ貰うか分かっちゃってつまらないだろ?」

セシリア「それもそうですわね…」

一夏「じゃあ、選んでくるからな!」

一夏(キャッシュカード持ってて良かったぜ、これでお金をおろしておこう…)

一夏「うーん… どんなのが良いのかな」

一夏「ネックレス… 高い…」

一夏「イヤリング… いや、セシリアが好むかどうかも…」

一夏「あ、そうだ あれにしよう」

アリガトウゴザイマシター

一夏「よーし、プレゼント買ったしセシリアの所戻るかー」

一夏「む…」

セシリア「きゃー!ひっぱらないでください!」

男の子「なんでこんなところにチョココロネつけてるんだよー」ぐいぐい

セシリア「チョココロネなんてありませんわ!」

一夏「こら!髪の毛を引っ張っちゃだめだろ!」

男の子「うわー!にげろー!」

一夏「全く…」

セシリア「わたくしのかみのけが…」

一夏「あぁ、セシリアのチョココロネが…」

セシリア「チョココロネ…?」

一夏「いや、なんでもない」

セシリア「むー…」プクー

一夏「まぁまぁ、これで機嫌を直してくれよ」

セシリア「これは?」

一夏「まぁ、開けてみろって」

一夏「ほら、ヘアゴム」

一夏「前、セシリアが雨の日は髪が広がっちゃって大変だって言ってたからさ」

セシリア「いちかさん…」

一夏「俺、セシリアみたいにお金持ちじゃないからネックレスとかそういうもん買ってあげられなくてごめんな」

セシリア「いちかさんのぷれぜんとならなんでもかまいませんわ
ありがとうございます、いちかさん!」ギュ

一夏「はは、じゃあ帰ろうか」

セシリア「はい!」

一夏「ただいまっと」

シャル「おかえりなさい!」

一夏「次は誰と行こうかな」

シャル「しのののさん、さきにいっていいよ」

箒「」プシュー

一夏「まだ駄目みたいだから、先に行こうか、シャル」

シャル「はーい」

シャル「ねー、いちか」

一夏「ん?なんだ?」

シャル「いちかはさ、ぼくたちがこのままでもいいとおもう?」

一夏「え…」

シャル「どうしたの?」

一夏(ここで良いよなんて答えたらロリコンだと思われるし)

一夏(かといって、このシャルに嘘を言ってそれは見破られないのか…?)

一夏「まぁ、たまにはこういうのもいいと思うぜ」

シャル「ふーん」

一夏「どうして急にそんな事聞いたんだ?」

シャル「ちいさくなったぼくたちへのたいおうがいつもとちがうから」

シャル「いちか、きょうはすごくうれしそうだもん…」

一夏「シャル…」

シャル「ぼくね、いちかにすきでいてもらうためならずっとこのままでいい」

シャル「だから、ぼくのことをいちかのいえにとめてよ」

シャル「おりむらせんせいにはまいごになったってつたえてさ」

一夏「あのなぁ…」

一夏「女の子として好きだって事じゃないぞ」

シャル「え…」

一夏「俺はな、確かに子供は好きだよ」

一夏「だけど、それは可愛らしい物っていう対象でしかないんだよな」

一夏「だから、そういうベクトルで『好き』でいられる方がつらいと思うんだよな」

シャル「いちか…」

一夏(な、なんとか切り抜けられた…)

一夏「だからさ、今を楽しめばいいんだよ」

シャル「…うん、そうだね!」

一夏「どうすっかなー シャルにもアイス買ってやろうか?」

シャル「うーん… ぼくはいいや」

一夏「じゃあどうすっかな…」

シャル「こうえんであそびたいなー」

シャル「ぼくがちいさかったころはひとりだったから…」

一夏「おう、じゃあ公園に行くか」

一夏「といっても最近の公園は遊具が撤去されちゃっているんだなー…」

シャル「まぁ、けがしたりするとあぶないし」

一夏「ほい、ジュース」

シャル「ありがと」

一夏「・・・」

シャル「・・・」

一夏・シャル(さっきの事で気まずい…)

シャル「なんか、気まずいね…」

一夏「だな…」

シャル「帰ろうか…」

一夏「じゃ、おんぶしてやるよ」

シャル「うん…」

一夏「…」

シャル「…」

一夏(ちょっと、悪い事したかもなぁ…)


一夏「シャル、そろそろ着くぞ」

シャル「…」

一夏「シャル?」

シャル「…」スー スー

一夏「寝ちゃった、か」

一夏「起こさないようにしないとな」

一夏「ただいま」

鈴「おかえりなさーい!」

一夏「しっ、シャルが寝てるから大きな声出しちゃだめだぞ」

鈴「はーい」

一夏「で、箒は?」

箒「うぅ…////」

一夏「うん、いけそうだな 行くぞ」

箒「わ、わかった…」

一夏「箒、危ないから手は離すなよ」

箒「う、うん…」ギュ

一夏「箒の手、暖かいな」

箒「い、いちかのてがつめたいんだ」

一夏「手の冷たい人は心が暖かいんだぜ?」

箒「…つまり、わたしはこころがつめたいと」

一夏「あー、違う違う 手の暖かい人は心はもっと暖かいんだ」

箒「ふん…」

一夏「小さい箒見てるとさ、昔を思い出すよ」

箒「むかし…?」

一夏「あぁ、剣道を一緒にやってた時の事」

箒「なつかしいな…」

一夏「ほら最初は箒、ずっとむすーっとしてたから取り付く島が無いっていうか」

箒「あ、あれはだな…」

一夏「まぁ、良いって こうやって今は仲良くやれてるんだしさ」

一夏「じゃあ、何処に行こうか?」

箒「ゆうえんち…」ボソッ

一夏「え?」

箒「ゆうえんちにいきたい…」

一夏「あー…、流石に散歩だからさ…」

箒「そうだ、そうだな…」ズーン

一夏「じゃ、じゃあ、元に戻ったら行こう」

箒「え…」

一夏「確かに遊園地にはあまり行かないからな」

箒「ほんとうか!」

一夏「おう!皆と一緒に行こうな!」

箒「…ばかいちか!」ポカポカ

一夏「え、なんだよ?なんで怒ってるんだ?」

一夏「ただいまー…って束さん?」

束「お邪魔してるよー!この部屋ちーちゃんの匂いがするよぉ」クンクン

一夏「人の姉のベッドに顔うずめて匂いをかがないでください…」

箒「まったく…」

一夏「で、ここに来たという事は元に戻せるようになったという事で良いんですね?」

束「うん!ただちっちゃい箒ちゃんが見たくてね!ちっちゃい箒ちゃんも可愛いなぁ」スリスリ

箒「やっ、やめてください!」

一夏「じゃあ、束さん お願いできますか」

束「はいはーい!じゃあ箒ちゃんはこの中に入ってね!」ガチャ

一夏「あぁ、その変なカプセルみたいな所に入れると元に戻るっていう…」

束「そうだよー じゃあ、スイッチオン!」

ペカー

一夏「うわっ…眩しい…」

プシュー パカッ

束「はーい!元に戻ったよー!」

箒「全く… 人に迷惑ばかりかけて」

一夏「」

箒「ん?一夏、どうかしたか?」

一夏「そ、そのな… 服が…」

束「あー、体が元に戻っても服は小さいまんまだからねー」

箒「みっ、見るなぁあああああああ!」バキッ

一夏「ぐへっ!!!」

一夏「ん…」

鈴「あ、目覚ました」

セシリア「一夏さん、大丈夫でしたか?」

一夏「あ、あぁ…」

箒「あ、あれは一夏が悪い!」

シャル「まぁ、目が覚めて良かったね」

ラウラ「篠ノ之が一番心配していたからな」

一夏「心配する位なら殴らないでくれよ…」
―――

束「こうして、いっくんとロリヒロインズの3日間は幕を閉じたのでしたー!おしまい!」

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