千穂「さよなら、真奥さん」 (2)


真奥「なぁ、恵美。俺たちそろそろ結婚しないか?」

恵美「そ、そうね。アラス・ラムスのこともあるし、そろそろ身を固めるのもいいわね。」

真奥「だろ。恵美ならそういうと思って、結婚届もらっといたんだ!」

恵美「そう、なら話は早いわ。とっとと市役所にいくわよ、真奥!!」

真奥「ああ、じゃあいくか。ってことでちょっと市役所まで出掛けてくる!」

鎌月「いってらっしゃい」

芦屋「魔王様、お気をつけて。あと、帰りに駅前のスーパーで卵の安売りがあるので遊佐と一緒に買ってきてください」

恵美「ちょっと芦屋、なんで私まで買い物に付き合わないといけないの?」

芦屋「卵は一人一パックなのだ」

恵美「スーパーのルールすらも破らないあなたが悪魔大元帥アルシエルだとはおもえないわ。大体、一人一パックなら二回レジに並んだらいいだけじゃない。魔王軍の知将が聞いて呆れるわ!」ロンパ

芦屋「……」ポカーン

真奥「おい、恵美。言い過ぎだって。芦屋がへこんでんじゃん。」

恵美「そ、そうね。少し言い過なわ。ごめんなさい」

芦屋「………」ポカーン

漆原「まぁ、芦屋のことなんかほっといてさ、プリン買ってきてよ。プリン。」

真奥「わかったよ。プリンだな。じゃ、本当にいってくるから!」

漆原「いってらー」バイバイ


千穂「ちょっと待ってください。真奥さん。遊佐さんと結婚ってどういうことですか?真奥さん、私の告白に返事してないですよね?なのに遊佐さんと結婚するんですね。……わかりました。もう、いいです。どうでも。真奥さん、遊佐さん、結婚おめでとうございます。じゃ、早速、死んでください。」バッ


佐々木千穂が手を挙げた瞬間、魔王や勇者ですら見たことがないほどの巨大なゲートが笹塚の上空に出現した。

その中から何万もの天使の軍勢があらわれた。


千穂「この間真奥さんの家に来たときに、ガブリエルさんの電話番号を暗記しておいたんです。これでも私、進学校の優等生なんで。そこから天界にコンタクトをとって、魔王と勇者を殺すのに手を貸すと言いました。そして今に至るわけです」

真奥「じゃあ、この天使の軍勢を呼んだのって」

千穂「はい。私ですよ。真奥さん!」

恵美「ち、千穂ちゃん。どうし(ry」

千穂「黙れよ。メス豚。乳なし泥棒猫勇者。おまえのせいだよ。おまえさえいなけりゃ!!………もういいや。死んじゃえ。ガブリエルとその他の大天使及び天使たち、魔王サタンと勇者エミリアその仲間を殺せーーーーーーーーー!!!!」


こうして、真奥貞夫と遊佐恵美、鎌月鈴乃、漆原半蔵、芦屋四郎は死んだ。

アラス・ラムスはガブリエルが回収し、天銀はサリエルがもっていった。

千穂「すべて終わりましたね。真奥さん。私、今でも貴方のことが好きです。来世では一緒になれると信じています。さよなら、真奥さん」






SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1383190386


おしまい

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom