P「何言ってんだお前…」
李衣菜「だから、『Bear the cross and suffer 十字架を背負って生きろ』ですよ!」
P「俺は仏教徒なんだが…また何かの影響か?」
李衣菜「もー、くらってみたらわかりますよ、Pさん。」
P「くらってみたらって…」
李衣菜「Southern Cross!!」
P「ぐわぁぁぁ...!!」ガシャァァン
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李衣菜「どうですか?どんどんいきますよ!」
李衣菜「Southern Cross!!」
P「テニスボール程度避ければ…十時だと!?これじゃあ避けらんねえ」
ガシャァァン
P「いてぇ…いてぇよぉ…」
李衣菜「泣いちゃだめですよ、プロデューサー。そこは『あ~痛ぇ…さぁて、どう落とし前前つけてくれたんだ?』っていわなきゃ。」
P「相変わらずお前のにわか知識はよくわからん。」
「そこまでだよ!」
「処刑法其の13 ギロチン」
李衣菜「きゃあぁぁ…」
P「李衣菜!」
「そんなクールもどきほっときなよ、プロデューサー」
P「クールもどきって…凛」
凛「だって、どうみてもクールじゃないじゃん。」
李衣菜「だ、だれがクールもどきですか…」
凛「まだ喋れるんだ…」
李衣菜「よくもやってくれましたね、お返しです。Southern Cross!!」
凛「くっ、やるね李衣菜。でも、そんな処刑もどき…」
李衣菜「磔にできない!?」
凛「今度は私の番だよ、まずはそのロック、ロックうるさい口を止めるね、処刑法其の5 コロンビア・ネクタイ」
李衣菜「あがっ…」
凛「どう?喋るのも大変だと思うけど…」
P「どう?って李衣菜、李衣菜!大丈夫か?おい!!」
李衣菜「あがが…」
P「これじゃあ喋れないじゃないか、凛!」
凛「まだまだいくよ、処刑はあと11個も残ってるんだから。」
P「あと11個もあるのか!?」
凛「何寝てるの李衣菜?早く立ちなよ」
李衣菜「ま..け、ない…!!」
凛「いい度胸だよ、李衣菜。ハァ!!」
ドクンッ!
李衣菜「!!」
凛「処刑法其の8 ウィッカーマン」
P「心臓を…」
凛「次はこれ、処刑法其の7 ファラリスの雄牛」
ギュゥゥ
P「もうやめろぉぉ!!」
凛「あははは、処刑法其の6 セメントシューズ!」
クッ!!
李衣菜「がはぁ…」
P「だ、だれか李衣菜を助けてくれー!!」
「助けてほしいですかぁ…Pさぁん♪」
P「そ、その声…」
まゆ「はぁい、あなたのまゆですよぉ…うふ♪」
P「まゆ!!」
まゆ「あなたのまゆ、只今参上しましたぁ…うふふ♪」
P「そ、それよりこの状況を…」
まゆ「Pさん、助けるのはいいですけど…まゆ条件があります。」
P「な、なんでもするから早く!…早くしないと李衣菜が!!」
まゆ「(李衣菜、李衣菜ってPさん…)はぁい♪まゆに任せてくださいね、Pさん♪」
凛「電気椅子!切腹!!あはははは!!!」
李衣菜(もう体が…)
まゆ「そこまでですよぉ…凛さん。」
凛「なんだ、まゆか…まゆも一緒にやらない?プロデューサーに近づくにわか退治」
まゆ「それもいいですけど…今回はやめときますよ~」
凛「じゃあ何の用?今忙しいんだけど…」
まゆ「やぁ♪」
凛「きゃっ…」
まゆ「それ以上はさせませんよぉ…」
凛「へー…私とやる気なんだね…まゆ」
まゆ「まゆとPさんの愛の力…今日は凛さんに教えてあげます…たっぷり…ふふ…」
凛「プロデューサーが誰のものかはっきり教えてあげる!!」
まゆ「凛さん…邪魔はさせないんだから!」
凛「いくよ!!」
P「な、何が起こっているんだ…今度みんなでテニスしようってちひろさんが言うからテニスコートに来ただけなのに、こんなことになるなんて…」
凛「ただのテニスじゃ私には勝てないよ、まゆ!」
ドシュ!!
まゆ「そんな一発芸みたいな技ばかり頼ってても勝てませんよぉ…うふ♪」
パァァン!
凛「減らず口を…」
シュンッ!
P「打球が早くて目で追えない…」
まゆ「Pさんもそう思いませんかぁ…ねぇ?」
パァン!
凛「Pさん、Pさんって、しつこい女は嫌われるよ、まゆ」
ドシュッ!
まゆ「あらぁ?それって、自分のことですかぁ…凛さん?」
タァン!
凛「こいつ!!」
パァァン!
まゆ「あっ…」
ガッ
凛「チャンスボール!!」
P「あ、危ない、まゆ!!」
凛「処刑法其の2 銃殺!!」
ダァァン!!
P「まゆ!!」
まゆ「だいじょうぶですよぉ…Pさん…うふっ♪」
凛「何…だと…?」
P「凛の処刑法が外れた…」
凛「これはたまたま…今度こそ、銃殺!!」
ダァァン!!
まゆ「あたりませんよぉ…凛さん…」
凛「なんで、なんで当たらないの!?」
P「り、凛?」
まゆ「凛さん、見たところ…触角を失っていますねぇ…」
P「しょ、触角?」
まゆ「はい、触角です♪」
凛「たかが触角ていど…」
パン!
まゆ「触角を失ってもこんなに戦えるなんて…でも…」
ドンッ!!
まゆ「見たところ視覚も失ってきてますねぇ…」
ドシュ
凛「目がぁ…目がぁ…」
ブンブン
P「凛が何もない場所に向かってラケットを振り回している…」
まゆ「視覚と触覚を失ってはもうテニスは…って何!?」
ドッ!
凛「甘く見たね、まゆ!」
まゆ「どうして?もう目も見えないはずなのに…」
凛「目や触角を失っても私にはこの『嗅覚』がまだ残ってるよ!!」
まゆ「甘く見てたわ…凛さんは『クンカ―』まず嗅覚を奪っておくべきでした…」
凛「さぁ始めようか…テニスを…」
P(テニス?)
ドォォン
まゆ「……っ、まゆが押されるなんて…」
パァァン
凛「これならいける…はあっ!!」
ドゴォ
まゆ「そのしぶとさは尊敬に値しますよぉ、凛さん。でも…」
シュパァァ
凛「!?」
まゆ「これで嗅覚も奪ったわぁ…」
凛「あれ?プロデューサーの匂いがしない…どこ?どこにいるの?」
まゆ「嗅覚を失った凛さんではもうまゆには勝てない…」
パァァン
凛「どこだぁ、まゆ!!かかってこい!!!」
ブンッ ブンッ
P「凛…」
まゆ「うふふ♪もう聞こえてないみたいだけどね♪」
パコン
凛「…」
まゆ「Pさん、勝者はまゆです。」
P「4-1で凛が試合続行不可能…まゆの勝ちか、終わってみればまゆの圧勝…」
まゆ「うふふ♪勝っちゃいました♪Pさん、約束覚えてますかぁ?」
P「あ、ああ…」
まゆ「まゆ嬉しいです。『なんでも』言うことを聞いてくれるなんて…うふふ」
P「ま、まゆ?(目が変わった…)」
まゆ「まずは…まゆの体を拭いてください。汗でびしょびしょですから…」
P「そ、それはさすがに…」
まゆ「『なんでも』ですよね?まさか約束を破るなんて…うふ」
P「よーし、Pいっぱいふいちゃうぞー」
まゆ「さすがまゆのPさんですね♪」
P「ふぅ、頼み事はこれで終わりか?」
まゆ「うふふ..そんなはずないじゃないですか、Pさん」
P「あとは何をすればいい?」
まゆ「まずは私専属のプロデューサーになってください。」
P「それは無理だよ、まゆ。」
まゆ「嘘だったんですか…今までのことも…まゆとの約束も…」
P「そ、そうじゃないさ、でも現実にウチの事務所は俺以外のプロデューサーなんて…」
まゆ「まゆをすてるPさんなんて偽物です…本当のPさんはどこですかぁ…?」
P「おい、まゆ?」
まゆ「まゆのことを捨てようとしたPさんにはお仕置きしなくちゃいけませんねぇ…うふふ」
P「ラケットとボールで何を…」
まゆ「凛さん…技かりますね…処刑法…」
P「ま、まて…ガハッ…」
まゆ「喋れなくても…動けなくなっても…まゆはPさんを大事に大事に、保管しておきますから安心してください…うふ♪」
P「ま、まずい…足をやられた」
まゆ「懺悔するなら今のうちですよぉ...Pさん…」
まゆ「懺悔と言えば…あのにわかの技でPさんを磔にして飾るのもいいですね…うふふ♪」
P(ここで俺のプロデュース業もおしまいなのか…)
まゆ「Southern…」
「滅びよ…」
ドゴォ!!
まゆ「きゃぁぁ…」
P「ま、まゆ!?」
まゆ「誰ですかぁ?Pさんと私の邪魔をするのは…」フラフラ
「ちひろホームラン!!」
まゆ「Pさぁぁぁん…」
P「ま、まゆが飛んで行った…」
ちひろ「危ない所でしたね、プロデューサーさん。」
P「ちひろさん!」
ちひろ「まったく、あの子たちは…危ないからアイドル同士で使うな!って言ってあったのに…」
P「あの、ちひろさん?」
ちひろ「あ、すみません。大丈夫ですか?」
P「足をやられましたけど…なんとか」
ちひろ「大変、早く治療しないと…」
P「ありがとうございます。」
ちひろ「気にしないで下さい。大事な飯の種…いえ大事なプロデューサーさんですから」
P(今飯の種っていったぞ…この女)
P「それよりあの子たちいつの間にあんな技を…」
ちひろ「あれは漫画の技です。」
P「漫画?」
ちひろ「ええ、スポーツ漫画の」
P「そんな漫画があるんですね。」
ちひろ「あるんです。」
P「でもなんでそんな技を…」
ちひろ「知りたいですか?」
P「はい。」
ちひろ「ならこの『テニヌ技習得 課金セット』を購入するといいですよ。」
P「課金セット?」
ちひろ「バラ売りも高いけどありますよ。」
P「いや、普通に説明していただければ…」
{: ′ : : : : : : j}: : : : : / ヽ: : : : : : : : : } }: : : i|: : : | |: : i|
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. 人: : : ∧: : :{: : 人 r ヽ / :::::|:く
\: :.∧:.:.{: :. : :.\ V 〉 / :八ヾ
P「えっ…」
ちひろ「もう…世の中にはタダでもらえるものなんてないんですよ、プロデューサーさん♪」
P「いや、でも…」
ちひろ「しぶるようでしたら…」
P「でしたら?」
ちひろ「ちひろホームラン!!」
P「ぐわぁあぁ!!」
キラーン☆
ちひろ「全く…金払いの悪い男ときたら…あのプロデューサーももうダメね。まぁお金の切れ目が縁の切れ目よね♪」
ちひろ「あ、そこの貴方、アイドルプロデュースしませんか?」
___ ─━━━─ ___
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/ ´ ̄ ー‐‐‐ `` \
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/ ``ヽ }
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{ { l{ i / /i} } } \ i} } } }
. λ { i{ / l{ i/ } } } Y i} } } \}
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{ { l{ {/イ豕丐V´ } } 斗f豕丐Y´} } } {⌒`
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{ \ {i 圦 乂zZノ ノ/ ,乂zZノ i} } ト、 \
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{ ヽ 丶 }ト 乂 ノ /⌒\ \ }
八 \ \ ノ}....〕Iト __ イ\..........〈 ̄\人
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