P「最近雪歩が可愛くてたまらない」(247)

P「ふぁ~あ・・・さて、今日も一日プロデュース頑張っていくかな」

ガチャ

P「おはようございまーす」

雪歩「あ、プロデューサー!おはようございますぅ・・・えへへ」

P「(うっ・・・)」どきっ

P「あ、ああおはよう雪歩。今朝は早いんだな」

雪歩「プロデューサーに朝のお茶を飲んでもらおうと思って・・・はいどうぞっ」

P「あ・・・ありがとう」

ゴクッゴクッ

P「(なんなんだ・・・このなんとも言えない気持ちは・・・・)」

小鳥「おはようございます、プロデューサーさん」

P「あ、音無さん。おはようございます」

雪歩「おはようございますぅ」

小鳥「ぴよっ!?朝から事務所にはプロデューサーさんと雪歩ちゃんが二人きり・・・?」

P「や、やだなあ。たまたま早くに出勤したら雪歩が先に来てたってだけですよ。なあ雪歩?」

雪歩「わ、私は・・・少しでも早く、プロデューサーに会いたかったから・・・・//」

P「!?」グサッ

P「(くっ・・・ま、またか。この感じ・・・一体何なんだ・・・?)」

小鳥「ぐぬぬ・・・」

響「おはようだぞー!プロデューサー!」

美希「おはようなのハニー・・・・あふぅ」

P「おはよう二人とも」

響「あれ・・・事務所にはまだこれだけなのか?」

P「ああ。雪歩が一番乗りで、その後に俺と音無さんが来ただけだよ」

響「そうなのか・・・ちぇっ、今日は自分、一番乗りの自信あったのになぁー」

美希「ミキは眠いからもう寝るね」

P「おいおい、まだ来たばっかりだろ・・・」

やよい「うっうー!おはようございますー!」

真「おはようございます、プロデューサー!雪歩!」

P「お、二人とも元気がいいな」

真「今日は雪歩早いんだね。もしかして、プロデューサーに早く会いたくなっちゃったとか!?」

雪歩「も、もーっ!真ちゃん!みんなの前で言ったら恥ずかしいよ・・・///」

P「は、ははは・・・」

やよい「あれ?プロデューサー、顔が赤くなってますよー?」

P「なっ!そ、そんな事ないぞ!今日も一日はりきって頑張ろうな!!ははははっ!!」

真「(プロデューサー・・・・)」

小鳥「今日事務所に集まるメンバーはこれだけみたいですね」

P「そうなんですか、じゃあ今日の予定はどうしようかな・・・」

雪歩「あ、あの――

真「あっ!それじゃあボク、ダンスレッスンしたいです!」

響「自分も賛成だぞ!今日はなんだか踊りたい気分さー!!」

やよい「私はみんなと一緒ならやる気100倍ですー!」

P「よし、じゃあ今日はみんなでレッスンしような!」

「「「はいっ!!」」」

雪歩「(うぅぅ・・・また何も言えなかった・・・・)」

P「よし!じゃあここいらで一旦切り上げて、休憩にしよう!」

やよい「ふー・・・疲れましたぁ・・・」

真「ボクはまだまだバリバリ全開ですよっ!プロデューサー、コンビニまで一っ走りしてきますねっ!」

響「真は元気すぎだぞ・・・」

P「ははは、気をつけていってくるんだぞ」

雪歩「・・・・・」

P「(ん?なんだか雪歩の元気がないみたいだな)」

雪歩「・・・」チラッ

P「(あっ、目が合った・・・っていやいや!なに変に意識してるんだ!ここはプロデューサとしてきちんとフォローしないと)」

P「おい、雪歩」

雪歩「・・・プロデューサー」

P「雪歩、元気がないじゃないか。朝はあんなにニコニコしてたのに」

雪歩「はい・・・」

P「・・・ひょっとして、ダンスレッスンやりたくなかったのか?」

雪歩「!・・・いえ、違うんです・・・私がダメダメだからいけないんですぅ・・・・」シュン

P「(落ち込んでアンニュイになってる雪歩ってなぜだか無性によしよししたくなるんだよな)」

P「(ってええい!違うだろ!ったく・・・今日の俺、どうしたんだ・・・?)」

P「ま、まあ休憩中くらいリラックスして気分転換しよう。ちょっと外に出ないか?」

雪歩「は、はいぃ・・・」

やよい「プロデューサーと雪歩さん、どこかに行っちゃいましたね」

響「そっとしておくのが一番さ」


ピッ ガコン

P「はい、お茶でも飲んで元気だそうな」

雪歩「ありがとうございますぅ・・・」

雪歩「あの、プロデューサー・・・」

P「ん、なんだ?」

雪歩「やっぱり私って、ダメダメですよね。みんなで今日の予定を決めようとしたときも、何も言えなかったし」

雪歩「こんな私なんて呆れられちゃっても仕方ないですよね、穴掘って埋まった方がいいですよね・・・・」

P「雪歩・・・」

雪歩「私、自分に自信がなくって、自分の言いたい事とか、みんなの前でなかなか言えないんです」

雪歩「だから今朝だって、プロデューサーと2人きりでならいっぱいお話しできるかなって思って一番に出社したんです」

P「・・・」キュン

雪歩「でもでも、今もこうして2人きりでお話したら、少しすっきりしたかもですぅ・・・えへへ」

P「そ、そうか?ならよかったよ、はは」

P「(危うく抱きしめてしまう所だった)」

真「ただいま戻りましたーっ!」

P「よし、真も戻ってきたことだし午後のレッスンを始めるぞ!」

真「あれ?雪歩、なんだかさっきよりも顔色がよくなったね!さっきまで元気なさそうだったから、ちょっと心配してたんだよ?」

雪歩「ごめんね真ちゃん、それにみんな・・・心配かけちゃって」

響「気にする事ないさー!午後もはりきって練習しようね!」

やよい「うっうー!プロデューサーとどんな事話してきたんですかあ?」

雪歩「な、なんでもないよ?えへへへ・・・//」

P「(うんうん、みんな仲がよさそうでなによりだ)」

パーフェクトレッスン!

「「「「お疲れ様でしたーっ!」」」」

P「みんなお疲れ様!今日のレッスンはバッチリだったな!」

響「自分、早くステージに立ってバリバリ踊りたいぞ!プロデューサー、ちゃんと仕事見つけてきてよね!」

P「ははは、努力します・・・」

真「あ、いっけね!もうこんな時間!早く家に帰って自主トレしないとっ!」

P「真もはりきりすぎて体を壊さないようにな。じゃあ今日はこれで解散にしよう!」

一同「はいっ!」


美希「あふぅ・・・おはようなの~」

P「もう夜だぞ・・・・・」

雪歩「あ、あの・・・・プロデューサー」

P「あれ?なんだ雪歩、まだ帰ってなかったのか。今日は早く帰って体を休めてくれよ」

雪歩「そ、そうですよね・・・うぅぅ・・・すみません・・・・」

P「(・・・)」

P「なあ雪歩、言いたいことがあるならちゃんと言わないと伝わらないぞ?」

雪歩「あ、あの・・・プロデューサー、よかったらご飯、食べに行きませんか・・・・・?」

P「え、夕飯?俺はべつにかまわないけど」

美希「ミキも行くのー!」

P「ははは、そうか。じゃあ3人でファミレスにでも行こうか」

雪歩「は、はいっ」

雪歩「(・・・さすがに二人きりがいいなんて、贅沢言っちゃダメだよね・・・)」

ぽえー

P「よし、じゃあ今日は俺のおごりだ!なんでも好きなもの食べていいからな」

雪歩「ほ、本当にいいんですか?」

美希「わーいなのー!」

P「(ちょっとの奮発で二人の笑顔が買えるなら、安いもんだよな)」


雪歩「美希ちゃん、このハンバークおいしいよ?はい、あーん」

美希「んん・・・ホントだ、とっても美味しいの!」

P「(・・・一瞬美希が羨ましいと思ってしまった・・・とんだダメダメプロデューサーだよ、俺は)」

P「(だからこそ、共感できるのかもしれないな。・・・って共感してる場合でもないか、はは)」

P「ムシャムシャ・・・」

雪歩「(あ・・・プロデューサーの口の下にご飯粒ついてる・・・)」

雪歩「(こ、これってとってあげるべきなのかな?でも・・・そんな事したら嫌われちゃうかも・・・と、とりあえず教えてあげないと)」

美希「ハニー、ご飯粒ついてるよ?ミキがとってあげるね!」

ひょい ぱく

P「あ・・・す、すまない美希。なんだか照れるな、はは・・・」

美希「どういたしましてなのー!」

雪歩「(ううぅぅぅっ・・・・・)」

P「ふーっ、食った食った!それじゃ二人とも、ずいぶん遅くなっちゃったけど気をつけて帰るんだぞ」

美希「はーいなの!また明日ね、ハニー!」

P「うん、また明日な」

P「さて、雪歩もそろそろ・・・・」

P「・・・ってあれ?雪歩がいないぞ」

P「先に帰った・・・わけないか。くそっ、俺がちょっと目を離したばっかりに!」

P「まだ遠くには行ってないはずだ、すぐに探さないと・・・!」ダッ

P「とは言ったものの・・・いったいどこを当たればいいんだ・・・?」

P「そ、そうだ!携帯で連絡を・・・・と思ったけど事務所の携帯じゃないと連絡先がわからない・・・」

P「雪歩が行きそうなところ・・・どこだ・・・?案外、俺は雪歩のことをあまり分かっていないのかもしれないな・・・」

ザクッ ザクッ

P「ん・・・?」

ザクッ ザクッ

P「な、なんの音だ・・・?あっちの公園の方から聞こえるが・・・とにかく気になるし行ってみるか」

?「うぅぅ・・・ぐすっ、ひっく・・・・」

ザクッ ザクッ

P「(うおっ!?大きな落とし穴から女性のすすりなく声が・・・ぶ、不気味だ・・・・)」

P「(ちょ、ちょっと近づいてみてみよう)」

P「あ、あの~・・・こんな所でなにしてるんですか?」

雪歩「!」びくっ

P「・・・って雪歩!?おい!お前、こんな所で何して―――」

ツルッ

P「ってうわああああああ!!!!!???」

ドサアアァァァーーーッ!!!

雪歩「ぷ、プロデューサー!?」

P「あいててて・・・雪歩、なんだってこんな所に穴なんか掘って」

雪歩「あうぅ・・・・ご、ごめんなさいいぃっ・・・・・」ぽろぽろ

P「わ、わかったから泣くなってば」

雪歩「私・・・またプロデューサーにも迷惑かけて・・・・もう私なんか・・・ぐすっ」

雪歩「私なんか穴掘って埋まっちゃえばいいんですーーっ!!うわああぁぁん・・・っ!!」

P「おい、落ち着け雪歩!もう埋まってるからこれ以上埋まる事なんてないぞ!」

P「なんなら俺の方が土まみれだぞ?雪歩より俺のほうがダメダメだ!」

P「(・・・って、何言ってるんだろうな俺)」

雪歩「・・・・ぐすっ」

P「・・・もう落ち着いたか?」よしよし

雪歩「は、はい・・・」

P「――って!こんな土まみれの手でなでたりしたら髪が汚れちゃうよな」ぱっ

P「はは・・・ごめんな気が利かなくて」

雪歩「・・・ううん、いいんです」

雪歩「だって、今はプロデューサーの手の中に埋もれていたいから・・・・」

P「ゆ、雪歩・・・」

P「(雪歩は、たまにとんでもなく意識させる事を言うよな・・・困ったヤツだ・・・)」

雪歩「あの、プロデューサー」

P「えっ?ああ、うん・・・なんだ?」どきっ

雪歩「・・・プロデューサーは、ダメダメなんかじゃないですよ」

雪歩「こんなダメダメな私の事をいつも気にしてくれて、私がアイドルになれるように頑張ってくれてるのに・・・」

雪歩「それなのに、私がいつまでたってもダメダメなせいでお仕事もなかなかできなくて・・・うぅぅ、本当にダメダメなのは私なんですぅ・・・・」

P「・・・」

P「なあ雪歩」

雪歩「・・・ぐすん」

P「俺だって十分ダメダメなプロデューサーだよ」

P「みんなのことをトップアイドルにする!だなんて言っておいて、そんなに大きい仕事ができてるわけでもない」

P「それに、大事なアイドルの頬を濡らすようなダメダメプロデューサーだ」

雪歩「プロデューサー・・・」

P「でも、そんな俺のことを雪歩はダメダメなんかじゃない、って言ってくれたよな」

雪歩「は、はいぃ・・・プロデューサーはダメダメなんかじゃ・・・・」

P「雪歩は、どうして俺がダメダメじゃないって思うんだ?」

雪歩「そ、それは・・・・その・・・」

雪歩「プロデューサーはいつもみんなのためにお仕事頑張ってるって思います・・・それに、いつも前向きで明るくて優しくて・・・・」

P「あはははっ・・・そんなに褒められると照れるな」

P「でもさ、俺は、雪歩にもそうして欲しいと思うんだ」

雪歩「・・わ、私にも・・・?」

P「ああ。そりゃあ人間だからダメダメなところがたくさんあるのは仕方ない」

P「でも、それでダメダメだからって気にして落ち込んで、立ち止まってたら何も進まない」

P「それに周りのみんなだって困っちゃうよな?」

雪歩「うぅぅ・・・私もそう思いますぅ・・・・・」

P「だろ?だからさ、やっぱり常に前を向いていたい、って俺は思うんだよ。ダメダメだからこそ、な」

P「たとえ失敗しちゃったとしても、前向きに頑張ってる人間をダメダメだとは思わないだろ?」

P「その・・・雪歩が俺のことをダメダメだって、思わないのと同じでさ」

雪歩「・・・」

P「だから、雪歩もみんなのために、前を向いて欲しい」

P「雪歩のことをダメダメだなんて思ってるのは雪歩自身だけなんだぞ?」

雪歩「・・・」

P「俺だってダメダメなプロデューサーなんだから、二人で一緒に前を向いて歩いていこうよ、なっ」にこっ

雪歩「プロデューサー・・・//」

雪歩「えへへ・・・はい、私もう自分のことダメダメって言うのやめますね」

P「お、わかってくれたか!俺は嬉しいよ」

雪歩「それに、せっかくプロデューサーと一緒に歩けるなら、立ち止まってるなんてもったいないかなぁ・・・なーんて。えへへっ・・・//」にこっ

P「(・・・うん、こんなに可愛いとびっきりの笑顔が見れないなんてもったいないもんな)」

P「よし、そうと決まればさっそくこんな穴とはオサラバだ!」

雪歩「はいっ!・・・でも、今日は、穴掘って良かったなって思いますっ」

P「ええ?ど、どうしてだ?」

雪歩「だってこうしてプロデューサーから元気をもらえたんですから。これも何かの運命かもですね、えへへ」

P「ははは、俺はもう落ちたくないけどな・・・」

雪歩「えーっ!そんな事言うなんて、ちょっとひどいですぅ・・・」

「あはははっ」「えへへ・・・」

小鳥「ピョヒヒヒ・・・今日も飲みすぎちゃいましたぁ・・・・」よちよち

小鳥「ぴよっ!?あんな所にちょうど良い大きさの穴があるじゃないれすかぁ・・・・///」

P「雪歩、大丈夫か?出れそうか?」

雪歩「は、はいぃ・・・なんとか・・・」

小鳥「いざ、ピヨちゃんダーイブっ!!!!」

ズッシャアアアアアアア!!!!!!

P「」
雪歩「」

雪歩「けほっ・・・けほっ」

P「な、なんだぁ・・・何かが降って・・・?」

小鳥「あれれれぇ~!?プロデューサーさんと雪歩ちんじゃないれすかぁ!///」

小鳥「やだもうこんな所で会うなんてっ!奇遇!?いいえ、必然だわっ!運命なのですわっ!!///」

P「(嫌なのはこっちだよ・・・・)」

雪歩「あわわわ・・・プロデューサー、どうしましょう・・・?」

P「ほっておいて帰ろう。それがいい」

小鳥「ちょっとちょっと!なんでそんなに釣れないんですかーっ!!ゆきぴょんじゃなくて私の相手もしてくらさいよぅ・・・///」ぎゅっ

P「だーもうわかったから!くっつかないで離れて!雪歩だって見てるんですよ!!」

雪歩「(いいなあ音無さん・・・・)」

小鳥「なぁ~に言ってるんですか!私とプロデューサーさんの仲良しさんを見せつけるチャンスじゃないですかっ!!///」

P「そんなに仲良くないですから!むしろウザい!」

小鳥「ぴよっっ!!?」


小鳥「そ、そうですか・・・プロデューサーさんは私よりも雪歩ちゃんのこと・・・・」

P「ちょ、ちょっと急にシュンとしないでくださいよ・・・」

小鳥「べつにいいですよーだ!私は天涯孤独のアラサー女ですよーだ!!酒持ってこいなのら~!!///」

P「はあ・・・雪歩からも何か言ってやってくれよ」

雪歩「プロデューサー、音無さんよりも私のこと・・・・///」

P「お、おい雪歩何言ってるんだ!今はそれどころじゃ・・・」

小鳥「キースしろ!!キースしろ!!」ヘイヘイ

P「ああもううるさいなあっ!!!」

~翌日~

P「結局昨日はあのあと萩原組の助けを借りてなんとかなったけど・・・」

P「なんだか夕飯を食いに行ったはずが大変な騒ぎになってしまったな」


ガチャ


P「おはようございまーす」

P「ってあれ・・・誰もいないのか」

P「(雪歩のお茶、ちょっと期待してたんだけどな)」

小鳥「あ、プロデューサーさん・・・おはようございます」

P「音無さんいらしてたんですか。さすが、二日酔いにも慣れっこってところですか」

小鳥「うっ・・・昨日はすみませんでした・・・・」

P「ま、まあ過ぎたことだしお互い忘れましょう。雪歩も無事に帰れたみたいですし良かったですよ」

小鳥「面目ないです・・・」しゅん

小鳥「あ、そうそう!」

P「はい?」

小鳥「お詫びといってはなんなんですけど・・・実は今朝、急きょ仕事の依頼ができたんですよ!」

P「えっ、本当ですか!?」

小鳥「はい!実は前々から依頼してたんですけど、なんでも今朝急に空きができたそうで、うちにお願いしたいとの事です!」

P「お手柄じゃないですか、音無さん!俺、酔っぱらってる音無さんは嫌いですけど仕事ができる音無さんは好きですよ!」

小鳥「あはは・・・」

P「それで、その仕事ってなんですか?」

小鳥「ええっと・・・確か、映画のタイアップCMの撮影だったと思います」

P「映画ですか・・・それって、結構大きな仕事になりますよね」

小鳥「そうですね、せっかくいただいたチャンス、失敗はできませんね」

小鳥「でも私、プロデューサーさんならできるって信じてます!頑張ってください!」

P「(これは今後の事務所の運命を左右する仕事になりそうだ・・・絶対、成功させないと・・・!)」

ふるなよ…絶対振るなよ…

P「みんなー!さっそくで悪いが、ちょっと集まってくれないか!」

「なんだろう・・・」ざわ

「大事な話しかなあ」さわ

P「今回みんなに集まってもらったのは他でもない」

P「実は、我が765プロ始まって以来の大事な仕事を受け持つことになった」

一同「・・・!!」

P「仕事の内容は、映画とのタイアップCMの撮影だ」

P「CMはもちろん全国に向けて発信されることになる。うまくいけばみんなの存在を一気に有名に出来る千載一遇のチャンスだ!」

P「だけどもしも失敗したら・・・・そんなことは考えたくないが、そういうことになる」

P「だから、俺はやる気のあるアイドルに、この仕事を任せたいと思う」

P「だれかこの仕事に、立候補してくれる人はいないか!?」

一同「・・・・」


???「・・・私、やります!」

涼ちん・・・!


 \                    /

   \  丶       i.   |      /     ./       /
    \  ヽ     i.   .|     /    /      /
      \  ヽ    i  |     /   /     /
   \

                                  -‐
  ー

 __           わ た し で す           --
     二          / ̄\           = 二
   ̄.            | ^o^ |                 ̄

    -‐           \_/                ‐-

    /

            /               ヽ      \
    /                    丶     \
   /   /    /      |   i,      丶     \
 /    /    /       |    i,      丶     \

>>222

            ノヘ,_
    ,へ_ _, ,-==し/:. 入
  ノ"ミメ/".::::::::::::::::. ゙ヮ-‐ミ

  // ̄ソ .::::::::::: lヾlヽ::ヽ:::::¦
  |.:./:7(.:::::|:::|ヽ」lLH:_::::i::::: ゙l
 ノ:::|:::l{::.|」ム‐ ゛ ,,-、|::|:|:::: ノ

 ヽ::::::人::l. f´`  _  |:|リ:ζ  < ないない
 ,ゝ:冫 |:ハ、 <´ノ /ソ:::丿
 ヽ(_  lt|゙'ゝ┬ イ (τ"
 r、     r、ヘ__>}ト、
 ヽヾ 三 |:l1 ===<l|:::::|

  \>ヽ/ |` }    l|Y:::|
   ヘ lノ.:`'ソ|     ! |::::|
    /´.::::/ .h__n′|:::::|

    \. ィ  /ーョヘ |:::::|
      |  ミ  丿 |:::::|

P「ゆ、雪歩・・・?」

雪歩「はい、私、こ・・・この仕事やってみたいですぅ!」

ざわ・・・ざわ・・・

P「ほ、本気か?」

雪歩「・・・はい!本気ですっ!みんなのためにも、この仕事絶対成功させます!」

P「・・・そうか。他にはだれかいないか?みんなもそれでいいのか?」

みんな「・・・・」

雪歩「(うぅぅ・・・やっぱり私なんかじゃ・・・・)」どきどき

響「雪歩が自分から言うなんて・・・自分、応援するぞ!」
真「がんばれ雪歩!ボクたちのぶんまで思いっきり楽しんできてね!」
真美「おおー・・・ゆきぴょん、メッチャやる気マンマンって感じっぽいよー!」
貴音「とても素晴らしい心意気ですね。わたくし、感動してしまいました」
美希「ミキ、雪歩ならきっとミキ達のこと、有名にしてくれるって思うな」
千早「なにか手伝えることがあったらサポートするわ」
やよい「うっうー!雪歩さんファイトですーっ!!」
春香「がんばってね、雪歩!!」

雪歩「み、みんな・・・」

P「よし、それじゃあ満場一致だな!この仕事の主役は雪歩で決まりだ!」

P「この仕事、絶対成功させような!!」

雪歩「は、はいっ!」

パチパチパチパチ・・・

P「よし、じゃあ社長や音無さんのところに行ってスケジュールを確認するぞ!」

雪歩「はいっ」

コンコン ガチャ

P「失礼しまーす」

社長「おお、君か!いやはや待っていたよ。むむ・・・そうか、今回のCMには萩原君を起用したか」

雪歩「は、はい・・・あの・・・私、みんなのために、この仕事は絶対成功させようって思ってますぅ!」

社長「うむ、いい返事だ。それでは音無君。さっそくだが、彼らと打ち合わせを始めてくれたまえ」

小鳥「はいっ!」

出)SR雪歩
求)SR伊織orスタドリ250

出)
(20)双葉杏  2枚あります
(15)姉ヶ崎莉嘉
(14)神崎蘭子
求)
括弧内の数のスタドリ

ID:58991666

>>230
双葉やっすくなったな

P「それにしても雪歩・・・よくこんな大事な仕事、引き受けてくれたな」

雪歩「はい、昨日プロデューサーにも言われて、やっぱり立ち止まってちゃダメダメだなって思ったんです」

雪歩「私、自分の言いたい事も言えないダメな自分を変えたくてアイドルになったんです。だから、自分からやらなくちゃって」

雪歩「それでみんなのために、そしてプロデューサーのために、この仕事を成功させて恩返ししたいなぁって。えへへ・・・」

P「雪歩・・・それならこの仕事、絶対に失敗できないな」

雪歩「そ、それはそうなんですけど・・・でもでも、私プロデューサーのこと信じてますから」

P「そうか!それなら俺も雪歩に負けないように頑張らないとな!」

P「(雪歩の期待、男として・・・じゃなかった、プロデューサーとして、絶対に裏切るもんか!)」

P「出発までは少し時間があるな・・・少しだけ事務所でのんびりしていこう」

美希「ハニー、まだお出かけしないの?」

P「うわっ、なんだ美希か」

美希「なんだとは失礼なの」

P「ご、ごめんごめん・・・そういうつもりじゃ」

美希「わかってるよ。ミキね、ハニーに言いたい事があって来たの」

P「ん?なんだ?言ってみろ」

美希「雪歩のこと、よろしくなの」

P「えっ・・・?あ、ああ!もちろんこの仕事は成功させてくるから、安心して寝てていいぞ。いや、寝てちゃダメだけど」

P「でも美希・・・お前、本当によかったのか?」

美希「なにが?」

P「美希こういうの好きそうだからさ。本当はやりたかったんじゃないかと思って」

美希「うーん・・・確かに、ミキもちょっとは興味あったよ?」

美希「でも雪歩がやりたいって言うんだから雪歩がやればいいと思うな」

美希「それに、雪歩はハニーのこと・・・」

P「ん?俺のことがなんだ?」

美希「ううんっ、なんでもないの。それよりミキ達のこと、ちゃんと有名にしてよね?約束だよ!」

P「ああ、もちろん!必ず765プロのことをアピールして、美希も有名にしてみせるさ!!」

P「(それにしても、雪歩と一緒にCM撮影か・・・)」

P「(仕事とはいえ、なんだかワクワクしてきたな)」

P「(・・・って、俺は何をワクワクしているんだ!俺が浮かれててどうする・・・気を引き締めていかないと)」

P「(・・・でも今日からしばらくの間は雪歩と二人きりで活動するんだよな・・・そう考えるとちょっと緊張するな・・・・)」

小鳥「プロデューサーさん?」ピトッ

P「熱ッ!??」

小鳥「あはは、ずっと窓の外を眺めてどうしたんですか?ここはひとつ、落ち着いてホットコーヒーでもいかがです?」

P「あ、ありがとうございます・・・」

小鳥「でも、よかったですね。雪歩ちゃんとお仕事することになって」

P「それ・・・どういう意味で言ってます?」

小鳥「どういう意味だと思います?」

P「質問を質問で返さないでください」

小鳥「あはは、冗談ですから怒らないでください。でも、本当に良かったです」

P「えっと・・・何がですか?」

小鳥「雪歩ちゃん、プロデューサーさんと出会ってから、ずいぶん変わったんですよ?」

小鳥「最近の雪歩ちゃん、なんだか可愛くなってきましたし!恋をすると女の子は可愛くなるって言いますけど・・・?」

P「なにが言いたいんですか・・・」

小鳥「まあまあプロデューサーさんったら照れちゃって!意外とかわいいところあるんですね!」

P「もう行きます!」

小鳥「もー待ってくださいってば!雪歩ちゃんのこと、よろしくお願いしますね。私たちも事務所で応援してますから!」

P「・・・はい!行ってきます!」

小鳥「・・・」にこ

事務所を後にした二人


P「(恋をすると女の子は可愛くなる、か・・・)」

P「(もしかしたら、雪歩を俺のことを!?)」

P「(いや、さすがにそれはないか・・・・)」

P「(でも・・・雪歩って男が苦手みたいだし、雪歩と親しい男なんて俺くらいしかいないんじゃないか・・・?)」

P「(これはもしや・・・いや、まさかな、はははっ!!)」

雪歩「あの・・・プロデューサー?私たち、どこに向かってるんですか?駅はあっちですけど・・・・」

P「はっ!?」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom