杏子「母さ……あっじゃなくてマ、マミさん」(58)

の続き

まどか「でも、私たち悪いことしてないよね」

さやか「私もしてない」

杏子「私は被害者だ」

まどか「戻ろっか」

さやか「そだね」

杏子「ああ」

ーマミの家ー

ほむら「ん、お母さぁん」スリ

マミ「ふふふ、暁美さんは意外と甘えん坊なのね」ナデ

ほむら「お母さん、名前で呼んでよ」

マミ「それもそうね、ほむら」

ほむら「えへへ、マミお母さん、暖かくて、良いにおい・・・」スンスン

マミ「こら、ほむら、中学生にもなってこんな甘えん坊じゃみんなに笑われちゃうわよ?」

ほむら「いいもん別に・・・」ギュッ

マミ(可愛いわ・・・娘を持つってこんな感じなのかしら)

ーマミの家の玄関前ー

まどか「さやかちゃん開けていいよ」

さやか「何言ってんのよ、まどかが戻ろうって言ったんじゃんか!

     まどかが開けてよ」

まどか「そんなぁ・・・恐いよぉ」

さやか「じゃ、杏子!」

杏子「」フルフル

さやか「これじゃあ埒があかないよ」

まどか「さやかちゃん・・・」ジー

杏子「さやか・・・」ジー

さやか「わかった!わかりましたよ!!やればいいんでしょやれば!!」

まどか「さすがです!美樹さやか先生!」

杏子「痺れるねぇ」

さやか「はぁ・・・それじゃあいくよ?」

まどか「うん・・・」ドキドキ

杏子「おお」ドキドキ


ガチャ


さやか「・・・」チラッ

まどか「・・・」チラッ

杏子「・・・」チラッ


ほむら「お母さん、私、お母さんが好き

     マミお母さんがだ~い好き!」ギュッ

マミ「ふふ、お母さんも、ほむらがだ~い好きよ?」

ほむら「えへへ、うれしいな」

さやか「」

まどか「」

杏子「」


マミ「ん?」チラッ

さやか「」ジィ~

まどか「」アワワ

杏子「」ポカ~ン

マミ「」

ほむら「?、お母さん?どしたの?」チラッ

ほむら「」






さやか「ほむら・・・あんた・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・」

杏子「てめぇ・・・人のこと散々バカにしておいて!」

マミ「ま、まぁまぁ、暁美さんもだいぶ溜めこんでたみたいで

   だから・・・ね?許してあげて?佐倉さん」

ほむら「・・・」ギュウ

マミ「?」

ほむら「なんで名前で呼んでくれないの?」

マミ「」

さやか「」

まどか「///」

杏子「て、てめぇ!」ワナワナ

マミ「ち、違うのよ?これはね?話せば長くなるんだけどね?

   暁美さんには親がね?」

ほむら「お母さん・・・名前・・・」ウルッ

杏子「お、お」プルプル

マミ「さ、佐倉さん!違うのよ本当に!

   美樹さん!鹿目さん!助けて!」

さやか「」(どうしよう)

まどか「」(ほむらちゃん・・・)

   「お、お母さん!!」

さやか「え?」

まどか「!?」

マミ「」

ほむら「お母さん!な~ま~え~!」グイグイ

杏子「お、お母さん///マミお母さん///」カアァァ

さやか「」

まどか「」


トコトコ


ギュウッ

ほむら「むっ・・・」イラッ

杏子「マミ・・・お母さん・・・///」

マミ「うそ・・・でしょ?」クラッ


ほむら「マミお母さんは私のだから!!」グイッ

杏子「違う!マミお母さんは私んだ!!」グイッ

マミ「い、痛い」

ほむら「私の!」グイイッ

杏子「私の!」グイイイッ

マミ「い、いいかげんにしなさい!!」

ほむら「」ビクゥッ

杏子「」ビクッ

まどか「」ビク

さやか「」ビク

俺「おい、あんまり甘やかしすぎても駄目だぞ、マミ」

俺「あら、俺君妬いてるの?」

俺「ばっ、そんな訳ないだろっ」

俺「ふふっ、昔っから分かりやすいんだから」

俺「マミおかーさーん」

俺「もうっ、ほむらばっかりずりいぞっ」

俺「はいはい。杏子も、ほら、おいで」

俺「良い子に育ったな……」

俺「そうね……、ねえ、もう一人、欲しくない?///」

俺「……お、おう///」

マミ「私はどちらのものでもないわ!勝手に私物化しないでちょうだい!!」

ほむら「ハイ・・・」シュン

杏子「ウウ・・・」ジワッ

まどか「こ、恐いね」ヒソ

さやか「」コクコク

ほむら「・・・」

杏子「ウッ・・・ウウッ・・・」ポロポロ

マミ「はぁ・・・全く・・・困った子たちね・・・」

マミ「ほら、おいでなさい

   いつまでもしょぼくれてないで」

ほむら「!!、お母さん!!」ダキッ

杏子「あ・・・」

マミ「何やってるの!?おいで?杏子」

杏子「マミ・・・お母さん・・・」ポロポロ


マミ「よしよし」ナデナデ

ほむら「お母さん・・・好き・・・」ギュウッ

杏子「・・・」

マミ「あら?杏子はお母さんのこと嫌い?」

杏子「!、ううん、好き!大好き!!」ギュウウッ

マミ「ふふ、ありがとう、私も杏子のこと大好きよ?」

ほむら「・・・」

マミ「もちろん、ほむらも大好きよ?」

ほむら「!」ギュウウッ

マミ「ふふふ」

さやか「うう・・・」ウズウズ

まどか「さやかちゃん?」


ダッ


さやか「マ、マミお母さん!!」

マミ「あら?美樹さん、あなたも?

   いいわよ?おいで、さやか?」

さやか「お、お母さん!!」ダキッ

マミ「ふふ、いっきに3児の母になってしまったわ」

まどか(ど、どうしようこの展開・・・)

ほむら「お母さん、今日ね?学校でね?」

杏子「お母さん、今日の夕ご飯何?」

さやか「お母さん勉強見て?」

マミ「ふふふ、順番こよ?」

まどか「うう・・・」

まどか「あ、あの!」(私には尊敬できるママがいる)

まどか「マ、マ」(やさしいパパも、可愛い弟も・・・でも・・・)


トコトコ


まどか(マミさんの母性は私には耐えられそうにないです)

まどか「マミお母さん!!」ダキッ



                   おわり

終わりです。ありがとうございました。

心のそこからありがとう

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