美琴「いつもの日常…」 (11)

美琴「退屈ね…何か面白いことは無いのかしら」

通称『超電磁砲』こと御坂美琴、彼女はいつものように橋の上で缶ジュースを片手に暇を持て余していた。

美琴「コンビニで立ち読みでもするかな」

通い慣れた道を通り足早にコンビニへと向かう。

美琴「今週の名探偵コ○ンの内容が気になるのよねー」

美琴「確か先週は毛利が密室で殺害されてその犯人探しだったわね…」

期待に胸を膨らませ本を取り、いつものように自分の世界に入る。

美琴「…まさか犯人が阿笠博士だったとは意外だったわね…」

夢中になって読み続けること30分ようやく読み終え、満足げな表情をして本棚に雑誌を戻す。

ほのぼのSSで特に何もありません。遅筆でもよければ読んでいってください。

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美琴「何しようかな…なんもないし散歩でもしよ」

コンビニを出て公園に向かって歩きはじめた。理由は無い、ただ暇だからだ。

「あっれぇ御坂さんじゃないですか!」

美琴「ちっす、こんなとこで会うなんて奇遇ね」

友人の佐天涙子だ。何処か抜けた所もあるが居るだけで場を和ますムードメーカーだ。

佐天「こんにちは御坂さん!その袋…お買い物ですか?」

美琴「うん、ちょっとね…佐天さんは何してたの?」

佐天「都市伝説の謎を追っていました!」

美琴「あはは…佐天さんは相変わらずね」

美琴「…ねぇ、暇ならそこでお茶でもしない?」

佐天「おっ良いですね…行きましょうか」

美琴「ここのイチゴケーキ美味しいのよね」

佐天「よーし、10個は食べるぞー」

美琴「そんなに食べられるものかしらね…」

佐天「甘いものは別腹なんですよ!」

美琴「まぁ、止めはしないけどさ…」

友人と話しながら店に入る…いつもは一人で来ることが多い。

「いらっしゃいませ何名様でしょうか」

美琴「あっ二人です」

「二名様ですね~こちらの席へどうぞ」

美琴「よいしょっと…ここの店は雰囲気も良いわよね」

佐天「そうですね~オシャレな感じでいいかも」

「お客様、ご注文は何にいたしますか?」

美琴「そうね…イチゴのショートケーキとアイスコーヒーで」

佐天「あっ私も同じのでお願いしまーす」

「かしこまりました…では少々お待ちください」

佐天「御坂さん…御坂さん…」

美琴「ん…どうしたの?」

佐天「あの店員さん凄くイケメンじゃないですか?」

美琴「う~んどうだろう…顔は整ってる方よね」

佐天「もう…御坂さんはほんとこういう話には反応薄いですよね」

美琴「えっ?そうかなぁ…あんまり意識しないから…」

佐天「御坂さんはもうちょっと異性に興味を持つべきです」

美琴「男なんてみんな同じだしそういうのは面倒なのよね」

佐天「流石御坂さん…クールですね…」

美琴「ははは…そんなんじゃないわよ」

佐天「好きな人はいないんですか?」

美琴「好きな人か…」

美琴は一人の人物を思い浮かべる…他人の為に戦って自分が傷ついても
笑っていられる男、美琴はその男に命を救われたからだ。『妹達』の命も…
その男の名前は『上条当麻』とても正義感の強い心優しい少年である

美琴「……」

佐天「どうしたんですか~ボーッとしてぇ」

美琴「んっ?ああ、なんでもないわよ…」

佐天「それでいるんですか?いないんですか?」

美琴「いっいないわよ…そんな奴…あははは…」

佐天「そうですかぁ…(御坂さんは素直じゃないなぁ…)」

「お待たせしましたイチゴのショートケーキとアイスコーヒーです」

佐天「あっどうも~」

「ではごゆっくり」

美琴「美味しそうね…食べよっか」

佐天「では…いただきま~す」

佐天「聞いてくださいよ御坂さん…昨日初春がね」モグモグ

美琴「ん?初春さんがどうかしたの?」パクッ

佐天「昨日スカートめくりしたら短パン履いてたんですよ…」

美琴「毎日めくられてたらそうなるわよ…」

佐天「酷くないですか?私ショックで短パンをパンツごとズリ下げちゃいました」

美琴「うわぁ…初春さん可哀想…ていうかやり過ぎよ…」

佐天「大丈夫です!初春ですからっ!!!」

美琴「そういう問題じゃないと思うんだけど…」

美琴「黒子もそのうちやってきそうで怖いわ…」

佐天「白井さんは御坂さん愛ですからね」

美琴「毎日寝込みを襲ってくるは下着は盗むはで大変なのよ」

佐天「流石白井さんはレベルが違いますね」

美琴「ホント…あの変態っぷりはなんとかならないのかしらね…」

「それはお姉様を世界で一番愛してるからですわ」

美琴「そうは言っても毎日やられると疲れるのよ…って」

黒子「お姉様…愛しの黒子が会いにきましたの!」シュンッ

案の定黒子は美琴にテレポートでダイブして抱きついた。

美琴「うわっだからいきなり抱きついてくるなって!」

黒子「そんな固いこと言わずに…お姉様と黒子の仲ですの…」ギュウッ

佐天「噂をすればなんとやら…ですね」

美琴「やめろって言ってんのよっ!」バリバリ

黒子「あふぅんっ!これがお姉様の愛ですのね…」ビクン

喧嘩のようにも見えるがこれが美琴と黒子のスキンシップである。

佐天「白井さんは痛くないんですか?」

黒子「お姉様の愛の雷ですもの…痛みなどありませんわよ」

美琴「アンタは…毎日毎日いい加減にしなさいよね…」

黒子「あ~ん、お姉様ぁ~ん!そう言わずに~」

美琴「はぁ…」

佐天「それはそうと白井さんはどうしてここに?」

黒子「偶然通りかかったらお姉様と佐天さんが仲良さそうにお茶をしていたものですから…」

佐天「そうなんですか…」

美琴「偶然とは思えないんだけどね…」

黒子「お姉様居る所…黒子有りですわ…」

美琴「まぁ良いけど…アンタは何か頼まないの?」

黒子「私は結構ですの…減量中ですので」

美琴「黒子は十分細いと思うけどね」

黒子「ちょっとした油断が危ないんですの…」

佐天「白井さんらしいですね~」

美琴「そうね…黒子らしいわ」

佐天「そうだ…初春も呼んで良いですか?」

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