男「うんこがしたいな」 (31)

ガタンゴトン ガタンゴトン

男「ふう・・・今日は憧れの彼女とのデートだ・・・」

男「この電車だと、待ち合わせより三十分も早く着いてしまいそうだ」

男「・・・なんだか、うんこがしたいな」

男「駅のトイレで済ませるか・・・」

アナウンス「ご利用ありがとうございます、次はあ 終点です」

男「よし、駅のトイレについたらすぐ捻り出せるように今のうちからふんばるか」

男「ふん・・・ふん・・・」もぞもぞ

うんこ「(あ・・・お呼びだ)」

男「(俺には特殊能力がある・・・それは自分のうんことコミュニケーションをとれるというものだ)」


男「(まだまだ最近この能力に気付いたばかりで腕は未熟だ・・・でも、いつかはきっとうんことのコミュニケーションを確立する)」


男「(誰に説明してんだ俺は? まあいいか)」


アナウンス「まもなく~終点終点です」


男「(うんこ・・・準備はいいか?)」


うんこ「もちろんですぜ!」

男「(今日は大事な日なんだ。しっかり頼むぞ)」


うんこ「デート・・・ですかい?」


男「ば! バーロー! なんでそれを? っは・・・すみません」


男「(馬鹿。声に出ちゃったろ・・・なんでわかった?)」


うんこ「旦那のパンツ・・・まっさらの新品じゃないですか。それくらいわかりますよ」


男「(ふん・・・やるな)」


アナウンス「お待たせいたしましたお出口は右側です」


男「(よしっ! 行くぞ)」


うんこ「あいや」

男「えーっと 確かこの駅のトイレは・・・あそこだな」スタスタ


男「・・・な、なんだと」


うんこ「どうしました旦那」


男「先客だ・・・」

うんこ「なんですって、もう頭が出てるんですが」


男「(すまんが我慢してくれ)」


うんこ「あい、頑張りますぜ」


5分後


うんこ「旦那・・・まだですかい」


男「(まだ開かないんだ 辛抱してくれ)」

(゚Д゚≡゚Д゚)

話がよめないんだが・・

7分後


男「(おいおい。まだなのか、先客よ・・・駅にひとつしかないトイレの大便器をひとりで 
  五分以上独占するとは・・・ひとつしかないトイレを使うならば、スタンバイする前 
  に捻り出す準備をするのが男のたしなみだろう・・・俺ならば2分とはこもるまい)」



男「・・・(ノックしてみるか)」コンコン


先客「・・・」


男「(だんまりか・・・)くそ野郎が!」


うんこ「はい? お呼びですか」


男「違うお前のことじゃない」

>>7 ついてこれる方が おかしいから

15分後


うんこ「・・・旦那あ」


男「(くそ! ふざけるなこの先客めが! こんなに長くこもるなあ! 一旦譲ったらどうなのだ)」コンコンコンコンコンコン


先客「・・・・っち」


男「!! 今、舌打ちしたか、こらああ!!」


うんこ「旦那落ち着いて! 興奮すると出ちまいますぜ」

男「もう、待ち合わせ場所には今から行かんと間に合わん・・・うんこ、そこまで耐えられるか?」



うんこ「・・・もちろんですぜ!」


男「(すまんな・・・うんこ)」ダッ


先客「ふう・・・」ジャー

~~
女「あ! 男くん遅いよ」


男「ごめんごめん」


女「まあ、3分遅れだからいいけどね」


男「いや、ごめんよ、その代りうまいもの食べさせてあげるから」


女「うん! 楽しみ!」


男「(ドキドキ・・・頼むぞうんこ)」

うんこ「あいや」
~~

~~
カランコロン


男「2名で予約してる者ですが」


店員「はい、お席が用意できております・・・こちらへ」


うんこ「(旦那・・・俺も含めたら3人ですぜ)」

(´・ω・`)ついていけるわけねーよ


女「おいしい! このエビのお料理最高!」


男「ああ。喜んでくれてよかった」


女「男くんどうして、食べないの?」


男「え? いや食べる・・・食べるよ・・・はは」


男「・・・・・」もぐもぐ


うんこ「旦那あ・・・旦那あ・・・」


男「すまん・・・もう少しだけ・・・」

>>15 ごめんな 読んでくれてうれしいよ

女「ん?」


男「あっ! いや・・・少しだけ・・・少しだけ席外していいかなあ」


女「もう! 早く戻ってきてね」


男「ああ」

うんこ「旦那・・・すいません」


男「(いいんだ)」

~~

~~

男「・・・・」

男「・・・・」

男「・・・・」


男「(なぜだ! なぜこの高級レストランにトイレが1個しかないんだ! しかもまたもや先客だと)」


うんこ「・・・・」


男「うんこ。すまんな」


うんこ「旦那・・・旦那のためならもう少し待てますぜ)」

男「うんこ・・・なんでそんなに」


うんこ「あたしがまだ食べ物だったころ・・・皆が「腹いっぱいだから」と残したあたしのことを、食ってくれたのが旦那じゃなかったですかい・・・その恩に報いるのは当たり前です」」


男「じゃあお前あのときの・・・」


うんこ「はい・・・あたしはあのシメのビビンバでござい」

男「・・・・うまかったぞお前」


うんこ「旦那・・・ありがとうございやす」


男「いかん・・・もう彼女を待たせれない」ダッ



女「あ、やっときた、もうスープ冷めちゃったよう」


男「ごめんなあ、電話が長引いちゃって」


女「さ、食べよ」


男「(ええい、こうなりゃ、やけだ信じてるぜうんこ)」


男「(結局トイレには行けなかった)」


女「ごちそうさま! 本当においしかったよありがとう」


男「ああ、また是非(うんこ・・・もう少しだぞ)」


うんこ「はい・・」


女「なんか・・・まだ、男くんと一緒にいたいなあ」

ビビンバ・・(´・ω・`)

残念だがうんこネタあきらめろ(´・ω・`)

男「え・・・」


女「・・・ダメかなあ?」


男「うっ・・・(うんこをとるか・・・彼女をとるか・・・畜生!)」


うんこ「旦那・・・・・・大丈夫ですぜ」


男「うんこ・・・」


女「は?」


男「いや! なんでもない。どこか行きたいとこは」


女「うーん、あの星空公園・・・一度誰かと見てみたかったの」


男「(星空公園!・・・・あそこにはトイレがなかったな・・・しかしこのフラグは)」

男「(まあ公園に行く前にコンビニによればいいか)」


女「あ! 今スマホで調べたら今日は公園でイベントやってるんだって! もう走らないと時間に間に合わないよ!」


男「・・・え?」


女「ダッシュダッシュ!」


男「(うわああああ)」


うんこ「(まだ・・・大丈夫ですぜ)」

なんなんだよこのリアルさはww

ネタならもっとこう・・(´・ω・`)

公園

女「わあ・・・きれい」


男「ああ・・・」ソワソワ


女「・・・私ね、このイベントに参加するなら、本当に一緒に見たい人と見るって決めてたの」


男「え・・・それって」ソワソワ


女「・・・だってこのイベントに参加すると・・・思いが叶うって」


男「女さん・・・」


女「男くん・・・」

男「・・・・」


女「・・・・」


男「・・・・」


女「もう! 女の子に言わせる気?」


うんこ「(旦那頑張れ)」


男「(・・・!)・・・・女さん・・・俺・・・」


女「・・・・」


うんこ「・・・(まだ大丈夫、告白が終わったら盛大に祝いましょう・・・ぶりぶりとね)」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom