神ジャンル「素直クール」 (11)
女「突然なんだが君が好きだ」
男「えっ……?」
女「今好いている異性もしくは同性はいないか?いないのなら私と付き合ってくれないか?」
男「えっと……すみません、いきなり過ぎてなんて言ったらいいか」
女「そうだな、いささか唐突すぎたか。ゆっくり考えてくれて構わないからな」
男「……」
ほっしゅ
女「私の告白から三日経った訳だが」
男「は、はい」
女「そろそろ返事をくれてもいいんじゃないか?」
男「そうですね……先送りしてても仕方がないですし」
女「聞かせてくれ、君の答えを」
男「あの……俺なんかが釣り合うか分からないですけど、良かったら」
女「……そうか、それはオッケーということでいいんだな?」
男「は、はい!」
女「ふふ、嬉しいよ、男くん。天にも昇るとはこのことだな」
男(うわやべ、笑った顔マジかわいい……)
男「あの、クーさん」
女「何だ?」
男「クーさんって、俺に告白するとき、どんな気分でした?」
女「ふむ。何故それを聞こうと?」
男「いや、あの……なんか今でも実感湧かないから、その辺ちょっと聞いてみたいなって思って」
女「不粋な質問という気はするが、まぁいい。他ならぬ君の頼みだ、教えよう」
女「正直最初は緊張の連続で、何度も思いを伝えるのを諦めようと思っていたよ」
男「そうだったんですか?全然そんな感じしなかったですけど」
女「本当だよ。そして、君からの返事を待っている間は、言わないほうが良かったのではと後悔しっぱなしだった」
女「しかしこうして晴れて恋人になれた今思うのは、やはり告白してみて良かったという、ただそれだけさ」
男「なんて清々しい人だ……」
川 ゚ -゚)
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