トウコ「ポケモンって美味しいわね!」(268)
トウコ「んー!マメパトの丸焼き美味しー!この柔らかいムネの部分が最高だわ!・・・・だけど」
メラメラメラメラ・・・
トウコ「旅に出てからずっと捕まえやすいマメパトばっかりだから、何だか飽きてきたわね・・・たまには他のポケモンも食べたいわ!」ムシャムシャ
トウコ「アララギ博士からもらったメロメロが使えるメスのツタージャも食べそびれちゃったし・・・・
ああ!本当に食べたかったわ、あのツタージャを!」ゴクリ
トウコ「・・・・うん!このマメパトの丸焼き達を食べて一眠りしたら、次の町に行くわ!マメパト以外の捕まえやすいポケモンを食べられるかもしれないしね!」ムシャムシャ
トウコ「ああ・・・!ムネだけじゃなくモモの部分も美味しいわー!」モグモグ
トウコ「うーん!良く寝たわ!マメパトで腹ごしらえも済んだ事だし・・・しゅっぱーつ!」
スタスタ・・・
ダルマッカ「ダル~!」テクテク
トウコ「あっ・・・!あれはダルマッカだわ!丸々太っていて食べごたえがありそう・・・・よーし捕まえようっと!」ゴクン
ダルマッカ「ダ、ダル!?」ビクッ
トウコ「やばっ・・・!見つかっちゃったわ!」
ダルマッカ「ダ・・・・ダルゥ~!」タッタッタッ…
トウコ「あっ、待ちなさい!今日の晩御飯はあなたに決めたんだから~!」タッタッタッ…
トウコ「あああ・・・!あの身体にはぎっしりとお肉がつまっているに違いないわ!
早くダルマッカを丸焼きにして食べたーい!」ジュルリ
ダルマッカ「ヒィッ、ヒイイッ!」
タッタッタッ・・・
トウコ「はぁ・・・はぁ・・・!丸々太っている癖になんて逃げ足の早いダルマッカなのかしら・・・!」キョロキョロ…
シーン・・・
トウコ「・・・あーん!見失っちゃうなんて最悪だわ~!ようやくマメパト以外のポケモンが食べられると思ったのにー!」
グー・・・
トウコ「うう・・・・走ってたらお腹空いた・・・何か美味しいものが食べたい・・・ここらへんにはマメパトもいなそうだし・・・」テクテク…
?「ギャアアアアア!」
トウコ「ひっ・・・!な、何!?今の断末魔の叫びは・・・・って、きゃあ!」ヒョイッ
ズシーン!
ウォーグル「ケ・・・ケ・・・ケ・・・!」ビクンビクン
トウコ「そ・・空からウォーゲルが落ちてきたわ・・・!しかも、瀕死の状態で・・・・だけど、美味しそう・・・!」ゴクン
ウォーグル「ゲゲ・・・・ゲ・・!」ガクガク
トウコ「このウォーグル、全身に傷を負ってるわ・・・・一体どんなポケモンがウォーグルをここまで・・・」
?「ラララ、ラーラーラー!なんて素敵な~!ラララ、ラーラーラー!文字のならーび~!」
トウコ「ん・・・?何処からともなくノリの良い歌が・・・!」
?「ラララー♪それは、ラララー♪それは~!」
トウコ「だれ?誰なの、この変な歌を歌っているのは!?」キョロキョロ
タケシ「お・ね・え・さ・ん!」キィーン…
ズシィィィィン・・・!
トウコ「きゃあ~!」バタッ
タケシ「ふぅ~!ようやく今日の晩メシの食材を捕まえたぞ~!」ムキムキ…
トウコ「こ・・・・今度は空から人が降ってきた・・・!」
タケシ「おや?こんな所にしりもちをついている女の子が・・・・大丈夫かい、君!」ピキ!ピキキ!
トウコ「へ?え、ええ・・・ちょっとお尻が痛いけど怪我とかはないから・・・・」ムクッ
タケシ「そうか、それは良かった!全く、ウォーグルが必死で逃げるものだから捕まえるのに苦労したよ!」HAHAHA
トウコ「じゃあ、この傷だらけになって倒れているウォーグルはあなたが・・・・」
タケシ「ああ!俺が今日の晩飯に使う食材用として倒したものだ!一部の地方ではウォーグルとバルジーナを一緒に煮込んだトリ鍋が名物らしいからな!
まぁ・・・・残念ながら今回はウォーグルしか捕まえられなかったが」
トウコ「ウォーグルの鍋かぁ・・・食べてみたいわね!」ゴクン
タケシ「おっ!もしかして君もポケモンを食べるのが大好きなのか!?」
トウコ「もちろん!私は色々なポケモンを食べるためにトレーナーになったんだから!
・・・まだマメパトしか食べてないけどね、最初にもらったツタージャも食べ損なっちゃったし」ハァ…
タケシ「そうか、なら君も一緒にこのウォーグルを食べないか?やっぱり一人で食べるよりも、誰かと一緒に食べた方が食事が楽しめるからな!」HAHAHA
トウコ「えっ、いいの!?ウォーグルが食べれるなんて私ってばラッキー!」ウキウキ
タケシ「ハッハッハッ~!そんなにはしゃぐなんて・・・まるでアイツみたいだな!」シミジミ
トウコ「あっ、自己紹介がまだだったわね・・・・私の名前はカノコタウンのトウコ、よろしくね!」ニコッ
タウン「俺はカントー地方からやって来たタケシっていうんだ!よろしくなトウコ!」
ウォーグル「グ・・・グゥ・・・」ズリズリ
タケシ「ん?ウォーグルの奴、ボロボロになりながらも逃げ出そうと必死になっているな!」
トウコ「何だか可哀想・・・・早く楽にしてあげてタケシ」ジュルリ
タケシ「そうだな・・・そろそろ下ごしらえもしないといけないし、一思いに首を捻って楽にしてやるか!」ガシッ
ウォーグル「グ・・・グ・・・!」ガタガタ
タケシ「はいいいいいっ!」グイッ!
バキィン・・・・・!
グツグツ・・・ じゅうじゅう・・・・
トウコ「うーん!すっごく良い匂いがする!早くウォーグルを使った料理を味わいたいわ~!」ワクワク
タケシ「ハッハッハッ~♪そろそろウォーグル鍋とウォーグルの照り焼きが完成するから、ちょっとだけ待っててくれ!」グツグツ
トウコ「ところでタケシは何で、イッシュ地方にやってきたの?確かカントー地方ってイッシュ地方から凄く遠いらしいけど・・・」
タケシ「もちろん、イッシュ地方に生息しているポケモンを食べるためさ!
この地方には俺がまだ食べた事のないポケモン達が沢山いる・・・まだ知らぬポケモンの味への好奇心が俺を動かすのさ!」キラン
トウコ「ふーん・・・タケシって凄いんだね・・・・・・この人について行けば色々なポケモンが沢山食べられるかも・・・」ボソッ
タケシ「よし!ウォーグル料理が出来たぞトウコ!そこに置いてある食器を持って来てくれ!」グツグツ
トウコ「りょーかい!お腹一杯食べるわよ~!」ゴクン
タケシ「それじゃあトウコ、ウォーグルを余す所なく使ったご馳走を遠慮なく味わってくれ!」ニコニコ
トウコ「うん♪それじゃあ最初にウォーグル鍋の方から・・・・いただきまーす!」パクッ
タケシ「どうだトウコ?ウォーグルをじっくりと煮込んだ鍋は美味しいだろぉ?」
トウコ「お・・・おいしいいいいいっ!マメパトとは比べものにならない位美味しいわタケシ!
噛む度にウォーグルの肉汁が口一杯に広がってたまらないわぁ!」ムシャムシャ
タケシ「そうかそうか!トウコに喜んでもらえて良かったよ!じゃあ、俺は照り焼きの方を・・・・」パクッ
トウコ「どう、タケシ?ウォーグルの照り焼きの味は・・・・」ムシャムシャ
タケシ「うん!照り焼きの方もバッチリだぞ!トウコも早く食べてみろ!」クッチャクッチャ
トウコ「うん!じゃあこの・・・コンガリと焼けている皮の部分を!」パクッ
トウコ「う・・・うんまああああいっ!最高だわぁぁぁぁぁぁ!幸せええええええええっ!」パクパク
トウコ「ごちそうさまでしたー!タケシが作ってくれたウォーグル料理、とっても美味しかったわよ!」ニコニコ
タケシ「しかし、中々の食いっぷりだったぞトウコ!そんなに食べて大丈夫なのか?太っても知らないぞー?」HAHAHA
トウコ「大丈夫大丈夫!今までマメパトを飽きるほど食べて来たけど、あまり体重の方は増えてないみたいだし♪
むしろ、まだまだ食べ足りないくらいだわ!」ニコッ
タケシ「ほほう、まだ食べれるとは大したもんだなぁ!・・・本当にサトシの奴と同じくらいの食いっぷりだ・・」
トウコ「・・・・ねぇ、これからタケシはどうするの?」
タケシ「そうだなぁ、此処等に生息しているポケモンはほとんど味わった事だし・・・・そろそろ別の町に行こうと考えているよ!」
トウコ「・・・・タケシ、実はね私・・お願いがあるの!私を・・・」
タケシ「私をタケシの旅に連れて行って、と・・・言いたいんだろ、トウコは?」フッ…
トウコ「うん!私、もっともっとイッシュに生息している色々なポケモンが食べたい!
そしていつかはイッシュだけじゃなくて・・カントーや他の地方にいるポケモンも味わってみたいの!
タケシの迷惑にならないように頑張るから私も一緒に連れてって!」
タケシ(・・・・!この真っ直ぐな目・・・フフ、サトシ・・このイッシュ地方でお前と同じ素質を持った奴を見つけたぞ・・!)シミジミ
トウコ「タケシ・・・?」
タケシ「・・分かった!トウコ、俺と一緒にポケモンをたらふく食べ尽くそうじゃないか!」HAHAHA
トウコ「やったー!ありがとうタケシー!」ピョンピョン
タケシ「ハッハッハッ♪これから先、俺やお前が味わった事のないポケモン達が待っている!楽しみにしておけよトウコー!」ニコニコ
トウコ「あああ・・・!一体どんな料理が味わえるのかなぁ・・・想像しただけでもヨダレが止まらない!」ジュルリ
グツグツ・・・
タケシ「よーし、晩御飯が出来たぞトウコー!今日はタブンネをふんだんに使ったカレーと、ワルビアルのスパイス焼きだぁ~!」
トウコ「きゃ~♪なんて良い匂いなのかしら~!今日はお腹一杯食べるわよ~!」
チラーミィ「チーラミ♪チーラミ♪(ワニ肉♪ワニ肉♪)
タケシ「おっ!トウコが捕まえたチラーミィも喜んでいるみたいだな!」HAHAHA
トウコ「そうね!タケシからもらったモンスターボールで捕まえたチラーミィ・・・本当に食いしん坊なのよねー!」
タケシ「ハハハハ、ポケモンは飼い主に似るって言うからな!チラーミィの食いっぷりも中々のものだぞ!」キラン
チラーミィ「チーラミィ~!」ガリガリ
トウコ「うんまあああいっ!ワルビアルの肉がちょうどいいくらいの固さで、最高だわぁ~!」クッチャクッチャ
タケシ「一部の地方ではワルビアルを生きたまままるごと串刺しにした後、焼いて食べるらしいぞー!今度ワルビアルを捕まえたら試してみようじゃないか!」ムシャムシャ
トウコ「はあああっ!本当にスプーンが止まらないいいいっ!さいこおおおおおっ!」パクパク
トウコ「ふぅ~!お腹がいっぱーい・・・満足ぅ~!」ホクホク
タケシ「さてと・・・メシも済んだ事だし、明日の朝ごはんの準備としてタブンネの生肉をタレに漬け込むとするかな!」グチャア…
トウコ「明日はタブンネの焼き肉かぁ・・・・美味しそうだわ!」ジュルリ
タケシ「そういえば調味料が足りなくなってきたなぁ、ライモンシティも近い事だし、調達しないとな!」
トウコ「ライモンシティかぁ・・・・確かスーパーモデルで有名なカミツレがジムリーダーだったっけ・・・」
タケシ「なにっ!スーパーモデルとな!?それは本当かトウコ!」ピクッ!
トウコ「ええ、この雑誌にもカミツレさんの特集を組んであるし・・・ほら」ピラッ
タケシ「おおっ・・・!おおっ・・・!なんて美しいお人なんだ・・・!まさしくシャイニングビューティー・・・!俺の全身に電流が走った・・・!」プルプル
トウコ「まーたタケシの悪い癖が出た!まさかタケシが年上好きだったなんて・・・初めて知った時はびっくりしちゃったわ・・・」ハァ…
タケシ「はぁ・・・・是非ともカミツレさんのお近づきになりたいものだ!」
トウコ「もう、タブンネの生肉片手に妄想だなんてタケシってば・・・・」
タケシ「よし、決めた!俺は決めたぞトウコ!」
トウコ「決めたって何を決めたのよ・・?」
タケシ「きっとカミツレさんはモデルとしての多忙な日々に疲れているに違いない・・・
そこで、俺がポケモンを使ったスタミナ料理を思う存分食べてもらって、カミツレさんに元気になってもらおう!」キラッ
トウコ「あっ、それは良い考えだわ!カミツレさんもきっとタケシの料理を喜んで食べてくれるに違いないわ!
・・・・・で、もちろん私達が食べる分もあるわよねタケシ?」ウキウキ
タケシ「当然じゃないか!俺とトウコとカミツレさんの三人で楽しく会話をしながら、ポケモンスタミナ料理に舌鼓を打とうじゃーないかー!」ムキムキ…
トウコ「一体どんな料理が出てくるのかしら・・・・楽しみで仕方ないわっ!」ゴクリ
カミツレ「はい・・・はい・・・分かりました、それでは・・・」ピッ
カミツレ「はぁ・・今日は挑戦者とのバトル、明日は雑誌の撮影、明後日はテレビ出演・・・スケジュールがビッチリ・・・」
カミツレ「たまには仕事やジムリーダーの事を忘れて、羽を休めたいわ・・・」
トウコ「すいませーん!カミツレさんはいますかー?」
カミツレ「また挑戦者かぁ・・・ライモンジムにようこそ・・ってあら?」
トウコ「初めましてカミツレさん、私はカノコタウンの・・・」
タケシ「初めましてカミツレさん!自分は、カントーからあなたに会いにやって来ましたタケシです!
ああ、あなたの輝くような魅力に自分はもうビリビリになってしまいました!
もしよろしければ、自分と一緒に愛のレッドカーペットを歩みませんか!」キラキラ…
カミツレ「は・・・・はぁ・・・」ポカーン
グレッグル「シュウッ!シュウッ!」ザクッ!
タケシ「ぐはっ!俺の鋼鉄よりも硬い肉体にダメージを与えるとは・・・・流石はグレッグルだ・・・!」バタッ
カミツレ「だ・・・大丈夫かしら・・?今、凄い音がしてたけど」
トウコ「あー、大丈夫ですよ、何時もの事ですから・・ね、グレッグル♪」ニコッ
グレッグル「ケッ」ポリポリ
カミツレ「そ、そう・・・ならいいんだけど・・あっ、ところであなたはベルちゃんの友達のトウコちゃんよね?」
トウコ「えっ、ベルの事を知っているんですか!?」
カミツレ「ええ、ベルちゃんが私の大切な友達だってあなたの写真を私に見せてくれたの♪」
トウコ「そうなんですか・・・・ベルも頑張ってるんだ・・また会いたいなぁ・・」
カミツレ「それで、トウコちゃんもバッジを手に入れるためにジムに来たのかしら?」ニコニコ
トウコ「あっ、いえ・・そういう訳じゃなくて実は・・・」
タケシ「実はカミツレさんを、お食事に招待するために自分達はやってきたんです!」ムクッ
トウコ「あっ、復活した」
タケシ「カミツレさんに喜んでもらえるような料理を作ってみせますので、どうか来て下さいお願いします!」キラキラ
カミツレ「えっ・・・いきなりそう言われても・・」アセアセ
トウコ「私からもお願いしますカミツレさん!タケシの料理は本当に美味しいんですよ?それに、ベルの話も聞きたいですし!」
カミツレ「うーん・・・ベルちゃんのお友達にお願いされちゃあ、断れないか・・・分かったわ、喜んでご馳走になるわね♪」ニコッ
タケシ「おおおおぉおっ!ありがとうございますカミツレさん!」
トウコ「じゃあ、地図を渡しておきますので夕方に印がついてある場所に来て下さい!」スッ…
タケシ「それでは自分達は料理の下ごしらえを済ませに行きますので、これにて失礼します!
楽しみにしてて下さいねカミツレさん!」ニコニコ
カミツレ「ええ♪タケシ君が作る料理・・・期待しているわ♪」
カミツレ「地図に示された場所に来てみたけど・・・ここって確か空き家だったはずじゃ・・」
ガチャッ
トウコ「いらっしゃいませカミツレさん!お待ちしていましたよ!」ニコニコ
タケシ「ちょうどいい所に来てくれましたね!もう料理が出来上がってますので、どうぞお入り下さい!」ニヤニヤ
カミツレ「確かに良い匂いがするわ・・・・じゃあ、お邪魔させてもらうわね♪」スッ…
タケシ「・・・・・・トウコ」クイッ
トウコ「・・・・分かってるわ」ガチャン
タケシ「さぁさぁ!テーブルはこちらになります!遠慮せずにお座り下さい!」
カミツレ「一体どんな料理が出てくるのかしら・・・ちょっと緊張してきたわ」ドキドキ
トウコ「アハハ、カミツレさんってばもう待ちきれないんですかー?意外と食いしん坊なんですね♪」クスクス
カミツレ「ち、違うわよ・・・ただ本当に美味しそうな匂いが漂ってくるから・・」ゴクン
トウコ「実は私もタケシがどんな料理を作ってくれるのか知らないんですよー!だから私も・・・楽しみで楽しみで!」ジュルリ
タケシ「待たせてしまってすいませ~ん!ただいま料理を持ってきました~!」ガラガラ…
カミツレ「あら?なんだか台車に運ばれてきたけど・・・・」
タケシ「まずは前菜としてこちらを味わって下さい!」
トウコ「なにかな?なにかな?早く見せてよタケシー!」ウキウキ
カミツレ「前菜・・・一体何かしら?」
タケシ「いきますよぉ・・・・ジャーン!」ガバァッ
トウコ「きゃっ♪これはこれは美味しそうね・・・!」ゴクン
カミツレ「ひっ・・・!ひぃやあぁあああっ!?」ガタンッ!
バオップ「・・・・・」
タケシ「食べれば食べるほど身体が温まる・・・バオップの生脳ミソだぁ~!」HAHAHA
トウコ「なんて綺麗な色をしている脳ミソなのかしら・・・!見ているだけでヨダレが溢れ出そうだわ!」ジュルリ
カミツレ「な・・・・な・・なに・・・なによこれ・・・?何が起きて・・・・」ガタガタ
バオップ「・・・・・バオ」キョロキョロ
カミツレ「きゃあああああっ!今、目が・・・めめめめめめめめ・・!」ブルブル
タケシ「ハッハッハッ~♪脳ミソは新鮮なものに限りますからねー!殺さずに脳ミソを露出させるのには苦労しましたよ!」
トウコ「流石はタケシね!ポケモンを料理する事に関しては右に出る者はいないんじゃないかしら?」
カミツレ「ひっ・・!ひっ・・・!ひっ・・・」ガタガタ
トウコ「もう、カミツレさんってば椅子から転げ落ちるなんて興奮し過ぎですよー?」ニコニコ
タケシ「ハハハハ♪そんなにカミツレさんが喜んでくれるなんて自分は感激ですよ!
ヤナップ、ヒヤップの脳ミソもありますから、好きなのを選んで下さい!」ガラガラ…
ヤナップ「・・・・・・ヤナッ」キョロキョロ
ヒヤップ「・・・・ヒヤ・・・・ヒヤプ」キョロキョロ
カミツレ「ひいいいいいっ!増えたああぁああぁっ!?」ガクガク
トウコ「あんっ♪こんなに脳ミソがあるなんてどれを食べようかまよっちゃうわ~!」ペロッ
カミツレ「ああああっ・・・・・あっ」ジョワァァァァ…
トウコ「あーっ!カミツレさんがおしっこ漏らしたわ~!なにをしているんですかカミツレさーん!いくら嬉しいからって限度があるでしょう!食事の時間なのに・・・・もー!」プンプン
カミツレ「こんな・・・こんなのひどすぎる・・・」ブルブル
タケシ「あああっ!まさか美しいカミツレさんが失禁だなんて・・・うーん、エキセントリックな匂いですねー!」クンクン
トウコ「ああ、もう我慢出来ないわ!カミツレさんには悪いけど、先にいただきまーす!」ガブゥ!
バオップ「ヒギィッ!?」ビクン
タケシ「おっ!トウコはバオップを選んだか!どうだぁ、噛めば噛むほど身体がポカポカしてくるだろー!」HAHAHA
トウコ「おいしいいいいっ!柔らかくてちょっとピリッとしてて最高だわー!」クッチャクッチャ
バオップ「バオオオッ!?オッオッ・・・オオオオオッ!」キョロキョロキョロキョロキョロキョロ
タケシ「ハハハ!バオップの目が凄い勢いで動いてるなー!」
タケシ「コラコラ♪先にカミツレに選ばせてやらないとダメじゃないかトウコー♪
せっかく来て下さったお客様に失礼だろ~?」
トウコ「だって我慢できなかったんだもん!仕方ないじゃなーい!」ジュルルルル…
バオップ「オオオォオォオーッ!」ピクピクピクピク!
カミツレ「ひいいっ・・・!バオップが私を見てるっ・・・いやぁ・・見ないで・・見ない・・・うぷっ・・・・げえええええっ!」ビチャビチャビチャ
トウコ「もー!人が美味しく食べてる時にリバースとかなにをしてるんですかカミツレさんってば!リバースするならトイレでして下さいよ!」クッチャクッチャ
タケシ「怒るなよトウコ・・・きっとカミツレさんは料理をお腹一杯食べるために
お腹の中に残っているものをリバースして胃袋を空っぽにしたんだろう!」
カミツレ「はぁ・・・!はぁ・・・はぁ・・・!胸が痛い・・・!どうしてこんな・・・!」ガチガチ
トウコ「ふー!脳ミソ全部食べちゃった~!すっごく美味しかったわよタケシ!」ペロリ
バオップ「・・・・・・・」
カミツレ「死んだ・・・死んじゃった・・・まだ小さいのに・・・!」
タケシ「どうしたんですかカミツレさん?カミツレさんも早く脳ミソ食べましょうよ♪」スッ…
ヤナップ「ヤナ・・・・ヤナナプ・・・・」ジー
カミツレ「ひいっ!いや・・・・止めて・・見ないでええっ!」ブンブン
トウコ「タケシ・・・どうやらカミツレさんは脳ミソがあまり好きじゃないみたいだよ?
こんなに美味しいのに・・・・勿体ないわねー」
タケシ「そうか・・・仕方ない、ヤナップとヒヤップの脳ミソが俺達が食べて、次に出す料理を食べてもらう事にするか!」
トウコ「じゃあ・・・今度はヒヤップの脳ミソをいただきまーす!」ガブッ
ヒヤップ「ギイイイイッ!?」ビクン!
タケシ「全く、はしたない食べ方をするなよトウコ!脳ミソっていうのはな・・・こうやってスプーンですくってじっくりと味わうものなんだぞ!」ズブゥ
ヤナップ「ギゲェッ!?」グルン
タケシ「うーん!このチーズのような味がたまらないなー!スプーンの動きに合わせてプルプル動いているぞ!」パクパク
ヤナップ「ヤオッ・・・オゥオオオッ・・・!」ガクガク
トウコ「あああああっ!ヒヤップの脳ミソおいしーわ!口の中でプチプチいってるうううっ!」グチャッグチャッ
カミツレ「ひいっ・・この二人・・・・!どうかしてるわ・・・!あんな小さなポケモンの脳ミソを悪びれる様子もなく美味しそうに食べるなんて・・・!」ガクガク
トウコ「あー、美味しかったわー!バオップの脳ミソも美味しかったけど・・・私はヒヤップの方が好みかなー!」
ヒヤップ「・・・・・」
タケシ「おいおいトウコ、口の周りに脳ミソがついてるぞ!ちゃんと拭きなさい!」ペロリ
ヤナップ「・・・・・」
カミツレ「ひどい・・・・」
タケシ「じゃあ、次の料理を持ってきますので今度は食べて下さいねカミツレさん!」ニコニコ
トウコ「あーん!早く食べたーい!早くしてタケシー!」ウキウキ
カミツレ「・・・・いやよ」スッ
タケシ「ん?どうしたんですかカミツレさん?急に怖い顔になって・・・何かお気に召しませんでしたか?」
カミツレ「あなた達・・・自分がなにをしているのか分かっているの!?こんなむごい事をして何も感じないの!?どうかしているわ・・・・!」
トウコ「ちょっとなにを怒っているんですかカミツレさん・・・・今は食事中ですよ!静かにしましょうよ!」
カミツレ「トウコちゃん・・・ベルちゃんの友達だと聞いてあなたに会えるのを楽しみにしてたのに、こんな残酷な子だったなんて・・・本当に残念だわ!」スッ…
カミツレ「今日は今までの人生の中で最悪な一日だったわ・・・!悪いけど帰らせてもらうわね・・・」スタスタ…
タケシ「待って下さいカミツレさん!自分はまだ、一口も料理を食べてもらって・・・・」
カミツレ「食べる訳ないじゃない!ポケモンを食べるような人の作る料理なんか口にするなんてあり得ないわ!・・・・あれ、開かない」ガチャガチャ
トウコ「だって私が鍵をかけたんですもの、開く訳がありませんよー♪」ニコニコ
タケシ「自分が持っているこの鍵を使わないと開きない扉ですのでね!カミツレも少しは落ち着いて下さい!」
カミツレ「なんて卑怯な事をするの・・・・開けなさい!私はもうここには、一秒だっていたくないんだから!」
トウコ「もう、何が気に入らないんですカミツレさん!?さっきからわがままばっかり言って・・・・それでもあなたはジムリーダーですか!?」
タケシ「よせ、トウコ・・・カミツレさんはきっと仕事ばっかりの日々が続いたせいでイライラしているのさ」HAHAHA
トウコ「なるほど・・・それなら納得ね♪」ニコッ
タケシ「そうだ、カミツレさんには仕事を忘れてしばらくの間・・・どこか一人になれる場所で休んでもらう事にするか!
そうすればカミツレさんのイライラも無くなってポケモンを食べてくれるに違いない!」
カミツレ「は・・・はぁ!?」
トウコ「そうね!良かったですねカミツレさん、仕事漬けの日々から解放されますよ!」
タケシ「よし!そうと決まったらカミツレさんには少しだけ眠ってもらう事にするかな!」ジリジリ…
カミツレ「ちょっとあなた達・・・!私に何をするつもりなの・・・!?馬鹿な真似は止めなさ・・・」
トウコ「電気ショーック♪」バリバリ…
バチィン!
カミツレ「か・・・ああっ!」バタン
トウコ「アハハ♪カミツレさんって電気ポケモンを使っているのに、電気で気絶しちゃうなんて意外ですねー♪」バチバチ…
カミツレ「あっ・・・ああ・・・うう」ガクッ
カミツレ「う・・・うう・・・ここは・・?」キョロキョロ
トウコ「おはようございますカミツレさーん♪良く眠れましたか~?」ニコニコ
タケシ「自分が準備した部屋はどうですかカミツレさん?急遽、準備した部屋だからちょっと暗いですけど・・・・何か必要なものがあったら何なりと言って下さい!」
カミツレ「私をこんな部屋に閉じ込めてどうするつもりなの!出して!早くここから出しなさい!」ガチャガチャ
トウコ「すいませんカミツレさん、それは出来ない相談です♪」
タケシ「仕事の事を気にしているなら、心配しないで下さい!マスコミには、カミツレさんがカントーにバカンスに行ったというデマを流しておきましたので!」HAHAHA
カミツレ「そういう問題じゃないわ!」
トウコ「カミツレさん、仕事が中心の人生ってつまらなくないですか?
仕事の事しか考えられない人生って私は悲しいと思います・・・・だから今はここでゆっくりと休みましょうよ♪」ニコッ
タケシ「じゃあ自分達はご飯を食べに行ってきますので、カミツレさんはゆっくりと休んで下さい!」ニコニコ
トウコ「今日はトレディアの天ぷらだったっけ・・・早く食べたーい!」ジュルリ
カミツレ「ちょっと待って!私を置いていかないで!誰か・・・・誰か助けてえええええっ!」ポロポロ
ギィィィィ ガシャーン
カミツレ「なんで・・・なんでこんな事になってしまったの・・・?私はただ・・・ベルちゃんの友達を信用して食事会に来ただけなのに・・・」グスン
トウコ「うーん、トレディアの天ぷら・・・・サクサクしてて美味しいわー!」モグモグ
タケシ「一部の地方ではトレディアをサラダにして食べてるらしいぞトウコ!もっともっと沢山食べてくれ!」ムシャムシャ
カミツレ「ううう・・二人の話し声がこっちにまで聞こえてくる・・・なんて不愉快な会話なのかしら・・・」
トウコ「ドレディアの天ぷらおかわりー!」
グー・・・
カミツレ「お腹空いた・・・そういえば、食事会のために何も食べて来なかったんだっけ・・・本当に最悪だわ・・」ハァ…
プーン・・・・
カミツレ「なんて良い匂いなのかしら・・・・でも、この匂いはポケモン・・・ポケモンを使った料理の匂い・・・だから!」ブンブン
トウコ「カミツレさーん!ご飯持って来ましたよ~♪小窓の所に置いておきますねー」ガチャ
カミツレ「・・・・・・・」
トウコ「大丈夫ですよカミツレさーん♪ポケモンを使っていないから心配しないで下さい~!じゃあ、私はお風呂に入ってきますので!」タッタッタッ…
カミツレ「・・・・行ったかしら?」ムクッ…
カミツレ「ご飯・・・食べよう」スタスタ…
ガラッ・・・
カミツレ「えっ・・・!パン一個とコップ一杯の水・・・ご飯ってこれだけなの・・!?」
カミツレ「他には何もないみたいだし・・・・だけどパン一個と水だけって・・・・」
カミツレ「・・・とにかく今は何か食べましょう・・・いただきます」パクッ
カミツレ「このパン・・・ほとんど味がないわ・・それに小さい・・」パクパク
カミツレ「もう食べちゃった・・・まだまだお腹空いているのに・・」ゴクゴク
じゅうじゅう・・・
トウコ「バッフロンのステーキ美味しいいいいっ!ジューシーな肉汁が溢れ出て止まらないわー!」クッチャクッチャ
タケシ「まだまだ肉は沢山あるからなー!たらふく食べてくれよー!」ジュージュー
カミツレ「あああっ・・・!肉の焼ける音が耳に・・・匂いが鼻に入ってくるぅ!空腹の時になんてものを食べているのよあの二人・・・!」
カミツレ「もう寝ましょう!これ以上起きてたら頭がおかしくなりそうだし・・・!」スッ…
トウコ「おはようございまーすカミツレさん♪ご飯、持ってきましたよ!」ガチャ…
カミツレ「ねぇ・・・パン一個と水一杯だけじゃお腹が空くから、もっと食べ物が欲しいんだけど・・・」
トウコ「えー?すいませんけど、ここにあるのはカミツレさん用のパンと・・・・ポケモンしかありませんよ?
つまりカミツレさんはポケモンが食べたいと!?」ニヤァ
カミツレ「くっ・・・やっぱりパン一個と水だけでいいわ!私は・・・あなた達の仲間にはならない!」キッ
トウコ「きゃっ♪怖いこわーい!そんな怖い顔で睨まないで下さいよ~!じゃあ私はタケシと一緒にケンホロウのフライドチキンを食べてきますので!」タッタッタッ…
カミツレ「耐えるのよカミツレ・・・!きっと誰かが助けに来てくれるはず・・・それまで絶対にポケモンを食べたりしないんだから・・・!」モグモグ
カミツレ「今日で監禁されて六日目・・・・誰も助けに来てくれない・・・逃げようにも逃げ道がない・・・」
グー・・・
カミツレ「お腹空いた・・・さっき食べたばかりなのに、全然満たされない・・・」グッタリ
カミツレ「何か・・・何か食べたいよぉ・・・!」ポロポロ
プツン
カミツレ「あれ・・?テレビが勝手に付いた・・どうして・・」
タケシ『今日はカントーにいた頃に捕まえたケンタロスを使った焼き肉だぞ~!遠慮なく食べてくれー!』ジュージュー
トウコ『はーい、いただきまーす!うん・・・・美味しいいいいいっ!癖のある味がたまらないわあああっ!』ムシャムシャ
カミツレ「あああっ・・なんて美味しそうなお肉なのかしら・・・!あの肉をホッカホッカのご飯の上に乗せて食べたらさぞ・・・!」ゴクン
プーン・・・・
カミツレ「ううっ・・・焼き肉の香ばしい匂いがここにまで・・・頭がクラクラしちゃう・・!」
カミツレ「でも、あれはポケモン・・・ポケモンの肉なのよ・・・!どんなに美味しそうでもあれは・・・!」ブンブン
トウコ『ああー!幸せ~!食べるって素晴らしい事だわ~』モグモグ
カミツレ(我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢・・・・!)ギュッ…
じゅう・・・・じゅう・・・
カミツレ(どんなに食べたくても我慢するのよカミツレ・・・!彼らと同類になったら・・・私はもうかつての自分じゃなくなる・・・!)
タケシ『やっぱりケンタロスの焼き肉はサイコーだぁ!』モグモグ
カミツレ(どんなに食べたくても・・・・食べたくても・・・食べたく・・・・ても・・・・!)プルプル
トウコ『明日はどんなポケモンが食べられるのかしら・・・・楽しみだわ~!』クッチャクッチャ
カミツレ「・・・・・・・・・・食べたい」ボソッ
カミツレ「エモンガが一匹・・・・エモンガが二匹・・・エモンガが・・・」ブツブツ
トウコ「ここに来てから十三日目・・・最近のカミツレさんはご飯とシャワーとトイレ以外はずっと布団に丸まってブツブツ言ってるのよタケシ・・・」
タケシ「うーん、今までパンと水だけの生活だったからなぁカミツレさん・・・食事が欲しかったらポケモン料理を振る舞ってあげたのに!」
トウコ「どうしようタケシ・・・・これ以上はカミツレさんが可哀想よ・・最初に出会った頃みたいの元気なカミツレさんにしてあげたい・・・」
タケシ「・・・・そうだな、カミツレさんのイライラも大分おさまって来たみたいだし・・・・今ならポケモンを食べてくれるだろう!」
カミツレ「エーキセントリック・・・エーキセントリック・・・エーキセントリック少年ボーイ・・・」ブツブツ
カミツレ「もう一度子供に戻ってみたい・・・もう一度子供に戻ってみたいのー・・・」ブツブツ
トウコ「カミツレさーん・・・入りますよー♪」ガチャン
カミツレ「パン・・・・!パンの時間だわ!」ガバッ
トウコ「カミツレさん・・・・ずっと布団の中にいたら身体に悪いですよ?テレビやラジオがあるんだから少しは・・・」
カミツレ「余計な事して体力を減らしたくないわ!それよりもパン!パンをちょうだい!」
トウコ「ごめんなさいカミツレさん、パンはないんですよ・・・持って来てないんです」
カミツレ「何よそれ・・・!トウコちゃんは私に死ねって言うの!?骨と皮だけになって死ねと!?」プルプル
トウコ「落ち着いて下さいカミツレさん!今日のご飯はパンと水じゃないんですよ・・・・・ほら!」スッ…
タケシ「ただいま食事を持ってきましたよカミツレさん!」ガラガラ…
カミツレ「こ・・・・これはまさか・・・!」ドクンドクン
タケシ「カミツレさんは電気ポケモンの使い手・・・・ですので!」ガバッ
トウコ「キャー!オイシソー!」ゴクリ
タケシ「シママの丸焼きでーす!どうです?美味しそうでしょうカミツレさん!?」HAHAHA
カミツレ「シママの・・・・丸焼き」
トウコ「なんて良い匂いがするのかしら!私も食べていいタケシ?」ジュルリ
タケシ「こら!これはカミツレさんのために作った料理だぞ!お前も少しは我慢しろ!」
カミツレ「ポケモン・・・・・料理」
タケシ「さぁ、どうぞカミツレさん一部の地方では結婚式のご馳走として出されるシママの丸焼きを・・・・思う存分召し上がれ~♪」
カミツレ「う・・・・うう・・・」ゴクリ
タケシ「まぁ・・・カミツレさんが食べたくないのなら、このシママはこの場で俺とトウコが食べますけどね♪」スッ…
トウコ「シママの丸焼き・・・食べたいいいっ!」ジュルリ
カミツレ「はぁ・・・・はぁ・・!はぁ・・・!」フラフラ
タケシ「はい、カミツレさん!フォークとナイフですよ!遠慮なくガブッとして下さい!ガブッと!」ニコニコ
カミツレ「シママ・・・美味しそう・・・美味しそう・・・だけどポケモン・・・」ゴクリ
トウコ「カミツレさん!今、食べなきゃ・・・またパンと水だけですよ?それでもいいなら、私がシママを食べますね!」ゴクン
タケシ「カミツレさん!ポケモンを食べる事は決して恥ずかしい事じゃないんですよ!自分に素直になりましょう!」
カミツレ「ポケモン・・・食べる・・・食べる・・・食べる・・・食べる!」クワッ!
ガシッ
カミツレ「い!た!だ!き!ま!す!」パクッ
トウコ「おおっ!ついにカミツレさんがポケモンを食べた!で・・・どうですかシママの味は?」ドキドキ
カミツレ「う・・・・ううう・・・うんまああぁあああぁああぁあいいいいいぃいいいっ!」ビリビリ…
カミツレ「ああぁああぁあっ!おいしいおいしいおいしいいいいいっ!ポケモンって凄くおいしいいいいのおおおっ!」ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャ
トウコ「わおっ!カミツレが凄い勢いでシママを骨にしていくわ!」
タケシ「ああっ!カミツレさんが俺の料理を美味しそうに食べてくれている・・・ぼかぁ幸せだなぁ!」ホクホク
カミツレ「んはああぁああぁああぁああっ!凄い!凄い!止まらないっ!手が止まらないっ!もっともっと食べたくて止まらないいいいぃいいいっ!」ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャ
タケシ「ハハハハ♪そんなに慌てて食べなくてもシママは逃げませんよカミツレさん!」
カミツレ「うまいうまいうまいうまいうまいうまいうまいにゃああぁああぁああっ!こんな美味しいご飯は生まれて初めてえええぇええぇえっ!」ガツガツガツガツガツガツガツ
カミツレ「ふぅー!ふぅー!ふぅぅぅぅぅ!」
トウコ「あっという間にシママを完食しちゃった・・・カミツレさんすごーい!」パチパチ
カミツレ「まだよ!まだまだ全然足りないわ!もっともっとポケモンを食べさせなさい!」グルルル…
タケシ「もちろんまだまだ一杯ありますよー!次は・・・・これです!」ジャーン
カミツレ「これは・・・」
タケシ「シビシラスの刺身でーす!もー美味しくてほっぺたが落ちますよー!」ニコニコ
カミツレ「へー・・・・美味しそう・・・!」ジュルリ
パクッ・・・
カミツレ「ほぉおおおおぉうっ!美味しい美味しい美味しいわああぁあぁあっ!シビシラスおいひいっおいひいっよおおうっ!」ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャ
トウコ「まるでブラックホールみたい・・・・カミツレさんの胃袋は宇宙ね!」
タケシ「他にもありますから、一杯一杯食べて下さいねカミツレさん!」HAHAHA
タケシ「次はダルマッカのシチューですよ!」
カミツレ「うああぁああぁあっああぁああぁあっ!肉とシチューが口一杯に広がりゅううううっ!」ムシャムシャムシャムシャムシャ
タケシ「お次はオタマロスープです!」
カミツレ「いひいいいいぃいっ!ツルツルシコシコおおぉおおっ!」ゴクゴク
タケシ「そしてバオップの脳ミソですー!」
カミツレ「やぁあああわらかあああいいっ!プルプルしててさいこおおおっ!」クッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャ
バオップ「オッオオオオー!」キョロキョロキョロキョロキョロキョロ
カミツレ「ポケモン美味しいいいいいいっ!何で今まで食べて来なかったのかしらああぁああぁあっ!?」
カミツレ「・・・本当にごめんなさい、あなた達に色々とひどい事を言ってしまって・・・・」
タケシ「いえいえ、自分はカミツレさんが喜んでもらえればそれで満足ですので!」ニコニコ
トウコ「どうでしたかカミツレさん!タケシのポケモン料理・・・とっても美味しかったですよね?」ニコッ
カミツレ「ええ、もちろん!タケシ君の料理のおかげで元気百倍よ!ポケモンを食べる事の素晴らしさを教えてくれたあなた達には本当に感謝しているわ!」
タケシ「ならば自分はこれからも!カミツレさんの専属シェフとして一生を・・・・」
グレッグル「シュウッ!シュウッ!」ザクッ
タケシ「かはっ!さらにやるようになったな・・・・グレッグル・・」バタッ
カミツレ「ベルちゃんに出会ったらよろしく伝えておいてねトウコちゃん!・・・・ベルちゃんにもポケモンを食べる事の素晴らしさを教えてあげて♪」
トウコ「はい、分かりました!必ず・・・・ベルにも美味しいポケモン料理の味を教えてみせますので!」ニコッ
カミツレ「ここでお別れするのはちょっと残念だけど・・・・タケシ君ととトウコちゃんの旅の無事を祈っているわ!
あなた達がこれからも、周りを輝かせる人でありますように・・・」
トウコ「またいずれ遊びに来ますので、その時はまた一緒にポケモンを食べましょう!それではさようならカミツレさん!」
タケシ「あああっ・・・!もっとカミツレさんと一緒にいたかったなぁ・・・!」トホホ
タッタッタッ・・・
カミツレ「・・・・さてと長い間、お休みしてた事だし、明日から仕事を頑張るわよー!」スタスタ…
カミツレ「そういえばシビシラスをお留守番させてたんだっけ・・・・会いにいかないと!」スタスタ…
シビシラス「シビビー!」
カミツレ「ただいまシビシラス!長い間、お留守番させちゃってごめんなさいね!」ニコッ
シビシラス「シビー♪」
カミツレ「それじゃあ、一緒にご飯でも・・・・う!」ドクン!
タケシ『シビシラスの刺身・・・・・もー美味しくてほっぺたが落ちますよ~!』
カミツレ「だ・・・・ダメよカミツレ・・・!このシビシラスは自分のポケモンじゃないの・・!!
シビシラス「シビ?」
カミツレ「だけどこのシビシラス・・・・良く見たら丸々太って美味しそう・・・!」ゴクリ
カミツレ「だけどこの子は私のポケモン・・・・ポケモン・・・大切な仲間・・・!」ガクガク
カミツレ『ああぁああぁあっ美味しい!シビシラスの刺身美味しいよぉおおおおぉうっ!』
カミツレ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・!」ポタポタ…
シビシラス「シビ・・・・?」
カミツレ(食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい
食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい
シビシラスシビシラスシビシラスシビシラスシビシラスシビシラスシビシラスシビシラスシビシラスシビシラスシビシラスシビシラスシビシラス
美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい)ガチガチガチガチガチガチ
スッ・・・・・
シビシラス「シビ・・・ビ・・・?」
カミツレ「シビシラス・・・・・・・」
ゴメンナサイ
ザクン ブシュウウウウウ…
カミツレファンA「カミツレさーん♪こんにちはー!」
カミツレファンB「エヘヘ♪お姉様に会いたくて来ちゃいましたー!」ニコニコ
クッチャ クッチャ クッチャ クッチャ
カミツレファンB「何かしらこの音・・・暗くて良く分からないわ・・・」
カミツレファンA「あっ!カミツレさんを見つけたわよ!なんかうずくまってるけど・・・・」
カミツレファンB「何をしているんですかお姉様♪そんな所でうずくまって♪」ニコニコ
カミツレ「・・・・・・」クルッ
カミツレファンA・B「ひっ・・・・・!」
カミツレ「あら、いらっしゃい♪今、シビシラスを食べている所なの・・・良かったらあなた達も食べない?ちょっと血でベトベトするけど・・・・美味しいわよ♪」ニコッ
カミツレファンA・B「きゃ・・・・キャアアアアアアアア!」
カミツレ「ああぁああぁっ!生シビシラスおいしいいいいいっ!」クッチャクッチャクッチャクッチャ
トウコ「さてと・・・・次は何処の町に行こうかしら?ね、タケシ」
タケシ「・・・・なぁ、トウコ」
トウコ「どうしたのタケシ?なんか難しい顔をしてるけど・・・」
タケシ「実はこの周辺でシキジカが大量発生しているらしい・・・・それを食べずして、次の町にはいけない・・・・そう思わないか?」
トウコ「・・・・・思うわ」
タケシ「よーし!それじゃあさっそくシキジカを捕まえに行くぞー!」
トウコ「おー!シキジカを使った料理かぁ・・・・美味しそうだわっ!」ジュルリ
タケシ(サトシ・・・・お前は元気でやっているか?俺は元気でやっているぞ・・・・早くお前に再会したいものだ!)ニコニコ
トウコ「早く早くー!シキジカがいなくなっちゃうよー!」
タケシ「ハハハハ!分かってる分かってる!そう急かすなよトウコー!」タッタッタッ…
メラメラ・・・・・
サトシ「はむっ・・・!うめええええっ!マメパトの丸焼きは美味しいなぁピカチュウ!」ムシャムシャ
ピカチュウ「ピカチュ♪ピカチュ♪」ガリガリ
サトシ「だけどデントやアイリスに隠れて食べるってのも・・・なーんかすっきりしないよなー!
出来れば堂々と食べたいもんだぜ!なぁ、ピカチュウ!」モグモグ
ピカチュウ「チュウ!」ペコッ
シキジカ「シージー♪」スタスタ…
サトシ「おっ!あれはシキジカじゃないか!マメパトにも飽きて来た所だ!あれも焼いて食べようぜピカチュウ!」
ピカチュウ「チュウチュウ!」ジュルリ
シキジカ「シー?」
サトシ「よし、ピカチュウ!シキジカを・・・・」
クライツクセ・・・・!
続く・・・?
終わったので寝る 後は好きに使ってくれ
お休みお前ら
N「友達うめぇwww」
レシラム「」
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