織莉子「キリカをお尻中毒にしたいわ」(160)
マミ「…は?」
織莉子「…」
マミ「…」
織莉子「キリ」
マミ「ちょっと待って!」
織莉子「何かしら、巴さん?」
マミ「私の聞き間違いでなければ、呉さんを…その…お尻」
織莉子「ええ。キリカをお尻中毒にしたいの」
マミ「……」
織莉子「……」
マミ「…美国さん、あなたは一体何を言っているの?」
織莉子「そうね、なぜ私がそう考えるに至ったか、というところからの説明が必要ね」
マミ「いえ別に説明はいらないのだけど」
織莉子「それには先ず、キリカの可愛い可愛いお尻について語らなくてはいけないわ」
マミ「いえだから」
織莉子「あの子のお尻は、それほど大きくはないの。むしろ小尻よ」
マミ「……」
マミ(語り始めた…)
織莉子「あの子のお尻の描く魅惑的な曲線は、到底言葉では言い尽くせないことよ」
織莉子「そして何より、その菊門」
織莉子「どういう食生活をしたらああなるのかしら。とても綺麗な桜色なのよ」
マミ(えぇー…)
織莉子「知っての通り、私たちは擬似的な男性器を生やす、その技術を確立したわ」
マミ「…噂程度には知っているわ」
織莉子「それで、あの子の小さな菊が、私の男性器で拡張されほじくりまわされるのよ」
織莉子「押し込まれ、捲られ、とても綺麗な花を咲かせるの」
マミ「……」
織莉子「あの子も、お尻でするのを気に入ったみたいで、してる間はとても可愛い声で鳴くの」
織莉子「前でする時より、感度が良い時すらあるわ」
織莉子「けれど、キリカはどうやら、気持ち良さよりも恥ずかしさが先に立って、自分からしようとは言い出さないのよ」
織莉子「そこで、巴さんのお知恵を拝借したいと、相談を持ちかけさせてもらったのよ」
マミ「…えぇー…」
マミ「…それで、なぜ私にそれを言おうとしたのかしら」
マミ「私も、それほど…その…性に対して造詣が深いわけではないわ」
マミ「確かに、仲間内でも、そういう相談に乗れる人は少ないと思うのだけど」
マミ「私だって、人並みの知識しか持っていないし、ましてやそんなこと…」
織莉子「……」
織莉子「誤魔化さなくても良いのよ、巴さん」スクッ
織莉子「あなたがどういう事をして楽しんでいるか」ツカツカ
織莉子「私は良く知っているもの」ガラッ
マミ「ちょっと!人の家の押入を勝手に開けない…」
織莉子「これは何かしら、巴さん?」ドサドサ
マミ「!?」
マミ(…そんな、なぜ彼女が私の[おもちゃ]の在処を把握しているの…?)
マミ(押入の奥深く、絶対に気付かれない場所のはずなのに…)
織莉子「突起付きの極太バイブ、同じく極太のアナルバイブ、媚薬各種、赤い蝋燭、革のベルト、鞭…」
織莉子「まだあるわね…なかなかスゴいものを所持しているのね」
織莉子「昨夜もお楽しみだったようね」
織莉子「男性器、女性器、そしてお尻。」
織莉子さ「三カ所を同時に責められて、佐倉さんも大変だったわね」
マミ「」
マミ(なぜ、そこまで…!どこまで知っているというの…美国織莉子…!)
織莉子「なぜ知っているのか、という顔ね」
織莉子「私の固有魔法は、未来予知よ。これは未だ現れない不確定の未来を、時間のベールに針穴を空けて覗き見る事なの」
織莉子「私はこれを、今現在の平面的空間に適用しただけ」
織莉子「つまり、空間に穴を空けて遠隔地の情景を知覚できるのよ」
織莉子「未だ定まらない未来を予知するよりは、楽に出来るわ」
マミ「…良家のお嬢様に、とんだ趣味があったものね」
織莉子「悪く思わないで頂戴。でも、貴女の協力を得るにはこの方法しかないと思ったの」
マミ「素直に協力を要請すれば応じたかもしれないのに?」
織莉子「現に貴女は、それで楽しんでいるという事実を隠したでしょう?」
マミ「……」
織莉子「…そんな恐い顔をしないで。私は貴女を脅すつもりはないわ」
マミ「現在進行形で脅されていると思うのだけど?」
織莉子「先ず最初に、私は自分の性生活について洗いざらい話した」
織莉子「お互いに、条件は同じでしょう?」
マミ「自発的に話すのと、プライベートを暴かれるのとでは、訳が違うわ」
織莉子「そうなの?」
マミ「……へ?」
織莉子「私は小さい頃から、マスコミや雑誌に色々と書かれて、プライベートなんて存在しなかったもの」
織莉子「お父様が亡くなってからは尚更だったわ。私は暴かれ続けた。悪意と、嘲笑の標的として…」
織莉子「だから…ごめんなさいね。貴女を知らずに怒らせてしまったみたい…」
マミ(まさか…プライベートな概念を知らなかったなんて…)
マミ(いえ、考えてみれば当然ね)
マミ(私の事故の時も、マスコミは散々に騒ぎ立てたわ)
マミ(あれが小さい頃からずっと…それでは、プライバシーがなんなのか、理解できるはずもないわ!)
マミ(少なくとも、彼女には悪意はない。…それだけで…十分よね…)
マミ「ミス・コミュニケーションだったわね」
マミ「あなたがそんな風な考えを持っていた、なんて知らなかったもの」
織莉子「ええ…普通の方が、プライバシーをそこまで大事にするなんて、思ってもみなかったわ」
マミ「…それはそれでどうかと思うけど…」
マミ「…それで、何を教えて欲しいと言ったかしら?」
織莉子「協力してくれるの…?」
マミ「もちろんよ。美樹さんや暁美さんにバラされても困るし…」
織莉子「そんなことしないわよ!」
マミ「それに、美国さんは大事なお友達だものね!」
織莉子「巴さん…」
マミ「…そろそろ道具をしまってくれないかしら」
織莉子「あら、忘れてたわ」
織莉子「私が訊きたいのは、僅か一週間で佐倉さんをマゾヒストにまで仕込んだ、その手口よ」
織莉子「初めはあんなに抵抗していたのに、今では自分から局部に道具を入れてねだっているじゃない」
織莉子「首輪にアナル尻尾まで付けて、鞭打たれて喜んで…」
織莉子「流石にそこまでする積もりはないけれど、どうやったら相手のガードを崩せるのか」
織莉子「その手法をご教授賜りたいわね」
マミ「うふふ…そんなこと」
織莉子「そんなこと…?」
マミ「とっても簡単なのよ?良い――?」
織莉子「――それで…」
マミ「次に――」
織莉子「――そんなやり方が…!」
マミ「まだあるわよ?」
マミ「――。――」
織莉子「それは…試してみるわ!」
織莉子「ありがとう、巴さん!今度良い紅茶を贈らせていただくわ!」
マミ「どういたしまして。お茶、楽しみにしてるわね」
―美国邸―
織莉子「ただいま、キリカ」
キリカ「おかえり、織莉子!今日はマミと何を話してきたんだい?」
織莉子「次の強力な魔獣が出現するポイントや、その時のチームの割り振り。あとお茶について、少し、ね」
キリカ「へー、お茶かぁ。織莉子の淹れる紅茶は絶品だもんね!マミの方が教えを乞いたがるんじゃないかい?」
織莉子「もうキリカったら…巴さんとは切磋琢磨しあう関係よ。他人から学ぶ事は、とても多いもの」
キリカ「さすがは織莉子だ!勉強熱心だね!」
織莉子(他にも色々…学ぶ事はあったわ。色々と、ね…)
織莉子「そうそう、キリカ。このジュース、飲んでしまってくれないかしら」
キリカ「?良いけど、織莉子は飲まないのかい?」
織莉子「買ったのは良いけど、私には甘すぎちゃって…」
キリカ「あぁ、そういう…まったく織莉子はおっちょこちょいだなぁ。そんな所も、大好きだけどね!」
織莉子「もう、キリカったら…」//
キリカ「…」ゴクゴク
織莉子「…」ニヤァ
―???―
キリカが意識を取り戻すと、何も見えなかった。
どうやら目に布が当てられているようで、目蓋を開く事もできない。
口には樹脂のような物で造られた巨大なボールが噛まされており、どうやっても呻き声しかでなかった。
身体は、鎖か何かで手足を固定されていて、身動き一つできない状態だ。
そして恐ろしいことに、肌に触れる空気から恐らく自分は全裸であり、局部が剥き出しになっているのだ。
机に張り付けられたように捕らわれ、虚空へと尻を向ける今の状況は、とても心細いものだった。
未だぼんやりとした頭で、キリカは考える。
そもそも、いつ意識を手放したのかさえも覚束ない。
一体なぜ、自分はこんな状況に置かれているのか…
ここまで考えて、キリカは急激に覚醒する。
彼女は、織莉子は無事だろうか。
今がどんな状況にせよ、ろくなものではない。
であれば、自分と寝食を共にする織莉子も又、似たような状況に置かれているに相違ない。
自らの身体なんぞどうなったって構いはしないが、織莉子が傷つけられるのだけは避けたかった。
僅かでも周囲を把握しようと、全身の神経を研ぎ澄ませて、気付いた。
身体が、熱い。
じくじくと、外側から浸透してくる熱。
ふつふつと、内側から湧き上がってくる熱。
媚薬を盛られた。
そう判断した瞬間には、既に肉体が快感を求めて蠢き始めていた。
キリカ「ふ、ぐぅ、ふぅ…」
秘裂を、乳首を、肛門を。
ありとあらゆる性感帯を、冷めた空気が撫でさすり、微快を与える。
キリカ(いけない…これでは、まずい…)
キリカの身体は、織莉子の度重なる開発により、極めて敏感な性感を持っている。
それは織莉子も同様なのだが、彼女の小さな身体には、その分だけ神経が密集しており、刺激をより強く感じるのだ。
その事はキリカ自身も承知していて、普段のセックスではお得に感じていたのだ。
そんな訳で、今の身動き取れず自発的に性欲を発散出来ない現状は、
キリカにとって早くも地獄になりつつあったのだ。
キリカ(身体が、熱い…くぅぅ…!早く、弄って、イきたいぃ…!)
キリカ「ふっ、ふっ、ふぅうっ!」
息が早くなる。
机の四つ脚に四肢を固定され、身じろぎすらできない状況で、キリカは蓄積される快感に翻弄され続ける。
愛液が漏れだし、床を濡らす。
菊門がひくつき、弛緩する。
乳首が堅くなり、陰核が充血する。
目覚めてから僅か10分で、キリカの身体は十分に出来上がったのだった。
開かれっぱなしの口から、唾液と涎が垂れる。
眉間に皺が寄り、眉が下がる。
端から観察すれば、全身の肉が僅かに痙攣しているのが見えただろう。
熱い。
痒い。
イきたい。
しかし、何よりも心を占めるのは、
キリカ(織莉子…無事なのか、な…?)
常に、愛する人への心配だった。
しかしそれを表現する手立てはない。
口を塞がれ、ジェムもないためにテレパスも不可能だ。
ボディ・ランゲージなどもってのほか。
キリカはただ、ひたすら押し寄せる快感の中で、何も出来ずに捕縛されているしかなかったのだ。
それを仕組んだのが、織莉子その人だとも知らず。
きぃ、と扉が開かれる音。
たったそれだけで、キリカは自分の居る場所がどこなのかを把握する。
ここは、自分の部屋だ。
自分が間借りする、使用人用の小部屋だ。
キリカは、眠る時こそ織莉子と一緒だったが、身の回りのものを整えるに当たって、一室を借り受けたのだった。
しかし、そうすると余計に分からない。
なぜ自分は、この場所にこんな格好でいるのか。
犯人は誰で、何を目的とするのか。
あまりにも身近な人物が犯人なせいで、キリカはそれに気付かない。
まさに、灯台下暗し、だったのだ。
織莉子「キリカ、目が覚めたの?」
キリカ「…!?」
キリカは驚愕した。
声、足音、纏う空気。
それらは全て、最愛の人・美国織莉子のものだったのだから。
織莉子「ごめんなさい、キリカ。こんな手を使ってしまって…」
織莉子「…でも、こうするしかないの。あなたをお尻中毒にするためには…」
キリカ「!?」
キリカ、二度目の驚愕だった。
織莉子は、一体何をいっているのだろう。
お尻中毒?
思い当たる節は、ある。
ありすぎて、枚挙に暇がないほどだ。
あの「はじめてのあなるせっくす」以来、織莉子は執拗にキリカの尻穴を狙うようになった。
セックスの時でも、指を突っ込み、舌を挿入れる。
お尻でしようとねだる事が多くなった。
事後には決まって、キリカのパドルが唸ることになったのだが。
それでもなお、織莉子はキリカの尻を諦めなかったのだ。
織莉子は完全に、キリカのアナルの虜だった。
厳密に言えば、それは穴への執着ではなく、尻そのものへの執着だった。
しかし、キリカにとってそんなことはどうでも良い。
問題は、このままでは自分がろくでもない目に遭わされ、後戻り不可能な所までイってしまうかもしれない、という点だ。
織莉子「さて、先ずはこれを[」
マズい。
織莉子は全く止めるつもりがない。
このままでは間違いなく、自分は尻穴を自分でねだる牝穴肉へと堕してしまう。
現時点でこれだけ熱が溜まっているのに、ここで何かされたらどうなってしまうのか。
考えたくもない。
キリカ「ふぅっ!ふぶぅっ!」
唯一動く部位=首を振って抗議するキリカだが、
織莉子「焦らしてしまってごめんなさい。直ぐに気持ち良くなるから、ちょっとだけ我慢して?」
ミス・コミュニケーション。
違う。
そうじゃないんだ、織莉子。
私は止めてほしいんだ。
私を解き放って、普通に愛でてほしいんだ。
だからやめ――
キリカ「ふっ…うぅぅぅぅっ!?」
陰核への刺激。
この間買ったばかりのピンクローターを、キリカのそこへと押し付けたのだ。
突如として与えられた刺激に、キリカはいとも簡単に絶頂する。
ヴヴヴヴヴヴヴ。
その刺激が、女の子の最も鋭敏な性感帯に与えられたのだ。
キリカ「ふぅっ!ふぅっ!ふぅうっ!」
首をブンブン振っての抗議。
目隠しにはたっぷりと涙が染み、既に流れ落ち始めている。
ぷしっ、ぷしっ、と潮が噴き出し、床の染みを一層広げた。
キリカ(やだやめてくれおりこもうやめてもうイきたくないっ)
そんな言語情報も、あっと言う間に快楽に押し流され、どこかへ消える。
残ったのは、ビクンビクンと腰を震わせ、ひたすらに絶頂し続けるチビ女の痴態だけだった。
キリカ「ふぐっ、う゛ぅっ、ふうっ、うぅっ」
当て布の下に白目を剥く、牝肉の姿だけだった。
織莉子(腰振っちゃって…キリカ、可愛い)//
キリカの苦境とは裏腹に、織莉子はそんな事を考えいたりする。
未来に於ける、キリカのしっぺ返しなど知るよしもない。
彼女は、ローターの刺激に腰を振り、愛液を発射する恋人の姿を、うっとりと見ていた。
ちなみに、今の織莉子の姿は肌着のみだった。
巴マミから、
マミ「サイズもちょうど良いし…私のレザーを貸しましようか?」
と言われたが、流石に断った。
彼女は自覚的なサディストではない。
逆に言えば、無自覚なサディストであり、またマゾヒストでもあった。
これが開花するのは、もう少し先になるが。
ステップ1:媚薬漬けにして性感を増大させる
ステップ2:連続絶頂で思考能力を奪う
ステップ3:まっさらになった頭に快楽を植え付ける
織莉子がマミに教わったものを形式化すれば、こうなる。
怪しげな新興宗教の洗脳にも似たこの手法は、状況さえ揃えば実に効果的だった。
現に今、キリカは思考出来ず、ただ快楽に腰を振っているだけなのだから。
織莉子はもう十分だと考え、ローターを止めた。
刺激は収まっているにも関わらず、無自覚に尻を振り続けるキリカ。
完全に忘我の境地だった。
それに満足の表情を浮かべた織莉子は、キリカの既にだらしなく弛緩した尻穴に、
たっぷりと媚薬を塗りたくったアナルパールを挿入した。
キリカ「ふぅっ!?」
先端のみを男性器に似せて造られたソレは、球体が幾つも連結したような形状をしている。
適度な弾力・軟性を持つそれは、キリカの直腸にジャストフィットだった。
一度奥深くまで突き入れた樹脂のパールを、ゆっくりと、捻りを加えながら抜いてゆく。
ぬぷぷぷぷぷぷ…
球の膨らみが来る度に、キリカの柔らかな尻穴肉が持ち上がり、捲れ、膨らんだ。
織莉子は思わず舌なめずりをする。
しかし我慢だ。
キリカだって、我慢しているのだ。
自分が堪えなくて、どうするというのだ。
キリカ「ふうっ、うぅっ、うっうーっ!」
キリカは一層強く腰を振り、増大する快感に悶え続けた。
先ずは、パールに仕込んだ媚薬を直腸に塗りつけること。
それと、媚薬が効き始める前に最大限の快感を与えておく事。
媚薬が効いた後で、その性感は遅咲きになって現れる。
故に織莉子は、そのピンクのアナルパールを、キリカに最も効果的なやり方で抜き挿しするのだ。
キリカの最も好きなやり方。
それは、一気に押し込んで、ゆっくりと引き抜くというもの。
前の穴でも後ろの穴でも、キリカはこのやり方が一番感じる。
ずんっ。
ぬぷぷぷぷぷぷ…
ずんっ。
つぷぷぷぷぷぷ…
キリカはその度に身悶えし、腰を振り、
キリカ「ふうぅぅぅぅっ!」
嬌声を上げるのだった。
何回も、何十回も、ひょっとしたら百回を超えたかも知れない回数、織莉子のピストン運動は続いた。
キリカの頭、表情、そして尻穴は完全に蕩けきり、その全てが快楽を求める。
所謂アヘ顔。
目隠しとボールギャグでカバーされてはいるが、キリカの顔は紛れもなくそれだった。
尻穴がこなれたのを確認すると、織莉子はそのアナルパールを引き抜いた。
ぬぽっ。
腸液と潤滑剤が混ざり合った、粘っこい淫靡な音。
ぽっかりと開いて惹く付く、キリカの肛門。
――いい、美国さん。多分呉さんは、あなたの手で十二分に開発されきっているわ。
――それでは、まだお尻を嫌がるのは…?
――それは、羞恥心のせいよ。
――お尻で感じるのが恥ずかしいって、呉さんはそう思っているのね。
――これを消すには、自尊心を完全にへし折るか、あるいはそれすらも包容するのだと思い知らせるか。そのどちらかになるわね…
――あなたは呉さんの全てを愛している。その事を教えれば良いんじゃないかしら。
幾つもの突起、そして先端が肥大化したバイブ(織莉子の特製男根に似る)を取り出しながら、織莉子はマミの言った事を反芻する。
契約前のキリカは、シャイで、勇気が無くて、一歩踏み出せない子だったらしい。
外面は変わっても、きっと芯の部分では変わってはいない
私は、キリカに、もっともっといろんな事をしたい。
私は、キリカに、もっともっといろんな事をされたい。
だから、私はキリカを堕とす。
壊れないように、彼女を保ちながら、キリカを堕とす。
だから待っていて、キリカ。
キリカにバイブを挿入して、早くも3時間が経過した。
別室で待機している織莉子には、彼女の様子は分からない。
凄いことになっているだろう事は容易に想像出来るが、どこまで凄いのかは、織莉子には分からない。
ドアを開ける。
むわっと匂い立つ、牝と小水の臭い。
愛液は垂れ尽くし、おしっこは好き放題に流されている。
手足は密かに痙攣し、汗だくの状態で力無く放られている。
弱振動状態の特大バイブで尻穴を穿たれ、延々放っておかれたキリカは、完全にアナルを掘られる事しか頭にない。
どうしようもない快感が、直腸を駆け巡っていた。
しかし、バイブの威力は最低値て、どうやってもイく事が出来ない。
微量の刺激。
果てしなく続いたそれに、キリカの尻穴は性器として、完全に開発されたのだった。
そして頭も、その尻穴を性器として認識し、何ら不都合なく、男根を受け入れる態勢となっている。
織莉子は、キリカの尻穴を占める極太バイブを、ゆっくりと抜いていく。
絡み付く腸液に、紫のプラスチック塊がテラテラと光った。
突起の度に、肛門が形を変えて捲れ上がる。
ぬ、ぶ、ぶ、ぶ、ぶ、ぶ、ぶ…
そして先端。
ぬちゃぁ…
糸を引いて、肛門からバイブが離された。
織莉子「――はぁっ」
息を飲んだ。
やらしい。
あまりにも、やらしい。
穴の、上から下へと垂れる腸液。
痙攣する孔辺。
あんなに大きなモノをずっと入れていたのに、未だ張りがある。
充血し、紅葉のように染まっている。
そしてそれが、小尻に穿たれたものだという点。
キリカのお尻だという点。
なんて、美味しそうなお尻なんだろう…!
織莉子は、キリカの轡と目隠しを外す。
光のない双眸。
だらしなく開いた口。
蕩けきった表情。
今まで何度も見てきたものなのに、それがお尻の穴でなされたと言うだけで、
いつも以上に素晴らしいものとなったのだ。
キリカ「おり、こぉ…」
微かに、キリカが声を発した。
キリカ「おしり、で…イきたい、よぉ…」
キリカ「おしりぃ、きもちぃ、のに…ずっと…イケないん、だよぉ…」
キリカは泣く。
キリカ「わたし、はぁ…へんたい、なんだよぉ…」
キリカ「お●んこ、よりもぉ、おしりのほうがきもちぃ、へんたいなんだよぉ…」
キリカ「おしり、なんか、いやなのにぃ…エッチな、おしり、いやなのにぃ…」
キリカ「おしりがぁ、きもちよくて、たまらないんだよぅ…」
光のない瞳で、キリカは涙をぽろぽろと零す。
キリカ「おりこぉ…」
キリカ「あい、してる…」
キリカ「へんたいな、わたひ、がぁ…」
キリカ「おりこを、すきれいて、いいのか、なぁ…」
キリカ「おりこ、は…」
キリカ「いや、らよね…」
別室のソウルジェムが濁り始める。
キリカの現在の存立理由は、全て織莉子へと収束する。
変態な自分は、織莉子に愛される資格を持たない。
そう、頭の端でちらりとだけ思っていたキリカは、なんとかして、アナルに嵌らないようにしていたのだ。
しかし、キリカはアナリストとして目覚めた。
変態になった。
これでは、愛される資格を持たない。
キリカはそう思ったのだ。
もとより、自信のない子ほど魔法少女になるもの。
そこには、普段の不遜な自信などどこにも存在しない、小さな少女の姿だけがあった。
キリカ「――!」
差し伸べられた。優しい手。
柔らかく、キリカの頭を撫でた。
織莉子「馬鹿ね…」
織莉子「そんな事を気にするなんて…」
織莉子「どんなあなたでも」
織莉子「私はキリカを愛しているのよ…!」
キリカ「おり、こぉ…!」
織莉子「だから、ね。キリカ」
織莉子「どうして欲しいのか、言ってご覧なさい?」
耳打ち。
以前は、絶頂の中でしか言えなかった台詞。
しかし、最早ほとんどの羞恥なく、キリカはこれを言った。
キリカ「お、おりこのぉ、おちんちんを…」
キリカ「わたしの、おしりにぃっ…!」
キリカ「ねじこんでっ、くださいっ…!」
キリカ「おりこのっ、おちんちんでっ…!」
キリカ「おしりをっ、ずぼずぼしてくださいっ…!」
織莉子「よく、言えましたっ」
いつの間にやら顕現していた極悪な男根。
バイブより太く、パールよりも歪だった。
巨大な亀頭。
びっしりと覆う、大小様々な突起。
僅かに反り、脈打っている。
キリカの尻穴を掘る、そのためだけに存在するペニスだった。
それを織莉子は、躊躇なく、最奥まで、
ぶち込んだ。
キリカ「はあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
拘束されているため、動きは制限されるがそれでも十分だった。
織莉子の、長く太く歪な肉棒が、キリカの尻穴に吸い込まれ、次の瞬間には奥まで届いた。
そして、ゆっくり、じっくりと、時間をかけて引き抜いていく。
づ、ぷ、ぷ、ぷ、ぷ、ぷ、ぷ…
多量のいぼが、キリカの肛門を削る。
柔軟な尻穴が、その形を変えながら、おりこの男根を吐き出していく。
そして、
キリカ「はひあっ!?」
再びの挿入。
亀頭が腸壁を穿ち、媚薬漬けになった表面を荒々しく研磨する。
また排出。
挿入。
排出。
ずぶちょっ。
ぬぷぷぷぷぷぷ…
ずぶちょっ。
ぬぷぷぷぷぷぷ…
キリカ「はぁっ、ふわっ、あんっ、はっ、ひゃんっ!」
キリカの、牝の声。
,...:::''"~ ̄:::`‐‐-....、
/:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::`ヽ、 ←おしゃれカチューシャ。最後はまどかのリボンと交換
/:::::;ィ≦=====ミxi:::ヾ:::::ヽ
/::::::/::::::::::::::i:::::::::::i::::::::`i:::::::゙;:::::::ヘ ←まどかのことで埋まる、煩悩ブレイン。いろいろ知ってる
/::::::/:::::/:::::::::::i:::i:::::::i:::::::::::!::i:::::i::::::::ハ
i:::::::::i::::-i‐‐-/i:::i:::::::i:::-‐‐i-i::::::i::::::::::i ←元眼鏡っ子。それもまた良し
j!:::::::::i:::i从::::/ i:::ト、:::トjヽ::::i:::i::::::i::::::::::}
i:::::::::人iィ≧=ミ ヾi V孑=ミx::!:::::i:::::::::j! ←まどかの僅かな変化も見逃さないほむらアイ
i::::::::::::i `り|俐 り||俐`i:::::j-、:::/
!:::::::::ハ 弋;;;シ ゞ::シi::i:::/ }::/ ←まどかの声を聞き逃さない地獄耳
i:::::::::i::につ ⊂ニi:j::/_ノ::/
V::::::i:::` - ...__ -_,,....<jノ_r、::::{ ←爆薬調合をこなす器用な手先。何故家庭的な方面に生かさなかったし
゙、:::::i/::::::;.ヘr笊jハ!::: トァヘノf'"⌒}:λ
\i::::::〈: .:〔三:[}:三〕.: .:/f:::::::ノ:::::゙、 ←クールな振りして実は気弱なドジっ子ハート。がんばり屋さんなのはクラスのみんなにはナイショだよ!
/:::::::::::::ト、:∨:∧∨: .:/ ゙トイ::〉::::::::゙、
,:':::::::::::/::i ゙、/:ムム:゙、/i、 「イ:::::::::::::\ ←まどかもビックリのまな板。だがそれがいい
,:':::::::/:::/:::::ノ j〈:/ } ゙、:〉{::ヽ、_/:::::::::::::::::::::\
/::::::/:::/{:::/ / j ヾ:::::::::::::\:::::::\::\ミ=- ←砂時計をモチーフにした魔法少女ルック。それが萌えなのか
/::::::/::/ i/ヘ/7、 ∧ /:ヾ^ \::::ヾ、::::::\::ヽ
{:::::/i/ ,,くミr<.;,_:∧ /:l.:ト、 ∧_,;.>┐\} \\::::ハ ←俺達のハートを掴んで離さない魅惑の黒髪ロング。多分まどかもクンカしたがってる
i:::/ レ7ァト<、_`''∨-~‐∨「_r‐Lf゙ \ト::::}
i/ ~`" /:~7j>~ァr~''<{ {~''} )j ←鉄壁スカート。パンツはまどか以外には見せません
{:::/ i>:::::i ゙;::::::込 \::j
{>:::::{ ゙;:::::::<i ←すらりと伸びた脚線美を包む、無限の魅力を秘めた黒タイツ
i>::::::i !::::::<i
i>::::人 }::::::<! ←素早くまどかのもとへ向かうためのほむレッグ
弋:::::::::〉 j::::::::ノ
`"゙´ `''''" ←踏まれる床板はもれなく幸せになるヒール
キリカの尻穴は、マミの指摘通り、開発し尽くされていた。
ただ、キリカがそれを認めないがために、十全な快感を発揮出来ずにいただけだったのだ。
しかし、タガが外れたキリカは、その尻穴の快感を極限まで享受し、更なる性の味を求めて貪欲にその肉体を造り変えていく。
より敏感に、より気持ち良く、より柔らかく、より堅く。
キリカの尻穴が、肛門が、直腸が。
造り変えられていく。
カリに抉られ、えづくような快感が襲う。
肛門が削られ、排泄感を極大化させたような快感が襲う。
キリカは、織莉子専用の完全な尻穴牝肉奴隷へと成り果てた。
しかし、全く以て構わない。
それでも織莉子はキリカを愛してくれるから。
尻穴をめちゃめちゃに蹂躙され、犬のように鳴きながら、キリカは幸せだった。
キリカ「イふぅっ!おひりれぇ…イっひゃうひょぉ…!」
もはや呂律がまわっていない。
そんなキリカを見て、織莉子の逸物は更に膨らむ。
キリカ「おりほのぉ、おひんひんらぁ、おひりぃ…ひもひぃぃ…!」
見事なトロ顔。
キリカ「はひぁっ、あっ、あっあっ…!」
直腸が、織莉子の男根を締める。
当然、壁に突起が刺さり、新しい快感を付与する事となる。
織莉子「はぁっ…あっ!」
織莉子だとて、ただでは住まない。
キリカの尻穴の、凄まじい吸引力に、限界が近づいている。
織莉子「イく?イくのねっ?キリカっ!?」
キリカ「イふぅっ…!おひりじゅぼじゅぼしゃれてぇ、イっひゃうよぉぉぉぉっ!」
織莉子「イくわよっ!キリカ、いっしょにぃっ…!」
キリカ「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……!」
織莉子「はあっ…くうぅうっ!」
ごぷっ。
キリカの直腸を、織莉子の精が満たした。
硬度を無くした男根が、ズルズルと引き抜かれた。
開いた尻穴から溢れ漏れ出す精液。
ごぴゅっ、ぷぴゅっ。
空気を含んだ、汚らしい音。
捕縛された机上で、気を失ったキリカ。
緩んだシモから、本日何度目かの失禁がなされた。
―事後―
キリカ「おりこぉ!お尻壊れたらどうするだよぉ…!」
キリカ「あんなもの挿入れて、ずぼずぼして!」
キリカ「私、お尻閉じなくなっちゃたら、嫌だよ…」
織莉子「…ごめんなさい」
キリカ「まぁ、どうしてもアレなさやかに頼んで治してもらうから良いけどさ…」
キリカ「それでも、あそこまでする事、ないじゃないか!」
織莉子「……」シュン
訂正
×:どうするだよぉ
○:どうするんだよぉ
キリカは怒った。
それはもう、怒った。
当たり前だ。
拘束され媚薬漬けにされ、挙げ句尻穴奴隷にされれば、誰だって怒り心頭になる。
しかし、
織莉子「……」ションボリ
キリカ「……」
キリカ(…ハァ…)
キリカ(私は、織莉子には甘々だなぁ…怒りきれないよ)
キリカ「顔を上げてよ、織莉子」
織莉子「?」
チュッ
織莉子「――!?」//
キリカ「許すから、さ。」//
キリカ「そんな顔をしないでくれよ、織莉子」
織莉子「キリカ…」
キリカ「やっぱり、私は、織莉子には笑っていて欲しいんだ」
キリカ「あと、まぁ…織莉子がまたお尻でしたいっていうなら…その…優しく…」
織莉子「キリカ…」
>>105 訂正
×:アレなさやか
○:アレならさやか
キリカ「但し、今度は私に好き勝手させること!分かった、織莉子!?」
織莉子「はい…」
[了]
―Tips―
マミ「美国さんはうまくやったみたいね…」
マミ「私たちもうまくやりたいわね、佐倉さん?」
杏子「あんっあんっ」ビクンビクン
[了]
飯食ったら後編へ
なんとなく、織莉子ちゃんには縄目の跡が似合いそうだな、と思ったのが発端なので、
そっちの方向で。
明日は学校ないから、頑張って終わらせてしまいたい。
ゆまっちは…
書いたら何か大切なものを失いそうで…
ご馳走さまでした。
麦焦がしうめぇ。
マミあんは…
基本的におり☆マギ布教と自家発電の為に書いてるので、本編組のエロは…
次レスから再開となります。
キリカ「……」
キリカ「……」
キリカ「……」チャポン
キリカ「…ハァ」
キリカ(まったく、お尻が壊れてしまうかと思ったよ)
キリカ(開きっぱなしになったら…怖ろしすぎる。トイレに行くのだって一苦労になってしまうよ)チャポン
キリカ(それにしても、織莉子へのお仕置きはどうしようかな)シャァー
キリカ(私が織莉子に酷い事を出来る訳がない。でも、やりすぎを咎めるのは、友であり、なによりも恋人//の私の役目だ)フキフキ
キリカ(何か良いやり方は…)ジャー
織莉子「…お通じはどうだった…?」
キリカ「…御陰様でっ」
織莉子「…ごめんなさい…」
キリカ「……」
キリカ(ダメだ。織莉子が負い目を感じ過ぎている…)
キリカ(早くなんとかしないと…この空気は、居たたまれないよ…!)
織莉子(キリカ、流石に怒っているわよね…)
織莉子(今回は、やりすぎたわ…ごめんなさい、キリカ…)
キリカ(お仕置き…お仕置き)カチカチ、ターン
キリカ(やっぱり、洋の東西を問わず、お尻ぺんぺんがメジャーなのか)カチカチ
キリカ(けど織莉子、お尻叩かれて悦んじゃうしなぁ…)カチカチ
キリカ(赤むくれになるまで叩けば、反省するかな?)カチカチ
キリカ(どうだろうなぁ…)カチカチカチ…
キリカ(…あ)
―翌日―
織莉子「それで、どういうお仕置きを…」
キリカ「……」スッ
織莉子「…縄…?」
キリカ「やっぱりお仕置きと言えば、お尻ぺんぺんがメジャーみたいなんだ」
織莉子「そう…それで、この縄は?」
キリカ「ただ叩くだけじゃ、織莉子は悦んでしまうし…」
キリカ「せっかくだから、縛って吊してみようかな、と」
織莉子「…え゛」
織莉子「待ってキリカ!そんなの無理よ!」
キリカ「大丈夫さ。私の小さなお尻の穴にだって、あんなに太いのが入ったんだよ?」
キリカ「さぁ、織莉子!服を脱いでくれ!」
織莉子「いやぁー…!」
キリカ「ちょっと織莉子、逃げないでくれよって…逃げ脚はやいなぁ…」
キリカ(ふむぅ…)
キリカ「――と言うわけなんだ」
さやか「あたしにそういう話振るのは止めてもらえません?」
キリカ「いやぁ…でも相談出来る人がさやか位しかいない訳だし」
キリカ「どうしたら良いかなって」
さやか「……」
さやか「あたしってそんな不健全な雰囲気?」
キリカ「いや?むしろ健全さここに極まれり、っていう感じかな」
さやか「ふぅん…」
キリカ「だからさ、頼むよさやか」
さやか「……」
キリカ「ここに、○○交響楽団××コンサートのペアチケットがあるんだけどね、どうs」
さやか「で、何を手伝えば良いの?」
キリカ「……」
―美国邸―
織莉子「…逃げちゃった」
織莉子(キリカには悪い事しちゃったわね…)
織莉子(でも吊されるのは、怖いもの…)
織莉子(…キリカも、お尻を責められて、怖かったのよね…)
織莉子(…よし、覚悟を決めるわ)
織莉子(キリカのお仕置きだもの。耐えてみせる。絶対)
ピンポーン
織莉子「あら…?」
織莉子「はい、どちらさま――」ガチャ
織莉子「――!」モガモガ
織莉子「」ガクリ
さやか「すげぇ、ホントにできた…」
キリカ「言った通りだろう?君の魔法は人体への影響力が強い」
キリカ「触った相手の意識を奪うことくらい、お茶の子さいさいさ」
キリカ「そのうち、トッコ・デル・マーレも使えるようになるんじゃないかな?」
さやか「それは、いいや…」
さやか「…でも良かったの?織莉子さんにこんな事して」
キリカ「…構わないさ。別に、危害を加えるわけでもないからね」
さやか「はぁ…」
キリカ「それに、これからお仕置きをしなくちゃならない」
キリカ「これぐらい、なんでもないさ」
さやか「なら良いんだけど…」
キリカ「…さて、悪いんだけど、さやかはここで帰ってくれないかな」
キリカ「これからは…二人の時間だからね」
さやか「はぁ、まぁ良いけど…」
キリカ「それと、気を付けると良い。眼鏡の彼女が、君の尻に熱視線を送っていたみたいだよ」
さやか「え゛」
バタン
キリカ「…さてと…」
――――――
―――――
――――
目を覚ますと、手足が動かなかった
かと言って、肉体が重力を感じている、つまり宙吊りにされている、というわけでもない。
柔らかなベッドの上で、ガマガエルのような姿勢で、身体が拘束されているのだ。
頭を前へ。
両の腕は股の間に。
脚はアヒル座りのような格好に。
そして、手首と足首を、荒縄で縛られているのだ。
自力では、どうやっても動けない姿勢だった。
そして、全裸。
剥き出しの尻を突き出し、まったくの全裸で、自分は布団の上に「置かれて」いるのだった。
これをやったのは、考えるまでもない、あの子だろう。
逃げ出したばっかりに、またこんな目に遭うなんて、やはり自分は愚か者なのだろう。
キリカ、ごめんなさい…
ドアの音。
キリカ「…織莉子」
ああ、やっぱり怒っている。
ごめんなさい、キリカ…
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