マミ「喫茶店ティロ・フィナーレ」 (112)
マミ「さて、開店準備ができたわね!」
マミ「今日はどんなお客さんが来てくれるかしら」
マミ「毎日色々なお客さんと一緒に紅茶やコーヒーを飲んで」
マミ「ケーキを食べてお喋りして」
マミ「ほんとに、毎日楽しいわね」
マミ「今日も色んなお話できると、いいなあ」
カニクリームコロッケください
カランカラン
マミ「あ、いらっしゃいませ」
杏子「ふーん、中々きれいな店じゃん」
マミ「さ、佐倉さん?」
杏子「久しぶりじゃん、マミ」
マミ「あなた、どうして…」
杏子「別に、私が来たっていいじゃん」
杏子「それとも何、私は紅茶を飲んじゃダメっていうのかい」
マミ「そんなことないけど、ちょっと意外ね」
杏子「ここ、いいかな」
マミ「あ、ええ」
杏子「ふーん、結構メニューしっかりしてんじゃん」
マミ「色々な紅茶やコーヒー、ケーキは日替わりで3種類出してるわ」
杏子「なんか、本物の喫茶店見たいだな」
マミ「ちょっと失礼ね、本物の喫茶店です」
杏子「はいはい。えーとじゃあ、この本日のテ・ポメリアーノ?っての一つ」
マミ「はーい」
右京「おや、こんなところに喫茶店が」
亀山「右京さぁんちょっと休憩していきましょうよ~」
右京「仕方無いですね」
杏子「これ、どういう意味だ?」
マミ「本日の午後の紅茶って意味よ」
杏子「へっ、相変わらずだねマミは」
マミ「ちょっとどういう意味?」
杏子「いや、マミはそれでいいんだよ、うん」
マミ「何よ、気に障る言い方ね」
杏子「悪気はないんだよ、ほんと」
マミ「ほんとかしらねぇ」
マミ「はい、おまたせ」
杏子「待ってました」
マミ「はいこれも」
杏子「え?いいの?」
マミ「せっかく来てくれたんだもの、ケーキはサービス」
杏子「さっすがマミさん!」
マミ「もう、調子がいいんだから」
杏子「へへー、いただきまーす」
マミ「はい、どうぞ召し上がれ」
マミ「どう?おいしいかしら」
杏子「うん、すっげえうまいよ!」
マミ「ふふ、よかった」
杏子「この紅茶も今まで飲んだことない味でさ、でもすっごいうまい」
マミ「それ、私の自信作なのよ」
杏子「へぇ」
マミ「こだわりの茶葉をブレンドして、ケーキに合うようにしてるんだから」
杏子「そういう所も、ほんと変わってない」
マミ「ところで佐倉さん」
杏子「ん?」
マミ「今日は一体どうしたの?」
杏子「別にー。ただマミがさ…」
マミ「私が?」
杏子「マミが…その、喫茶店開いたって聞いたから」
杏子「だから、一回くらい顔出してもいいかなって思って」
マミ「そう」
杏子「迷惑だったか?」
マミ「ううん、嬉しいわ」
杏子「へへ、よかった」
マミ「佐倉さん、最近は何をしているの?」
杏子「別に、いつも通りだよ」
マミ「だめよ、いつまでもふらふらしてちゃ」
杏子「いや、ちゃんとやることはやってるって」
マミ「もう、佐倉さんもそろそろ将来をちゃんと考えないと」
杏子「はいやめやめ!せっかくおいしいケーキ食べてるんだから!」
マミ「またそうやって」
杏子「マミは…」
マミ「え?」
杏子「マミこそ、最近どうなんだよ…」
マミ「私?見ての通り、夢だった喫茶店を開いて」
マミ「毎日紅茶とケーキに囲まれて、すごい幸せよ」
マミ「昔、みんなでお茶会してたのを思い出すわね」
杏子「そう、か…」
杏子「これが、マミの夢だったんだな」
マミ「そうよー?知らなかったの?」
杏子「はは、全然知らなかったよ」
杏子「思えばそういう話、したことなかったもんな」
マミ「あら、そうだったかしら」
杏子「毎日忙しくて、そんな暇なかったもんなー」
マミ「佐倉さんは、遊ぶのに忙しかっただけじゃないかしら」
杏子「お、おいマミ!」
マミ「うふふ」
杏子「へへ、全く…」
杏子「そういえばさ、私以外に誰か来た?」
マミ「え?」
杏子「いや、さやかとか…さ」
マミ「いえ、来てないわよ」
杏子「そっか、一番だったか」
マミ「美樹さん、最近どうしてるのかしら」
杏子「それは本人から聞けばいいさ」
マミ「え?」
杏子「近いうちにさやかもここに来るからさ」
マミ「ふふ、そんなのわからないわよ」
杏子「いや、来るさ」
マミ「え?」
杏子「さてと、長居しちゃったかな」
マミ「あ、もう帰るの?」
杏子「ああ、マミの邪魔しちゃ悪いしね」
マミ「そんなこと気にしないでいいのよ」
杏子「結構繁盛してるんだろ?ここ」
マミ「ええ、おかげ様でお客さんがそれなりに入ってくれるわ」
杏子「すごいじゃん、マミにはやっぱ才能があったんだよ」
マミ「もう、今日の佐倉さん何か変よ」
杏子「いや、本当に…マミは頑張ってるよ…」
マミ「佐倉さん?」
杏子「あはは、今日はおいしいケーキと紅茶ありがとう」
杏子「また来ても、いいよな?」
マミ「ええ、もちろんよ」
杏子「それじゃマミ、がんばって」
マミ「うん、佐倉さんも」
カランカラン
マミ「ありがとうございました」
マミ「ふぅ、今日もたっくさんお話したわね」
マミ「色んな人が、色んな理由で私のお店に来てくれる」
マミ「受験中の学生、散歩中のおじさん」
マミ「デートの途中に来る大学生、仕事の休憩中のサラリーマン」
マミ「ふふ、ほんとに、お話するのって楽しいわ」
マミ「今日は佐倉さんも来てくれたし、こんな毎日がずっと、ずっと続くといいな」
カランカラン
マミ「いらっしゃいませ」
さやか「あ、マミさん」
マミ「あら、美樹さん!」
さやか「その、お久しぶりです」
マミ「ほんっとに久しぶりね!元気だった?」
さやか「ええ、なんとか…」
マミ「さ、座って座って!」
さやか「マミさんらしい素敵なお店ですねー」
マミ「ふふ、色々こだわりがあるのよ」
さやか「お店の名前も、まさにマミさんですよね」
マミ「え?喫茶店ティロ・フィナーレ?」
さやか「うん、マミさんならこれしかないって感じ」
マミ「そう、かしら?なんとなく思いつきで付けた名前だったんだけどなぁ」
さやか「あはは、でもいい名前です」
マミ「そう、ありがと」
さやか「えーっとメニューは」
さやか「メニュー、充実してますね」
マミ「うん、紅茶もコーヒーもケーキも、後カレーもあるのよ」
さやか「喫茶店の定番を抑えつつ、色んなメニューから選べるなんて」
さやか「ほんとに、理想のお店ですね」
マミ「ふふ、そんなに褒めて」
マミ「もしかしてケーキのサービスなんか、期待してるんじゃないの?」
さやか「マミさんにはかなわないなあ」
マミ「もう、しょうがないわねぇ」
マミ「はい、これサービス」
さやか「やったあ!さっすがマミさん」
マミ「ふふ、せっかく久しぶりに会えたんですもの」
マミ「それで、飲み物はどうするの」
さやか「うーん、私紅茶はよくわからないから、マミさんのお薦めで」
マミ「もう、美樹さんはケーキも紅茶も何でもいいのね」
さやか「おいしければ何でもいいんだよーん」
マミ「全く、ふふふ」
さやか「えへへ」
さやか「わー、やっぱりマミさんの紅茶とケーキは最高だなあ」
マミ「調子いいこと言って、もうサービスはないわよ?」
さやか「もう、そんなんじゃないってー」
マミ「ふふ、でもありがとう」
さやか「こんな日が、ずっと続けばよかったのに」
マミ「え?」
さやか「ううん、なんでもないです」
さやか「ところでマミさん、お店の調子はどうなんですか?」
マミ「うん、調子いいわ」
さやか「よかった、ですね」
マミ「ええ、毎日色んな人とお茶会できて、私今すごい充実してるのよ」
さやか「それがマミさんの夢、だもんね」
マミ「でも、これからが本番よ」
マミ「夢は叶えるまでが夢じゃない」
マミ「叶えてからが始まりなのよ!」
さやか「マミさん、その意気です」
マミ「美樹さんこそ、上条君?っていう子とどうなの」
さやか「え、あはは。まぁその、ぼちぼち…」
マミ「だめよ、どうせ曖昧な関係が続いてるんでしょ」
さやか「いやあ…」
マミ「もう、お互い奥手なんだから、美樹さんから積極的にいかないと」
さやか「あはは…」
マミ「そういえばこの間佐倉さんが来たわ」
さやか「杏子が?」
マミ「ええ、いきなりだったから驚いたけど」
さやか「そっか、あいつもう先に来てくれてたんだ」
マミ「佐倉さん、近いうちにあなたがここに来るって断言してたけど」
マミ「あなたたち最近会ってるの?」
さやか「いえ、そういうわけじゃないんですけど」
マミ「そう?それなら何で佐倉さんにはあなたが来るってわかったのかしら」
さやか「さ、さあー?超能力でも手に入れちゃったのかなー?」
マミ「もう、そんなわけないじゃない」
さやか「あはは」
さやか「マミさんは、今幸せ?」
マミ「え?どうしたの急に」
さやか「いや、何だか充実してるなーって思って」
マミ「ふふ、そうね。夢だったもの、充実してるし、すごい幸せよ」
さやか「そう、だよねぇ」
マミ「美樹さんも早く上条君とくっつかないとね」
さやか「ちょ、マミさん!」
マミ「うふふ」
さやか「もう、叶わないなあ、ほんと…」
さやか「そういえばマミさん」
マミ「ん?」
さやか「杏子は来たって言ってたけど、ほむらはまだ来てないんだよね」
マミ「暁美さん?」
マミ「ええ、まだ来てないわね」
さやか「そっかー」
マミ「なあに?あなたもまさか、暁美さんが近いうちに来るって言うんじゃ」
さやか「うん、来るよ」
マミ「え?」
さやか「あいつも、マミさんのこと気に掛けてたから」
マミ「暁美さんが?」
さやか「驚くのも無理はないよね」
さやか「普段のあいつ、そんな風にちっとも見えないから」
マミ「でも、どうしてそんなことがわかるの」
さやか「え、いや、まあ」
さやか「さやかちゃんの勘、てやつかなあ」
マミ「もう、からかってるの?」
さやか「えへへ」
さやか「さてと、そろそろ行こうかな」
マミ「そんな、もう少しゆっくり」
さやか「ううん、楽しい時間は永遠じゃないんだよ」
さやか「苦しみも、楽しみも、全部含めて私達の人生なんだよね」
マミ「美樹…さん?」
さやか「マミさんごちそうさま!」
さやか「すっごいおいしかったよ」
さやか「また、絶対来るから」
マミ「あ、ええ、また」
カランカラン
マミ「美樹さん、あんな悟ったようなこと言う子だったかしら」
マミ「何か、佐倉さんも少し大人になったみたいだし」
マミ「みんな、知らないうちに成長しているのね」
マミ「……あら?」
マミ「あの猫、どこかで見たような」
カランカラン
マミ「あ、ちょっと待って」
マミ「行っちゃった」
マミ「ふう、そろそろお店片付けなきゃね」
マミ「ありがとうございましたー」
マミ「ふぅ、今日もたっくさんお話したなあ」
マミ「こんなに充実して、まるで夢でも見てるみたい」
マミ「こんなふうに毎日誰かとお茶会を開くのって、私がずっと望んでいたことだもの」
カランカラン
マミ「あ、いらっしゃいま…」
マミ「暁美…さん?」
ほむら「久しぶりね、いいかしら」
マミ「ええ」
マミ「本当に久しぶりね」
ほむら「ええ、ちょっと色々と用事があって」
マミ「でも、驚きはしなかったわ」
ほむら「あら、もっと驚くと思ったのに」
マミ「美樹さんがね、あなたがそろそろ来るって言ってたのよ」
ほむら「美樹さやかが……」
ほむら「そう、彼女はもう来てたのね」
マミ「美樹さんの前に、佐倉さんも来てくれたわ」
ほむら「……あの子たちも、あなたが心配なのね」
マミ「え?心配?」
ほむら「いえ、何でもないわ」
マミ「?」
ほむら「そういえばここ、喫茶店よね」
ほむら「何か頼まなくちゃ失礼よね」
マミ「失礼ということはないけど、ぜひ何か味わってほしいわ」
ほむら「ええ、そうさせてもらうわ」
ほむら「それじゃこの…円環の理セット1つ」
マミ「はい、円環一丁!」
マミ「はいおまたせ」
ほむら「紅茶にチーズケーキにクッキー」
ほむら「おいしそうだわ」
マミ「見た目だけじゃなくて、味も自信あるのよ」
ほむら「いただくわ」
マミ「どう?」
ほむら「ええ、おいしいわ」
マミ「それだけ?」
ほむら「それだけって…」
マミ「もっとほら、おいしいにも色々表現があるでしょ」
マミ「はぁ…相変わらず暁美さんはそういうの疎いわよね」
ほむら「その…」
マミ「例えばそうね、円環の理だけに」
マミ「ああ、おいしすぎて円環の理に導かれて、天国に行きそうなくらいおいしいわ」
マミ「とか、そういう風に言ってもらわないと」
マミ「作ってる方も、そういうことを言われると嬉しいのよ?」
ほむら「そ、そう…。ごめんなさい」
ほむら「ところで巴さん」
マミ「ん?」
ほむら「最近何か違和感とか、そういうの感じたことは?」
マミ「え?いきなりどうしたのよ」
ほむら「いえ、何となく」
マミ「そうね、別にこれといって」
ほむら「そう」
マミ「でも、どうしてそんなことを?」
ほむら「このお店はいつから?」
マミ「えーっと…いつだったかしら」
ほむら「最近この喫茶店から出かけたことは?」
マミ「うーん、そういえば最近外出てない…かな」
マミ「って、暁美さん?一体なんなの?」
ほむら「いえ、ごめんなさい」
ほむら「気に障ったなら謝るわ」
マミ「別に怒ってないけど、でも急に変なこと聞くから」
ほむら「……」
ほむら「この喫茶店が、あなたがやりたかったことなのね」
マミ「ええ、毎日お茶会を開いて、楽しくお喋りして」
マミ「私今、すっごく幸せなのよ」
ほむら「そう…」
マミ「暁美さんは最近どうなの?」
ほむら「私は別に、いつも通りよ」
マミ「暁美さんのいつも通りって、そういえば暁美さんが何が好きとか」
マミ「どんな夢を持ってるとか聞いたことなかったわね」
マミ「暁美さん、夢はあるの?」
ほむら「ええ」
マミ「そう、どんな夢?」
ほむら「会いたい人が、いるんです」
マミ「へぇ、何だか素敵な夢ね」
ほむら「でも、会えるかどうか」
マミ「きっと会えるわよ。そう信じて生きていかなきゃ!」
ほむら「そう、ですね」
マミ「あ、紅茶のおかわりいる?」
ほむら「いえ、おいしかったです」
マミ「ふふ、円環の理セットは私の一番のお薦めだからね」
ほむら「円環に、導かれそうな気持ちでした」
マミ「え?うふふ、もう!」
ほむら「それじゃあ、私はこれで」
マミ「あ、もうこんな時間ね」
ほむら「今日は、ごちそうさまでした」
マミ「ううん、また来てね!」
ほむら「はい」
カランカラン
マミ「今日は暁美さんともお喋りできたし、楽しかったな」
マミ「こんな日が、ずっとずーっと続いてくれれば」
マミ「あ、あの猫また」
カランカラン
マミ「あ、待って!」ダッダッ
マミ「はぁはぁ」
マミ「見失っちゃった」
マミ「……あれ」
マミ「どうして外に家も人も、何もないの?」
マミ「おかしいわ、こんなこと」テクテク
マミ「どうして?何が起こっているの?」テクテク
マミ「歩いても歩いても、暗闇ばかり」テクテク
マミ「あ!あそこに明かりが!」ダッダッ
マミ「…………」
マミ「私の、喫茶店…」
カランカラン
マミ「一体ここはどこなの…」
マミ「私の喫茶店は、見滝原の」
マミ「見滝原の…どこ?」
マミ「一度…整理しましょう」
マミ「私は巴マミ、見滝原中学に通う」
マミ「……」
マミ「そう、私は中学生。なのに…」
マミ「何で中学生が喫茶店を?」
マミ「い、いつから私は喫茶店を開いて…?」
マミ「まさか、全部夢なの?」
マミ「ふふ…そっか、夢だったんだ」
マミ「楽しい夢、だったなー」
カランカラン
QB「夢という表現は、少し違うね」
マミ「あ、あなたはさっきの猫」
QB「マミはボクのことを忘れちゃったのかい」
マミ「あなたの…こと…」ズキ
QB「マミ、君はボクと契約したんだ」
QB「それで魔法少女になって、魔獣と戦っていたんじゃないか」
マミ「契約…魔法少女…魔獣…うぅっ」ズキン
マミ「そう…だ…」
マミ「私、魔法少女になって魔獣と戦って」
マミ「それなのに、どうして喫茶店なんか」
マミ「やぱり夢、夢じゃない」
QB「違うよマミ、この世界は君が作り出したんだ」
マミ「あなたは何を言って…」
QB「君のソウルジェムが濁りきった後、君がソウルジェムの中にこの世界を創りだしたんだよ」
マミ「うぅ…ううう」
QB「ソウルジェムが濁りきったとき、君たちが円環の理と呼んでいる現象によって消滅する」
QB「その現象どのようにして起こるのか、何が原因なのか」
QB「それを確認したくてね」
QB「それで君のソウルジェムが濁りきったとき、外部からの影響を遮断する結界を張ったのさ」
QB「そうしたら面白い現象が確認できた」
QB「濁りきったソウルジェムの中で、新たな世界が創りだされた」
QB「それがこの喫茶店だよ、巴マミ」
マミ「うぅぅ…」
QB「暁美ほむらが色々と言っていたけど」
QB「これこそ彼女が言う魔女の結界そのものじゃないか」
カランカラン
ほむら「QB!」
杏子「おいあんた、マミに何してんだ!」
さやか「また余計なことしてるんだね」
QB「遅かったね。でも巴マミは全てを知ってしまった」
QB「後は崩壊を待つまでだ」
ほむらちゃんは町を再現してたのにデブさんは店一つなのか・・・・
引きこもり気質すぎる
杏子「マミ!」
さやか「マミさん!」
マミ「…………」
QB「無駄だよ、彼女は真実に気づいてしまった」
QB「後はボクがこの遮断フィールドを解放し、円環の理が来るのを待つだけだ」
QB「さあ、どんな現象が起こるのか、何がソウルジェムを消滅させるのか」
QB「しっかりとこの目で見させてもらうよ」
ほむら「QB、あなた観測して一体何を……」
QB「……」
ほむら「まどかを支配するつもりね!!!」
QB「否定はしないよ。さあ、遮断フィールド解放だ」
ほむら「待ちなさい!」
パキイイイイイイン
さやか「QB!あんた!」
杏子「おいマミ!しっかりしろ!」
マミ「…………」
ほむら「まど……か」
まどか「待たせちゃってごめんね」
ほむら「まどか…うぅ…ぐす…」
さやか「だめ、今来たらQBに!」
まどか「ううん、いいの、大丈夫」
まどか「今日までずっと頑張ってきたんだよね」
まどか「マミさん、もう大丈夫だよ」
杏子「あれが、円環の理…なのか」
QB「……」
まどか「さあ、行こう」
マミ「……」
まどか「これからは、ずっと一緒だよ」
マミ「ええ……」
マミ「ずっと、みんなとずっと一緒…」
マミ「そうよ……」
マミ「みんなで毎日…」
マミ「お茶会をするのよ!!!!!!」
ガシ
まどか「え?」
グワアアアアアアアア
杏子「ちょ、なんだよこれ!」
さやか「マミさん、あんた何を!」
ほむら「巴マミが私達を閉じ込めようと結界を作っている!」
マミ「ふふふ、ふふふふふ」
マミ「ずっと、ずっとお茶会をするのよ」
マミ「私と、一緒に!」
まどか「やめてマミさん!私が閉じ込められたら、また魔女が復活しちゃう!」
マミ「うふふふ、ふふふふふふふふ」
ガシーン
神様まで引きこもり仲間にしようとするなんてさすが
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
QB「世界が書き換えられていく」
QB「巴マミ、君は一体何をしてしまったんだ」
QB「何を変えてしまったんだ」
マミ「QB、あなたには一生わからないことだわ」
マミ「人間はね、一人ぼっちじゃ生きていけないの」
マミ「誰かにね、ずっと囲まれながら、一緒にお喋りしながら生きていきたいの」
QB「巴マミ…君は一体…」
マミ「そうね、宇宙の理を変えてしまった存在なんて」
マミ「それはもう、悪魔」
マミ「いえ、イタリア語でディアボロ、とでもいうしかないんじゃないかしら」
QB「これでわかったよ」
QB「君たちの感情エネルギーを利用するにはあまりに危険すぎる」
QB「ボクたちは他の方法でエントロピーの回収を考えることにするよ」
マミ「だめよ、あなたも私のお茶会仲間に入っているんだから」
マミ「ふふ、これから毎日が楽しみだわ」
シュウウウウウウウ
マミ「それはもう、悪魔」
マミ「いえ、イタリア語でディアボロ、とでもいうしかないんじゃないかしら」
マフィアのボスにでもなるんですか
杏子「マミおかわりー」
さやか「あ、私もー」
まどか「ティヒヒ、私も」
マミ「はいはい、ちょっと待っててね」
ほむら「あの、私もいいかしら」
QB「ボクも!」
マミ「うふふ、みんな食いしん坊なんだから」
マミ「いいわ、とっておきのケーキ持ってきてあげるんだから」
「「「わーい!!!」」」
マミ「ふふふ…うふふふふふふふふ」
マミ「これから毎日毎日、ずっとずーっとお茶会だからね」
~Fin~
くぅ~疲w
似たような展開でごめんね
読んでくれてありがとうございました
5人と一匹で引きこもりエンド
このSSまとめへのコメント
劇場版のアレンジか…
うん、悪くないよこれ
悪魔ミさんか…どんな格好してるんだろ?
期待と妄想が膨らむww