夜空「『yozora』…?何だこれ」カチカチ
夜空「…」カチッ
夜空「…」
夜空「え…?」
夜空「な…何だこの写真は…これ、全部私か!?」
夜空「え…え…!?」カチカチ
夜空「…こ、こんな写真まで…!?」
夜空「…」カチカチ
夜空「…これとか、うわ、(下着まで写ってるじゃないか!?)」
夜空「そ、そんな…(一体誰が…)」
私だ
|┃ ガラッ ____
|┃ /三ミ三ミ \
|┃ / ミミヾミ三ヾ \
|┃三 /ノ/^゙ ⌒ ゙ ⌒ヾミ ヘ
|┃ レ| \ヾ |
|┃ レイ ⌒\ /⌒ | ||
|┃ V (●ヽ ィ●) |ヘ/
|┃ (Y | レ| >>2じゃ駄目なんですか?
|┃三 O| (_ Oノ
|┃ 丶 〈―――〉 从
|┃三 /\  ̄ /∧
|┃ / )`――′/| |
|┃ \ /8. /.| \
|┃ /|| ゚∞∞/ ノ
夜空「…」
夜空「マリアと小鷹の妹は無いとして…残る4人…」
夜空「筆頭候補はやはり理科か…、というかこんな変態行為を行うのはアイツしか考えられん」
夜空「…」
夜空「いや、…だがよく考えればアイツの場合、こんな隠れて盗撮など行うようなタマではないか…」
夜空「写真を撮りたければ、はぁはぁ涎をたらして撮影を迫ってくるに違いない…むしろ堂々と」
夜空「理科は…ないか…?」
夜空「…幸村はどうだ…?」
夜空「…」
(幸村「夜空のあねご」ニコ)
夜空「…そ、想像したら何か怖くなった…ま、まあアイツではないだろう、…幸村じゃありませんように…」
夜空「残るは、肉か小鷹…」
夜空「肉…?」
夜空「…はっ、何で肉が私の写真など…、あるわけないだろうキモチ悪い…」
夜空「むしろアイツが犯人であって欲しいくらいだ、…そうすればこの犯罪行為をしかるべき機関に報告…」
夜空「めでたく肉は檻の中に永久保管されることになりました、めでたしめでたし…こうなるんだがな」
夜空「残念だ…肉は考えられん…(というより考えたくもない)」
夜空「とすると、残りは…小鷹…」
夜空「こ…小鷹!?」
夜空「…!」
夜空「そ、そうだ…常識的に考えて普通、女の写真を隠し撮りするなんて頭のオカシイ残念な男に決まっている…!」
夜空「この隣人部で男は小鷹一人だけ…」
夜空「あ、幸村もだった…、いやけどまあ何か違うな…やっぱ小鷹一人の計算であってるだろう…」
夜空「…」
夜空「こ、小鷹が…私の写真を…?」ゴクリ
夜空「あ、あのバカ…!こ、こんな写真撮って何するつもり、…というか何やってるんだ!?」
夜空「こ、こんな…し、下着も写ってる写真で…、これとか!」
夜空「そういえば合宿のときは小鷹が朝起こしに来たんだったな…これはその時のか…?」
夜空「こ、小鷹にこんな趣味があったとは…」
夜空「というより全然気づかなかったぞ撮られていることに…これとかほぼ零距離じゃないか…何者なんだアイツは、こわ」
夜空「…」
夜空「…い、言ってくれれば、小鷹なら…別に写真くらい撮らせてやるのにな…」
夜空「むう…」
夜空「…他にも女がいるにもかかわらず私の写真だけを撮る、…考えようによっては…ま、まあ悪い気はしないな…」
夜空「…む、むしろ、…う、うれしい」ボソ
夜空「…」
夜空「ま、まあどんなアレであれ、趣味を理解してやるのも同じ部の仲間として…」
夜空「しょ、将来の…(ゴニョゴニョ)としては…必要だな…うん」
夜空「…」
夜空「…しかし、この数からいって、ほぼ毎日写真を撮られているんじゃないのか私は…まったく、小鷹のヤツめ…」
夜空「…ん?…これとかちょっと寝グセが付いてるじゃないか…ああっ、これも寝不足の時で少しクマができてる…!」
夜空「むー…」
夜空「もうちょっとマシなときの写真を撮らないかバカ小鷹が…」
夜空「そ、そうだ…!」
夜空(鏡、鏡…)ゴソゴソ
夜空「…」じ~
夜空「むぅ…少しくらい化粧もしたほうがいいのか…?」
夜空「たまには、…してもいいかもしれんな…小鷹も喜んでくれるかもしれん」
夜空「髪ももう一度梳いてこよう…」
ガラッ
星奈「あれ?今日はまだアンタ一人なの?」
夜空「!?」
理科は盗撮しますよ
夜空「に、肉…!?貴様、関係者以外はノックくらいしろ!」カチカチ
星奈「私は関係者じゃないの!」
夜空「ふ、ふん…」カチ
星奈「…あれ?珍しいわねアンタがPC触ってるなんて、…私ゲームやりたいんだけど」
夜空「私の用は終わった、好きに使え」
星奈「…私のPCなんだけど」
_______
夜空「…」
星名「…」カチカチ
夜空「…おい肉」
星奈「何?」カチカチ
夜空「…貴様ファンデーション持っているだろう?…貸せ」
星奈「…え?…ファンデーションって、あのファンデーション?」
夜空「どのファンデーションだ、そうだ貴様がいつも体の表面を加工しているあのファンデーションのことだ…貸せ」
星奈「…それが人にモノを頼むときの態度なわけ…?…まあいいわ、はいコレ」
夜空「ん…」
星奈「でもそれアンタの肌に合うか判らないわよ?…ていうかどうしたの?急にファンデなんて」
夜空「う、うるさい!貴様には関係ないことだ!…ちょっとトイレに行ってくる!」
バタン
星奈「…」
星奈「…ふうん」カチカチ
星奈「…夜空が化粧…これは…」
星奈(…これは滅多にないチャンスよおおおおお!これを逃す手はないわ!!)
星奈「私のコレクションにまた貴重な一枚が加わるわけね!」カチカチ
星奈「まさかこんな写真撮られてるとも知らずにあのバカ女狐、…ぐふふ…夜空の化粧した姿…ぐふ、でゅふふふ…」
星奈「でゅふふふふふふ…うへへへへ…」
夜空「ぉわ!?…!?…な、なんだ…?(急に寒気が…)」
夜空「…ま、まあいい…にしても、…うーん…」
夜空「こんなもんでいいのか、これは?…よくわからんな…(こんなことなら雑誌のメイク術コーナーをよく読んでおけばよかった)」
夜空「…可愛い…かな…、小鷹のヤツ気付くか…?…アイツは少し鈍感だからな…もう少し厚めにするか」
夜空「むぅ…、こんなもんか…よし!多分可愛いぞ…小鷹もきっと驚くな、くく…どんな顔して盗撮するんだろうなアイツは」
夜空「今から楽しみだぞ!…さて、戻るか」
ピタ
夜空「…」
夜空「…まさかとは思うが、下着…、し、しまった今日はあまり可愛くないヤツだ…(まあそもそも可愛い下着を持ってないんだが)」
夜空「いやいや流石に…それはないだろう…ていうか何でそこまでサービスしなきゃならんのだ私が…」
夜空「…」
夜空「…」
________
ガチャリ
小鷹「よお、夜空…あれ?お前俺より先に教室出てなかったか?」
理科「あ、夜空先輩こんにちは」
幸村「夜空のあねご…おつかれさまです」ペコリ
夜空「あ、ああ…(流石に全員揃ってるか)」
星奈「アンタ、随分遅かったじゃない?トイレ行くっていったきり2時間近く帰ってこないとか…何やってたわけ?」
夜空「…」
理科「…あれ?夜空先輩、もしかして化粧してます?」
夜空「え゛(気付くの早っ!?)」
小鷹「そう言われれば…珍しいな夜空が化粧するなんて」
夜空「あ…ぅ…」
星奈「だってさっき私のファンデ貸したからね、てかアンタ、私のファンデさっさと返してちょうだい」
夜空「…っ!…ち、返して欲しけりゃ取りに行け、…ゴミ箱の中だ、廊下の端の所にある女子トイレのな」
星奈「はあ!?ちょっとアンタ人のモノなに勝手に捨ててんのよ!せっかく貸してあげたのに!」
夜空「…冗談だ、ほれ」ポイ
理科「ほえぇ…でも夜空先輩、やはりというか何というか…化粧映えしますね…すごく綺麗ですよ」
幸村「はい夜空のあねご、とてもおうつくしゅうございます」
夜空「そ、そうか…?///…こ、小鷹はどう思う…?」チラ
カシャ
夜空「!?」
星奈「げ」
小鷹「え…?今、何か言ったか夜空」
夜空(…さ、さっそく始めたかこの黄土色カメラマン…!何か言ったかじゃないだろ、お前こそ今何したんだ!)
小鷹「…?」
夜空(…しかし、確かにシャッターの音がしたのにそんな素振りは微塵もなかったぞ?…こいつ本当に何者なんだ)
夜空(この盗撮技術…まさか他の目的(コト)に使ってないだろうな…少し不安になってきたぞ…)
星奈「…(あ、危なかった…!)」
星奈(私としたことが、シャッター音がONのままだったわ…せっかくステラに音が鳴らないように改造して貰ったのに)
星奈(危うく気付かれるとこだったわ、…でも良かった誰も気付いてないみたいね)
星奈(で、でも…ふ…ふ…ふふふ、夜空の化粧した顔…!ちょっと恥じらいを見せたその甘い表情…貰ったわ!!)
星奈(いつも偉そうにしてる癖にスキだらけなのよバーカバーカ)
星奈(ああ…はやく家に帰ってプリントアウトして、引き伸ばして天井に貼りたいわぁ…じゅる)
星奈(…はっ!?いけない!…まだまだこれからよ…こんなもんで満足してちゃいけないわ…この天才カメラマン柏崎星奈…)
星奈(その神の域すら超越した技…とくと御覧なさい!!)
夜空(…にしてもまったく油断もすきもないな小鷹のヤツめ…)
夜空(そんなに私の姿にご執心なのか、…それならそうとはっきりいえばいいのに…二人きりのときとかに…アホ小鷹)
夜空(小鷹じゃなければとっくに証拠画像と共に警察に突き出して人生終わらせてやる所なんだが…)
夜空(そ、そう考えると…小鷹の今後の人生は私が握っているとも言えなくもないな…)
夜空(…ということはどういうことだ?小鷹はずっと私のいいなりになってもおかしくはないということ…)
夜空(ふ、ふふふ…良かったな小鷹…私が性悪な女じゃなくて…自分のいいなりにするようなことはしないぞ私は)
夜空(た、ただ…ずっと側にいてもうらくらいかな、も、もちろん危険人物を監視するためだ、…他のヤツに迷惑がかかるからな…)
夜空(そ、側に…ずっと…小鷹が側に…ふ、ふふふ…)
夜空「ふふ、ふふふふ…」
星奈「ぐふ、ぐふふふふ…」
理科「…何なんですか二人とも…怖いんですけど」
小鷹「…(どうせまたろくなこと考えてないんだろうな)」
小鷹「…しかし、ホント良く似合ってるな化粧…」ボソ
夜空「…え?」
星奈「!?」
理科「先輩…声に出してますよ」
小鷹「え…うお!?そ、そういう意味じゃないぞ…そのまんまの意味だからな…!?」
星奈「…アンタ、…自分で何言ってるか判ってる?」ジ~
幸村「あにき…」
夜空「な、ななななな何を言ってるんだ小鷹は…!?///わ、私だって女なんだからな、…たまには…化粧くらい…」
夜空「ほ、本当に似合ってるか…?」
星奈「(激写!!)」
誰か乗っ取る準備を
>>69
誰か乗っ取ってくれてもいいぞ続き書いてくれるなら
星奈(上目遣いの夜空…ゲット!!)
星奈(今日は大漁の予感…メモリは大丈夫かしら、…ぶひゅひゅ、にしてもいいわぁ…)
星奈(いいわぁ…アンタの顔…あ!…またあんな表情して…そい!「カシッ」)
理科「むー…これはかなりの火力がありますよ、対小鷹先輩用兵器…化粧!」
理科「普段化粧をしない女性がたまに見せる違う顔…そこにしびれる!グッとくる!訳ですか…夜空先輩…やりますね」
理科「星奈先輩!私にもファンデーション貸していただけませんか?」
星奈「え?…いいわよ、はい」
理科「むふっふ~、小鷹先輩、待ってて下さいね、理科が今から普段とは違う理科…大人で妖艶な女…そう!艶女(アデージョ)になってきますから!!」
小鷹「お、おう、…そうか」
夜空「む…」
夜空「…」そわそわ
夜空「…」
夜空(し、しかし…うぅ、…小鷹に撮影のスキを伺われていると思うと何か落ち着かないな…)
夜空(何か、緊張感というか…こう、常に完璧にしなきゃというか、な、ななめ45度だったか…?)
夜空(小鷹から見てこの角度・位置をキープしておけばいいんだよな確か…)
夜空(ああ…もう!こんな日に限ってちょこまか動くな!いつもみたいに椅子に座って本でも読んでろ!!)
星奈「アンタさっきから何ウロウロしてんの?この私にホコリが立つからいつもみたいに椅子に座って本でも読んでちょうだい邪魔よ」
夜空「あ゛あ゛!?」
星奈「…!な、何よ…」ビクッ
夜空「ちっ…この腐肉が…貴様はもともとホコリまみれだろうが」
星奈(…とかいいつつ怒った夜空ゲッチュゥ!!)
夜空「お前…そのカメラなんだ!?」
星奈「ええっ!?えっ…あっ…これはその…」
夜空「貴様だったのか…!!許さんくらえ!!波動拳!!!」
隣人部「うわあ~」
おわり
幸村「…あにき、あにき」クイクイ
小鷹「…ん?どうした幸村」
幸村「あにき…わたくしも、その化粧を一度けいけんしてみたいです」
小鷹「えっ、何で男のお前が化粧を…?」
夜空「面白い」
小鷹「え」
夜空「何を不思議がってるのだ小鷹、世の中には男だろうが女だろうが化粧をする人間は腐るほどいる」
夜空「本人がしたいと言っているのにそれを疑問に思ったり…ましてや否定することは私はどうかと思うぞ?」
星奈「ふーん、腐りきった性格してる割には言うことはまともなのね、まあいいんじゃない?幸村が化粧したって…別に私はどうでもいいし」
小鷹「う…お、俺が悪かったよ…幸村、理科のとこ行ってついでに化粧を教えて貰え」
幸村「ありがとうございます、あにき…では、いってまいります」ペコリ
夜空「…」
星奈「…」
小鷹「…」
夜空&星奈(3人になった…!!)
夜空(…ちっ、もう少しで小鷹と二人きりになれるというのに…何でこいつが残ってるんだ)
夜空(この無駄な肉を落とさん限り小鷹との撮影会に望むことなどとてもじゃないが不可能…くそ、この余分な肉め)
星奈(しまったわ…この少人数だと撮影の難易度が上がっちゃうわね、…他のヤツラと喋ってるときが一番隙があって撮りやすかったのに…!)
星奈(ああ…もう、さっさとあの二人帰ってこないかしら…ていうか夜空といい、私のファンデ本当にあいつらの肌に合うの?)
夜空「むー…」
星奈「ぐぬぬ…」
小鷹(…気になって読書に集中できん…今日はどうしたんだコイツら)
夜空「…」
夜空(やはりこの空気じゃさすがのスナイパー小鷹もそう簡単にはシャッターを切るわけにはいかんか)
夜空(ふ…安心しろ小鷹、スキがないならこちらからスキをつくってやるぞ…ああ、何て気がきくんだ私は!)
夜空(ちゃんと大事にしろよ?…まったく、…肉、お前を利用させて…いや利用してやる、ありがたく思え…)
夜空「…オホン、…あ~肉?」ニコニコ
星奈「え?…な、何よ…なに?その笑顔…(わ、悪くないわ…!)」
夜空「肉は今何をやってるのかな~」ニコニコ
星奈「ちょっと、あんま覗き込まないでよ!…ち、近いわよ顔!」
夜空「ん~?」ニコニコ ズイッ
星奈(ち、近い…!夜空の顔…!!と、撮りたい…ていうかこれは撮らなくちゃ!…あああでもこの距離だと絶対ばれちゃう!!)
夜空(ど、どうだ小鷹…こんだけ前かがみになってるんだ、しかも無防備にも背中までさらして…これは撮るしかないよな?どうなんだ!?)
>>1はアニメだけみてるの?原作だけみてるの?
幸村が男の設定なのはアニメだし、星奈の盗撮はまだアニメになってないし
小鷹「…ぷ…この漫画結構笑えるな…」
夜空(お゛お゛いっ!!!!!)
星奈(ここ!!『カシャ』…うしっ)
夜空(バカかお前は!?こんな美味しいシチューエション(?)を撮らないで何を撮るんだ!?…失格だ、お前はプロ失格だぞ小鷹!)
小鷹「…ん?」
夜空「…」じぃ~
小鷹(…よ、夜空が何かこっちを睨んでるみたいだが…気のせいだよな、…見ないフリしよう…)
星奈(くひひ、どんだけ…うぇへ、どんだけよ…どんだけスキだらけなのよこのバカ…!『カシャカシャカシャ』)
夜空(しょうがない…さっきのは少しパンチが足りなかったか…もしかしたらアイツの好みのショットが存在するのかもしれん)
夜空(小鷹の好みか…、アイツが好きそうな下着を選んだつもりなのだが…、…も、もう一回…)
>>116
アニメのみただ星奈が写真天井に貼ってる画像は見た
ちなみに幸村のネタバレも知ってるが敢てアニメ準拠で書いてる
あとスマン今からバイトなんだ
どんなストーリーでもいいから続き書いてくれる人がいるなら歓迎、残ってたら書く、飽きたら落としてくれ
夜空「ごっほ、ごほっごほ…あ゛、あ゛ああ゛…あ゛ん!!」チラ
小鷹「…?」
夜空「あ゛…あ~、肉は今はどんなゲームをしているんだ?」ニコ
星奈「…顔につば飛び散ったんだけど…」
夜空「ん~?またいかがわしいゲームかな~?私にも教えて欲しいな~」ニコニコ ズイッ
星奈「ほ…ホント!?…な、何よやっぱアンタもこういうのに興味あるんじゃない…これはね…」
夜空(今だ小鷹!…ほら、もう少しで見えてしまうぞ、ほら、ほら!お前の好きな下着だぞ!?)
夜空(はやく撮れ!ああ…は、恥ずかしい…!な、何してるんだ私は…これじゃただの痴女じゃないか…?)
小鷹「…ぷ…く、くくく…やべえ…」
夜空「…」
星奈「…でね、でね、この女の子の主人公がね…♪」
夜空「黙れ」ビシッ
星奈「あだっ!?…って、何すんのよバカ!」
夜空「黙れと言ったろう、…貴様の声を聞くだけで手が出そうになるくらい(肉限定で)私は今機嫌が悪いのだ」
星奈「もう出してんじゃない!…しかもアンタが教えて欲しいって言ったんでしょうが!!」
夜空「…(無視)」
夜空(どうなっているんだ…何が起こっている…?)
夜空(…私がこんな恥ずかしい思いをして決定的瞬間をつくってやっているというのに…小鷹、お前ときたら…)
小鷹「…く、ぷくく…ひひひ…」
夜空(変な声で笑うな!)
ガラッ
理科「う~いっ、可愛い可愛い理科ちゃんがぁ…帰ってきましたよぉ~ヒック…っと」
幸村「ただいまですあにき」
小鷹「うお!?お前ら…何だその格好!?」
星奈「ば、バニーガール…?…ってレベルじゃないわね…何その露出度の高さ!?」
理科「ふっふっふ…これはぁ、某有名エロゲーに登場するキャラクター、三月ウサギちゃんのコスプレでぇ~す、…ひっく」
夜空「…どうでもいいが、何でコイツは酔っ払ってるんだ?」
幸村「しらふでこれを着るのははずかしいからと、へやにあったあるこうるらんぷで気付けをしたのです」
小鷹「…恥ずかしいなら着るなよ…てか理科にも恥ずかしという感情がちゃんとあったんだな…そっちにビックリした」
理科「えへへ…へへ…今の私はマーチヘアー、ほら…見てくださいぃ…髪もちゃぁんとハート型にまとめたんですよぉ…ひ、ひひ…」
夜空「アホか…こいつは」
あれ?ID変わってる…
幸村「あにき…わたくしはどうでしょうか…」
小鷹「え…ど、どうって…お前はどう言って欲しいんだ…?(に、似合ってはいるが…)」
理科「うっふーん、小鷹先輩ぃ…理科はどうですかぁ…ほれ、セクシーポーズ!」
小鷹「う…(こ、コイツのも反応に困るな…普通に可愛い…)」
夜空「む」
星奈「…あんたら化粧はどうしたのよ化粧は」
理科「え?…してますよぉ?化粧…」
幸村「わたくしも理科どのにけしょうをしていただいております」
小鷹「…?本当だな…うっすらと、…薄化粧ってヤツか…やっぱ女の子は薄化粧のほうが良いよな」
夜空&星奈(ええ!?)
小鷹「あ…そうだ、お前ら写真とってやるよ」
夜空「はあ!?」
小鷹「…どうした夜空?いきなり大きな声なんか出して…」
夜空「い、いや…お前…写真って、写真…撮るのか…?コイツらを?」
小鷹「…?そのつもりだが…どうした?」
夜空「な、なんで小鷹がコイツらの写真を…わ、私はどうしたんだ(ゴニョゴニョ)…も、もういいのか…?」
小鷹「え…何がもういいって?」
星奈「ていうか小鷹アンタ写真撮るっていってもカメラとか持ってるわけ?」
小鷹「いや?カメラは持ってない」
夜空(嘘付け!…ああ、でもそうか、…『カメラ持ってます』なんて普通言わないか…言えるわけがない…)
小鷹「ふふん…お前ら知らないのか?…これだ!」
夜空「…?」
星奈「携帯…?」
小鷹「おう、…俺も知らなかったんだけどな、実はこの携帯には何とカメラ機能まで付いてるらしいんだ」
理科「…(う…ぷ、おえっ)」
星奈「へぇ…携帯にカメラ、ねえ…あんま使うことなさそうだけど?」
小鷹「まあそういうなよ…へへ、昨日の夜使い方を覚えてきたんだ…せっかくだし理科と幸村、記念に写真とってやるよ」
幸村「ありとうございますあにき…あにきにしゃしんをとっていただけるなど…わたくしには身にあまるこうえい」
夜空「…」
夜空(け、携帯だと…?まさか小鷹のヤツ、ずっとこの携帯を使ってこの私を盗撮していたのか…?)
星奈(ていうかどうでもいいわ、写真なんて…そんなことよりあの衣装…本当に露出がすごいわね…)ゴクリ
星奈(よ、夜空にあの衣装着せたらどうなるのかしら…、夜空にウサ耳…まんまる尻尾…開いた胸元に可愛いネクタイ…!)
星奈(お、おお、おおおおおおお…!?イイ…どう考えてもイイ!!三月ウサギならぬ、三日月ウサギキタコレ!!!)ガタガタ
星奈(と、撮りたい…はぁ、はぁ…その姿、是非とも写真に収めたい…!これは…そう…私はこれを撮る為に今まで頑張ってきたんだわ!)
星奈(ぐひ、ぐひひひ…ぶひゅひゅ、…撮るわ…私絶対撮るわ…見ててパパ!星奈は今日、とります!!)
夜空「おい…おい、肉…」
星奈「んぶ!?…じゅる、…え、な、何…?」
夜空「『何』じゃない…涎、垂れてるんだが…しかも私の靴の上に…」
星奈「え゛!?」
夜空「…本腰入れて出荷されたいのか貴様は…!」ピクピク
出かけなきゃなのですこし離席
>>120参照
夜空「…」
夜空(どうしたんだ、小鷹のヤツ…あれだけたくさん写真を撮っておきながら…何で今日に限って全然反応しないのだ)
夜空(…せっかく慣れない化粧までしたのに…初めて男のために化粧をしたんだぞわかってるのか?)
夜空(し、下着にだって気合を入れたのに…何なのだアイツは…)
夜空「小鷹のバカ…犯罪者…」ボソ
星奈「…?」
星奈「…(ははーん…)」
星奈(夜空のバカ、自分が写真とって貰えないからって拗ねてるんだわ…)
星奈(…本当にバカなんだから、普通にお願いすれば小鷹も撮ってくれるのに…素直になれない夜空萌え…ここで一枚貰いっと)カシャカシャ
星奈「…(そうだ…いいこと思いついた)」
星奈「…ねえ、夜空…いいこと教えてあげよっか」ヒソヒソ
夜空「…」
星奈「…?夜空…、聞いてるの…?」
夜空「…」
星奈「ちょ、ちょっと…無視しないでよ!何よ、アンタにとってもいいことなのに…もう教えてやんないんだから!」
夜空「…」
星奈「う…うぅ~…、もう!意地悪しないでよ…グス、…本当にいいことなんだからぁ…」
夜空「ち…何だうるさいな横でごちゃごちゃと…さっさと言え、3文字でまとめるんだぞ」
星奈「無理に決まってんでしょ!?…もう!…あのね、何で小鷹が急に写真を撮るだなんて言い出したか判る?」
夜空「…」ピク
夜空「続けろ…」
星奈「あ、あ、やっぱ気になるんだ、あはっ…聞きたい?続き聞きたい?」
夜空「さっさと言えクズ肉!」ベチッ
星奈「あでっ!?…ぅう…もう!…暴力女!」
星奈「…でね、実はね…私見ちゃったのよ…小鷹の性癖」
夜空「…せ、せいへき!?」
星奈「そう、こないだね部室に入ったら小鷹がほら、あのエロ本っていうの?…読んでたの、アイツ私が入ってきたことに気付かないで夢中ではぁはぁしてたわ」
夜空「ほ、ほう…」(私の写真だけでは満足できないのか…)
夜空「だ、だが小鷹も健全な男子高校生だ…そういう本も、た、多少は見るんじゃないのか…?」
星奈「まあそうなんだけどね、…ただそれが普通の本じゃなかったのよ…」ヒソヒソ
夜空「…ど、どんな本だったのだ…?」
星奈「…バニー本なのよこれが」
夜空「…」
夜空「…はぁ!?」
星奈「バニーよバニー、普通そういうのって色々な格好した女の子が出てくるでしょ?それが全員バニーガール」
星奈「全員よ?全ページ、…さすがに私もアレには引いたわ…つまり小鷹はバニーさんが好きなの」
夜空「つ、つまり理科と幸村がウサギのコスプレをしているから、…それに小鷹は反応したと、そう言うわけか…?」
星奈「そう」
夜空「…」
夜空「…で?それを私に教えて何を企んでいるのだ貴様は」
星奈「え…」ギクッ
星奈「べ、別にぃ…ただ一つだけいえるのは、…私があの格好をしたら間違いなく小鷹の目は私に釘付けになるわねってこと!」
星奈「あの二人には悪いけど、…やっぱ私って特別じゃない?バニーちゃんたちの間にも圧倒的な序列ってもんがあるのよ」
夜空「…」
星奈「いっとくけどアンタがあの格好したって私には敵わないわよ、…ま、まあアンタもいい線いってるんだけどね…」
星奈「そうね、…この私さえいなければ…あの二人と競っても、…若干アンタが有利ね、間違いないわ」
夜空「…!」
夜空(わ、私があの格好を…!?)
夜空「…」チラ
理科「あ~ん♪…もっと、もっとです先輩…!もっと理科のやらしい所を全部…!余すとこなく!!」カシャカシャ
夜空(…無理)
夜空(無理すぎる)
夜空(あ、アイツらなんで平然とあんな格好ができるのだ…?頭おかしいぞ…あ、素面じゃないんだったか確か)
夜空(とてもじゃないが私には…、う…でも小鷹はアレが良いんだよな…)
夜空「…」
夜空(確かにマンネリという言葉もある…小鷹も毎日私と顔を会わせている訳だし、いくらあんな写真を撮っても…)
夜空(さすがに飽きるか…少し(というよりかなり)悲しいが、そこを理解しないほど私は器量の狭い女ではない)
夜空「む…むぅ…」チラ
幸村「あ、あにき、そんなにみつめられますとわたくしなんだかへんなきぶんに…」カシャカシャ
夜空「…!!(幸村でさえ…っていうかコイツ男だろ!?それでいいのか小鷹…!!??)」
星奈(…何悩んでるのかしら、さっさとバニーの格好に着替えなさいよね…すぅ、はぁ…くんかくんか)
星奈(相変わらずイイ匂いするわあ…夜空の髪の毛…)
夜空(ああ、もう!…何を悩んでいるのだ私、あんな格好をするくらいなんだ!昔クラスで自作ラジオを晒されたときと比べれば…)
夜空(それでまた小鷹が振り向いてくれるというなら…何を迷う必要がある?)
夜空「…」
夜空「…肉」
星奈「くんくん…ふぇ!?…あ、はい、じゅる、何…?」
夜空「ほ、本当に…(ゴニョゴニョ)…と思うか?」
星奈「え…?よく聞こえないんだけど」
夜空「…」
夜空「ほ…」
星奈「ほ?」
夜空「ほ、本当にあの格好をすれば…小鷹は私に夢中に…私だけを撮ると思うか!?///」
星奈「ええ…私が保障するわ」
星奈「…この部屋で唯一、ファインダーの光を浴びることが出来るのは、…夜空!アンタだけよ!」
夜空「そ、そうか…そうか…!」
星奈(ぷくくすすすぅ…ファインダーの光なんてありませんしぃ、…撮影するのは私だけですけどぉ…♪)
星奈(意外と単純なのね夜空って…いいじゃない!普段はクールに振舞ってるけど実はヘタレな夜空…1000ポインツ!!!)
夜空「…よし、私もやるぞ…!」
夜空「お、おい理科」
理科「ふぉおおぉぉぉ…ふぉお…お…?…え、あ、はい、どうかしましたか夜空先輩」
夜空「う、うん…実はだな…私も、その…三月ウサギとかいうヤツのコスプレを…少し…してみたくてな…///」
理科「…え」
理科「…夜空先輩がですか?」
夜空「う、うむ…変か…?」
理科「ふ…ふおおおおおおおお!!!!きたああああああ!!!!」
理科「キタ!コレ!!夜空先輩のバニー姿…!!!これは滅多に見られない涎垂モノですよぉっ…!理科、なんか酔いが醒めちゃいました」
幸村「夜空のあねごもばにーすがたになられるのですね」
小鷹「…よ、夜空がこの格好するのか…?(い、意外だな…こういうのは破廉恥だ!とかいっていつも毛嫌いしてるのに)」
夜空「…!」(さ、さっそく食いついてきたぞこの変態プリンが、…どんだけウサギが好きなのだお前は)
夜空「そ、そうだ…私もそのバニー姿とやらになってやるから、…理科、まだその服はあるのか?あるなら貸してくれ」
理科「あ、はい、ありますよぉ~もう一着!理科室にあるので…さあ先輩、さっそく着替えに行っちゃいましょう!」
夜空「う、うん…そうだな…ちょっと私は着替えに行ってくる」
夜空(待ってろよ小鷹…!今までお前が撮った私の写真全てが上書きされるくらいの量の写真を今日は撮らせてやる…!)
夜空「う…あ…本当に着るのかこれ」
理科「…先輩が自分で言ったんじゃないですか、さぁ…もう後には引き返せませんよぉ」
夜空「う…うむ、とりあえず着るか…」
ゴソゴソ
理科「…相変わらずの綺麗な肌、抜群のプロポーション…、先輩のストリップを目の前で堪能できるなんて、うふ」
夜空「気持ち悪いことを言うな、外に出すぞ」
理科「はぅあ!?せ、先輩…な、なんですかその可愛い下着は…!」
夜空「う゛」
理科「普段のクールな先輩からは想像できないほどの女の子した下着、はぁはぁ…チェックのフリル…お、お、おおお…」
理科「写真撮らせて貰ってもいいですか」
夜空「出てけ!!」
夜空「…」
理科「…」
夜空「な、なんて格好しているんだ私は…///(これを小鷹に見せるのか!?)」
理科「…」
夜空「どうした?…理科」
理科「…ゆ」
理科「ユニバアアアアアアアアアァァァァァス!!!!!」ドサッ
夜空「…」
夜空「気持ちの悪い生き物だな…」
夜空「よ、よし!…行くか…小鷹のヤツ、ちゃんと反応してくれるかな…」
夜空「うぅ…やはり緊張してきた…」
夜空「冷静に考えてみれば…理科と幸村は普段からコスプレまがいの格好をしているもんな」
夜空「今さらあんな格好をしたからといって、多少露出は増えるかもしれんが…そこまで違和感がないのかも知れん」
夜空「…」
夜空「お、驚きはするだろうな…いや、でも着替えてくると宣言して部室を出てきたんだ」
夜空「小鷹だって心の準備くらいはしてるだろう…も、もしかして私の姿を想像してはぁはぁしているかも知れないし…」
夜空「小鷹が私の姿で…はぁはぁ…興奮…!?…いい、それいいな!!」
夜空「ん、なんか希望が沸いてきたぞ、よし!…あまり待たせるのも良くないな」
夜空「は、入るぞ…///」
ガラッ
星奈「!?」ガタッ
夜空「ど、どうだ…?///」
星奈(うわ…うわあああああああああ!!??な、何?なに?何なのこの可愛い生き物!!??)
星奈(おおおおぉぉおぉぉお…う、ウサちゃんスタイルではにかむ夜空…3000…いや、5000ポインツ!!!)
星奈(はぁはぁ、鎖とかつけて飼いたい…ペットにしたいわぁ…じゅる、…駄目もとで聞いてみようかしら)
夜空「…」
夜空「…ん?…あれ?…小鷹は…?」
星奈「はぁはぁ…え?…小鷹?」
星奈「小鷹ならとっくに帰ったわよ?小鳩ちゃんがお腹すかせてるからって、さっきメールがあったの」
星奈「ついでに幸村も帰ったわ、…つまり今いるのは私だけ、ふふ、安心しなさいこの私がちゃぁんと写真を撮ってあげるから!ぐふふ…」
夜空「…」
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星奈「あの後大変だったんだから」
小鷹「そうなのか?」
星奈「夜空は何か叫んだと思ったら泣きながら外飛び出していって(バニーの格好のまま)、そのまま結局戻ってこなかったし…」
星奈「理科なんて部屋で泡ふいて倒れているのを発見されてそのまま救急車で運ばれるし…」
小鷹「…何があったんだよ」
星奈「…さあ?」
星奈(うひひ、でも夜空のコスプレ姿もちゃんとカメラに収めることが出来たし、昨夜は大変だったわ…ふひ、ふひひ…)
小鷹「…ったく、夜空のヤツ今日は授業にも出てなかったしな…朝はちゃんといたのに…部室にいるのか?」
ガチャ
小鷹「…」
星奈「…」
夜空「…」
小鷹「…」
星奈「アンタ…」
夜空「…」
小鷹「お前…」
夜空「…」
小鷹「…なんでまたその格好してるんだ?」
夜空「…」
夜空「…別に」
【完】
時間かけすぎスマソ 保守してくれたみんなサンクス!!
はがないSSもっと増えればいいのにね!!
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