ミカサ「立体起動選抜対抗戦」(47)
エレン「なんだそれ」
アルミン「そのままの意味だろうね」
ミカサ「…リーダーになっているのはなぜ」
エレン「あっオレの名前もある」
アルミン「1位2位をリーダーにして、去年の10位までを割り振ってるみたいだね」
エレン「なるほどな」
ミカサ「エレンと離れてるのはなぜ」
アルミン「ミカサは群を抜いてるから6位以下と一緒なんじゃないかな」
ミカサ(エレンと争うくらいならやりたくない。辞退を申し込もう)
エレン「楽しそうだな!ミカサ、負けねーぞ!」ニッ
アルミン(必殺!無邪気)
ミカサ「エレンが楽しみならやるべき」
アルミン(効果は抜群だ!)
ライナー「なんでこんなに掲示板が混んでるんだ」
エレン「おっリーダーだ」タタタ
アルミン「ルールも細かいね。ミカサは読んでおかないと」
立体起動選抜対抗戦ルール
張りぼて巨人の討伐数を点数とする
張りぼては一体につき三回の切り込みまでとする。ただし、同じ張りぼてに同一人物の複数の切り込みはカウントしない
一番速く切り込んだ場合5点、二回目三回目は1点とする
相手チームへ怪我以外の妨害を許可する
午前10時~11時 、 午後1時~2時の二部制とする
使用機材
立体起動、ブレード、替刃、煙弾10色を5色ずつ分配
ミカサ「エレンが私と離れて寂しがってないか心配」
アルミン「それは…大丈夫かな」ハハ…
ミカサ「ライナーチームにはアニもいる。どうしたらいいのかわからない」
アルミン「ミカサ、まずは全力をつくすべきじゃない?」
ミカサ「エレンと争うのに?」
アルミン「エレンはメンバーの足を引っ張るような適当さは嫌がるよ」
ミカサ「それはそう」
アルミン「それに、頑張ったらエレンが褒めてくれるかも」
ミカサ「!」
アルミン「ね?頑張って」
ミカサ「頭を撫でられたい。がんばる。ありがとう」グッ
アルミン(褒められる=頭を撫でられる、か。変わってないね)クスクス
ミカサ「…アルミンのよさは沢山ある。例え評価されなくとも」
アルミン「実力的に落選は仕方ないと思うけど…ありがとう」
ミカサ「まずは、メンバーと集まるべきだと思う」
アルミン「そうだね。マルコには僕から声かけしておこうか?」
ミカサ「おねがいしたい。食後に食堂に残ってもらえると集まりやすいかと思う」
アルミン「伝えておくね。ユミルとコニーに声かけはサシャが適役だと思うよ」
ミカサ「わかった」
アルミン「僕の手伝いはこれで最後。エレンも応援してるからね」
ミカサ「十分助かった。ありがとう」
アルミン「じゃあまた食堂で」
ミカサ(エレンは褒めてくれるだろうか)
ミカサ「楽しみ」
サシャ「ドアの前でニヤニヤしてると危ないですよ」
ミカサ「つい、ゆるんだ」ギュッパチッ
ミカサ「サシャ、お願いがある」
ナンデスカ
センバツタイコウノ…
ーーーー
ーー
夜、食堂
アルミン「ミカサ、落ち着いて」
ミカサ「落ち着いている」
アルミン「はたからみたらね。でも僕にはわかるよ」
ミカサ「だって、エレンが」
アルミン(ライナーチームで夕飯の案はジャンかな。アニとエレンを接近させたいんだろうな)
アルミン「ミカサ、ほらちゃんと食べて。頑張るんだろ?」
ミカサ「…っがっがんばるっ」グッ
アルミン「その調子その調子。僕も落ち込んだミカサより頑張るミカサを見たいからね」ニコ
ミカサ「私もアルミンが笑っていると嬉しい」モグモグ
ガヤガヤ
ジャン「あれ?オレ作戦間違えた?」
ライナー「多分な」
食後、食堂
ミカサ「ミカサ・アッカーマン。よろしく」
「………」
コニー「?」
マルコ「えーっと、自己紹介したらいいのかな。順番に」
ミカサ「そう」
サシャ「ミカサ、口で言わないとわかりません」
ミカサ「わかった。気を付ける」
ユミル「ストップ、ミカサじゃラチあかねえ。マルコお前が進行しろ」
マルコ「そうだね。いい?」
ミカサ「任せたい」
マルコ「マルコ・ボット。よろしくね」
サシャ「サシャです!」ムシャムシャ
コニー「コニー・スプリンガー!ぜってえ勝つ!」
ユミル「ユミル。適当にやるが負けたくはねぇな」
マルコ「じゃあ、時間もないし作戦考えよう」
ミカサ「作戦?己の実力を出しきったらいい」
ユミル「あのなぁ…」ハー
マルコ「皆、特性が違うから効率よくするためだよ」
コニー「なるほどな」
サシャ「言われればその通りです」ムシャムシャ
ユミル「…大丈夫か。このチーム」
マルコ「最初にアタッカーと補佐を決めよう」
ユミル「いや待て、補佐とは別に遊軍作るぞ」
マルコ「この人数で?」
ユミル「文句あっか?」
マルコ「だって」ビクビク
ユミル「…サシャとコニーがいんだろ。作戦通りに動かすのは無理だ」
マルコ「あ…そっか。それならさ」
アーダコーダ
サシャ「頼りになりますね」ムシャムシャ
コニー「何いってるかわかんねえ」
ミカサ「話はわかるけど、会話にくわわれない…」ショーン
文できてるんで推敲しながら投下
あと別の自作の発想からです。ピンで読めるようにまとめていきます。
期待
マルコ「よし、なんとかなったかな」
ユミル「だな」コキコキ
ミカサ「二人がいて助かる」
マルコ「ミカサは優秀だから軸にした作戦もたてやすいよ」ニコ
サシャ「コニー、わかりましたか?」
コニー「サシャとオレは前に進みながら、変だと思ったら変じゃねえ方にいく」
ユミル「まあ、だいたいそうだな。んで私とマルコが撹乱と補佐」
マルコ「あとは信号弾の色と意味さえ覚えたらいいよ」
ミカサ「この木の回りが怪しい気がする」
マルコ「そうだね。仕掛けてくるならここは効果的だ」
サシャ「張りぼては、この辺りな気がします」
ユミル「ありうるな」
コニー「白が数体発見、緑がピンチ…」ブツブツ
マルコ・ユミル((あとは向こうのエレンの使い方次第だな))
当日
キース「では全力を尽くせ!」
選手一同「「「「「はっ!!!」」」」」バッ
アルミン「エレーン!ミカサー!」
ミカサ「アルミン」
アルミン「頑張ってね!観客席から応募してる」
エレン「おう!」
ミカサ「がんばる」
ミカサ「…エレンも怪我せず頑張って」
エレン「ミカサもな!」ニッ
ミカサ「!」コクコク
ミカサ(私のためだけに笑ってくれた…!)
キース「では、始める!」バシュー
ライナー「始まりの煙弾があがった!行くぞ!」ドシュ
ライナーチーム「「おう!」」バシュ
アニ「…」バシュ
ミカサ「皆、がんばろう」バシュ
ミカサチーム「「おー!」」バシュ
ミカサ(まずは南下して狭い範囲内で3つに別れる。午前は様子見で妨害はない見立て)ヒュオォォ
ミカサ「いい、チーム」
ミカサ「エレンのためにもがんばる!」
ーーーー
ーー
昼休み
サシャ「ミカサ凄いです」
マルコ「なにこれ」
コニー「30体の張りぼてでなんで60点越えるんだ?」
ユミル「1回目の切り込みが5点だからだろ。それでも凄いけどな」
マルコ「午前は210点を10人で奪いあったからね」
コニー「210点?160点だろ」
マルコ「コニー…」
ユミル「ところでミカサはどこだ?」
サシャ「それが…」
コニー「エレンと飯食うって走っていったぞ」
マルコ「」
ユミル「あいつエレンのことになるとバカになるの、なんとかなればな…」
サシャ「あっ帰ってきました!」
ミカサ「作戦をたてるから自分のチームで食べろと言われた…」トボトボ
ユミル「だろうな」
マルコ・ユミル((午後は苦戦するかもなあ))
ーーーー
ーー
午後
キース「存分にやってこい!」バシュー
一同「「「はっ!!」」」バシュ
ミカサ(午後は、西へ。途中からサシャとユミルと私、コニーとマルコの二組で勘と知識でカバーしながら進む)ヒュオパシュ
ミカサ「エレン、見てて…!」
ミカサ「そして、撫でて!」グッ
サシャ「ここから別れましょう!」
コニー「わかった!気を付けろよ!」
ミカサ「あなたたちも!」
ーー
ユミル「サシャ!ミカサ!」
サシャ「なんですか?」
ユミル「一旦木に止まるぞ」
ミカサ「わかった」パシュグルンッ
ユミル「流石に扱いがうまいな」ドシュパッ
サシャ「回転して止まりましたね」パシュパッ
ミカサ「ここで止まった理由は?」
ユミル「そろそろだ」ニヤッ
バシュー
ミカサ「白の煙弾!」
サシャ「あの色は数体発見ですね!行きましょう!」
ユミル「ああ、こっちにな!」
サシャ「反対ですよ!?」
ミカサ「…まさか」
ユミル「行くぞ!午後の煙弾の色は飛びながら教える!」バシユ
>>13 ありがとうございます。
立体起動の描写が難しい
ーーー
コニー「なんで何もないところで発見の煙弾なんだ?」
マルコ「僕とユミルは撹乱だからね」クスッ
マルコ「さっ行こう!そろそろライナーチームがここに来る」
マルコ「ちなみにいまのは何もない合図だ」
コニー「?」
マルコ「…コニーは煙弾打たないでね」
ーーー
ジャン「なんだよ、ねーぞ!」
ベルトルト「白は発見だったよね」
アニ「ミカサがバカスカ打ってたから間違いないね」
ライナー「嵌められたか!」
ベルトルト「まあ、ミカサが無効化できれば問題ないよ」
ジャン「アイツばっか羨ましい」
ライナー「発案はベルトルトなのに、俺、明日生きてるかな」
アニ「…さあね」
ーーー
ユミル「中央ががら空きだと楽勝だ」ズバッ
サシャ「体数は多いけどお互いかち合うなら、ここだから避けてましたもんね」パシュ
ミカサ「ユミル、いい作戦だった」ズババッ
ユミル「マルコの発案だ。あいつもいい正格してんな」ククッ
ミカサ「もう少し南にいってくる」パシュ
ユミル「おう、マルコたちが来たら離れるぞ」
サシャ「気をつけてくださいね」
ーーー
ミカサ「やっぱりいいチーム。楽しい」バシュ
ミカサが(エレンが楽しみにしていた意味がわかった。…エレンは楽しんでいるだろうか)
アーモウックソッ!
ミカサ「!エレンの声!どっち!?」
ナンナンダヨ
ミカサ「こっち!」パシュ!
ミカサ「エレン!どこ!?何かあったの?!」
エレン「ミカサ!!」
バシュグリン
ミカサ「…いた」
ミカサ「…?」
「………」
ミカサ「なんで木にくくりつけられているの」
エレン「お前を釣るための…餌なんだってよ」
ミカサ「誰にやられたの」
エレン「…ライナー」
ミカサ(削ぎ取る!一本残らず!)
エレン「アニは最後まで反対してくれたけどな」
ミカサ(…複雑)
エレン「こんなんでミカサが釣れるわけないだろ…」ハァ
エレン「いけ。あと20分しかないだろ」
ミカサ「待ってて、ほどく」
エレン「お前こういうの苦手だろ」
ミカサ「…うん」グイッギチッ
ミカサ「でも……やる。対抗戦をエレンにも楽しんでほしい」
エレン「…楽しんでるか?」
ミカサ「とても」ギュッ
エレン「くそっ立体起動のワイヤーじゃちぎれもしないな」
バシュー
ミカサ「!集合の合図」
エレン「もういいよ」
ミカサ「だめ…っ」ギュム
エレン「こんな罠がテキメンとはな…」ハァ
ミカサ「…ライナーはリーダーとしては正しい」ギュギュ
エレン「だな。だから恨んじゃいない」
ミカサ「……エレン」
ミカサ「私を信じてくれる?」
エレン「今更だな」
ミカサ「なら、私も仲間を信じよう」
カチッバシュー
ーーー
エレン「…?」
ミカサの「くる…っ」
パシュ、ヒュンスタッヒュオストッ
コニー「…なんだこれ」
マルコ「ルールも守れてるし、ミカサ用の罠としたら最強だね」
ユミル「だめだ、笑える…!」ゲラゲラ
サシャ「ユミル、失礼ですよ」
ミカサ「頼みがある。エレンをほどいてほしい」
ユミル「はぁ?!こいつ一人いないだけで対抗戦は大分楽だぞ」
エレン「だよなー」
ミカサ「お願い」
サシャ「良いじゃないですか」
コニー「オレは構わねえ。エレン一人くらい増えても止まらないからな!」
マルコ「僕もかまわないよ」オズオズ
ユミル「…はー」
ユミル「いいか、なんかえらい結び目だからほどくのは難しい」
ミカサ「半分くらいわたしがやった」ドヤ
エレン「逆にしめちゃってたぞ」
ユミル「だから、エレン。我慢しろ」
ミカサ「エレンを残すなら私も残る!」
サシャ「それは困ります!」
ユミル「ちげえよ。脱臼させて抜いて肩をまたはめ直す」
マルコ「ユミル!無茶だ!」
ユミル「あぁん?」
マルコ「ごめん」
コニー「だっきゅー?」
サシャ「とは?」
マルコ「肩をはずすんだ。痛いよ」
サシャ「だめ」
ユミル「あのな、腹くくれよ。エレンが抜けりゃワイヤーの絡みぐらいすぐとける」
エレン「…頼む。抜けたい」
ミカサ「エレン!」
エレン「オレも楽しみたいからな。待ってろすぐ抜かしてやる」
ユミル「まかせとけ。脱臼縄抜けは」
ユミル「十八番だ」バコッ
サシャ「だめ」→ミカサ「だめ」
もうちょっと。
いつも思うけど立体機動だよね
>>34
ありがとう。恥ずかしくて死にそう。ずっと勘違いしてた。
頭を布団に埋めて叫びながらゴロゴロする時間をもらいます
>>35
すごくよく見る間違いだから叫ばなくても大丈夫だよ
面白い。派生元の自作も教えて
最後いきます。
布団で転がってるうちに寝てました。
応援ありがとうございます。
>>36 ベルトルト「屋上的隠れ家」のマルコの恋です。
ーーーー
ーー
アルミン「ミカサ、凄かったよ!」
ミカサ「がんばった」
アルミン「うん。偉い偉い」ニコニコ
アルミン「エレンも凄かったね」
エレン「まーな」ブスッ
アルミン「3位じゃ不服なの?」
エレン「ミカサがぶっちぎりすぎて2位以下団子だろ」
アルミン「でも後半の追い上げ凄かったよ?」
エレン「あそこでふんばんねえ奴は男じゃないだろ」
ミカサ「エレン、私がんばった」
エレン「そーだな」
ミカサ「がんばった」
ミカサ「とても、がんばった」
エレン「?」
アルミン「褒めてあげて」ボソ
エレン「なんでだよ」
アルミン「…頭なでてあげて」
ミカサ「ぜひ撫でてほしい」
エレン「?こうか?」ナデナデ
ミカサ「…エレン」ウットリ
エレン「…今日はありがとうな。楽しかった礼だ」
エレン「ただ、次は負けないからな!」ムスー
アルミン「君たちはいつも一進一退だね」クスクス
ミカサ「では、行ってくる」
アルミン「どこへ?」
ミカサ「仲間のところ」タッ
アルミン「…ミカサにとって実りのある対抗戦だったみたいだね」
エレン「オレもあいつらんとこ行ってくる。ジャンの野郎やっぱ立体機動うまいんだよな」ムー
アルミン「技術を認めるのも成長だね。僕もがんばらないと!」
エレン「あっ!」
アルミン「ん?」
エレン「あのな、お前にもたくさんあるんだからな?いいところ」タタタッ
アルミン「…ミカサとおんなじこと言ってる」アハハ
「ふたりともー!またあとでねー!」
おわり
ありがとうございました。
脳内変換よろしくお願いします!
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