エルヴィン「皆集まったか?」 (39)
前回と前々回の間の話です
アニメ組はネタバレ注意
都合良く設定変えてる所があるのであしからず
エルヴィン「これから定期ハンジからのストレスをぶちまける会(Cチーム第2班)を始めよう」
モブリット「そうですね」
リヴァイ「チッ…」
ミケ「はぁ…」
ナナバ「ほんとに、もう…」
エルド「なんなでしょうね…」
エレン「俺初めてなんですけど…」
アルミン「僕も…」
ベルトルト「僕は違う定期会に出たことあるから2回かな…」
エルヴィン「昨日一昨日はAチームとBチームだったが、聞いてるだけでげんなりした」
ミケ「ああそうだな、しかもあれが後5日は続くのか…」
エルド(団長と兵長とミケ分隊長は毎日出るのか…)
エレン「そんなにたくさんいるんですか?」
ナナバ「調査兵団の99.8%はこの会にでてるよ、他にも今回は捕獲した巨人の管理を手伝ってくれた駐屯兵団の人もちょこちょこでてる」
エレン「そうなんですか…」
アルミン(そんなにでてるのか…)
ベルトルト(前回よりはまともな気がする)
モブリット(本当に申し訳ないです)
エルヴィン「では、誰かいないか?」
エレン(上司の前で上司の愚痴なんていえないだろ…)
アルミン(既に胃が痛くなってきた…)
ベルトルト(僕の愚痴はくだらないから後でいいよね)
ミケ(まずはモブリットからだな)
ナナバ(可哀想に、彼が一番苦労してるよね)
エルド(モブリットしかいないだろ…)
モブリット(団長、兵長、分隊長、流石に一番最初に言うのは…)
エルヴィン「誰もいないのか?ないなんて言わせないぞ。モブリット、君は特に苦労していると思うのだが」
ミケ(名指しか…)
ナナバ(ぶっちゃけなよモブリット)
エルド(団長…)
エレン(強制的に言わされるのか…)
ベルトルト(うわ、僕は大したことされてないけど、言わされるのはやだなー…)
アルミン(そもそも別に会を開かなくてもいいんじゃないかな…)
モブリット「自分からですか?」
エルヴィン「何だ?問題でもあるのか?」
ミケ(おい、怖いな)
ナナバ(エルヴィンもうちょっと優しく言おうよ)
エレン(団長って少し怖いな…)
モブリット「では、まず先日のトロスト区巨人掃討作戦の話なんですけど…
~回想~
ハンジ「あれは!奇行種だ~!すっごー!やっべー!モブリット!行くよ!行くしかないよ!」
モブリット「分隊長!横から6m級が来てますよ!」
ハンジ「うお!あっぶな~!ありがとねモブリット!さっさと行こ~よ~!」
モブリット「よっと」ザシュ
モブリット「分隊長!前を見ながら機動してください!事故りますよ!」
ハンジ「大丈夫、大丈夫!私がそんなミスをするわけないじゃーん!」
モブリット「分隊長!奇行種が!」
ハンジ「うは!やっば!え?うお!ふー、セーフ!大丈夫?モブリット~」
ハンジ「あれ?モブリットは?」
モブリット「うっ、申し訳ありません…流石に3体に囲まれるのはきつかったです…」
ハンジ「モブリットすごい!巨人が3体も~!待っててね!すぐ行くよ!」
~回想終わり~
モブリット「ってことがこの前だけで3回も…」
ナナバ(頭おかしいのかな?)
アルミン(絶対にハンジ分隊長の下には入りたくない)
エルド(リヴァイ班に入れてよかった)
エレン(巨人化はあまりしないようにしよう…)
エルヴィン「なんというか、うん、後でハンジを呼び出しておくから安心しろ」
モブリット「え?いや、そこまでしn
リヴァイ「きっちり締めておくぞ」
アルミン(こういうのって本人に言ったら意味がなくなっちゃうんじゃ…)
エルド(分隊長にはいい薬だな)
ナナバ(ハンジがしぼられたら話しかけに行ってみようかな)
ミケ「他にもあるんじゃないのか?」
モブリット「え?ああ、ありますね…、ソニーとビーンの実験なんて自分の命が惜しくないみたいに突っ込んで行くから…」
ミケ(気苦労が絶えないな…)
アルミン(確か巨人が殺された時は狂った様に泣いてたって…)
エルヴィン「そうか…、とにかく君の苦労は嫌という程わかった。明日も参加してくれ」
モブリット「え?」
ナナバ(うわ、これは可哀想だね…)
ベルトルト(そんなに溜まってるのかな…)
リヴァイ「遠慮するな、大歓迎だ」
モブリット「…はい」
エルド(兵長…)
エレン(兵長…)
アルミン(モブリットさん、どう見てもいやいやじゃないか!)
エルヴィン「他にはいないか?」
ミケ(いないわけじゃないが…)
エルド(中々言い出せるものじゃないだろ…)
リヴァイ「エレン、お前がいけ。1番年下だろ」
エレン「え!?俺がですか?」
ナナバ(リヴァイ…)
アルミン(次は僕なのか…?)
ベルトルト(次僕かなあ…)
エルヴィン「ああエレン、君から頼む」
ミケ(エルヴィンのやつ、強引だな)
エルド(なるほど、年功序列か)
エレン「はい…、実はこの前…
~回想~
ハンジ「エレン!今日は君が人間の時でも巨人の能力があるかどうか調べるよ!」
エレン「は、はい!」
ハンジ「どうしようかな~、歯がはえたのは確認できてるからな~」
エレン(え、それ以上行くのか?)
ハンジ「指とかどうかな!」
エレン「え」
ハンジ「大丈夫大丈夫、第一関節だけだよ!」
エレン「え…(マジかよ絶対痛いし、でも上司の命令だし…)」
リヴァイ「やめろ、それで巨人化したらどうするんだ」
ハンジ「わかったよ…」
エレン(た、助かった…)
~回想終わり~
エレン「ってことがありました…」
モブリット(そんなことがあったのか…)
アルミン(お疲れエレン…)
ナナバ(やっぱり奇行種だね…)
リヴァイ「あったなそんなこと」
エルヴィン「エレン、君も苦労してるんだな。君は巨人化の力を有してるのだからなおさら苦労しているのだろう…」
エルヴィン「さて、次にいこう」
アルミン「僕がいきます」
ベルトルト(早いなあ、次は僕だ…)
エルド(前の2つより軽くなるといいんだが…)
アルミン「僕は…
~回想~
アルミン「ネスさんいい人だな~」
ハンジ「君!確かアルミン君だよね?」
アルミン「え、はい(確かこの人、ハンジ分隊長だっけ)」
ハンジ「君可愛いよね~、そこらへんにいる女の子よりも相当可愛いと思うんだけどどう思う~?」
アルミン「え?いや、あの…」
ハンジ「私に着いて来て!」
アルミン「え?」
ハンジ「上官命令だから」
アルミン「はい…」
ハンジ研究室
ハンジ「よし、絶対動かないでね~?」
アルミン「はい…(何されるんだろ…)」
わしゃわしゃわしゃ
アルミン「え?ちょっとなにやってるんですか!」
ハンジ「え?髪を結んでるだけだよ?」
アルミン「…」
ハンジ「すごい!可愛すぎでしょ!」
アルミン「…」
~回想終わり~
アルミン「そのまま何種類も髪型試された後に女装までさせられました…」
エレン(正直見てみたかった)
ベルトルト(見たいなあ)
モブリット(ちょっと見てみたい)
ミケ(絶世の可愛い娘になるんだろう…、匂いでわかる)
エルド(婚約者いるから俺は想像しないぞ!)
エルヴィン「うん、まあ…、災難だったな。今度から気をつけてくれ。次にいこう」
ベルトルト「じゃあ僕が…」
ミケ(ハンジ会は何故かサクサク行くな)
エルド(あんなやついたか?)
ナナバ(座高が…、いや、背が高いだけか?)
ベルトルト「僕は…
~回想~
ハンジ「…」指でうなじをツ~
ベルトルト「うわああああああ!!なにするんですか…(いきなりうなじをなぞるとかなんなんだ?)」
ハンジ「びっくりしたー、あまりに背が高いから巨人かと思っちゃってさ!」
ベルトルト「そうですか…(え?ばれてないよね?なんかいろいろと危険だ…)」
ハンジ「ぱっと見2m級ってとこかな~、君は巨人だね~」
ベルトルト「え?いや、違いますよ…(なんなんだろ、どっちの意味なんだ?怖すぎる)」
ハンジ「そうかな~、3m級がいるんだから君もあまり変わらないと思うよ?」
ベルトルト「そんなことはないです…、ちょっとトイレに急いでるの失礼します(あまりここにいると危険だ…、さっさとどっか行かなきゃ)」
ハンジ「お?そうなの?ごめんね~時間取っちゃって」
ベルトルト「大丈夫です…(たぶん寿命も取られた…)」
~回想終わり~
ベルトルト「ってことが…」
アルミン(背が高いからね)
モブリット(許してやってください…)
エルド(あの人ならやりかねないな)
ミケ(軽いのが多くて助かる)
リヴァイ「ちっ…」
ナナバ(リヴァイ、嫉妬かな?)
アルミン(僕も兵長の気持ちわかるな…)
エルヴィン「君は背が高いから仕方ない、今後ともにそういうことがあるだろうが目をつぶってくれ。次にいこう」
ナナバ(残ってるのはわたしとエルドとリヴァイとミケとエルヴィンか…)
ミケ(嫌な面々だな)
エレン(残ってる人はみんな長い付き合いだから重そうだ…)
エルヴィン「さっきまでの勢いはどうした、いないのか?」
アルミン(団長煽ってるのかな…)
ベルトルト(僕は終わったから大丈夫だよね)
エルド(俺が言うべきか…)
エルヴィン「いないなら私が言おう」
エルド(タイミングを逃した…)
ナナバ(あ、エルドの顔が…)
ミケ(顔に出てるし匂いもぷんぷんだぞ…)
エルヴィン「実は先日…
~回想~
ハンジ「…」
ぴゅるるるるるる→
ひゅるるるるるる←
ズル…
ハンジ(10mmずれた!新記録!)
エルヴィン「ハンジ…、それはなんだ」
ハンジ「え?ちょっ気づいて!?いや、吹き戻しです…」
エルヴィン「そうか、さっきから何をやってたんだ?」
ハンジ「え?全部気づいて、いや!あの、髪を…」
エルヴィン「モブリットから全部聞いたぞ!全く君は…」ガミガミ
~回想終わり~
エルヴィン「ってことがあったのだ」
モブリット(吹き戻しで遊んでた件か…)
ナナバ(あの時のか、ふふ、ふふふふ)
エレン(ナナバさん、なんかにやにやしてる…)
ミケ(カツラにした後だったのか…)
ベルトルト(知る人ぞ知るって感じかな?)
リヴァイ「…」
エルヴィン「なにをにやにやしてるんだリヴァイ、ナナバ」
リヴァイ「なんでもねえよ」
ナナバ「いや、特に意味はないよ」
エルヴィン「まあ、ハンジもソニーとビーンが死んだ悲しみでやったと言うから許したが、そんなことはどうでもいい。次にいこう」
エルド「なら次は俺が言います」
ミケ(躊躇なくいったな)
エレン(エルドさんってハンジ分隊長となんか関わりあったっけ?)
アルミン(あの人髪結んでてもかっこいいなぁ)
エルド「ついこないだなんですが…
~回想~
ハンジ「エルド~!確かエルドって手先器用だったよね?」
エルド「そんなことはないと思いますが…、なんでこんな朝早くに」
ハンジ「ちょっと今日内地のお偉いさんと会わなきゃいけなくてさ、お洒落しなきゃいけないんだよ。だからちょっと髪型いい感じにしてくれない?」
エルド「いいですよ、どれどれ…」
ハンジ「あ、私研究で忙しくて髪の毛洗えてないんだ。ベトベトゴワゴワで臭いからよろしく!」
エルド「」
ハンジ「ほら、ゴム外してもほぼポニーテールのまんまでしょ?」
エルド「出発までどの位あるんですか?…」
ハンジ「んー、1時間くらいかなー、もっとあった気もする!」
エルド「1時間…(髪乾くかな、いやきついな)」
リヴァイ「おい、メガネ。出発まで2時間だったろ、間違えんな」
ハンジ「リヴァイ!そうだったね、ありがとう!…ってことでエルドよろしく~」
エルド「じゃあ髪もついでに洗っちゃいましょうか…」
~回想終わり~
エルド「ってことがあって、ちょっとあの時は大変でした…」
リヴァイ「あの時そういうことだったのか」
ナナバ(そうだった、ハンジは髪の毛洗わないんだった)
ミケ(あいつは遠くても匂いで識別できるからな)
ベルトルト(ライナーも臭いんだよなあ…)
エルヴィン「あの時ハンジの髪型が違ったのといい匂いがしたのエルドのおかげだったのか!本当に礼を言う」
エルド「いえいえ、それほどじゃ…」
エレン(確かに内地行くって言ってた時は臭くなかった)
モブリット(見てみたかったな…)
アルミン(団長があんなに感謝してる…)
エルヴィン「では、次にいこう。残りも少ないしナナバ、どうだ?」
ナナバ(名指しされた…)
ミケ(絶対に次はリヴァイよりも早く言うか)
ナナバ「えーと、結構前なんですけど…
~回想~
ナナバ「ピクシス司令、美人な巨人とか言ってたけどほんとにそんなのいるのかな~」
しゅぱっ!
ハンジ「現在確認されてる巨人の中にはいないね、もっぱら見た目女みたいな巨人ならいなくもないけど身体的特徴が女性的な巨人は確認されたことがないよ」
ナナバ「そうなんだ、ありがとう(やばい、さっさと逃げなきゃ)」
ハンジ「逆にかっこいい顔、渋い顔した巨人は何体か確認されてるけどそれらの個体と他の個体の違いは全く持って解明されてないし、特に差別などもないんだ」
ナナバ「そ、そうなんだ…」
ハンジ「どちらにせよ巨人の顔は人間とほぼ同じだよね?でも超大型巨人、鎧の巨人は見た目が全く違うんだよ!超大型は筋肉むき出しで肌が全然ないように見えるんだ」
ハンジ「これは私の見解だけど、トロスト区に現れた時に大量の蒸気を出したってエレンが言ってたよね。多分普段から高い体温だから皮膚が溶けてるんじゃないかと思うんだ」
ハンジ「この説は説得力ないけど事実巨人のことに関して私たちは何も知らないからどんな推論でも大丈夫なんだよ」
ハンジ「そして鎧巨人、彼は顔が人らしくなかったと報告が上がっている、体は筋肉もりもりだったらしいけどね。そして通常種、奇行種共に珍しい短髪だったんだ!」
ハンジ「ちなみに超大型は皮膚がないからハゲだったんだけどね。これらのことから2体は…」
ナナバ(誰か助けて…)
~回想終わり~
ナナバ「ってことがありました、結局立ち話を8時間してました…」
モブリット(この被害何十人目なんだ…)
アルミン(うわ、噂は本当だったのか)
ベルトルト(本当に近寄りたくないなあ)
ミケ(天災と思うしかないな…)
エルド(そういやエレn
エレン「俺もついこないだそうでした…」
リヴァイ「あれはてめーが自分で聞いたからだろ」
エルヴィン「エレンは入団に関しての説明会に出てなかったからな、新兵にはハンジに巨人の話を振るなと言ってあるのだが…」
エレン「そんな…」
アルミン(どんまいエレン)
ベルトルト(仕方ないよ…)
エルヴィン「さて、次はd
ミケ「俺がいこう…
~回想~
ハンジ「ミケ~!久々に肉が来たんだけどどこ産か当ててよ!」
ハンジ「まずこれ!」
ミケ「これはウォールローゼ南区」
ハンジ「すっげー!これは?」
ミケ「これはローゼの南西区じゃないか?」
ハンジ「うおー!じゃあこれ!」
ミケ「シーナの北東区」
ハンジ「すっげー!」
別の日
ハンジ「これはなんでしょうか!」
ミケ「調査兵団のジャケットか?」
ハンジ「ピンポーン!これは誰のでしょう!」
ミケ「ネス」
ハンジ「おお!これは?」
ミケ「グンタか?」
ハンジ「これは?」
ミケ「ペトラ」
ハンジ「これは?」
ミケ「ナナバ」
ハンジ「女性の匂いもわかるとかちょっと気持ち悪いな~」
~回想終わり~
ミケ「俺の嗅覚を弄ばれた」
ナナバ(気持ち悪い…)
アルミン(嘘だろうな、匂いで識別できるのなんて犬くらいじゃ…)
モブリット(分隊長、遊びすぎです…)
エルヴィン「それは後で叱っておくから心配ない」
エルヴィン「最後はリヴァイ、お前だぞ」
リヴァイ「…」
リヴァイ「鬱陶しい、それだけだ」
エレン(それだけなんて!)
エルド(確かにそれ以外ないな…)
モブリット(申し訳ありません…)
エルヴィン「そうか、ではみんな吐き出してスッキリしただろう。今一度ハンジに巨人の話は禁止、というのを徹底してくれ。今日は解散とする!」
ミケ(スッキリ終わったな)
ナナバ(帰って訓練しなきゃ)
アルミン(索敵陣形覚えないと…)
ベルトルト(ライナーの所に行っとこうかな)
リヴァイ「帰るとすr
バタン
ハンジ「エルヴィン!ってあれ?みなさん揃って何やってるの?」
リヴァイ「なんでもねーよ今からみんな帰るんだよ」
ハンジ「えー!教えてよー!」
ウルセーナ
チョットー、モブリットー
ヤメテクダサイ…
ナナバモイルジャン
ワタシハシラナイカラ
ミケ(俺が気づけなかった?)
エルヴィン(ハンジ会は潰されそうだ…)
おわり
このSSまとめへのコメント
すっげえ面白いww多分あの中じゃナナバが一番ひどいなwwぜひまた書いてください*\(^o^)/*