エレン「5位と4位の間に大きな壁がある」アルミン「うん?」(79)

*エレンとアルミンがだべってるだけ
*キャラ崩壊
*ネタバレ
*メタ会話


エレン「俺って卒業時の席次は5番目だよな」

アルミン「そうだね」

エレン「俺の上にはアニがいるんだよな」

アルミン「それがどうかしたの?」

エレン「俺ってアニに勝てるのかな…」

アルミン「あー…」

エレン「たった1つ違うだけなのに、とんでもない無理ゲー感があるよな」

エレン「生身の俺じゃ絶対に勝てない」

エレン「そもそも俺に格闘術を教えてくれたのはアニだからな」

アルミン「その時点で実力が隔絶してるよね」

エレン「巨人化したところでまともに戦ったら到底勝てるとは思えない」

アルミン「でもライナーのことは追い詰めたよね?」

エレン「あれはああいう作戦だったんだろ…多分」

エレン「結局仕留められなかったしな」

エレン「しかもアニはサボり倒してるからな」

エレン「まだアタシは本気を出してないとか思ってるぞ」

エレン「例えば、ジャンと俺も順位は1つ違うだけだろ?」

アルミン「そうだね」

エレン「あいつと俺がタイマン張ったらどっちが勝つか分からないだろ?」

アルミン「対人格闘はエレンの方が上だし、それに究極奥義の巨人化があるじゃないか」

エレン「でもジャンは立体機動がかなり得意だから」

エレン「仮に俺が巨人化したとしても、なんとなくワンチャンあるかもって思うだろ?」

アルミン「うーん、まあ…」

エレン「それに比べて、俺とアニを比較する場合に漂う絶望感はなんなんだ」

エレン「まあ、理由は分かってるんだよ」

アルミン「そうなの?」

エレン「お前だって分かるだろ?あいつが生粋の巨人で、俺は人間だからだ」

アルミン「まあね」

エレン「104期生って割と実力派が揃ってると思うんだよ」

エレン「成績上位陣はあっさり巨人を討伐してるしな」

アルミン「例外もいるけどね」

エレン「そんな粒揃いの104期でも巨人組に歯が立たない」

アルミン「同期の上位4人中3人が巨人というのも酷い話だよね」

エレン「人類が巨人に勝つなんて土台無理な話なんだよな」

エレン「まあ何が言いたいかと言うと、ミカサすげえってことなんだよ」

アルミン「本当にミカサは人類の希望だよね」

エレン「巨人組を引き離して堂々の1位だからな」

エレン「ちなみにあいつも本気は出していないと思う」

アルミン「へえ」

エレン「あいつは暇があれば俺の傍によってくるからな」

エレン「訓練中もわざと俺のペースに合わせたりしてさ…」

アルミン「なるほど」

エレン「思えば俺は出会いの時からあいつにビビッていた」

アルミン「人攫いからミカサを救った時?」

エレン「そうだ。目の前で異次元の動きを見せ付けられたからな…」

エレン「うわこいつやべえって思った。まあ戦えと言ったのは俺なんだけどさ…」

アルミン「エレンも十分異次元だと思うけど」

アルミン「あんな9歳児がいたら嫌だよ」

エレン「でも、あいつの動きは色々とおかしいだろ」

エレン「あいつ、立体機動装置が無くても立体機動できるんじゃないか?」

アルミン「出来そうな感じはするよね」

エレン「あいつと同居し始めた当初は恐ろしくて夜も眠れなかった」

エレン「ミカサって一応ヒロインなんだよな」

アルミン「一応も何もメインヒロインでしょ」

エレン「主人公を瞬殺できるメインヒロイン…」

アルミン「別に珍しくはないと思うけど?」

アルミン「ラ○ちゃんだっていつも主人公をボロボロにしてるじゃないか」

エレン「でも、その、もう少し手心を加えてくれてもいいだろ」

エレン「あいつを見るたびに、腹筋に目を奪われるんだよ」

エレン「普通はおっぱいとかじゃないのか?」

アルミン「それがイイって思う人もいるんだよ」

エレン「なんというか、もうTOP4以外はおまけって感じだよな」

アルミン「じゃあエレンはおまけ代表なんだね」

エレン「どう足掻いても絶望だよな」

アルミン「僕達だけ低いレベルで争ってる感があるよね」

エレン「凄く虚しさを感じる」

アルミン「まあ、この世界の人類はどう足掻いても破滅的な結果を迎えるだろうしね」

アルミン「現実を反映した結果じゃないかな」

エレン「俺は悪あがきをしている人類の代表なんだな」

エレン「そういえば、ジャンは俺の下なんだよな」

エレン「これおかしいよな」

アルミン「何が?」

エレン「あいつ、立体機動の成績はトップレベルなんだろ?」

エレン「立体機動はあらゆる訓練科目の中で最も重要視されているわけだ」

アルミン「立体機動を得意とする訓練兵が上位にいると言っても過言ではないだろうね」

エレン「俺の得意な対人格闘とは比べ物にならないほど重要な科目だ」

エレン「それなのに、なんで俺の下にいるんだよ」

エレン「早い話、大半の科目で俺を下回ってるんだろ?」

エレン「あいつ実はアホなのか。怠け者なのか」

アルミン「一芸に秀でたタイプなんじゃない?」

エレン「逆に言うと、俺は多くの科目が満遍なく出来るってことか?」

エレン「対人格闘なんて糞の役にも立たないんだ。他の科目で補ってるんだよな?」

アルミン「自分のことなのになんで疑問形なんだよ…」

エレン「俺、結構真面目ちゃんなんだな…」

アルミン「まあ、腐っても医者の息子だからね」

エレン「やっぱりコツコツ努力することが大切なんだよ」

アルミン「まあね」

エレン「そんな努力型が5位になってしまうところが人類にとっての悲劇だよな」

エレン「俺、討伐数1だし」

アルミン「巨人討伐に必要なのは才能と運だね」

エレン「俺、5位以下の104期生で一番才能があるのはコニーだと思うんだよ」

アルミン「それはなんでまた」

エレン「ぶっちゃけて言うと、あいつ馬鹿だろ?」

アルミン「ぶっちゃけなくても馬鹿だね」

エレン「座学の成績は下から数えた方が早い…というか一番下だろ」

アルミン「身長も下から数えた方が早いね」

エレン「訓練の時もサシャと一緒にふざけていたりするし」

エレン「そんな奴が8位だぞ?凄くないか?」

アルミン「まあ、身体能力と動物的勘だけで戦っているようなものだね…」

エレン「あいつこそ、全人類の希望だと思うよ」

エレン「サシャもコニーと同じ系統だよな」

アルミン「才能だけで戦ってる感じだよね」

エレン「しかも教官の心証は最悪だろうに…あいつも凄いよな」

アルミン「芋を食べ始めたときは色々な意味で驚愕したよ」

アルミン「おまけに食料を盗む…この世界では最悪の行為なのにね」

アルミン「正直な話、兵士には向いてないと思うよ」

エレン「そんな素行の悪さも霞むほどの好成績ってことだな」

アルミン「サシャとコニーの子供が人類を救うかもしれないね」

エレン「俺もそう思う」

アルミン「クリスタが10位ってのはどうかな…」

エレン「巨人をボコってたぞ」

アルミン「あれはちょっと意外だったね」

エレン「結構身体能力が高いのかもな」

アルミン「そういえば乗馬が得意なんだっけ」

エレン「乗馬は結構配点が高いんじゃないか」

アルミン「でも、絶対ユミルがサポートしてると思うよ…」

エレン「アルミン」

アルミン「なに?」

エレン「そんなにクリスタに負けたことが悔しいのか」

アルミン「………少し」

アルミン「大体おかしいでしょ」

エレン「何がだ?」

アルミン「なんで僕だけ圏外なんだよ…」

アルミン「なんで幼馴染トリオの中で1人だけはぶられてるんだよ」

アルミン「死亡フラグがビンビンじゃないか」

エレン「アルミンはいじめられっ子だからな。フィジカル面で劣っていることは否めない」

アルミン「せめて10位ぐらいにねじ込んでくれても…」

エレン「アルミンはインテリジェントな戦いをするキャラなんだよ」

エレン「筋肉ウーマンのミカサ、ど根性の俺、そして頭脳派のアルミン」

エレン「最高のトリオじゃないか」

アルミン「エレン…」

エレン「これでアルミンが可愛い女の子だったら言うこと無かったのにな」

アルミン「ええー…」

エレン「もういっそアルミンは最初から女だったことにしないか?」

アルミン「どうしてだよ」

エレン「ミカサとアルミンと俺でトライアングラーしようぜ」

アルミン「これそういう漫画じゃないから」

エレン「俺を取り合って欲しいんだよ」

アルミン「そんなことしたら僕が殺されちゃうでしょ」

アルミン「そもそも、今でもトライアングラーできるでしょ」

エレン「え?アルミン、俺のこと…」

アルミン「違うよ。なんでそういう発想に至るのさ」

アルミン「エレンは女の子に興味があったんだね」

エレン「当たり前だろうが」

アルミン「その割には女の子に冷たいよね」

エレン「今は巨人のことで頭が一杯だから気が回らないだけだ」

エレン「昔はよく女の裸を見たけどな」

アルミン「え?どこで!?」

エレン「俺の父さんは医者だろ?だから診察とかを…」

アルミン「うわあ」

エレン「まだ何も言ってないだろ」

アルミン「そこまで言えば分かるよ。うわあ…」

エレン「2回も言わなくていいだろ」

アルミン「ちょっとエレンとの付き合いを考え直すよ」

エレン「そこまで言うことないだろ…」

アルミン「覗きは犯罪だよ」

エレン「覗いたっていうか…見えちゃったっていうか…」

アルミン「うわあ」

エレン「3回も言わなくていいだろ!」

アルミン「明日からはアルレルトさんって呼んでね」

エレン「…いいのかよ?」

アルミン「ん?」

エレン「俺にそんなことを言ってもいいのか?」

アルミン「別に良いと思うけど」

エレン「ふーん…じゃあ言っちゃうぞ?言っちゃうからな?」

エレン「お前さあ…俺の母さんが傍にいる時は俺と目を合わせてくれなかったよな」

エレン「アルミンはどこを見ているんだろうと思っていたんだよ」

エレン「それで、お前の視線の先を追ってみたんだよ」

エレン「するとお前の視線の先には母さんのおっぱ」

アルミン「うわああああああああああああああああああああああああああああああああ」

エレン「おっぱ」

アルミン「うわああああああああああああああああああああああああああああああああ」

エレン「………」

アルミン「………」

エレン「話を戻すか」

アルミン「そうだね」

エレン「ユミルが本気を出せば間違いなく俺より上になるだろうな」

エレン「あいつは手を抜いてると思う」

エレン「嫁(クリスタ)を立てていると言うのも、あながち間違いじゃあないと思う」

アルミン「実際、かなり頭も切れるしね…」

エレン「何より巨人だからな」

エレン「これだけで俺より上だと断言できる」

アルミン「しかも巨人軍と単騎で戦えるぐらい強いからね」

エレン「謎も多いし、美味しいキャラだよな」

アルミン「アニメではちょっと美人になってるしね」

エレン「アニメと言えば」

アルミン「ん?」

エレン「アニメのアルミンって原作とはちょっと印象が違うよな」

エレン「アニメは、なんというか…掘られる為に産まれて来たような顔をしてるよな」

エレン「薄い本での扱いが心配だ」

アルミン「そういうエレンだって、アニメは完全にカルラおばさんのコピーだよね」

アルミン「まあ、元々母親似なのは確かだけど、アニメの顔は似てるとかいうレベルじゃないでしょ」

アルミン「薄い本では掘られまくってるんじゃないの?」

エレン「初期設定だと俺は女だから仕方が無い」

アルミン「女エレンかあ…」

エレン「直情型で気が強い女…間違いなく薄い本でリンカーンされるな」

アルミン「また話がそれたね」

エレン「思春期は寄り道してなんぼだぞ」

エレン「マルコは…座学の成績が良いんだよな」

アルミン「僕よりは下だけどね」

エレン「座学だけなら10位以内には入れないよな」

アルミン「…どうせ僕は圏外だよ」

エレン「すねるなよ。器用貧乏よりは一芸に秀でている方がいいぞ。作中で生き残る確率も高いんだ」

アルミン「マルコの死は残念だった」

エレン「あいつも俺と同じで満遍なく出来るタイプだったのかもな」

アルミン「そうかもしれないね」

エレン「なんか親近感がわいてきたな…俺も主人公じゃなかったらとっくに死んでるしな」

アルミン「正直あれはトラウマものだよ」

エレン「その節は失礼した」

アルミン「生きていたからよかったものの…あんな状況で色々言われても困るよ」

エレン「人間死に際になると色々言いたくなるんだよ」

アルミン「やっぱり死ぬと思ったんだ」

エレン「あそこからの逆転は流石の俺でも想像できなかった」

アルミン「巨人に対する呪詛の言葉を吐きながら死んでいく…」

エレン「しかもだるま状態で」

アルミン「あそこで死んでいれば伝説になれたね」

エレン「アルミンが主人公なら死んでいただろうな」

アルミン「僕の心に深い傷を残しただろうね」

エレン「アニメのOPは色々と誤解を招くよな」

アルミン「あそこに映ってるエレンは物凄く輝いてるよね」

エレン「あれを見たら俺が巨人どもを駆逐しまくる話だと思うだろ」

アルミン「めっちゃ躍動してるもんね」

エレン「獲物を屠るイェーガーだからな」

アルミン「ほとばしる衝動に身を焼いてるのは確かなんだけどね」

エレン「基本的に焼いてるだけだからな」

アルミン「もうそろそろ灰になりそうだね」

エレン「正直、俺の努力って全然意味がないよな」

エレン「討伐数1だぞ?人間は2人も殺してるのに」

エレン「人間を駆逐した数の方が多いんだぞ?」

エレン「本職は人殺しと言われても反論できないぞ?」

アルミン「そもそも生身で巨人と戦う機会が少ないからね…」

エレン「俺はさ、ミカサのようにバッサバッサと巨人を倒したいんだよ」

エレン「その為に今まで頑張ってきたんだ」

エレン「それなのに、この扱いはいくらなんでも酷くないか?」

エレン「今までの努力は一体なんだったのかと思うだろ」

エレン「挙句の果てに巨人化って…」

アルミン「でも、巨人バトルには格闘訓練の成果が活きてると思うよ?」

アルミン「仮に僕が巨人化してもボコボコにされちゃうよ」

エレン「まあ、それは…俺もそう思ったよ」

アルミン「じゃあいいじゃない」

エレン「でも、最近じゃ戦っても勝てないんだよ」

エレン「なんで相手が格上ばっかりなんだよ」

エレン「おかげで全然討伐数が伸びないんだよ」

エレン「今の俺はただの巨人化できる人だろ」

アルミン「一体エレンの身体に何があったんだろうね」

エレン「そして最新話ではついに巨人を統御する能力が覚醒した」

アルミン「あれは凄いよね」

エレン「これは流石に取り繕えないぞ」

エレン「もう努力関係ないじゃん」

エレン「俺はピエロかよ」

エレン「獲物を屠るイェーガーじゃなかったのかよ」

アルミン「人生ってそういうものじゃない?」

エレン「アルミンは良いよな…知性派キャラがそのまま活躍に反映されてるから」

アルミン「そうかな?」

エレン「この調子だと討伐数は最後まで1なんだろうな…」

アルミン「ますます危険な前線には出したくないだろうしね~」

エレン「俺の活躍って俺自身の努力とは全く関係がないんだよな」

エレン「無駄に努力してるせいで主人公補正食らった時の虚しさが半端無いんだよ」

エレン「こんなことなら最初から劣等生でもよかったな」

アルミン「それは駄目でしょ」

アルミン「エレンの最大の特徴は巨人に対する復讐心なんだから」

アルミン「あれだけ巨人を憎んでいるなら、倒す為の努力をするのは当たり前でしょ」

アルミン「目標があるのに努力は出来ませんなんて、そんな底辺丸出しのFランク主人公嫌だよ」

エレン「いい歳こいて漫画読んでる奴は大概がそんな感じだろ」

アルミン「やめなさい」


アルミン「まあ…エレンは戦う人類の象徴みたいなものなんだと思うよ」

アルミン「巨人という巨大な力と戦うには人類の力はあまりにも弱い」

アルミン「だから人類代表であるエレンの努力も結果にはなかなか繋がらない」

アルミン「むしろ裏目に出てしまうことも多い」

アルミン「だけどエレンは決して諦めない。例え負けても前のめりに倒れるんだ」

アルミン「その意志の強さ…不屈の闘争心が最終的には勝利を呼び込む…みたいな」

アルミン「子供達に努力の大切さを教えてるんだよ」

アルミン「まあなんか大体そんな感じ」

エレン「最後もうちょっと頑張れよ」

エレン「6行目まではちょっと感動したのに」

アルミン「オチがつけられなかったんだよ」

エレン「俺って物語の奴隷だよな」

アルミン「まあね」

エレン「自分の行き先が不安で仕方が無い…」

アルミン「まあ、死ぬようなことは無いと思うよ」

エレン「そうだよな…」

アルミン「多分」

エレン「どんどん不安になってきたぞ」

エレン「サシャって死んだのかな」

アルミン「流石に主要キャラが人知れず死ぬことは無いと思うけど…」

エレン「サシャが死んだら悲しいよな」

アルミン「エレンはサシャが好きなの?」

エレン「好きっていうか、あいつは貴重なお笑い要員だろ?」

エレン「こんな奴でも殺しちゃうんだ…って思うだろ」

アルミン「そういう意味ではコニーもそうだね」

エレン「あの2人には生き残って欲しいよな」

アルミン「そうだね」

エレン「ジャンのアホはしぶといな」

アルミン「ジャンはなんだかんだ終盤まで生き残りそうだよね」

エレン「104期の中では貴重な普通人だからな」

アルミン「調査兵団へ入ると言った時には死亡フラグが立ったと思ったんだけど」

エレン「あんな馬面でも死んだら悲しいだろうな」

アルミン「喧嘩するほど仲が良いって言うしね」

エレン「別に仲が良いわけじゃないぞ」

アルミン「はいはい」

エレン「ミーナ」

アルミン「結局どんな子なのかはよく分からなかったね」

エレン「104期女子には珍しく、女の子らしい女の子だったよな…」

アルミン「髪型も女の子って感じだったしね」

エレン「まさかあんな使い捨てキャラだとは思わなかった」

アルミン「ちょっと背筋が寒くなったよね」

エレン「どうして」

アルミン「僕達もいつどこで殺されるか分からないよ」

エレン「俺の主人公補正を信じて投資しろ」

エレン「ハンナとフランツ」

アルミン「リア充爆ぜろとか言ってたら本当に爆ぜちゃったね」

エレン「しかも二人揃って死ぬとはな…」

アルミン「いちゃいちゃやってた時点で死亡フラグ立ってるけどね」

エレン「まあ、あの二人のことはよく知らないんだけどな」

アルミン「104期生は何人ぐらい生き残るんだろうね」

エレン「俺たちの知らないところでバタバタ死んでもおかしくないよな」

アルミン「成績上位陣が何人死ぬか見ものだね」

エレン「お前まだ根に持ってるのか」

エレン「ペトラさんの死はめちゃくちゃショックだった…」

アルミン「アニメ版は顔が可愛いから更にショックが大きかったね」

エレン「お姉さんキャラを殺すなんて…」

アルミン「エレンはああいう女の人が好きなの?」

エレン「年上のお姉さんは全男子の憧れだろ…」

アルミン「年上というならミカサも年上だよ」

エレン「ミカサは…なんか、違うだろ」

アルミン「ミカサが聞いたら怒るよ」

エレン「事実だから仕方が無い」

エレン「ハンネスさん…」

アルミン「あれはショックだよね」

エレン「ハンネスさんはまだまだ死なないと思っていたのに」

アルミン「死亡フラグはビンビンだったけどね」

エレン「もっと重要な役目を与えられているんだと思ってた」

アルミン「エレンが覚醒するきっかけになったじゃないか」

エレン「でも、あんな形で殺すことはないだろ」

エレン「悲しすぎるぞ」

アルミン「まあね…」

アルミン「僕達は生き残れるのかな…」

エレン「大丈夫だろ。俺たちは主人公格なんだから」

アルミン「またそんなメタなこと言って…」

エレン「アルミンが死んだら読者からの抗議が殺到するぞ」

アルミン「僕が死んだら、かあ…」

アルミン「僕が死んだらどうなるのかなあ…」

エレン「ちょっとアルミン死亡エンドを考えてみるか」

エレン『アルミン…分かるか?』

エレン『ここが…海だ』

エレン『海って本当に青いんだな…』

エレン『潮の香りがするよ…』

エレン『何もかも終わった…人類は勝ったんだ』

エレン『俺は出たよ…壁の外へ』

エレン『でも、ここにはお前がいないんだ…ついでにミカサもいない』

エレン『アルミン…』

エレン『アルミーーーーン!!』

DAS ENDE

エレン「こんな感じだな」

アルミン「ミカサは一体どうなったのさ」

エレン「考えるのが面倒だったから」

アルミン「ミカサは生き残ると思うけどね」

エレン「多分ミカサって殺しても死なないよな」

エレン「肉片が1つでも残っていれば再生すると思う」

エレン「あいつは不死身の筋肉ウーマンなんだよ」

アルミン「エレン…いくらなんでもそれは失礼だよ」

エレン「絶対そうだって」

エレン「アルミンが死んだら色々と大変なことになりそうだな」

アルミン「物語の奴隷が1人減るからね」

エレン「きっと俺は暴走するぞ」

アルミン「そうかなあ?」

エレン「そりゃあそうだろ」

エレン「俺に夢を与えてくれたのはお前なんだし」

アルミン「まあ、僕はまだまだ死ねないよ」

エレン「なんで」

アルミン「だって、エレンを放っておけないもの」

アルミン「エレンは向こう見ずだし、直情的だし、自分の身体のことを考えないし、目を離せないよ」

アルミン「僕が目を離したら、エレンが先に死んじゃうよ」

エレン「アルミン…」

アルミン「だから死ねないよ」

エレン「そうだよな…アルミンは死なないよな」

アルミン「うん…」

エレン「あのさ…アルミン」

アルミン「なに?」

エレン「もし、もしもだぞ?何もかも片がついて…俺たちがまだ生きていたら」

アルミン「うん…」

エレン「行こうぜ…一緒に、壁の外へ」

エレン「広い世界を探検するんだ」

エレン「勿論ミカサも一緒に」

エレン「それでさ…海、見に行こうな」

アルミン「うん!」

エレン「ここにミカサがいないのが残念だな」

アルミン「え?いるじゃないか」

エレン「は?」

アルミン「エレンの後ろに」

ミカサ「ずっといた」

エレン「」

エレン「いつからそこにいたんだよ!」

ミカサ「ミカサすげえから」

エレン「ド畜生…!」

「あいつと同居し始めた当初は恐ろしくて夜も眠れなかった」

「主人公を瞬殺できるメインヒロイン…」

「あいつを見るたびに、腹筋に目を奪われるんだよ」

「ミカサは…なんか、違うだろ」

『でも、ここにはお前がいないんだ…ついでにミカサもいない』

「あいつは不死身の筋肉ウーマンなんだよ」

エレン「やめろ!」

ミカサ「エレン」

エレン「違うんだ…!これは…とにかく違うんだ!」

ミカサ「ちょっと話がある」

エレン「そうだ!リヴァイだ!リヴァイ兵長が悪いんだ!」

ミカサ「話がある」

エレン「兵長に蹴られすぎて混乱していたんだ!」

ミカサ「話がある」

エレン「アルミン!なんで教えてくれなかったんだよ!こんな形で俺を退場させて、恥ずかしくないのかよ!」

ミカサ「 話 が あ る 」

アルミン「終わりだよ」


とりあえず終わり
お目汚し失礼しましたー

乙ー
良ければ前に書いた作品などあれば教えてください

>>67
フランツ「最近ハンナが冷たいんだ…」アルミン「え?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1381754002

これだけです

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