キョン「…熱でもあるのか」
ハルヒ「熱なんてありませんよぉ」
キョン「キャラでも変えたのか」
ハルヒ「変えてませんよぉ」
キョン「もう一度聞く、…熱でもあるのか」
ハルヒ「ないって言ってるじゃないですか、でもやっぱりキョンくんは優しいです、私の体調の心配してくれるなんて」
キョン「いや俺はお前の体調じゃなくて頭の心配をしてるんだが」
ハルヒ「今日のキョンくん、何だかおかしいよ?調子でも悪いんですか?」
キョン「その言葉そのまま返す」
ガラッ
キョン「あっ、長門!聞いてくれ、ハルヒの様子が変なんだよ」
長門「おやおや…また何かあったみたいですね」
キョン「!?な…長門…?」
長門「どうしたんですか?あなたにしては取り乱していますが」
キョン「…一体どうなってんだ」
ガラッ
朝比奈「………」
キョン「朝比奈さん!」
朝比奈「………何(ペラッ)」
キョン「………朝比奈さん、まで」
コツ、コツ、コツ…
キョン「…!古泉…?なのか」
古泉「………」
キョン「古泉!ハルヒも朝比奈さんも長門もおかしくなっているみたいなんだ」
古泉「…何言ってんの?あんた」
キョン「」
メルアドいらんやろ
虚無
古泉「ハルヒちゃん!早く団活始めましょ!」
ハルヒ「は…はいぃ…」
朝比奈「………(ペラッ)」
長門「……フッ」
キョン(何なんだ…このカオスな状況は…)
キョン(立ち位置はいつも通り…だが、明らかに性格が変わっている。例えるなら
ハルヒ→朝比奈さん
長門→古泉
朝比奈さん→長門
古泉→ハルヒ
という具合にだ。…ただここで問題点がいくつかある。ハルヒが朝比奈さんと入れ替わる程度ならまだ良かった。なんせ萌えキャラのハルヒとツンツンの朝比奈さんを見てみたい俺がいるからだ。しかし、何故か長門の性格までもが変化している。対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスの長門なのだから、つまりは性格がいきなり変化するのはほぼ有り得ないと思うんだが…)
>>3えっ?メアドですか?
ハルヒ「えっとぉ…じゃあ、最近の団活について…朝比奈さんは何かありますか?」
朝比奈「特に」
ハルヒ「じゃあ…長門さん」
長門「私ですか?そうですね…しいて言えば、不思議が全く見つかっていない事かと」
ハルヒ「確かにそうですね…じゃあ、えと、古泉くん」
古泉「最近みんなだらけすぎなのよ!もっとやる気出しなさいよ!ね、ハルヒちゃん!」
ハルヒ「ふえぇ…」
キョン(何故だ、古泉が必要以上に気持ち悪い)
>>3えっ?メアドですか?
ハルヒ「えっとぉ…じゃあ、最近の団活について…朝比奈さんは何かありますか?」
朝比奈「特に」
ハルヒ「じゃあ…長門さん」
長門「私ですか?そうですね…しいて言えば、不思議が全く見つかっていない事かと」
ハルヒ「確かにそうですね…じゃあ、えと、古泉くん」
古泉「最近みんなだらけすぎなのよ!もっとやる気出しなさいよ!ね、ハルヒちゃん!」
ハルヒ「ふえぇ…」
キョン(何故だ、古泉が必要以上に気持ち悪い)
キョン(しかし今の状況で俺は何も言えない…いつもは頼れる長門も今は古泉と化している…じゃあ俺はどうする?)
ハルヒ「じゃあ最後にキョンくん、何かありますか?」
キョン(…………よし)
キョン「あのなハルヒ、俺から提案があるんだが」
ハルヒ「提案?何ですか?」
古泉「どうせしょーもない提案なんでsyキョン「古泉、お前は良い、黙ってろ」
長門「おや…あなたにしては珍しいですね、今までのあなたは『面倒だ』と提案など出した事もなかったはず」
キョン「あぁ…ちょっとな」
キョン(古泉に言われるとイラッと来る言葉も長門の場合逆に嬉しい)
ハルヒ「で、提案って…??」
キョン「あぁ、あのさ……」
今日はここまで。皆さん良い夢を。お休み。
ハルヒ「入れ替わりごっこ…ですか?」
キョン「あぁ、そうだ」
古泉「あんた高校生のくせにそんな事sキョン「お互いの事をもっと詳しく知る機会なんじゃないか?」
ハルヒ「わぁ…良いと思います!」
長門「なるほど、たまにはそういった遊びも必要かもしれませんね」
朝比奈「ユニーク」
キョン「…ありがとよ」
古泉「しょうがないわね…私もやるわy長門「それで、誰と入れ替わりますか?」
キョン「実はもう決めてるんだ」
ハルヒ「教えて下さい~」
キョン「ああ」
キョン(でもハルヒにはこのままでいてほしい気もするが)
キョン「………と言う訳だ」
古泉「つまり、ハルヒちゃんが私、有希がみくるちゃん、みくるちゃんがハルヒちゃん、私が有希に成りきれば良いのね」ドヤァ
キョン「あぁ、確かにそういう事だがドヤ顔はやめろ古泉」
ハルヒ「じゃあキョンくんは誰になりきるんですか?」
キョン「えっ、俺?俺か…」
キョン(まずい、考えてなかった…これじゃあ元に戻る事すら難しくなる)
キョン「…お…俺は………」
長門「あえてこの人を基準として、僕たちだけで入れ替わるというのも手かと思うのですが」
キョン「えっ…?」
長門(きっとあなたには何か考えがあるのでしょう?個人的に支援しますよ)コソッ
キョン「な…長門……ありがとう」
キョン(古泉版長門は僕っ子なのが凄く良い。あいつの性格でも顔と性別さえ変われば気にならないもんだな)
ハルヒ「え…えっと、キョンく…キョン!お、お茶淹れてくださ…?じゃなくて、お茶、淹れなさい!」
長門「………(ペラッ)」
朝比奈「涼宮ハルヒに成りきる……難しい」
古泉「おやおや…皆さん大変そうですね」
キョン「長門と古泉はそのまんまだな」
古泉「フフン!こう見えても演技力はあるのよ!」
長門「………そう」
キョン「長門、凄く上手いぞ」
キョン(俺からしてみりゃ普通に本人に戻っただけだけどな)
古泉「ハルヒちゃん!もっと私になりきりなさいよ!そんなんじゃ女優とは言えないわよ!」
ハルヒ「ふえぇ…すみません…」
キョン「ハルヒはいつ女優になった」
古泉「言葉のあやよ、あや」
キョン「というかお前は長門になるのはやめたのか」
古泉「あっ!そうだったわね、うっかりしてたわ」
キョン(もう古泉はほとんどオカマだな)
キョン(長門と古泉はさすがだ。元々ハルヒと古泉に備わっている演技力が発揮されているのか)
キョン(しかしハルヒと朝比奈さんはどうだろう。今のハルヒは朝比奈さん。つまりは演技力などこれっぽっちも…いや、ある意味では、あるといって良いが。長門版の朝比奈さんに至っては朝比奈さんの欠片もない朝比奈さんと化している)
キョン(この状態でトークしてみたらどうなるのだろうか)
キョン「あ…朝比奈さん、お話しませんか」
キョン「今の私は朝比奈みくるではない。涼宮ハルヒ」
キョン「あ、あぁ…ハルヒ」
キョン(かえって紛らわしくなったぞ)
なんか頭痛くなってきた
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