まる子「『ゆるゆり』の巻」(167)
戸川先生「皆さん、明日はクラスで七森中学校へ見学に行きます」
戸川「中学校とはどういった所なのかを詳しく知ることができる絶好の機会です」
戸川「どうかこの機会を大事にしてください」
まる子「聞いた、たまちゃん。中学校の見学だって」
たまえ「うん。なんかちょっとだけワクワクするね」
戸川「七森中学校の先輩たちが校内を一緒に案内してくれます」
戸川「軽いお楽しみ会も企画してくれているようですので、皆さん楽しみにしていてください」
一同「はーい」
まる子「中学生の先輩たちかぁー。一体どんな人たちなんだろう~」
これは期待
翌日
戸川「それでは皆さん。出発しましょう」
まる子「中学校、まだ見ぬ秘境へあたしらは一歩踏み出したんだね」
たまえ「あはは。まるちゃん、大げさだよ」
まる子「ああー、中学校ってどんなところなんだろう。早く見てみたいよ」
たまえ「うん、そうだね。全然想像つかないもんね」
永沢「案外、僕らの通ってる小学校とあまり変わりないんじゃないか?」
藤木「確かにそうだね。ただ小が中に変わっただけで、あとは同じ学校なんだから」
藤木「あまり変わりないかもね」
永沢「そうだよ。中学校の先輩たちももとは僕たちと同じ小学生だったんだから」
永沢「別に僕らとも変わらないさ」
まる子「なにさ。あんたたち、やなこと言うねぇ!」
永沢「フンッ、君たちが無駄に中学校なんかに夢を見ているようだからちょっと釘をさしてあげただけさ」
まる子「そんなの余計なお世話だよ!」
立て直しか
はまじ「おもしれぇ先輩いるかなー」
ブー太郎「もしいたら、友達なりたいなーブー」
はまじ「おう。なにか面白いネタ教えてもらうぞ」
まる子「きっといるよー!」
丸尾「皆さん、中学生の先輩たちをなんだと思っているのですか」
丸尾「ズバリ先輩たちは、私たちが今している小学校の勉強をしっかり修めた方たちなのですよ!」
花輪「まぁまぁ、丸尾君。この際かたいことはいいっこなしさ、セニョール」
みぎわ「きっと小学校と比べて恋とかも盛んなんでしょうねー」
冬田「そうね。できることなら中学になっても大野君と愛を育みたいわー」
みぎわ「あたしだって花輪君と、うふふ!」
山田「コイかwwwwwww中学校にも池にコイいるかなwwwwwwwアハハwwwww」
山根「そんなことどうだっていいだろ」
山田「アハハwwwwwwwwwそれもそうだねぇwwwwwwwww」
小杉「俺は給食がうまかったらあとはどうでもいいぜ」
キートン:そんなこといちいち言わなくても知っている
まる子「みんな中学校に対して色々胸を膨らませている」
たまえ「無理もないよ。だって中学校へ行くの初めてなんだもん。私も昨日からずっと楽しみにしてたよ」
まる子「そうだよね。あー、早く着かないかな!」
やまだ「きれーなおねーさんがいっぱいいるじょー。あはははは」
まるこ「こら、山田、脱ぎ出すんじゃないよ。まったく」
キートン:一方、七森中では
綾乃「……」
千歳「綾乃ちゃん、りらっくすりらっくすぅー」
綾乃「うぅ、まさか私が大勢の小学生の前でぇ……」
千歳「しゃあないよ。生徒会長は西垣先生の実験の失敗で大けがしてもうて」
千歳「入院中やから、副会長の綾乃ちゃんが代表務めんと」
綾乃「わかってるけど……」
千歳「ウチらもちゃんとサポートするから、がんばってや。なぁ、大室さん、古谷さん」
櫻子「もちろんです! ばっちり任せてください!」
向日葵「櫻子にサポートさせると余計心配ですわ」
京子「綾乃、いるー?」
綾乃「ちょっ。歳納京子ぉー!? 何勝手に生徒会室に入ってくるのよ!」
あかり「こんにちはー」
千歳「ごらく部の皆さんも揃ってどうしたん?」
綾乃「悪いけど私たちは今はあんたに構ってあげられるほど暇じゃないの、歳納京子」
京子「小学生たちの見学の案内とかするんだろー?」
綾乃「ええ、そうよ」
結衣「綾乃。その役、私たちも手伝ってもいいかな」
千歳「ええの?」
落ちたの?
ちなつ「どうせ、私たちなにもすることありませんでしたし」
キートン:ごらく部って一体
京子「人手不足だったんだろ? 私たちが協力してやるって~」
綾乃「い、今さら生徒会に恩を売ろうなんて手は食わないわよー!」
京子「そんなことないって~。本当、綾乃は素直じゃないんだからなー」
綾乃「な、なによー、もう!」
千歳(ええなぁー……)
千歳「綾乃ちゃん。せっかくやからここはごらく部の皆さんのお言葉に甘えよ」
綾乃「し、仕方ないわね。ど、ど、どうしてもそこまで言うなら別に私は構わないけど……」
あかり「わーい、あかり子供大好きだから嬉しいなぁ~」
京子「よぉし、そうと決まれば気合入れて小学生共をもてなすぞー!」
キートン:そして
戸川先生「さぁ、皆さん。到着しましたよ」
まる子「わぁー、ここが七森中学校かぁ~」
たまえ「なかなかいい感じの校舎だね」
まる子「うん! それに私たちの学校より少し大きいよ」
七森中先生「皆さん、よくいらっしゃいましたね」
戸川「お忙しい中どうもありがとうございます。今日はよろしくおねがいします」
一同「よろしくおねがいしまーす!!」
七森中先生「この見学が皆さんにとってよい経験になればと思っています。では、こちらへどうぞ」
戸川「では皆さん、体育館に向かいましょう。先輩の方々が待っているそうです」
続きはよ
体育館
あかり「わぁー、いっぱいきたー。みんなかわいいー」
ちなつ「本当かわいいー! 一部変なのもいるけど……」
千歳「さ、綾乃ちゃんいよいよやで」
綾乃「え、ええ……!」
京子「緊張してるんなら、挨拶代わってやろうか~」
綾乃「よ、余計なお世話よ! 大勢の前で話すことくらい、なにも初めてじゃないんだから!」
綾乃「生徒会副会長、杉浦綾乃なら安心アンコールワットよ!」
結衣「プッ。あ、綾乃がんばってな」
綾乃「え、ええ。ありがとう」
綾乃「……コホン」スタスタ
関口「あ、誰か壇上に出てきたぞー」
綾乃「……」
綾乃「い、入江小学校のみんな、こ、こんにちはー!」
一同「こんにちはー!!」
綾乃「七森中学校へようこそ。私は七森中学校の生徒会副会長の杉浦綾乃です」
綾乃「き、今日はとある事情で来れなくなってしまった生徒会長の代わりに副会長の私が」
綾乃「みんなの案内役を務めさせてもらうことになりました」
綾乃「ど、どうかよろしくお願いしますっ!」
一同「よろしくお願いしますー!!」
まる子「聞いた、たまちゃん。生徒会副会長だって。いかにも生徒会って感じの人だよね!」
たまえ「うんうん。背も高くてなんかしっかりしてそうだね」
入江小が母校の俺が通りますよっと
綾乃「そ、それじゃあ、まずは他の生徒会役員の紹介を……」
山田「アハハwwwwwwwねぇ、おでえさんwwwwwww」
綾乃「な、なにかな……?」
まる子「ゲッ、山田ったら勝手に壇上に!」
山田「おでえさんの腕に付けてる腕章wwwwwかっこいいじょwwwwwww」
綾乃「そ、そう? わ、わざわざありがとね……あはは」
山田「ちょっとオイラにもその腕章wwwwww付けさせてくれよ゛ぉwwwwwwww」
綾乃「えぇー、ちょ、そ、それはダメよ~!」
山田「え゛ぇーwwwwwwいいいじゃんいいじゃんwwwwwwちょっとだけだからさぁwwwwwwwww」
山田うぜぇ
山田後で屋上な
綾乃「これは大事な腕章だから、ね?」
山田「そんなこと言わずに貸してくれよぉーwwwwwwwwえいっwwwwwwwww」
綾乃「あぁー、盗られた~!」
山田「アハハwwwwwwwわーいwwwwwwwわーいwwwwwwwww」
山田「オイラは生徒会副会長だじょwwwwwwwwwwwwww」
綾乃「こ、こらー、返しなさ~い!」
綾乃「生徒会の物を盗むなんてそんなの罰金バッキンガムよー!」
はまじ「あはは! なんだよ罰金バッキンガムってー!」
ブー太郎「ブヒュ、おかしいブー!」
一同「あはははははははは!!」
ほ
ん
綾乃「ハッ! しまったー!」
綾乃(こんな大勢の前なのに私ったらついいつもの調子でぇ!)
綾乃(す、すごくはずかしぃー!///)
一同「あははははははははははは!!」
綾乃「うぅー、えと、その今のはぁ」
永沢「聞いたかい、藤木君。罰金バッキンガムだってさ」
藤木「うん、そうだね」
永沢「今のネタ君は面白いと思うかい?」
藤木「ううん、ちっとも僕の心にはこなかったよ」
永沢「だろうな。僕も同じだよ。みんなあんなに笑ってるのが不思議なくらいさ」
綾乃「あが……」
うぜぇガキどもだ
山田「おでえさんwwwwwwwwおもしろいじょーwwwwwwwwwww」
山田「ばっきんwwwwwwばっきんwwwwwwなんだっけwwwww」
山田「おでえさんwwwwwwもう一回いっておくれよ゛ぉwwwwwwwwwwwww」
山田「ねぇねぇねぇwwwwwwwwwwwwwwwあははwwwwwwwww」
綾乃「あぅ……もうダメ……」
千歳「あかん、綾乃ちゃんが完全にあがってしもた!」
京子「どうやらそろそろ助け舟出してあげた方がよさそうだな」
結衣「出せる余裕あるんだったらとっとと出してやれ」
山田キチガイすなぁ
向日葵「待ってください。ここは時期生徒会副会長の私が杉浦先輩のフォローに」
櫻子「何でたらめ言ってるんだよ! 時期副会長は私だってば! このバカおっぱい!」
向日葵「櫻子こそ何をおっしゃってますの!?」
櫻子「やるかー!?」
あかり「向日葵ちゃんと櫻子ちゃんもあんなだから、京子ちゃん行ってあげて……」
京子「うむ」
ちなつ「まぁ、京子先輩でもちょっと心配ですけど」
先生仕事しろ
まる子の先生って大事なときにいつもいない気がする
ほ
>>18
山田って名前の奴はゴミしかいないな
屋根裏から出てくんなカス
だれか接着剤もってこい
ロフトのドアくっつけてやる
支援
ほ
しえ
京子「小学生諸君、静粛にー」
綾乃「歳納京子……?」
京子「そんなに笑っちゃダメだぞー」
京子「それとそこのにこやかの君も」
京子「ほら、綾乃だって色々やられて困ってるじゃないか~」
まる子「そうだよ。山田、早くその腕章お姉さんに返しなよ」
山田「あははwwwwwwごめんよ、おでえさんwwwwwはいこれっwww」
綾乃「お、大人しく返してくれればそれでいいのよ……」
結衣「へぇ、京子の奴なかなかやるな」
京子「よしっ、これで一段落」
京子「じゃあ、気を取り直して校内巡り行ってみようかー」
山田「ワーイwwwワーイwwww行こう行こうwwwwww」
綾乃「ちょ、歳納京子! まだ私以外の案内役の生徒たちの」
綾乃「紹介してないでしょ! それにプログラムどおりだと」
綾乃「校内の見学はまだ先よ!」
京子「あはは、いいじゃん。プログラムどおりじゃなくたって」
京子「なんでも楽しそうなことから先にするのが筋ってもんじゃん」
がんばれー
京子「自己紹介だって学校廻ってながらすれば平気さ」
はまじ「賛成賛成! 俺早く学校の中探検してみたいです!」
関口「俺も俺も!」
京子「ほらねー」
綾乃「まったく……仕方ないわね」
綾乃「生徒会副会長の私が組んだプログラムを勝手に変えるなんて」
綾乃「そんなの罰金バッキンガムだけど」
綾乃「さっき私を助けてくれたことに免じて今回だけは」
綾乃「あなたの言うとおりにしてあげる……///」
京子「ん? 綾乃、今何か言った!」
綾乃「な、何にも言ってないわよっ!」
千歳「やっぱええわー……。校内見学万歳やな、えへへ」
まる子「あのお姉さん、またあのダジャレ言ってるよ……」
たまえ「うん、さっきあれだけ恥ずかしがってたのにね……」
まる子「なんだかんだ気にいってるのかね」
たまえ「かもね」
野口「罰金バッキンガム……」
野口「ブッ、クックックッ」
京子「よーし、これから校内巡りに行くぞー」
京子「お前らー、準備はいいか~!?」
一同「おーっ!」
ちなつ「すごい。すっかり京子先輩のペースですね」
結衣「本当、ある意味すごい奴だよアイツは」
京子「それじゃ。行くぞー、私らについて来ーい」
京子「あ、そうだ。すっかり忘れてた」
京子「みんな、校舎に入る前に手うがしようね」
まる子「手うが? なにそれ、たまちゃん知ってる」
たまえ「ううん。私も今初めて聞いた言葉だよ」
丸尾「ズバリ、私にもわからないでしょう……!」
はまじ「手うがって何ですかー?」
京子「ふふふ、知らないなら教えてやろうホトトギス」
京子「手うがとは手洗いうがいのことだー」
はまじ「なんだそれー! すっげぇ適当じゃねぇか!」
まる子「本当、そのまんまだね!」
一同「あはははははははは!!」
京子「おお。見ろ、結衣。みんなに手うが大ウケだぞ!」
結衣「それはよかったな。でも、流行らないからな」
支援
京子「あ、そうそう。すっかり言い忘れてたけど」
京子「私の名前は歳納京子。キョッピーとでも呼んでくれい」
はまじ「あはは、キョッピーだってさ! おっかしいー!」
まる子「ほんと。お笑い芸人みたい! あはは!」
一同「あははははははははは!!」
永沢「藤木君、手うがって面白いと思うかい?」
藤木「ううん、別に」
永沢「それじゃあ、キョッピーってあんなに笑うほどおかしいあだ名だと思うかい?」
藤木「ううん、別に」
藤木「正直、さっきの副会長のダジャレと同レベルだね」
永沢「そうだよな。なのに、クラス中みんな大笑いしてるなんてね」
藤木「うん。きっと僕たちと笑いのツボが違うのかもね」
永沢「ああ」
永沢「……」
藤木「……」
こうしてみるとイヤな小学生だな
永沢「藤木君、君さっきから僕に同調してばかりだね」
藤木「え、う、うん」
永沢「どうせ君のことだから、とりあえず僕の意見に相槌を打ってればいいとか思ってるんだろうね」
藤木「そ、そんなつもりじゃ」
永沢「きっと君は中学生になっても変わらずそんな風に卑怯な性格なんだろうさ」
藤木「そ、そんな、酷いよ、永沢君!」
ちなつ「ほら、そこの君と君」
永沢「えっ」
ちなつ「もう他のみんな校舎に移り始めてるよ」
ちなつ「早くしないと置いていかれちゃうぞ」
藤木「あ、ご、ごめんなさい……」
永沢「今行きます……」
ちなつ(なんかあの子の頭、変な形)
おもしろいけど何故このコラボなのか
永沢うぜぇ
頭の皮剥がしてやりたいわ
おもしろい
和む
つまらなさそうと思ってスルーしてたけど…なんだこれwww
藤木「あれ、校舎に来たのにみんなもういないぞ」
永沢「本当だ……」
藤木「もう二階に行っちゃったのかな、それともまだ一階かな」
永沢「し、知る訳ないだろ」
藤木「どうしよう、はぐれちゃった……」
永沢「まったく、藤木君と関わってるといつもこれだ」
藤木「そんなー、僕のせいだっていうのかい?」
ちなつ「なんだ、二人とも結局置いていかれちゃったんだ」
藤木「あ、さっきのお姉さん」
永沢「はい、みんなとはぐれちゃって」
ちなつ「きっと、まだ廻り始めたばかりだから一階のどこかの教室にいると思うけど」
ちなつ(はぁ、仕方ないか)
ちなつ「お姉さんが一緒に着いてるから京子先輩たち探そっか」
藤木「あ、ありがとうございます」
永沢「フンッ……」
ちなつ「……」
藤木「……」
永沢「……」
藤木「どうしよう、永沢君。話題がないね」ヒソヒソ
永沢「知るもんか。そんなにあのお姉さんと話したければ」ヒソヒソ
永沢「君から話題を振ればいいだろう」ヒソヒソ
藤木「えーっ、僕が? 何もないよ」ヒソヒソ
永沢「だったら黙ってろよ」ヒソヒソ
なんだこのメンツwwwww
どうすんだよこれww
藤木「それにしても僕らラッキーだね」ヒソヒソ
永沢「どこがだい。知らない学校でみんなとはぐれて」ヒソヒソ
永沢「みっともないだけじゃないか」ヒソヒソ
藤木「だってあんな可愛いお姉さんと一緒にこうやって」ヒソヒソ
藤木「校内巡りしてるじゃないか」ヒソヒソ
永沢「ふーん、君の好みかい」ヒソヒソ
藤木「あ、いや、別に、そういう訳じゃないけど……///」ヒソヒソ
永沢「フンッ。僕はあのお姉さん、好かないね」ヒソヒソ
藤木「どうしてだい?」ヒソヒソ
永沢「ああいう雰囲気の女子はお高くとまった腹黒い性格だって決まっているのさ」ヒソヒソ
藤木「決め付けはよくないよ」ヒソヒソ
藤木「大体、今もこうやってはぐれた僕たちの面倒を見てくれているじゃないか」ヒソヒソ
永沢「フンッ。内心いやいやしてるのさ」ヒソヒソ
ちなつ「さっきから二人でヒソヒソ何話してるの?」
ちなつ「もしかしてお姉さんに何か用事かな?」
藤木「いえ、別に!」
ちなつ「そっか。何かあったらお姉さんに言うんだよ」
藤木「はい!」
ちなつ(はぁー、なんたって私がこんな変な男の子たちの面倒みなくちゃいけないのよ)
ちなつ(無視して行けばよかったかな。あーあ、早く愛しの結衣先輩に会いたいな……)
ちなつ「それにしてもみんななかなか見つからないねー」
藤木「う、うん」
ちなつ「京子先輩がはしゃぎまくって急いで廻ってるのかな」
ちなつ「まったくもう、仕方ないんだから」
あかり「さっき理科室の方からみんなの声がしたよ、ちなつちゃん」
ちなつ「え、本当? じゃあ、きっと理科室ね」
いつからあかりいたんだよwwww
あかりwww
ちなつ「って、あかりちゃんいたんだ」
あかり「えぇー、あかりさっきからちなつちゃんの横一緒に歩いてたんだよ」
ちなつ「ごめん、存在感薄くて全然気がつかなかったよ……」
あかり「ひどいよー!」
永沢「あの人、存在感薄いんだってさ」
藤木「うん、そうみたいだね」
永沢「フッ、藤木君とお似合いだね」
藤木「よ、よせよ……!」
あかりのステルス性能は軍事に活かすべきレベル
藤木君とお似合いwwww
遅いぞ
ほ
まることたまちゃんの百合物かと
藤木にすら拒絶されるあかりって一体・・・
>>72
見えてないんだろう
ほ
理科室
ちなつ「やっと見つけましたよ」
京子「あ、ちなつちゃん。それにあかり、どこ行ってたの?」
ちなつ「どこ行ってたのじゃないですよ」
ちなつ「京子先輩がさっさと行っちゃうから」
ちなつ「この男の子二人がはぐれて置いてきぼり食らっちゃって」
ちなつ「あかりちゃんと私で二人連れてみんなのこと探し回ってたんですよ」
京子「あちゃー、そうだったのか~」
丸尾「ズバリ、永沢君と藤木君にも非があると思います」
藤木「うっ……」
丸尾「お二人がぐずぐずしていたため先輩たちにも迷惑がかかってしまったのです」
永沢「わ、わかってらいそんなこと……」
丸尾「ズバリ、あなたたちは少し足手まといでしょう」
永沢「フンッ、君に言われちゃおしまいだな」
京子「とりあえずちなちゅ、ごめんよー」
ちなつ「だから、ちなちゅ言うな」
あかり「ねぇ、京子ちゃん! あかりには労いの言葉ないの!?」
結衣「ごめんよ、ちなつちゃん。私も気づかなかったから」
ちなつ「いえ、いいんですよ、結衣先輩っ! こうやって私たちまた出会えたんですから!」
結衣「ははは、大げさだな……」
永沢「見ろよ、女同士なのにあんなにいちゃいちゃしてるぞ」
藤木「本当だ。まるで花輪君にしつこく迫るみぎわさんみたいだね」
藤木「もしかして、ちなつさんは結衣さんのことが好きなのかな」
みぎわ「何よ、失礼しちゃうわね!」
藤木「ゲッ、聞こえてたんだ……」
みぎわ「花輪君にかけるあたしの想いはちゃんとしたものよ」
みぎわ「同性愛なんか偏った愛とは訳が違うわ」
ちなつ「ちょ、ちょっと、私の結衣先輩への愛情をおかしい呼ばわりする気!?」
ちなつ「さすがにそれは年下相手でも聞き捨てならないな!」
みぎわ「だってー、本当のことだと思うんですー」
ちなつ「むきー、そんなの偏見なんだから!!」
結衣「まぁまぁ、ちなつちゃん落ち着いて……」
花輪「ちなつ君の言うとおりだよ、ベイビー」
みぎわ「花輪君!?」
花輪「簡単に同性愛をバカにしちゃいけないよ」
花輪「異性を好きになるのが当然なんて強引な考え方さ」
花輪「人の美的感覚なんて人それぞれさ」
花輪「ホモの世界もあればレズの世界もあるのさ」
花輪「それを否定する権利は他人にはありはしないのさ」
ちなつ「そうそう、そのとおりよ!」
みぎわ「あーん、色んなことに理解ある花輪君も素敵~!」
初めて花輪に好感もてたw
丸尾「ズバリ、理解あることに関したら私も負けてないでしょう」
丸尾「例えばこの理科室にある実験器具」
丸尾「ズバリそこにあるのが三角フラスコで、あそこにあるのがアルコールランプでしょう」
結衣「へぇ、すごいな。物知りだね」
丸尾「うおー、中学生の方に褒められたでしょうー!!」
丸尾「ズバリ、嬉しいでしょう!」
丸尾「はい! この丸尾末男。日夜欠かさず努力を重ねております!」
結衣「そ、そっか。それは感心だ……」
丸尾「うおー、またまた褒められたでしょうー!!」
結衣(こ、この子友達少ないだろうな……)
キートン:ズバリ、そのとおりである
山田「アハハwwwwww丸尾君はすごいなぁwwwwwwwww」
山田「オイラちっともwwwwwwww器具の名前なんてわからないじょwwwwww」
山根「だろうね」
山田「へぇwwwwwwwwこれが三角フラスコっていうのかwwwwwwww」
山根「よせよ。理科室にあるものは触っちゃいけないって言われたろ」
山田「少しくらい平気平気wwwwwwwあ゛っwwwwwwwwwww」
ツル パリン
はまじ「あーっ! 山田が実験器具壊した!」
山田「割っちゃったじょーwwwwwwwwwどうじようwwwwwwwww」
理科室で割っても西垣先生がいるからry)
まる子「あーあ。さっきあれほど注意されたのに。バカだねぇ」
結衣「あ、大丈夫? 君ケガはない?」
山田「うんwwwwwwwwでも三角ブラスゴ割っちゃったwwwwwww」
結衣「いいっていいって。片づけなら私がしておくから」
結衣「床に落ちた破片でケガしたら大変だしね」
山田「はーいwwwwwwwwwww」
まる子「結衣さん、なんかかっこいいね」
たまえ「うん。手際もいいしまさしく理想のお姉さんって感じだね」
まる子「あーあ、あたしも結衣さんみたいなお姉ちゃんが欲しかったな」
京子「欲しくても、あげないよ~」
キートン:あんたの所有物ではない
おもしれえ( ^ω^)
つっこみにいちいち笑ってしまうwww
一旦休憩
休憩長いんだが
休憩中
ほ
し
の
せ
ん
い
(株)
星野繊維(株)
保守
おはよう
ho
だだだだだ
あ
た
し
ゃ
ま
る
子
だ
よ
おい
あ
た
し
ゃ
京
子
だ
よ
こら
まだですか
ん
こ
ほ
あ
た
し
ゃ
ち
な
つ
だ
よ
まだあったのか
面白いから続き見たかったんだ
待ってるぞ
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・
いい加減にせえや
今日はお休みです
まだかいら?
落ちたらまた、性懲りもなく立て直しそう>>1
あげ
待てない
寝てたごめん。続き書く
おう
京子「じゃあ、そろそろ別の教室に移ろっか」
一同「はーい!」
まる子「あ、あれ……」
まる子(いけない、ちょっとトイレ行きたくなってきちゃったな……)
まる子(みんなの前でトイレ行きたいなんて言い辛いし)
まる子(かといってこっそり行って、もし一人ではぐれるのも嫌だし……)
まる子(そうだ。誰か先輩に言って一緒に着いて行ってもらおう)
やっとか
まる子(でも誰がいいかな……)
まる子(京子さんや結衣さんや副会長は人気だから周りに人いっぱいいるし……)
まる子(誰か手ごろな人~)
櫻子「ふぁ~、眠い」
まる子(あ、なんか暇そうだし、この人でいいや!)
まる子「あ、あのー、すみましぇん……」
櫻子「ん? 私に何か用?」
まる子「ちょっとあたし、トイレに行きたくなっちゃって……」
櫻子「本当? そりゃ大変だ。よぉし、わかったー!」
櫻子「ここは次期生徒会副会長の私が一緒に付き添ってあげるからね!」
向日葵「いえいえ、ここは次期副会長の私がお供してあげますわ」
櫻子「なんだよ、おっぱい。この子は私に頼んできたんだぞ!」
櫻子「邪魔するなよ!」
向日葵「そんなこと関係ありませんわ!」
向日葵「そもそも櫻子はまだ自分が次期副会長なんて」
向日葵「筋違いなことおっしゃっておりますの」
向日葵「何度も申してますが、次期副会長はこの私ですわ。撤回しなさいな」
櫻子「向日葵こそ何言ってるんだよ。次期副会長私なんだよ!」
櫻子「勝手なこと言うなー!」
向日葵「やりますの!?」
櫻子「やるかー!?」
まる子「……」
まる子(トホホ……次期生徒会副会長なんてどうでもいいから)
まる子(早くあたしをトイレまで行かせておくれよ……!)
まる子(うぉー、このままじゃ~! もれちゃう~!)
ワロタ
見学者が来てもこのツンツンカップルは相変わらずかw
安定のさくひま
あかり「ねぇ」
まる子「えっ」
あかり「さっきから顔色悪いけど、大丈夫ぅ?」
あかり「もしかしてお腹とか痛くなっちゃったのかな?」
まる子(わぁ~! まさか、まだこんな先輩がいたなんて~!)
まる子(おまけに、見たところこの人誰にも相手にされてないみたいだから)
まる子(まさにうってつけじゃん!)
まる子(あはー、地獄に仏とはこのことだねぇ!)
まる子「あの、あたしトイレに行きたくなっちゃって……」
あかり「トイレ?」
まる子「はい。でも一人ではぐれるの嫌だから」
まる子「一緒に着いてきてもらえませんか……?」
あかり「うん、いいよ」
あかり「あかりも丁度行きたかったから」
あかり「一緒に行こっか」
まる子「あ、ありがとうございます!」
あかり……
あかり「もしかして、さっきからおトイレ我慢してたの?」
まる子「え、あ。はい……」
あかり「案内役のみんな、いい人だから」
あかり「今度からは恥ずかしがらずにちゃんと頼んでみるといいよ~」
まる子「は、はい」
まる子(あたしゃ、一応頼んだんだけどね……さっきの人にさ)
ジャー
まる子「ふぅー、すっきりしたぁ……」
あかり「えへへ、相当ガマンしてたんだね」
まる子「あ、いけない」
あかり「どうしたの?」
まる子「ハンカチ忘れちゃった」
あかり「だったらあかりの貸してあげるよ、はい」
まる子「わぁ、ありがとう!」
まる子(ああー、影薄いけどなんて優しい人なんだろうねこのお姉さんはぁ)
キートン:褒めているようで実は失礼である
失礼や
見事にコラボしている
あかり「そういえば、お名前なんていうのかな?」
まる子「あたしはさくらももこ」
まる子「でもみんなからはまる子とかまるちゃんって呼ばれてるんだ」
あかり「じゃあ、まるちゃんでいいかな」
まる子「えっと、お姉さんは?」
あかり「私はあかり。赤座あかりだよ~」
まる子「へぇ、あかりさんか」
あかり「えへへ、よろしくね」
まる子「うん、よろしくね」
似たような世界観なんじゃないかと錯覚する
まる子「あかりさんは生徒会の人なの」
あかり「ううん、違うよ。私たちごらく部が生徒会のお手伝いで」
あかり「一緒に案内役をやってるだけだよ」
まる子「ごらく部? なぁにそれ?」
あかり「あかりが入ってる部活の名前だよ」
まる子「あたしの学校の部活にそんなのないなぁ。どんなことするの?」
うまいな
でも、お互いが生きてる年代は違うんだよなぁ
戻ってきてたのか
しえん
ほ
紫煙
あかり「正確にはちゃんとした部活じゃないんだけどね」
あかり「えっとね、とにかく部室でだらだらするだけ……かな」
あかり「京子ちゃん曰く」
まる子「え、何それ。最高の部活じゃん!」
まる子「中学になったらあたしもごらく部に入ろうかな~、イヒヒ」
キートン:毎日が娯楽でできている女が今さら何をいうか
キートンわろた
戻ってたか
む
なかなかよいではないか
違和感がない…?
あかり「まるちゃんが中学に入る頃はあかりたちも」
あかり「丁度卒業してるから」
あかり「もしかしたらごらく部残ってないかもしれないね」
まる子「なんだー。残念だな、ちぇ……」
あかり「あ、もしそのときはまるちゃんが新しくごらく部を」
あかり「作るのもいいかもしれないよー」
まる子「あ、そっか。その手があったね!」
まる子「うん、あたし中学になったきっとごらく部作るよ」
あかり「えへへ、がんばってね」
生徒会室
たまえ「あ、まるちゃん。どこ行ってたの?」
たまえ「急にいなくなっちゃったから心配したよ」
まる子「ごめんごめん。ちょっとね」
綾乃「えっと、ここが生徒会室です」
千歳「ここで生徒会役員の生徒たちが集まって」
千歳「色々活動してるんやで」
桜ももことあかりちゃんか
略して桜あかりちゃんか
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