「まる子、闇の決闘をする」の巻き (727)


「まる子、闇の決闘をする」の巻き - SSまとめ速報
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立て間違えた! すまん

ここでするわ

第十話『終わりの始まり、始まり』


みぎわ「さくらさん…実はね……」






「藤木が笹山さんと闘ったのよ」

「よく、闘ったわ……でも」

「……負けちゃって」





笹山「なかなか強かったわ、藤木くん」

たまえ「いやぁー、おしかったね藤木」

ブー太郎「よく、がんばったブー」


笹山「……!」

笹山「あっ! 忘れてた。 2000削れたのに話してなかったわね」


みぎわ「……」

花輪「……」


笹山「そうね…最後の情報は飛びっ級にすごいのを言っちゃおうかしら!」


ブー太郎「飛びっ級ブー?」


笹山「私達、今は『旧桜ヶ丘 第二小学校』を根城にしてるわ。 そこにボスもいる」


はまじ「ちょ! お前!」

ブー太郎「流石にそれはダメだブー!」


花輪「旧桜ヶ丘…第二小学校」


たまえ「……笹山さん、なに考えてるの」

笹山「私なりの考えがあるのよ」

ブー太郎「でも…」


笹山「心配しないで、もし何かあったら責任は私がとるから」


「まあ、何かあっても対したことがないと思うけどね」










まる子「……ただいま」

すみれ「あら、まる子。 おかえり、早かったわね」

まる子「え…あぁ、お腹が空いちゃてね。 思わず早く帰ってきちゃた」

すみれ「ふふ、待っててね。 すぐ作るから」

まる子「はーい」


タタタタ…




すみれ「………まる子、やっぱり何か悩み事があるわね」

すみれ「実の親にも言えない悩み事……」

すみれ「……もしや」

すみれ「恋?」







タ… タ…


まる子「……」

友蔵「おや、まる子。おかえり」

まる子「あ…おじいちゃん、ただいま」


友蔵「友達とデュエルしてきたのかい?」

まる子「デュエル……」

まる子「……」


友蔵「?…まる子、どうしたんじゃ? 急に黙ってしまって」


まる子「いいやぁ、なんでもないよ。 ただデッキの構成を考えてただけだよ」

友蔵「そうかい、そうかい、それじゃあデッキの調整をかねておじいちゃんとデュエルしようか!」

まる子「……おじいちゃん、あんた気が早いよ…あたしゃまだデッキの構成を考えてるだけだよ」

まる子「それに…今日は少し疲れちゃってね……デュエルはまたね」

友蔵「………そうかい…それじゃあ、ゆっくり休んどいで」

まる子「ごめんね、また今度しようね」

友蔵「すまんの、疲れてるのに呼び止めてしまって」


タ… タ…



友蔵「………せっかく新しく組んだのに」


友蔵「……」

友蔵「うむ! しょうがない!!」

友蔵「婆さん! わしと決闘じぁぁー!!」

     決
   そ 闘
   の し
   は た
 婆 け い

 さ 口 
 ん を 
 へ



友蔵、ちょっと申し訳がない、心の俳句。


友蔵「おーい! 婆さぁーん……」





たまえ父「デュエルしよう!」

たまえ父「あれ? たまえ…」

たまえ父「おーい、たまえー?」



たまえ父「……たまえが…いない」











まる子「……」モグモグ


TV< ダメヨー ダメダメ!

友蔵「いぃじゃないのぉ」


ヒロシ「ぷは~、うめぇ!!」


こたけ「わしのジェネクス帝が…爺さんごときに……」

さきこ「まあ、そんな事もあるからさ。 気にしないでよ、お婆ちゃん」


ジリリリリッ!…ジリリリリッ!…


すみれ「あら、電話。 ちょっと行ってくるわね」スッ


タッタッタッ…


まる子「……」モグモグ


タッタッタッ!

すみれ「まる子、今日たまちゃんと遊んだりした?」

まる子「え? えーと……」






―「シェキナーガでダイレクト」―

―「ぐわぁ…ぁ」LP-3650→-6250 ―



―「グスタフの効果発動!」 ―


―「……」―

―「発射!」 ―






まる子「知らないよ…」

すみれ「そう…分かったわ」

タッタッタッ…


こたけ「……なにかあったのかね」

まる子「さ、さあ」

…タッタッタッ


すみれ「……」

さきこ「ねぇ…お母さん。 なんの電話?」

すみれ「……たまちゃんのお母さんからでね。 たまちゃんが帰ってこないんだって…」


まる子「!」

さきこ「えぇ!」


すみれ「それで、心配になって心当たりのある所に電話をかけたそうよ」


ヒロシ「はぁー……たまちゃんがね…これは家出とかじゃねぇな」

友蔵「もしや…誘拐!」

すみれ「ちょっと、あなた、おじいちゃん…」



こたけ「……ショックだったみたいだね」

さきこ「まる子…」

ヒロシ「けっ! おい、じいさん! 誘拐なんて滅多なことを言うんじゃねぇ」

友蔵「なっ! ヒロシこそ『これは家出とかじゃねぇ』と言ってたではないか!」


すみれ「二人ともォ!!!」


ヒロシ「おぅ!」ビクッ!

友蔵「おぅ!」ビクッ!


キートン『やはり、カエルの子はカエルである』


ガタッ!


まる子「……ご…ごちそうさま」

まる子「お風呂入ってくるね」

…タッタッタッ


こたけ「……ショックだったみたいだね」

さきこ「まる子…」

ヒロシ「けっ! おい、じいさん! 誘拐なんて滅多なことを言うんじゃねぇ」

友蔵「なっ! ヒロシこそ『これは家出とかじゃねぇ』と言ってたではないか!」


すみれ「二人ともォ!!!」


ヒロシ「おぅ!」ビクッ!

友蔵「おぅ!」ビクッ!


キートン『やはり、カエルの子はカエルである』










キートン『翌日の学校』


戸川「最近、子供が行方不明になるの事件が多発しています」

戸川「ですから皆さん、帰るときは誰かと一緒に帰り、夜は出来るだけ一人では出歩かないようにましょう」

『『はーい』』

戸川「それでは日直の方、号令をお願いします」


山根「起立、礼」


『『さようなら』』


ガヤガヤ… ガヤガヤ…


みぎわ「さくらさん、ちょっと付き合ってもらいたい所があるんだけど……いいかしら?」

まる子「う、うん。 いいよ」











みぎわ「ついたわ……」

まる子「え、ここ? ここ空き地じゃん」

みぎわ「……さくらさん、あの杭が見えるかしら」

まる子「え、うん……見えるけど」


みぎわ「あれね…お墓なの…」


まる子「……お墓」


みぎわ「藤木が消える、前の日にね……闇の決闘で消えた二人の供養の為に花輪くんと建てたの」









ザク… ザク…


花輪「できたね…」

みぎわ「結構たいへんだったわ…」

花輪「すまないね、レディーにこんな力仕事をさせちゃって」

みぎわ「いいのよ/// 私、花輪くんの 為ならどんな事でもやるわ///」

花輪「ハハ…」

花輪「……それじゃあ始めようか」






……シュボッ??






みぎわ「あの時もこうしてライターで線香に火をつけてたわ」

まる子「……」

みぎわ「流石に闇の決闘で消えた人数分、建てるわけにわいかないから……この杭一本だけなのよね」

まる子「……」

みぎわ「……さくらさん、これ」

まる子「え…」

みぎわ「一緒に線香をあげましょ」

まる子「……うん」



キートン『二人は線香を上げ、南無阿弥陀仏しかない お経を精一杯唱えた。 そして……』



みぎわ「………ねぇ、さくらさん」

まる子「なに? みぎわさん」


みぎわ「私、あいつらの本拠地に行きたい!!」


まる子「えぇ!! あんた何考えてるのさ!」

みぎわ「さくらさん…長山はね、妹思いで、優しくて、シッカリしてたわね」


まる子「え…うん。 急だね」


みぎわ「小杉は食べ物の事になると自己中心的になるけど、いい奴だったわ」


まる子「そうだったね…」


みぎわ「藤木は……卑怯者ね」


まる子「あんたね…」


みぎわ「でも、凄い勇気を持ってたわ」

まる子「……」

みぎわ「ブー太郎も、はまじも、穂波さんも、いい人だったわ」


まる子「……うん」


みぎわ「私ね、そんな素晴らしい人達の人生がメチャメチャにされるのが許せないの!!」


まる子「……」


みぎわ「……だからね、私は奴等の本拠地に殴り込みに行って、ボスをぶん殴ってやるわ!」

みぎわ「そして、このくだらない闘いを終わらせるのよ!」


まる子「……」

みぎわ「さくらさんは……どうしたい?」

まる子「あたしは……その…」

みぎわ「……まあ、すぐには決めれないわよね」

まる子「……ごめん」

みぎわ「今週の日曜日の夜9時に……学校の前へ来てくれないかしら…」

まる子「……」

みぎわ「もちろん、一緒に闘いたいならの話よ。 無理強いはしないわ」

まる子「……」

みぎわ「……ごめんなさいね、こんなこと話す為に呼び出しちゃって」

みぎわ「それじゃあ、さくらさん。
さよなら……またね」



まる子「………またね、みぎわさん」







キートン『一方その頃』






野口「古今東西 お笑い研究
今日もひそかに クックック
笑えば?♪」

山田「アハハ、おもしろい歌だじね。 なんて歌だい?」

野口「クックック、教えなーい」

山田「ちぇ、野口はケチだじょ」


野口「クックック……山田、あんたの今の言葉……180度変えてみせるよ」


山田「じょ?」



野口「……ジャジャーン…これ、あんたが欲しがってたやつ」


山田「おぉ! モンスターBOXだじょ!!」


山田「わーい! アハハ、ありがとう野口! 野口は気前がいいじょ!」

野口「それと、はい…おまけ」

山田「え? おまけもあるのかい?」

山田「!……これデッキじゃないかい!」

野口「クックック、あたしのペンデュラムデッキさ…大切にしなよ」

山田「……なんで、おいらにくれるんだい?」

野口「まあ、詳しい説明は明日するから……今は黙って受け取ってよ」

山田「……」

野口「…頼むね」

山田「分かったじょ…」

野口「クックック、ありがとね」

野口「それじゃあ、あたしゃこれで…人を待たせていてね」

山田「あ…あぁ、早く行ってやりなよ……」


「クックック…山田、また明日ね」











野口「すまない、待たせちゃたね」




丸尾「いえいえ、かまいません」

丸尾「しかし、何故わたくしを呼び出したのですか?」

野口「いやね…質問したい事があってね」

丸尾「……もしや、闇の決闘関係の質問ですか?」

野口「そう…だから、ちょっと人目がつかない此処で話がしたくてね……」


丸尾「なるほど…そう言う訳でしたら!」

丸尾「この丸尾末男! わたくしが知る事なら、どんな質問でもドンと答えてみせましょう!」


野口「クックック、頼もしいね…」

丸尾「わたくし学級委員ですから! 頼もしいのは当たり前です!!」


野口「………ねぇ、あんた」

丸尾「はい!」



野口「………あんた何て呼ばれたい?」

丸尾「……質問の意味が分かりませんが?」

野口「……じゃあ、質問の仕方を少し変えようかね」



野口「あんた『裏切り者』か『卑怯者』……どっちで呼ばれたい?」

【Duel Disk standby!】ガシャン!


丸尾「……いつから気づきましたか?」

【Duel Disk standby!】ガシャン!





第十話『終わりの始まり、始まり』 完


今回の最強カード


キートン『そんなもの無い』



終わり

第十一話『裏切り者、丸尾』



丸尾「……いつから、気づきましたか?」

野口「クックック…まあ、これ聞きな。 ポチッと」カチッ!


『大丈夫さベイビー、外にはひで爺を含む十二人のSPと大会優勝経験があるデュエリストが三人いるんだ』


丸尾「これは…録音機!」

野口「クックック、そうさ…」カチッ!

野口「次にこれを聞きな…」カチッ!


『えぇ! SPかい?! アハハ、かっこいいじょ?』

『ズバリ! この家は十三人のSPと三人のデュエリストに守ってもらっているでしょう!』


丸尾「……」

野口「あんた、さっき…いつ気づいたか聴いたね……」

野口「答えは昨日の夜、家に帰ってこの録音機を聞いてからさ!」

丸尾「野口さん、あなた……嫌な趣味をしてますね」


野口「……丸尾、それはお互い様さ」

野口「………悪いけど、藤木達の仇…討たせてもらうよ」

丸尾「やれるものなら」



野口「デュエル!」丸尾「デュエル!」


丸尾「わたくしのターン!」□□□□□

丸尾「グリーン・ガジェットを召喚! レッドを手札に!」□□□□■+□

丸尾「ズバリ! 一枚伏せて、ターンエンドでしょう!」


丸尾
手札□□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [グリーン] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔罠


野口「あたしのターン」□□□□□+□

野口「【ダーク・グレファー】を召喚!」□□□□□■

野口「手札のキラートマトを捨てて効果を発動」


【ダーク・グレファー】
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1600
このカードは手札からレベル5以上の闇属性モンスター1体を捨てて、
手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、手札から闇属性モンスター1体を捨てる事で、
自分のデッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。


野口「サイコ・ショッカーを墓地へ」

野口「バトル! グレファーで攻撃!」


野口
手札□□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [グレファー] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔罠


丸尾
手札□□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [グリーン] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔罠



グリーンATK1400vsグレファーATK1700→グリーン 破壊!


丸尾「……」LP8000→7700


野口「一枚伏せて、ターンエンド」


野口
手札□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [グレファー] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔罠


丸尾「わたくしのターン!」□□□□+□

丸尾「レッドを召喚!」□□□□■

丸尾「レッドにチェーンして伏せていた【緊急テレポート】を発動!」


【緊急テレポート】
速攻魔法
自分の手札・デッキからレベル3以下の
サイキック族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは
このターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。


丸尾「さらにチェーンして【サモンチェーン】を発動!」□□□■


レッド【1】→緊急【2】→サモン【3】

丸尾「効果処理、サモンチェーンの効果で三回の召喚が可能になりました」

丸尾「緊急テレポートで【クレボンス】を特殊召喚!」


【クレボンス】
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/サイキック族/攻1200/守 400
このカードが攻撃対象に選択された時、
800ライフポイントを払って発動できる。
その攻撃を無効にする。


丸尾「レッドの効果でイエローを手札に」□□□+□

丸尾「イエローを召喚! グリーンを手札に」

丸尾「グリーンを召喚! レッドを手札に」


丸尾「レッド・ガジェットにクレボンスをチューニング!」

☆☆☆☆+☆☆

「シンクロ召喚!」



丸尾「【甲化鎧骨格】!」


【甲化鎧骨格】
シンクロ・効果モンスター
星6/光属性/機械族/攻2500/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動する。
このターン、このカードは戦闘・効果では破壊されず、
自分が受ける全てのダメージは0になる。


丸尾「バトル!」


丸尾
手札□□□□
LP7700
[ ] F
[ ] [グリーン] [甲化] [イエロー] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔罠


野口
手札□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [グレファー] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔罠


グレファーATK1700vs甲化ATK2500→グレファー 破壊!


野口「……」LP8000→7200


丸尾「イエローで攻撃!」


イエローATK1200 ダイレクト!


野口「ぐっ…」LP7200→6000

丸尾「ズバリ! グリーンで攻撃!」


グリーンATK1400 ダイレクト!


野口「チッ…結構くらっちまったね」LP6000→5600


丸尾「メイン2」

丸尾「イエローとグリーンでオーバーレイネットワークを構築!」


丸尾「今、境涯に一筋の希望が降り立つ! 」

「暗闇を照らす光となれ!!」



「エクシーズ召喚!」


丸尾「【NO.39 希望皇ホープ】!」


【NO.39 希望皇ホープ】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、
このカードを破壊する。


野口「伏せカード発動! 【強制脱出装置】!」

丸尾「なんと!」


【強制脱出装置】
通常罠
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。


丸尾「……ホープはエクストラに戻ります」

野口「ケッケッケッ」


丸尾「一枚伏せて、ターンエンドです」


丸尾
手札□□□
LP7700
[ ] F
[ ] [ ] [甲化] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔罠


野口「あたしのターン」□□□+□


野口「!……」ニタァ


野口「手札から【アンノウン・シンクロン】を特殊召喚」□□□■


【アンノウン・シンクロン】
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
「アンノウン・シンクロン」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。


丸尾「ほう…アンノウンですか」


丸尾(チューナー……前のデッキとは違うデッキでしょうか?)


野口「ボチ…ヤミ…サンタイ」

丸尾「なに!」

野口「来な、【ダーク・アームド・ドラゴン】」


【ダーク・アームド・ドラゴン】
効果モンスター(準制限カード)
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の闇属性モンスターが3体の場合のみ特殊召喚できる。
自分のメインフェイズ時に自分の墓地の闇属性モンスター1体を
ゲームから除外する事で、フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。


野口「効果を発動! あんたの伏せカードを破壊するよ」

丸尾「チェーン! 【威嚇する咆哮】」


キラートマト→除外


野口「チッ」

野口「もう一度効果を発動!」


グレファー 除外
甲化 破壊

丸尾「流石は元制限……実際に出されるとヒヤヒヤしますね」


野口「ダーク・アームド・ドラゴンにアンノウン・シンクロンをチューニング!」

☆☆☆☆☆ ☆☆+☆

野口「闇の力を糧に魔王が今、解き放たれる!」

野口「見せてやれ、暴食の罪を」



「シンクロ召喚!」


野口「【魔王龍 ベエルゼ】!」


【魔王龍 ベエルゼ】
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
また、このカードの戦闘または相手のカードの効果によって
自分がダメージを受けた時に発動する。
このカードの攻撃力は、そのダメージの数値分アップする。


野口「ターンエンド」


野口
手札□□
LP5600
[ ] F
[ ] [ ] [ベエ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔罠


丸尾「わたくしのターン!」□□□+□


丸尾(やはり、あの時のペンデュラムデッキとは違う気がしますね……)

丸尾(うーむ…おそらく、わたくしがペンデュラム対策のカードを入れると思い、デッキを変えて来たのでしょう)


丸尾(ズバリ! 甘いでしょう!)

丸尾(そんな事しなくとも、あなたごとき軽くひねり潰せるのです!)


丸尾「……とは思ったものの」

丸尾(今の手札は……)

丸尾(ここは耐えの一手か…)


丸尾「ズバリ! クレボンスを召喚!」□□□■

丸尾「ターンエンドでしょう!」

丸尾
手札□□□
LP7700
[ ] F
[ ] [ ] [クレボンス] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔罠


野口「壁を出しただけかい…… 無様だね」


野口「あたしのターン!」□□+□

野口「【増援】を発動! 【終末の騎士】を手札に」□□■+□

野口「【終末の騎士】を召喚! 【人造人間 サイコ・リターナー】を墓地へ送るよ」


【終末の騎士】
効果モンスター(制限カード)
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
デッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る事ができる。



野口「そして、【人造人間 サイコ・リターナー】の効果を発動!」


【人造人間 サイコ・リターナー】
効果モンスター
星3/闇属性/機械族/攻 600/守1400
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
このカードが墓地へ送られた時、自分の墓地の
「人造人間?サイコ・ショッカー」1体を選択して特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚した「人造人間?サイコ・ショッカー」は、
自分のエンドフェイズ時に破壊される。


野口「来な、人造人間……」



野口「サイコ・ショッカー!!」


【人造人間 サイコ・ショッカー】
効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2400/守1500
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いにフィールドの罠カードの効果を発動できず、
フィールドの罠カードの効果は無効化される。


丸尾「来ましたね、野口さんの真打ち。 このまま、一斉攻撃をするんですね」


野口「クックック……ハズレ」


丸尾「むむ…」


野口「終末の騎士を手札に戻し、手札から【A・ジェネクス・バードマン】を特殊召喚!」


【A・ジェネクス・バードマン】
チューナー(効果モンスター)(制限カード)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守 400
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を手札に戻して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果を発動するために手札に戻したモンスターが風属性モンスターだった場合、
このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。


丸尾「A・ジェネクス! まさか…」


野口「サイコ・ショッカーにA・ジェネクス・バードマンをチューニング!」

☆☆☆☆☆ ☆+☆☆☆


丸尾「間違いない……」


野口「黒煙を吐き出し」


丸尾「来ますね、あの鬼畜機関車が!」


野口「ピストンを動かし、線路を噛む車輪を回す」

野口「定刻通り、ただいま到着!」


「シンクロ召喚!」


野口「【レアル・ジェネクス・クロキシアン】!」

シンクロ・効果モンスター
星9/闇属性/機械族/攻2500/守2000
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、相手フィールド上のレベルが一番高いモンスター1体のコントロールを得る。

クレボンス→野口へ


丸尾「おのれぇ」


野口「バトル!」


野口
手札□□
LP5600
[ ] F
[ ] [クロ] [ベエ] [クレ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔罠

丸尾
手札□□□
LP7700
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔罠



野口「一斉攻撃!」


ベエルゼATK3000
クロキシアンATK2500
クレボンスATK1200


丸尾「ぬわぁぁああ」LP7700→1000


野口「一枚伏せて、ターンエンド」


野口
手札□
LP5600
[ ] F
[クレ] [クロ] [ベエ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔罠


丸尾「ぬぐぐ…わたくしのターン!」□□□+□


丸尾「【ブリキンギョ】を召喚!」


【ブリキンギョ】
効果モンスター
星4/水属性/機械族/攻 800/守2000
このカードが召喚に成功した時、
手札からレベル4モンスター1体を特殊召喚できる。


丸尾「効果でレッドを特殊召喚!」

丸尾「レッドの効果でイエローを手札に」

丸尾「ズバリ! 二体でオーバーレイネットワークを構築!」



「エクシーズ召喚!」


丸尾「【ギアギガント X】」


野口「【激流葬】を発動するよ」


丸尾「……」


【激流葬】
通常罠
モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。
フィールド上のモンスターを全て破壊する。


ギガント
クロキシアン
クレボンス
→破壊!

ベエルゼ 破壊されず



丸尾「一枚伏せて、ターンエンドです……」


丸尾
手札□
LP1000
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔罠


野口「あたしのターン」□+□

丸尾「キェェイ! スタンバイ時に威嚇する咆哮を発動!」

野口「チッ…」

野口「ベエルゼを守備表示にしてターンエンド」


丸尾「わたくしのターン!」□+□

丸尾「スクラップ・リサイクラーを召喚!」□■


【スクラップ・リサイクラー】
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻 900/守1200
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
自分のデッキから機械族モンスター1体を選択して墓地へ送る事ができる。
1ターンに1度、自分の墓地に存在する
機械族・地属性・レベル4モンスター2体をデッキに戻す事で、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。


丸尾「【超電磁タートル】を墓地へ送ります」

野口「厄介なの送ったね」

丸尾「そして、リサイクラーの効果を発動! グリーンとレッドをデッキに戻し……」


グリーン・ガジェット
レッド・ガジェット
→デッキ


丸尾「一枚ドロー!!」□+□

丸尾「……一枚伏せて、ターンエンド」

丸尾
手札□
LP1000
[ ] F
[ ] [ ] [リサイクラー] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔罠


野口「あたしのターン!」□□+□

野口(チッ…もうそろそろ、除去か何かが欲しかったね…)

野口「終末の騎士を召喚! 【ネクロ・ディフェンダー】を墓地へ」□□■

野口「バトル!」

丸尾「させません! 墓地の【超電磁タートル】の効果を発動!」


【超電磁タートル】
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻 0/守1800
相手ターンのバトルフェイズ時に墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。
そのバトルフェイズを終了する。
「超電磁タートル」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。


バトルフェイズ 強制終了ッ!!


丸尾「ズバリ! 超電磁タートルは偉大でしょう!」


野口「メイン2」

野口「【ネクロ・ディフェンダー】の効果を発動! 終末の騎士を無敵にするよ」


【ネクロ・ディフェンダー】
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 0/守 800
自分のメインフェイズ時に、
墓地に存在するこのカードをゲームから除外し、
自分フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する事ができる。
次の相手のエンドフェイズ時まで、
選択したモンスターは戦闘で破壊されず、
選択したモンスターの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。


野口「ターンエンド」

丸尾「待ってください、エンド時に強脱を発動します」


ベエルゼ→エクストラへ


野口「チッ!」


野口
手札□□
LP5600
[ ] F
[ ] [終末] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔罠


丸尾「わたくしのターン!」□+□


丸尾「むむ…」

丸尾「……」

野口「どうしたのさ……早くしなよ」

丸尾「えぇ…分かりました」

丸尾「リサイクラーの効果を発動します……」


レッド・ガジェット
イエロー・ガジェット
→デッキ

丸尾「ドロー!」□□+□

丸尾「うーむ…【手札抹殺】を発動!」□□■


【手札抹殺】
通常魔法(制限カード)
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから
捨てた枚数分のカードをドローする。


丸尾「さあ、手札交換です」■■+□□

【 レッド・ガジェット】
【サイコ・コマンダー】
→墓地


野口(ガジェットに抹殺?)■■+□□

【ネクロ・ディフェンダー】
【ダーク・アームド・ドラゴン】


丸尾「よし!……スクラップ・リサイクラーを召喚! サイバー・ドラゴンを墓地へ送ります」

丸尾「スクラップ・リサイクラーの効果を発動!」


グリーン・ガジェット
レッド・ガジェット
→デッキ


丸尾「いきますよ……」

丸尾「ぬんッ!!」

野口「なに?!」

………パァァァア!


野口「それは、笹山さんの時の…」


丸尾「驚きましたか?」

丸尾「このわたくし! 丸尾末男は、劣化版ながらもシャイニング・ドローを使えるのですよ!!」

野口「プッ…」

丸尾「……何が可笑しいのですか?」

野口「いやね…たかが劣化版を使えるだけで威張るなんて……と思ってね」クククッ

丸尾「……舐めてたら、痛い目にあいますよ」


丸尾「シャイニングゥゥ!」



丸尾「ドォローォォッ!」□□+□


丸尾「……」

野口「……」

丸尾「来ましたよ……思い描いたカードが……」

丸尾「【オーバーロード・フュージョン】を発動!」

【オーバーロード・フュージョン】
通常魔法
自分フィールド上・墓地から、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを
ゲームから除外し、機械族・闇属性のその融合モンスター1体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。


丸尾「わたくしは墓地の四体を除外します!」


【サイバー・ドラゴン】
【ブリキンギョ】
【ギアギガント X】
【甲化骨格】
→除外


丸尾「来い! 最強の光機竜!」



「融合召喚!」



丸尾「【キメラテック・オーバー・ドラゴン】!」


【キメラテック・オーバー・ドラゴン】
融合・効果モンスター
星9/闇属性/機械族/攻 ?/守 ?
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが融合召喚に成功した時、
このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
このカードの元々の攻撃力・守備力は、
このカードの融合素材としたモンスターの数×800ポイントになる。
このカードは融合素材としたモンスターの数だけ
相手モンスターを攻撃できる。


丸尾「四体を素材にしましたから攻撃力は……」


ATK?→3200 DEF?→3200


野口「……それが狙いだったのか」

丸尾「その通りです! これぞズバリ! わたくしのガジェットの奥の手です!」


丸尾「さらに、二体のスクラップ・リサイクラーでオーバーレイネットワークを構築!」


「エクシーズ召喚!」



丸尾「【機装天使エンジネル】!」


【機装天使エンジネル】
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/光属性/天使族/攻1800/守1000
レベル3モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示にし、
このターンそのモンスターは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。


丸尾「一枚伏せて、ターンエンドです!」

丸尾(うーむ…焦って早めに出してしまいました……まあ、エンジネルがいるならある程度は大丈夫でしょう!)


丸尾
手札□
LP1000
[ ] F
[ ] [ ] [キメラ] [エンジ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔罠


野口「あたしのターン」□□+□

野口「【ブラック・ホール】を発動!」□□■


【ブラック・ホール】
通常魔法(制限カード)
(1):フィールドのモンスターを全て破壊する。


丸尾「ズバリ! チェーン。 エンジネルの効果を発動!」


ブラック【1】→エンジネル【2】


丸尾「エンジネルでキメラテックを無敵にします!」


エンジネル
終末の騎士
→破壊!


野口「クックック、モンスターを伏せる」□■

野口「そして、墓地のネクロ・ディフェンダーの効果を発動! この裏守備モンスターを戦闘から守るよ!」

野口「ターンエンド…」


野口
手札□
LP5600
[ ] F
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔罠


丸尾「壁を出しただけで終わりとは……ズバリ! 情けないでしょう!」


丸尾「わたくしのターン!」□+□

丸尾「このまま何もせずにターンエンドです」

丸尾
手札□□
LP1000
[ ] F
[ ] [ ] [キメラ(守)] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔罠


野口「あたしのターン」□+□

野口「……【闇の誘惑】を発動」□■


【闇の誘惑】
通常魔法(制限カード)
デッキからカードを2枚ドローし、
その後手札の闇属性モンスター1体を選んでゲームから除外する。
手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。


野口「ドロー…」□+□□





野口「ケッケッケッ……来た」

丸尾「……」

野口「手札のダーク・グレファーを除外するよ」□□■

野口「………あたしの勝ちだね」


丸尾「あなたの勝ち?……何を言っていますか?」

丸尾「わたくしの場には攻守3200のモンスターがいます。 さらに、手札には速攻のかかしがあります」

丸尾「それでも、このわたくしに勝つ見込みがあるとでも?!」


野口「あぁ、あるさ!」


野口「【死者蘇生】を発動!」

丸尾(死者蘇生……いったい何を蘇らせるのでしょうか?)

野口「蘇らせるのは、あんたの墓地のスクラップ・リサイクラーさ!」


スクラップ・リサイクラー 蘇生!


野口「リサイクラーの効果を発動! サイコ・リターナーを墓地へ送るよ」

野口「そして、サイコ・リターナーの効果でサイコ・ショッカーを蘇らせる!」


サイコ・ショッカー 蘇生!


丸尾(サイコ・ショッカー……何故あんな、まどろっこしいやり方で蘇生させたのでしょう?)




野口「サイコ・ショッカーを墓地へ……」


サイコ・ショッカー →墓地


丸尾「サイコ・ショッカーを手放した!」


野口「クックッ、見せてあげるよ……サイコ・ショッカーの進化系を」

丸尾「サイコ・ショッカーの進化系…」



野口「最古にして、サイコの力!」


野口「今……」




野口「解き放てッ!!」


野口「来い、【人造人間……」


丸尾「……」




野口「……サイコ・ロード】!!」


【人造人間 サイコ・ロード】
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻2600/守1600
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在する「人造人間?サイコ・ショッカー」
1体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いに罠カードの効果は発動できず、
フィールド上の全ての罠カードの効果は無効化される。
1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在する罠カードを全て破壊できる。
この効果で破壊したカード1枚につき300ポイントダメージを相手ライフに与える。


丸尾「ほう、サイコ・ロードですか。 しかし、こんなポンコツを出した処で何も変わりませんよ!」


野口「ポンコツなんかじゃないさ…」

野口「裏守備モンスターを反転召喚!」


[?]→アンノウン・シンクロン


野口「スクラップ・リサイクラーにアンノウン・シンクロンをチューニング!!」

☆☆☆+☆


「シンクロ召喚!」


野口「【アームズ・エイド】!」


【アームズ・エイド】
シンクロ・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1800/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとしてモンスターに装備、
または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚できる。
この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、
装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


野口「アームズ・エイドの効果を発動! このカードをモンスターに装備する!」

野口「サイコ・ロードに装備!」


サイコ・ロード ATK2600→3600


野口「さあ、バトル! サイコ・ロードで攻撃!」


野口
手札0
LP5600
[ ] F
[ ] [ ] [ロード] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [アームズ] [ ] [ ] 魔罠

丸尾
手札□□
LP1000
[ ] F
[ ] [ ] [キメラ(守)] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔罠


丸尾「攻撃宣言時に伏せカードを発動!」

野口「なに!」

丸尾「【サイクロン】! これであなたのアームズ・エイドを破壊します!」


アームズ・エイド 破壊!

サイコ・ロードATK3600→2600

野口「チッ…」


キメラテックDEF3200vsサイコ・ロードATK2600


野口「……」LP5600→5000


丸尾「これでもまだ、あなたの勝ちだと思いますか」

野口「……あたしの負けだよ」

野口「ターンエンド……」


野口
手札0
LP5000
[ ] F
[ ] [ ] [ロード] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔罠


丸尾「わたくしのターン!」□□+□

丸尾「キメラテック・オーバー・ドラゴンを攻撃表示に変更!」


丸尾「……野口さん、最後に一ついいですか?」

野口「……なにさ」

丸尾「何故わたくしに決闘を挑みましたか?」

野口「……」

丸尾「少しわたくしを泳がせておけばボスについて何か情報が得られたかもしれませんよ」

野口「……あたしゃね、あんたが思ってるよりも熱い女でね」

野口「仲間が叫びながら消えてく姿に何も思わなかったわけじゃないのさ」


丸尾「………そうですか、分かりました」

丸尾「バトル! キメラテック・オーバー・ドラゴンで攻撃!」




丸尾「野口さん、さよならです」

野口「………」




第十一話 完



あぁー……とうとう日曜日になっちゃったよ

やっぱり、行った方が良いのかな?

あぁ! どうすりゃいいのさ!


さて、次回のちびまる子ちゃんは

『野口さんの遺言書』
『まる子達、最終決戦へ行く』


の二本だよ。 お楽しみにね!

今回の最強カード

キートン『これである』


【死者蘇生】


野口「藤木に死者蘇生を発動!」




野口「なんちゃって……クックック」


終わり


第十二話 『野口さんの遺言書』



山田「ふぅー…疲れたじょ」ドサ‥

山田「……」

山田「……」ガサッ

山田(野口はなんで、おいらにデッキをくれたのかな?)

山田(いらなかったのかな?)


山田「……」

山田「まあ、かんがえても仕方ないじょ!」


山田「アハハ、さっそくデッキに貰ったカードを入れよーと」

山田「アハハ、スリーブスリーブ」

山田「スリーブ交換ー♪ スリーブ交ー換♪ アハハ」


ボコッ


山田「ん?」

サワ…

山田「……中に何か入ってる」スッ


山田「!……こ、これは!」




山田「メモリーカード!」








ガチャ

山田父「ただいま」

タタタタッ!

山田「父ちゃん、おかえり!」タタタッ

山田父「おぉ、笑太! ただいま」

山田「ねぇねぇ、父ちゃん!」

山田父「どうした?」


山田「パソコン動かしておくれ!」


山田父「よし! 分かった! メシ食べてからやるから少し待ってろよ」

山田「えぇー…今、やっておくれよ!」

山田父「すまないな……父ちゃん今、腹が減っててな…」

山田「いやだじょ! 今、やっておくれよ!」

山田母「笑太、父ちゃん困ってるからやめなさい!」


山田「……わかったじょ、おいら父ちゃんが食べ終わるまで待つじょ」


山田父「お! えらいな、笑太!」

山田母「ほら、父ちゃん! 笑太の為にもチャッチャッと食べちゃいなさい」









山田父「……よし」カチッカチッ

山田父「今、パソコンにデータ入れたぞ」

山田父「このボタンを押せば出来るからな」

山田「父ちゃん、ありがとう!」

山田父「なぁ、笑太。 このメモリーに何が入ってるんだ?」

山田「ジャズが入ってるんだじょ」

山田父「ほう、ジャズか」

山田「アハハ、友達がいいて言うから『おいらも聴きたい』て言ったんだじょ、そしたら貸してくれたんだじょ」

山田父「アハハ、そうかそうか。 それじゃあ、父ちゃん風呂入るから、ゆっくり聴いてていいぞ!」


山田「アハハ、ゆっくり入ってきてね」



タタタタッ


山田「アハハッ、アハハハ……」

山田「……行ったかな」

山田「……」

山田「……いくじょ」ゴクッ‥


………カチッ




『…聞こえるかい』

山田「野口!」

『山田……このメッセージをあんたが聴いてる事を祈ってるよ』

山田「あぁ…聴いてるよ」

『よく聞きな…これから、あたしが録音した音声を流すよ。それにはとても重要なヒントが隠れている……こころして聴きなよ』

山田「ヒント? なんだろ」


『じゃあ、いくよ』


………カチッ!






『えぇ…と、あの時は……』

山田「藤木くん!?」

『そうだ! みまつ屋の近くで五年生ぐらいの子に決闘を挑まれたんだ!』

『そして、洗脳されちゃって…次の日にさくらを……』





ブツ………カチッ!





『えーと、あの夜は……たまちゃん達とデュエルした後、帰ってる途中で藤木が挑んできたよ』


山田「次はさくらかい…」


『それで、藤木に勝った後は気絶しちゃって……みぎわさんに介抱してもらったよ』




……ブツ!

山田「野口は何を伝えようとしているんだろ」


……カチッ!





『あの日はアマリリスの散歩をしてたわ』

『その途中で道に倒れてたさくらさんと、藤木を見つけて。 心配だから家に入れていって……そのあと、丸尾が挑んで来たわね』

『なんか、始末しに来た! とか言ってね。 てっきり、さくらさん達のごっこ遊びに混ざっていたのかと思ったわ』





ブツ……カチッ!





『よく覚えてますよ。 あの日の事は』


山田「次は丸尾くんか」


『さくらさん達がなかなか帰らないので早く帰るよう注意した後に小杉くん達を見つけまして、同じように注意をしました』

『そしたら、デュエルをしようと言ってきまして……乗り気では無かったもののデュエルを受けました』





ブツ……カチッ!








『へー、おいらはカードショップにいる時に中学生がデュエルをもうしこんできたじょ』


山田「!……おいらのもあるのか」


『あの時においらが痛くて叫んでも誰も声をかけなかったじょ。 多分ショップの中にいた人達はみんな奴らの仲間だじょ』





ブツ……カチッ!






『最初は……僕の部屋でくつろいでる時に突然やってきたよ』


山田「花輪くん」


『次は僕の家のメイドが…次が庭師、その次が見知らぬ人と次々と襲ってきたのさ……』

『そして、学校でみぎわさんが同じ境遇の人がいる、そう言って僕を同盟のみんなに合わせてくれたんだ』

ブツ





山田「どういう事だろ…」


『クックック、真面目に考えてるの所悪いけど、これだけじゃあ分からないよ』

山田「……」

『次にこれを聞きな』

……カチッ








『山田…ちょっといい』

『なんだい?』

『…二人で見回りに行こうか…』

『アハハ、いいじょ?』

『クククッ…ありがと。それじゃあ、みんな行ってくるよ』


山田「あの時の会話だじょ!」


『ガチャ…ギィィィ… バタン 』

『……ズバリ、大丈夫でしょうか』

『大丈夫さベイビー、外にはひで爺を含む十二人のSPと大会優勝経験があるデュエリストが三人いるんだ』


山田「あの時、おいら達が離れた時になにかあったのかな?」

山田「よし! しっかり、聞くじょ!」


『えぇとね、それを話すのにボス…と言うより、『元締め』について話さなければいけないね』


山田「……」


『ズバリ! キーワードは『女の子』と『年齢』でしょう!』


山田「……ちょっと、長いじょ」


『それじゃあ、みんな気を取り直して新しくなったデッキでデュエルしようよ』

『ズバリ! わたくしの真ガジェで完封でしょう!』

『花輪く?ん/// 一緒にやりましょぉ?う』


山田「ふーん、あの時はみんなでデュエルをしてたのか」


『ゴソ…ゴソゴソ』

山田「?……なんだろ、ゴトゴト音がするじょ」


『よし! フォースを特殊召喚!』

『神の警告だよベイビー』



『丸尾くん、どうしたの?』

『……ズバリ! 皆さんのためにお茶菓子を用意しようと思ったのです』

『あんた気を使ってくれなくてもいいのに』






ブツ……カチッ!





山田「?…切り変わった」


『ズバリ! この家は十三人のSPと三人のデュエリストに守ってもらっているでしょう!』

『…それは安心だね』

『アハハ、ここは要塞だじょー』

ブツ






『分かった? 』

山田「野口……分からないじょ」

『もし、分からなければ……分かるまで何度も聴きなよ』

山田「……」

『このメッセージはこれで終わり……さよなら』

ブツ

山田「……野口は…いじわるだな」



山田「しょうがないじょ、分かるまで聴くかな」

山田「さあ、やるじょ!」





……カチッ

『それじゃあ、答え合わせをしようかね』

山田「………え?」

『クックック、もしかして間に受けて分かるまで何度も聴いちゃってた?』

『プッ……そうだったら、お笑いぐさだね』

山田「……」


『まあ、単刀直入に言えば。丸尾が黒だね』

山田「なんだって!」

『決め手は花輪が自分のSPの人数を十二人と言ったのに対し、丸尾は十三人と言ったこと……』


山田「あ、そうか! あの時はSPに敵が紛れ込んで数が増えたんだった!」


『ではなく、これ以上に怪しい所があるよ』

山田「え?」

『藤木が闇の決闘の説明をしてた時の丸尾達の会話を思い出しな』


山田「えぇーと……」







藤木「そう、LPが減った時にディスクから電気が流れて痛みを脳に伝える。 そして、LPが0になったら…」


みぎわ「気絶する…」

丸尾「つまり、その時一緒に洗脳される…と言う事ですね!」

藤木「いや、少し違うんだ。 気絶したら…えぇーと…」ガチャ

藤木「これを相手のディスクに差し込むんだ」







山田「そういえば……丸尾くんは闇の決闘者だったのに、洗脳のやり方を何一つ知らなかったじょ」


『そう、丸尾は洗脳の仕方を知らなかった』

『そして…丸尾は、みぎわさんと決闘する前に 始末しに来た! そう言っていたそうだよ』

『つまり、あたしが言いたいのは始末するために襲ってきた丸尾が洗脳の仕方を知らないのはおかしい………そう言いたいんだよ』

山田「なるほど… 」


山田(いや……でも、丸尾くんの話からすると洗脳されてすぐに命令されたみたいだったじょ……)

山田(だったら、知らなくても無理は無いんじゃないかい?)


山田(それに始末する方法は他にもあるし……)


山田「ん?………他の方法?」


『もし、あいつが消滅する方の闇の決闘をしてきたのなら……小杉達のように、あいつの方が消滅してただろうね』


山田「つまり、丸尾くんはおいら達……いや、さくら達に近づくために決闘を…」


『まあ、これだけ言えば、いくらあんたでも察しがつくよね……』

山田「ひっどいじょー」


『………このメッセージは本当にこれで終わりさ』

山田「……もう、終わりか」

『最後に一つ言いたい事があるんだ』

山田「?」


『もし、あたしがいなくなったら……″駅前のロッカー″を開けな』

山田「いや、でもカギがないじょ」

『鍵だったら、サイコ・ショッカーと一緒にスリーブの中に入ってるよ』

山田「……」

『これで言いたいことは全部言ったよ。 それじゃあ』



『………さよなら』

ブツ


山田「アハハ……何がさよならだい……明日、学校で会えるだろ」

山田「明日……野口に会って、このメッセージとロッカーの事を聴こうと……アハハ」







キートン『翌日、山田は学校に行き、野口を捜した……しかし、野口はいなかった』


キートン『そして、その日の放課後』





テクテク

山田「ロッカー、ロッカー」

山田「えーと……あっ! あった、このロッカーだじょ」

山田「よし……開けるじょ!」


ガチャン! ギイイィィ…



山田「どれどれ……おや? これは」


山田「ノート?」ペラ

山田「ふむふむ、なるほど」ペラペラ

山田「日記か?」


山田「じゃあ、こっちは…」ペラ


―永沢君男 藤木が洗脳された日に行方不明になっている―

―えびす いつ行方不明になったかは不明。 かなり前から消えてるそうな―

―根岸 いつ行方不明になったかは不明。 妹も一緒に消えている―

―小杉太 闇の決闘にて消滅。 いつ洗脳されたかは不明―

―長山治 闇の決闘にて消滅。 いつ洗脳されたかは小杉と同じで不明―


山田「……もしかして、これは行方不明者リストかい?」ペラ…


―録音機が暴露た―
―丸尾、花輪がきな臭い―

山田「考えをまとめるノートとしても使っていたみたいだじょ」


―何故、丸尾はSPの数を間違えたのか?―
   ↓
―丸尾は自分に注意を向けさせたかった―


―なぜ?―



山田「……」ペラ




―仲間がいる―

ガタッ!


山田「うわぁ!」




佐々木「おや、山田くん」

山田「なんだ…佐々木のじいさんか」

佐々木「すいませんね、驚かしてしまいましたか」

山田「アハ…アハハ、だいじょうぶだじょ」

山田(続きは家で読もう……)


佐々木「山田くん」

山田「アハハ、なんだい?」



佐々木「こんな所で何をしていましたか?」



山田「え…」
―――――――――――――――

―仲間がいる―

―――――――――――――――

山田「えぇーと…その」


佐々木「危ないから、今日はもう帰りなさい」

山田「は、はーい。 さよなら」

山田(アハハ、佐々木のじいさんが仲間なわけないよな)


佐々木「はい、さよなら。 気をつけてね」

山田「佐々木のじいさんも気をつけてね」

テクテク



佐々木「……」

タタタタッ

友蔵「佐々木さん、何かありましたか?」タタッ

佐々木「いえいえ、この時間帯に小学生がいたので心配して声をかけただけですよ」

佐々木「さあ、パトロールを続けましょうか」









山田「アハハ、すっかり遅くなっちゃたじょ」テクテク

山田「じょ?……あれは」




永沢「!」サッ!


山田「………あり?」

山田「永沢くん」

山田「永…沢」



山田「!」

山田「そんな………ばかな!」


山田「永沢くんは……」
―――――――――――――――

―永沢君男 藤木が洗脳された日に行方不明になっている―

―――――――――――――――
山田「……行方不明に」

山田「とにかく、追うじょ!」タッ


タタタタッ タタタタッ!



山田「たしか、この道を曲がって…」タタタッ


ひで爺「おっと!」山田「うわ!」



ひで爺「申し訳ありません。 大丈夫ですか?」

山田「だ、だいじょうぶだじょ」

ひで爺「そうですか、お怪我が無くて何よりです」


山田「………そうだ!」

山田「ねぇ、ひで爺! 永沢くんを見なかったかい? ここに来たはずなんだじょ!」

ひで爺「永沢……さあ、見てませんね」

山田「……そうかい、ありがとう」


山田(見間違いだったのかな?)

山田(?…なんでひで爺がここに)

山田「……ねぇ、ひで爺」

ひで爺「はい、何でしょう」

山田「なんでこんな所にいるんだい?」

ひで爺「パトロールですよ」

山田「パトロール?」

ひで爺「はい、地域の方々と協力して今、花輪コーポレーション総出でパトロールをしているのですよ」

山田「アハハ、なるほど。 ありがとう、ナゾが分かってスッキリしたじょ」

ひで爺「ふふふ、対したことはしてませんよ」


山田「アハハ…それじゃあ、もう遅いからおいら帰るじょ。 さよなら、ひで爺」

ひで爺「えぇ、さよなら。 お気を付けて」


山田「アハハ、さよーならぁー」テクテク

ひで爺「ふふふ、さよなら」


テクテク…テク………


ひで爺「……」



ひで爺「………」ピピッ


プルルルゥ! プルルルゥ!

ひで爺「もしもし、ひで爺です」

ひで爺「……えぇ、そうです」

ひで爺「はい……はい…」

ひで爺「申し訳ありません」





ひで爺「見られてしまいました」

永沢「……」


第十二話 完


次回のキーカード


【ローラースルーゴーゴー】



お楽しみに


第十三話『まる子、最終決戦に行く』



まる子「う〜〜ん……」

さきこ「あぁ、いい湯だった」タッタッ

さきこ「あれ、まる子。 デッキ調整してんの?」

まる子「うん、チョット事故率を下げつつ、爆発力を上げたいな……って思ってさ 」

さきこ「へぇー、どれどれ」


さきこ「……あんた…なにこれ」

まる子「スクラップ・ソルジャーだけど? なにさ」

さきこ「あんた…こんなの事故の元よ…抜きなさい」

まる子「あんた分かってないね……ソルジャーはね、ドラゴエクィテスを出す素材として入れてるんだよ」

さきこ「ただ単に素材の戦士族が欲しいなら、この前あげたカードがあるじゃない」

まる子「えぇ……と、あはは…そうだった、そうだった」

さきこ「なんで、入れてないんだか…」


まる子(言えないね……貰った事を忘れて、引き出しにしまいっぱなしだなんて)


さきこ「そういえば、あんた……カードをあげた次の日に友達と遊戯王してきたのよね」

まる子「!」








たまえ「グスタフの効果発動!」

まる子「……」


たまえ「発射!」






さきこ「どうだった?」

まる子「……」

さきこ「……まる子?」

まる子「……い」

まる子「いやぁー、やっぱりシャドールには勝てないね」

さきこ「……ふふ、あんたのプレイングが悪いから勝てないのよ」

まる子「むむぅ、言ったねあんた! 見せてあげるよ、あたしの実力を!」

さきこ「言ったね、クリフォートの恐ろしさ得と味わいなさい!」



まる子「……遊びで環境デッキを使うなんて…あんたズルい女だねぇ」

さきこ「……うるさいわね」


ジリリリリッ!


さきこ「!……驚いた、電話か」

まる子「お姉ちゃん、早く早く!」

さきこ「分かった、行くわよ! まる子」



ジリリ……


さきこ「クリフォート・ツールの効果で機殻の生贄を手札に!」

さきこ「そして、そのまま装備!」

まる子「くっ……場には三体分クリフォート……いきなり来るね」


さきこ「アドバンス召喚!」


すみれ「まる子ぉ〜、電話よー。 みぎわさんから!」


さきこ「……」

まる子「は、はーい…」

まる子「そういう事だから、お姉ちゃん。 デュエルはまたね」

さきこ「あんた…負けそうだからって逃げてんじゃないわよ」

まる子「じ、じゃあねぇ〜」








ガチャン…


まる子「もしもし、みぎわさん」

みぎわ『あっ、さくらさん』

まる子「どうしたの、電話なんてかけて来て?」

みぎわ『いやね…ちょっと確認をしにね…』

まる子「……明後日の事…だよね」

みぎわ『そうよ』

まる子「ごめん……まだ、ちょっと迷ってるんだ…」

みぎわ『そりゃそうよね、あたしだって怖いわ』

まる子「……ねぇ、みぎわさん」

みぎわ『なにかしら?』


まる子「もしさ、もしだよ……あたしが行かないって言ったら…どうする?」


みぎわ『……そうね』

まる子「……」


みぎわ『じゃあ、そこで私の華麗なるデュエルを見てなさい って言うわ』


まる子「……はは、なにそれ…」

みぎわ『ま、まあとにかく…あたしはあなたが来ないって言っても責めたりはしないわよ』

まる子「……そう」

みぎわ『あと一日あるんだから、しっかり悩みなさい……そのうえで出した応えなら、あたしは何も言わないし、何も気にしないわ』

まる子「……分かった、ありがとう。 みぎわさん」

みぎわ『どう致しまして』

みぎわ『それじゃあ、切るわよ』

まる子「うん、分かった」



みぎわ『あっ! 待って』


まる子「!……どうしたの?」

みぎわ『明日、もし来る気があるなら明日3時にあたしの家に来て。 伝えたい事があるの』

まる子「………分かった」

みぎわ『じゃあね、さくらさん』

まる子「うん、またね」

ガチャン……


まる子「……明後日か」









どうしようかな











まる子「……どうしようかな、この状況」

さきこ「どうよ! アポクリフォート・キラー二体の図は!!」

まる子「まだだよ……まだ、ミラクルシンクロ・フュージョンを引ければ……」

さきこ「ふふん、ドラゴエクィテスを出してツインをコピーするつもりね……でも、そう上手くいくかしら?」

まる子「見てなよ、あたしの……一発逆転のドローを!」


まる子「来い! ドロー」


さきこ「……」

まる子「来た! ミラクル・シンクロ・フュージョンを発動!」

さきこ「なにぃ!」


まる子「融合召喚!」

すみれ「あんた達、いつまでやってるの!! もう寝なさい!」


まる子「へ……」

さきこ「は、はーい。それじゃあ、デュエルはお開きね!」

さきこ「お、おやすみ!」

まる子「そんな……あたしの…一発逆転が」



まる子「……」

まる子「はぁ〜……あたしも寝るかね」








キートン『一方そのころ、花輪は……』









永沢「……」

コッ…
コッ…
コッ…


花輪「ヘイ! ベイビー。 元気かい?」

永沢「まあ普通かな」

花輪「……そっけないな」

永沢「君……僕に用があるから声をかけたんだろ…さっさと本題に入りなよ」

花輪「分かった……」

花輪「悪い知らせがあるんだ」

永沢「……」


花輪「……野口くんがやられた」


永沢「……そうか」

永沢「残りは山田と、さくらになったか……」


花輪「それから、明後日の事で聴きたいことがあるんだ」

永沢「殴り込みの話か…」

花輪「そう……君から見て、これからどうなるか分かるかな?」

永沢「別に……最初に話した通り、″今は″順調に事は進んでいる」

花輪「……ほう」

永沢「このまま行けば、何とかなるかもね」

花輪「……そうか」

永沢「……」

花輪「……」

永沢「花輪くん」


永沢「君は、みんなを利用してるのがしのびないのか?」

花輪「あぁ……とっとも…」

永沢「…花輪くん、何度も言ってるけど。これは最善の策なのよ!………分かってくれよ」

花輪「分かってるよ…でも、本当にこれが最善の策なのか……疑問になる時があるんだよ」

永沢「全てが終われば、これが最善だったのか、それとも最悪だったのかが分かるよ」

花輪「……」

永沢「明後日……頑張りなよ」









ペラ…

山田「たしか……こっから、読んでなかったじょ」


―何故、丸尾はSPの数を間違えたのか?―
   ↓
―丸尾は自分に注意を向けたかった―

―なぜ?―


山田「……」ペラ


―仲間がいる―
   ↓
―同盟の中にいる→花輪か?―


―分からない事が多すぎる―

―強硬だが明日、丸尾に会ってみよう―


山田「やっぱり、野口は丸尾くんに会ったんだ」ペラ


山田「……!」


―もし、このノートをあんたが読んでるなら疑問が浮かぶはず―



山田「なんで、おいらにノートをメッセージを渡したか……だね」


―理由は簡単、あんたは信用できる人間だから―

―私が失敗して消えてしまった時、私がした事が無駄にならないようにするためにあんたに託すよ―

―でも、これはギャンブル。もし、あんたが敵側の人間だったら……そう考えると恐ろしいね―


山田「大丈夫だよ……おいらは野口の味方さ」ペラ


―山田、頑張りなよ―


山田「……」ペラ


山田「……これで、終わりみたいだじょ」ペラペラ


……パタン

山田「……」

山田「……さてと」


山田「日曜の為にデッキ調整をするじょ!」








みぎわ「明後日か……」

みぎわ「……嫌な予感がするわ」

みぎわ「……」

みぎわ「!…しっかりしなさいよ! あたしッ!!」

みぎわ「不安がっても仕方ないわ! さあ日曜の為に調整よ!」






キートン『不安の夜が明けた』


キートン『一同が決意を固め、決戦へと備えをする』


キートン『この女を除けば』





まる子「うーん」

まる子「でもなぁ……あいつ等を放っておくとドンドン被害が増えてくよね」

まる子「そして、そのうち清水が……いや世界が! それはまずいよね、だったらあたしも……」

まる子「うーん……行こうかな…いや、みんな強いし行かなくっても……」

まる子「あっ…リボンだ。 あたしまだ読んでなかったんだよね」

まる子「どれどれ」ペラ

まる子「……」ペラ

まる子「……ふへへ」ペラ

まる子「……」


まる子「……あたしゃ何やってんだろね」

まる子「はぁ〜……ちゃんと考えよ」ゴロン


まる子「……ハァ」

まる子(なんでこんな事になっちゃったんだろ……)





──藤木と最初に闘って

まる子「ダイレクトアタック!」

藤木「うぅ…くそぉぉおお!!」LP1500→0


──その後はもう話が進んで流されていって


みぎわ「じゃあ、そこで私の華麗なるデュエルを見てなさい」


──怖かったけど


花輪「なぜ、デュエルで人を洗脳してるのか…まずはそれが知りたいんだ」


──不謹慎だけど、わくわくしてたね……あの時は





──でも


長山「これが闇の決闘の敗者がたどる末路さ…」


──だんだんと、わくわくとかは感じなくなったな


たまえ「グスタフの効果発動!」

まる子「……」


たまえ「発射!」


──逆に怖くなってたね


笹山「さよなら」


藤木「うわぁぁああ」










まる子「……」

まる子「気ままに流されてるだけなんて…何だかあたしが軽い女に見えるね」

まる子「はは…はぁ…」


まる子「……」

まる子(みぎわさんが言ってた…)


─私ね、そんな素晴らしい人達の人生がメチャメチャにされるのが許せないの!!─


まる子(あの時は訳分からなかったさけど……今は何となく分かるかな)

まる子(たまちゃんも、ブー太郎も、はまじも、みんな操られて無理矢理闘わされているだけだもんな……)

まる子(もう誰かの人生を狂わせたくない……てのは思うけど)



まる子「怖いもんは……怖いんだよ」




まる子(でも、みぎわさんだって……みんなだって怖いはずだよね。 あたしだけ怖いからって理由で行かないのはな……)


まる子「違う違う! みんながこうだからじゃなくて、あたしがどうなのかを考えなきゃ!」


まる子「考えろ、考えろ……」

まる子「……考えろ」

まる子「……」

まる子「考えても埒が明かないね」


まる子(完全にあたしの中で意見が二分してるね……)

まる子(こりゃ一人じゃあ決めれないね)


まる子「あぁー……どっかにあたしを導くいいのないかねぇ」

まる子「あっ、サイコロ……」

まる子「サイコロね……」コロコロ

まる子(そういえば、学校でサイコロの目が出る確率はぜんぶ平等に等しいとか言ってたね)


まる子「ん……等しい?」

まる子「……」コロコロ

まる子「……」コロコロ

まる子「これだ!」バッ!


まる子「どうせ、このままじゃいつまでも悩んで答えなんて出ないんだ!」


まる子「だったら!」



まる子「このサイコロにあたしの運命を決めてもらうよ!」


まる子「四五六が行く、一ニ三が行かない!……公平だよね」

まる子「よし! いくぞぉ!」


まる子「ぬりゃぁ!!」コロコロ

コロコロ…

まる子「……」ゴク


──ドクッ

コロコロコロ

──ドクッ

コロコロ…コロロ…

──ドクッ


まる子「どうなった……」

──ドクッ








【5】


まる子「………よし!」


まる子「行ってやろうじゃん!」

まる子「みんなを……清水を救いに行くぞぉぉ!!」


まる子「あれ……なんか忘れてるような」

まる子「……そうだ! みぎわさんの家に行かなきゃ!」

まる子「うわぁあ! もう時間じゃん、急げぇ!」

タッタッタッ!

まる子「おっとデッキ、デッキ」


タッタッ!











みぎわ「……もうすぐで3時ね」

山田「さくらの奴、来ないじょ」

丸尾「もしや……参加しないつもりですかね」

花輪「……」


みぎわ「……来ないんだったら、仕方ないわね」

丸尾「まったく、さくらさんは……みんなが来てるとゆうのに!」

みぎわ「あんた! さくらさんの事を悪く言わないの!」

丸尾「えぇ……いや、しかし」

みぎわ「さくらさんには、さくらさん成りに一所懸命になって苦しんで考え出した結論なのよ!」

みぎわ「あんた、それを考えてさっきの事を言ったの?!」

丸尾「……すみません」

みぎわ「みんなもいいわね。 来ないからって、さくらさんの事を悪く言わないこと!」

山田「アハハ、わかってるよ。 むしろ此処に来る方がおかしいじょ」


みぎわ「……まあいいわ」

みぎわ「みんなよく聞いて…」

ピーンポーン♪


みぎわ「!」

丸尾「もしや」

花輪「ふっ……ヒーローが遅れてやって来たみたいだね」

みぎわ「チョット、行ってくるわ!」タタタタ

タタタタ……


山田「……さくらが来たのかな?」

丸尾「どうでしょうか?」

花輪「違ったら、違ったらさ」


………タタタタ

みぎわ「みんなッ!」バッ!

花輪「!」


みぎわ「さくらさん、来たわよ!」

丸尾「おぉ!」

山田「アハハ、これは心強いじょ」


まる子「ご、ごめん……待たせちゃったかな?」

花輪「いや、みんな今来た所さ!」

みぎわ「よし! これでマハミヤノマ同盟、全員集合ね!」

みぎわ「早速だけど、話したいことがあるわ! みんなよく聞いて」

まる子「分かったよ」

山田「どんと来い!」


みぎわ「あたし旧桜ヶ丘 第二小学校についてネットで調べてみたわ」

山田「おいらも少し調べてみたじょ……なんでも山の中にあるんだよね」

みぎわ「そう、山の中……しかも、かなりのへき地にあるわ」

まる子「ふぅーん……で、それがどうしなのさ」

みぎわ「問題があるのよ……」


みぎわ「その小学校に行くには二つのルートがあるの」


みぎわ「まず一つは、道路を通り行くルート」


まる子「まぁ……普通だね」


みぎわ「そしてもう一つは鉄道でのルートがあるのよ」


山田「そういえば……父ちゃんが第二小は駅のすぐ近くにあるとか言ってたじょ」


まる子「これの何が問題なのさ?」

みぎわ「まあ最後まで聞いてよ」

みぎわ「そして、問題はこっから」

みぎわ「まず一つ目のルートなんだこど……道を進んでくと、どうしても通らなきゃいけないトンネルがあるの」

丸尾「まさか……そのトンネルは…」

みぎわ「そう、落盤で塞がってるのよ……」

花輪「それじゃあ必然的にもう一つのルートで行かなきゃならないね」

山田「アハハ、お金持ってかなきゃいけないじょ〜」

まる子「二百円で足りるかね」

みぎわ「そのね……みんな」

丸尾「なんでしょ?」



みぎわ「……もう一つのルートは鉄道会社が潰れて今は列車が走ってないのよ」


山田「い″?」

まる子「ど…どうすりゃいいのさ」

みぎわ「線路を歩くしか無いわね」

丸尾「あの……ズバリ、何キロぐらい歩くのでしょうか?」

みぎわ「さあ? とにかく、もの凄く歩くわよ。 山を越えるもの」

まる子「……」

花輪「……」

丸尾「……」

山田「……」

みぎわ「それに駅に行くまでもかなりの距離があるわよ。 自転車で1時間ぐらいはするわね」

まる子「うぇ…」

山田「はぁ…いやだなぁ」


みぎわ「……あたしだって嫌よ」


みぎわ「でも、やるわよ。 あたしだけでも」

山田「なにも、おりるとは言ってないじょ」

まる子「そうだよ、チョット覚悟を決めてただけだよ」

花輪「そうだよ、そんな事ぐらいでへこたれる程、僕達は弱かないのさ」


みぎわ「まあ、そうよね」

まる子「あんた……冷たい返しだね」

みぎわ「冗談よ! みんながついて来てくれるって分かってホッとしてるわ」

みぎわ「あっ……そうだ!」

みぎわ「みんなに集まってもらったのには他にも理由があるわ」

まる子「え……なに」

山田「……なんだじょ」

花輪「……」


みぎわ「みんなでデッキ調整しましょ」

まる子「……あぁ、なんだ」

山田「アハハ…なんだそんな事かい」

みぎわ「そんな事ってなによ! 重要なことじゃないの!」

花輪「まあまあ……僕は賛成だよ。 やっぱり、一人で調整してたら分からない事だってあるしね」

丸尾「ズバリ! わたくしも同意見です!」

まる子「あたしもそう思うよ!」

みぎわ「ふふ……そう来なくっちゃ!」

みぎわ「よし! みんな、自分なりの最強デッキを作るわよ!」


まる子「おぉ〜!!」



ガヤガヤ… ガヤガヤ…

山田「アハハ、パワーボンドを発動! そしてガトリング・ドラゴンを融合」

花輪「奈落だよベイビー」

山田「チェーン! 強制脱出装置!」

みぎわ「うーん、苦肉の策ね」


ガヤガヤ…ガヤガヤ…

まる子「あたしのデッキ……何が足りないんだろね」

丸尾「ズバリ! ランク4のエクシーズでしょう!」


まる子「ランク4ね…ランク4か……何がいいかな」

丸尾「うーむ……何がいいでしょうか」

丸尾「カステル……いや、ツインで事足りてますね。 じゃあ、ビュートで……」

まる子「うーん……何か防御系のカードが欲しいね。 アタッカーと除去はシンクロで大丈夫だし」

丸尾「なるほど、防御……防御ですか……」




丸尾「むむ! 思いつきました!」

丸尾「ちょっと待って下さいね。 えぇ〜と……たしかこれに…」

まる子「……?」


丸尾「おっ! ありました! さくらさん、あなたのデッキに合ったカードがありました」

まる子「これは……」


【No.39 希望皇ホープ】

まる子「あんたの主力じゃん」


丸尾「元主力ですよ。 今はあまり使わなくなってしまいましてね……せっかくですから、さくらさんに一枚差し上げようと」

まる子「そう……悪いね貰っちゃって」

丸尾「構いませんよ。 ズバリ! 困った時は助け合うのが同盟ですから!」

まる子「ちょっとあんた、良いこと言うねぇ!」

丸尾「ふふふ、ズバリ! 今度の学級委員選挙……お願いいたしますよ!」

まる子「……見直したあたしがバカだったよ」




ボーン…ボーン…ボーン

まる子「あれ……まさか、もう五時?」

ボーン…ボーン

丸尾「ズバリ、楽しい時間はあっと言う間でしょう」

まる子「それじゃあ時間だし、あたし帰るね」

みぎわ「あら、お疲れ」

花輪「さくらくん。 僕も帰るから、ついでに車で送っていこうか?」

みぎわ「!!」

まる子「えぇ! いいの?」

花輪「構わないよ。 レディーに夜道を帰らせる訳にはいかないからね」

みぎわ「花輪くん! あたしも送っていってちょーだい!」

キートン『お前の家は此処だろ』


花輪「……それは、ちょっと」

みぎわ「ふふ、冗談よ。 みんな気を付けて帰ってね」

山田「アハハ、それじゃあみんな! さよなら」

丸尾「ズバリ! さよならでしょう!」

みぎわ「じゃあね! また明日」

タッタッタッ


タッタッタッ

『君達も送っていこうか?』

『いえ、わたくしはこのまま歩いて帰りますよ』

『アハハ、おいらも歩くじょ〜』

『分かった。 気を付けて帰ってね』

『それじゃあねぇ〜みんな!』


ブロロロ……


『……』

『それじゃあ、山田君……また明日』タッタッ

『……あぁ、また明日』タッタッ

タッタッタッ…



みぎわ「……」

みぎわ「………明日か…」

みぎわ「……大丈夫、きっと上手くいくわ……大丈夫」









ブロロロロ……キッ!

ヒデ爺「着きましたよ」

まる子「あっ! ありがとう。ヒデ爺」

……ガチャ

まる子「いやぁ〜、悪いね。 送ってくれちゃってさ」

花輪「構わないよ、一緒に帰るついでさ」

まる子「それじゃあね、花輪くん……また明日」

花輪「……あぁ、また明日」


まる子「……」テクテク


花輪「……」

花輪「さくらくん!」


まる子「……なに?」


花輪「いくよ!」ポイ


まる子「うおっ!」パシッ

花輪「ナイスキャッチ!」

まる子「ちょっと急に投げないでよ」

花輪「ハッハッハ! ゴメンゴメン」

花輪「それじゃあ、さくらくん! さよなら、良い夢を」

花輪「ヒデ爺、出して」

ヒデ爺「はい、坊っちゃま。 さくらさん、お元気で」

ブロロロ……



まる子「……なんだったんだろね?」


まる子「……」

まる子「しかしまぁ花輪くんたら……友達にあげるぐらいで、こんなに厳重に包んじゃって」


まる子「中身はなんだろね」


まる子「ふへへ、楽しみだね。 部屋に入ってからゆっくり開けよ」


ガラララッ!

まる子「お母さん、ただいまぁ〜」
















パチパチ……パチ…

永沢「うーん……フォートレスで攻撃」


ガチャ

花輪「ただいまベイビー」

永沢「あぁ……おかえり。 遅かったじゃないか」

花輪「ふっ、心配したのかい?」

永沢「別に……形式的な挨拶さ」

花輪「そう……まぁ、こんなに遅くなったには訳があってね」

永沢「……ほぉ」

花輪「レディーをエスコートしてたらこんな時間になってしまってね……」

永沢「ふぅーん」パチ…


花輪「……一人デュエルをしてるのかい?」

永沢「あぁ、ちょっと藤木くんのデッキを借りてね」

花輪「どっちが優勢なのかな?」

永沢「僕が圧倒的に優勢さ」パチ…

永沢「……」パチ…

花輪「……」


永沢「……花輪くん」


花輪「なんだい? ベイビー」

永沢「……いや、なんでもない」


花輪「……」


永沢「分かった……後で話すよ」









ごめん、今日は疲れたから明日、続きやるね


今回のやつグチャグチャで悪い、元々数話かけてやるやつを圧縮したらこうなっちゃった

あと少しだからやっちゃお



キートン『そして、日曜日』


ガタガタ……ゴトッ


友蔵「はぁはぁ……あったぞ!」

友蔵「後はこれを外に……むん! ぐぅぅ」

タタタタ…

さきこ「さっきからゴトゴト音がするけど何を……」タタタ

さきこ「うわ! なにこれ!」

友蔵「おや、お姉ちゃん」

さきこ「うっわぁ……どうしたの? すごい散らかってるけど」


友蔵「すまんすまん、探し物をしてたらな……うっかり散らかしてしもうた」

さきこ「探し物? よかったら一緒に探そうか?」

友蔵「いいよ、もう見つけたから、構わんよ」

さきこ「あっ、そうなんだ。よかったね、見つかって」




さきこ「ねぇ、おじいちゃん……何を探してたの」

友蔵「わしの隣にあるやつじゃよ。 さっきようやく見つけてな」


さきこ「これって……ローラースルーゴーゴーだよね」


友蔵「そうじゃよ、まる子がどうしても要るって言ってなぁ……」

さきこ「はぁ〜まったく、まる子たら……おじいちゃんゴメンね。 疲れてるのにこんな事させちゃって」

友蔵「なに、心配は無用じゃ! 可愛いまる子の為ならこれぐらい……」


……グキッ!

友蔵「あぅ!」


さきこ「おじいちゃん! 大丈夫?!」

友蔵「だ…だい……じょうぶ、じゃ…ちょっと疲れただけ」


『おじ〜ちゃ〜ん』タタタ


さきこ「!」

まる子「どう? 見つかった?」タタタ


さきこ「まる子ッ!!」


まる子「うへぇ!」

さきこ「あんた! おじいちゃんにこんな事させないの!」

さきこ「おじいちゃんね! 昨日、おとといのパトロールで疲れてんのよ! それなのにあんたは!!」

まる子「……ごめん」

さきこ「あれ……なんか聞き分けが良い」


まる子「おじいちゃん、ごめんね……無理させちゃって」

友蔵「いいんじゃよ、年寄りは子供のために働くのが定め……気にする事はない」


友蔵「よいしょ……っと」

友蔵「それじゃあ、わしこれを外に運んで……」


……グキッ!

友蔵「おわぁ!!」

まる子「おじいちゃん!」

さきこ「これを外にだすのは、あたしがやるから! おじいちゃんは休んどいて」

友蔵「す…すまん、お姉ちゃん」

さきこ「いいよいいよ、ゆっくり休んどいて」


さきこ「よっと!……あら、そんなに重くない」

友蔵「……」

タッ…タッ…タッ…タッ…



友蔵「わし…ここまで衰えておったのか……」

まる子「おじいちゃん……し、湿布持ってくるね」







タッタッタッ…

まる子「もう、おじいちゃんたら無理しちゃって」

ガチャ

まる子「湿布湿布、えぇ〜と……たしか冷蔵庫の…何処だったかな?」ガサゴソ

まる子「おっ! あった」

まる子「いやぁ〜、おじいちゃんには悪いことしちゃったね」

まる子「お詫びにデュエルしてあげようかね」


まる子「あっ! その前にローラースルーGOGOをキレイにしないとね。 デュエルはそれからか…」

まる子 「!…そうだ、早く湿布持って行かなきゃ!」

まる子「はぁ〜……案外やることが多いね…あたしって」

タッタッタッ…


キートン『なんでもない日常。 このなんでもない日常が終わるかもしれない』


まる子「急げぇ〜」タッタッ


キートン『そう思うとやる事なす事が新鮮に感じるものである』


まる子「……」タッタッ…タッ……


キートン『だが、その新鮮さがまる子を思いとどまらせる』




まる子「早く、時間にならないかな」


キートン『早く…早く時間が来ないか……そう何度も呟く』


まる子「……」


キートン『まるで自分の中の何かを引き止めるかの様に……何度も…何度も呟いたのであった』

まる子「はぁ〜…いても立ってもいれないね」



まる子「まだ四時か……後一時間半待ったら行こうかね」

まる子「いや、ちょっと早くなるけど五時出発でもいいかな?」

まる子「……」

まる子「おっと! おじいちゃんに湿布持っていってあげなきゃ!」

まる子「細かいこと考えるのはその後だね」



まる子「……まてよ、おじいちゃんが散らかしたやつ…あたしが片付けなきゃだめかね」

まる子「はぁ……がんばろ」













【 PM 5:30 】 学校前


みぎわ「……」


『みぎわさぁ〜〜ん!!』


みぎわ「!……さくらさん!」

まる子「お〜〜いッ!」シャー

キィィィィ…ィィ…

まる子「おっと」

まる子「ごめん、待った?」

みぎわ「さくらさん、まだ五時半よ。 ちょっと早すぎるわよ」

まる子「いやぁ〜、家にいてもやる事が無くてね」

みぎわ「あら、でもここでもやる事は無いわよ」

まる子「アハハ…まあ、いいじゃないの」


【 PM5:35 】

『アハハ! アハハ〜』


まる子「!」

みぎわ「この笑い声は……」


山田「あ! さくら、みぎわ!」


まる子「山田! あんた走って来たの?!」

みぎわ「自転車でも1時間かかるって言ったじゃないの……」

山田「アハハ、自転車が壊れちゃったんだじょ〜。 だから走って来たんだよ」

まる子「あんた……災難だね…」

みぎわ「……頑張りなよ」

山田「アハハ、頑張るじょ〜」



【 PM5:41 】


キコキコ キコキコ…キィィィィ…

みぎわ「あら、誰か来たわね」


丸尾「よっと!……ん? むむ!」


まる子「あっ! 丸尾くん」

丸尾「なんと! さくらさんと山田くんがこんな時間に来ている!」

丸尾「ズバリ! 今日は大嵐でしょう!」

まる子「あんた……来て早々なんてこと言うんだい…」

山田「アハハ……」

丸尾「冗談ですよ。 あなた方がきちんと来てくれて嬉しく思います」

まる子「おぉ! 良いこと言うねぇ、あんた!」


みぎわ「丸尾が来た……これで、残るは花輪くんね…」

丸尾「まあ、時間はまだあるので、まったり待っていましょうか」

まる子「そうだね、そうしようか」


【 PM5:48 】

山田「アハハ、それにしてもみんな早く来過ぎだなぁ〜」

丸尾「ズバリ! 家にいたら体が疼いてしょうがなかったのですよ」

まる子「まあ、あたしも……そんな感じかな」

みぎわ「あたしは言い出しっぺだから誰よりも早く来なくちゃいけないでしょ」

まる子「てか……山田も早いじゃん」

山田「それもそっか、アハハ」


みぎわ「それにしても……花輪くんまだ来ないわね…」


まる子「まあ、あと5分ぐらいで来るんじゃないのかな?」

丸尾「まあ、そのくらいには来ますよ」

みぎわ「……」


【 PM6:00 】

みぎわ「来ないじゃないのぉお!!」


まる子「みぎわさん、落ち着いて…」

丸尾「そうですよ、あと数分ぐらいで来ますよ……たぶん」

みぎわ「たぶんって何よ! たぶんって!」ガシ!

丸尾「ひぇ!」


山田「……!」


丸尾「ズバリ! 暴力反対でしょう!」

まる子「みぎわさん、やめなよ!」


山田「みんな!」

みぎわ「!」

丸尾「グェ……」


山田「花輪くんが来た!!」


みぎわ「なんですって!」パッ

丸尾「はぁ……ズバリ、助かったでしょう」


『ヘーイ、ベイビー達!』


みぎわ「花輪くん!」

花輪「待ったかい?」

まる子「あんた……少し遅かったじゃないの」


花輪「ふっ……ヒーローは遅れてやって来るもんだろ」


花輪「ヒロインにカッコつける為にね」

みぎわ「キャアァァァ!! 花輪くん!///」


まる子「ハハッ……何言ってんだろね」

山田「アハハ……」


丸尾「……まあ、なんにしても…これで全員揃いましたね」


まる子「……うん」


みぎわ「えぇ、そうね……これで同盟のみんな揃ったわね」


山田「あぁ……ついに出発かい」


花輪「……」


みぎわ「みんな!」


丸尾「……」

まる子「……」

山田「……」

花輪「……」


みぎわ「……行くわよ」



丸尾「……行きましょう」

まる子「くぅ〜、心臓がバクバクいってきたよ」

山田「アハハ、がんばるじょ〜」

花輪「……」


みぎわ「よぉ〜し! みんな、あたしについて来てよ! 案内するわ」

丸尾「はい!……山田くん、遅れないでくださいね」

山田「アハハ、大丈夫だじょ〜。 おいら脚が速いんだじょ〜」

花輪「よし……」


花輪「マハミヤノマ同盟ッ!!」


まる子「出撃!」みぎわ「出撃!」
    花輪「出撃!」
山田「出撃!」丸尾「出撃!」




第十三話 完


最終決戦の地、旧桜ヶ丘 第二小学校を目指して歩を進めるまる子達

そして、その道中に待ち受けている物とは?



次回のちびまる子ちゃんは

『車長の丸尾』

『超巨大ロボ、降り立つ』

の二本である

今日の最強カード


【ローラースルーGOGO】


みぎわ「描写が少ないけど、さくらさんが乗ってきたやつね」

藤木「……カード?」

みぎわ「1974年に日本で発売された乗り物で見た目はキックボードに近い見た目ね」

藤木「……」

みぎわ「ローラースルーGOGOといえば『まる子 おすし屋さんへ行くの巻』を思い出す人が多いかもね」

藤木「う、うん」


キートン『このコーナーは何なのだろうか、そう思う藤木であった』


終わり

次回の投下日は未定


ごめんな、お前ら……待たせちゃって
次はそんなに時間をかけない!……と思う

第十四話『車長の丸尾』


ドタ! ドタ! ドタ!

友蔵「たたたッ!!」タタタッ





ドタ! ドタ! ドタタタッ!

友蔵「大変じゃあぁぁ!!」タタタッ

第十四話『車長の丸尾』


ドタ! ドタ! ドタ!

友蔵「たたたッ!!」タタタッ





ドタ! ドタ! ドタタタッ!

友蔵「大変じゃあぁぁ!!」タタタッ


さきこ「!」

すみれ「どうしたんです?!」

ヒロシ「おい、じいさん。大声出すなよ……近所迷惑だろうが」


友蔵「そんな事どうだっていい! まる子が……まる子が!」



友蔵「まる子が何処にもいないんじゃあぁぁ!!」


ヒロシ「なんだってぇ!」

さきこ「……まる子だったら、疲れたとか言って…部屋で寝てるはずだけど」

すみれ「ハァ……なんだ、おじいちゃんの早とちりか…」

友蔵「違う! ちゃんと部屋に行って見たんじゃ!……しかし、まる子が…」


ドタ! ドタ!

こたけ「じいさん!」

友蔵「おぉ、婆さん……どうじゃった?」

こたけ「……やはり、表に出していたローラースルーGOGOが消えてたわい」

友蔵「やはり……ローラースルーGOGOで何処かに出かけてしまったのか…」


友蔵「お姉ちゃん!!」


さきこ「!」

友蔵「まる子が何処に行ったか心当たりがないか?!」

さきこ「いや……あたしは何も」

友蔵「どんな些細な事でも良い! 」

さきこ「えっ……と…ごめん、何も心当たりがない…」


友蔵「それじゃあ、すみれさんは何かしりませんか?」

すみれ「すいません……私も心当たりが……」

友蔵「そうですか……」

ヒロシ「まあ、ローラースルーなんちゃらを使うんだったら、そんなに遠くに行くはずはねぇ」


友蔵「くっ!!」バッ!


ヒロシ「お、おい! じいさん。 何処に行く!」


タッタッタッタッタッタッ…タッ………




さきこ「行っちゃった…」


こたけ「……」

すみれ「……」


ヒロシ「……まったく、しゃあねえな」

ヒロシ「おい、母さん。車のカギ知らねえか?」

すみれ「お父さん……何を」


ヒロシ「決まってんだろ! 適当なところで爺さん乗っけて、まる子捜しに行くんだよ!」


ヒロシ(まったく……まる子の奴…どこ行きやがった)

ヒロシ(心配かけさせるんじゃねぇよ…)


さきこ「お父さん…はい、カギ」

ヒロシ「サンキュー。 それじゃあ、行ってくる」

さきこ「ねぇ、お父さん」

ヒロシ「……あんだよ」


さきこ「私も連れてって!」


ヒロシ「おいおい、お姉ちゃん…バカ言ってんじゃねぇよ」

さきこ「お父さん…お願い!」

ヒロシ「……はぁ、わかった。 ついて来い」













まる子「ハァハァハァ…」

山田「ゼェゼェ…」



みぎわ「……」

丸尾「……あの、二人とも大丈夫ですか?」

花輪「えらかったら休憩するよ」


まる子「あたしはハァハァ……まだ大丈夫…だよ」

山田「お…ゼェゼェ……おいらも…ゼェゼェ」

丸尾「ズバリ、山田くんが限界でしょう」

花輪「……みぎわくん、あとどのくらいで着くかな?」

みぎわ「そうね……このままのペースで、あと30分って所かしら」

まる子「あと……30分」

山田「おいら…もう……ダメ」ヘナヘナ

みぎわ「ほら、この商店街ぬけたら公園があるから、そこで休みましょ」

まる子「こ…公園まであと何分ぐらい……」

みぎわ「もうすぐよ!」

山田「アハハ…もう少し頑張ってみるじょ」





よし子「?……あの子、まるちゃんかな?」

よし子「……ただ似てる子かな」













ブロロロ……


友蔵「まる子ぉォぉお!!」


ヒロシ「おい! 爺さん! 車ん中で叫ぶなよ」

友蔵「ほら、お姉ちゃんも! まる子を呼ぶんじゃ!」

ヒロシ「人の話ぐらい聞けよ!」

さきこ「……」ポチポチ

友蔵「お姉ちゃん! こんな時にスマホなんていじってないで一緒に捜し……」


さきこ「おじいちゃん!!」


友蔵「うへぇ!」


さきこ「これ見て!」

友蔵「え……」

さきこ「よし子さんからのLINE! 」

友蔵「これは…!」

ヒロシ「おい、なんかあったか?」

さきこ「よし子さんが塾の帰りがけに、まる子を見たんだって!」

ヒロシ「!……おい! 何処で見たんだ!」

友蔵「商店街じゃ! 商店街を抜けた道へいけ!」

さきこ「お父さん、お願い!」

ヒロシ「了解! しっかり掴まってろよ!」

ブロロロロッ!!




キートン『この時、一つの間違いがおきた』


キートン『商店街を北へと抜けた、まる子達…』

キートン『しかし、車は商店街を″南″へと抜けた方向へと進ませてしまった』

キートン『これは、ただの勘違いなのだろうか? それとも……』




よし子「……」ニヤァ‥










ゴクッゴクッゴクッ


まる子「ぷはぁ〜」

まる子「いやぁ〜、水道水がこんなにも美味しいなんて思わなかったよ」

山田「さくら! おいらも飲みたいじょ!」

みぎわ「飲み過ぎないでよ」


丸尾「さてと、山田くんが飲み終えたら、そろそろ出発ですかね」

花輪「いや、もう少し休憩しようよ」

みぎわ「そうね、あと五分ぐらい休みましょうか」

山田「えぇ! たった五分かい!」

みぎわ「しょうがないでしょ…のんびり休憩してる暇なんて無いのよ」

山田「えぇー…おいら、もう歩けないじょ」

みぎわ「そんなこと言っても…」

花輪「山田くん、僕の自転車の後ろに乗りなよ」

みぎわ「!……」


山田「ありがたいじょ、遠慮なく乗るじょ!」

みぎわ「あぁん! 花輪く〜ん! あたしも、もう歩けないぃ〜///」


丸尾「……」

まる子「……」


みぎわ「ねぇねぇ、あたしも乗せてぇ〜」

花輪「流石に二人は……ちょっと」

みぎわ「えぇー! 良いじゃないのぉ〜」

丸尾「!」


丸尾「ズバリ! ダメよぉ〜! ダメダメ! でしょう」

みぎわ「ふざけないでよ!!」

丸尾「ひぇ!」


まる子「……山田、あたしのローラースルーGOGOの後ろに乗りなよ」

山田「そうさせてもらうじょ…」


キートン『本当にこのメンバーで大丈夫なのだろうか? そう思う、まる子達であった』










男性「ハァ…客、来なかったな」

男性「しょうがない、店閉めるかぁ」


『おぉ〜い! そこの人ぉ!』

ブロロロッ! キッーー!


男性「うぉお!」


友蔵「すまん! そこの人! 少しいいか?」

男性「は…はい、我が不動産になにかご用でも?」

ヒロシ「いや客じゃねぇんだ。人を捜してんだ」

さきこ「小学2年生でオカッパの女の子なんです!」

男性「……さぁ? わたくしは見ていませんねぇ」

友蔵「……そうですか、すいません…お騒がせしました」

友蔵「ヒロシ! 車をだせ! とっとと捜しにいくのじゃ!」


ブロロロッ……





男性「……」

女性「ねえ」

男性「!……おまえ」


女性「なんかあったの?」

男性「あぁ、例の失踪だそうだ」

女性「まあ……おきのどくに…」

男性「そうだなぁ……」

女性「どうしたのよ、そんな渋い顔しちゃって」

男性「いやな…もし、俺らの子供があんな事になったらと思うと……胸が痛くなってな…」

女性「あんたね、まだ出来てない子供の心配なんてしてんじゃないわよ」

女性「さあ! とっとと店閉めな!」

男性「……」










キートン『一方、まる子達は…』



キッ…

みぎわ「……ついたわ」

まる子「ここが……駅?」

山田「アハハ、ボロボロだじょ〜」

花輪「なんとも、レトロな駅だね」


山田「アハハハハハッ!」タタタッ


丸尾「!…山田くん! お待ちください!」

丸尾「山田くん!」





山田「アハハ! みんなも早くおいでよ! 凄いものがあるじょ〜」


花輪「凄い物?」

みぎわ「気になるわね…」

まる子「山田〜! あたしにも見せてよ」タタタッ

丸尾「さくらさん! 勝手に行かないでください!」


みぎわ「私にも見せて!」タタタッ


丸尾「みぎわさんまで…」

丸尾「まったく…もしかしたら、危険な物かもしれないとゆうのに……」

花輪「丸尾くん、そんな事言わずに僕たちも行こうよ」

丸尾「はぁ……はい、行きましょうか」










山田「アハハ! 丸尾くん! これ見てくれよ」

丸尾「……これは」


花輪「電車…!」


みぎわ「多分、撤去するお金が無かったんでしょうね」

山田「アハハ、見てくれよ。扇風機が壁にくっ付いてるじょ〜」

まる子「おぉ…イスが硬いね」



花輪「たしかに……こんなレトロな電車を彼女等は見たこと無かっただろうから、はしゃぎたくなる気持ち……分かるな」

花輪「まあ、休憩がてら此処で遊んでもいいだろ? 丸尾くん」

花輪「あれ?……丸尾くん」

花輪「……どこ行ったんだろ?」


丸尾「花輪く〜ん! 乗りませんかぁ〜」


花輪「……」

花輪「ふっ…丸尾くんも、はしゃいじゃって…」


山田「よっと!」

山田「おお! これが運転室か…」

山田「アハハ、 『電車でGO!』とは少し違うなぁ」

山田「……」

山田「……出発! 進行!…なんちゃって」



…グ……ググググ…


山田「あり?」


丸尾「!」


…カタン!……カタン! カタン!

みぎわ「ん?」

まる子「電車が……動いてる!」


花輪「!」

カタン! カタン! カタン! カタン!

花輪「待ってくれよベイビー!!」


まる子「なんで……動きだしたんだろ」

丸尾「ひぇ〜!」

みぎわ「!……運転室! そこに何かあるはず」タッ!


まる子「み、みぎわさん! 頼んだよ!」


みぎわ「任せて!」タッタッタッ


まる子「それじゃあ、あたし達はここで待っていよっか…」

丸尾「そ、そうしましょう」


『ベイビィィイ〜〜!』


まる子「花輪くん! どこ?」

丸尾「ズバリ! 上でしょう!」

まる子「上?」

丸尾「ほら! あの足場の上にいるます!」

まる子「えぇーと……あっ、いた!」


花輪「さくらくん、丸尾くん! しっかり受け止めてくれたまえ!」


丸尾「は?」

まる子「今……受け止めてって…」


バッ!!


丸尾「ひぇぇ! 来た!」

まる子「なに考えてんのさ!」



ドスンッ!


まる子「……」

丸尾「花輪くん……大丈夫ですか?」

花輪「……ちょっと痺れちゃったかな 」

まる子「はぁ……あんた無茶するね」

丸尾「まあ、怪我がなくてなによりです」










みぎわ「山田! とっとと止めなさい!」

山田「わ、分かった…分かったから、離して…ください」

みぎわ「あんたが止めたら、離してやるわよ!」

山田「いや、だから……離してもらわないと止めることが出来ないじょ…」

みぎわ「いいから止めなさい!!」



『いや、このまま進ませてくれたまえ』


みぎわ「!」


山田「…花輪くん!」

花輪「歩きより、この方が断然速いからね。 このまま行こうよ」

まる子「あたし、賛成!」

丸尾「ズバリ! わたくしも!」

みぎわ「……分かったわ」


みぎわ「丸尾!」


丸尾「はい!」

みぎわ「これ持ってなさい」

丸尾「………トランシーバー?」

みぎわ「運転中、なにかあったらそれで知らせてね」

山田「えぇ! おいらに運転させておくれよ」

みぎわ「あ?」

山田「」


花輪「丸尾車長、頑張ってくれたまえよ」

丸尾「……はい!」

丸尾「ズバリ! この電車は桜ヶ丘駅ゆきの特急です!」


丸尾「お次の停車駅は……桜ヶ丘駅でしょう!」


みぎわ「調子に乗ってんじゃないわよ」

まる子「アハハ」

山田「アハハハハ!」



カタン! カタン! カタン! カタン!













ブー太郎「あいつ等、電車で向かって来るらしいブー」

はまじ「あの電車が動くのがわかったのか」

たまえ「……」


ブー太郎「しょうがないブー……ちょっと、追撃してくるブー」

笹山「お願いね」



はまじ「おい、穂波」

たまえ「なに? はまじ」

はまじ「おまえのシャドール……まだ闘えるか?」

たまえ「あぁ…制限改定の話? それだったら大丈夫だよ」

たまえ「新しいデッキを作ったんだ」

はまじ「ほう…大丈夫なのか?」

たまえ「……いまいち信用してないね」

はまじ「まあ、シャドールを超えるデッキがあるとは思えなくてな…」

たまえ「はまじ…これ使って」

はまじ「……これは」

たまえ「地属性 主体のシャドールだよ」

はまじ「……なるほど、切り札は【パワーボンド】で出す【シェキナーガ】か」


たまえ「そのデッキで私と闘ってよ」

はまじ「いいのか? このデッキ、相当強えぞ」

たまえ「大丈夫だよ。そんなデッキ」

はまじ「……よし、分かったぜ!」


はまじ「やってやるぜ!」

たまえ「ふふっ…来なよ」


はまじ「デュエル」たまえ「デュエル









はまじ「……」

たまえ「どうかな? 新しいデッキの力は?」


はまじ「強えな…」

たまえ「分かった? これが私の新しいデッキ…」




たまえ「【影霊衣】だよ」












カタン! カタン! カタン! カタン!




みぎわ「……」

『もしもし、わたくし丸尾末男です! こちら異常なし。そちらは、なにかありましたか?』ザザザ

みぎわ「特にないわよ」

『そうですか、分かりました。引き続き見張りをお願いいたしします』ザザ

みぎわ「あのさ…何かあったら、ちゃんと報告するから、定期的に聞かなくても大丈夫よ」

『了解!』ザザ

みぎわ「まったく……いちいち報告しなくてもいいのに」


山田「アハハ、で〜んしゃは走る〜よ♪ どーこまでも〜♪ 」

まる子「野〜を超え、山超〜え♪ たぁ〜に超・え・てー♪」

山田「アハハハ! さくら、上手いなぁ〜」

まる子「まあ、それほどでもあるかな!」

まる子「アハハ!」

山田「アハハッ!」


みぎわ「まったく……呑気ね」

花輪「……」

みぎわ「そう思わない? 花輪くん?」

花輪「……」

みぎわ「花輪くん?」

花輪「……」


花輪「……」

花輪「みぎわくん……あの光…見えるかい?」

みぎわ「光?」

花輪「木とか、いろんな物に見え隠れしてるけど…光が見えるんだ」

みぎわ「……どこ?」

花輪「ほら! また!」

みぎわ「!」

花輪「見えたかい?」

みぎわ「…えぇ、見えたわ」



カタン! カタン! カタン! カタン!


カタン! カタン! カタン! カタン!


丸尾「ぼーくらの街まーで♪」

……ザ…ザザザ

『丸尾! 聞こえる?!』ザザ

丸尾「あっ、はい! 聞こえますよ。 どうぞ」

『ライトの様な光を発見! どんどんこっちに向かって来るわ!』ザザ

丸尾「えぇ! 追っ手ですか?!…どうぞ」

『たぶんね…』ザザ

丸尾「……」

『丸尾!』


『全速力で振り切りなさい!!』


丸尾「り、了解! しっかり掴まっていてくださいね!」


みぎわ「あなた達! どっかに掴まって!!」

まる子「え? なんで」


山田「おい! みんな!」

まる子「!」

山田「違う路線から列車がくるじょ!」

まる子「えぇ〜!!」

みぎわ「そう! その列車を振り切るのよ! だから、しっかりと掴まりなさい!!」


ガタンッ!


まる子「うわぁ!」

山田「さくら! 早く掴まれ!」


ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ!


丸尾「くぅぅぅう!」

丸尾「……どんどん追い詰められてく!」


丸尾「……」ニヤァ

丸尾「ふふふっ、これで良いのです……さあ、来なさい!」


ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ!

みぎわ「くっ! 追いつかれる!」

まる子「うっぷ……吐きそう」


ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ!

山田「あ″ばばばば!」


ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ!

花輪「横に付かれた!」

まる子「お終いだぁぁあ!」


ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ!


『ブぅゥゥゥウウッ!!』


みぎわ「……この声は」



ブー太郎「よお! お前ら!」


まる子「ブー太郎…」

山田「また来たな!」


ブー太郎「お前ら此処でブっ潰してやるブー!」


花輪「くっ! 」

みぎわ「ふっ……私におあつら向きのステージを用意してくれたじゃないの」

【Duel Disk standby!】ガシャン!


【Mode : Riding Duel!】


ブー太郎「ブヒヒッ! おいらの調整したデッキで潰してやるブー!」

【Duel Disk standby!】ガシャン!


【Mode : Riding Duel!】


花輪「みぎわくん…頼んだよ」

みぎわ「うふふ/// 花輪くん! 私、頑張るわぁ!」

みぎわ「あんな奴、けちょんけちょんにしてやるわ!」


ブー太郎「やれるもんなら、やってみるブー!」



みぎわ「デュエル!」ブー太郎「デュエル!」



第十四話 完

第十五話『超巨大ロボ、降り立つ』


みぎわ「私のターン!」□□□□□

みぎわ「【爆走特急ロケット・アロー】を特殊召喚!」□□□□■


【爆走特急ロケット・アロー】
効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻5000/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上にカードが存在しない場合のみ特殊召喚できる。
このカードを特殊召喚するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分は魔法・罠・効果モンスターの効果を発動できず、
カードをセットする事もできない。
このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に手札を全て墓地へ送る。
またはこのカードを破壊する。


みぎわ「次に【夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト】を召喚!」□□□■


【夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト】
効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻3000/守3000
このカードはデッキから特殊召喚できない。
また、このカードはリリースなしで召喚できる。
この方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は0になる。


みぎわ「二体でオーバーレイネットワークを構築!」


みぎわ「愛よ!」

   「勇気よ!」

   「希望よ!」

みぎわ「愛と勇気と希望の名のもとに! マジカル☆プリンセス! ホーリーアップ!」

みぎわ「【弩級砲塔列車グスタフ・マックス】!!」




丸尾「……どうやら、決闘が始まったようですね」

丸尾「上手くやってくださいよ…富田くん」


みぎわ「グスタフの効果を発動!」


【弩級砲塔列車グスタフ・マックス】
エクシーズ・効果モンスター
ランク10/地属性/機械族/攻3000/守3000
レベル10モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手ライフに2000ポイントダメージを与える。


みぎわ「砲撃開始!!」

グスタフ (2)→(1)


ブー太郎「待つブー! 手札から【エフェクト・ヴェーラー】を発動!」□□□□■


【エフェクト・ヴェーラー】
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。


グスタフ【1】→ヴェーラー【2】


グスタフ 効果無効!

みぎわ「くっ……二枚伏せて、ターンエンド」□■■

みぎわ
手札□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [グスタフ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


ブー太郎「おいらのターン!」□□□□+□

ブー太郎「【高等儀式術】を発動!」□□□□■

山田「もう来るのか…」

まる子「ちょっと! あんたイカサマしてるね?!」

ブー太郎「してねぇブー! 言いがかりはヤメるブー!」

ブー太郎「とにかく……デッキの【ウォーター・スピリット】を墓地に送って儀式召喚するブー」


ウォーター・スピリット ☆


ブー太郎「儀式の準備は整った!」

「供物を喰らい、表れるは最強の魔術師!」

ブー太郎「さあ、来い! 全てを奪え! 全てを滅ぼせ!」



  「儀式召喚!」


ブー太郎「【サクリファイス】!」


ブー太郎「そして、サクリファイスの効果を発動! グスタフを吸収するブー!」

サクリファイスATK0→3000


ブー太郎「そして【調律】を発動!」□□■


【調律】
通常魔法
(1):デッキから「シンクロン」チューナー1体を
手札に加えてデッキをシャッフルする。
その後、自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。


ブー太郎「ジャンク・シンクロンを手札に加えて……」□□+□

ブー太郎「シャッフルしたら、上のカードを墓地に送るブー」

【ネクロフェイス】→墓地


ブー太郎「ジャンク・シンクロンを召喚! 墓地のウォーター・スピリットを特殊召喚するブー!」□□■

ブー太郎「そして、墓地からの特殊召喚に反応して手札の【ドッペル・ウォリアー】を特殊召喚だブー!」□■


【ドッペル・ウォリアー】
効果モンスター
星2/闇属性/戦士族/攻 800/守 800
自分の墓地に存在するモンスターが特殊召喚に成功した時、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードがシンクロ召喚の素材として墓地へ送られた場合、
自分フィールド上に「ドッペル・トークン」
(戦士族・闇・星1・攻/守400)2体を攻撃表示で特殊召喚する事ができる。


ブー太郎「行くぞブー! ドッペルにジャンク・シンクロンをチューニング!」

☆☆+☆☆☆


ブー太郎「集いし星が新たな力を呼び起こす。 光さす道となれ!」



  「シンクロ召喚!」



ブー太郎「いでよ、【ジャンク・ウォリアー】!」



【ジャンク・ウォリアー】
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/戦士族/攻2300/守1300
「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
このカードの攻撃力は自分フィールド上に存在する
レベル2以下のモンスターの攻撃力を合計した数値分アップする。


ブー太郎「そして、ジャンク・ウォリアーにチェーンして墓地のドッペルの効果を発動!」

ウォリアー【1】→ドッペル【2】

ブー太郎「ドッペルの効果でトークを生み出すブー!」


【ドッペル・トークン】
戦士族・闇・星1・攻/守400


ブー太郎「次にジャンク・ウォリアーの効果が発動! フィールドのレベル2以下のモンスターの攻撃力の合計分、攻撃力がアップするブー!」


ドッペル・トークンATK400×2

ウォーター・スピリットATK400

サクリファイスATK3000


ジャンク・ウォリアーATK2300→6500

みぎわ「攻撃力……6500…」

まる子「なんという火力!」




ブー太郎「バトル! 一斉攻撃だブー!」


ブー太郎
手札□
LP8000
[ ] F
[トークン] [トークン] [ウォリアー] [サクリ] [ウォーター] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [E.グスタフ] [ ] [ ] 魔


みぎわ
手札□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


みぎわ「攻撃宣言時に【除雪機関車ハッスル・ラッセル】を特殊召喚!」■

みぎわ「ラッセルにチェーンして伏せカード発動! 【メタル・リフレクト・スライム】」

みぎわ「リフレクト・スライムにチェーンして【安全地帯】を発動! 対象はあんたのジャンク・ウォリアーよ」


ラッセル【1】→スライム【2】→安全地帯【3】


みぎわ「【安全地帯】であんたのジャンク・ウォリアーを無敵にするわ」


みぎわ「次にリフレクト・スライムを特殊召喚!」

【メタル・リフレクト・スライム】
永続罠
このカードは発動後モンスターカード(水族・水・星10・攻0/守3000)となり、
自分のモンスターカードゾーンに守備表示で特殊召喚する。
このカードは攻撃する事ができない。(このカードは罠カードとしても扱う)


みぎわ「さらに、ラッセルを特殊召喚!」


【除雪機関車ハッスル・ラッセル】
効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻2500/守3000
自分の魔法&罠カードゾーンにカードが存在する場合、
相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、自分の魔法&罠カードゾーンのカードを全て破壊し、
破壊したカードの数×200ポイントダメージを相手ライフに与える。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分は機械族以外のモンスターを特殊召喚できない。


みぎわ「そして、ラッセルの効果であたしの魔法と罠を全て破壊するわ」

安全地帯 破壊!


ブー太郎「ブヒィ!」LP8000→7800


みぎわ「さらに! 破壊された【安全地帯】の効果が発動!」


【安全地帯】
永続罠
フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターは相手のカードの効果の対象にならず、
戦闘及び相手のカードの効果では破壊されない。
また、そのモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃できない。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。


みぎわ「あんたのジャンク・ウォリアーを破壊よ!」

ジャンク・ウォリアー 破壊!

ブー太郎「ジャ…ジャンク・ウォリアーが!」

みぎわ「さあ、どうする? 攻撃を続ける?」


ブー太郎「ブー……メイン2だブー」


ブー太郎「ドッペル・トークンにウォーター・スピリットをチューニング!」


【ウォーター・スピリット】
チューナー(通常モンスター)
星1/水属性/水族/攻 400/守1200
古代南極大陸の永久凍土にて生命が宿ったと言われる氷水の精霊。
様々な物質に浸透する事ができる。



☆+☆

ブー太郎「シンクロ召喚! 【フォーミュラ・シンクロン】!」


【フォーミュラ・シンクロン】
シンクロ・チューナー(効果モンスター)(制限カード)
星2/光属性/機械族/攻 200/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。
また、相手のメインフェイズ時、自分フィールド上に表側表示で存在する
このカードをシンクロ素材としてシンクロ召喚をする事ができる。


ブー太郎「フォーミュラの効果でドロー!」□+□

ブー太郎「一枚伏せて、ターンエンドだブー!」

ブー太郎
手札□
LP7800
[ ] F
[トークン] [フォーミュラ] [サクリ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [?] [E.グスタフ] [ ] [ ] 魔


まる子「安全地帯があるんだったら、グスタフに使えば良かったのに…」

山田「アハハ、さくらはバカだなぁ〜」

まる子「……は? どう言うことさ」

山田「グスタフは最初っから捨てるつもりだったのさ」

まる子「はぁ〜…勿体無いことするね…」


みぎわ「あたしのターン!」0+□

ブー太郎「スタンバイフェイズにトラップ発動! 【リビングデッドの呼び声】!」

ブー太郎「墓地のドッペル・ウォリアーを特殊召喚するブー!」


みぎわ「!」

ブー太郎「ブヒヒッ」


まる子「1が二体と…2と…2のチューナー…」

山田「合計は……6!」

花輪「ヴァルカンか?」



ブー太郎「どうするかブー?」

みぎわ「ラッセルを攻撃表示に変更!」

みぎわ「バトルフェイズに入るわ。何かある?」

ブー太郎「ブー! フォーミュラの効果を発動! シンクロ召喚するブー!」

☆+☆+☆☆+☆☆

ブー太郎「シンクロ召喚! 【甲化鎧骨格】!」

【甲化鎧骨格】
シンクロ・効果モンスター
星6/光属性/機械族/攻2500/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動する。
このターン、このカードは戦闘・効果では破壊されず、
自分が受ける全てのダメージは0になる。


ブー太郎「甲化鎧骨格にチェーンして、ドッペル・ウォリアーを発動! トークンを出すブー!」


ドッペル・トークンDEF400×2


みぎわ「バトル! ラッセルでトークンに攻撃!」


みぎわ
手札□
LP8000
[ ] F
[ ] [スライム] [ラッセル] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


ブー太郎
手札□
LP7800
[ ] F
[トークン(守)] [甲化] [トークン(守)] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [リビデ] [ ] [ ] 魔



トークンDEF400vsラッセルATK2400→トークン 破壊!



みぎわ「メイン2【アドバンス・ドロー】を発動!」■


【アドバンス・ドロー】
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル8以上のモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。


みぎわ「リフレクト・スライムをリリースして二枚ドロー!」0+□□


みぎわ「【封印の黄金櫃】を発動、エグゾディオスを除外よ」


【封印の黄金櫃】
通常魔法(制限カード)
デッキからカードを1枚選んでゲームから除外する。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、
この効果で除外したカードを手札に加える。


みぎわ「……一枚伏せて、ターンエンド」

みぎわ
手札0
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ラッセル] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


ブー太郎「おいらのターン!」□+□

ブー太郎「【マスマティシャン】を召喚! シンクロ・フュージョ二ストを墓地に送るブー」□■


【マスマティシャン】
効果モンスター
星3/地属性/魔法使い族/攻1500/守 500
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキからレベル4以下のモンスター1体を墓地へ送る。
(2):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。


ブー太郎「バトルだブー! 甲化で攻撃!」


ブー太郎
手札□
LP7800
[ ] F
[トークン(守)] [甲化] [マスマティ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [リビデ] [ ] [ ] 魔

みぎわ
手札0
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ラッセル] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


みぎわ「トラップ発動! 【魔法の筒】!!」

ブー太郎「!!」

【魔法の筒】
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、
攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃モンスターの攻撃を無効にし、
そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。


山田「アハハ、マジックシリンダーだじょ」

まる子「なかなかイかれた物を入れてるね」


みぎわ「くらえッ!!」


ブー太郎「ブヒイィィィ!」LP7800→5300

ブー太郎「ブ……メイン2だブー」

ブー太郎「甲化を守備表示にして、ターンエンドだブー」


みぎわ「あたしのターン!」0+□

黄金櫃:2→1

みぎわ「よし! エクスプレス・ナイトを召喚!」■

みぎわ「エクスプレス・ナイトとラッセルでオーバーレイネットワークを構築!」

みぎわ「エクシーズ召喚! 【弩級砲塔列車グスタフ・マックス】!!」

みぎわ「グスタフの効果を発動!」

グスタフ(2)→(1)

みぎわ「発車オーライッ! ビックキャノン!」

ブー太郎「ブー!」LP5300→3300


みぎわ「バトル!」


みぎわ
手札0
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [グスタフ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

ブー太郎
手札□
LP3300
[ ] F
[トークン(守)] [甲化(守)] [マスマティ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [リビデ] [ ] [ ] 魔


みぎわ(ドローさせる事になるけど…ここはダメージを優先して)


みぎわ「マスマティシャンに攻撃!」

マスマティATK1500vsグスタフATK3000→マスマティ 破壊!

ブー太郎「グワァァ!」LP3300→1800

ブー太郎「グゥ…ドローするブー」□+□

みぎわ「ターンエンドよ」


まる子「やった! ブー太郎のライフがグスタフの射程に入った!」

山田「でも、みぎわの手札はゼロ……あのグスタフがやられたらマズイじょ」

花輪「……」


ブー太郎「お、おいらのターン」□□+□

ブー太郎「【増援】発動! ジャンク・シンクロンを手札に!」□□■+□

ブー太郎「そして、ジャンク・シンクロンを召喚! 墓地のシンクロ・フュージョ二ストを特殊召喚するブー!」□□■

ブー太郎「シンクロ・フュージョ二ストに、ジャンク・シンクロンをチューニング!」

☆☆+☆☆☆

ブー太郎「シンクロ召喚! ジャンク・ウォリアー!」

ブー太郎「【シンクロ・フュージョニスト】の効果を発動! 【ミラクルシンクロフュージョン】を手札に!」□□+□


【シンクロ・フュージョニスト】
効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 800/守 600
このカードがシンクロ召喚の素材として墓地へ送られた場合、
自分のデッキから「フュージョン」または「融合」と名のついた
魔法カード1枚を手札に加える事ができる。

ブー太郎「そんでもって【ミラクルシンクロフュージョン】を発動!」


ブー太郎「古の力がおいらを後押しし、勝利の道へと進ませる!」

【ジャンク・ウォリアー】【フォーミュラ・シンクロン】→除外



  「融合召喚!」



ブー太郎「【旧神ノーデン】!!」


【旧神ノーデン】
融合・効果モンスター
星4/水属性/天使族/攻2000/守2200
SモンスターまたはXモンスター+SモンスターまたはXモンスター
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは除外される。


まる子「ノーデンだってさ……はぁ〜、ブルジョワだねぇ」

山田「そんな呑気な事を言ってる場合じゃないじょ!」


ブー太郎「ノーデンの効果を発動! 墓地のサクリファイスを特殊召喚するブー!」

サクリファイス 蘇生!


花輪「これで……そろった…」


ブー太郎「おいらは場の…」


【儀式】:サクリファイス

【融合】:旧神ノーデン

【シンクロ】:甲化鎧骨格

【エクシーズ】:グスタフ・マックス


ブー太郎「この四体を除外!」


丸尾「ほぅ…思ってたより早く来ましたね」


ブー太郎「来い! 【創星神sophia】!」


【創星神sophia】
効果モンスター
星11/闇属性/天使族/攻3600/守3400
このカードは通常召喚できない。
自分・相手フィールド上に表側表示で存在する、
儀式・融合・シンクロ・エクシーズモンスターを
それぞれ1体ずつゲームから除外した場合のみ特殊召喚できる。
このカードの特殊召喚は無効化されない。
このカードが特殊召喚に成功した時、
このカード以外のお互いの手札・フィールド上・墓地のカードを全てゲームから除外する。
この効果の発動に対して魔法・罠・効果モンスターの効果は発動できない。


ブー太郎「ソピアの効果発動! 手札、フィールド、墓地を全て除外するブー!」


一 掃 ッ ! !


みぎわ「くっ! やられた…!」

ブー太郎「さらに、墓地のネクロフェイスの効果が発動! お互いのデッキの上を除外だブー!」

【ネクロフェイス】
効果モンスター(制限カード)
星4/闇属性/アンデット族/攻1200/守1800
このカードが召喚に成功した時、
ゲームから除外されているカード全てをデッキに戻してシャッフルする。
このカードの攻撃力は、この効果でデッキに戻したカードの枚数×100ポイントアップする。
このカードがゲームから除外された時、
お互いはデッキの上からカードを5枚ゲームから除外する。


みぎわ
【ナイトショット】
【禁じられた聖杯】
【サイクロン】
【臨時ダイヤ】
【魔法の筒】
→除外


ブー太郎
【ドッペル・ウォリアー】
【戦士の生還】
【マスマティシャン】
【地獄の暴走召喚】
【マンジュ・ゴット】
→除外


ブー太郎「バトル! ソピアで攻撃だブー!」


ブー太郎
手札0
LP1800
[ ] F
[ ] [ ] [ソピア] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

みぎわ
手札0
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


ソピアATK3600 ダイレクト!




みぎわ「グワアァァ〜!!」LP8000→4400

花輪「みぎわくん!」

みぎわ「こ…これぐらい……屁でもないわよ」


ブー太郎「ターンエンドだブー」


ブー太郎
手札0
LP1800
[ ] F
[ ] [ ] [ソピア] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔



みぎわ「あ…あたしの……」


ザザ…『聞こえますか?』ザザ

みぎわ「!…なによ! 今、決闘中よ!」

『す、すいません……しかし、お伝えしたい事がありまして』ザザ

花輪「僕が代わりに聞くよ。 話してくれたまえベイビー」

『分かりました、話しますよ』ザザ

『もうすぐで駅に着きます…』ザザ

みぎわ「!」

花輪「……後、何分ぐらいかな?」

『およそ10分でしょう!』ザザ

まる子「もうそんな所まで来たのかい」

『その……それでですね…10分以内になんとか片付けてもらえますか?』ザザザ


みぎわ「10分……」

ブー太郎「あと10分だそうだなブー」

みぎわ「……」

ブー太郎「10分もあればお前を潰して、他のやつをブっ潰せるブー」

みぎわ「……」

みぎわ「花輪くん、さくらさん、山田… 」

花輪「なんだい…ベイビー」

山田「……」

まる子「……」


みぎわ「前の車両に移ってちょうだい」


まる子「……みぎわさん、あんた何を」


みぎわ「………早く」

山田「さくら…行こう」

まる子「山田…」

山田「行こう」

まる子「う、うん」

タッタッタッ……





みぎわ「……」


みぎわ「……」

花輪「……」

みぎわ「……花輪くんも行ってよ」

花輪「……」

みぎわ「お願い」

花輪「……ごめん」タッタッタッ



みぎわ「……」



……ガコンッ!









丸尾「……」

ザザザ…

『丸尾、聞こえる?』ザザ

丸尾「!…はい、聞こえますよ」

『今…車両を切り離したわ』ザザ

丸尾「……」

『短くて不恰好な列車にしちゃって、ゴメンね』ザザ

丸尾「……」


『丸尾! みんなを乗せて、全速力で逃げな!』ザザ

『ブー太郎が追いつけないぐらいにね!』ザザ

丸尾「……はい、分かりました」

『頼むわね。できる限り、あいつを引きつけておくけど……いつまで出来るか…』ザザ

丸尾「分かりました……ご武運を」



『……それからね、花輪くんに伝えてもらいたい事があるの』













みぎわ「あの時のセリフは…『ごめん』じゃなくて、『ありがとう』が良かったわ」


みぎわ「……じゃあね」


ブー太郎「別れの言葉は済ませたかブー?」

みぎわ「悪かったわね、待たせちゃって」

ブー太郎「とっとと続きをやれブー!」

みぎわ「やってやるわ…」


みぎわ「あたしのターン!」0+□

みぎわ「このカードは!……いける!」

みぎわ「黄金櫃の効果で除外されてたエグゾディオスを手札に!」□+□


みぎわ「行くわよ、【無頼特急バトレイン】を召喚!」



【無頼特急バトレイン】
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1800/守1000
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
相手ライフに500ポイントダメージを与える。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
また、このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時に発動できる。
デッキから機械族・地属性・レベル10のモンスター1体を手札に加える。
「無頼特急バトレイン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。


みぎわ「バトレインの効果発動! あんたにダメージを与えるわよ!」

ブー太郎「ブー……やばいブー」LP1800→1300

みぎわ「これでターンエンドよ!」


みぎわ
手札□
LP4400
[ ] F
[ ] [ ] [バトレイン] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


ブー太郎「……」


みぎわ「さあ、追い詰めたわよ!」

ブー太郎「……」

みぎわ「次のターン、あたしのバトレインを攻撃したら、エクスプレス・ナイトを手札に加える」

みぎわ「そして、グスタフを召喚してあんたの負け!」

みぎわ「逆に攻撃しなかったら、バトレインの効果で徐々に削っていって、あんたの負けよ」

ブー太郎「……」

みぎわ「今だったら、見逃してやるわ! サレンダーしなさい!」

ブー太郎「……ブー」



ブー太郎「おいらの……」



ブー太郎「……ターン!」


みぎわ「そう、闘うつもりね…」

ブー太郎「ブウゥゥゥウッ!!」


………パアァァァァアア!!


みぎわ「その光は! 笹山さんの時のと同じ!」


ブー太郎「シャイニングゥゥゥ…」



ブー太郎「ドローォオ!!」0+□


みぎわ「……なにが来るの?」

ブー太郎「バトル! ソピアで攻撃だブー!」

みぎわ「!」


ブー太郎
手札□
LP1300
[ ] F
[ ] [ ] [ソピア] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

みぎわ
手札□
LP4400
[ ] F
[ ] [ ] [バトレイン] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


バトレインATK1800vsソピアATK3600→バトレイン 破壊!


みぎわ「バトレインを…破壊した…?」LP4400→2600

ブー太郎「メイン2に行くブー」


みぎわ「……」

ブー太郎「みぎわ、おいらはヤケクソになった訳じゃ無いブー」

みぎわ「……」

ブー太郎「こいつを発動するブー!」


ブー太郎「永続魔法、発動! 【禁止令】!」


【禁止令】
永続魔法
カード名を1つ宣言して発動する。
このカードがフィールド上に存在する限り、
宣言されたカードをプレイする事はできない。
このカードの効果が適用される前からフィールド上に存在するカードには
このカードの効果は適用されない。


みぎわ「禁止令…」


ブー太郎「おいらは、グスタフを封じ込めるブー!」

みぎわ「グスタフが…!」

ブー太郎「ブヒヒッ、ターンエンドだブー!」

みぎわ「エンド時に…バトレインの効果を発動、ハッスル・ラッセルを手札に加えるわ」□+□


ブー太郎
手札0
LP1300
[ ] F
[ ] [ ] [ソピア] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [禁止令] [ ] [ ] 魔


みぎわ「あたしのターン!」□□+□


みぎわ(よわったわ……あたしのエクストラには、ガンガリディアを入れてないのよね…)

みぎわ「……はぁ」

みぎわ(うーん…スペリオル・ドーラを出せば耐えることはできるけど……勝つことはできないわね)

みぎわ(やっぱり、グスタフ封じられたらキツイわ……まあ、今は伏せるしかないわね)

みぎわ「……一枚伏せて、ターンエンド」□□■


ブー太郎「おいらのターン!」0+□

ブー太郎「……ブー」

ブー太郎(あの伏せカードは何だブー?)

ブー太郎(ブー…マジックシリンダーだったら、おいらが負けちまうブー)

ブー太郎(……でも、マジックシリンダーは一枚は使って二枚目は除外されたブー……残る一枚をひけたのかブー?)

ブー太郎(除去を引くまで待つかブー?)

ブー太郎「……ブー」

ブー太郎「……ラッセルもいるし…ここは」

みぎわ「長いわよ! とっとと決めなよ!」


ブー太郎(決めた! あれはブラフだブー!)


ブー太郎「ブー! バトル! ソピアで攻撃だブー!」


ブー太郎
手札□
LP1300
[ ] F
[ ] [ ] [ソピア] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [禁止令] [ ] [ ] 魔

みぎわ
手札□□
LP2600
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


みぎわ「トラップ発動! 【リビングデッドの呼び声】!」

ブー太郎「ブー!?」

みぎわ「墓地のバトレインを攻撃表示で特殊召喚!」


バトレイン 蘇生!


みぎわ「巻き戻しがおきたわ。どうする? 攻撃する?」

ブー太郎「ブー…ここはダメージ優先だブー! 攻撃続行!」


バトレインATK1800vsソピアATK3600→バトレイン 破壊!


みぎわ「ぐわ!」2600→800

ブー太郎「メイン2、一枚伏せてターンエンド!……だブー」■

みぎわ「バ…バトレインの効果でエクスプレス・ナイトを手札に加えるわ」□□+□

ブー太郎
手札0
LP1300
[ ] F
[ ] [ ] [ソピア] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [禁止令] [?] [ ] 魔


みぎわ「こい……あのカードか、あのカードさえ来れば…あたしの勝ち」

みぎわ「あたしの…」

みぎわ(神様…あたしに、力を!)

………パアァァァァアア!!


ブー太郎「?…光ってるブー?」

みぎわ(神様! お願い! 花輪くんを…)


みぎわ(みんなを護る力を!!)



みぎわ「ターン!」□□□+□



みぎわ「!……どうやら、あたしの勝ちみたいね」


ブー太郎「……ブー?」


ブー太郎(みぎわの勝ち?……あり得ないブー)


ブー太郎「お前の手札はエクスプレス・ナイト、エグゾディオス、ラッセル、それとさっき引いたカードだけ! その一枚で逆転は無理だブー!」

みぎわ「できるわよ!」

みぎわ「【テラフォーミング】を発動! 【転回操車】を手札に加えるわよ!」□□□■

みぎわ「そして、【転回操車】を発動!」


【転回操車】
フィールド魔法
「転回操車」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドに機械族・地属性・レベル10モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
デッキから攻撃力1800以上の機械族・地属性・レベル4モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたモンスターのレベルは10になる。
この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける戦闘ダメージは0になる。
(2):自分の手札を1枚墓地へ送って発動できる。
デッキから機械族・地属性・レベル10モンスター1体を手札に加える。


みぎわ「手札のラッセルを墓地に送って、デッキからデリックレーンを手札に!」□□■+□

みぎわ「行くわよ! エクスプレス・ナイトを召喚!」□□■

みぎわ「そして、地属 機械が召喚に成功した場合! 手札の【重機貨列車デリックレーン】の効果を発動! このカードを特殊召喚するわ!」□■


【重機貨列車デリックレーン】
効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻2800/守2000
「重機貨列車デリックレーン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに機械族・地属性モンスターが召喚・反転召喚された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。
(2):X素材のこのカードがXモンスターの効果を発動するために取り除かれ墓地へ送られた場合、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。


デリックATK2800→1400 DEF2000→1000


みぎわ「まだまだこれからよ! 墓地のモンスターを全て戻して、エグゾディオスを特殊召喚!」□■


【究極封印神エグゾディオス】
効果モンスター
星10/闇属性/魔法使い族/攻 ?/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地のモンスターを全てデッキに戻した場合のみ特殊召喚できる。
このカードはフィールド上から離れた場合、ゲームから除外される。
このカードの攻撃力は、自分の墓地の通常モンスターの数×1000ポイントアップする。
このカードの攻撃宣言時、手札またはデッキからモンスター1体を墓地へ送る。
このカードの効果によって「封印されし」と名のついたカードが
自分の墓地に合計5種類揃った時、自分はデュエルに勝利する。


ブー太郎「レベル10が…三体!」

みぎわ「三体でオーバーレイネットワークを構築!」




  「エクシーズ召喚!」




みぎわ「【超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤー】!!」


【超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤー】
エクシーズ・効果モンスター
ランク10/光属性/機械族/攻5000/守2000
レベル10モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
この効果の発動に対して、相手は魔法・罠カードを発動できない。


ブー太郎「ブー! このままじゃマズイ、伏せカードを発動!【禁じられた聖杯】!」

ブー太郎「ソピアに使うブー!!」


ソピアATK3600→4000


ブー太郎「危ない危ない……このままじゃライフが0になる所だったブー…」

ブー太郎(これで攻撃されても、300残るブー!)

みぎわ「デストロイヤーの効果を発動! 相手の魔法、罠を全て破壊するわ!」


デストロイヤー(3)→(2)


禁止令 破壊!

みぎわ「そして、エクシーズ素材として墓地に送られたデリックレーンの効果を発動!」

ブー太郎「!…エクシーズ素材から 効果を発動?!」

みぎわ「相手のカードを破壊する!」




ブー太郎「……ブ? 破壊?」

ソピア 破壊!

ブー太郎「!!…ソ、ソピアが!」


みぎわ「バトルッ!!」


みぎわ
手札□
LP800
[ ] F
[ ] [ ] [デストロイヤー] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


ブー太郎
手札0
LP1300
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔



みぎわ「デストロイヤーで攻撃!」


ブー太郎「ウソだブー……ソピアを出したのに…負けるなんて」


ブー太郎「ブ…ゥゥ……」


みぎわ「くらえぇぇえ!!!」



デストロイヤーATK5000 ダイレクト!



ブー太郎「ブウゥゥゥウ!!」LP1300→0










カタン! カタン!…カタン……



丸尾「……着きましたよ」

まる子「……」

山田「……」

花輪「……」


丸尾「さあ、皆さん。行きますよ」

山田「……少し、みぎわを待ってくれないかい」

丸尾「お気持ちは分かりますが……しかし」

まる子「そこをなんとか!」

丸尾「……いや、しかし」


カタン! カタン! カタン! カタン!

花輪「!…電車の音!」

丸尾「まさか、富田くんが!」


『おーーい! みんなぁ〜!』


山田「……アハハハッ!」

花輪「!」

まる子「みぎわさん」


みぎわ「みんなぁ〜〜!」



カタン! カタン!…カタン……

みぎわ「花輪くぅ〜ん! あたし頑張ったわぁ」

花輪「みぎわくん!」

丸尾「ズバリ! 信じて待っていたかいがあったでしょう!」

まる子「あんたね…みぎわさんを見捨てようとしたくせに……」

山田「アハハ! 細かい事はいいんだじょ〜」












笹山「どうやら、富田くんが負けたようね」

はまじ「ブー太郎…」

笹山「浜崎くん、みぎわさん達を壊滅させに行くわよ」

はまじ「……あぁ」

たまえ「いってらっしゃい」




笹山「私の本当のデッキの力を見せてやるわ」


第十五話 完

次回予告


遂にたどり着いた桜ヶ丘駅

そこから小学校へと続く道を歩いていると…


笹山さんが!……笹山さん、悪いけど藤木の仇を打たせてもらうよ


さて、次回のちびまる子ちゃんは?


『まる子vs笹山』

『山田vs丸尾 野口の弔い合戦』


の二本だよ。お楽しみにね

おまけ


キートン『これである』


【ジャンク・ウォリアー】

【サクリファイス】

【超次元ロギャラクシー・デストロイヤー】


藤木「三つもやるのか」

永沢「グズグズ言うなよ……【ジャンク・ウォリアー】は、アニメ遊戯王5D′sの主人公が使っていたカードだね」

藤木「特化せればワンショットキルを狙える効果を持ってるね!」

永沢「よく間違えやすいのはジャンク・ウォリアーの攻撃力は効果を無効にしないと攻撃力は下がらない……」

永沢「つまりは、攻撃を上げる糧となったモンスターが居なくなっても攻撃力が下がらないのさ」


藤木「二枚目はサクリファイスだね」

永沢「対象を取るけど、強力な除去効果に加え、自分を強化するモンスターだね」

永沢「レベルが低いから、ジャンク・ウォリアーに対応してるのもポイントだね」


藤木「三枚目はギャラクシー・デストロイヤーか…」

永沢「俗に言うロマンカードだね」

藤木「攻撃力5000は憧れなぁ〜」

永沢「マシンナーズ・フォースより出しやすく、断然強い機械族のモンスターだね」

藤木「うっ…」


キートン『まさかこんなコーナーで悪態をつかれようとは思わなかった、藤木であった』


終わり

終わり、次回の投下は未定。たぶん少し時間がかかるかな…

第十六話『まる子vs笹山』


まる子「……はぁ」

まる子「一人で歩く夜道は怖いもんだねぇ」

まる子「しかしまぁ…一人はこわいね」





キートン『遡ること十数分前』






みぎわ「みんな! ここからはバラバラになって、学校を目指すわよ!」


まる子「え? なんでさ」

みぎわ「だって、固まって動いてると…そこをブー太郎の時みたいに襲われるでしょ?」

丸尾「なるほど…それもそうですね」

山田「アハハ、おいらは賛成だじょ〜」

花輪「僕も賛成かな」

みぎわ「賛成多数で可決よ!」

みぎわ「それじゃあ、みんな! 敵にできるだけ合わないように進んで、学校に着いたらできるだけ仲間を待つこと!」

丸尾「ズバリ! 分かりました!」

山田「アハハ、イッエッサー!」

まる子「了解!」

花輪「分かったよベイビー。みんな気を付けて…」











まる子「敵に見つからないように……って言われても」

まる子「見つかる時は見つかるんだよね……」



ガサ……

まる子「!……誰?」


ガサガサ…ガサガサッ!

まる子「……」


ガササ……




笹山「こんばんは、さくらさん」


まる子「笹山さん!」

笹山「さくらさん……言わなくても分かるわよね?」

【Duel Disk standby!】ガシャン!


まる子「できる限り闘わないように言われてたのにね……トホホ」

【Duel Disk standby!】ガシャン!



まる子「デュエル!」笹山「デュエル!」


まる子「後攻もらったぁぁあ!!」


笹山「……じゃあ、私が先攻ね」

笹山「私のターン!」□□□□□

笹山「【マシンナーズ・ギアフレーム】を召喚! 【マシンナーズ・カノン】を手札に加えるわ」□□□□■+□

笹山「一枚伏せて、ターンエンドよ」□□□□■


笹山
手札□□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ギアフレーム] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□□□□□+□

まる子(マシンナーズ? たしか…笹山さんのデッキは磁石の戦士だったはず)

まる子(デッキが変わったのか?)

まる子「まあ、何にしても…あたしのやる事は変わらないよ!」

まる子「【スクラップ・ファクトリー】を発動!」□□□□□■


【スクラップ・ファクトリー】
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の「スクラップ」と名のついたモンスターの
攻撃力・守備力は200ポイントアップする。
また、フィールド上に表側表示で存在する「スクラップ」と名のついたモンスターが
カードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、
自分はデッキから「スクラップ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
「スクラップ・ファクトリー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。



まる子「それから【スクラップ・ビースト】を召喚!」□□□□■

まる子「そして、【スクラップ・スコール】を発動!」□□□■

まる子「【スクラップ・サーチャー】を墓地に送って……一枚ドロー!」□□□+□

まる子「その後、ビーストを破壊!」

まる子「ビーストが破壊されたから、ファクトリーが発動! それにチェーンしてサーチャーの効果を発動!」


ファクトリー【1】→サーチャー【2】

まる子「サーチャーの効果でこのカードを特殊召喚!」


【スクラップ・サーチャー】
効果モンスター
星1/地属性/鳥獣族/攻 100/守 300
このカードが墓地に存在し、自分フィールド上に存在する
「スクラップ・サーチャー」以外の「スクラップ」と名のついたモンスターが破壊され
墓地へ送られた時、このカードを墓地から特殊召喚する事ができる。
このカードが特殊召喚に成功した時、「スクラップ」と名のついたモンスター以外の
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。


まる子「ファクトリーの効果で、【スクラップ・ゴーレム】を特殊召喚!」

まる子「【スクラップ・ゴーレム】の効果を発動! 墓地のビーストを特殊召喚!」


ビースト 蘇生!


まる子「バトル! ゴーレムで攻撃!」


まる子
手札□□□□
LP8000
[ファクトリー] F
[ ] [ビースト] [ゴーレム] [サーチャー] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


笹山
手札□□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ギアフレーム] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔



ギアフレームATK1800vsゴーレムATK2500


笹山「ダメージステップに伏せカードを発動! 【リミッター解除】!」

まる子「!」

笹山「効果は…言わなくても分かるわよね?」

まる子「くっ…機械の攻撃力を倍にするカード」


ギアフレームATK1800→3600


ギアフレームATK3600vsゴーレムATK2500→ゴーレム 破壊!


まる子「初っ端から痛いの喰らっちゃった…」LP8000→6900


まる子「メイン2…」

まる子「スクラップ・サーチャーにスクラップ・ビーストをチューニング!」

☆+☆☆☆☆

まる子「正義の闇が! 悪の光を打ち砕く! 起動せよ、AOJの超兵器!」



  「シンクロ召喚!」



まる子「【A・O・J カタストル】!」


【A・O・J カタストル】
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻2200/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが闇属性以外のフィールド上に表側表示で存在する
モンスターと戦闘を行う場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。


まる子「ターンエンド」


笹山「ターン終了時にギアフレームが破壊されるわ」

ギアフレーム 破壊!


まる子
手札□□□□
LP6900
[ファクトリー] F
[ ] [ ] [カタストル] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


笹山「私のターン」□□□□+□

笹山「!…ふふ」

笹山「手札の機械を墓地に送り、手札の【マシンナーズ・カノン】を特殊召喚するわ」□□■■■


【ギミック・パペット-ネクロ・ドール】
【ギミック・パペット-ナイトメア】
→墓地


【マシンナーズ・カノン】
効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻 0/守2200
このカードは通常召喚できない。
手札から機械族モンスターを任意の枚数墓地へ送った場合に特殊召喚する事ができる。
このカードの攻撃力は、
このカードの特殊召喚時に墓地へ送ったモンスターの数×800ポイントアップする。


笹山「そして、墓地のネクロ・ドールの効果を発動! 墓地のナイトメアを除外して特殊召喚!」


【ギミック・パペット-ネクロ・ドール】
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカードが墓地に存在する場合、
このカード以外の自分の墓地の「ギミック・パペット」と名のついた
モンスター1体をゲームから除外して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
「ギミック・パペット-ネクロ・ドール」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、このカードをエクシーズ召喚の素材とする場合、
「ギミック・パペット」と名のついたモンスターのエクシーズ召喚にしか使用できない。



笹山「そして、ネクロ・ドールの特殊召喚に成功したとき【地獄の暴走召喚】を発動!」□■


【地獄の暴走召喚】
速攻魔法
相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、自分フィールド上に
攻撃力1500以下のモンスター1体が特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から
全て攻撃表示で特殊召喚する。
相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。


デッキ→ネクロ・ドール×2


笹山「行くわよ! ネクロ・ドールとカノンでオーバーレイネットワークを構築!」

笹山「狂気と恐怖がこだまする時、舞台開幕のベルが鳴る!!」

笹山「まずは、こいつよ! オープン・ザ・カーテン!」



  「エクシーズ召喚!」



笹山「現れろ、【No.40 ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリングス】!」


【No.40 ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリングス】
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/機械族/攻3000/守2000
レベル8モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する
全てのモンスターにストリングカウンターを1つ置く。
次の相手のエンドフェイズ時、
ストリングカウンターが乗っているモンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの数×500ポイントダメージを相手ライフに与える。


笹山「さらにエクシーズ召喚! 二体目のストリングス!」


笹山「バトル! ストリングスで攻撃!」



笹山
手札□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ストリングス] [ストリングス] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


まる子
手札□□□□
LP6900
[ファクトリー] F
[ ] [ ] [カタストル] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


カタストルATK2200vsストリングスATK3000→カタストル 破壊!


まる子「まさか、返しターンにカタストルがやられるなんて…」LP6900→6100

笹山「二体目で攻撃よ!」


ストリングスATK3000 ダイレクト!


まる子「うわぁ!」LP6100→3100


笹山「ターンエンドよ」

笹山
手札□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ストリングス] [ストリングス] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□□□□+□

まる子「良いの引いた!【補給部隊】を発動!」□□□□■


【補給部隊】
永続魔法
(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが
戦闘・効果で破壊された場合にこの効果を発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。


まる子「【スクラップ・キマイラ】を召喚! 墓地のビーストを特殊召喚!」□□□■

まる子「行くよ! キマイラにビーストをチューニング!」

☆☆☆☆+☆☆☆☆

まる子「赤錆の山より、翼を広げて今! 飛びたて!」



  「シンクロ召喚!」


まる子「【スクラップ・ドラゴン】!!」

スクラップ・ドラゴンATK2800→3000

まる子「スクラップ・ドラゴンの効果を発動!スクラップ・ドラゴンとストリングスを破壊!」


スクドラ 破壊!
ストリング 破壊!


まる子「そんでもって、補給部隊が発動! チェーンしてファクトリーの効果を発動! ファクトリーにチェーンしてサーチャーの効果を発動!」

補給部隊【1】→ファクトリー【2】→サーチャー【3】


まる子「まずは、サーチャーを特殊召喚!」

まる子「次にデッキからゴーレムを特殊召喚!」


笹山(来なさい…スクラップ・ツイン!)


まる子「補給部隊でドロー!」□□□+□

まる子「ゴーレムの効果を発動! ビーストを特殊召喚!」


ビースト 蘇生!


まる子「ゴーレムにビーストをチューニング!」

☆☆☆☆☆+☆☆☆☆

まる子「赤錆の山より、翼を広げて、今! 薙ぎ払え!」



  「シンクロ召喚!」


まる子「【スクラップ・ツイン・ドラゴン】!」


スクラップ・ツイン・ドラゴンATK3000→3200


まる子「バトル! ツインで攻撃!」


まる子
手札□□□□
LP3100
[ファクトリー] F
[ ] [ ] [ツイン] [サーチャー(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [補給] [ ] 魔

笹山
手札□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ストリングス] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


ストリングスATK3000vsツインATK3200→ストリングス 破壊!


笹山「キャッ!」LP8000→7800

まる子「一枚伏せて、あたしゃターンエンドだよ」□□□■

まる子
手札□□□
LP3100
[ファクトリー] F
[ ] [ ] [ツイン] [サーチャー(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔


笹山「私のターン!」□+□

笹山「墓地のネクロ・ドールの効果を発動! このカードを特殊召喚するわ」


ネクロ・ドール 復活
ストリングス→除外


笹山「そして、【リサイクル・ジェネクス】を召喚!」□■


【リサイクル・ジェネクス】
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/機械族/攻 200/守 400
1ターンに1度、自分の墓地の「ジェネクス」と名のついた
モンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、このカードは選択したモンスターと同名カードとして扱う。


まる子「?…チューナー? ギミック・パペットにチューナー?」

笹山「あら、さくらさん! あなた、ギミック・パペットを知らないのね」


笹山「教えてあげるわ、ギミック・パペットはエクシーズだけが能じゃないのよ!」

笹山「ネクロ・ドールにリサイクル・ジェネクスをチューニング!」

☆☆☆☆☆☆☆☆+☆


笹山「機関を動かし、鋼鉄の巨体を走らせろ!」

笹山「轢き殺せ! 黒塗りの蒸気機関車!」


  「シンクロ召喚!」


野口「【レアル・ジェネクス・クロキシアン】!」


【レアル・ジェネクス・クロキシアン】
シンクロ・効果モンスター
星9/闇属性/機械族/攻2500/守2000
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、相手フィールド上のレベルが一番高いモンスター1体のコントロールを得る。


笹山「クロキシアンの効果が発動! さくらさんの場のレベルが一番高いモンスターのコントロールを得るわ!」

まる子「それって…つまり……」


ツイン→笹山へ

まる子「ツ、ツインが!!」

笹山「凄いでしょ、これがギミック・パペットの真骨頂! クロキシアンよ!」

まる子「くっ…」


笹山「さあ、お楽しみのバトルに行きましょうか!」



笹山
手札□
LP7800
[ ] F
[ ] [ ] [クロキシアン] [ツイン] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

まる子
手札□□□
LP3100
[ファクトリー] F
[ ] [ ] [ ] [サーチャー(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔


サーチャーDEF300vsクロキシアンATK2500→サーチャー 破壊!

まる子「……補給部隊でドロー」□□□+□

笹山「これで終わりよ! ツインで攻撃!」


スクラップ・ツイン・ドラゴンATK3200


笹山「さあ、自分のカードでくたばりなさい!」

まる子「甘いね!」

笹山「?!」

まる子「自分のカードだから、スクラップ・ツインだから、あたしゃくたばらないよ!」

まる子「伏せカード発動! 【サイクロン】!」

まる子「ファクトリーを破壊するよ!!」


ファクトリー 破壊!


笹山「……」

まる子「スクラップ・ツインは、ファクトリーの効果で攻撃力が上がっている……つまりは!」


スクラップ・ツイン・ドラゴンATK3200→3000


笹山「あらら、下がっちゃった」


スクラップ・ツインATK3000 ダイレクト!


まる子「ぬわぁぁあ!!」LP3100→100

笹山「……はぁ、決めるつもりだったのに」

笹山「しょうがないわね…メイン2」


笹山「クロキシアンとツインでオーバーレイネットワークを構築!」

笹山「夢と幻を乗せ、空の海を航行する空母よ! 今、スクランブルを発動せよ!」


  「エクシーズ召喚!」



笹山「【幻子力空母 エンタープラズニル】!」


【幻子力空母 エンタープラズニル】
エクシーズ・効果モンスター
ランク9/風属性/機械族/攻2900/守2500
レベル9モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上のカード1枚を選んでゲームから除外する。
●相手の手札をランダムに1枚選んでゲームから除外する。
●相手の墓地のカード1枚を選んでゲームから除外する。
●相手のデッキの一番上のカードをゲームから除外する。


笹山「プラズニルの効果を発動!」

プラズニル(2)→(1)

笹山「墓地のスクラップ・ビーストを除外するわ!」

ビースト 除外

まる子「やってくれたね…」

笹山「これでターンエンドよ」


笹山
手札□
LP7800
[ ] F
[ ] [ ] [プラズニル] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□□□□+□

まる子「うーん…どうしよ」

まる子「……【スクラップ・コング】を召喚」□□□□■

まる子「コングが自壊する…そして、補給部隊が発動。チェーンしてコング、コングにチェーンしてサーチャーを発動」


補給部隊【1】→コング【2】→サーチャー【3】


まる子「サーチャーを特殊召喚」

まる子「コングで墓地のキマイラを手札に加える」□□□□+□

まる子「補給部隊でドロー」□□□□+□


まる子「……ターンエンド」

まる子
手札□□□□□
LP100
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [サーチャー(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [補給] [ ] 魔


笹山「私のターン!」□+□

笹山「プラズニルの効果を発動!」


プラズニル(1)→(0)

笹山「場のサーチャーを除外するわ!」

サーチャー 除外!

笹山「バトル! プラズニルで攻撃!」


笹山
手札□□
LP7800
[ ] F
[ ] [ ] [プラズニル] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

まる子
手札□□□□□
LP100
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [補給] [ ] 魔


まる子「待った! 手札から【バトル・フェーダー】を発動!」□□□□■


【バトル・フェーダー】
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その後バトルフェイズを終了する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールドから離れた場合に除外される。



バトルフェイズ強制終了!


笹山「分かったわ、メイン2に移るわ」


笹山「手札のシャドー・フィーラーを捨てて、【トレード・イン】を発動!」■■


【トレード・イン】
通常魔法
手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。


笹山「ドロー」0+□□

笹山「よし!…墓地のネクロ・ドールの効果を発動。特殊召喚するわ」


ネクロ・ドール 復活
ストリングス→除外


笹山「ネクロ・ドールをリリースして、【アドバンスドロー】を発動よ」□■


【アドバンスドロー】
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル8以上のモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。


笹山「二枚ドロー!」□+□□


笹山「二枚伏せて、ターンエンドよ」□■■


笹山
手札□
LP7800
[ ] F
[ ] [ ] [プラズニル] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□□□□□+□

まる子「これは!……でもどうなんだろう?」

まる子「えぇーと…墓地には1…2、3……おぉ! 丁度いる!」

笹山「?」

まる子「よっしゃ! 墓地、地 5体!」

【スクラップ・ゴーレム】
【スクラップ・ゴーレム】
【スクラップ・ドラゴン】
【スクラップ・コング】
【スクラップ・ツイン・ドラゴン】


まる子「現れろ、【地霊神グランソイル】!」□□□□□■


【地霊神グランソイル】
効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻2800/守2200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の地属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して
自分フィールド上に特殊召喚できる。
このカードがフィールド上から離れた場合、
次の自分のターンのバトルフェイズをスキップする。


まる子「グランソイルの効果で、墓地のツインを特殊召喚!」


ツイン 蘇生!

補給部隊のドローは1ターンに1度じゃないか?


まる子「次に、バトル・フェーダーをリリースしてゴーレムを召喚!」□□□□■

まる子「ゴーレムの効果を発動! 墓地のコングを特殊召喚!」


コング 蘇生!


まる子「【烏合の行進】を発動!」□□□■


【烏合の行進】
通常魔法
自分フィールド上に獣族・獣戦士族・鳥獣族のいずれかのモンスターが存在する場合、
その種族1種類につき1枚デッキからカードをドローする。
このカードを発動するターン、自分は他の魔法・罠カードの効果を発動できない。


スクラップ・コング【獣族】
地霊神グランソイル【獣戦士族】


まる子「二枚ドロー!」□□□+□□

まる子「……」

まる子(トホホ…ファクトリーを引けなかったよ)

>>295 どこ間違えた?

あっ、なんだ…よかった


まる子「しょうがない…バトル! ツインで攻撃!」


まる子
手札□□□□□
LP100
[ ] F
[ゴーレム] [コング] [ツイン] [グランソイル] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔

笹山
手札□
LP7800
[ ] F
[ ] [ ] [プラズニル] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


プラズニルATK2900vsツインATK3000→プラズニル 破壊!


笹山「……まさかファクトリー無しにここまで展開するなんてね」LP7800→7700

まる子「グランソイルで攻撃!」


グランソイルATK2800 ダイレクト!


笹山「…くっ」LP7700→4900

笹山「墓地のシャドーフィーラーの効果を発動! 」


【ギミック・パペット-シャドーフィーラー】
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻1000/守1000
このカードは戦闘では破壊されない。
また、このカードが墓地に存在し、
相手モンスターの直接攻撃によって自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
このカードを墓地から表側攻撃表示で特殊召喚し、
自分は1000ポイントダメージを受ける。
「ギミック・パペット-シャドーフィーラー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
エクシーズ素材となったこのカードが墓地へ送られる場合、
墓地へは行かずゲームから除外される。


笹山「このカードを特殊召喚! そしてダメージを受けるわ!!」LP4900→3900


まる子「ゴーレムで攻撃!」


シャドーフィーラーATK1000vsゴーレムATK2300→シャドーフィーラー 破壊されず!


笹山「……」LP3900→2600

まる子「コングで攻撃!」


シャドーフィーラーATK1000vsコングATK2000→シャドーフィーラー 破壊されず!


笹山「はぁ…かなり喰らっちゃった わ…」LP2600→1600

まる子「メイン2!」

まる子「ツインの効果を発動! シャドーフィーラーは場には残させやしないよ」


まる子
コング 破壊!

笹山
シャドーフィーラー→手札
[?]→手札


まる子「補給部隊でドロー!」□□□□□+□

まる子(あぁー、これか…ファクトリー欲しかったのに…まあいいや)

まる子「三枚伏せて、ターンエンド」□□□■■■


まる子
手札□□□
LP100
[ ] F
[ゴーレム] [コング] [ツイン] [グランソイル] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [?] [?] [補給] [?] 魔


笹山「……」

笹山「さくらさん」

まる子「何さ!」

笹山「あなた、まだ見てなかったわよね…私の力」

まる子「!」

笹山「見せてあげるわ…藤木くんを倒した力を…」

笹山「私の……ターン」




………パァァァァアア!!


まる子「!…これがみぎわさんの言っていた、藤木を倒した光!」

笹山「シャイニングゥゥウ……」


  「ドロォォォオ!」


□□□+□

まる子「……」


笹山「…来たわ」

笹山「【ジャンク・パペット】を発動!」□□□■


【ジャンク・パペット】
通常魔法
自分の墓地の「ギミック・パペット」と名のついた
モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを特殊召喚する。
「ジャンク・パペット」は1ターンに1枚しか発動できない。


笹山「ストリングスを特殊召喚!」


ストリングス 蘇生!


まる子「【激流葬】を発動! 全てのモンスターを破壊する!」

笹山「チェーンよ! 【マーシャリング・フィールド】を発動!」


【マーシャリング・フィールド】
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分は機械族以外のモンスターを特殊召喚できない。
(2):1ターンに1度、5~9までの任意のレベルを宣言して発動できる。
自分フィールドのレベル5以上の機械族モンスターのレベルは宣言したレベルになる。
(3):自分フィールドの機械族Xモンスターが破壊される場合、
代わりにこのカードを墓地へ送る事ができる。
(4):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「RUM-アージェント・カオス・フォース」1枚を選んで手札に加える。


笹山「これで、ストリングスは破壊されずに済むわ」

まる子「チェーン! 伏せカードを発動! 【サイクロン】!」

笹山「!……やられた」


激流葬【1】→マーシャル【2】→サイクロン【3】

まる子「サイクロンでマーシャリングを破壊するよ」

笹山「はぁ…ストリングスは破壊されるわ」


全モンスター破壊!


まる子「補給部隊でドロー」□□+□

笹山「マーシャリングの効果で【RUM-アージェント・カオス・フォース】を手札に加えるわ」□□□+□

まる子「ぃよぉし! ストリングスを防げた!」

笹山「甘いわ!!」

笹山「墓地のネクロ・ドールの効果で、このカードを特殊召喚するわ!」


ネクロ・ドール 復活
ストリングス→除外


笹山「次に、手札からこのカードを発動! 【ネジマキシキガミ】!」□□□■

【ネジマキシキガミ】
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻 100/守 100
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地のモンスターが機械族のみの場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで0になる。


まる子「!」

笹山「残念ね! 私がさっきドローしたのはジャンク・パペットじゃなくて、このカードよ!」


まる子「……」

笹山「行くわよ! 二体でオーバーレイ!」

笹山「狂気の旋律が殺人狂を躍らせる!」

笹山「さあ、ショータイムよ!」



  「エクシーズ召喚!!」



笹山「【No.15 ギミック・パペット-ジャイアント・キラー】!」


【No.15 ギミック・パペット-ジャイアント・キラー】
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/機械族/攻1500/守2500
レベル8モンスター×2
自分のメインフェイズ1でこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。
破壊したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、
さらにそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
この効果は1ターンに2度まで使用できる。


まる子「罠発動!【神の宣告】!」LP100→50

笹山「!」

まる子「何かある?」

笹山「……なにもないわ」


ジャイアント・キラー 破壊!


笹山「てっきり最後の伏せはブラフかと思ったのに…」

笹山「……ターンエンドよ」

笹山
手札□□□
LP1600
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□□□□+□

まる子「よっしゃ! 【スクラップ・シャーク】を召喚!」□□□□■


【スクラップ・シャーク】
効果モンスター
星4/地属性/魚族/攻2100/守 0
効果モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを破壊する。
このカードが「スクラップ」と名のついたカードの効果によって
破壊され墓地へ送られた場合、自分のデッキから
「スクラップ」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る事ができる。


まる子「そんでもって、スクラップ・ファクトリーを発動! シャークが自壊する」□□□■


シャーク 破壊!


まる子「そんで、補給部隊が発動! チェーンしてシャーク、ファクトリーを発動!」

補給【1】→シャーク【2】→ファクトリー【3】



まる子「ファクトリーでゴーレムを特殊召喚!」


デッキ→ゴーレム


まる子「シャークでスクラップを墓地へ! ビーストを墓地へ送るよ」


デッキ→ビースト 墓地へ


まる子「補給部隊でドロー!」□□□+□

笹山「あら、黄金パターンに入ったわね」

まる子「ゴーレムの効果で、ビーストを特殊召喚!」


ビースト 蘇生!


まる子「うーん…グランソイルの効果でバトルフェイズが出来ないから……守りを固めるか!」

まる子「ゴーレムにビーストをチューニング!」

☆☆☆☆☆+☆☆☆☆

笹山「また、ツインね」

まる子「残念だね! ツインじゃないよ!」

まる子「見せてやる、新しいあたしのカードを…」


  「シンクロ召喚!」


まる子「【浮鵺城】!」


【浮鵺城】
シンクロ・効果モンスター
星9/風属性/機械族/攻 0/守3000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
自分の墓地からレベル9モンスター1体を選択して特殊召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
召喚・特殊召喚されたレベル8以下のモンスターは、
そのターンには攻撃できない。


まる子「浮鵺城の効果を発動! 墓地からレベル9のモンスターを特殊召喚!」

笹山「レベル9…」

まる子「来い! スクラップ・ツイン!」

スクラップ・ツイン 星9

まる子「一枚伏せて、ターンエンド」□□□■

まる子
手札□□□
LP50
[ ] F
[ ] [浮鵺城] [ツイン] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔


笹山「私のターン!」□□□+□

笹山「……トレードインを発動、シャドーフィーラーを捨てるわ」□□■■

笹山(二回目は体の負荷が大きいけど……やるしかないわね)


………パァァァァアア!!


まる子「またかい!」


笹山「さくらさん! あなた凄いわね、この私に二回もシャイニングドローを使わせるなんて」


まる子「……」


笹山「でも、これで終わりよ!」

笹山「シャイニングゥゥ…」



  「ドロォォォオ!」

□□+□□


笹山「よし! 墓地のネクロ・ドールの効果で特殊召喚!」


ネクロ・ドール 復活!
シャドーフィーラー →除外!


笹山「次に【ギミック・パペット-マグネ・ドール】を特殊召喚!」□□□■


【ギミック・パペット-マグネ・ドール】
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻1000/守1000
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上に存在するモンスターが
「ギミック・パペット」と名のついたモンスターのみの場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。


笹山「二体でオーバーレイ!」



  「エクシーズ召喚!!」



笹山「【No.15 ギミック・パペット-ジャイアント・キラー】!」

まる子(ジャイアントキラー……大丈夫! 耐えれる!)

笹山「そして!【RUM-アージェント・カオス・フォース】を発動!」□□■


【RUM-アージェント・カオス・フォース】
通常魔法
自分フィールド上のランク5以上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターよりランクが1つ高い「CNo.」または「CX」と名のついたモンスター1体を、
選択した自分のモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
また、このカードが墓地に存在し、
自分フィールド上にランク5以上のエクシーズモンスターが特殊召喚された時、
墓地のこのカードを手札に加える事ができる。
「RUM-アージェント・カオス・フォース」のこの効果はデュエル中に1度しか使用できない。


笹山「行くわよ……」

笹山「ジャイアント・キラーで、オーバーレイネットワークを再構築!!」


笹山「旋律が終わりへと近づく時! 殺人鬼が歌いだす!!」


まる子「……」


笹山「これで幕引きと行きましょうか!!」




  「カオスエクシーズ・チェンジ!!」




笹山「さあ…来なさい……」

まる子「……」

笹山「【CNo.15……】」



笹山「【ギミック・パペット-シリアルキラー】!!」


【CNo.15 ギミック・パペット-シリアルキラー】
エクシーズ・効果モンスター
ランク9/闇属性/機械族/攻2500/守1500
レベル9モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。
破壊したカードがモンスターだった場合、
さらにそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


笹山「シリアルキラーの効果を発動! オーバーレイユニットを取り除き…」


シリアルキラー(3)→(2)


笹山「相手のカードを選択して発動するわ」


対象→スクラップ・ツイン


まる子「……」

笹山「LP50の相手に3000のダメージはやり過ぎかもしれないけれど……まあ、勝つためだししょうがないわよね」

笹山「さくらさん、さよなら」

まる子「……ェーン」

笹山「?」


まる子「チェェーン!!」


まる子「伏せカードを発動!」

まる子「【スクラップ・スコール】!」


【スクラップ・スコール】
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「スクラップ」と名のついた
モンスター1体を選択して発動する。
自分のデッキから「スクラップ」と名のついたモンスター1体を
墓地へ送り、カードを1枚ドローする。
その後、選択したモンスターを破壊する。


シリアルキラー【1】→スコール【2】


まる子「スクラップ・ゴブリンを墓地へ送り、一枚ドロー!」□□□+□

まる子「その後、ツインを破壊するよ!」


ツイン 破壊!


まる子「補給部隊でドロー」□□□□+□

笹山「避けられた!!」

笹山「……二枚伏せて、ターンエンドよ」■■

笹山
手札0
LP1600
[ ] F
[ ] [ ] [シリアルキラー] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


まる子「あたしの……」

笹山「……ふふふ」

笹山「良いわね…」


まる子「!…なにさ気味悪いね」


笹山「良いわね…楽しいわ!!」

笹山「全力を出しても後少しのライフが削れず! 逆にこっちがピンチになったり、お互いの主力並べたり……」

笹山「でも、もうすぐでそデュエルは終わりね…」


笹山「さくらさん! これがお互いの命運を分ける最後のターンよ!」


まる子「……」


笹山「あなたが私に一撃入れたら、あなたの勝ち!」


まる子「……」


笹山「逆に、このターンに一撃でも入れれずに、私のシリアルキラーを処理出来なければ…あなたの負け!」


まる子「……」


笹山「さくらさん」

笹山「全力で来なさい!!」


まる子「……勿論だよ! あたしのターン!」□□□□□+□

まる子「スクラップ・キマイラを召喚! 効果で墓地のチューナーを…」□□□□□■

笹山「待った! チェーンよ! 【ブレイクスルー・スキル】!」

まる子「なにぃ!!」


キマイラ【1】→ブレイクスルー【2】


笹山「ブレイクスルー・スキルで、キマイラの効果を無効にするわ!」

まる子「キマイラの効果が……」

笹山「勝ったわ!」

まる子「まだだ! 【死者蘇生】を発動!」□□□□■

笹山「!」


まる子「ビーストを特殊召喚!」


ビースト 蘇生!


まる子「キマイラとビーストでオーバーレイネットワークを構築!」


まる子「今、境涯に一筋の希望が降り立つ! 」

まる子「暗闇を照らす光となれ!!」



  「エクシーズ召喚!」



まる子「【No.39 希望皇ホープ】!」


【No.39 希望皇ホープ】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、 このカードを破壊する。


笹山「エクシーズモンスター? しかもホープ…あなた、なに考えているの?」

まる子「その答えはこれだ!」


まる子「【ミラクルシンクロフュージョン】を発動!」□□■

笹山「……そう、見せてくれるのね…あなたの切り札を」


【ミラクルシンクロフュージョン】
通常魔法
自分のフィールド上・墓地から、
融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターをゲームから除外し、
シンクロモンスターを融合素材とするその融合モンスター1体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
また、セットされたこのカードが
相手のカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、
自分はデッキからカードを1枚ドローする。


まる子「波動が私を後押しし勝利の道へと進ませる……」


場【ホープ】墓地【スクラップドラゴン】→除外




  「融合召喚!!」



まる子「【波動龍騎士 ドラゴエクィテス】!!」


【波動龍騎士 ドラゴエクィテス】
融合・効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3200/守2000
ドラゴン族シンクロモンスター+戦士族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、墓地に存在するドラゴン族のシンクロモンスター1体をゲームから除外し、
エンドフェイズ時までそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る事ができる。
また、このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、
相手のカードの効果によって発生する自分への効果ダメージは代わりに相手が受ける。


まる子「ドラゴエクィテスの効果を発動! 墓地のドラゴン シンクロの効果を得るよ!」


スクラップ・ツイン→除外


【スクラップ・ツイン・ドラゴン】
シンクロ・効果モンスター
星9/地属性/ドラゴン族/攻3000/守2200
「スクラップ」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に存在するカード1枚と
相手フィールド上に存在するカード2枚を選択して発動する事ができる。
選択した自分のカードを破壊し、選択した相手のカードを手札に戻す。
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
シンクロモンスター以外の自分の墓地に存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。



ドラゴエクィテスATK3200→3400


まる子「そして、スクラップ・ドラゴンになったドラゴエクィテスの効果を発動!」

笹山「……」

まる子「二枚のカードを手札に戻す!」


まる子
浮鵺城 破壊!

笹山
[?](アドバンスドロー)→手札
シリアルキラー→エクストラ


まる子「バトル!」


まる子
手札□□□
LP50
[ファクトリー] F
[ ] [ ] [ドラゴエクィテス] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [補給] [ ] 魔

笹山
手札□
LP1600
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


まる子「 ダイレクトアタック!!」


笹山「……ふっ」



笹山「楽しかったわ」LP1600→0










笹山「さくらさん……あなた、凄く強かったわね…」

まる子「……笹山さんこそ凄く強かったよ」

笹山「ふふ…ありがとう」

まる子「……」

笹山「……」

笹山「ねぇ、さくらさん」

まる子「……なに?」


笹山「楽しいデュエルだったわ……」


笹山「ありがとう…最後にこんな楽しい事をさせてくれて」


まる子「……」

笹山「ほら、ボーっとして無いで先に進んでよ」

まる子「……うん、じゃあね」タッタッタッ




タッタッタッ…


笹山「……」

笹山「………さよなら、さくらさん」

笹山「藤木くんに、よろしく言っておくわ…」










丸尾「……」タッタッ

タッタッタッ…



丸尾「?……誰かいるのですか?」



『アハハハハッ!』

丸尾「!……山田くんですか!」


山田「そうだよ! おいらだじょ〜」


丸尾「あなた…みぎわさんがバラバラに動きましょうと言う指示が聞こえませんでしたか?」

山田「……」

丸尾「あっ!…いや失礼。もしや、うっかり合流してしまいましたか?……まあ、それだったら仕方が…」


【Duel Disk standby!】ガシャン!


丸尾「……え?」

山田「丸尾くん…構えなよ」

丸尾「や、山田くん…あなた、なにを!?」

山田「丸尾くん…おいらは知ってるよ」



丸尾「……」


山田「君が内通者だって事や、おいら達の中に君の仲間が入りることも…」

丸尾「……ほぉ」

山田「……」


山田「野口を倒した事も」


丸尾「なかなか…わたくしの事を調べてますね」

山田「丸尾くん、おいらと闘え! そして、おいらが勝ったら…ボスの事を話してもらうじょ!」

丸尾「……構いませんよ。いつかは、あなたと闘うつもりでしたから丁度良い機会です」

【Duel Disk standby!】ガシャン!


丸尾「見せて差し上げましょう!! わたくしの力を!」




山田「デュエル!」丸尾「デュエル!」



第十六話 完

今日はこれで終わり。
次回の投下は未定

第十七話『山田vs丸尾 野口の弔い合戦』



丸尾「先攻は、わたくしです!」

丸尾「むむう…レッド・ガジェットを召喚! イエローを手札に」□□□□■+□

丸尾「二枚伏せて、ターンエンドです!」□□□■■

丸尾
手札□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [レッド] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


山田「おいらのターン!」□□□□□+□

山田「よし! 【召喚僧サモン・プリースト】を召喚!」□□□□□■


【召喚僧サモンプリースト】
効果モンスター(制限カード)
星4/闇属性/魔法使い族/攻 800/守1600
(1):このカードが召喚・反転召喚に成功した場合に発動する。
このカードを守備表示にする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードはリリースできない。
(3):1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。
デッキからレベル4モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。


山田「サモンプリーストの効果を発動! 手札の魔法を捨てて、レベル4のモンスターを特殊召喚するじょ!」□□□□■


融合→捨て


山田「来い! 【ツインバレル・ドラゴン】! そして、効果を発動!」

【ツインバレル・ドラゴン】
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1700/守 200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して発動する。
コイントスを2回行い、2回とも表だった場合、選択したカードを破壊する。


山田「二回、コイントスをするじょ!」ピィーン

【表】【裏】

山田「あちゃー…失敗」

丸尾「よし!」


山田「まだだ! サモンプリーストとツインバレルで、オーバーレイネットワークを構築!」

山田「罰ゲームか、はたまた報酬か、何が出るかはお楽しみ!」

山田「運を掴め! No.!」


  「エクシーズ召喚!」


山田「【No.85 クレイジー・ボックス】!」


【No.85 クレイジー・ボックス】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/悪魔族/攻3000/守 300
レベル4モンスター×2
このカードは攻撃できない。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
サイコロを1回振り、出た目の効果を適用する。
1・自分のライフポイントを半分にする。
2・自分はデッキからカードを1枚ドローする。
3・相手は手札を1枚選んで捨てる。
4・フィールド上のカード1枚を選び、その効果をターン終了時まで無効にする。
5・フィールド上のカード1枚を選んで破壊する。
6・このカードを破壊する。


山田「クレイジーボックスの効果を発動!」


クレイジー(2)→(1)


山田「サイコロを振るじょ。そして、出た目によって効果を発動するじょ〜」

山田「ほれ、ダイスロール」コロコロ


【2】


山田「2! カードをドローするじょ〜」□□□□+□

山田「次に、一枚伏せて…」□□□□■

山田「ペンデュラムゾーンに【オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン】をセット!」□□□■

山田「そして、エンドフェイズに移るじょ。そして、【オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン】の効果を発動!」


【オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン】
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
【Pスケール:青4/赤4】
「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の(1)(2)のP効果は
それぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にできる。
(2):自分エンドフェイズに発動できる。
このカードを破壊し、デッキから攻撃力1500以下のPモンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、
このカードが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。


山田「このカードを破壊して、【時読みの魔術師】を手札に加えるじょ!」□□

丸尾「トラップを発動! 【魂の転身】!」


【魂の転身】
通常罠
「魂の転身」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、
自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに特殊召喚されたモンスターが存在しない場合、
自分フィールドの通常召喚された表側表示のレベル4モンスター1体をリリースして発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。


丸尾「レッドをリリースし、二枚ドローです!」□□□+□□

山田
手札□□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [クレイジー] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


丸尾「わたくしのターン!」□□□□□+□


丸尾(うーむ…デメリット持ちとはいえ攻撃力3000は厄介ですね……今のうちに処理しておきましょうか)


丸尾「イエローを召喚! グリーンを手札に」□□□□□■+□

丸尾「【二重召喚】を発動! 二回召喚が可能に」□□□□□■

丸尾「ズバリ! グリーンを召喚!」□□□□■

丸尾「チェーンして、伏せカードを発動! 【リビングデッドの呼び声】!」

丸尾「さらにチェーンして、【緊急テレポート】!」□□□■



【緊急テレポート】
速攻魔法
(1):手札・デッキからレベル3以下の
サイキック族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、
このターンのエンドフェイズに除外される。


グリーン【1】→リビデ【2】→緊テレ【3】


丸尾「緊急テレポートで、【クレボンス】を特殊召喚!」

丸尾「リビングデッドで墓地のレッドを特殊召喚します!」

丸尾「グリーンでレッドを手札に」□□□+□


丸尾「ズバリ! レッドとイエローで、オーバーレイネットワークを構築!」


丸尾「ひしめく歯車が噛み合い、巨大な機関を動かす」

丸尾「起動せよ! 僕らのヒーロー!!」


  「エクシーズ召喚!」


丸尾「【ギアギガントX】!」


【ギアギガントX】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/機械族/攻2300/守1500
機械族レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分のデッキ・墓地からレベル4以下の
機械族モンスター1体を選んで手札に加える。
また、このカードがフィールド上から離れた時、
自分の墓地からレベル3以下の
「ギアギア」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。



丸尾「ズバリ! ギガントの効果を発動でしょう!」

ギガント(2)→(1)

丸尾「【工作列車シグナル・レッド】を手札に加えます!」□□□□+□


丸尾「グリーンにクレボンスをチューニング!」

☆☆☆☆+☆☆

丸尾「シンクロ召喚! 【獣神ヴァルカン】!!」


【獣神ヴァルカン】
シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/獣戦士族/攻2000/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「獣神ヴァルカン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合、
自分及び相手フィールドの表側表示のカードを1枚ずつ対象として発動する。
その自分及び相手の表側表示のカードを手札に戻す。
このターン、自分はこの効果で手札に戻したカード
及びそれらの同名カードの効果を発動できない。


丸尾「ズバリ! ヴァルカンの効果を発動! リビングデッドとクレイジーボックスを手札に戻しますよ!」


丸尾
リビングデッド→手札へ

山田
クレイジー→エクストラへ


山田「クレイジーボックスが!」


丸尾「これであなたの場は空になりました!」

丸尾「ズバリ! バトルでしょう!」


丸尾
手札□□□□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ヴァルカン] [ギガント] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


山田
手札□□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


ヴァルカンATK2000 ダイレクト!


山田「うわぁ!」LP8000→6000

丸尾「続いて、ギガントで攻撃!」


ギガントATK2300 ダイレクト!


山田「ぐわぁぁあ!!」LP6000→3700

丸尾「メイン2!」

丸尾「二枚伏せて、ターンエンドです」□□□□■■


丸尾
手札□□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ヴァルカン] [ギガント] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


山田「いてて…おいらのターン」□□□□+□


山田「伏せカードを発動! 【融合準備】!」


【融合準備】
通常罠
(1):エクストラデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、
そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体をデッキから手札に加える。
その後、自分の墓地の「融合」1枚を選んで手札に加える事ができる。


山田「おいらはエクストラの【ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン】を見せるじょ〜」


【ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン】
[オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン]+魔法使い族モンスター


山田「そして、オッドアイズを手札に加えるじょ! その後、墓地の【融合】を手札に」□□□□□+□□


山田「行くぞ! スケール8の【時読みの魔術師】とスケール4の【オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン】をペンデュラムゾーンにセッティング!!」□□□□□■■


【4】PENDULUM【8】


丸尾「むむ! ペンデュラム召喚ですか!」

山田「アハハ! 行くじょ! 天に輝け、光のアーク!!」


  「ペンデュラム召喚!」


山田「撃ち抜け、【リボルバー・ドラゴン】!」□□□□■


【リボルバー・ドラゴン】
効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2600/守2200
相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。
コイントスを3回行い、その内2回以上が表だった場合、そのモンスターを破壊する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。


山田「放て、【ブローバック・ドラゴン】!」□□□■


【ブローバック・ドラゴン】
効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2300/守1200
コイントスを3回行う。その内2回以上が表だった場合、
相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。


山田「そして、エクストラから【オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン】!」


丸尾「相変わらずの爆発力ですね」

山田「アハハ、リボルバー・ドラゴンの効果を発動! コイントスをするじょ〜」ピィーン


【表】【裏】【裏】


山田「ありゃ、失敗……」

丸尾「よし!」

山田「次にブローバックの効果を発動するじょ」ピィーン


【裏】【表】【表】


山田「アハハ、成功だじょ〜」

ギガント 破壊!

丸尾「ギガント…おのれぇ」


山田「アハハ、バトル! オッドアイズで攻撃!」


山田
手札□□□
LP3700
[ ] F
[ ] [ ] [オッP] [ブローバック] [リボルバー] 場
[オッP(4)] [時読み(8)] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

丸尾
手札□□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ヴァルカン] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔



丸尾「待った! 手札から【工作列車シグナル・レッド】の効果を発動!」


【工作列車シグナル・レッド】
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻1000/守1300
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、
その相手モンスターの攻撃対象をこのカードに移し替えてダメージ計算を行う。
このカードはその戦闘では破壊されない。


丸尾「このカードを特殊召喚して、相手のカードと戦闘を行います!」□□□■


シグナルレッドDEF1300vsオッドアイズATK2500


山田「攻撃が止められた!」

丸尾「さらに、シグナルレッドはその戦闘では破壊されません」


シグナルレッド 破壊されず!


山田「じょ〜…リボルバー・ドラゴンで攻撃!」


ヴァルカンATK2000vsリボルバーATK2600→ヴァルカン 破壊!


丸尾「ズバリ! どうっと言う事は無いでしょう!」LP8000→7400

山田「ブローバックで攻撃!」


シグナルレッドDEF1300vsブローバックATK2300→シグナルレッド 破壊!


山田「メイン2」

山田「二枚伏せて、エンドフェイズに行くじょ」□■■

山田「ペンデュラムゾーンのオッドアイズの効果を発動だじょ。このカードを破壊して、【星読みの魔術師】を手札に加えるよ」□+□

山田「これでターンエンド」

丸尾「待ってください! 伏せカードを発動! 【機動砦 ストロング・ホールド】!」



【機動砦 ストロング・ホールド】
永続罠
このカードは発動後モンスターカード(機械族・地・星4・攻0/守2000)となり、
モンスターカードゾーンに表側守備表示で特殊召喚する。
自分フィールド上に「グリーン・ガジェット」「レッド・ガジェット」
「イエロー・ガジェット」が全て存在する場合、
このカードの攻撃力は3000ポイントアップする。
このカードは罠カードとしても扱う。


山田「これで本当にターンエンド!」

山田
手札□□
LP3700
[ ] F
[ ] [ ] [オッP] [ブローバック] [リボルバー] 場
[ ] [時読み(8)] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


丸尾「わたくしのターン!」□□□+□

丸尾「レッドを召喚!」□□□■

丸尾「レッドにチェーンして、リビングデッドの呼び声を発動!」

丸尾「さらにチェーンして、【サモンチェーン】を発動でしょう!」□□■


レッド【1】→リビデ【2】→サモチェ【3】


丸尾「サモンチェーンで三回の召喚が可能になります」

丸尾「リビングデッドの呼び声で、墓地のグリーンを特殊召喚!」

丸尾「レッドでイエローを手札に加えますよ」□□+□

丸尾「そして、イエローを召喚! グリーンを手札に」□□■+□


丸尾「ズバリ! 三色のガジェットが揃ったことで、ストロング・ホールドの攻撃力が上がりますよ!」


ストロング・ホールドATK0→3000


丸尾「次に【起動兵士デッドリボルバー】を召喚!」□□■


【起動兵士デッドリボルバー】
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻 0/守2000
自分フィールド上に「ガジェット」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、
このカードの攻撃力は2000ポイントアップする。


丸尾「ズバリ! ガジェットが居るので、デッドリボルバーの攻撃力が上がりますよ!」


デッドリボルバーATK0→2000


山田「一気にフィールドが埋まった…」

丸尾「ストロング・ホールドを攻撃表示にして、ズバリ! バトルフェイズに行きますよ!」


丸尾
手札□□
LP7400
[ ] F
[兵] [緑] [砦] [赤] [黄] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [砦] [リビデ] [ ] 魔

山田
手札□□
LP3700
[ ] F
[ ] [ ] [オッP] [ブローバック] [リボルバー] 場
[ ] [時読み(8)] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


丸尾「デッドリボルバーで攻撃!」


ブローバックATK2300vsデッドリボルバーATK2000


丸尾「そして、ダメージステップに【リミッター解除】を発動!」

デッドリボルバーATK2000→4000

ブローバックATK2300vsデッドリボルバーATK4000→ブローバック 破壊!


山田「ぐぇぇえ!」LP3700→2000

丸尾「お次はグリーンです!」


リボルバーATK2600vsグリーンATK2800→リボルバー 破壊!


山田「うぁぁぁ!」LP2000→1800


丸尾「ズバリ! これで終わりでしょう! ストロング・ホールド! オッドアイズを血祭りに上げてしまいなさい!!」

山田「!」


山田「そこだ!!」



山田「ストロング・ホールドの攻撃宣言時に伏せカードを発動!」

丸尾「!」

山田「【モンスターBOX】!!」


【モンスターBOX】
永続罠
相手モンスターの攻撃宣言時、コイントスを1回行い裏表を当てる。
当たった場合、その攻撃モンスターの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで0になる。
このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に500ライフポイントを払う。
または、500ライフポイント払わずにこのカードを破壊する。


山田「モンスターBOXの効果を発動! コイントスをするじょ!」

山田「表が出るじょ!」ピィーン

丸尾「……」




【表】


丸尾「んなぁ?!」

山田「アハハ、ストロング・ホールドの攻撃力が0になるじょ〜」


ストロング・ホールドATK6000→0


丸尾「ストロング・ホールドが…」

山田「アハハ、オッドアイズはモンスターとの戦闘で与えるダメージが倍になるんだじょ〜」

丸尾「!!」

丸尾「ストロング・ホールド! 攻撃を…攻撃をおやめなさい!!」


オッドアイズATK2500vsストロング・ホールドATK0


山田「アハハ、もう遅いじょ〜」


ストロング・ホールド 破壊!


丸尾「ぬわぁぁぁあ!!」LP7400→2400

山田「アハハハハッ!!」

丸尾「ぐぅ…ぅぅ……メイン2」


丸尾「デッドリボルバーとレッドで オーバーレイネットワークを構築!」


丸尾「エクシーズ召喚! ギアギガントX!」

丸尾「ズバリ! ギガントの効果でシグナルレッドを手札に加えます」□+□


ギガント(2)→(1)


丸尾「グリーンとイエローで、オーバーレイネットワークを構築!」

丸尾「歌え! 漆黒の鎧!」



  「エクシーズ召喚!」


丸尾「【No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク】!!」


【No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/悪魔族/攻 0/守1200
レベル4モンスター×2
自分のメインフェイズ時、自分フィールド上のこのモンスターを、
攻撃力1200ポイントアップの装備カード扱いとして
自分フィールド上のエクシーズモンスターに装備できる。
また、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手の墓地のカード1枚を選択してゲームから除外する。
「No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク」のこの効果は
1ターンに2度まで使用できる。


丸尾「ズバリ! バーサークの効果を発動! 墓地のリボルバー・ドラゴンとブローバック・ドラゴンを除外しますよ!」


バーサーク(2)→(0)


ブローバック→除外!
リボルバー→除外!


山田「あぁ…リボルバーとブローバックが……」

丸尾「ズバリ! バーサークのもう一つの効果を発動! このカードをギガントに装備します!」


ギガントATK2300→3500


丸尾「これでターンエンドです!」

丸尾(このギガントの攻撃力があれば次のターンは耐える事ができるはずでしょう)

丸尾(そして、このまま耐え続ければ……いずれはモンスターBOXのコストでガガガガンマンの射程に入ります)

丸尾(逆に…払わずにモンスターBOXを捨てたら……わたくしのギガントでの無双でしょう!)


丸尾(ズバリ! それまで耐えでしょう!)


丸尾
手札□□
LP2400
[ ] F
[ ] [ ] [ギガント] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [バーサーク] [リビデ] [ ] 魔


山田「おいらのターン!」□□+□

山田「モンスターBOXの維持コストで、500払うじょ」LP1800→1300

山田「【星読みの魔術師】をペンデュラムゾーンにセット!」□□■

山田「ペンデュラム召喚! オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」

山田「一枚伏せて、ターンエンドだじょ!」□■

山田
手札□
LP1300
[ ] F
[ ] [ ] [オッP] [オッP] [ ] 場
[星読み(1)] [時読み(8)] P
[ ] [ ] [?] [BOX] [?] 魔


丸尾「わたくしのターン!」□□+□

丸尾「ギガントの効果を発動! シグナルレッドを手札に加えますよ!」□□□+□


ギガント(1)→(0)


丸尾「ターンエンドです」

丸尾
手札□□□□
LP2400
[ ] F
[ ] [ ] [ギガント] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [バーサーク] [リビデ] [ ] 魔


山田「おいらのターン!」□+□

山田「……うーん、払わずにモンスターBOXを破壊するじょ」


モンスターBOX 破壊!


山田「……【カップ・オブ・エース】を発動」□■


【カップ・オブ・エース】
通常魔法
コイントスを1回行う。
表が出た場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。
裏が出た場合、相手はデッキからカードを2枚ドローする。


山田「コイントスだじょ!」ピィーン


丸尾「来るな…表」

山田「来い…表」



【裏】

山田「……あり?」


丸尾「よし! わたくしがドローしますよ!」□□□□+□□

山田「……」

丸尾「ふふふ、山田くん。ありがとうございます」

山田「ふ…伏せカードを発動! 【ペンデュラム・バック】!」


【ペンデュラム・バック】
通常罠
(1):自分のPゾーンにカードが2枚存在する場合、
そのPスケールでP召喚可能なレベルを持つ、
自分の墓地のモンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。


山田「墓地のサモンプリーストと、ブローバックを手札に加えるじょ」□+□□

山田「ペンデュラム召喚! ツインバレル!」□□■


山田(ライフが残り少ないし、守備で出すじょ〜)


山田「ツインバレルの効果が発動! コイントスをするじょ!」ピィーン


【表】【裏】


丸尾「よし!」

山田「まだだ! サモンプリーストを召喚! 融合を捨てて、デッキからツインバレルを特殊召喚!」■■

山田「コイントス!」ピィーン


【裏】【裏】


山田「……」


山田「……二体のツインバレルで、オーバーレイ…」

山田「エクシーズ召喚…クレイジー・ボックス」

山田「クレイジーボックスの効果を発動。サイコロを振るじょ」


クレイジー(2)→(1)


山田「来い! 5!」コロコロ


コロコロ…

丸尾「……」

コロコロ…コロロ……


【6】

山田「アハ…ハハ……」


クレイジーボックス 自爆!


丸尾「どうやら、運はこちらに来てるようですね」

山田「……オッドアイズを守備にして、ターンエンドだじょ…」


山田
手札0
LP1300
[ ] F
[ ] [ ] [オッP(守)] [オッP(守)] [サモプリ(守)] 場
[星読み(1)] [時読み(8)] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [?] 魔


丸尾「わたくしのターン」□□□□□□+□

丸尾「【スクラップ・リサイクラー】を召喚!」□□□□□□■


【スクラップ・リサイクラー】
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻 900/守1200
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
自分のデッキから機械族モンスター1体を選択して墓地へ送る事ができる。
1ターンに1度、自分の墓地に存在する
機械族・地属性・レベル4モンスター2体をデッキに戻す事で、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。


丸尾「効果でサイバー・ドラゴンを墓地へ送ります」

丸尾「ズバリ! リサイクラーの効果を発動! 地属 機械 レベル4をデッキに戻し……」


レッド、イエロー→デッキ


丸尾「ドローしますよ…」

丸尾「ぬん!」




………パァァァァアア!!


山田「それは! 笹山の時のと同じ光!」

丸尾「その通りです! これは劣化版ながらも、笹山さんのと同じ光!」

丸尾「そして、野口さんを打ち破った光です!!」

山田「!」



丸尾「シャイニングゥゥウ……」



  「ドロォォォオ!」


□□□□□□+□


丸尾「……」

丸尾「……流石は、わたくし…ズバリ! 思い描いたカードを、キチンと引いたでしょう!」

山田「…何が来る」


丸尾「ズバリ! 【オーバーロード・フュージョン】を発動!」□□□□□■


【オーバーロード・フュージョン】
通常魔法
自分フィールド上・墓地から、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを
ゲームから除外し、機械族・闇属性のその融合モンスター1体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。


丸尾「わたくしは墓地、フィールドの……」


【サイバー・ドラゴン】
【レッド・ガジェット】
【イエロー・ガジェット】
【グリーン・ガジェット】
【工作列車シグナル・レッド】
【スクラップ・リサイクラー】
【ギアギガントX】
【ギアギガントX】


丸尾「この8体を除外して、融合をしますよ!」

丸尾「来い、最強の機光竜!」



  「融合召喚!」


丸尾「【キメラテック・オーバー・ドラゴン】!」



【キメラテック・オーバー・ドラゴン】
融合・効果モンスター
星9/闇属性/機械族/攻 ?/守 ?
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが融合召喚に成功した時、
このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
このカードの元々の攻撃力・守備力は、
このカードの融合素材としたモンスターの数×800ポイントになる。
このカードは融合素材としたモンスターの数だけ
相手モンスターを攻撃できる。


オーバー・ドラゴンATK?→6400


山田「攻撃力6400!!」

丸尾「それの8回攻撃ですよ!」


丸尾「ズバリ! バトル!」


丸尾
手札□□□□□
LP2400
[ ] F
[ ] [ ] [キメラ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

山田
手札0
LP1300
[ ] F
[ ] [ ] [オッP(守)] [オッP(守)] [サモプリ(守)] 場
[星読み(1)] [時読み(8)] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [?] 魔



山田「伏せカードを発動! リビングデッドの呼び声!」

山田「墓地のツインバレルを特殊召喚!」

丸尾「またツインバレルですか…」

山田「ツインバレルの効果が発動! コイントスをするじょ!」

丸尾「ズバリ! 山田くん、あなたに教えて差し上げましょう!」

山田「?」

丸尾「2回連続で表が出る確率はわずか……25%!!」

丸尾「つまりはたった、4分の3の確率でわたくしのモンスターは生き残り、あなたのモンスターを吹き飛ばすのです!」

山田「……逆に考えれば」

丸尾「……」

山田「4分の1の確率で破壊できる!」ピィーン

山田「まずは一回目!」


【表】


丸尾「まあ…一回ぐらいはありますよ」


山田「二回目!!」ピィーン


…ィーン…ィーン……


丸尾「……」



【表】

丸尾「んなぁ?! あり得ない!」

山田「アハハ、運がこっちに傾いてきたじょ〜キメラテックを破壊するじょ!」


キメラテック・オーバー・ドラゴン 破壊!


丸尾「あり得ない…あり得ない……ズバリ、おかしいでしょう」

山田「アハハ、ほら! とっとと進めておくれよ」


丸尾「……ターンエンドでしょう」

丸尾(落ち着きなさい……わたくしの手札には二体のシグナルレッドが居ます! ズバリ! 耐えることが出来るでしょう)


丸尾
手札□□□□□
LP2400
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


山田「おいらのターン!」0+□

山田「オッドアイズを攻撃表示に変更!」

山田「バトル! オッドアイズで攻撃!」

山田
手札□
LP1300
[ ] F
[ ] [ツイン] [オッP] [オッP] [サモプ(守)] 場
[星読み(1)] [時読み(8)] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [リビデ] 魔

丸尾
手札□□□□□
LP2400
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


丸尾「ズバリ! 手札から、シグナルレッドを特殊召喚!」□□□□■

山田「まだだ! 二体目のオッドアイズで攻撃!」


シグナルレッドDEF1300vsオッドアイズATK2500→シグナルレッド 破壊!


山田「ツインバレルで攻撃!」

丸尾「……通しません! シグナルレッドを特殊召喚!」□□□■


山田「メイン2」

山田「サモンプリーストとツインバレルで、オーバーレイ!」

山田「エクシーズ召喚! クレイジー・ボックス! そして、効果を発動!」


クレイジー(2)→(1)


山田「ダイスロール!」コロコロ


【4】

山田「あぁ……効果を無効にするやつか…クレイジーボックスを無効にするじょ…意味無いけどね」

山田「一枚伏せて、ターンエンドだじょ!」■

山田
手札0
LP1300
[ ] F
[ ] [クレイジー] [オッP] [オッP] [ ] 場
[星読み(1)] [時読み(8)] P
[ ] [ ] [ ] [?] [リビデ] 魔


丸尾「わたくしのターン!」□□□+□

丸尾(!!……これは…)

丸尾「どうやら…まだわたくしには運が残っているようですね」

丸尾「ズバリ! 【サイコ・コマンダー】を召喚!」□□□■


【サイコ・コマンダー】
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/サイキック族/攻1400/守 800
自分フィールド上のサイキック族モンスターが
相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ時に1度だけ、
100の倍数のライフポイントを払って発動できる(最大500まで)。
このターンのエンドフェイズ時まで、
戦闘を行う相手モンスター1体の攻撃力・守備力は払った数値分ダウンする。


山田「レベル3が並んだ! エクシーズだな!」

丸尾「ズバリ! シグナルレッドにサイコ・コマンダーをチューニング!」

丸尾「強大な敵に立ち向かうため、サイコな力とコンダクト!」


  「シンクロ召喚!」


丸尾「【超念導体ビヒーマス】!」


【超念導体ビヒーマス】
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/サイキック族/攻2400/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが相手モンスターと戦闘を行った時、
そのモンスターとこのカードをゲームから除外できる。


山田「ビヒーマス……なんでこの時に、このカードを…」

丸尾「ズバリ! 我がガジェットの奥の手を見せて差し上げましょう!」

丸尾「【ミラクルシンクロフュージョン】を発動!」

山田「そのカードは!」

丸尾「ズバリ! 場のビヒーマスと、墓地のサイコ・コマンダーを融合でしょう!」□□■


【超念導体ビヒーマス】【サイコ・コマンダー】→除外!


丸尾「未知なる力が、わたくしの手を引き、勝利の道へと進ませる…」




  「融合召喚!」




丸尾「【アルティメットサイキッカー】」


【アルティメットサイキッカー】
融合・効果モンスター
星10/光属性/サイキック族/攻2900/守1700
サイキック族シンクロモンスター+サイキック族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
このカードはカードの効果では破壊されない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
また、このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
破壊したモンスターの攻撃力分だけ自分のライフポイントを回復する。


山田「アルティメットサイキッカー……」

山田(大丈夫! 耐えれる! サイキッカーの回復能力は破壊して『墓地に送った時』…)

山田(そして、ペンデュラムモンスターは破壊されたら『エクストラへ行く!』、つまりは回復させない!)

丸尾「ズバリ! 手札の【巌征竜-レドックス】を発動! このカードと地属性のモンスターを捨てて……」■■


【巌征竜-レドックス】
効果モンスター(制限カード)
星7/地属性/ドラゴン族/攻1600/守3000
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族
または地属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと地属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、
自分の墓地のモンスター1体を選択して特殊召喚する。
このカードが除外された場合、
デッキからドラゴン族・地属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「巌征竜-レドックス」の効果は1ターンに1度しか使用できない。



丸尾「ズバリ! 墓地のモンスターを特殊召喚しますよ!」

丸尾「蘇れ! サイコ・コマンダー!」


サイコ・コマンダー 蘇生!


山田「サイコ・コマンダー! まずい!」


丸尾「ズバリ! バトル! アルティメットサイキッカーで攻撃!」


丸尾
手札0
LP2400
[ ] F
[ ] [ ] [サイキッカー] [コマンダー(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

山田
手札0
LP1300
[ ] F
[ ] [クレイジー] [オッP] [オッP] [ ] 場
[星読み(1)] [時読み(8)] P
[ ] [ ] [ ] [?] [リビデ] 魔



クレイジーボックスATK3000vsサイキッカーATK2900


丸尾「ズバリ! ダメージステップにサイコ・コマンダーの効果を発動でしょう!」

丸尾「わたくしのライフを払い! 払った分だけ、相手のモンスターの攻撃力を下げます!」LP2400→1900


クレイジー・ボックスATK3000→2500


丸尾「ズバリ! これで、サイキッカーの攻撃力を下回りました!」


クレイジーATK2500vsサイキッカーATK2900→クレイジー 破壊!


山田「……」LP1300→900

丸尾「さらに! サイキッカーの効果が発動! クレイジーボックスの攻撃力分、ライフを回復します!」LP1900→4900


丸尾(ちなみに、サイキッカーの回復効果は墓地に送った時の攻撃力分……つまりはカードに記載されている攻撃力分、回復します)


丸尾「ズバリ! ターンエンド!」


丸尾
手札0
LP4900
[ ] F
[ ] [ ] [サイキッカー] [コマンダー(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


山田「……」

山田(どうしよう……アルティメットサイキッカーの攻撃力を超えるモンスターが役立たずのクレイジーボックスしかいない…)

山田「……リボルバー・ドラゴンを引ければ…まだ、勝ち目がある」


山田「おいらの……」


山田(信じるんだじょ! 自分を!)


山田「ターン!」


『クックック…』


山田「ドロォォオオ!!」0+□


山田「……」

山田「……」

山田「……」

山田「……丸尾くん」

丸尾「なんでしょう?」

山田「リベンジだじょ!」

山田「【カップ・オブ・エース】を発動!」■

山田「コイントスだじょ!」ピィーン

丸尾「ズバリ! またドローさせてもらいますよ!」

山田「来い! 表!」




【表】


山田「よし! 二枚ドロー!」0+□□


【リボルバー・ドラゴン】


山田(よし! 来た!)

丸尾「……流石に二回目はありませんか」


山田「行くぞ!」


  「ペンデュラム召喚!」


山田「撃ち抜け、リボルバー・ドラゴン!」

丸尾「ほう…リボルバー・ドラゴン……山田くん! そのモンスターじゃ、わたくしのサイキッカーは倒せませんよ!」

山田「アハハ、見せてやるじょ! おいらの切り札を!」

丸尾「切り札?」


山田「アハハ、二体のオッドアイズとリボルバー・ドラゴンでオーバーレイネットワークを構築!」

山田「勝利か、はたまた敗北か……何が出るかの大勝負!!」

山田「運を引き込め! No.!」




  「エクシーズ召喚!」




山田「【No.7 ラッキー・ストライプ】!!」


【No.7 ラッキー・ストライプ】
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/光属性/天使族/攻 700/守 700
レベル7モンスター×3
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
サイコロを2回振る。
このカードの攻撃力は、次の相手のエンドフェイズ時まで、
大きい方の出た目×700ポイントになる。
さらに、出た目の合計が7だった場合、以下の効果から1つを選択して適用する。
●このカード以外のフィールド上のカードを全て墓地へ送る。
●手札または自分・相手の墓地からモンスター1体を特殊召喚する。
●デッキからカードを3枚ドローし、その後手札を2枚選んで捨てる。


山田「ストライプの効果を発動!」


ストライプ(3)→(2)


山田「二回サイコロを振るじょ〜 そして、そのサイコロの出た目の合計が『7』だったら! 超絶効果が発動するんだじょ〜、アハハ」


丸尾「……」

丸尾(大丈夫です…三回サイコロを振り、合計7が一度以上出る確率は……わずか42%!)

丸尾(しかし…… 問題は攻撃力を上げる効果…『5』か『6』が出たらサイキッカーは戦闘に耐える事が出来ませんね…)


山田「ダイスロール!」コロコロ


コロコロ…

丸尾(来るな… 5、6!)

山田「……」


コロコロ…コロロ…ロ…


丸尾「……最初は…なんでしょう」



【1】【3】


山田「合計は4…」

丸尾「よし!」

ストライプATK700→2800


山田「もう一度ストライプの効果を発動!」

ストライプ(2)→(1)

山田「ダイスロール!」コロコロ


コロコロ…

丸尾「……」


コロコ…コロロ…


【6】【1】


丸尾「6が出てしまいましたか…」

丸尾「おや? 6と……1」


山田「アハハ! 合計は7! ストライプの効果を発動するじょ〜」

山田「全部墓地に送るじょ!」



丸尾:
サイキッカー、コマンダー
→墓地

山田
星読み、時読み、リビデ、[?]→終焉の焔
→墓地


ストライプATK2100→4200

山田「アハハ、バトルだじょ〜」




山田
手札□
LP900
[ ] F
[ ] [ ] [ストライプ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


丸尾
手札0
LP4900
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔



ストライプATK4200 ダイレクト!


丸尾「ぐわあぁぁぁ!!」LP4900→700

山田「アハハ、メイン2だじょ〜」

山田「一枚伏せて、ターンエンドだじょ」■

山田
手札0
LP900
[ ] F
[ ] [ ] [ストライプ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


丸尾「わたくしのターン!」0+□

丸尾「!…」

丸尾「ズバリ! 【死者蘇生】を発動!」■


グリーン 蘇生!


丸尾「グリーンで、レッドを手札に!」0+□

丸尾「レッドを召喚! イエローを手札に」■+□


丸尾「二体のガジェットでオーバーレイネットワークを構築!」


丸尾「漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今、降臨せよ!」



  「エクシーズ召喚!」



丸尾「ランク4!【ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン】!」


【ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):このカードのX素材を2つ取り除き、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を半分にし、
その数値分このカードの攻撃力をアップする。


丸尾「ズバリ! リベリオンの効果を発動でしょう!」


リベリオン(2)→(0)


丸尾「ズバリ! ストライプの攻撃力を半分にし、下げた分をリベリオンが吸収します!」


ストライプATK4200→2100

リベリオンATK2500→4600


丸尾「キェエエイッ! これで幕引きにしましょう!!」


丸尾「バトル! リベリオンで攻撃!」



丸尾
手札□
LP700
[ ] F
[ ] [ ] [リベリオン] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

山田
手札0
LP900
[ ] F
[ ] [ ] [ストライプ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


山田「伏せカードを発動だじょ! モンスターBOX!」

丸尾「モンスターBOX! 良いですねぇ……面白くなって来ましたよ!」


丸尾「ズバリ! コイントスが成功すれば、あなたの勝ち! 失敗すれば、わたくしの勝ち!」


丸尾「ズバリ! 最後のターンにふさわしいでしょう!」


丸尾「さぁ、山田くん……表か、裏か…当ててください」

山田「……裏…いや、表が出るじょ!」


山田「来い!!」ピィーン


丸尾「ズバリ! 裏よ来い!」

ィーン…ィーン……ーン



…パシ!

山田「……」


丸尾「どっちですか…」

山田「……おいらの」





【表】


山田「…勝ちだ!!」


リベリオンATK4600→0


丸尾「そうですか……」


ストライプATK2100vsリベリオンATK0


丸尾「わたくしの負けですか…」


リベリオン 破壊!


丸尾「山田くん…ズバリ! 楽しかったでしょう!」LP700→0










山田「……丸尾くん、約束だよね。ボスについて話てもらえるかな」

丸尾「えぇ、約束でしたからね。話しますよ」

丸尾「ズバリ! ボスは…」


『……』


丸尾「!」

山田「?……○○? なんでここに」

『……』

丸尾「あぁ… ぁぁ……」


山田「丸尾くん! どうしたんだい!」

丸尾「ボ…ボボ」

山田「ボ?」


丸尾「ボス!」


山田「!…なんだって」

『……』

山田「そうか…お前がボスか」

山田「なんでこんな事をしだした!!」

『……』

山田「言わないつもりか! だったら…」

【Duel Disk standby!】ガシャン!


山田「おいらと闘え!」


『……』

【Duel Disk standby!】ガシャン!


山田「デュエル!」『デュエル! 』










まる子「……はぁ、みんな遅いね」

花輪「何かあったのかな?」

まる子「うーん…心配だね」


みぎわ「花輪くぅ〜〜ん!!」


まる子「うわぁ!」

花輪「みぎわさん…」


みぎわ「待ったかしらぁ?」

花輪「いや、そんなに待ってないよベイビー」

みぎわ「あら……花輪くんと、さくらさんしかいないのね…」

まる子「うん、少し遅いよね」

みぎわ「不安ね…」

花輪「……あと少し待っていようか」

まる子「そうだね」

みぎわ「そうね……あと十分ぐらいは待ちましょうか」










山田「ぁあ……みんなに…し、知らせなきゃ」


山田「犯人を…ボスを……もう一人の内通者を……」

山田「……アハ……ハハ…おいらが 消えてく」


山田「みんな……ごめんよ…おいら勝てなかった」


山田「……アハハ…ハハ…みん……な」



第十七話 完

次回予告


ついに本拠地に乗り込んだあたし達

すると、たまちゃんが行く手をさえぎって来た!


たまちゃん…あの時のリベンジをしてやるよ


さて、次回のちびまる子ちゃんは


『まる子のリベンジ』


の一本だよ、お楽しみにね

次回の投下は未定。多分、遅くなると思う…

第十八話『まる子のリベンジ』



まる子「山田達、来なかったね」

花輪「……」

みぎわ「しょうがないわ、私達だけで先に行きましょう!」

まる子「……しょうがないね」

花輪「うん…」

みぎわ「行くわよ!」

みぎわ「あっ! その前に…」

みぎわ「えーと…紙とペン…あった! よし」


みぎわ「……」カキカキ

まる子「?」

みぎわ「出来たわ!」

花輪「?……メモだね」

みぎわ「これを、ここに置いとくわ」

まる子「あぁ! 書き置きだね!」

みぎわ「その通りよ。これで遅れて来た二人に私達がさきに行ってる事を知らせるわ」


みぎわ「よし…それじゃあ改めて。行くわよ」

花輪「行こう!」

まる子「はぁ…緊張してきた」


みぎわ「出来る限り静かに、ゆっくり、落ち着いて進むわよ」


まる子「おー!」

花輪「了解」

みぎわ「ちゃんと、ついて来てよ!!」


みぎわ「うおぉぉ〜!! 校門まで突撃イィィイ!!!」タッタッタッ!


『ヌォォォォオ!!』タッタッタッ!


タッタッタッ……

まる子「あんたね…静かにって言ってたじゃん…」タッタッ

花輪「ハハ…」タッタッ











キートン『校舎内』


みぎわ「ゼェゼェ…つ、ついたわね」

まる子「……うん」

花輪「そうだね…」

みぎわ「ふゼェ…二人とも……こっからはゼェゼェ……」

花輪「みぎわさん、落ち着いて。深呼吸しようか」


みぎわ「すぅぅ……はぁ〜」

みぎわ「すぅぅ……はぁ〜」


まる子「……落ち着いた?」

みぎわ「はぁ…えぇ、ある程度は」


花輪「みぎわくん、さっき何て言おうとしていたのか…話してくれないかな?」

みぎわ「はぁ〜い! 花輪くん! 聞いて聞いて///」

花輪「う…うん、ちゃんと聞くよ」


みぎわ「あのねえぇ〜/// こっからはバラバラにボスを捜しましょう///」


まる子「えぇ! また何でさ?」

みぎわ「手っ取り早くボスを探すため。それと、大幅な足止めを避けるためね」

まる子「……あぁ、なるほど」

みぎわ「二人とも、バラバラに動いても良いかしら?」


花輪「僕は賛成。固まって動くよりは効率が良いからね」

まる子「……」

みぎわ「さくらさんは、どうかしら?」

まる子「じゃあ…あたしも賛成で」

みぎわ「それじゃあ、花輪くんは体育館を、さくらさんは南の棟を、私は北の棟に行きましょう」

花輪「了解だよベイビー! みんな、健闘を祈る」

まる子「えぇーと…あたしが南だね。分かった!」










まる子「うーん……あの時は『分かったって』言ったけど…」

まる子「やっぱり、固まって動いた方がよかったのかね…」


まる子「なーんて、思ってたんだけど……」


たまえ「……」


まる子「やっぱり、バラけてよかったよ」

【Duel Disk standby!】ガシャン!

たまえ「……」

【Duel Disk standby!】ガシャン!



まる子「たまちゃん! あの時のリベンジをしてやるよ!!」



まる子「デュエル!」たまえ「デュエル!」

まる子「あたしのターン!」□□□□□

まる子「【スクラップ・ビースト】を召喚!」□□□□■

まる子「【補給部隊】を発動! 一枚伏せて、ターンエンド!」□□■■


まる子
手札□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ビースト] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔


たまえ「私のターン!」□□□□□+□

たまえ「【センジュ・ゴッド】を召喚!」□□□□□■


【センジュ・ゴッド】
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1400/守1000
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、
自分のデッキから儀式モンスター1体を手札に加える事ができる。


たまえ「デッキから、【クラウソラスの影霊衣】を手札に加えるよ」□□□□□+□

たまえ「そして、【クラウソラスの影霊衣】の効果を発動!」□□□□□■


【クラウソラスの影霊衣】
儀式・効果モンスター
星3/水属性/戦士族/攻1200/守2300
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「クラウソラスの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「影霊衣」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):エクストラデッキから特殊召喚された、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力は0になり、効果は無効化される。
この効果は相手ターンでも発動できる。


たまえ「デッキから、【影霊衣の万華鏡】を手札に加えるよ」□□□□□+□


たまえ「そして、【影霊衣の万華鏡】を発動!」□□□□□■


【影霊衣の万華鏡】
儀式魔法
「影霊衣」儀式モンスターの降臨に必要。
「影霊衣の万華鏡」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):儀式召喚するモンスターと同じレベルになるように、
自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリース、
またはエクストラデッキのモンスター1体を墓地へ送り、
手札から「影霊衣」儀式モンスターを任意の数だけ儀式召喚する。
(2):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分の墓地からこのカードと「影霊衣」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「影霊衣」魔法カード1枚を手札に加える。


たまえ「エクストラの【虹色の宣告者】をリリース!」


たまえ「古の力を取り込み、新たな力を呼び覚ませ!」

たまえ「解き放つ! 悪魔の絶望!」



  「儀式召喚!」



たまえ「【ユニコールの影霊衣】!」□□□□■


【ユニコールの影霊衣】
儀式・効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻2300/守1000
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「ユニコールの影霊衣」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、「ユニコールの影霊衣」以外の
自分の墓地の「影霊衣」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、エクストラデッキから特殊召喚された
フィールドの表側表示モンスターの効果は無効化される。


たまえ「リリースされた【虹色の宣告者】の効果を発動!」


【虹色の宣告者】
シンクロ・効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻 600/守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いの手札・デッキから墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。
(2):モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、
このカードをリリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。


たまえ「【ブリューナクの影霊衣】を手札に加えるよ」□□□□+□

たまえ「そして、【ブリューナクの影霊衣】の効果を発動!」□□□□■


【ブリューナクの影霊衣】
儀式・効果モンスター
星6/水属性/戦士族/攻2300/守1400
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
「ブリューナクの影霊衣」以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「ブリューナクの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「ブリューナクの影霊衣」以外の
「影霊衣」モンスター1体を手札に加える。
(2):エクストラデッキから特殊召喚された、
フィールドのモンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主のデッキに戻す。


たまえ「【影霊衣の術師 シュリット】を手札に加えるね」□□□□+□


たまえ「バトル! ユニコールで攻撃!」


たまえ
手札□□□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ユニコール] [センジュ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

まる子
手札□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ビースト] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔


まる子「待った! 伏せカードの【スクラップ・スコール】を発動!」

まる子「スクラップ・キマイラを墓地に送り、ドロー!」□□+□

まる子「その後、ビーストを破壊するよ」


ビースト 破壊!


補給部隊【1】→ビースト【2】


まる子「そして、ビーストの効果を発動! 墓地のキマイラを手札に加える!」□□□+□

まる子「補給部隊でドロー!」□□□□+□

たまえ「それじゃあ、ユニコールでダイレクトアタック!」


ユニコールATK2300 ダイレクト!


まる子「ぐわぁ!」LP8000→5700

たまえ「センジュで攻撃!」


センジュATK1400 ダイレクト!


まる子「いてぇ!!」LP5700→4300

たまえ「ターンエンド」


まる子「痛た……あたしのターン」□□□□□+□

まる子「【スクラップ・キマイラ】を召喚!」□□□□□■

【スクラップ・キマイラ】
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1700/守 500
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついた
チューナー1体を選択して特殊召喚する事ができる。
このカードをシンクロ素材とする場合、
「スクラップ」と名のついたモンスターのシンクロ召喚にしか使用できず、
他のシンクロ素材モンスターは全て
「スクラップ」と名のついたモンスターでなければならない。


ビースト 蘇生!


まる子「キマイラにビーストをチューニング!」

☆☆☆☆+☆☆☆☆

まる子「赤錆の山より、翼を広げて、今! 飛びたて!」



  「シンクロ召喚!」



まる子「【スクラップ・ドラゴン】!」

まる子(ユニコールの効果で、スクラップ・ドラゴンの効果が使えないから……)


まる子「バトル! スクラップ・ドラゴンでユニコールに攻撃!」


まる子
手札□□□□□
LP4300
[ ] F
[ ] [ ] [スクドラ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [補給] [ ] 魔

たまえ
手札□□□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ユニコール] [センジュ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


たまえ「墓地のクラウソラスを除外して、手札の【ヴァルキュルスの影霊衣】の効果を発動!」□□□□■



【ヴァルキュルスの影霊衣】
儀式・効果モンスター
星8/水属性/魔法使い族/攻2900/守1700
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
レベル8以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「ヴァルキュルスの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に自分の墓地の「影霊衣」カード1枚を除外し、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その攻撃を無効にし、その後バトルフェイズを終了する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスターを2体までリリースし、
リリースした数だけ自分はデッキからドローする。



たまえ「バトルフェイズを終わらせるよ」


バトルフェイズ強制終了!


まる子「メイン2」

まる子「手札から、【スクラップ・オルトロス】を特殊召喚!」□□□□■


【スクラップ・オルトロス】
チューナー(効果モンスター)
星4/地属性/獣族/攻1700/守1100
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に「スクラップ」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚に成功した時、自分フィールド上に表側表示で存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して破壊する。
このカードが「スクラップ」と名のついたカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
「スクラップ・オルトロス」以外の自分の墓地に存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。


まる子「オルトロスを破壊する!」


オルトロス 自爆!


まる子「そして、補給部隊、オルトロスの効果を発動!」


補給部隊【1】→オルトロス【2】


まる子「オルトロスで、キマイラを手札に加える」□□□□+□

まる子「補給部隊でドロー!」□□□□□+□

まる子「一枚伏せて、ターンエンド!」□□□□□■

まる子
手札□□□□□
LP4300
[ ] F
[ ] [ ] [スクドラ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔


たまえ「私のターン」□□□□+□

たまえ「【マンジュ・ゴッド】を召喚! 【影霊衣の反魂術】を手札に加えるよ」□□□□■+□

たまえ「【影霊衣の反魂術】を発動!」□□□□■


【影霊衣の反魂術】
儀式魔法
「影霊衣」儀式モンスターの降臨に必要。
「影霊衣の反魂術」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、
自分の手札・墓地から「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
(2):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分の墓地からこのカードと「影霊衣」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「影霊衣」魔法カード1枚を手札に加える。



たまえ「手札の【影霊衣の術師 シュリット】をリリース! そして、シュリットの効果を発動!」□□□■


【影霊衣の術師 シュリット】
効果モンスター
星3/水属性/戦士族/攻 300/守1800
「影霊衣の術士 シュリット」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する場合、
このカード1枚で儀式召喚に必要なレベル分のリリースとして使用できる。
(2):このカードが効果でリリースされた場合に発動できる。
デッキから戦士族の「影霊衣」儀式モンスター1体を手札に加える。


たまえ「古の力を取り込み、新たな力を呼び覚ませ!」

たまえ「傾く! 悪魔のささやきに!」



  「儀式召喚!」



たまえ「【ヴァルキュルスの影霊衣】!」

たまえ「リリースされた、シュリットの効果を発動! 【トリシューラの影霊衣】を手札に加えるね」□□□+□


たまえ「次は、マンジュとセンジュでオーバーレイネットワークを構築!」

たまえ「這いよる混沌、忍び寄る狂気」

たまえ「大衆を惑わす、外道現る」



  「エクシーズ召喚!」



たまえ「【外神ナイアルラ】!」


【外神ナイアルラ】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/悪魔族/攻 0/守2600
レベル4モンスター×2
(1):このカードがX召喚に成功した時、手札を任意の枚数捨てて発動できる。
このカードのランクは、捨てた枚数分だけ上がる。
(2):1ターンに1度、このカードがX素材を持っている場合に
自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードのX素材を全て取り除き、
対象のモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
このカードの種族・属性は、この効果でX素材としたモンスターの元々の種族・属性と同じになる。



たまえ「ナイアルラの効果を発動」


ナイアルラ(2)→(0)


たまえ「墓地の虹色の宣告者をオーバーレイユニットにするよ」


ナイアルラ(0)→(1)


たまえ「ヴァルキュルスの効果を発動! ナイアルラをリリースして、ドロー!」□□□□+□

たまえ「そして墓地に送られた、虹色の宣告者の効果でデッキから万華鏡を手札に加えるよ」□□□□□+□

たまえ「バトル! ヴァルキュルスで攻撃!」


たまえ
手札□□□□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ヴァルキュルス] [ユニコール] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

まる子
手札□□□□□
LP4300
[ ] F
[ ] [ ] [スクドラ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔


スクラップ・ドラゴンATK2800vsヴァルキュルス→ドラゴン 破壊!


まる子「補給部隊とスクラップ・ドラゴンの効果を発動だよ!」LP4300→4200


補給部隊【1】→ドラゴン【2】


まる子「スクラップ・ドラゴンで、ビーストを特殊召喚!」


ビースト 復活!


まる子「補給部隊でドロー!」□□□□□+□


たまえ「それじゃあ、メイン2」

たまえ「万華鏡を発動」□□□□□■


神樹の守護獣-牙王→墓地



たまえ「古の力を取り込み、新たな力を呼び覚ませ!」

たまえ「研ぎ澄ます! 氷の刃!」



  「儀式召喚!」


たまえ「【トリシューラの影霊衣】!」□□□□■


【トリシューラの影霊衣】
儀式・効果モンスター
星9/水属性/戦士族/攻2700/守2000
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
レベル9以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「トリシューラの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「影霊衣」モンスターが効果の対象になった時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その発動を無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが儀式召喚に成功した時に発動できる。
相手の手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚選び、その3枚を除外する。


たまえ「トリシューラの効果を発動! 手札、墓地、場のカードを除外するよ」


場:スクラップ・ビースト
墓地:スクラップ・オルトロス
手札:貪欲な壺


まる子「はぁ〜……そのまんま、トリシューラだね…恐ろしいよ」□□□□□■

たまえ「一枚伏せて、ターンエンド」□□□■


たまえ
手札□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ヴァル] [トリシュ] [ユニ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□□□□□+□

まる子(マズイね……ファクトリーが引けないし、チューナーが全部除外されちゃったし…ピンチだね)

まる子「引いたのはこれか……」

まる子(お姉ちゃんがくれたカード……今は、使えなくは無いけど…うーん)

まる子(伏せカードで耐えようかな…)

まる子「ターンエンド…」


まる子
手札□□□□□□
LP4200
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


たまえ「私のターン」□□□+□

たまえ「【儀式の準備】を発動」□□□■


【儀式の準備】
通常魔法
(1):デッキからレベル7以下の儀式モンスター1体を手札に加える。
その後、自分の墓地の儀式魔法カード1枚を選んで手札に加える事ができる。


たまえ「ブリューナクを手札に加えて、そのあと墓地の万華鏡を手札に加えるよ」□□□+□□

たまえ「ブリューナクを捨てて、【ディサイシブの影霊衣】を手札に加えるよ」□□□□■+□

たまえ「次に万華鏡を発動」□□□■■


シューティング・クエーサー・ドラゴン→墓地



たまえ「古の力を取り込み、新たな力を呼び覚ませ!」

たまえ「撃ち放つ! 正義の心!」



  「儀式召喚!」



たまえ「【ディサイシブの影霊衣】!」


【ディサイシブの影霊衣】
儀式・効果モンスター
星10/水属性/ドラゴン族/攻3300/守2300
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
レベル10以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「ディサイシブの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、
自分フィールドの「影霊衣」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで1000アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):相手フィールドにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、除外する。


たまえ「ディサイシブの効果を発動! まるちゃんの伏せカードを破壊するよ」


まる子「チェーン! 伏せカードを発動! 【スケープ・ゴート】!」


【スケープ・ゴート】
速攻魔法
このカードを発動するターン、自分は召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分フィールド上に「羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)
4体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。


ディサイシブ【1】→スケープゴート【2】


まる子「スケープゴートで、あたしの場にトークンを特殊召喚!」


羊トークンDEF0 ×4


たまえ「ディサイシブは不発だね」


たまえ(まるちゃんの手札は6枚……引かせる訳にはいかないか…)

たまえ(でも……モンスターを残すわけにはいかないし…)


たまえ「……」

たまえ「……バトル! その邪魔なトークンを攻撃!」


たまえ
手札□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ヴァル] [トリシュ] [ディサイ] [ユニ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔

まる子
手札□□□□□□
LP4200
[ ] F
[ ] [トークン] [トークン] [トークン] [トークン] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔



トークン×4 破壊!


まる子「補給部隊でドローするよ」□□□□□□+□

たまえ「ターンエンド」


たまえ
手札□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ヴァル] [トリシュ] [ディサイ] [ユニ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□□□□□□□+□


まる子(来た!!)


まる子「【テラ・フォーミング】! を発動! 【スクラップ・ファクトリー】を手札に加える!」□□□□□□■+□

たまえ「あぁ…来ちゃったね」


まる子「お姉ちゃん、使わせてもらうよ!」

まる子「【H・C 強襲のハルベルト】を特殊召喚!」□□□□□□■


【H・C 強襲のハルベルト】
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守 200
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
デッキから「ヒロイック」カード1枚を手札に加える。


たまえ「!……新しいカードだね」

まる子「お姉ちゃんが気前良く、くれたんだよ」


まる子「そして、【スクラップ・シャーク】を召喚!」□□□□□■

まる子「ファクトリーを発動!」□□□□■

まる子「そんでシャークが自壊するよ」


シャーク 破壊!


まる子「補給部隊が発動! チェーンして、シャークの効果を発動! シャークにチェーンして、ファクトリーを発動!」


補給部隊【1】→シャーク【2】→ファクトリー【3】


まる子「ファクトリーで【スクラップ・ゴーレム】を特殊召喚!」


デッキ→ゴーレム


まる子「シャークでビーストを墓地に送るよ」


ビースト→墓地


まる子「補給部隊でドロー!」□□□□+□

まる子「ゴーレムの効果を発動! 墓地のビーストを特殊召喚!」

まる子「ハルベルトにビーストをチューニング!」

☆☆☆☆+☆☆☆☆



  「シンクロ召喚!」



まる子「【スクラップ・ドラゴン】!」


まる子「バトル!」


まる子
手札□□□□□
LP4200
[ファクトリー] F
[ ] [ ] [スクドラ] [ゴーレム] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [補給] [ ] 魔


たまえ
手札□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ヴァル] [トリシュ] [ディサイ] [ユニ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


ユニコールATK2300vsゴーレムATK2500→ユニコール 破壊!


たまえ「クッ!」LP8000→7800


ヴァルキュルスATK2900vsスクラップ・ドラゴンATK3000→ヴァルキュルス 破壊!


たまえ「痛ッ!」LP7800→7700

まる子「メイン2!」

まる子「スクラップ・ドラゴンの効果を発動! ディサイシブを破壊するよ!」


ゴーレム 破壊!
ディサイシブ 破壊!


まる子「一枚伏せて、ターンエンド!」□□□□■

まる子
手札□□□□
LP4200
[ファクトリー] F
[ ] [ ] [スクドラ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔


たまえ「やってくれたね…私のターン」□□□+□

たまえ「……伏せカードを発動。【儀水鏡の反魂術】」


【儀水鏡の反魂術】
通常罠
自分フィールド上の水属性モンスター1体を選択してデッキに戻し、
自分の墓地に存在する水属性モンスター2体を選択して手札に加える。


たまえ「トリシューラをデッキに戻して、墓地のブリューナクとヴァルキュルスを手札に加えるよ」□□□□+□□

たまえ「これで、私の場がすっからかんになったね」

まる子「マズイね…」

たまえ「手札のブリューナクを捨てて、トリシューラを手札に!」□□□□□■+□

たまえ「墓地の反魂術の効果を発動! このカードとブリューナクを除外して、デッキから万華鏡を手札に加える!」□□□□□□+□

たまえ「さらに墓地の万華鏡の効果を発動! このカードとユニコールを除外して、【影霊衣の降魔鏡】を手札に!」□□□□□□□+□


たまえ「【影霊衣の降魔鏡】を発動!」□□□□□□□■


【影霊衣の降魔鏡】
儀式魔法
「影霊衣」儀式モンスターの降臨に必要。
「影霊衣の降魔鏡」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、
またはリリースの代わりに自分の墓地の「影霊衣」モンスターを除外し、
手札から「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
(2):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分の墓地からこのカードと「影霊衣」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「影霊衣」魔法カード1枚を手札に加える。


たまえ「墓地のシュリットを除外!」

たまえ「儀式召喚! 来い、トリシューラ!」□□□□□□■

たまえ「トリシューラの効果を発動! チューナーも、ファクトリーも除外してあげるよ!」

まる子「チェーン! 伏せカードを発動! 【リビングデッドの呼び声】!」


トリシューラ【1】→リビデ【2】


まる子「リビングデッドで、ビーストを特殊召喚!」


ビースト 復活!


たまえ「……」

たまえ(どうしよう…展開を潰すために、ファクトリーを除外したいのは山々だけど……)


【スクラップ・ビースト】: チューナー


たまえ(チューナーを残したくは無い…)

たまえ「……しょうがない…場のビースト、墓地のゴーレム、そして手札を除外するよ」


場:ビースト
墓地:ゴーレム
手札:大嵐
→除外


まる子「よし! ファクトリーは守った!」□□□■

たまえ「カードをセットして、ターンエンド!」□□□□□■

たまえ
手札□□□□□
LP7700
[ ] F
[ ] [ ] [トリシュ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□□□+□

まる子「手札からスクラップ・オルトロスを特殊召喚!」□□□■


たまえ(ビーストを除外したのは失敗だったかな?)


まる子「オルトロスを破壊するよ!」


オルトロス 自爆!


まる子「そして、補給部隊、オルトロス、ファクトリーを発動!」


補給部隊【1】→オルトロス【2】→ファクトリー【3】


まる子「ファクトリーで、デッキから【スクラップ・ゴブリン】を特殊召喚!」


デッキ→ゴブリン


まる子「オルトロスで墓地のスクラップを手札に加えるよ。シャークを回収!」□□□+□

まる子「補給部隊でドロー!」□□□□+□


まる子「ゴブリンをリリース! アドバンス召喚! スクラップ・ゴーレム!」□□□□■


まる子「ゴーレムの効果を発動! 墓地のゴブリンをたまちゃんの場に特殊召喚!」


ゴブリン→たまえ


まる子「そして、【死者蘇生】を発動! オルトロスを特殊召喚!」□□□■


オルトロス 蘇生!


まる子「ゴブリンをサンドバックに! バトル!」


まる子
手札□□□
LP4200
[ファクトリー] F
[ ] [オルトロス] [スクドラ] [ゴーレム] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [リビデ] [補給] [ ] 魔

たまえ
手札□□□□□
LP7700
[ ] F
[ ] [ ] [トリシュ] [ゴブリン] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


まる子「どうする? ヴァルキュルスは使う?」

たまえ「……使わないよ! ライフで受ける!」


ゴブリンATK200vsゴーレムATK2500→ゴブリン 破壊されず!


たまえ「っ!…」LP7700→5400

まる子「スクラップ・ドラゴンで攻撃!」


ゴブリンATK200vsドラゴンATK3000→ゴブリン 破壊されず!


たまえ「ぅぅ…くっ!」LP5400→2600

まる子「オルトロスで攻撃!」


ゴブリンATK200vsオルトロスATK1900→ゴブリン 破壊されず!


たまえ「キャァ!!」LP2600→900


まる子「メイン2!」


まる子「ゴーレムにオルトロスをチューニング!」

☆☆☆☆☆+☆☆☆☆

まる子「赤錆の山より、翼を広げて、今! 薙ぎ払え!」



  「シンクロ召喚!」


まる子「【スクラップ・ツイン・ドラゴン】!」

まる子「次に、スクラップ・ドラゴンの効果を発動! ゴブリンを破壊するよ!」


まる子(ゴブリンを破壊して、墓地のオルトロスを回収……相手に大ダメージを与えつつ自分は手札を増やせる…完璧だね!)


たまえ「チェーン! 伏せカードを発動! 【月の書】!」

まる子「げぇ!」


スクドラ【1】→月の書【2】


たまえ「月の書で、スクラップ・ドラゴンを裏守備にするよ!」


スクラップ・ドラゴン→裏守備


まる子「スクラップ・ドラゴンの効果は不発…」

まる子「まあ、 気にしない! スクラップ・ドラゴンを反転召喚!」


まる子「一枚伏せて、ターンエンド!」□□■


まる子(トリシューラは戻しても意味無いし。ツインの効果を使わなくても良いよね)


まる子
手札□□
LP4200
[ファクトリー] F
[ ] [ ] [スクドラ] [ツイン] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [?] [リビデ] [補給] [ ] 魔


たまえ「私のターン!」□□□□□+□

たまえ「……降魔鏡を発動」□□□□□■


ディサイシブ→除外!


たまえ「儀式召喚! ヴァルキュルス!」□□□□■

たまえ「ヴァルキュルスの効果を発動! トリシューラ とゴブリンをリリースして、ドローするよ…」



たまえ「……ふん!」


………パァァァァアア!!


まる子「……たまちゃん…あんた…」


たまえ「凄いでしょう?」

まる子「……」

たまえ「ボスが私達にくれた特別な力!」


たまえ「そして……」



まる子「……」


たまえ「まるちゃんを消す聖なる光だよ!」


たまえ「シャイニング……」



  「ドロォォォオ!」



□□□□+□□


たまえ「万華鏡を発動!」□□□□□■


シューティング・クェーサー・ドラゴン→墓地


たまえ「儀式召喚! ブリューナクとクラウソラス!」□□□■■

まる子「ブリューナクの効果は使わせやしないよ! 伏せカードを発動! 【激流葬】!」


モンスター 一掃!!


まる子「補給部隊、ファクトリーの効果を発動!」


補給部隊【1】→ファクトリー【2】


まる子「ファクトリーで、ゴーレムを特殊召喚!」

まる子「補給部隊でドロー!」□□+□


たまえ「モンスターが一掃された……これで、この墓地のカードが使えるよ」

たまえ「墓地の万華鏡の効果を発動! このカードとヴァルキュルスを除外して、反魂術を手札に加えるね」□□□+□

たまえ「もういっちょ! 墓地のもう一枚の万華鏡を発動! クラウソラスを除外して、降魔鏡を手札に!」□□□□+□

たまえ「反魂術を発動!」□□□□■

たまえ「手札のシュリットをリリース!」□□□■


たまえ「古の力を取り込み、新たな力を呼び覚ませ!」

たまえ「研ぎ澄ます! 氷の刃!」



  「儀式召喚!」


たまえ「【トリシューラの影霊衣】!」□□■


たまえ「トリシューラの効果を発動!」


場:ゴーレム
墓地:オルトロス
手札:キマイラ
→除外!


まる子「シュリットがリリースされた……って事は」□□■

たまえ「シュリットでデッキからトリシューラを手札に!」□□+□


たまえ「降魔鏡を発動!」□□■

たまえ「墓地のシュリットを除外!」

たまえ「儀式召喚! トリシューラ!」□■


たまえ「トリシューラの効果を発動!」


場:ファクトリー
墓地:ゴブリン
手札:シャーク


たまえ「バトル! 二体で攻撃!」



たまえ
手札□
LP900
[ ] F
[ ] [ ] [トリシュ] [トリシュ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


まる子
手札□
LP4200
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [リビデ] [補給] [ ] 魔


まる子「手札から! 【バトル・フェーダー】を特殊召喚! そして、バトルフェイズを終わらせるよ!」■


バトルフェイズ 強制終了!


たまえ「くっ……メイン2」

たまえ「儀式の準備を発動…ブリューナクを手札に加える。そして、墓地の万華鏡を手札に…」■+□□

たまえ「ブリューナクの効果を発動。ヴァルキュルスを手札に」□■+□

たまえ「……ターンエンド」

たまえ
手札□□
LP900
[ ] F
[ ] [ ] [トリシュ] [トリシュ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」0+□

まる子「よし! 墓地 地 五体!」


【スクラップ・ドラゴン】
【H・C 強襲のハルベルト】
【スクラップ・ドラゴン】
【スクラップ・ゴーレム】
【スクラップ・ツイン・ドラゴン】


まる子「現れろ、【地霊神グランソイル】!」■

まる子「グランソイルの効果を発動! 墓地のスクラップ・ドラゴンを特殊召喚!」


スクラップ・ドラゴン 復活!


まる子「スクラップ・ドラゴンの効果を発動! バトルフェーダーとトリシューラを破壊するよ!」


バトルフェーダー 破壊!
トリシューラ 破壊!


たまえ「………」

まる子「補給部隊でドロー!」0+□

まる子「バトル! 二体で攻撃!」

たまえ「させない! 手札のヴァルキュルスの効果を発動!」□■


トリシューラ→除外!


バトルフェイズ 強制終了!


まる子「一枚伏せて、ターンエンド!」■

まる子
手札0
LP4200
[ ] F
[ ] [ ] [スクドラ] [グランソイル] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [?] [リビデ] [補給] [ ] 魔


たまえ「……私のターン!」□+□

たまえ「よし! 【儀式の準備】を発動! ブリューナクと反魂術を手札に!」□■+□□

たまえ「ブリューナクの効果を発動! ディサイシブを手札に!」□□■+□

たまえ「反魂術を発動! ディサイシブをリリース!」□■■

たまえ「儀式召喚! ヴァルキュルス!」

たまえ「ヴァルキュルスの効果を発動! トリシューラをリリースして、ドロー!」□+□


たまえ「バトル! ヴァルキュルスで攻撃!」


たまえ
手札□□
LP900
[ ] F
[ ] [ ] [ヴァルキュルス] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

まる子
手札0
LP4200
[ ] F
[ ] [ ] [スクドラ] [グランソイル] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [?] [リビデ] [補給] [ ] 魔


グランソイルATK2800vsヴァルキュルスATK2900→グランソイル 破壊!


まる子「グランソイルが!」LP4200→4100

たまえ「これで次のターン、バトルフェイズを行えないね」

まる子「……補給部隊でドロー!」0+□

たまえ「ターンエンド!」


まる子「あたしのターン!」□+□

まる子(うわぁコング…いらないの引いちゃった……)

まる子「二枚目の補給部隊を発動!」□■

まる子「……スクラップ・コングを召喚。自壊するよ」■


コング 自爆!


まる子「二枚の補給部隊を発動!」


補給部隊【1】→補給部隊【2】


まる子「ドロー!」0+□□

まる子「スクラップ・ドラゴンの効果を発動!」


ヴァルキュルス 破壊!
リビングデッド 破壊!


まる子「一枚伏せて、ターンエンド」□■

まる子
手札□
LP4200
[ ] F
[ ] [ ] [スクドラ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [?] [?] [補給] [補給] 魔


たまえ「私のターン!」□□+□

たまえ「センジュを召喚! ユニコールを手札に!」□□■+□

たまえ「そして、万華鏡を発動!」□□■


アーカナイト・マジシャン→墓地


たまえ「儀式召喚! ユニコール!」□■



たまえ「次に……【ミラクルシンクロフュージョン】を発動!」■


まる子「来るのかね……」


たまえ「墓地のアーカナイトとヴァルキュルスを除外!」


たまえ「破魔の力が、私を後押しし、勝利の道へと進ませる!」


墓地【アーカナイト】【ヴァルキュルス】→除外!




  「融合召喚!!」



たまえ「【覇魔導士アーカナイト・マジシャン】!!」


【覇魔導士アーカナイト・マジシャン】
融合・効果モンスター
星10/光属性/魔法使い族/攻1400/守2800
魔法使い族シンクロモンスター+魔法使い族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
このカードが融合召喚に成功した時、このカードに魔力カウンターを2つ置く。
このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、
このカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
1ターンに1度、自分フィールド上に存在する魔力カウンターを1つ取り除く事で、
以下の効果を発動する事ができる。
●フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
●自分のデッキからカードを1枚ドローする。


魔力カウンター(0)→(2)

ATK1400→3400


たまえ「アーカナイトの効果を発動! まるちゃんのスクラップ・ドラゴンを破壊するよ!」


アーカナイト(2)→(1)

ATK3400→2400


スクラップ・ドラゴン 破壊!


まる子「くっ……補給部隊とスクラップ・ドラゴンの効果を発動!」


補給部隊【1】→補給部隊【2】→スクラップ・ドラゴン【3】


まる子「スクラップ・ドラゴンで、墓地のゴーレムを特殊召喚!」


ゴーレム 復活!


まる子「二枚の補給部隊でドロー!」□+□□

たまえ「構わないよ! バトル!」


たまえ
手札0
LP900
[ ] F
[ ] [センジュ] [アーカナイト] [ユニコール] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

まる子
手札□□□
LP4200
[ ] F
[ ] [ ] [ゴーレム] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [?] [?] [補給] [補給] 魔



ゴーレムDEF1400vsユニコールATK2300→ゴーレム 破壊!


たまえ「センジュで攻撃!」


センジュATK1400 ダイレクト!


まる子「うわぁぁ!!」LP4200→2800


たまえ「アーカナイトで攻撃!」


アーカナイトATK2400 ダイレクト!


まる子「……っ!」LP2800→400


たまえ「メイン2!!」

たまえ「ユニコールとセンジュでオーバーレイネットワークを構築!」

たまえ「エクシーズ召喚! 撃ち抜け、【ガガガガンマン】! 守備表示で出すよ」


【ガガガガンマン】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/戦士族/攻1500/守2400
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードの表示形式によって以下の効果を適用する。
●攻撃表示:このターン、このカードが
相手モンスターを攻撃するダメージステップの間、
このカードの攻撃力は1000ポイントアップし、
その相手モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。
●守備表示:相手ライフに800ポイントダメージを与える。


たまえ「ガンマンの効果を発動! 800のダメージを与えるね」


ガンマン(2)→(1)


たまえ「吹き飛べ!」

まる子「チェーン、伏せカードを発動! 【禁じられた聖杯】!」


ガンマン【1】→聖杯【2】


まる子「よし! これで、ガンマンの効果が無効になった…」

たまえ「……ターンエンド」


たまえ
手札0
LP900
[ ] F
[ ] [ガンマン] [アーカナイト] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□□□+□

まる子「……伏せカードを発動! 【ミラクルシンクロフュージョン】!」

たまえ「あぁ…伏せはそれか……」


────────

まる子(たまちゃんの手札は無い……フィールドはあの二体のモンスターだけ…エクィテスを出したら)




まる子(あたしの勝ち…)

────────


まる子「は…波動があたしを後押しし、勝利の道へと進ませる……」


墓地【スクラップ・ドラゴン】【H・C強襲のハルベルト】→除外


────────

まる子(やるっきゃ無いじゃん…)

────────


まる子「友を打ち砕く力をおくれ!!」




  「融合召喚!!」



まる子「【波動竜騎士ドラゴエクィテス】」


【波動竜騎士ドラゴエクィテス】
融合・効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3200/守2000
ドラゴン族シンクロモンスター+戦士族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、墓地に存在するドラゴン族のシンクロモンスター1体をゲームから除外し、
エンドフェイズ時までそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る事ができる。
また、このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、
相手のカードの効果によって発生する自分への効果ダメージは代わりに相手が受ける。


まる子「エクィテスの効果を発動! 墓地のシンクロ ドラゴンの効果と名前を得る!」


スクラップ・ツイン・ドラゴン→除外


まる子「ツインになった、エクィテスの効果を発動!」


補給部隊 破壊!

アーカナイト、ガンマン→エクストラへ


まる子「バトル!」


まる子
手札□□□□
LP400
[ ] F
[ ] [ ] [エクィテス] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [補給] [ ] 魔

たまえ
手札0
LP900
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


まる子「……」

たまえ「……」



まる子「ド……」



まる子「……ドラゴエクィテスで攻撃ィ!!!」



ドラゴエクィテスATK3200 ダイレクト!


たまえ「あぁ…」


たまえ「……負けちゃった」LP900→0











たまえ「アハハ…まるちゃんは強いね」

まる子「いやだね、ただ運が良かっただけだよ」

たまえ「ふふ…そうかな?」

まる子「そうだよ……次はたまちゃんが勝つと思うよ…」



たまえ「次は…か……」

まる子「……」


たまえ「まるちゃん…次は無さそうだね」

まる子「……」

たまえ「ごめんね」

まる子「……なに言ってんのさ」

たまえ「ほら、まるちゃん。先に行ってボスを倒してよ」

まる子「……」


ダッ!

まる子「……くっ!」

タッタッ‥タッ……タッタッタッ!



たまえ「……まるちゃん…さよなら」


まる子「……」タッタッタッ!



タッタッ‥タッ……

まる子「……」



まる子「……うん!」


タッタッタッ!!


たまえ「……」

たまえ「まるちゃん…」

タッタッタッ…

たまえ「?……足音? いったい誰が…」


まる子「……」タッタッタッ


たまえ「!…まるちゃん!」

たまえ「なんで戻ってきたの?!」

まる子「たまちゃん…ほら、立ちなよ」


パシッ!


たまえ「ち…ちょっと、まるちゃん!」


まる子「ほら、立って立って」

たまえ「ごめん…今、ちょっと力が入んなくて…立てないの」

まる子「えぇー……まったくしょうがないね。あたしにおぶさりなよ」

たまえ「え…」

まる子「ほら、早く」

たまえ「……うん」


ズシ!

まる子「おぉ! 結構重いね」

たまえ「まるちゃんたら…」

まる子「よっと…それじゃあ歩くよ」

たまえ「……」


テクテク



テクテク

まる子「……」

たまえ「……」


まる子「ねぇ……たまちゃん」

たまえ「……」

まる子「あんたのデッキ強かったね」

たまえ「……」

まる子「いやだね、なんか話してよ…」


たまえ「……」

まる子「……」

たまえ「……ねぇ、まるちゃん」

まる子「なに?」


たまえ「なんで私を連れてくの?」


まる子「……」


たまえ「私……もうすぐで消えちゃうんだよ」

まる子「……分かってるよ」

たまえ「まるちゃん…」


──震えている。


まる子「わ…分かってるから……こうしてんじゃん」


──まる子が、震えている。


たまえ「……」


まる子「分かってるからさ……最後ぐらいは楽しく話そうよ…ねぇ、たまちゃん」

たまえ「……」

たまえ「……うん! 話そうよ」

まる子「ふ……ふへへ、そう来なくっちゃ!」

たまえ「それじゃあねぇ……そうだ! このあいだね、お母さんがね……」










──楽しく談笑をする まる子達


まる子「へへへ、面白いね」

たまえ「でしょ、それでね」


──その時間は昔の二人に戻った時間だった


まる子「……」

たまえ「まるちゃん、聞いてる?」

まる子「ん……うん、ちゃんと聞いてるよ」

たまえ「えぇー! 本当に?」

まる子「いやだねぇ、本当に聞いてたよ」

たまえ「何だが違うことを考えているみたいだったけど?」

まる子「だから、そんな事……ないよ」


──いつまでも楽しく話せたら……そう思う、まる子であった




──だが、時間が来てしまった





たまえ「まるちゃん…」

まる子「ん? なあに、たまちゃん」



たまえ「ごめんね」



まる子「……突然なに言ってんのさ」

たまえ「私、まるちゃんに酷いことしちゃった……酷いこと言っちゃった」

まる子「いいよべつに。あたしだって、いつもあんたに迷惑かけていたじゃん。これでおあいこだよ」

たまえ「……」

たまえ「まるちゃん、それからね……」

まる子「今度は何さ?」


たまえ「あのね、まるちゃんが私を引っ張ってくれて嬉しかったよ」

まる子「……」

たまえ「まるちゃん」



   ありがとうね



まる子「たまちゃん……」


──背中の重みが消えてしまった


まる子「ぁぁ……」



まる子「うあぁぁぁぁああ!!」





第十八話 完

次回予告


次回、ちびまる子ちゃんは


『花輪くん、明かされる真実』

『ボス現る!!』


の二本だよお楽しみにね

今日の最強カード


たまえ「今回はなんだろう?」

笹山「今回はこれよ!」


【磁石の戦士マグネット・バルキリオン】


たまえ(思いっきり私的な趣味に走っちゃったね…)

笹山「磁石の戦士を三種類合体させると特殊召喚できるモンスターね」

笹山「合体させて出るモンスターの中では簡単に出せて、さらには蘇生条件を満たせば墓地から特殊召喚が出来る珍しいカードよ」


笹山「岩石族だから【化石岩の発掘】に対応、つまりは除外に強いわ。これは凄い魅力だわ」

たまえ「あぁ、なるほど」





藤木「ねぇ、永沢くん」

永沢「なんだよ」

藤木「笹山さん……僕と一緒にカードの紹介をしてくれなかったんだ…」

永沢「君に魅力とかが無かった…って事だろ。気にするなよ」

藤木「……」



終わり

次回の投下は未定。首を長くして待っていてください

第十九話『花輪くん、明かされる真実』



花輪「やあ、こんばんはベイビー」


はまじ「……」

【Duel Disk standby!】ガシャン!



花輪「おぉっと! せっかちだな…もう少し話をしようよ」

はまじ「うるせえ! とっとと構えやがれ!」

花輪「分かったよ…」

【Duel Disk standby!】ガシャン!



はまじ「デュエル!」花輪「デュエル!」



はまじ「俺の先攻!」□□□□□

はまじ「【サイバー・ヴァリー】を召喚!」□□□□■

はまじ「一枚伏せて、ターンエンドだぜ!」□□□■


はまじ
手札□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [ヴァリー] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


花輪「僕のターン」□□□□□+□

花輪「【歯車街】を発動!」□□□□□■


【歯車街】
フィールド魔法
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターを召喚する場合に
必要なリリースを1体少なくする事ができる。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の手札・デッキ・墓地から
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター1体を選んで特殊召喚できる。


花輪「モンスターとカードをセットしてターンエンド」□□□■■


花輪
手札□□□
LP8000
[歯車] F
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


はまじ「ケッ! そんなフィールドじゃあ、すぐに終わっちまうぜ!」

はまじ「俺のターン、ドロー!」□□□+□

はまじ「【機械複製術】を発動!」□□□■


【機械複製術】
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
攻撃力500以下の機械族モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターと同名モンスターを2体まで自分のデッキから特殊召喚する。


はまじ「デッキから、もう一体サイバー・ヴァリーを特殊召喚!」


デッキ→ヴァリー


花輪「……」


はまじ(伏せカードの発動は無いのか……)


はまじ(モンスターが溜まったら激流葬で一掃するつもりか?)

はまじ(だったら俺の伏せカード、【スターライト・ロード】で何とか出来る…)


はまじ(それとも、【神の警告】とかのカウンター罠だったら……)

はまじ(まあ、カラクリの展開力で次のターン、無理やりにでも突破してやるよ)


はまじ「ヴァリーの効果を発動! 二体のヴァリーを除外して、ドロー!」□□□+□□


【サイバー・ヴァリー】
効果モンスター
星1/光属性/機械族/攻 0/守 0
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードが相手モンスターの攻撃対象に選択された時、
このカードを除外して発動できる。
デッキからカードを1枚ドローし、バトルフェイズを終了する。
●自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードと自分フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択して除外し、その後デッキからカードを2枚ドローする。
●自分のメインフェイズ時に、
自分の墓地のカード1枚を選択して発動できる。
このカードと手札1枚を除外し、その後選択したカードをデッキの一番上に戻す。


はまじ「相手の場にだけモンスターがいる時、【サイバー・ドラゴン】を特殊召喚できるぜ! 来い、サイバードラゴン!」□□□□■


【サイバー・ドラゴン】
効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2100/守1600
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。



はまじ「次はこいつだ! 【カラクリ商人 壱七七】を召喚!」□□□■


【カラクリ商人 壱七七】
効果モンスター
星2/地属性/機械族/攻 500/守1500
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
このカードの表示形式を守備表示にする。
このカードが召喚に成功した時、自分のデッキから「カラクリ」と名のついた
カード1枚を手札に加える。


はまじ「壱七七で、デッキから二体目の壱七七を手札に加えるぜ!」□□□+□


はまじ「次に壱七七を墓地に送り、【トランスターン】を発動!」□□□■


【トランスターン】
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
墓地へ送ったモンスターと種族・属性が同じで
レベルが1つ高いモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
「トランスターン」は1ターンに1枚しか発動できない。


はまじ「デッキから種族、属性が同じでレベルの高い【カラクリ小町 弍弍四】を特殊召喚!」


【カラクリ小町 弍弍四】
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/機械族/攻 0/守1900
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
このカードの表示形式を変更する。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分のメインフェイズ時に1度だけ、
自分は通常召喚に加えて「カラクリ」と名のついたモンスター1体を召喚する事ができる。


はまじ「弍弍四の効果を発動! 手札の壱七七を召喚! 壱七七で、【借カラクリ蔵】を手札に!」□□■+□


はまじ「いくぜ! サイバー・ドラゴンに弍弍四をチューニング!」

☆☆☆☆☆+☆☆☆

はまじ「一つ、人の生き血をすすり」

はまじ「ふたーつ、不埒な悪行三昧」

はまじ「みーつ、醜いうつよの鬼を退治してくれよう……大将軍!」



  「シンクロ召喚!」



はまじ「出陣! 【カラクリ大将軍 無零怒】!」


【カラクリ大将軍 無零怒】
シンクロ・効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻2800/守1700
チューナー+チューナー以外の機械族モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
自分のデッキから「カラクリ」と名のついたモンスター1体を
特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する
「カラクリ」と名のついたモンスターの表示形式が変更された時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。


はまじ「このカードがシンクロ召喚した時、カラクリを特殊召喚するぜ!」

はまじ「来い! カラクリ小町!」


デッキ→弍弍四


はまじ「そんで、【借カラクリ蔵】を発動!」□□■


【借カラクリ蔵】
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「カラクリ」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
自分のデッキからレベル4以下の「カラクリ」と名のついた
モンスター1体を手札に加え、選択したモンスターの表示形式を変更する。


はまじ「借カラクリ蔵の効果で、デッキから【カラクリ忍者 九壱九】を手札に加えて…」□□+□

はまじ「弍弍四を守備表示にするぜ!」


弍弍四 ATK→DEF


はまじ「カラクリの表示形式が変更されたことで、無零怒の効果を発動! ドロー!」□□□+□

はまじ「弍弍四の効果を発動! 手札の【カラクリ忍者 九壱九】を召喚!」□□□■


はまじ「よし…壱七七に弍弍四をチューニング!」

☆☆+☆☆☆


  「シンクロ召喚!」


はまじ「【A・O・J カタストル】!」


【A・O・J カタストル】
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻2200/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが闇属性以外のフィールド上に表側表示で存在する
モンスターと戦闘を行う場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。



はまじ「よし! モンスターは整った……バトルだ!」



はまじ
手札□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [無零怒] [九壱九] [カタストル] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


花輪
手札□□□
LP8000
[歯車] F
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


はまじ「九壱九で攻撃!」


[?]→巨大ネズミDEF1450vs九壱九ATK1700→巨大ネズミ 破壊!


はまじ「九壱九の効果を発動! 墓地のカラクリを特殊召喚するぜ!」


【カラクリ忍者 九壱九】
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1700/守1500
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
このカードの表示形式を変更する。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
自分の墓地に存在するレベル4以下の「カラクリ」と名のついた
モンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚する。


花輪「九壱九にチェーンして、【巨大ネズミ】の効果を発動!」


【巨大ネズミ】
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1400/守1450
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキから攻撃力1500以下の地属性モンスター1体を
表側攻撃表示で特殊召喚できる。



九壱九【1】→巨大ネズミ【2】



花輪「巨大ネズミの効果でデッキから、二体目の巨大ネズミを特殊召喚!」


デッキ→巨大ネズミB


はまじ「九壱九で墓地の弍弍四を特殊召喚!」


弍弍四 蘇生


はまじ「へっ! リクルーターだろうが関係ねぇ! カタストルで攻撃!」


はまじ「そして、カタストルの効果を発動! お前の巨大ネズミを破壊するぜ!」


巨大ネズミ 破壊!


はまじ「これで邪魔なモンスターはいなくなった! やっちまえ、無零怒!」


無零怒ATK2800 ダイレクト!


花輪「うっ!…」LP8000→5200


はまじ「メイン2」


はまじ「九壱九に弍弍四をチューニング!」

☆☆☆☆+☆☆☆

はまじ「四つ、呼ぶのか誰が、我の名を」

はまじ「五つ、何時ぞやの恨みを乗せて……」

はまじ「六つ、無残に泣く人の子を救ってみせよう……カラクリ将軍!」


  「シンクロ召喚!」



はまじ「出陣、【カラクリ将軍 無零】!」


【カラクリ将軍 無零】
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2600/守1900
チューナー+チューナー以外の機械族モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
自分のデッキから「カラクリ」と名のついたモンスター1体を
特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、
表示形式を変更する事ができる。


はまじ「シンクロ召喚に成功した、無零の効果を発動!」

はまじ「デッキから、カラクリを特殊召喚するぜ!」


デッキ→カラクリ兵 弍参六


はまじ「一枚伏せて、ターンエンド!」□□■


花輪「エンドフェイズに伏せカードを発動するよ。【融合準備】」

【融合準備】
通常罠
(1):エクストラデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、
そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体をデッキから手札に加える。
その後、自分の墓地の「融合」1枚を選んで手札に加える事ができる。


花輪「【古代の歯車究極巨人】を見せて、【古代の歯車巨人】を手札に加えるよ」□□□+□


はまじ「伏せカードはそれだったのか…」


はまじ
手札□□
LP8000
[ ] F
[弍参六] [無零] [無零怒] [カタストル] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


花輪「僕のターン!」□□□□+□

花輪「手札の【ハードアームドラゴン】の効果を発動! 【古代の歯車巨竜】墓地へ送り、このカードを特殊召喚!」□□□■■


【ハードアームドラゴン】
効果モンスター
星4/地属性/ドラゴン族/攻1500/守 800
このカードは手札のレベル8以上のモンスター1体を墓地へ送り、
手札から特殊召喚できる。
このカードをリリースして召喚に成功したレベル7以上のモンスターは、カードの効果では破壊されない。


花輪「そして、ハードアームドラゴンをリリース!」


  「アドバンス召喚!」


花輪「来い、【古代の機械巨人】!!」


【古代の機械巨人】
効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻3000/守3000
このカードは特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
このカードの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。


はまじ「来やがったな」

花輪「バトルだ! 古代の機械巨人で攻撃! そして、攻撃宣言時に【サイクロン】を発動!」□□■


花輪「歯車街を破壊する!」


はまじ(クソ…古代の機械巨人は攻撃する間は、俺は魔法 罠を発動できねぇ…)

はまじ(単純だが確実にモンスターを出せる、強力な手だな)


歯車街 破壊!


花輪「破壊された歯車街の効果を発動! デッキから、【古代の機械巨竜】を特殊召喚!」


花輪「歯車、軋む、太古の機械、【古代の機械巨竜】!」


【古代の機械巨竜】
効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻3000/守2000
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
このカードの召喚のためにリリースしたモンスターによって以下の効果を得る。
●グリーン・ガジェット:このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
●レッド・ガジェット:このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手ライフに400ポイントダメージを与える。
●イエロー・ガジェット:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、
相手ライフに600ポイントダメージを与える。


花輪
手札□□
LP5200
[ ] F
[ ] [ ] [巨人] [巨竜] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

はまじ
手札□□
LP8000
[ ] F
[弍参六] [無零] [無零怒] [カタストル] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


カタストルATK2200vs巨人ATK3000→カタストル 破壊!


はまじ「くっ…カタストルが!」LP8000→7200

花輪「機械の巨竜で攻撃!」


無零怒ATK2800vs巨竜ATK3000→無零怒 破壊!


はまじ「チッ…」LP7200→7000


花輪「メイン2」


花輪「巨人と巨竜でオーバーレイネットワークを構築!」

花輪「狂気の旋律が殺人狂を躍らせる!」

花輪「さあ、ショータイムだ!」



  「エクシーズ召喚!!」



花輪「【No.15 ギミック・パペット-ジャイアント・キラー】!」


【No.15 ギミック・パペット-ジャイアント・キラー】
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/機械族/攻1500/守2500
レベル8モンスター×2
自分のメインフェイズ1でこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。
破壊したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、
さらにそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
この効果は1ターンに2度まで使用できる。


花輪「ジャイアント・キラーの効果を発動! 相手のモンスターを破壊する!」


ジャイアント(2)→(1)

無零 破壊!


はまじ「おわっ!」

花輪「もう一撃! ジャイアント・キラーの効果を発動」


ジャイアント(1)→(0)

弍参六 破壊!


花輪「ターンエンドだよ」

花輪
手札□□
LP5200
[ ] F
[ ] [ ] [ジャイアント(守)] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


はまじ「俺のターン!」□□+□


はまじ「……くっ!」


はまじ(逆転できるカードじゃなかった……)

はまじ(……このカードで引き込めるか?)

はまじ(よし、このカードに賭けるか!)


はまじ「【カラクリ解体新書】を発動!」□□■


【カラクリ解体新書】
永続魔法
「カラクリ」と名のついたモンスターの表示形式が変更される度に、
このカードにカラクリカウンターを1つ置く(最大2つまで)。
また、フィールド上に存在するこのカードを墓地へ送る事で、
このカードに乗っているカラクリカウンターの数だけ
自分のデッキからカードをドローする。


はまじ「【カラクリ参謀 弍四八】を召喚!」□■


【カラクリ参謀 弍四八】
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/機械族/攻 500/守1600
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
このカードの表示形式を守備表示にする。
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、フィールド上に存在するモンスター
1体の表示形式を変更する。


はまじ「効果で表示形式が変更されるぜ」


弍四八ATK→DEF


解体新書(0)→(1)


はまじ「そして、機械複製術を発動!」■


デッキ→弍四八×2


弍四八ATK→DEF


解体新書(1)→(2)


はまじ「解体新書の効果を発動! このカードを墓地に送り、ドローする」


解体新書→墓地


はまじ「ドロー!」0+□□

はまじ「……チッ」


花輪「どうやら、お目当てのカードは引けなかったようだね」


はまじ「ふん…安心できるのも今のうちだぞ」


はまじ「二体の弍四八でオーバーレイネットワークを構築!」


はまじ「エクシーズ召喚! 【虚空海竜リヴァイエール】!!」



【虚空海竜リヴァイエール】
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/風属性/水族/攻1800/守1600
レベル3モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
除外されている自分または相手のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。


はまじ「リヴァイエールの効果を発動!」


リヴァイ(2)→(1)


はまじ「除外されてる、モンスターを特殊召喚するぜ!」

はまじ「来い、サイバー・ヴァリー!」


除外→サイバー・ヴァリー


はまじ「ヴァリーの効果を発動!」


ヴァリー、弍四八→除外!


はまじ「へっ……二枚ドローするぜ」




はまじ「はぁぁぁ〜〜…」




………パァァァァアア!!



花輪「出た…君たちの十八番」



はまじ「うぉぉぉ!! シャイニング……」



はまじ「ドロオォォォォッ!!」



□□+□□


はまじ「来た!」

はまじ「【死者蘇生】を発動!」□□□■


カタストル 蘇生!


花輪「カタストル…それじゃあ、ジャイアント・キラーを突破出来ないよ」

はまじ「そんな事、百も承知だぜ!」

はまじ「【二重召喚】を発動!」□□■


はまじ「そして……」


はまじ「【ジャンク・シンクロン】を召喚!」□■


【ジャンク・シンクロン】
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


はまじ「ジャンク・シンクロンの効果を発動! 墓地の壱七七を特殊召喚!」


はまじ「壱七七にジャンク・シンクロンをチューニング!」

☆☆+☆☆☆


  「シンクロ召喚!」


はまじ「【アクセル・シンクロン】!」


【アクセル・シンクロン】
シンクロ・チューナー・効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻 500/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分は「アクセル・シンクロン」を1ターンに1度しかS召喚できない。
(1):1ターンに1度、デッキから「シンクロン」モンスター1体を墓地へ送り、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●墓地へ送ったそのモンスターのレベル分だけ、このカードのレベルを上げる。
●墓地へ送ったそのモンスターのレベル分だけ、このカードのレベルを下げる。
(2):相手メインフェイズに発動できる。
このカードを含む自分フィールドのモンスターをS素材としてS召喚する。



花輪「シンクロチューナー………まさか!」

はまじ「さっしが良いな……行くぜ、俺の新しいアクセルシンクロを!」

はまじ「カタストルにアクセル・シンクロをチューニング!」

☆☆☆☆☆+☆☆☆☆☆





はまじ「集いし力が拳に宿り、鋼を砕く意思と化す!光差す道となれ!」



  「アクセルシンクロ!」



はまじ「現れろ、【スターダスト・ウォリアー】!」


【スターダスト・ウォリアー】
シンクロ・効果モンスター
星10/風属性/戦士族/攻3000/守2500
Sモンスターのチューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
(1):相手がモンスターを特殊召喚する際に、このカードをリリースして発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
(2):このカードの(1)の効果を適用したターンのエンドフェイズに発動できる。
その効果を発動するためにリリースしたこのカードを墓地から特殊召喚する。
(3):戦闘または相手の効果で表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動できる。
エクストラデッキからレベル8以下の「ウォリアー」Sモンスター1体をS召喚扱いで特殊召喚する。


花輪「スターダスト……ウォリアー…」

はまじ「見たか! これがアクセルシンクロの進化系…いや、完成形だ!」

花輪「……」

はまじ「スターダストの力を見せてやる。行くぞ! バトルだ!」



はまじ
手札□
LP7000
[ ] F
[ ] [リヴァイ] [スターダスト] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


花輪
手札□□
LP5200
[ ] F
[ ] [ ] [ジャイアント(守)] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔



はまじ「スターダストォォオ……フィスト!!」


ジャイアントDEF2500vsスターダストATK3000→ジャイアント 破壊!



はまじ「続けて、リヴァイエールで攻撃だ!」


リヴァイエールATK1800 ダイレクト!


花輪(来た…)


花輪「ここだ!」


花輪「ダメージを受けたこの瞬間!」LP5200→3400

はまじ「!」


花輪「このカードを特殊召喚する! 来い、【冥府の使者ゴーズ】!」□■


【冥府の使者ゴーズ】
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2700/守2500
自分フィールド上にカードが存在しない場合、
相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。
●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」
(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。
このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。
●カードの効果によるダメージの場合、
受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。


花輪「そして、カイエントークンを特殊召喚するよ」


カイエントークンATK1800 DEF1800


はまじ「ゴーズったあ、また懐かしい奴を使ってるな」

花輪「ふっ…古いカードは意外と強いものだよベイビー」


はまじ(……まあ、その通りだな)


はまじ(ゴーズの厄介な所はダメージステップ中での特殊召喚である点…)

はまじ(そして、効果による特殊召喚だな。これはスターダストじゃあ無効にできねえ)


はまじ(まあ、ゴーズじゃあスターダストは突破できねえ…次のターンは大丈夫だな)


はまじ「ターンエンドだ!」


はまじ
手札□
LP7000
[ ] F
[ ] [リヴァイ] [スターダスト] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


花輪「僕のターン」□+□


花輪「!!……ふっ」


花輪「【帝王の烈旋】を発動!」□■


【帝王の烈旋】
速攻魔法
「帝王の烈旋」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、
自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(1):このターン、アドバンス召喚のために自分のモンスターをリリースする場合に1度だけ、
自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドのモンスター1体をリリースできる。


花輪「これで、相手のモンスターでアドバンス召喚ができる!」

はまじ「させるか! 伏せカードを発動、【魔宮の賄賂】」

花輪「……嘘だろベイビー」

はまじ「へへっ、どんなもんだ」


【魔宮の賄賂】
カウンター罠
相手の魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。
相手はデッキからカードを1枚ドローする。


烈旋【1】→賄賂【2】


はまじ「これで、烈旋の効果を無効にして、破壊だ!」


烈旋 破壊!


花輪「……ドローさせてもらうよ」□+□

花輪「…【トレードイン】を発動」■■


手札→剛地帝グランマーグ


花輪「二枚ドロー」0+□□

花輪「……バトルだ」


花輪
手札□□
LP3400
[ ] F
[ ] [ ] [ゴーズ] [カイエン(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

はまじ
手札□
LP7000
[ ] F
[ ] [リヴァイ] [スターダスト] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


リヴァイエールATK1800vsゴーズATK2700→リヴァイエール 破壊!


はまじ「へへっ、痛かねぇぞ」LP7000→6100


花輪「メイン2、ゴーズを守備表示に変更」

花輪「一枚伏せて、ターンエンド」□■


花輪
手札□
LP3400
[ ] F
[ ] [ ] [ゴーズ(守)] [カイエン(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


はまじ「俺のターン!」□+□

はまじ「バトルだ!」


はまじ
手札□□
LP6100
[ ] F
[ ] [ ] [スターダスト] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔

花輪
手札□
LP3400
[ ] F
[ ] [ ] [ゴーズ] [カイエン(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


ゴーズDEF2500vsスターダストATK3000→ゴーズ 破壊!



はまじ「メイン2、カラクリ商人 一七七を召喚」□■

はまじ「【カラクリ屋敷】を手札に加えるぜ」□+□


はまじ「そして、一枚伏せてターンエンドだ」□■


はまじ
手札□
LP6100
[ ] F
[ ] [ ] [スターダスト] [一七七] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔


花輪「僕のターン」

花輪「浜崎くん」

はまじ「……あんだよ」

花輪「さっきのターン、僕を倒せなかったのは痛かったね」

はまじ「………はぁ?」


花輪「浜崎くん、教えてあげるよ。君達の力は決して、特別な力じゃないんだよ」

はまじ「……さっきから、なに訳が分からない事を言ってんだよ」


花輪「HAHAHAッ! 少し、意地悪だったかな?」


花輪「まあ、つまりわね」




………パァァァァアア!!



はまじ「!!…お前…どこでそれを」

花輪「まあ、細かい事は良いのさ」

花輪「行くよ…」



花輪「シャイニングドロー!!」


□+□


花輪「……」

はまじ「……」


花輪「……おぉ! 本当に来た」


はまじ「…何が来やがる」



花輪「ライフを半分払い…」LP3400→1700



花輪「【サイバネティック・フュージョン・サポート】を発動!」□■


【サイバネティック・フュージョン・サポート】
速攻魔法
ライフポイントを半分払って発動できる。
このターン、自分が機械族の融合モンスターを融合召喚する場合に1度だけ、
その融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを
自分の手札・フィールド上・墓地から選んでゲームから除外し、
これらを融合素材にできる。
「サイバネティック・フュージョン・サポート」は1ターンに1枚しか発動できない。


花輪「これで、墓地のモンスターで融合が出来るよ」


花輪「そして、最後の手札【パワー・ボンド】を発動!」■


花輪「墓地の【古代の機械巨人】と、二体の【古代の機械巨竜】を融合!!」


花輪「三つの歯車が噛み合い、超兵器が動き出す!」

花輪「振り下ろせ! 潰せ! 巨大な鉄拳!!」



  「融合召喚!!」



花輪「【古代の機械究極巨人】!!」


【古代の機械究極巨人】
融合・効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻4400/守3400
「古代の機械巨人」+「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター×2
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで
魔法・罠カードを発動できない。
このカードが破壊された場合、自分の墓地の「古代の機械巨人」1体を選択し、
召喚条件を無視して特殊召喚できる。


ATK4400→8800


花輪「行くぞ、バトルだ!」



花輪
手札0
LP1700
[ ] F
[ ] [ ] [究極巨人] [カイエン(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔

はまじ
手札□□
LP6100
[ ] F
[ ] [ ] [スターダスト] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔



スターダストATK3000vs究極巨人ATK8800



はまじ「はっ! 何が『さっきのターン、僕を倒せなかったのは痛かったね』だ!」

はまじ「古代の機械究極巨人の攻撃じゃあ、俺のライフを削れねえぞ!」

はまじ「そして削れきれなかった、お前はパワー・ボンドのダメージを受けて、お陀仏だぜ!!」


花輪「甘いねベイビー」


花輪「ダメージステップに入った、この瞬間。伏せカードを発動するよ」



花輪「【リミッター解除】!!」



はまじ「……へっ?」


花輪「これで、全機械族の攻撃力を倍にするよ」

はまじ「攻撃力8800の……倍!!」



究極巨人ATK8800→17600



花輪「これで終わりだ!!」



スターダストATK3000

      VS

        究極巨人ATK17600


→スターダスト破壊!



はまじ「うおぉぉぉおお!!!」LP6100→0










はまじ「……クソ、まけちまったか」

花輪「すまないね、勝ってしまって」

はまじ「けっ…謝んなよ」

花輪「……」

はまじ「……そんな事より、お前はボスを捜しに行かないのか?」


花輪「あぁ…ボスね……別に僕はいいんだ。僕が、ボスを倒すってストーリーは無いからね」

はまじ「ストーリー? なんだそれ」

花輪「……そうか、君はまだ自分が何者かを知らない…いや、思い出せてないんだね」

はまじ「?」

花輪「そうだな……君に分かりやすいるうに少し、おとぎ話をしようかな」

はまじ「おとぎ話だと…」

花輪「まあ、落ち着いて聞いててよ」



──昔々 ある所に、お姫様が いました。

──その お姫様は とある王子様が 好きなのです。


──お姫様は 王子様の 気を引こうとして さまざまな事をしました。


──王子様が好きそうな 服を来たり。

──王子様が好きな 遊びを真似したり、とにかく色んな事をしました。


──しかし、王子様は お姫様に 振り向く事はありませんでした。



『自分じゃあ、ダメなんだ』


──お姫様は そう考えるようになりました。


──お姫様は 悲しくなり 泣きながら河原を 歩いていました。


──ふっと お姫様は 不思議な物を 見つけました。


──それは 誰しもが おとぎ話で 見たことがある ″恐ろしい呪具″ なのです。


──お姫様は その呪具が 本物とは 思わずに よく出来たオモチャだと 思いました。





──しかし





──手に取ってみると 呪具の恐ろしさ そして……



──自らの 欲望を全て叶える力がある。その事が 分かった。






──その日


──お姫様 怪物へと 変わった。


──次の日 お姫様は その呪具を持って 道化と人形師、博士達のもとへと向かいました。



「……あぁ、姫か」

──道化が なんだぁと 声を出します。


「あら、姫さん。今日は王子くんと、詐欺師くんは来ないそうよ」

──人形師は 優しく 伝えます。


『………』


「姫? なんだか具合が悪そうだけど、何かあったの?」

──博士は 何かをさっして 心配しました。


『いえ…具合は悪く無いわ。むしろ……』



『絶好調よ!!』


【Duel Disk standby!】ガシャン!











花輪「三人は勝負に負けた…」


花輪「怪物は、三人に力と自分の記憶…考え…そして、それぞれに役割を与えた」


花輪「道化には、ストーリーを進める″語り部″に」


花輪「人形師には、ピンチを造り、お姫様を引き立たせる″悪魔″に」


花輪「博士には、仲間を増やし、攻略する為のダンジョンを造る″魔術師″に」



花輪「……こうして、三人は怪物の夢を叶えるための道具となり…ストーリーは動き始めましたとさ」


はまじ「……なんだよ、その物語は…」

花輪「まあ、かい摘んで話すと…この騒動の発端はこんな感じだよ」

はまじ「なあ……」


花輪「なんだい?」



はまじ「その姫は…怪物は…何者だ」


花輪「……」



はまじ「怪物は……誰なんだ!!」



花輪「……」

花輪「怪物は……」










コッ…


コッ…


コッ…


コッ…



まる子「……あっ」


────────

花輪「ボスは…」

────────


コッ…

コッ…


コッ…

コッ…


まる子「みぎわさん」


みぎわ「あら、無事だったのね」







花輪「【みぎわ 花子】」



第十九話 完

今回はこれで終わり。次回の投下は未定

流石に、修正するわ…

花輪「……バトルだ」


花輪
手札□□
LP3400
[ ] F
[ ] [ ] [ゴーズ] [カイエン(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

はまじ
手札□
LP7000
[ ] F
[ ] [リヴァイ] [スターダスト] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


リヴァイエールATK1800vsゴーズATK2700→リヴァイエール 破壊!


はまじ「へへっ、痛かねぇぞ」LP7000→6100


花輪「メイン2」

花輪「一枚伏せて、ターンエンド」□■


花輪
手札□
LP3400
[ ] F
[ ] [ ] [ゴーズ] [カイエン(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


はまじ「俺のターン!」□+□

はまじ「バトルだ!」


はまじ
手札□□
LP6100
[ ] F
[ ] [ ] [スターダスト] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔

花輪
手札□
LP3400
[ ] F
[ ] [ ] [ゴーズ] [カイエン(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


ゴーズATK2700vsスターダストATK3000→ゴーズ 破壊!


花輪「……」LP3400→3100

はまじ「メイン2、カラクリ商人 一七七を召喚」□■

はまじ「【カラクリ屋敷】を手札に加えるぜ」□+□


はまじ「そして、一枚伏せてターンエンドだ」□■


はまじ
手札□
LP6100
[ ] F
[ ] [ ] [スターダスト] [一七七] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [?] [ ] 魔

それから、最後の花輪くんのライフは

LP1700 から LP1550にしてください

第二十話『ボス、現る』



花輪「ボスは、みぎわ 花子」

はまじ「みぎわが…ボスだと」

花輪「……あぁ、そうだよ」

はまじ「みぎわが…」

はまじ「……なんで」

花輪「……僕が悪いんだ」









みぎわ「あら……さくらさん。無事だったのね」

まる子「みぎわさんも無事なんだね」


まる子「いやぁ〜、あんた! 無事でよかったよ」

みぎわ「……」


まる子「?…みぎわさん、」


みぎわ「……ねえ、さくらさん」

まる子「ん? なになに。なんかあんの?」


みぎわ「あなた、穂波さんに会ったのよね」


まる子「!……」


みぎわ「あぁ…やっぱり、会ったのね」

まる子「……うん」

みぎわ「それで、闘って勝ったのね?」

まる子「う…うん」

みぎわ「……穂波さん…」

まる子「……くよくよしても仕方ないよ。だから……」

みぎわ「まったく…」

まる子「え?」






みぎわ「使えないわぁ」




まる子「!!…みぎわ…さん……?」

みぎわ「現環境デッキ使っているのに、旧時代の中堅デッキに負けるなんて……」

みぎわ「本当に使えないわ」

まる子「あんた! なに言ってんのさ!!」


ガシッ!!


まる子「……」

みぎわ「……」

みぎわ「……離しなさいよ」

まる子「あんた…何考えてんのさ」

みぎわ「離しなさいよ!!」


バチン!

まる子「っ!」

みぎわ「まったく、ドイツもコイツも使えないわ」

みぎわ「始末しろって言ってんのに、始末できない奴らばっかで困るわ……ハァ」

まる子「始末……あんた、まさか」

みぎわ「あら、サッシがついたのね」

まる子「……藤木や笹山さんが言ってた…ボス?」




みぎわ「その通りよ、この私がボスよ!!」


まる子「あんたが…ボス」

まる子「あんたが……」ギリッ!


まる子「あんた!」


みぎわ「……ん?」

まる子「何が目的なのさ! 何でこんな事したのさ!」

みぎわ「あら、聞きたいの?」

まる子「とっとと言いなよ!」

みぎわ「私には物語があるの」

まる子「も、物語……?」


みぎわ「そうよ、素晴らしい物語なのよ!」


みぎわ「私と花輪くんが結ばれる物語…」


まる子「あんたと……花輪くんが?」

みぎわ「そうよ、私と花輪くん……お姫様と王子様の大冒険の物語」

まる子「……」

みぎわ「みんなでピンチを乗り越えて大冒険をするの」

みぎわ「仲間達が次々と倒れてく中、お姫様と王子様は最後に敵に打ち勝つの!」

みぎわ「………って筋書きだったんだけど」

まる子「……」

みぎわ「あんたはいつまでも倒れなかった……」

まる子「……」


みぎわ「用意するの……大変だったのよ」


みぎわ「綿密に計画を立てたり」


みぎわ「敵は巨大な悪だと思わせる為に……部下をかき集めて」


みぎわ「その悪に立ち向かう為にあなた達を集めるのも苦労したわ…」


みぎわ「そうそう! それから、花輪くんを焚きつけるために、花輪くんの使用人とかも洗脳したわね」


まる子「……」


みぎわ「途中でいろんな計画変更があったわ…」

みぎわ「まず……野口さんと山田が、長山達に勝ったのは誤算だったわ」

みぎわ「タッグデュエルでやられた二人の仇を取ろうと、私が闘う計画がおじゃんよ」


みぎわ「他にもいろいろあったけど……ゆっくり話してるのはまどろっこしいわ」

まる子「!」



みぎわ「もうあなたは、この物語には要らないのよ」



みぎわ「さくらさん、構えなさい」

【Duel Disk standby!】ガシャン!

【Mode : #ゅ・輔≠ Duel】


みぎわ「あんたを倒して、私の物語を完成させる!!」

みぎわ「あなた達のせいで遅れを取った物語を終わらせる!! ハッピーエンドにする!」


まる子「あんた……狂ってるよ」

【Duel Disk standby!】ガシャン!


まる子「みぎわさん…容赦しないよ!」



まる子「デュエル!!」

      VS

       みぎわ「デュエル!!」










永沢「……」

永沢「……!」ピク


永沢「ボスが…みぎわが動いたか」


永沢「……闘うのは、さくらだな」

永沢「……」

永沢「……」

永沢「…この闘いで物語の最後のページが埋まる」







みぎわ「私の先攻!」□□□□□

みぎわ「【転回操車】を発動!」□□□□■


【転回操車】
フィールド魔法
「転回操車」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドに機械族・地属性・レベル10モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
デッキから攻撃力1800以上の機械族・地属性・レベル4モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたモンスターのレベルは10になる。
この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける戦闘ダメージは0になる。
(2):自分の手札を1枚墓地へ送って発動できる。
デッキから機械族・地属性・レベル10モンスター1体を手札に加える。


みぎわ「転回操車の″第2″の効果を発動! 手札を墓地へ送り」□□□■


手札→バトレイン


みぎわ「デッキから、【重機貨列車デリックレーン】を手札に加えるわ」□□□+□


みぎわ「そして、【夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト】を召喚するわ」□□□■


【夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト】
効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻3000/守3000
このカードはデッキから特殊召喚できない。
また、このカードはリリースなしで召喚できる。
この方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は0になる。


みぎわ「デリックレーンを特殊召喚!」□□■


【重機貨列車デリックレーン】
効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻2800/守2000
「重機貨列車デリックレーン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに機械族・地属性モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。
(2):X素材のこのカードがXモンスターの効果を発動するために取り除かれ墓地へ送られた場合、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。


みぎわ「行くわよ、デリックとエクスプレス・ナイトでオーバーレイネットワークを構築!」


みぎわ「愛よ!」

   「勇気よ!」

   「希望よ!」


みぎわ「愛と勇気と希望の名の下に! マジカルプリンセス☆ホーリーアップ!」



   「エクシーズ召喚!」



みぎわ「強固なる愛、【No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ】」


【No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ】
エクシーズ・効果モンスター
ランク10/地属性/機械族/攻3200/守4000
レベル10モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、
そのモンスター以外のカードの効果を受けない。
この効果は相手ターンでも発動できる。


みぎわ「一枚伏せて、ターンエンド」□□■

みぎわ「そして、墓地に送られたバトレインの効果を発動。デッキからエクスプレス・ナイトを手札に加えるわ」□□+□


みぎわ
手札□□□
LP8000
[転回操車] F
[ ] [ ] [ドーラ(守)] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□□□□□+□

まる子「【スクラップ・ファクトリー】を発動!」□□□□□■


みぎわ「ドーラの効果を発動するわ」


ドーラ(2)→(1)


みぎわ「ドーラを無敵にするわ」


ドーラ 無敵化!


みぎわ「そして、エクシーズ素材として墓地に送られたデリックレーンの効果を発動!」

みぎわ「あんたのファクトリーを破壊する!!」


ファクトリー 破壊!


まる子「くっ…」


みぎわ「フン、どうよ」

まる子「甘いね!!」


まる子「こっちが本命だよ、二枚の【補給部隊】を発動!」□□□■■


まる子「そんでもって、【スクラップ・シャーク】を召喚!」□□■

まる子「そして、【スクラップ・スコール】を発動!」□■

まる子「スコールで、【スクラップ・サーチャー】を墓地送るよ」


デッキ→サーチャー 墓地へ


まる子「そんでドロー」□+□

まる子「そして、スクラップ・シャークを破壊する!」


シャーク 破壊!


まる子「補給部隊、破壊されたシャーク、墓地のサーチャーの効果を発動するよ」


補給部隊【1】→補給部隊【2】→シャーク【3】→サーチャー【4】


まる子「サーチャーを特殊召喚!」

サーチャー 復活!

まる子「シャークの効果で、スクラップ・ビーストを墓地へ送るよ」

まる子「二枚の補給部隊でドロー!」□□+□□


デッキ→ビースト 墓地


まる子「一枚伏せて、ターンエン…」□□□■

みぎわ「待った! 伏せカードを発動するわ! 【リビングデッドの呼び声】!!」

みぎわ「墓地のデリックを特殊召喚!」


デリックレーン 蘇生!


みぎわ「そして、転回操車の″第1″効果を発動!」

まる子「第1 の効果……デッキから下級のモンスターを特殊召喚」

みぎわ「そう! デッキから、レベル4のモンスターをレベル10にして特殊召喚するのよ!」

みぎわ「来な! バトレイン!」


デッキ→バトレイン


バトレイン 星4→10


まる子「レベル10が二体…マズイね」


まる子
手札□□□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [サーチャー(守)] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [補給] [補給] 魔


みぎわ「私のターン!」□□□+□

まる子「……来るか」

みぎわ「行くわよ!」


みぎわ「 二体でオーバーレイネットワークを構築!!」


みぎわ「愛よ!」

   「勇気よ!」

   「希望よ!」


みぎわ「愛と勇気と希望の名の下に! マジカルプリンセス☆ホーリーアップ!」



   「エクシーズ召喚!」



みぎわ「強力なる勇気、【超弩級砲塔列車 グスタフ・マックス】」


【超弩級砲塔列車 グスタフ・マックス】
エクシーズ・効果モンスター
ランク10/地属性/機械族/攻3000/守3000
レベル10モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手ライフに2000ポイントダメージを与える。


まる子「くっ…伏せカードを発動! 【激流葬】!!」

みぎわ「チェーン! ドーラの効果を発動!」

ドーラ(1)→(0)


激流葬【1】→ドーラ【2】


みぎわ「ドーラで、グスタフを守るわ」


グスタフ 無敵化!


まる子「… 激流葬で全てのモンスターを破壊する」


ドーラ 破壊!
サーチャー 破壊!


まる子「補給部隊でドロー」□□□+□□


みぎわ「フン、そんなぐらいじゃあ私は止まらないわよ。グスタフの効果を発動!」


グスタフ(2)→(1)


みぎわ「さくらさん」

まる子「!?」


みぎわ「歯を食いしばりなさい!」


まる子「……」


みぎわ「これは痛いわよ」

みぎわ「喰らえ!」


みぎわ「ビィィックキャノン!!」


LP8000→6000





ドクンッ!!



まる子「〜〜ッ!」

まる子「…ぅぅ」

まる子「ゴフッ!」




まる子「ギャァァアアア!!!」


みぎわ「フハハハハッ!!」

まる子「がぁ…ぁ…」


まる子(なんだ…今までとは、痛みが桁違いだ!)


みぎわ「どうよ? 痛いかしら?」

まる子「あ、あんた何したのさ…」

みぎわ「ちょーっと、ゲームの設定をいじったのよ」

みぎわ「全てが″超弩級″になるようにね」

まる子「超…弩級?」

みぎわ「そう! 全てが超強化さたのよ」

みぎわ「ソリッドビジョンの映像演出も、音声も、痛みも」



みぎわ「敗者への罰までも」

まる子「!!」



みぎわ「ぜーんぶ強化したのよ!!」

まる子「……」

みぎわ「このゲームの恐ろしいさ……とくと味わいなさい!」


みぎわ「 エクシーズ素材として墓地へ送られたデリックレーンの効果を発動!」

みぎわ「あんたの補給部隊を破壊するわ」


補給部隊 破壊!


まる子「くっ!」

みぎわ「……」

みぎわ(そうね、もう一体ドーラかグスタフを出したいけど…)

まる子「……」

みぎわ(ドーラの攻撃力はファクトリーがある時のツインと同じ…特攻、もしくは聖杯で突破されるわね)

みぎわ(やっぱり、ドーラは守備で出した方が強固な壁になるわね)


みぎわ(グスタフを出して、よりダメージを与えるのも良いけど…)

みぎわ「ん〜…」

みぎわ(手札にバトルフェーダーがいたら次のターンのリカバリーが難しいわね)


みぎわ「そ・れ・じゃ・あぁ〜」


みぎわ「お楽しみのバトルと行きましょうか!?」

みぎわ「グスタフで攻撃!!」



みぎわ
手札□□□□
LP8000
[転回操車] F
[ ] [ ] [グスタフ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [リビデ] [ ] [ ] 魔

まる子
手札□□□□□
LP6000
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [補給] [ ] 魔



まる子「手札から、【バトルフェーダー】の効果を発動!」□□□□■

まる子「このカードを特殊召喚して、バトルを終わらせるよ!!」


バトル強制終了ッ!


みぎわ(やっぱりあったのね)

みぎわ「メイン2よ、エクスプレス・ナイトを召喚」□□□■

みぎわ「そして、デリックレーンを特殊召喚」□□■

みぎわ「二体でオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚! スペリオル・ドーラ!!」

みぎわ「一枚伏せる。ターンエンドよ」□■


みぎわ
手札□
LP8000
[転回操車] F
[ ] [ ] [グスタフ] [ドーラ(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [リビデ] [?] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□□□□+□

まる子「【スクラップ・キマイラ】を召喚!」□□□□■

まる子「キマイラの効果を発動! 墓地のスクラップ チューナーのビーストを特殊召喚!」

みぎわ「チェーンよ! ドーラの効果を発動! ドーラを無敵にするわ」


キマイラ【1】→ドーラ【2】


みぎわ「ドーラの効果で、ドーラを無敵に……次はキマイラの効果でビーストを特殊召喚ね」

みぎわ「この一連の処理が終わった瞬間! エクシーズ素材として、墓地へ送られたデリックレーンの効果を発動!」


みぎわ「あんたのビーストを破壊するわ!」


ビースト 破壊!


まる子「…補給部隊でドロー」□□□□+□


まる子「ふっ…あんたまた引っかかったね」

みぎわ「?……なによ」

まる子「あたしの本命はコッチだよ!」

まる子「【テラフォーミング】を発動! スクラップ・ファクトリーを手札に加えるよ」□□□□■+□

まる子「そんで、ファクトリーを発動!」□□□□■

まる子「そんでもって、二枚目のスクラップ・スコールを発動!」□□□■

デッキ→ゴブリン 墓地

まる子「ドロー!」□□□+□


まる子「そして、キマイラを破壊!!」

まる子「スクラップが破壊されたから、ファクトリーの効果を発動!」

まる子「デッキから【スクラップ・ゴーレム】を特殊召喚!」


まる子「ゴーレムの効果を発動! 墓地のスクラップを特殊召喚するよ」

まる子「来い、【スクラップ・ゴブリン】!」


まる子「行くぞ、ゴーレムにゴブリンをチューニング!!」

☆☆☆☆☆+☆☆☆

まる子「赤錆の山より翼を広げて今! 飛び立て!!」


   「シンクロ召喚!!」


まる子「【スクラップ・ドラゴン】!!」

【スクラップ・ドラゴン】
シンクロ・効果モンスター
星8/地属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分及び相手フィールド上に存在するカードを
1枚ずつ選択して発動する事ができる。
選択したカードを破壊する。
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
シンクロモンスター以外の自分の墓地に存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。


まる子「スクラップ・ドラゴンの効果を発動! バトルフェーダーとあんたの伏せカードを破壊するよ!!」


バトルフェーダー 破壊!

[?]→【臨時ダイヤ】


まる子「げぇ、それは!」

みぎわ「破壊された【臨時ダイヤ】の効果を発動!!」


【臨時ダイヤ】
通常魔法
自分の墓地から攻撃力3000以上の
機械族モンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚する。
「臨時ダイヤ」は1ターンに1枚しか発動できない。
また、セットされたこのカードが墓地へ送られた場合、
自分の墓地の機械族・レベル10モンスター1体を選択して手札に加える事ができる。


みぎわ「墓地のエクスプレス・ナイトを手札に加えるわ」□+□


まる子「くっ…バトル! スクラップ・ドラゴンで攻撃!」


まる子
手札□□□□
LP6000
[ファクトリー] F
[ ] [ ] [ドラゴン] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [補給] [ ] 魔


みぎわ
手札□□
LP8000
[転回操車] F
[ ] [ ] [グスタフ] [ドーラ(守)] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [リビデ] [ ] [ ] 魔



グスタフATK3000vsスクラップドラゴンATK3000→相打ち!


まる子「破壊されたスクラップ・ドラゴンの効果を発動! 墓地のスクラップを特殊召喚!」

みぎわ「!!」


墓地→ゴーレム


みぎわ「まさか、特攻でも発動するなんて…」


まる子「メイン2、ゴーレムの効果を発動!」


墓地→ゴブリン


まる子「ゴーレムに、ゴブリンをチューニング!」

☆☆☆☆☆+☆☆☆

まる子「シンクロ召喚! スクラップ・ドラゴン!」

まる子「そして、手札の【スクラップ・オルトロス】の効果を発動! このカードを特殊召喚!」□□□■

まる子「さらにオルトロスの効果が発動! フィールドのスクラップを破壊する!!」


オルトロス 自爆!


まる子「そして、破壊されたオルトロスの効果を発動! チェーンして、サーチャーを発動!」


オルトロス【1】→サーチャー【2】

まる子「まず、サーチャーを特殊召喚!」


サーチャー 復活!


まる子「次にオルトロス。墓地のスクラップを手札に加えるよ」

まる子「キマイラを手札に」□□□+□


まる子「スクラップ・ドラゴンの効果を発動!!」

みぎわ「マズイ! 第二打が来る」

まる子「あんたの転回操車と、あたしのサーチャーを破壊するよ!」


転回操車 破壊!

サーチャー 破壊!


みぎわ「転回操車が!!」

まる子「どんなもんだい、一枚伏せてターンエンド!」□□□■


みぎわ「グスタフのエクシーズ素材だった、バトレインの効果を発動。デッキから、デリックレーンを手札に加えるわ」□□+□


まる子
手札□□□
LP6000
[ファクトリー] F
[ ] [ ] [ドラゴン] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔


みぎわ「やってくれたじゃないの…」

みぎわ「私の計画だけじゃなく、フィールドまでもメチャメチャにして …」

みぎわ「許せないわ」

まる子「さきにメチャメチャにしたのはあんたじゃん!!」

まる子「くだらない理由でこんな事して!!」





みぎわ「……くだらない?」


まる子「そうだよ! 自分が幸せになるために人を不幸にして…」

まる子「あんた何様のつもりだよ!!」

みぎわ「……くだらない?」

みぎわ「あなたに…」

まる子「?」

みぎわ「本気で恋をしたことが無いあなたに……」

みぎわ「私のッ!! なにがッ!」



みぎわ「分かるのよォォォオオ!!」


まる子「……」

みぎわ「……」


みぎわ「ぶっ潰す…私のターン!!!」

みぎわ「ふん!」



……パァァァァアアアアアア!!!


まる子「がぁ! ま、まぶしい」

みぎわ「……」

まる子「そ、その光は…」

まる子(シャイニングドロー……)


みぎわ「……シャイニング」


まる子(なんて光だよ。今までの奴とは桁違いだね)





みぎわ「ドォロォォォオオオ!!!!」


みぎわ「……」□□□+□

まる子「……」

みぎわ「……ふん」

みぎわ「さくらさん」

まる子「……」


みぎわ「絶望しなさい!」


まる子「!」

みぎわ「エクスプレス・ナイトを召喚!」□□□■

みぎわ「そして、デリックレーンを特殊召喚!」□□■

みぎわ「この効果で特殊召喚したら、攻守が半分になるわ」


ATK2800/DEF2000→ATK1400/DEF1000


みぎわ「そ・し・てぇ! 手札から、【地獄の暴走召喚】を発動!」□■


【地獄の暴走召喚】
速攻魔法
相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、自分フィールド上に
攻撃力1500以下のモンスター1体が特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から
全て攻撃表示で特殊召喚する。
相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。


みぎわ「墓地から、二体のデリックレーンを特殊召喚!」


墓地→デリックレーン×2


まる子「あたしゃ、墓地のスクラップ・ドラゴンを特殊召喚させてもらうよ」


墓地→スクラップ・ドラゴン


みぎわ「かまわないわよ、スグに壊滅させてあげるわ」

みぎわ「エクスプレス・ナイトとデリックレーンでオーバーレイネットワークを構築!!」


みぎわ「エクシーズ召喚! グスタフ・マックス!!」


みぎわ「もういっちょエクシーズ召喚! グスタフ・マックス!!」


みぎわ「グスタフの効果を発動!」


グスタフ(2)→(1)


みぎわ「砲撃開始ッ!」

まる子「ぐわぁぁああ!!」LP6000→4000

みぎわ「そしてデリックレーンの効果で、あんたのファクトリーを破壊するわ!」


ファクトリー 破壊!


みぎわ「ドーラを攻撃表示にして…」


みぎわ「さあ、バトルよ!」



みぎわ
手札□
LP8000
[ ] F
[ ] [グスタフ] [グスタフ] [ドーラ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [リビデ] [ ] [ ] 魔

まる子
手札□□□
LP4000
[ ] F
[ ] [ ] [ドラゴン] [ドラゴン] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔


みぎわ「やっちまえ! グスタフッ!!」


ドラゴンATK2800vsグスタフATK3000→ドラゴン 破壊!


まる子「くっ、は…破壊されたスクラップ・ドラゴンと…補給部隊の効果を発動!」LP4000→3800


補給部隊【1】→ドラゴン【2】


まる子「スクラップ・ドラゴンで、墓地の…スクラップを特殊召喚」


スクラップ・ゴブリン 蘇生!


まる子「補給部隊でドロー…」□□□+□


みぎわ「ドーラで攻撃!!」


ドラゴンATK2800vsドーラATK3200→ドラゴン 破壊!


まる子「スクラップ・ドラゴンで、墓地のゴーレムを特殊召喚…するよ」LP3800→3400


ゴーレム 蘇生!


みぎわ「グスタフで攻撃!」


ゴーレムDEF1400vsグスタフATK3000→ゴーレム 破壊!


みぎわ「メイン2、グスタフの効果を発動!」


グスタフ(2)→(1)


まる子「がぁあぁああッ!!」LP3400→1400


まる子「……ぁあ…あ」



   ダメだ……





   意識が…遠くなっ……て…



ドサッ…

まる子「……」


みぎわ「デリックレーンの効果を発動。スクラップ・ゴブリンを破壊するわ」

みぎわ「ターンエンドよ」


みぎわ「さあ、さくらさん。あなたのターンよ、さっさと引きなさい」

みぎわ「まあ…」

まる子「………」

みぎわ「出来ないでしょうがね」


みぎわ
手札□
LP8000
[ ] F
[ ] [グスタフ] [グスタフ] [ドーラ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [リビデ] [ ] [ ] 魔


次回、ちびまる子ちゃんは


「まる子、闇の決闘をする」の巻き



だよ。お楽しみね!

次回の投下は未定、ある程度は出来てるから遅くは無いかも……






──あぁ、早く引かなきゃ…早く引かないと……


──ハハ、ダメだ指一本も動かせないよ……





──くそっ…




   ……な…



──?…声が聞こえる?







──気のせいかな?






   が……で……みぎわに


──やっぱし聞こえる…



   みんな大変だ! さくらがピンチだ!




──?…この声……藤木の?




   ズバリ! さくらさん!


──!…丸尾くん!


   ズバリ! お助けしますよ!!

   アハハハッ! 行くぞぉ〜

   クックッ、腕かなるね…


──……なんでだろう、みんなの声が聞こえる!



   みぎわに喝を入れてやるぞ!



──なんだろう……



   ズバリ! これが年貢の納め時でしょう!



──すごく



   アハハッ、マハミヤノマ同盟 出撃だじょお〜

   ケッケッケ…




──勇気が湧いてくるね











まる子「……」

みぎわ「……」

みぎわ「………ハァ」

みぎわ「……終わりね、デュエル終了」


【まだ決着がついていません。 本当に終わらせますか?】

【Yes/No】


みぎわ「……イエスよ」




『ちょっと待ちなよッ!!』



みぎわ「!!」


まる子「あたしゃまだ闘えるよ!!」



みぎわ「なんで……動けるのよ! 意識は無かったのかはずなのに」


まる子「あたしのターン、ドロー!」□□□□+□

まる子「あたしゃ、【貪欲な壺】を発動!」□□□□■


【スクラップ・シャーク】
【スクラップ・ゴーレム】
【スクラップ・ドラゴン】
【スクラップ・ドラゴン
【スクラップ・オルトロス】
→デッキ


まる子「この五体を戻して二枚ドローするよ!」




  『アハハッ! 野口! 行くじょお〜』

  『クックックッ、山田、足引っ張んないでおいてよ…』



まる子「ドロー!!」□□□□+□□

まる子「!! このカードは…」



まる子「……山田、野口さん…あんたらの力を少し借りるよ!」



まる子「あたしゃ、スケール1の【星読みの魔術師】と…」□□□□□■


【星読みの魔術師】
ペンデュラム・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻1200/守2400
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分のPモンスターが戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法カードを発動できない。
(2):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カード
または「オッドアイズ」カードが存在しない場合、
このカードのPスケールは4になる。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、自分フィールドのPモンスター1体のみが
相手の効果で自分の手札に戻った時に発動できる。
その同名モンスター1体を手札から特殊召喚する。



まる子「スケール8の【時読みの魔術師】をペンデュラムゾーンにセッティング!!」□□□□■


【時読みの魔術師】
ペンデュラム・効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻1200/守 600
【Pスケール:青8/赤8】
自分フィールドにモンスターが存在しない場合にこのカードを発動できる。
(1):自分のPモンスターが戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時まで罠カードを発動できない。
(2):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カード
または「オッドアイズ」カードが存在しない場合、
このカードのPスケールは4になる。
【モンスター効果】
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
1ターンに1度、自分のPゾーンのカードは相手の効果では破壊されない。


みぎわ「ペンデュラムモンスター?!」


まる子「行くぞ!」



山田『天に輝け!』野口 『光のアーク!』




【1】PENDULUM【8】




まる子「ペンデュラム召喚!!」




まる子「スクラップ・ゴーレム!!」□□□■


まる子「そして、【H・C 強襲のハルベルト】!」□□■


【H・C 強襲のハルベルト】
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守 200
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
デッキから「ヒロイック」カード1枚を手札に加える。


まる子「スクラップ・ゴーレムの効果を発動!」

まる子「スクラップ・サーチャーをあんたの場に特殊召喚させてもらうよ!!」


サーチャー→みぎわ


まる子「そして、サーチャーの効果が発動!」

まる子「サーチャーはね…特殊召喚されたら、スクラップ以外を破壊する効果があるんだよ!!」

みぎわ「!」

みぎわ「くっ…チェーン! ドーラの効果を発動!」


サーチャー【1】→ドーラ【2】


みぎわ「ドーラで……ドーラを守るわ!!」

まる子「サーチャーで、あんたのモンスターを破壊するよ!」


グスタフ×2 破壊!


みぎわ「くっ……グスタフが!」

まる子「次にスクラップ・キマイラを召喚! 墓地のビースト特殊召喚するよ!」□■


まる子「ゴーレムにビーストをチューニング!」

☆☆☆☆☆+☆☆☆☆


まる子「赤錆の山より、翼を広げて、今! 飛びたて!」



   「シンクロ召喚!」



まる子「【スクラップ・ツイン・ドラゴン】!!」


まる子「おっしゃあ!! これから逆転勝ちしてやるよ!」


まる子「バトル! ハルベルトで攻撃!」



まる子
手札□□
LP1800
[ ] F
[ ] [ハルベルト] [キマイラ] [ツイン] [ ] 場
[時読み] [星読み] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔

みぎわ
手札□
LP8000
[ ] F
[ ] [ ] [サーチャー] [ドーラ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [リビデ] [ ] [ ] 魔



サーチャーATK100vsハルベルトATK1800→サーチャー 破壊!


みぎわ「うがぁ!!」LP8000→6300


まる子「戦闘でダメージを与えた時、ハルベルトの効果を発動!」

まる子「デッキから、ヒロイックを手札に加えるよ!」□+□


デッキ→ハルベルト 手札



まる子「よし! 次はツインで攻撃!」


ドーラATK3200vsツインATK3000→ツイン 破壊!


みぎわ「?…特攻ね。なにを考えてるのかしら」


まる子「ぐっ…ツインと補給部隊の効果を発動!」LP1800→1600


補給部隊【1】→ツイン【2】


まる子「ツインで、墓地のスクラップを特殊召喚!」


ゴーレム 蘇生!


まる子「補給部隊でドロー!」□□+□

みぎわ(あら、ドローするために特攻したのね……)

みぎわ(でも、たかが一枚よ)


まる子「メイン2、スクラップ・ゴーレムの効果を発動! 墓地のスクラップを特殊召喚!」


ビースト 蘇生!


まる子「ゴーレムにビーストをチューニング!」

☆☆☆☆☆+☆☆☆☆

まる子「シンクロ召喚! 【浮鵺城】!!」


【浮鵺城】
シンクロ・効果モンスター
星9/風属性/機械族/攻 0/守3000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル9モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
召喚・特殊召喚されたレベル8以下のモンスターは、
そのターンには攻撃できない。



まる子「浮鵺城の効果を発動! 墓地のレベル9のツインを特殊召喚するよ!!」


ツイン 復活!


まる子「そんで、次はハルベルトとキマイラで、オーバーレイネットワークを構築!!」




  『ズバリ! わたくしの出番でしょう!』


まる子「今、境涯に……」


丸尾『一筋の希望が降り立つ! 』


まる子「暗闇を照らす…」



まる子 丸尾「『光となれ!!』」




  『「エクシーズ召喚!」』




まる子「【No.39 希望皇ホープ】!」


【No.39 希望皇ホープ】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、 このカードを破壊する。



まる子「一枚伏せて、ターンエンドだよ」□□■


まる子
手札□□
LP1600
[ ] F
[ ] [ホープ] [浮鵺城(守)] [ツイン] [ ] 場
[時読み] [星読み] P
[ ] [?] [?] [補給] [ ] 魔





みぎわ(どうする…この手札で……)

みぎわ「……」

みぎわ「とにかく、今は引くしかないわね」

みぎわ「…私のターン!」□+□

みぎわ「!」

みぎわ「よし…」


みぎわ「貪欲な壺を発動!」□■


【エクスプレス・ナイト】
【デリックレーン】
【バトレイン】
【グスタフ・マックス】
【グスタフ・マックス】
→デッキ


みぎわ「五体を戻して、ドローするわ!!」


みぎわ「ドロー!!」□+□□


みぎわ「!……来た」

みぎわ「私は【エクシーズ・シフト】を発動!」□□■



【エクシーズ・シフト】
通常魔法
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターと同じ種族・属性・ランクで
カード名が異なるモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚し、
このカードを下に重ねてエクシーズ素材とする。
この効果で特殊召喚したモンスターは、エンドフェイズ時に墓地へ送られる。
「エクシーズ・シフト」は1ターンに1枚しか発動できない。



みぎわ「ドーラをリリースして、種族 属性 ランクが同じモンスターを特殊召喚するわ!」


ドーラ リリース!


みぎわ「ドーラで、オーバーレイネットワークを再構築!!」


みぎわ「エクシーズ召喚! グスタフ・マックス!」


みぎわ「グスタフの効果を発動!」


グスタフ(1)→(0)


みぎわ「グスタフッ! 発射!!」

まる子「チェーン! 伏せカードを発動! 【禁じられた聖杯】!!」


グスタフ【1】→聖杯【2】


まる子「聖杯で、あんたのグスタフの効果を無効にして、攻撃力をアップさせるよ!!」


グスタフ 無効!

ATK3000→3400


みぎわ「ふーん…それじゃあ…」

みぎわ「よし、バトルよ!!」


みぎわ
手札□□
LP6300
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [グスタフ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [リビデ] [ ] [ ] 魔

まる子
手札□□
LP1600
[ ] F
[ ] [ホープ(守)] [浮鵺城(守)] [ツイン] [ ] 場
[時読み] [星読み] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔



まる子「ホープの効果を発動! 攻撃を無効にするよ!!」


ホープ(2)→(1)


まる子「ムーンバリアー!!!」


グスタフ 攻撃無効!


みぎわ「まあ、今はこれで良いわね」

みぎわ「ターンエンドよ」


みぎわ「エンドフェイズにグスタフが墓地に送られるわ」


グスタフ 墓地へ


みぎわ(さくらさんのライフはグスタフの射程内に入ってるわ)

みぎわ(そして、そのグスタフはさっき補充した…)

みぎわ「この勝負もらったわね」



みぎわ
手札□□
LP6300
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [リビデ] [ ] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□□+□

まる子「……よし! ホープを攻撃表示に変更!!」

まる子「バトル! 一斉攻撃!!」


みぎわ「待った! 手札から、【除雪機関車 ハッスル・ラッセル】の効果を発動!」□■


みぎわ「このカードを特殊召喚するわ! そして、私の魔法 罠を破壊!」


リビデ 破壊!


みぎわ「そしてダメージを与えるわ」

まる子「うっ…っ!」LP1600→1400


まる子「メ…メイン2」

まる子「【ミラクルシンクロフュージョン】を発動!」□□■

まる子「場のツインと墓地のハルベルトで融合!」


まる子「波動が私を後押しし勝利の道へと進ませる……」

ツイン(ドラゴン シンクロ)+ハルベルト(戦士族)




  「融合召喚!!」



まる子「【波動龍騎士 ドラゴエクィテス】!!」


【波動龍騎士 ドラゴエクィテス】
融合・効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3200/守2000
ドラゴン族シンクロモンスター+戦士族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、墓地に存在するドラゴン族のシンクロモンスター1体をゲームから除外し、
エンドフェイズ時までそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る事ができる。
また、このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、
相手のカードの効果によって発生する自分への効果ダメージは代わりに相手が受ける。



まる子「あたしゃこれでターンエンドだよ」


まる子(さきに出せばよかったよ……トホホ)

まる子(ハァ… 冷静になりなよ、あたし)



まる子
手札□□
LP1400
[ ] F
[ ] [ホープ] [浮鵺城(守)] [エクィテス] [ ] 場
[時読み] [星読み] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔


みぎわ「私のターン」□+□

みぎわ(ドラゴエクィテスね…やっかいだわ)

みぎわ(相手の効果ダメージを反射する永続効果に加えて、高い攻撃力)

まる子「……」

みぎわ(突破は難しいわね)


みぎわ(今は耐えね…)


みぎわ「……よし」

みぎわ「【影依融合】を発動!」□■

まる子「そのカードは!!」


【影依融合】
通常魔法
「影依融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから
「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、
自分のデッキのモンスターも融合素材とする事ができる。


みぎわ「デッキのバトルレインと【シャドール・ビースト】で融合!!」



ビースト(シャドール)+バトルレイン(地)



   「融合召喚!!!」



みぎわ「【エルシャドール・シェキナーガ】!!」


【エルシャドール・シェキナーガ】
融合・効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻2600/守3000
「シャドール」モンスター+地属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
「エルシャドール・シェキナーガ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):特殊召喚されたモンスターが効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、自分は手札の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。


みぎわ「墓地に送られた、ビーストの効果を発動! 一枚ドローするわ」□+□


みぎわ「バトル! シェキナーガで攻撃!」


まる子「くっ、ホープの効果を発動! 攻撃を無効にする!」


ホープ(1)→(0)


みぎわ「あら、攻撃が無効になっちゃったわ」

まる子「!」


まる子(シェキナーガの効果を使わなかった? もしかして、シャドールがない!)


みぎわ「メイン2」

みぎわ「ラッセルとシェキナーガでオーバーレイネットワークを構築!!」


みぎわ「エクシーズ召喚! スペリオル・ドーラ!!」


みぎわ「一枚伏せて、ターンエンド」□■

みぎわ「そして、エンドフェイズにバトルレインの効果を発動! デッキから、エクスプレス・ナイトを手札に加えるわ」□+□


みぎわ
手札□□
LP6300
[ ] F
[ ] [ ] [ドーラ(守)] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [?] [ ] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□□+□

まる子「【スクラップ・コング】を召喚!」□□■

まる子「召喚に成功した、コングの効果が発動! このカードを破壊する」


コング 自爆!


まる子「補給部隊、コングの効果を発動!」


補給部隊【1】→コング【2】


まる子「コングで、墓地のスクラップを手札に加えるよ」□□+□


ゴーレム 手札へ!


まる子「補給部隊でドロー!」□□□+□


まる子「ペンデュラム召喚! スクラップ・ゴーレム!!」□□□■

まる子「何かある?」


みぎわ「……無いわ」


まる子「よし! ゴーレムの効果を発動!」


まる子「あんたの場にゴブリンを特殊召喚!」


ゴブリン→みぎわ


まる子「よし! このままバトルだよ!」


みぎわ「えぇーと…ゴブリンの攻撃力は0…そして戦闘では破壊されないから、ゴブリンがタコ殴りにされたら」


みぎわ「3200と…2300と2500で、合計8000!」


まる子「よし! バトル! ゴブリンを攻撃!!」

みぎわ「待った、伏せカードを発動! 【月の書】!」

まる子「!?」

みぎわ「ゴブリンを裏にするわ!」


ゴブリン→[?]


まる子「う…ゴ、ゴーレムで攻撃!」


[?]→ゴブリンDEF500vsゴーレムATK2300


みぎわ「ゴブリンは破壊されないわよ」

まる子「そんなこと百も承知だよ! エクィテスで攻撃!」


ゴブリンDEF500vsエクィテスATK3200


まる子「バトルフェイズ終了! そして、ゴブリンの効果が発動!」

まる子「表側守備表示のゴブリンが戦闘をおこなったバトルフェイズ終了時に、このカードを破壊する!」


ゴブリン 破壊!


まる子「そして、スクラップの効果で破壊されたゴブリンの効果を発動! 墓地のスクラップを手札に加えるよ」

まる子「キマイラを手札に!」□□□+□


まる子「あたしゃターンエンドだよ」


みぎわ「待った、ドーラの効果を発動するわ」


ドーラ(2)→(1)


みぎわ「ドーラを無敵に、そして墓地に送られたシェキナーガの効果を発動!」


みぎわ「墓地の影依融合を手札に加えるわ」□□+□

まる子
手札□□□□
LP1400
[ ] F
[ゴーレム] [ホープ] [浮鵺城(守)] [エクィテス] [ ] 場
[時読み] [星読み] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔


みぎわ「私のターン!!」□□□+□

みぎわ「影依融合を発動!」□□□■


みぎわ「デッキのバトレインと、【シャドール・ヘッジホッグ】を融合!!」


ヘッジホッグ(シャドール)+バトレイン(地)


みぎわ「融合召喚! シェキナーガ!!」


みぎわ「墓地に送られたヘッジホッグの効果を発動!」


みぎわ「デッキから、シャドールを手札に加えるわ! シャドール・ドラゴンを手札に!」□□□+□


みぎわ「さあ、バトルよ!」


みぎわ
手札□□□□
LP6300
[ ] F
[ ] [ ] [ドーラ(守)] [シェキナー] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

まる子
手札□□□□
LP1400
[ ] F
[ゴーレム] [ホープ] [浮鵺城(守)] [エクィテス] [ ] 場
[時読み] [星読み] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔



ゴーレムATK2300vsシェキナーガATK2600→ゴーレム破壊!


まる子「ぐぇ!」LP1400→1100

まる子「くっ…ほ、補給部隊でドロー」□□□□+□


みぎわ「メイン2、一枚伏せて、ターンエンド」□□□■

みぎわ「そして、エンドフェイズにバトレインの効果。 デリックレーンを手札に」□□□+□

みぎわ(ドーラだったら戦闘面でも、効果の面でも安心できるわ……)

みぎわ(あのカードを出すまでは耐えるわ……あのカードを出せば)


みぎわ
手札□□□□
LP6300
[ ] F
[ ] [ ] [ドーラ(守)] [シェキナー] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


まる子(何か嫌な予感がするよ……とっとと蹴りつけたいのに…)


まる子(ドーラを突破できない……くそ)


まる子「…あたしのターンドロー!!」□□□□□+□


まる子「スクラップ・ビーストを召喚! そして、スクラップ・スコールを発動!」□□□□■■


まる子「スクラップ・ビーストを墓地に送りドロー!」□□□□+□

まる子「そして、ビーストを破壊!」

まる子「スクラップが破壊された事で、補給部隊、ビースト、サーチャーの効果を発動!」


補給部隊【1】→ビースト【2】→サーチャー【3】


まる子「 サーチャーを特殊召喚!」

まる子「そして、ビーストの効果を発動! 墓地のゴーレムを手札に加えるよ」□□□□□+□

まる子「補給部隊でドロー!」□□□□□□+□


まる子「サーチャーで、あたしのスクラップ以外のモンスターを破壊するよ」


エクィテス
ホープ
不夜城
→破壊


まる子「次は【手札抹殺】を発動!」□□□□□□■

みぎわ「手札抹殺ですって?!」


まる子「手札を総入れ替えだ!」■■■■■■+□□□□□□


【スクラップ・キマイラ】
【スクラップ・ゴーレム】
【ハルベルト】
【スクラップ・シャーク】
【星読みの魔術師】
【ハルベルト】

みぎわ「くっ…」■■■■+□□□□

【エクスプレス・ナイト】
【デリックレーン】
【臨時ダイヤ】
【シャドール・ドラゴン】









永沢「どうなってんだ…」


永沢「消えたと思った、さくらの気配が蘇ったら、強くなって…みぎわを押し始めたと思ったら……」

永沢「みぎわの力がより強く、より邪悪になってく…」

永沢「くそ! 早く行って確かめなきゃ……!!」



……パァァァァアアア!!!



永沢「な、なんだ!! 藤木くんのデッキが!」

パァァァァアア!!


永沢「いったい何が?!」ガサガサ

永沢「!!……カードが光ってる」

パァァァァアア!


永沢「……そうか、さくらの力が強くなったのはそういう事か…」


永沢「……」

永沢「がんばれよ…藤木くん。さくらを助けろよ」












まる子「手札を総入れ替えだ!」■■■■■■+□□□□□□


まる子「!!……このカードは」


まる子「よし、やってやろうじゃん!」




  『よし、マシンナーズ出撃準備完了! 行くぞ!!』




みぎわ「くっ…」■■■■+□□□□

みぎわ「ぼ…墓地に送られたドラゴンの効果を発動!」

みぎわ「あんたの星読みを破壊するわ!!」


星読み 破壊!




みぎわ「どんなもんだ!!」

まる子「甘いね! あたしにはもう三枚目の星読みの魔術師があるんだよ!!」

みぎわ「!」

まる子「星読みの魔術師をペンデュラムゾーンにセッティング!」□□□□□■




まる子「天に輝け、光のアーク!」




まる子「ペンデュラム召喚!!」




まる子「出てこい!」□■■■■


まる子「【マシンナーズ・ソルジャー】!」

まる子「【マシンナーズ・スナイパー】!」

まる子「【マシンナーズ・ディフェンダー】!」


まる子「そして、【督戦官コヴィントン】!!」


まる子「コヴィントンの効果を発動!」

藤木『三体のマシンナーズをリリースして、デッキから最強のマシンナーズを特殊召喚するよ!』




藤木『三体合体ィイ!!!』




まる子「来な! 【マシンナーズ・フォース】!!」


【マシンナーズ・フォース】
効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻4600/守4100
このカードは通常召喚できない。
「督戦官コヴィントン」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードは、1000ライフポイント払わなければ攻撃宣言をする事ができない。
フィールド上に存在するこのカードを墓地へ送る事で、
自分の墓地から「マシンナーズ・ソルジャー」「マシンナーズ・スナイパー」
「マシンナーズ・ディフェンダー」をそれぞれ1体ずつ選択して特殊召喚する。


みぎわ「こ…攻撃力4600?!」


まる子「バトル! フォースで攻撃!」


まる子
手札□
LP1100→100
[ ] F
[ ] [ ] [サーチャー(守)] [フォース] [ ] 場
[時読み] [星読み] P
[ ] [ ] [?] [補給] [ ] 魔


みぎわ
手札□□□□
LP6300
[ ] F
[ ] [ ] [ドーラ(守)] [シェキナー] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔




ドーラDEF4000vsフォースATK4600→ドーラ 破壊!


みぎわ「そんな……ドーラが…」


まる子「メイン2、フォースの効果を発動! 墓地から三体のマシンナーズを特殊召喚!」



墓地→ソルジャー、スナイパー、ディフェンダー


まる子「ソルジャーとコヴィントンでオーバーレイネットワークを構築!」


まる子「エクシーズ召喚! 【No.101 S・H・Ark Knight】」


【No.101 S・H・Ark Knight】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/水族/攻2100/守1000
レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を2つ取り除き、
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する
特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする。
「No.101 S・H・Ark Knight」の
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、フィールド上のこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。



まる子「アークナイトの効果を発動!」


アーク(2)→(0)


まる子「相手のモンスターをオーバーレイユニットにするよ!」


みぎわ「くっ…」


アーク(0)→(1)


まる子(よし! シェキナーガの効果を発動しなかった!)


まる子「一枚伏せてターンエンド!」■

まる子
手札0
LP100
[ ] F
[ ] [アーク(守)] [サーチャー(守)] [ディフェンダー(守)] [スナイパー(守)] 場
[時読み] [星読み] P
[ ] [?] [?] [補給] [ ] 魔


みぎわ「あたしのターン!」□□□□+□

みぎわ「転回操車を発動!」□□□□■

みぎわ「そして、エクスプレス・ナイトを召喚!」□□□■

みぎわ「転回操車の効果を発動! デッキから、【豪腕特急トロッコ・ロッコ】を特殊召喚!」


トロッコ星4→10


みぎわ「二体でオーバーレイネットワークを構築!」



みぎわ「エクシーズ召喚! グスタフ・マックス!!」


みぎわ「よし! グスタフの効果を発動!」


グスタフ(2)→(1)


みぎわ「2000のダメージで吹き飛べぇぇえ!!」

まる子「チェーン!! 伏せカードを発動!」


みぎわ「!」


まる子「リビングデッドの呼び声!!」


グスタフ【1】→リビデ【2】


みぎわ「リビングデッドの呼び声? そんなので私のグスタフは止められないわよ!!」

まる子「残念だね、止められるよ!」

まる子「あたしは墓地のエクィテスを特殊召喚!」


エクィテス 蘇生!


みぎわ「はん! ヤケクソになったのかしら?!」

まる子「エクィテスはね…相手の効果ダメージを反射する効果があるんだよ」

みぎわ「!…グスタフの効果が………こっちに!!」


まる子「くらぇぇえええ!!」


みぎわ「ぐわぁぁぁああ!!!」LP6300→4300


みぎわ「カハッ!……くそ」

まる子「さあ次はどうする!」

みぎわ「……」


みぎわ「……まだ早いけど」




みぎわ「やるしか無いわね」





みぎわ「私は手札から、臨時ダイヤを発動!」□□■

みぎわ「墓地のグスタフを特殊召喚するわ」

みぎわ「さくらさん、見せてあげるわ。私の最終兵器を!!」


みぎわ「二体のグスタフで、オーバーレイネットワークを構築!!」


まる子「エクシーズモンスターでオーバーレイ!?」


みぎわ「愛よ!」



   「勇気よ!」







   「希望よ!!」






みぎわ「今こそ、ミラクルパワーをちょうだい!!」

みぎわ「ホーリーアップッ!!!」




   「エクシーズ召喚!!」




まる子「……」

みぎわ「見なさい……これがエクシーズの最終形態」


────────────────
ランク0/光属性/戦士族/攻 0/守 0
「No.」モンスター以外の同じランクのXモンスター×2
ルール上、このカードのランクは1として扱う。
────────────────


みぎわ「そして、私の希望!」


────────────────
(1):このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する
お互いの戦闘ダメージは0になる。
────────────────



みぎわ「【F No.0……】」



────────────────
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動できる。
その相手モンスターのコントロールをバトルフェイズ終了時まで得る。
────────────────




みぎわ「【未来皇ホープ】!!」



【F No.0 未来皇ホープ】
エクシーズ・効果モンスター
ランク0/光属性/戦士族/攻 0/守 0
「No.」モンスター以外の同じランクのXモンスター×2
ルール上、このカードのランクは1として扱う。
(1):このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する
お互いの戦闘ダメージは0になる。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動できる。
その相手モンスターのコントロールをバトルフェイズ終了時まで得る。
(3):フィールドのこのカードが効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。


まる子「未来皇ホープ……」


みぎわ「さあ、バトルよ!」

まる子「!…攻撃力が0のモンスターで攻撃?」



みぎわ
手札□□
LP4300
[転回操車] F
[ ] [ ] [ホープ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔

まる子
手札0
LP100
[ ] F
[エクィテス] [アーク(守)] [サーチャー(守)] [ディフェンダー(守)] [スナイパー(守)] 場
[時読み] [星読み] P
[ ] [リビデ] [?] [補給] [ ] 魔



エクィテスATK3200vsホープATK0



みぎわ「ホープは戦闘では破壊されない……そして、戦闘でのダメージはゼロ」



みぎわ「そして」



みぎわ「このカードと戦闘をおこなったモンスターを得るのよ!」

まる子「なに?!」



エクィテス→みぎわへ


みぎわ「エクィテスで攻撃!」



スナイパーDEF800vsエクィテスATK3200→スナイパー 破壊!


まる子「くっ…補給部隊でドロー!」0+□


みぎわ「メイン2に移るわ、バトルフェイズ終了時にエクィテスはあなたの場に戻るわよ」


みぎわ「【封印の黄金櫃】を発動!」□■


【封印の黄金櫃】
通常魔法(制限カード)
デッキからカードを1枚選んでゲームから除外する。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、
この効果で除外したカードを手札に加える。


みぎわ「私はデッキから……【死者蘇生】を除外するわ!」


まる子「死者蘇生……まさか」

まる子(バトレインを蘇生させて……いや、あたしにはエクィテスがいる! 効果ダメージは無力だよ)


みぎわ(でも、逆に言えばエクィテスを突破すれば適当なダメージでも……)



まる子(つまりはエクィテスを)


まる子(突破されたら…)みぎわ(突破したら!)



(負け…)(勝ち!)




みぎわ「私はこれでターンエン……!!」

みぎわ「おっと、忘れるとこだったわ【サイクロン】を発動!」■

みぎわ「私の転回操車を破壊するわ」


転回操車 破壊!


みぎわ「ターンエンドよ」

みぎわ
手札0
LP4300
[ ] F
[ ] [ ] [ホープ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


まる子「あたしのターン!」□+□

まる子(………ダメだ…これじゃあ突破できない)

まる子「ターンエンド…」


まる子(でも……突破できないのは相手も同じ…)

まる子(なんとかして耐えよう!)


まる子
手札□□
LP100
[ ] F
[エクィテス] [アーク(守)] [サーチャー(守)] [ディフェンダー(守)] [ ] 場
[時読み] [星読み] P
[ ] [リビデ] [?] [補給] [ ] 魔


みぎわ「私のターン!」0+□

みぎわ「いいの来たわ!」

まる子「!」


みぎわ「私は【ブラック・ホール】を発動するわ!!」■


まる子「なっ!」


みぎわ「全てのモンスターを破壊するわ!」



【ブラック・ホール】
通常魔法(制限カード)
(1):フィールドのモンスターを全て破壊する。



みぎわ「そして、ホープの効果を発動! 効果で破壊される場合、オーバーレイユニットを取り除く事で……」


ホープ(3)→(2)


みぎわ「その破壊をユニットが肩代わりするわ」


まる子「くっ…アークナイトの効果を発動! オーバーレイユニットを肩代わりして、破壊されないよ!」


アーク(1)→(0)


エクィテス
サーチャー
ソルジャー
ディフェンダー
→破壊!


みぎわ「アークナイトのオーバーレイユニットだった、シェキナーガの効果を発動。墓地の影依融合を手札に」0+□

まる子「……補給部隊で、ドロー」□□+□


まる子(…………そんな、エクィテスが突破された…)

みぎわ(よし! エクィテスを突破した!)

みぎわ(次の私のターンに死者蘇生が来る。バトレインを蘇生して、ダメージで終わり)

みぎわ(もし、バトレインが失敗したとしても、ダメージを与える機会はいくらでもあるわ)



みぎわ(相手のライフはたったの100よ……いけるわ!)


みぎわ「ターンエンドよ!!」

みぎわ
手札□
LP4300
[ ] F
[ ] [ ] [ホープ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔


まる子「……あたしのターン」


まる子「ドロー!」□□□+□


まる子「!……なんとかなるかも!」

まる子「スクラップ・ファクトリーを発動!」□□□■

まる子「スクラップ・ゴーレムをペンデュラム召喚!」□□■


まる子「ゴーレムの効果を発動! 墓地のゴブリンを特殊召喚!」

まる子「行くぞ、ゴーレムにゴブリンをチューニング!」

☆☆☆☆☆+☆☆☆



まる子「シンクロ召喚! スクラップ・ドラゴン!!」

まる子「ドラゴンの効果を発動! あんたのホープと、ドラゴンを破壊するよ!」

みぎわ「ホープの効果を発動! オーバーレイユニットで肩代わりするわ」


ドラゴン 破壊!

ホープ(2)→(1)


まる子「スクラップが破壊された事で、 補給部隊、スクラップ・ファクトリーを発動!」


補給部隊【1】→ファクトリー【2】


まる子「ファクトリーの効果で、デッキからゴーレムを特殊召喚!」


デッキ→ゴーレム


まる子「そして……補給部隊でドローするよ」


まる子「……」


まる子(………このターン…このドローがもしかしたら、あたしの最後かね…)



   『まーるちゃん』



まる子「!」

まる子「………え?」




たまえ『まるちゃん』



まる子「……たまちゃん」


たまえ『がんばれ!』


藤木『思いっきりいけよ!』

山田『あはは』


まる子「………藤木、山田」


野口『…ファイト……』

丸尾『ズバリ! フレー! フレー! さ・く・ らさん!!』





まる子「みんな……」


まる子「……よし」


まる子(どうせ最後なら、思いっきり引くぞ!)


まる子「あたしのターン!!」










……パァァァァアアア!!!


みぎわ「なに?!」

みぎわ(あれは…シャイニング・ドロー!)


まる子「ぉぉぉおおお!!!」


みぎわ(なんて光よ…私並みじゃない!!)


みぎわ「いえ、それ以上の光!!」





まる子「ドォロォォオオ!!!」




□□+□



まる子「……」

みぎわ「……」

まる子「よし!」

みぎわ「!」


まる子「ゴーレムの効果を発動! 墓地のゴブリンを特殊召喚!」

まる子「ゴーレムにゴブリンをチューニング!」

☆☆☆☆☆+☆☆☆

まる子「シンクロ召喚! スクラップ・ドラゴン!」


まる子「スクラップ・ドラゴンの効果を発動! あたしの伏せカードと、ホープを破壊するよ」

みぎわ「ホープの効果を発動! 破壊を肩代わりするわ!」


[?]→スクラップ・スコール 破壊!

ホープ(1)→(0)


みぎわ「よし! 守った!」


みぎわ(相手はファクトリーを使い切った! さらに、ホープを破壊仕切れなかった!)


みぎわ「勝った!!!」

まる子「まだだ!」


まる子「【ミラクルシンクロフュージョン】を発動!」□□■


みぎわ「!」


まる子「あたしは、場のスクラップ・ドラゴンと墓地のホープを融合!!」

まる子「友があたしを後押しし……勝利の道へと進ませる」


【スクラップ・ドラゴン】(ドラゴン族 シンクロ)+【希望皇ホープ】(戦士族)





   「融合召喚ッ!!」






まる子「【波動龍騎士 ドラゴエクィテス】!!」


【波動龍騎士 ドラゴエクィテス】
融合・効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3200/守2000
ドラゴン族シンクロモンスター+戦士族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、墓地に存在するドラゴン族のシンクロモンスター1体をゲームから除外し、
エンドフェイズ時までそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る事ができる。
また、このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、
相手のカードの効果によって発生する自分への効果ダメージは代わりに相手が受ける。


まる子「エクィテスの効果を発動! 墓地のスクラップ・ドラゴンを除外して、名前と効果を得る!!」


スクラップ・ドラゴン→除外!


まる子「スクラップ・ドラゴンになった、エクィテスの効果を発動! あんたのホープと、あたしのリビングデッドを破壊するよ!!」


みぎわ「そんな……」



リビングデッド 破壊!

ホープ 破壊!



みぎわ「ホープが!!」


まる子「そして、あたしはこのカードを発動する……」





まる子「【受け継がれる力】」





【受け継がれる力】
通常魔法
自分フィールド上のモンスター1体を墓地に送る。
自分フィールド上のモンスター1体を選択する。
選択したモンスター1体の攻撃力は、
発動ターンのエンドフェイズまで墓地に送った
モンスターカードの攻撃力分アップする。


まる子「アークナイトを墓地に送り、その攻撃力分エクィテスの攻撃力を上げるよ!!」


みぎわ「そんな……」



エクィテスATK3400→5500



みぎわ「嘘よ…」



まる子「バトル!!」



みぎわ「嫌よ……」



まる子
手札□
LP100
[ファクトリー] F
[ ] [ ] [エクィテス] [ ] [ ] 場
[時読み] [星読み] P
[ ] [ ] [ ] [補給] [ ] 魔

みぎわ
手札0
LP4300
[ ] F
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 場
[ ] [ ] P
[ ] [ ] [ ] [ ] [ ] 魔



まる子「エクィテスで攻撃ィィィイ!!!」



エクィテスATK5500 ダイレクト!!



みぎわ「花輪……くん…」





みぎわ「うぎゃあぁぁぁぁあああ!!!」LP4300→0



まる子「ハァハァ……勝った」

みぎわ「……」

まる子「ハハ……勝った」




まる子「やったぁ! 勝った!!」



まる子「みんな、見てた! あたしゃねやったよ! みぎわさんを倒したんだよ! 仇を取ったんだよ!」



まる子「ゴホ…ゴホ……これで……終わった…よ」


まる子「なんだろ……急にめまいが…」



まる子「ぁぁ……」




ドサッ!



まる子「……」

みぎわ「……」


みぎわ「……」ピク!

みぎわ「……ぅぅ」

みぎわ「………よ」


みぎわ「……ま…よ」


みぎわ「……まだよ」




みぎわ「まだ終わらないわ…」











「…………ぅぅ」





まる子「ん…ぅぅ」

まる子「………?」


たまえ「まるちゃん!」


まる子「……たまちゃん?」


たまえ「まるちゃん、お疲れ様」

まる子「……なんで…たまちゃん、あんたが居るの?」

たまえ「あぁ、あのね……」



丸尾「ズバリ! さくらさんのおかげでしょう!」



まる子「おわっ! ま、丸尾くん!」

丸尾「ズバリ! あなたがみぎわさんを倒したおかげで、闇の決闘で消えたみんなが解放されたのでしょう!」


まる子「みんな?」

まる子「………!!」



  ザワザワ…

        「やった! 俺、生きてる!」

「あれ…なんで、私はここに?」

           ザワザワ…

根岸「あれ? 俺……あれ?」



まる子「……」

まる子「…お、山田だ!」

ザワザワ…


山田「アハハハッ! おいら生きてるじょ〜!」

野口「クックック…やったね」


小杉「なあ、長山くん。俺らなにしてたんだっけ?」

長山「……さぁ?」


ブー太郎「ブー! はまじ、無事だったかブー!」

はまじ「ブー太郎! お前ケガがないみてぇだな! よかった…」


藤木「……」

笹山「藤木くん!!」

藤木「笹山さん?!」


ダキッ!

藤木「さささささ笹山さん?!////」

笹山「……藤木くん、ごめんなさい。私、あなたを…」

藤木(えへへ//// 笹山さんが僕にくっ付いて//)


まる子「みんな…」

たまえ「まるちゃんのおかげでみんなが帰ってきたよ」

まる子「……」

丸尾「さくらさん…」

まる子「!」

丸尾「ありがとうございます」

丸尾「あなたにはいくら感謝しても、足りないくらい感謝しているでしょう!」

まる子「いやぁ〜、それほどでも…」

丸尾「ズバリ! あなたになら、次の学級委員を任せられるでしょう!」

まる子「………あんたね」

たまえ「ハハ…まあ、丸尾くんらしい感謝の仕方だね」


たまえ「……そろそろかな?」

まる子「?」

たまえ「まるちゃん、立てる?」

まる子「あんたね、バカ言ってんじゃないよ。それぐらい出来る……」


グラ…


まる子「あれ? 力が…入んない 」

たまえ「えぇ…しょうがないね」

たまえ「まるちゃん、私におぶさって」

まる子「え…」

たまえ「ほら、まるちゃん。早く」

まる子「………うん」


スッ…


たまえ「よいしょ。まるちゃん、動くよ」

まる子「うん!」

たまえ「みんな、行くよ」


ブー太郎「ブ? 行くってどこへだブー」


丸尾「ズバリ! お家に帰るのでしょう!」

はまじ「あぁ……家か…」

野口「そう言えば…長い間帰ってなかったね」

山田「母ちゃんに怒られるじょ〜アハハハ」

藤木(母さんも、父さんも心配してるだろうな……早く帰らないとな)

丸尾「ズバリ! みなさん、わたくしについて来て下さい!」



テクテク


たまえ「……ふふ」テクテク

まる子「…たまちゃん」

たまえ「ん? なに」

まる子「あんた、やけににやけてるね」

たまえ「え! そうかな?」

まる子「そりゃまあ、凄いよ!」

たまえ「えぇ……」

まる子「へへ、まあ分からなくもないけどね」

たまえ「なんだか今のみんなを見てると自然と、にやけてくるよね」

まる子「……うん、不思議だよね」










丸尾「ズバリ! みなさん、列車に乗りましたか?」

ブー太郎「乗ったブー!」

山田「アハハハ! 乗ったよぉ〜」

野口「……」

丸尾「もしもし、花輪くん! 聞こえますか?」


『ザザ…あぁ聞こえるよ』


丸尾「全員乗りました! いつでも出発して大丈夫でしょう!」


『分かった、みんなに走行中は手や足、頭を出さないように注意してね』ザザ…


丸尾「はい!」


丸尾「みなさん! ズバリ! 発車いたしますのでご注意ください!」


ブー太郎「おいらウチに帰ったら、母ちゃんの豚カツを腹いっぱい食べるんだブー!」

小杉「豚カツか……俺も母ちゃんに頼んで作ってもらおうかな」

ブー太郎「はまじは家に帰ったら何かしたいかブー?」

はまじ「家に帰ったらか……母ちゃんがなんて言われるのかが怖くて、そんなの考えれねぇな…」

ブー太郎「ブー……」


山田「アハハハ、おいら早く家に帰って、新しいギャンブルデッキを作るんだじょ〜」

野口「クックック…あたしも…家に帰って、新しいデッキを作りたいね」


長山「そう言えば、しばらく家に帰ってなかったな……小春、心配してるだろうな」











コッ…


コッ…


コッ…


みぎわ「ゼェ…ゼェ…」


みぎわ「ま……まだよ」

みぎわ「まだ…ゼェ終わらないわ!」



『いや、終わりだよ』


みぎわ「!……永沢」

永沢「悪は倒された。…これで物語はハッピーエンドさ」

永沢「君はこの最後になんの不満があるんだい?」


みぎわ「不満まるけよ!!」


みぎわ「私はまだ…花輪くんと幸せになってないじゃないの!!」


永沢「……」

みぎわ「途中までは面白いぐらい上手くいってたのに…」

みぎわ「なのに…なのに……」

永沢「ふん、上手くいってたか…」

永沢「本当にそんな事思ってたのか?」


永沢「姫が倒すべき最大の悪、この時点で君の物語は破綻してるのにな……そんな事も分からないなんて、君はバカだな」

みぎわ「黙れッ! 」

永沢「まあ、君なりに考えて偽物のボスを作ったつもりのようだね」

永沢「6年の根岸って人の妹だっけ?」


みぎわ「黙れッてのが聞こえないの?!」


永沢「ふん…自分が悪いのに声を荒らげて黙れと叫ぶ…まるでワガママな低学年の子だな」

みぎわ「………」


タッ…

タッ…

みぎわ「……」


永沢「逃げるのか?」


タッ…

みぎわ「……逃げるんじゃないわよ」


みぎわ「やり直すのよ」


タッ…


タッ…


永沢「……」


みぎわ「……」


タッ…

永沢「校長室…」

みぎわ「!」


永沢「そこの金庫に″あれ″がある」

みぎわ「……」



永沢「なかなか手間取ったよ…金庫を破るの」



……スッ

みぎわ「!!」

永沢「……これが必要なんだろ?」


みぎわ「……返しなよ」


永沢「まさか本当にあるなんてな思わなかった…」



『千年アイテム』


永沢「凄い力を持つ道具だよな」

みぎわ「返せ!!」

永沢「やだよ」

みぎわ「それは私の物よ!」

永沢「いや、僕の物さ」

みぎわ「なにふざけた事を言ってんのよ! 早く返しなさい! じゃないと……私が…消えちゃう!」

永沢「……みぎわ、残念だったね」


永沢「たとえ、千年アイテムを使っても決闘の勝敗を塗り替えることはできないのさ」

永沢「君だって分かってるだろ」



みぎわ「そんなことない……」


永沢「いや、そのアイテムは人を操る力しかないんだ」




みぎわ「いやよ…」


永沢「さよならだね。みぎわ」



永沢「いや、怪物……」

みぎわ「ぁぁぁ……いや」





みぎわ「いやあぁぁぁぁああ!!!」


みぎわ「あああ!! か、体がぁぁあ!!!」

みぎわ「消える……消えちゃうぅぅッ!!」


永沢「……」


みぎわ「ぁぁ…」




みぎわ「花輪……くん…」






みぎわ「す……好きよ…」














ブロロロッ!


ヒロシ「おい、本当に見たんだろうな?」

友蔵「確かにワシは見たんじゃ! 山の方からまばゆい光を…ワシは見たんじゃ! 」

さきこ「でも、その光がまる子に関係あるとは限らないよね」

友蔵「え……まあ…」


ヒロシ「…まる子の野郎、どこに行ったんだぁ」

ヒロシ「……」

ヒロシ「……お?」

さきこ「どうしたのお父さん?」

ヒロシ「列車が走ってる…」

友蔵「なんじゃと!!」

さきこ「え……本当だ。でも、普通のことじゃないの?」

ヒロシ「あそこはとっくの昔に廃線になったんだよ」

友蔵「どういうことじゃ…」


さきこ「ん……」

さきこ「……あぁぁぁッ!!」

ヒロシ「おう! なんだ?!」


さきこ「ほら、あそこ! まる子が!」

友蔵「おぉ、本当じゃ!」

ヒロシ「………へへ、元気そうだな」

友蔵「あぁ、なにかを成し遂げた顔をしておるの」

さきこ「まったく…まる子ったら……なにがあったかコッテリ聴かなきゃね」

友蔵「ああん、お姉ちゃん怖いぃ〜」

さきこ「……」

ヒロシ「なにバカな事言ってんだよ。ほら、行くぞ」

さきこ「行くって、どこへ?」

ヒロシ「まる子達を迎えに行くぞ!」

友蔵「そうじゃな…行こう!」

ヒロシ「しっかり捕まってろよ!」



ブロロロロロッ!!


ブロロロロロッ!!


『お…お父さん! 速すぎるって!』


『ヒロシ! 速すぎることはない! もっと飛ばせ!!』


『それ来た!!』







キートン『全てが終わっり、解放されたまる子達』



まる子「やっぱり、あたしのデッキにはギブアンドテイクを入れようかね」

たまえ「えぇー、どうだろう?」



キートン『まる子達を乗せて走る列車は、雲一つないキレイな星空の下、ゆっくり走っていったのであった』




まる子「アハハ!」

たまえ「ふふふ」


〜FIN〜

次回予告



ハァー、ついに終わったよ…

……え? まだ終わりじゃない? 明日、花輪くんのウチに来てくれ?

やれやれしょうがないね、行ってあげるとするかね



次回のちびまる子ちゃんは、


『エピローグ』

『新たな戦いの予感』


の二本だよ。 お楽しみにね

次の投下は未定

少し忙しくなるから、時間がかかるんじゃないかな?

『エピローグ』



花輪「やあ、君たち! 集まってくれて、ありがとう」

丸尾「ズバリ! どうと言うことは無いでしょう!」

藤木「そうだよ、どうってことないよ…」


藤木(本当はどうって事あるんだよな…)

藤木(ハァ…笹山さんにどっか行こうって、誘われたのに……まあ、こっちの約束が先だから仕方ないか…)


山田「おいら今日、カードショップに行こうと思ってたんだじょ…」

野口「………あたしも」


花輪「おっ、やあヒーロー」

まる子「やだね、照れくさい」

花輪「どうだった、僕がプレゼントしたカードは? 役に立ったかな?」

まる子「浮鵺城とグランソイル、なかなか良かったね! いやー、ここぞって時に活躍したよ!」

まる子(アークナイトはそこまで使わなかったね……)


まる子「それはそうと、本題に入りなよ」

花輪「……それもそうだね」

花輪「全て話すよ……いままで隠してた事を…」

野口「…隠してたこと?」


花輪「……入って」

まる子「?」



………ガチャ

永沢「……」


野口「!……永沢」

藤木「永沢くん!」

丸尾「おや、永沢くん」


永沢「…やあ、みんな」

まる子「あんたどうしたのさ?」

永沢「……聞いてほしい事があるんだよ」



野口「……」

山田「……」

丸尾「むむ? ズバリ、なんでしょう」

藤木「なんだろね?」

まる子「さあ?」


永沢「今から話すのはこの事件の話……つまりはみぎわの事の話さ」



まる子「!」

藤木「……え?」

野口「………」

山田「アハハ?」

丸尾「ズバリ! どう言うことでしょう!」


永沢「君達はなぜ、この事件がおこったかを知っているかい?」


まる子「うん……」

丸尾「ズバリ! さくらさんから、ある程度は聞きました…」

藤木「なんでも…花輪くんの気を引こうとしたらしいね」

山田「アハハ、そのためにおっきな組織をつくってたね」

野口「……人を洗脳してね」


永沢「そうさ、それじゃあ何で人を洗脳できてたのか……それが分かるか?」


まる子「……」

野口「……」

藤木「えぇーと……たしか機械を使うんだよね。負けた相手のディスクに射し込んで…」

永沢「君は本当にそう思ってるのか?」

藤木「え……?」

永沢「そんな機械で人を洗脳できると思ってるのか」

花輪「あまり時間が無いんだ、早く話した方がいいと思うよ」

永沢「……それもそうだな 」


永沢「みんな見てくれ!」



……スッ

藤木「!…なんだよこれ…」


野口「クックック…なんかの冗談かね」



永沢「いや……冗談じゃないよ」



まる子「ハァー…本当にあったなんて…」





山田「千年アイテム…」


永沢「……あぁ、奴の力の根源であり、みぎわを変えたものだよ」

丸尾「ズバリ! どういう事でしょう!?」


永沢「……ある時、訳あって言えないが、みぎわが落ち込んでた時にみぎわが拾ったんだ」

永沢「このアイテムには凄い力がある…願いを叶えるなんて造作もないほどのね」

永沢「それに気づいたみぎわは願い事をこれに言ったんだ」




──花輪くんが欲しい!




花輪「……」

まる子「……」

永沢「すると…アイテムから『闇』が出たんだ」


永沢「その闇がみぎわを包み、力を与えた、人を操る力を…」


永沢「そして闇はみぎわの隠してた人格を引き出した」


野口「……」

永沢「自分が幸せになれるなら他人なんてどうでもいい」

永沢「人間だれもが持っているやつを新しい人格として表に出したんだ」


藤木「……つ…つまりは、みぎわは、みぎわの人格はとっくの昔に…死んでたのかい?」

永沢「………」

永沢「……いや、生きてるよ。今も生きてるさ」

丸尾「むむ? 今も生きてる?」

まる子「どういう事さ?」


永沢「みぎわは…いや、みぎわの体を乗っ取ったあいつは次々と人を洗脳していった」


永沢「その洗脳の途中でみぎわが目覚めた…」


永沢「みぎわは最後の力を振り絞り、自分を僕の頭の中に逃がした」



まる子「!」

野口「……」

山田「……」

藤木「えぇ! なんだって!」

丸尾「い…生きている…頭の中……」


永沢「計画を潰そうと花輪くんに会って伝えろだ、あれしろだ、これしろだ言ってきて大変だったよ…」


永沢「でも、それももう終わりだな」


まる子「え?」


永沢「……消えるんだってさ、みぎわ」


野口「!…」

丸尾「な!」

山田「……」

藤木「……」

花輪「くっ……」


まる子「え…」



永沢「もう一人のみぎわの力で僕に入れたんだ」

永沢「もう一人のみぎわが居なくなればその力が無くなり、みぎわが消える」



まる子「……」


永沢「そういう事さ」

永沢「君達を呼んだのは、最後にみぎわが君達に謝りたいから呼んだのさ」


永沢「僕が言うのはシャクだけど……みんな」



永沢「すまなかった」


まる子「……」

丸尾「……」

野口「……」

山田「……ねぇ、永沢くん」

永沢「なんだよ」

山田「なんで、おいら達に隠れるようにコソコソとしてたのさ」

山田「おいら達にみぎわさんの事を話せばよかったんじゃないのかい?」

永沢「……君たちの中に裏切り者がいる可能性が高かったから、会おうにも会えなかったのさ」

丸尾「ズバリ! グサリッ!」

山田「アハハハ、それもそうだじょ〜」

野口「クックック、裏切り者がいるからね…しかたないね」

丸尾「グサリッ!!」

まる子「アハハハ! 野口さん、えげつないねぇ」

藤木「ハハハッ!」


永沢「……」

永沢「……ハァ」


永沢「みんな」


まる子「ハハ……ん?」

藤木「なんだい?」

永沢「……」



永沢「今から僕は君達の記憶を消さなきゃならない」

丸尾「なんと!?」


まる子「ちょっと! いきなり何言い出すのさ!」

永沢「………みぎわからの頼みなんだよ」

永沢「自分がいた痕跡を全部消したいんだってさ」

野口「……」

永沢「……でも、無理強いはしない…消すかどうか選べるんだとさ」

まる子「……」

山田「……」



藤木「……僕は」


まる子「!」

野口「…!」

山田「……」



藤木「僕は……消してほしいな」


永沢「……」


藤木「……僕、デュエルで人を傷つけちゃったし…」

藤木「その…その記憶をいつまでも背負うのは……ちょっと辛いから…消してほしいな」


丸尾「……ズバリ、わたくしも同じでしょう!」

丸尾「みなさんにウソ偽りをつきながら、みなさんと共にしたのはズバリ! とても辛かったでしょう!」


野口「……あたしも消してもらおうかね」

野口「あたしは…楽しい事は好きだけど辛いのや、悲しいのは嫌いだからね」

野口「…だから、嫌いなこの記憶は消してもらおうかね」


山田「おいらも楽しいのは好きだけど、悲しいのはキライだじょ…」

山田「だから消してもらうじょ〜」

永沢「そうか…みんなは消すんだね」

永沢「さくらはどうするんだ」


まる子「あたしは……」












──「まるちゃん」



   ありがとうね




──「ぁぁ……」



──「うあぁぁぁぁああ!!」









まる子「消してほしいな…」



永沢「わかった、みんな消すんだな」


藤木「あぁ!」

丸尾「ズバリ! 後悔はしません!」

野口「まあ、記憶が消えるから、後悔しようにも出来ないだろうけどね…」

山田「アハハハ」


まる子「……あたしゃちょっと、惜しいかな?」

山田「え? どうしてだい?」

まる子「いやぁ〜、あんな大事件にアニメみたいなデュエル、二度と体験できないだろうからね…消すのはもったいないかな?」

永沢「なんだよ、さくら。消さないのか?」



まる子「いや、お願いするよ」




永沢「それじゃあ……いくぞ」



















永沢「……」

花輪「……お疲れさん」

永沢「……最後は君だね」

花輪「……あぁ」

永沢「いくぞ」

花輪「……ちょっと待ってくれないかな」

花輪「みぎわくんと最後に話がしたいんだ」

永沢「……」

花輪「時間は取らせないからさ」

永沢「分かったよ…でも、ちょっとだけだからな」

花輪「あぁ…頼むよ」

永沢「…… 」




──花輪くん



花輪「……みぎわくん」

──花輪くん、あなたが言いたいこと……私、 分かってるわよ


花輪「……」


──あの時……私が花輪くんに本当の本気で告白した日、あの日



──私…ふられちゃったわよね




花輪「……」



──あの日に自分がOKを出していれば、私はアイテムを使うことは無かった

──そう思ってるのよね?


花輪「……あぁ、思ってるよ」


──花輪くん…これは、この事件は本来ならほろ苦い青春の一ページになるはずだったのよ

──時間が経てば笑ってすませれるようなる思い出になるはずだった

──でも、あのアイテムがそれを変えてしまった



──だれも悪くない、あなたも、私も……ただ運が悪かったのよ



花輪「みぎわくん…僕が最後に君に言いたいのはそんな話じゃないんだ」


──あら?



花輪「みぎわくん…最後に」



──……





花輪「いままで……ありがとう」


──!……


──花輪くん…最後にそれはズルいわよ……


花輪「HAHAHAッ! 少し、いじわるだったかな?」

──……もう、花輪くんたら


花輪「ごめんごめん」


──もう、それじゃあ…仕返しよ!



──花輪くん



──す……


花輪「……」



──……いえ…なんでもないわ

花輪「……そうかい」



──……


──花輪くん、もうすぐでさよならよね


花輪「……あぁ」


──今まで、ごめんなさい……迷惑かけたわね


花輪「……」

花輪「……みぎわくん」


──?


花輪「こういう時は『ごめんなさい』じゃなくて、『ありがとう』……って言うんじゃないかな?」



──!……


──!……



──……そうね…そうよね




──花輪くん





──今まで、ありがと




   そして、さよなら…私の好きな人




   あなたが私を忘れても、私はあなたを絶対に忘れないわ


















たまえ「まーるーちゃん! むかえに来たよ!」


まる子「それ来たぁ!」


たまえ「アハハ、待ちくたびれていたみたいだね」

まる子「ほら! 何してんのさ! 早く速く!」


たまえ「まるちゃん…まだ大会には十分間に合うよ」


まる子「お母さん! いってきまーす!!」



すみれ「はいはい、行ってらっしゃい」



『くぅー、腕がなるね!』

『私の新しいデッキがどこまで通用するか楽しみだなぁ』

『あたしゃね、スクラップがまだ通用することをみんなに見せつけてやるよ!』




すみれ「ふふふ、元気ね」

女性「あら! 奥さん!」

すみれ「あぁ! これは不動産屋さんの……」











ガヤガヤ… ガヤガヤ…


まる子「たまちゃん、登録終わった?」

たまえ「うん! まるちゃんも終わった?」

まる子「うん! バッチしだよ」


丸尾「む! ズバリ! さくらさんと穂波さんではないですか!」

まる子「あっ、丸尾くん」

たまえ「丸尾くんも出るんだね」


丸尾「はい! ズバリ! 今日の大会、優勝はもらいましたよ!」


山田「アハハハ、優勝はおいらのもんだじょ〜」


丸尾「ぬぁ! や、山田くん!」


まる子「山田!」

はまじ「おっ、山田! 聞いたぜ、おまえ、世界大会に出るんだってな!」

山田「アハハハ、そうだよ。おいらも世界に行って、ギャンブルは最強だってことをみんなに教えてやるんだじょ〜」

ブー太郎「すげーブー! うらやましいブー!」


まる子「はぁ〜…山田すごいね」

たまえ「世界大会か……いいなぁ」

まる子「いつかは行ってみたいね」



ミマツ「えぇー……」


ブー太郎「ブ! 来たブー!」

はまじ「……緊張するぜ」

野口「……」


ミマツ「ただいまから! 遊戯王OCGの公認大会を開始するよ!」


ミマツ「まずはぁ…第一回戦、関口くんと、富田くん……丸尾くんと…………」


ブー太郎「よし! やるブー!」

関口「へっ、叩き潰してやるぜ!



まる子「おお…関口とブー太郎が一回戦か…」


関口「俺のターン!」

関口「名推理を発動!」

ブー太郎「ブー……とりあえずレベル4を宣言するブー」

関口「へへへ、4だな…それじゃあ、いくぞ!」


【インフェルノイド・アドラメレク】
【モンスターゲート】
【異次元からの埋葬】
【ブレイクスルー・スキル】






ブー太郎「ブー……やっぱり【インフェルノイド】かブー」


【インフェルノイド・リリス】
【名推理】
【煉獄の死徒】





はまじ「すげぇ…まだ落ちるか!」


まる子「かれこれ20枚ちかく落ちてるね」


【マスクチェンジ・セカンド】
【デビル・フランケン】

関口「最後は【デビル・フランケン】! 特殊召喚するぜ!」

関口「墓地の【インフェルノイド・リリス】の効果を発動! 三体のインフェルノイドを除外して、特殊召喚!」

関口「フランケンの効果を発動! エクストラデッキから【ナチュル・エクストリオ】を特殊召喚!」LP8000→3000

関口「一枚伏せて、ターンエンド!」


ブー太郎「………サレンダーだブー」


まる子「……えげつないねぇ」

たまえ「……できるなら戦いたくない相手だね」


まる子「……おっ! 藤木と丸尾くんがデュエルしてる。ちょっと見に行こうかね」

たまえ「どれどれ……」



藤木「墓地の【ADチェンジャー】の効果を発動。【メタモルポット】をリバース。メタモルポットで捨てて、ドロー!」

丸尾「あわわ…」■■■■■+□□□□□

藤木「【魔石の発掘】を発動! 墓地の【月の書】を手札に」□□■■■+□

藤木「そして、月の書を発動! さらに、伏せてあった【太陽の書】を発動! メタモルポットをリバース!」

丸尾「ズバリ! ヒドイでしょう!」■■■■■+□□□□□


まる子「……藤木らしいデッキではあるよね」

たまえ「………そうだね」


前田「【ハウス・ダストン】の効果で、フィールドを【ダストン】で埋め尽くす!!」

冬田「くっ…」

前田「次に、【仕込みマシンガン】を発動! チェーンして【仕込み爆弾】【積み上げる幸福】、【連鎖爆撃】を発動!」

前田「連鎖爆撃で、1600のダメージ! 積み上げる幸福でドロー!」

前田「仕込み爆弾で、フィールド上のカードの数だけダメージを! マシンガンで、手札とフィールド上のカードの数だけダメージを与える!!」


冬田「きゃぁぁぁあ!!」LP0

前田「やった……勝った!」



まる子「あっちゃー、冬田さん負けちゃったか…」

たまえ「前田さん、強かったね」



丸尾「……ズバリ…負けてしまいました」

藤木(【ダストン】に【チェーンバーン】か……面白そうだな。今度つくってみようかな)

永沢「藤木くん…君、今よからぬことを考えてるね」

藤木「えぇ! そ…そんなことないよ!」

永沢「ウソつくなよ、どうせ前田の卑怯なデッキを見て、自分も作ってみたいって思ったんだろ」

藤木「ぅ……」

永沢「まあ、作ればいいじゃないか。卑怯者の君にお似合いなデッキだと思うよ」

藤木「ひ…ひどいよぉ〜! 永沢くん!」


山根「【マスク・チェンジ】を発動! シャドーミストを【M HERO ダークロウ】にマスクチェンジ!」

山根「ダークロウで攻撃!」

野口「ダークロウに月の書を発動」

山根「くっ……でも、相手の残りはたった100! 僕の場には二体のヒーロー! 勝てるぞ!」

山根「一枚伏せて、ターンエンド!」

野口「待ちな、伏せカードを発動! 【リビングデッドの呼び声】、墓地の【終末の騎士】を特殊召喚」

野口「終末の騎士で、【人造人間サイコ・リターナー】を墓地へ。リターナーで墓地の【人造人間サイコ・ショッカー】を特殊召喚!」


野口「そして、あたしのターン…ドロー」

野口「終末の騎士を手札に戻し【A・ジェネクス・バードマン】を特殊召喚!」

野口「終末の騎士を召喚。リターナーを墓地へ、リターナーで、【人造人間サイコ・ジャッカー】を特殊召喚!」

野口「ジャッカーの効果を発動! リリースして、人造人間を手札に加える。そして、相手の伏せカードを確認。その中に罠があれば破壊するよ」

山根「うぅ……奈落と聖バリが…」

野口「そして、破壊した罠の数だけ、手札から人造人間を特殊召喚! 来な、ショッカーとリターナー!」

野口「ショッカーとバードマンで、シンクロ! 【レアル・ジェネクス・クロキシアン】! クロキシアンで、あんたのアブソリュートを奪うよ」


野口「そんで【強制転移】を発動! リターナーを渡す」

山根「……裏守備のダークロウを渡す」

野口「バトル! ショッカーでリターナーに攻撃! リターナーで、墓地のサイコ・ショッカーを特殊召喚!」

野口「一斉攻撃!」

山根「うぐぅ!……」

山根「痛たた…」

まる子「ちょっと、山根。大丈夫?」

山根「だ…大丈夫……ちょっと胃腸の調子が悪くなっただけだよ」

野口「なーんだ…てっきり、さっきの攻撃でダメージを受けたのかと思っちゃった……くっくっく」

たまえ「ハハ! 野口さん、闇の決闘じゃないんだから、そんなのある訳ないじゃん」



まる子「闇の決闘…」




たまえ「?……まるちゃん? どうしたの」

まる子「うん…いやね、何かを思い出しそうになったんだよ」

たまえ「なんだろね?」

まる子「うーん……なんだっけね」



ミマツ「それじゃあ、一回戦! 次のブロックは…まるちゃんと笹山ちゃん…みどりちゃんと長山くん……」


まる子「おっと、呼ばれたみたいだね」

たまえ「私はシードだったよ」

まる子「へへへ、お互い頑張ろうね」

たまえ「うん!」










テクテク


まる子「……」テクテク

たまえ「……」テクテク


まる子「……たまちゃん、あたしゃもうダメかもしれないよ」

たまえ「……私も」


まる子「手札にね……スクラップ・ゴーレムが三枚も来ちゃったんだよ……しかも、二戦とも」

たまえ「私は二回戦で山田にあたってね……ギャンブルカードで大量ドローされて……そのまま…」

まる子「そうかい…」

たまえ「……」テクテク

まる子「……」テクテク

たまえ「……」テクテク

まる子「……それじゃあ、あたしこっちの道だから」

たまえ「うん……バイバイ」



テクテク


まる子「…はぁ〜」

まる子「ゴーレムの数を下げようかね……でもなぁ…」


すみれ「まる子。おかえり」

まる子「ただいま」

女性「あら、あなたがまるちゃん? かわいい子ねぇ」

まる子「?…お母さん、この人は?」

すみれ「あぁ、この人はね、不動産屋をしている旦那さんの奥さんよ」

女性「始めまして」

まる子「始めまして、さくらももこです」

女性「おっ! 丁寧なあいさつね。えらいわね」

すみれ「ホホ、そんな事ないですよ。当たり前の事ですわ」

女性「いいえぇ、当たり前の事ができるのがすごいんですわよ、奥さん」


女性「はぁ〜……私の産まれる子供もこんな子になれたらね…」

まる子「産まれる子供? もしかして、赤ちゃんがいるんですか?」

女性「えぇ、そうなのよ」

すみれ「今、八ヶ月なんですって」

まる子「へぇー」

まる子「名前はもう決めてるんですか?」

女性「そうね……夫とは相談してないけど、私は決めているわね」


まる子「ほうほう、なんて名前ですか?」

女性「男の子だったら、タケル……女の子だったら………」






   「ハナコ」




まる子「ハナコ……」

すみれ「あら、良い名前ですこと!」

女性「そうかしら!」

すみれ「えぇ、それはもう………」



『おぉ〜い! お前ぇ〜〜!』



女性「あら?」


男性「ハァハァ…捜したぞ」

男性「ふぅ……失礼、家内が迷惑かけました」

すみれ「いえいえ、こちらこそ失礼しました。奥さんとのお話が楽しくてつい長々と…」

男性「いえいえ……ほら、早くいくぞ」

女性「行く? 行くって、どこへ?」

男性「今日は定期検診だろ? もうすぐで時間なんだ、ほら!」

女性「あぁ! そう言えば!」


女性「奥さん、失礼しました!」

すみれ「いえ、またいつかゆっくりとお話がしましょう」

女性「えぇ、またいつか。それでは、何か売りたい、欲しい、物件がございましたら『花沢不動産』まで!」

男性「……ようは済んだか? いくぞ」

女性「はーい」

テクテク







まる子「ハナコ……闇の決闘…」



キートン『偶然か? はたまた必然か?』

キートン『みぎわはまだ生きているのか、いないのか』

キートン『それは誰にも分からないのであった』





───まだよ




───まだ終わらないわ…


〜エピローグ 完〜

『まる子、闇の決闘をする』の巻 〜完〜

『新たな闘いの予感』




──まる子達の闘いからしばらくしたある日…



カツオ「よぉ〜し、タラちゃん! デュエルだ!」

タラオ「やるですぅ〜」

サザエ「もうすぐでゴハンなんだから程々にしなさいよ」

カツオ「分かってるって!」



──とある少年達の日常が音もなく崩れていっていた






中島「おい! 磯野ォォオ! デュエルしようぜ!!」

カツオ「中島…お前、どうしたんだよ!」



──新たな闘いが始まったッ!!




甚六「およそ10年前、この街で子供の連続失踪事件があったんだ」

カツオ「失踪事件?」

中島「まさか!」

甚六「あぁ、闇の決闘絡みの話さ」



──過去と未来……



甚六「10年前に闇の決闘が頻繁におこなわれていた」

花沢「なんですって!」



──そして、今を繋ぐ10年前の事件



カオリ「来なさい!! 【仮面魔獣デス・ガーディウス】!!」


カツオ「くっ……カオリちゃん」



──次々と来る敵!



甚六「カツオくん……みんなを頼んだよ…」



カツオ「甚六さぁぁぁあん!!」



──倒れる仲間




中島「見つけた……世界大会2位の…ギャンブルデッキ使い、山田笑太さんのノート…」


『見つけてしまったわね』


中島「!!」


──忘れ去れられた真実




──壊れた日常のガレキから真実を見つけ出せ!!






──次回、『まる子、闇の決闘をする』の巻 改め、『カツオ、闇の決闘をする』




さーて、来週のサザエさんは?


『カツオ、闇の決闘をする』

『ボクはギャンブラー』

『花沢、超ド級の主砲』


の三本です。


来週もまた見てくださいね。

ジャンケン……ポン! ウフフフ

くぅー疲w

2年半ROMてなんとなく板の雰囲気を掴んで、始めて書いたSSが完結しました!

数々のミスはこれから遊戯王SSを書く人の反面教師になったらと思っています……




くぅ~疲れましたw これにて完結です!
2年半ROMてなんとなく板の雰囲気を掴んで、プロット組まずに始めて書いたSSでした
本当は話のネタなかったのですが←
数々のミスはこれから遊戯王SSを書く人の反面教師になったらと思っていますw
以下、まる子達のみんなへのメッセジをどぞ

まる子「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

みぎわ「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

藤木「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

小杉「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

野口「・・・ありがと」ファサ

では、

まる子、みぎわ、藤木、小杉、野口、キートン「皆さんありがとうございました!」



まる子、みぎわ、藤木、小杉、野口「って、なんでキートンくんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

いままで見てくれた方々、ありがとう

それから、サザエ編は書くつもりはないよ。

それじゃあ、適当なHTML化します

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