※キャラ崩壊有り
山奥の村にて
ベルトルト「お…お…大きくなったら僕と結婚して欲しいんだ!」
アニ「嫌」
ベルトルト「えっ?」
アニ「嫌」
ベルトルト「二度も言った!どうして!?」
アニ「私より小さい人と結婚なんかしたくないもん」
ベルトルト「確かに僕はアニより小さいけど…」
アニ「そういう事だから、んじゃ」
ベルトルト「……待って!」
アニ「何さ」
ベルトルト「今は僕は小さい…でも将来!将来アニよりおっきくなってみせるよ!」
アニ「最低私のお父さんくらい無きゃ駄目だよ」
ベルトルト「え!?アニのお父さん190越してるじゃん!!」
アニ「出来ないの?」
ベルトルト「うぅ…」
アニ「え?どうなの?」
ベルトルト「…こ…超えるさ…」
アニ「うん…?」
ベルトルト「超えてみせる!!!」
アニ「ふーん、じゃあ待っててあげても良いよ……」
スタスタ……
ベルトルト「よし……超えるぞ!190センチを…!!」
ライナー「お?なんだか気合入ってるな」
ベルトルト「ライナー!実は……」
ライナー「なるほどな、目指すはアニの親父さん越えね…」
ベルトルト「うん!そのためにはどんな筋トレもこなしてみせるんだ…!」
ライナー(いい目の輝きじゃないか…本気なんだな…よし)
ライナー「じゃあ俺もお前のトレーニングに色々協力してやるよ!」
ベルトルト「本当に!?ありがとう心の友!!」
それからトレーニングの日々が始まった…
ライナー「よーしベルトルト!ランニングするぞ!」
ベルトルト「うん!」
ライナー「ひとまずは隣村まで行こうぜ!」
ベルトルト「レッツゴー!」
物影のアニ(へえ…早速か…)
ライナー「身長に見合う筋肉も付けなくちゃな!次は腕立て伏せするぞ!ひとまず50回か」
ベルトルト「うんしょっ…うんしょっ…うう…腕がガクガクだよライナー……」
ライナー「っふっ…っふっ…甘えるな!アニのためなんだろう!?」
ベルトルト「う、うん……!!…10!…11!…12!」
物影のアニ(ヘタレのベルトルトが…やるじゃん…)
ライナー「大きくなりたいんなら好き嫌いは大敵だ!」
ベルトルト「ごくごく……うっ…牛乳不味い…」
ライナー「お前のは唯の飲まず嫌いだっての!」
ベルトルト「う、うん……ゴホッゴホッ!!」
ライナー「おいおい慌て過ぎだろ、むせるなよ…」
ベルトルト「う、うん…ケホッケホッ…(涙目)」
ライナー「……」
ベルトルト「ゴクッゴクッ……ぷはっ!飲めた!ライナー僕全部飲めたよ!!」
ライナー「…よくやった!それじゃあ休憩の後トレーニング再開な!」
ベルトルト「うん!」
物影のアニ(ベルトルトが好き嫌いを克服するとは…)
トレーニングは故郷を出た後も続いた…
壁内(訓練兵入団前)
ライナー「オラオラオラオラ全身使って耕せ!身長伸ばすには全身使うのが一番だぞ!」
ザッシュザッシュ…
ベルトルト「うんっ!ふんっふんっ……」
ザッシュザッシュ……
現場監督「何て生き生きと鍬を下ろすんだあいつらは…」
ライナー「オラオラオラー!」
ベルトルト「ふんっふんっ…!」
現場監督「お前ら今日のノルマもう終わってるだろ…」
ライナー「マジっすか監督!よっしベルトルト、ランニング行くぞー!」
ベルトルト「よーし行こう!ライナー!」
現場監督「うわっもう行きやがった…早い…」
職場が違うアニ(あれから何年も経つのによく続いてるじゃん…)
そんなこんなで年月は過ぎ、訓練兵になった…
ライナー「ベルトルト!今週の休暇はどうする予定だ?」
ベルトルト「何時も通り筋トレだよ」
ライナー「そうか!それじゃあ俺とランニング行こうぜ!」
ベルトルト「良いね!楽しみにしてるよ」
物影のアニ(…ベルトルト…すっかり大きくなったね…)
そして休日
ザザーーーーッ
ライナー「いやー降られたなー」
ベルトルト「だねー全身ビッショリだよー」
ライナー「空き小屋に雨宿り出来て良かったなー」
ライナー「いくら体を鍛えても風邪を引いちゃ元も子もねえ、脱いじまえ脱いじまえ」
ベルトルト「そうするよ、タオル貸してね」
脱ぎ脱ぎ
ライナー「……」
ベルトルト「ふうーそれにしても降ってるねー…止む頃には明日になってたりしてね、ふふ…」
ライナー「……」
ベルトルト「…ライナー?」
ライナー「……」
ギュッ……
ベルトルト「どうしたんだい?手なんか握ったりして…変なライナー」
ライナー「…ベルトルト」
ベルトルト「うん…?」
ライナー「……」
ベルトルト「……ライナー…」
暗転
ざわ…ざわ…
ーーーーー
ベルトルト「どうしたんだい?アニ…いきなり呼び出して…」
アニ「別に大した用事じゃないさ…」
ベルトルト「?」
アニ「…ねえベルトルト…あんた今…身長何センチになった…?」
ベルトルト「…この間の身体検査だと、確か185センチくらいだったよ」
アニ「そう…やるじゃない」
ベルトルト「成長期も重なってたからね」
アニ「それでも、凄いよ…あのトレーニングは無駄じゃなかったんだ」
ベルトルト「へへ…」
アニ「…あの時のこと覚えてる?…私のお父さんより身長が高くなったら…私と結婚するって…」
ベルトルト「覚えてるさ…懐かしいね」
アニ「あんたがさ…ライナーと二人で必死にトレーニングして…身長伸ばそうと頑張ってた姿…ずっと見てきたよ」
ベルトルト「うん…」
アニ「ふふっ根性無しのあんたが…あんなに必死の形相でさ…」
ベルトルト「……」
アニ「ずっと間近で見てきて…心、打たれたよ」
ベルトルト「…アニ」
アニ「あんたの努力に免じて…190センチには少し早いけど…あの時のプロポーズ、受けてあげても良いよ…」
ベルトルト「アニ…!本当かい!?ありがとう!!」
ベルトルト「でもごめん」
アニ「え」
ライナー「ようベルトルト、ここに居たのか」
ベルトルト「ライナー…!」
ひしっ
アニ「え」
ライナー「おいおい…アニが居るってのに…ははは」
ぎゅっ
アニ「え」
ベルトルト「アニ…僕とライナーは恋人同士なんだ…」
アニ「」
ライナー「夕日を追いかけながら筋トレし合ってる内に、地平線どころか行き着く所まで逝っちまった……」
アニ「」
ベルトルト「そういう訳なんだアニ…ごめんね勇気を出してくれたのに。ライナーは…その…男らしくて雄臭くてかっこよかったんだ…ぽっ…」
アニ「」
ライナー「おいおい…こんなところで褒めちぎるんじゃねえよ」
ベルトルト「本当のことだろ…?ふふ」
ライナー「はっはっは」
イチャイチャ…
アニ「」
ベルトルト「ふふふ…」
ライナー「はっはっは……」
スタスタ…
アニ「」
アニ「」
プチッ
アニ「ヌガアアアアァァァァァァァ!!!!!」
(アカン)
ユミル「ク~リちゃんはね~クリスタってゆ~んだホントはね~」
クリスタ「え!?なに!?」
サシャ「だけーど可愛いかーら(もぐもぐ)」
ミーナ「自分のことクリちゃんって言うんだよ」
クリスタ「い、言ってないよ!」
ミカサ「可愛いね(棒読)」
ユミル「クリ~スタ」
クリスタ「こっち見ながら変な歌歌うのやめてよぉみんなぁ!…ん?」
ダダダダダダダダダダダ…
ダダダダダダダ…ガラッ
アニ「ミイイイイイイナアアァァァァァァァ!!!!!!!」
ミーナ「え?私!?」
ユミクリ「!?」
ミカシャ「!?」
ミーナ「アニ!?何どうかした…ぐえっ」
ガックンガックン
アニ「教えろぉぉ!私に!今すぐ!」
ミーナ「おおおお教えるってなにを…ちょ…胸ぐら掴んで振るのやめ…」
アニ「男から男を奪う方法を!!!!!今すぐ教えろやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ガックンガックン
ミーナ「はいいいい!?」
ユミル「無理ゲーじゃね?」
アニ「あんのゴリラアアアアアァァァ!!!殺って殺ろうじゃねえかあああああぁぁぁぁ!!!!!」
イチャイチャ…
ベルトルト「ふふふ……」
ほっぺつんつん
ライナー「はっはっは…」
イチャイチャ…
おしまい
↓蛇足
ベルトルト「ラーイナー」
ライナー「ん?どうしたベルトルト」
ベルトルト「ふふっなんでも無い」
ライナー「こいつめ」
イチャイチャ…
ーーーーー
ユミル「…無理だろアレ…」
ミーナ「入り込めない…というか入りたくない…」
アニ「イエエェェガアアアァァァ(奇声)!!!!!!!」
縮こまるエレン(え!?俺!?)
おわり
スレタイからどうしてこうなった
きちんと冒険してるじゃないか(ベルトルトが)
乙!
良かった次回作期待
そこで終わるのか
でもこういうの好きよ。乙
>>30
胸ぐらじゃねえやコレ
肩で自動補完しといてくれ
よく見たら牛乳飲んでむせてる時点でフラグ立ってんのか
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