水銀燈「…金糸雀?」(41)
水銀燈「なんか見覚えのある物体があると思ったら…」
金糸雀「スゥースゥー…」
水銀燈「全く…なんでこんな木の上で寝てるんだか…」
水銀燈「ここは私の隠れ家のひとつなのに…」
金糸雀「スゥースゥー…ウゥ…」ウーン
水銀燈「うなされてる…ていうかすごい格好…今にも落ちそうじゃない」
水銀燈「…ま、私には関係ないわね」バサ
金糸雀「…うーん…」グラッ
水銀燈「!!!!!」バッ
金糸雀「ん…」スヤスヤ
水銀燈「も、もう!なによ!びっくりしたじゃない!落ちるかと…」
水銀燈「って、私には関係ないけど!でも他のところ行くの面倒臭いからちょっと近い枝に座ってるわぁ!」
水銀燈「私には関係ないけど!」
金糸雀「スゥースゥー」
水銀燈「…」ソワソワ チラッ
金糸雀「スゥースゥー」
水銀燈「…」チラチラ
金糸雀「スゥー…」
水銀燈「…」
金糸雀「ん…」ゴソッ
水銀燈「!!」バッ
金糸雀「んー…」
水銀燈「…」スタッ
水銀燈「…」ジーッ
水銀燈「はっ!私はなにやってるの!」
水銀燈「今ならローザミスティカを簡単に奪えるじゃない!」
水銀燈「…」チラッ
金糸雀「スゥースゥー…ン」
水銀燈「…まぁこの子ならいつでもいいわぁ…今日は気分じゃないしぃ…」
金糸雀「ムニュ…ンー…」
水銀燈「暇だわぁ…」
水銀燈「そもそもこの子の人工精霊はなにやってるの?肝心なときにいないんだから…」
金糸雀「ムニャ…みっちゃん~…マサチューセッツかしら…」
水銀燈「…」
金糸雀「翠星石…蒼星石…落ち着いて…」
金糸雀「真紅ぅ…それはスッポンじゃないかしら…やめるかしら…」
水銀燈「どんな夢みてるんだか…」
金糸雀「雛苺はやっぱりお利口さんかしら…」
水銀燈「…」
金糸雀「雪華水晶…うぅーん…うどん…」
水銀燈「…」
金糸雀「…」
水銀燈「…」ワクワク
金糸雀「スゥー…」
水銀燈「…」ワクワク
金糸雀「スゥースゥ…」
水銀燈「…水銀燈水銀燈水銀燈水銀燈」ゴニョゴニョ
金糸雀「うぅーん…」
水銀燈「…」
金糸雀「…す、すい」
水銀燈「!」
金糸雀「…翠星石」
水銀燈「あ、メイメイ、ちょっと行ってくるわぁ。え?どこにですって?あの性悪のところに決まってるじゃない」
何か言ってたら逆に死亡フラグだった気もする…
メイメイ<ピカッピカッ…!!
水銀燈「うるさいわねぇ…分かったわよ…止めとくわぁ」
金糸雀「スゥースゥー」
水銀燈「…なんかムカつくからデコピンでもしておこうかしら…」グッ
金糸雀「んん…」モゾッ
水銀燈「」ピタッ
金糸雀「…水銀燈ー…」ニヘー
水銀燈「」スッ
水銀燈「…」ニヤ
メイメイ<……
水銀燈「ちょっと何か言いたいなら言いなさいよ」
この長女と次女かわいい
銀金ほんといいよね……
水銀燈「…」グニグニ
金糸雀「むっ…むむ」
水銀燈「…」ムニー
金糸雀「ふへ~…」
水銀燈(面白い)クスッ
水銀燈「…ついでに瞼に目でも描いておくわぁ」キュッキュッ
金糸雀「…うぅーん」<●><●>
水銀燈「ぷっ!ふふ…!おでこにも…」キュッキュッ
金糸雀「…ん~」
<●>
<●><●>
水銀燈「~!!」バンバン
姉妹がこいつら2人きりだった時代が想像できんw
水銀燈「さぁて一頻り笑ったところでやることなくなっちゃったわぁ」
水銀燈「…久し振りに昼間に活動したから少し疲れたわね…」チラッ
金糸雀「…」スヤスヤ <●><●>
水銀燈「ぷふっ……ふぅ…本当によく寝てる…」
水銀燈「いつも昼に起きてる貴女が寝てて私が起きてるなんておかしいわね」
水銀燈「…貴女には太陽がよく似合う。私とは正反対ね」
水銀燈「ん~…いい天気…なんだか私も眠くなってきたわぁ…」ウトウト
>>10
三つ目がずれた
脳内修正で見てください
四つ目ならオウゴンオニカナリア……
………
金糸雀「起きたら水銀燈が真横で寝てて、びっくりかしら…」
水銀燈「…zzz」
金糸雀「水銀燈ー…」ツンツン
水銀燈「んぅ…」
金糸雀「警戒心の欠片もないかしらー…」
金糸雀「落ちそうで不安だからカナが膝枕して支えてあげるかしら」ヨイショ
水銀燈「…zzz」
金糸雀「…意外と世話が焼けるところは昔と変わらないかしら」ナデナデ
金糸雀「それにしても本当に水銀燈に会えるとは思わなかったかしら」
数日前
金糸雀「たまにはのんびり空中散歩もいいかしら~」フワフワ
ピチカート<ピカッピカッ
金糸雀「桜田家への侵入?全くピチカートは分かってないかしら~」
ピチカート<?
金糸雀「策士たるもの休息も必要かしら。十分な力を貯めることで100%の実力を発揮することができるかしら」
ピチカート<ピカ…
金糸雀「更に!敵にしばらく来ないと思わせといて油断させることができるかしら!」
金糸雀「まさに一石二鳥!ローゼンメイデン一の頭脳派ならではの作戦かしら!」
ピチカート<…
金糸雀「素晴らしすぎて言葉も出ないかしら?」ドヤ
ピチカート<……!
金糸雀「うん?ピチカートどうしたかしら?」
>>16
> 金糸雀「たまにはのんびり空中散歩もいいかしら?・」フワフワ
何箇所かこんな感じなんだがひょっとして 」 の前って文字化けしてる?
>>17
マジか
スマホからだと普通に見れるけど…なんでだ?
見辛かったらごめんなさい
水銀燈「」バサッ バサバサ
金糸雀「あれは…水銀燈?なんか変な所から出てきたかしら?」
水銀燈「」バサバサ…
金糸雀「あ、 もうあんなに遠くに…少しお話したかったかしら」
金糸雀「…水銀燈はあんな木の中で何をしてたのかしら?ちょっと覗いてみるかしら」フワフワ
金糸雀「よいしょっと…着地かしら」スタッ
金糸雀「ふむふむ。なんだかいい感じに隠れ家になってるみたいかしら」
金糸雀「いつもどこフラフラしてると思ってたらこんな風にあちこち転々としてたのね」
金糸雀「…ここで待ってたら水銀燈、戻ってくるかしら?」
ピチカート<ピカッピカッ
金糸雀「うん…だってまた目覚めてからまだ一度も水銀燈とまともに話してないかしら」
ピチカート<ピカピカ…
金糸雀「よし!しばらく桜田家のことは忘れてここに張り込むかしら!」
ピチカート<!?
金糸雀「だってだって!水銀燈に会いたいかしらー!」
金糸雀「探そうにも住所不定だからどっか一つ押さえて待ち伏せするしかないかしら!」
ピチカート<ピカッ!
金糸雀「もう!細かいことはいいの!明日から早速実行かしら!」
ピチカート<…
………
金糸雀「今日も水銀燈来ないかしらー…」パクパク
ピチカート<ピカッピカッ
金糸雀「うぅーん…確かに時間帯変えた方がいいかしら…でも夜はお家でみっちゃんが待ってるし…」パクパク
ピチカート<ピカピカ
金糸雀「そうね…じゃあ今日で最後にするかしら。もともと望み薄だったし…」パクパク
金糸雀「それにしてもここはカラスが来なくていいかしら」パクパク
金糸雀「お陰で卵焼きを味わって食べられるかしら。いっそのこと乗っ取っちゃおうかしら…」カチャカチャ
金糸雀「ご馳走様かしらー。食べたらやることなくなっちゃったかしら」
ポカポカ
金糸雀「…いい天気かしらー…」ウトウト
俺得スレ
続きまだー
金銀姉妹はやっぱしいいもんだ
………
金糸雀「まさか最後の最後で会えるなんて運がよかったかしら」
金糸雀「カナの日頃の行いのおかげかしら」
金糸雀「それにしても来てたなら起こしてくれればよかったのに」プクー
水銀燈「…zzz」
金糸雀「…ぐっすりかしらー…」
金糸雀「これは確かに起こしにくいかしら」
金糸雀「でもただ膝枕してても隙かしら…」
水銀燈「…zzz」
金糸雀「…」ジー
金糸雀「…」ゴソゴソ
金糸雀「…」サッサッ キュッキュッ
水銀燈「…zzz」ツインテール
金糸雀「…」サクサク
水銀燈「…zzz」アミコミ
金糸雀「…」 サッサッ キュッ
水銀燈「…zzz」オダンゴ
金糸雀「…」アミアミ
水銀燈「…zzz」ミツアミ
金糸雀「水銀燈七変化かしら」
金糸雀「…あ、いいこと思い付いたかしら」サッサッ クルクル フワッ
水銀燈「…zzz」タテロール
金糸雀「カナとおそろいかしら」
金糸雀「さて、水銀燈の髪で遊んだらいよいよやることなくなっちゃったかしら」
金糸雀「そういえばピチカートはどこに行っちゃたかしら?メイメイもいないし…」
金糸雀「ま、そのうち戻ってくるかしら。水銀燈の寝顔でも観察するかしら」
水銀燈「うぅーん…真紅…」
金糸雀「あらあら、夢の中でもケンカしてるのかしら」
金糸雀「めっ、かしら」ムギュー
水銀燈「…やへなはいよー…」
金糸雀「…」ムニュ
水銀燈「うー…」
金糸雀「…」ムニー
水銀燈「むぅ…」
金糸雀「なにこれ面白いかしら」
金さん銀さんより、雛たんを…!
もっと雛たんを!!
いや、これでいい。これがいいい。
続けろください。
金糸雀「これだけつついても起きないなんて水銀燈はねぼすけさんかしら」ツンツン
水銀燈「…ん」
金糸雀「…相変わらず起きそうにないかしら」
水銀燈「…zzz」
金糸雀「カナももう一眠りするかしら」ファァ
メイメイ<ア、ピチカート オッスオッス
ピチカート<オォ ヒサシブリ
メイメイ<ナニシテンノ?
ピチカート<ワカッテルッショ?
メイメイ<マァ
ピチカート<アノ クウカン ジャマ デキナイワー
メイメイ<ワカルー
ピチカート<トオク カラ ミテレバ イイッショ
メイメイ<ダナ ジブンモ ソウスルワー
水銀燈「…zzz」
金糸雀「…スゥースゥー」
ピチカート<ナゴム
メイメイ<ナゴム
………
水銀燈「ん…ん!?」ガバ
水銀燈「え?なんで膝枕…?ていうかもう真っ暗じゃない…」
金糸雀「…スゥースゥー」
水銀燈「まったく…この子はいつまで寝てるんだか…」
水銀燈「メイメイ?いるんでしょ?帰るわよ」
メイメイ<?
水銀燈「この子?半日寝てて落ちなければ大丈夫でしょ」
金糸雀「スゥースゥー」
水銀燈「いくらおバカさんでも一応私の妹だもの。ほっといてもなんとかなるわぁ」バサッ
水銀燈「…じゃあね。金糸雀。いい夢みるのよ」バッサバッサ
金糸雀「…んゆっ」
金糸雀「…んー?」ムクッ
金糸雀「あれ…水銀燈いないかしら…」キョロキョロ
ピチカート<ピカッピカッ
金糸雀「あ、ピチカート。どこいってたのかしら?」
ピチカート<ピカッ
金糸雀「そうね。カナも帰るかしら。みっちゃんも心配してるかしら」バサッ
金糸雀「それにしてもすっかり遅くなっちゃたかしら…」フワフワ
金糸雀「今日は綺麗なお月様かしら」フワフワ
金糸雀「…水銀燈もどこかで見てるかしら」
金糸雀「ただいまー!かしら!」
みつ「カナー!おかえり!遅かっブフゥッ」
金糸雀「え、え、みっちゃんどうしたかしら!?」<●>
みつ「カ、カナー!それ最高!」ゲラゲラ
金糸雀「え?え?」オロオロ
みつ「ちょっと!よく見たら瞼にも!」ゲラゲラ
金糸雀「み、みっちゃーん…」パチクリ <●><●>
みつ「ひぃー!ひぃー!…ふぅ…とりあえず顔洗おっか?」
金糸雀「う、うん…?」
テクテク
…カシラー!
水銀燈「…ただいま」バサッ
めぐ「おかえりなさい。水…銀燈…?」
水銀燈「…何?」
めぐ「…ふふ…別に」
水銀燈「相変わらず変な子ね…」
めぐ「…水銀燈」
水銀燈「…何?」
めぐ「それ、似合ってる」
水銀燈「…はぁ?」タテロール
金糸雀「水銀燈ったら幼稚なイタズラして…」プンプン
ピチカート<ピカッピカ
金糸雀「またここで待ち構えてやるかしら!今度は寝ないかしら!」
ピチカート<ピカピカ
金糸雀「もちろんかしら!今日のために昨日は8時に寝たかしら!絶対大丈夫かしら!」
ピチカート<…
ポカポカ
金糸雀「スゥースゥー…」
水銀燈「…」
おわり
ここまでありがとうございました
金銀はもっと増えるべき
乙!よかった!
SSでこの二人が見れるなんて得した気分だ。
乙
カップリング以前に雰囲気が良かった
ありがたやありがたや
金銀素晴らしい
小ネタが浮かんだらまた書き込んでもいいのよというかお願いします
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