金糸雀「初めましてかしら!お姉様!」(21)

水銀燈、君に妹ができたよ

金糸雀、というんだ

明るくてとても可愛らしい子だ

今は眠っているが、もうじき目が覚めるだろう

二人で、仲良くするんだよ






水銀燈「…はい、お父様」

金糸雀「」

水銀燈「…」

金糸雀「…」

水銀燈「…」

金糸雀「…ん」パチ

水銀燈「…っ」

金糸雀「…貴女は…?」

水銀燈「…ローゼンメイデン…第、一ドール…水銀燈…」

金糸雀「第一ドール?…ということはカナのお姉さんになるのかしら?」

水銀燈「…そうね」

金糸雀「ふふっ!初めましてかしら!お姉様!」

水銀燈「…」

金糸雀「カナはローゼンメイデン、第二ドール金糸雀かしら!」

水銀燈「…」

金糸雀「これから二人仲良くやっていくかしら!よろしくかしら!」

水銀燈「…」

金糸雀「そうそう!お父様から二人で飲みなさいってお紅茶もらったの!飲まない?」

水銀燈「…」プイ

金糸雀「へ?」

金糸雀「…えーと…お姉さま?」

水銀燈「…さっさとどっか行って頂戴…目障りだわぁ・・・」

金糸雀「え…な、なんでかしら?あ、もしかして紅茶は好きじゃなかったかしら…?」

水銀燈「…貴女、邪魔なのよ」

金糸雀「えぇ!?」

金糸雀「カ、カナ、何かお姉さまの気に触ることしたかしら?」

水銀燈「…別に」

金糸雀「じゃあなんで…」

水銀燈「…」

金糸雀「お姉さま…」

水銀燈「…」バサッ

金糸雀「?」

水銀燈「…」バサバサ

金糸雀「あ!待って!どこへ行くのかしら!」

金糸雀「」ポツーン

金糸雀「…」

金糸雀「お姉様はなんで一緒にお茶飲んでくれなかったのかしら…」

金糸雀「うーん…」

金糸雀「…!」

金糸雀「きっとお姉様は恥ずかしがり屋なんだわ!だからどっか行っちゃったのかしら!」

金糸雀「よーし!それならカナもお姉様と仲良くなれるように頑張るかしら!」

次の日

水銀燈「本でも読もうかしらぁ…」ゴソゴソ

水銀燈「確か前はこの辺りまで読んだわね」ペラペラ

水銀燈「…」ペラ

水銀燈「…」

水銀燈「…」ペラ

金糸雀「おーねーえーさーまー!!」ヒョコ

水銀燈「」ビクッ

金糸雀「ねぇねぇ!お姉様!カナと一緒にお外で遊ばないかしら!」

水銀燈「はぁ?」

金糸雀「とーってもいい天気かしら!一緒に行きましょう!」グイグイ

水銀燈「ちょ、ちょっと!私は本を…!」

金糸雀「本?」

水銀燈「そうよ。だから邪魔しないで。一人で勝手に行きなさいよぉ」

金糸雀「うーん…じゃあカナもここで本を読むかしら!」

水銀燈「うるさいわねぇ…だから邪魔なのよ。貴女。さっさと出て行ってちょうだい」

金糸雀「大丈夫かしら!お姉様の読書の邪魔はしないかしら!」

水銀燈「…じゃあ私は外に行くわぁ…」

金糸雀「あ!それだったらカナも外に行くかしら!」

水銀燈「…やっぱり読書…」

金糸雀「ならカナも本を読むかしら!」

水銀燈(なんなの…この子…)

水銀燈「…」ペラ

金糸雀「…」ペラ

水銀燈「…」ペラ

金糸雀「…む…」

水銀燈「…」ペラ

金糸雀「…むむぅー…」

水銀燈「…」ペラ

金糸雀「…うーん…うーん…」

水銀燈「…」

金糸雀「…えぇーっと…むぅ…」

水銀燈「…うっるさいわねぇ!もう少し静かに読めないの!?」

金糸雀「ひゃ!ご、ごめんなさいかしら!どうしても読めない文字があって…」

水銀燈「貴女、本も読めないの?」

金糸雀「あ…あの…ちょっとしか…」

水銀燈「文字も読めないのにそんな本読んで分かる訳ないでしょう…」

金糸雀「…お姉様はこういう難しそうな本読んでたから気になって…」

水銀燈「はぁ…大人しく絵本でも読んでいればいいものを…」

金糸雀「うぅ…」

水銀燈(こんなのが妹なんて…)

金糸雀「…お姉様の言う通り絵本にするかしら…」

水銀燈「それよりもさっさと出て行ってくれた方が私は嬉しいのだけど」

金糸雀「あ、この絵本にするかしら」ゴソゴソ

水銀燈(聞いてないわぁ…)

水銀燈「…」ペラ

金糸雀「…」ペラ

水銀燈「…」ペラ

金糸雀「…」ペラ

水銀燈「…」ペラ

金糸雀「…ぅ」

水銀燈「…」ペラ

金糸雀「…むむ…うーん…」

水銀燈「…」

金糸雀「…うーん…むぅ…」

水銀燈「…貴女ねぇ…」

金糸雀「あ、あの…お姉様…これはなんて読むのかしら…?」

水銀燈「はぁ…それぐらい自分で勉強しなさいよ…」

金糸雀「ご、ごめんなさいかしら…」

水銀燈「絵本すら読めないなんて…で、どこ?」

金糸雀「!お姉様が教えてくれるのかしら!?」

水銀燈「隣でうんうん唸られてたら邪魔でしょうがないわぁ…その代り、教えたらさっさと出ていきなさいよぉ…」

金糸雀「やったぁ!」

水銀燈(面倒くさいわぁ…)ハァ

………

水銀燈「…そして二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ」

金糸雀「うぅー!なんて感動的な話なのかしらー!」ウルウル

水銀燈「そうじゃないでしょ…貴女、読めないところの方が多いじゃない…これじゃほとんど読み聞かせよぉ…」

金糸雀「でもお姉様のおかげで読み方が分かったかしら!ありがとかしら!お姉様!」

水銀燈「…貴女ほどのお馬鹿さん、見たことないわぁ…」

金糸雀「むぅー!お姉様ったら!これから一生懸命勉強するんだから!」プクー

水銀燈「はぁ…(うるさいわぁ…)」

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