P「なぁ雪歩。お茶の入れ方を教えてくれ」 (30)

前回
「なぁ美希。おにぎりの握り方を教えてくれ」

読まなくても問題ないよ



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雪歩「わ、わかりましたぁ。すぐ入れますね」

P「そうじゃなくってさ、入れ方を教えてほしいんだ」

雪歩「……え」

P「少し入れてみたくてさ」

雪歩「…………わかりました。私が入れたお茶が悪かったんですね……。でもこんなひんそーでひんにゅーでちんちくりんな私が教えても大したことは教えられませんよ?私が入れたお茶より雨が降った後の泥水のほうが美味しいと思いますし、犬は苦手、男の人は苦手、ダメダメな私はお茶だけが取り得のつもりだったんですぅ。でも過去の話ですし、それさえも否定された私は穴掘って埋まってますね。もしなんらかの用事があったら呼んでくださ………」

P「違う違う違う違う!雪歩のお茶に不満があったわけじゃないんだ!雪歩のお茶は最高だからその入れ方を教えてほしかっただけなんだ!」

雪歩「……ホントですか?」

P「あぁ、それは俺が保証するしこの事務所のみんなは雪歩のお茶が大好きなんだ」

雪歩「…………えへへ……私ったら早とちりしちゃいました」


P「最近雪歩も忙しいだろ?雪歩がいないときにみんなに入れてあげたくてさ」

雪歩「そ、そうだったんですか。ごめんなさい私……」

P「俺の言い方も悪かったし仕方ないよ」ナデナデ

雪歩「……ふぇ……」

P「じゃあ教えてくれるか?」サッ

雪歩「あ……」

P「どうした?」

雪歩「なんでもないですぅ!」

雪歩「えっと…お茶ってどのお茶ですか?」

P「お茶に種類なんてあるのか?」

雪歩「煎茶、深蒸し煎茶、玉露、玄米茶、ほうじ茶、新茶、冷茶って色々種類がありますよ」

P「普段使ってる一般的なのは?」

雪歩「煎茶かなぁ……でも玄米茶が置いてあるとこもあるし……」

P「なら今日は煎茶だけでいいよ」

雪歩「わかりました!しっかり教えますね!」

電池…………切れるからまたあとで来ます

続編キタ!

粉茶というものもある(静岡感)
これは種類じゃくて加工法だけど

期待

雪歩「まず美味しいお茶を淹れるのに必要なのはいいお水ですぅ。浄水器を通した水です。カルキの強い水道水なら一晩くみ置いて上澄みしたお水が最高なんですよ」

P「上澄みって?」

雪歩「水道水に含まれてる物質が下に沈んで上方にできる澄んだ部分のことです」

P「へぇー」

雪歩「ここまでするのはプロの茶道家ぐらいですけど……」

P「雪歩もしてるのか?」

雪歩「え、えと……お父さんが遠くから帰ってきたときとか…プ、プロデューサーが疲れてるときはしてますぅ……」

P「そうだったのか。ありがとな」ナデナデ

雪歩「えへへ」

雪歩「茶葉の保存方法なんですけど、お茶の葉は温度とか光ですぐ変質しちゃうんです」

雪歩「だから未開封だったら冷蔵庫で保管したほうがいいんです」

P「じゃあ茶缶に入れるのは間違いなのか?」

雪歩「開封したお茶の葉は茶缶みたいな密封容器に入れてるのなら冷蔵庫に入れなくて大丈夫ですよ」



雪歩「お茶の入れ方ですけど、最初に人数分だげ湯のみにつぐんです」

P「そのまま急須には入れないんだな」

雪歩「はい。これは分量を量るためなのとお湯を少し冷ますためでもあるんです」

雪歩「一番飲みやすい温度が60?70℃くらいだから」

P「飲む人のことも考えて、か」

雪歩「はい!自分だけが役に立てたって満足するだけじゃダメなんです」


雪歩「茶葉ですけどスプーン大さじ2杯で2、3人分です」

雪歩「それを急須に入れたら湯のみのお湯をゆっくり急須に注いでください」

P「こうか」ジョボジョボ

雪歩「はい、それで1分くらい待ちます」

P「え?」

雪歩「茶葉が開くまで待たないと……」

P「急須を回せばよくないか?」クルクル

雪歩「ダメぇ!!」

P「!」

雪歩「揺すったら茶葉から苦味成分が出ちゃうんですぅ!」

P「そ、そうだったのか。ごめん」

雪歩「…………やめてくださいね」

P「ごめん、俺が悪かった。だから涙目で睨まないでくれ」



雪歩「最後に濃さが均等になるように注ぎ回してください」

P「おぅ」

雪歩「絶対に急須にある最後の一滴までしぼるように注いでくださいね」

P「その後も美味しく飲めるからか?」

雪歩「そうです!プロデューサーよく知ってましたね」

P「一人で満足するだけじゃダメなんだろ?」

雪歩「…!はい!」

雪歩「注ぐときに飲む人の疲れが取れますように……そうやって注いだお茶を美味しいって言ってくれるだけで手間をかけてよかったって、思えるんです」

P「たしかにな」

雪歩「だから……その………プロデューサー……」

P「ん?」






雪歩「いつもありがとうございます。お疲れ様、プロデューサー」

雪歩「お茶、ですよ♪」

終わり


兄貴が珍しくお茶淹れてくれたと思ったら塩を入れてやがったから書いた

噴き出してなんかないよ
ホントだよ


おにぎりにはやっぱり緑茶だよね!



是非ともクッキーの焼き方とかもやし料理とかシリーズ化してほしい

おつおつ

乙したー

紅茶がおにぎりと合うってCMやってたけどやっぱ緑茶が旨いと思うねぇ

実はもやしとクッキーかケーキ、紅茶のストックはある


あとラーメンとか動物の懐かせ方をどうしようかと思ってる

ぜひ他のアイドルも書いてほしい

乙です!

シリーズ化期待します

乙なの
これは為になるなあ

P「そうだ小鳥さん。同人誌の描き方教えてください」

とかね


亜美だと簡単にできるECOのやり方とか
真美だと声色の変え方とかかな

雪歩ならこの美味しいいれ方でググって出るようなモノじゃなくて
独自のやり方とか持ってそうだけどな…

実際おいしくやると自ずとやり方は変わらなくなるよ
お茶の歴史も十分にあるからな
雪歩が隣にいるだけでおいしくなるだろうけどな

ということは雪歩はおいしいのか

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