凜「スパイスガール……一味違うよ?」 (21)
「オラオラオラオラオラオラァッ!」
ラッシュのかけ声と同時に私の背後に現れた像が拳を叩き込む。
ホームに吹き飛ばされた男はそのまま御用となった。
「ほ、本当にありがとうございました!」
依頼主から礼と一緒に謝礼を貰い、そのまま上司に連絡をいれる。
「もしもし、プロデューサー? うん。今終わった。相手はスタンド持ちじゃなかったし。じゃあ今から帰るから」
スタンド――それは強い才能や可能性を持つ人に現れる超能力である。
発現したらほぼ必ず何かの姿を得て発現した人間の力になることから「側に立つもの(スタンド・バイ・ミー)」「困難に立ち向かうもの(スタンド・アップ・トゥ)」と呼ばれており、私、渋谷凜も、その能力をこうして仕事に活用しているのであった。
ちなみに職業はアイドル。別に何でも屋とか用心棒ではない。
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名前が凛じゃなくて凜なのは伏線ですよね
わなびーしてないのも伏線なんです?
冷静に考えてワナービーって超言いにくいよね
「なんなのあれ! なんなのなの!」
事務所に戻り「1秒に2兆枚のクッキーかあ……」とか抜かしてたプロデューサーに詰め寄る。最近共演した美希の口調が出たのは無視することにする。
「いくらスタンド使いとはいえ能力によってできる仕事に違いは出るんだから仕方ないだろ……普通の仕事は取れるんだし」
……それを言われたら何も言えない。でも、どうせするなら私にしかできない仕事をしたいよ。プロデューサー。
「凛がそれを望むなら、ないこともないぞ。仕事」
「なに? どんな仕事?」
背に腹は変えられない。藁にもすがる思いで尋ねる。
「IA」
「あれって、ランキング20位以内に入らないと出れないんじゃ……」
「ああ、それはアイドルアカデミーだろ? 俺がいってるのはアイドルオールスターバトルのことだ」
「それ略す部分間違ってない?」
とにもかくにも、私はこのIA……IASBに参加することになった。
スタンド使いのアイドルだけが参加できる……ようするに、天下一武闘会。
どんなアイドルが出るのか。今から楽しみだ。
というわけで始まりました
765&ジョジョはそれなりに見かけるので876シンデレラミリオンメインで行きたいDEATH
人数にスタンドが足りるかは知らない
モバマスとジョジョの組み合わせは初めて見た 期待
乙
ジョジョ顔の凛が容易に想像出来るのがもう
きらりのジョジョ立ちは絵になりそう
>>11
早苗さんこいつです
ぉぃ
IASB当日。
控え室の壁に貼り出されたトーナメント表を見て、私は絶句した。
「何これ……こんなに出場者いるの……?」
というか、普通にIA狙えそうなのもいるじゃない。
こんなところでスタンドバトルしてる場合じゃないでしょう。
「凛。そろそろ出番だぞ」
プロデューサーに声をかけられふと我に変える。
ダメだ。意識を切り替えよう。
「ねえ。私の対戦相手って誰?」
スタジアムへ向かう途中。付き添ってくれるプロデューサーに聞いてみる。
「確認してないのか……まあ、同年代で凛の驚異になるようなスタンド使いなんていないしな……多分」
「トーナメント表が大きすぎて自分の名前がみつからなかったんだよ……」
「なるほど……まあ、普段通りの凛を出せば大丈夫だよ」
そうかな……そうだといいな。
頑張ろう。こう言ってくれるプロデューサーのためにも勝とう。
「プロデューサー。行ってくる……勝ってくるよ」
プロデューサーに背中を押され、私はスタジアムに飛び出した。
「さあついに始まりました! スタンド使いによるスタンド使いのためのアイドルの祭典! アイドルオールスターバトル、いよいよ開幕です! 実況を勤めさせていただきますのは私、765プロダクション事務員、音無小鳥です!」
歯切れのいい解説に場内の観客が歓声を上げる。
なんでこんな人が事務員やってるんだろ、765プロ……
「早速ですがルール説明です! ルールは簡単!
リングの中から追い出す! リングの中で10カウント以上ダウンする! その他戦闘不能と判断できる状態になる!
相手をそのいづれかの状態に追い込んだ人が勝者です!」
「それでは早速第一試合に行きましょう!
Coコーナー! 渋谷凛!」
名前を呼ばれ、リングに上がる。
奇異の視線、好奇の視線が突き刺さる。でも、これくらいじゃないとつまらない。
見せつけてやる。魅せつけてやる。
ここにいる人全員、渋谷凛のファンにしてやる。
「Viコーナー! 七尾百合子!」
現れたのはショートカットの髪を編み込みにした女の子。
明朗なイメージとは裏腹にどこか品のよさも感じさせる。そんな印象の子だ。
「それでは第一回戦開始!」
掛け声と同時、対戦相手――七尾が突っ込んでくる。
こっちとしては願ったりかなったりだ。
スパイスガールはカウンター型スタンド。
遠隔技なら殴って柔らかくすれば当たってもダメージは受けないし、近距離戦はこっちの土俵だ。
まずは1度攻撃を見て、それから対処方法を考える。
そのやり方が、間違っていたと、その時の私は知るわけもなかった。
「ヘブンズドアー――」
七尾が目の前で何かをした。けど何をしたかはわからない。
身体が宙に浮く。一回停止して、少しだけ進み、次の瞬間――
「――時速72キロで貴女の身体は背後に吹き飛ぶ!」
私の身体は星になり、スタジアムのコンクリート壁に激突した。
本好き=本のスタンド=ヘブンズドアー
はい、こんな感じです
いきなり容赦ないですね
凛が微妙に噛ませ犬化してないこともないので早くなんとかします
モバマスでジョジョは前例がないので手探りでやってきます
黙々とやってくれ
× いづれ
○ いずれ
「Never say never」ってスタンド名っぽいよね
>>18
それで誰かが書いてくれたら嬉しいよね
作者の語り?は嫌われる原因だと思うの
文章はいいので頑張って欲しい
ローリング・ストーン(ズ)
出るかな?
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