ぼくは箸を怒りにまかせて床に投げつけた「まずいんだよっ」 (8)

なぜか今日の夕飯時、向かいに座った母親は頭からつま先まで 金粉でコーティングされてブラジャーだけ白色(白銀の世界)だった。
ぼくは、箸を怒りにまかせて床に投げつけて「(食事時に金粉は)まずいんだよっ」と怒声をあげた。
しかし、ぼくは24歳でNEETをしている。
右隣に座っていた父親が、間髪いれず「これは、実験なんだよ。ある星の命令だ。報酬は…絵に描いた戦車だ」と妙ににやけながらささやいてきた。
だから、ぼくは黙るしかない。これが親父の仕事なのか、これ で俺が食えているのか、そうなのか。嫌でも箸を拾い上げ、お豆をつまんだ。
父親が続けて「かあさん、ブラジャーをはずしてごらんなさい」と右手の中指と人差し指を上下に動かしながら言った。
母親はこくりと頷き、白いブラをゆっくりと外し、まだ金粉で コーティングされていない乳房をさらけ出した。
ぼくは、「なんだ、乳首はピンクじゃないか、案外うぶなんだな」とつぶやいた。その瞬間、母親の乳首がちょっと動いたの を気持ちが悪いと思った。
「おっぱいは何色に塗るんだい?やはり金色なのかい?」と母 親は恥ずかしそうに父親に言った。
父親は悩んでいるようで、う~んというような感じで顔で腕を 組み、「ミセスなんだから、やっぱり流行は気にしますか」と インタビュアーみたいだ。
「はい、私は今年の流行色って少し入れたいです」
「なるほど…、うーん、じゃあコバルトなぁ…ブルーですか」
「というよりは、冒険をしない感じで、主婦があの、主婦がよく言いますよね、今、秋なんですから秋の感じが出ればいいなって思います」
「じゃあ、じゃあ、じゃあさぁもっと落ち葉とか貼ります?あれ秋ですよね」
「あっそれいいかも」
父親は、食卓でダンス。母親はキッチン・メカニクスロボッツ (with technology)。
よく、あるとは言えないが、あまり、ないとも言えない。
そのはざまで生まれてしまった自分が普通であるというこの運命に、展開に。まさしく、むかうところが表象的に箸で床なのか。
すりぬけていったぼくの怒りはじょじょにまた、床からぼくの つま先へとずるずると上がってくる。
時間的にノーモアノークライで、ぼくは進展なしの夕飯を背泳ぎのように駆け抜けていった。それはもうセックスを横目に。
2階へ。

セックス!

みんなセックスしてしまえ

匙は投げられた

長いって書き込もうとしたけど長過ぎてワロタw

へぇーお前ん家二階建てなんだ

嫌いじゃない

秋の感じで草不可避wwwwwwwwwwwww

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