ハルヒ「ねぇ、キョンは?」(252)

ハルヒ「あいつ、あたしより先に教室出たはずでしょ」

ハルヒ「どこ行ったの?」

長門 「…」

みくる「ふえぇぇ」

古泉 「ああ、彼ならちょっと用事があるとかで帰りましたが」

ハルヒ「帰った!? キョンの奴、SOS団の活動をなんだと思ってる
    のかしら!」

ハルヒ「明日会ったらとっちめる必要がありそうね!」

構わん、続けろ

ねぇ、キョム

絶対に

~~~翌日・教室~~~


ハルヒ「ちょっとキョン!」

キョン「ん、なんだ。ハルヒ」

ハルヒ「あんた昨日何してたの?SOS団の活動さぼるなんて、それなりの
    理由があるんでしょうねぇ」

キョン「あーーー。……すまん。昨日はちょっと用事があってさ」

ハルヒ「それは古泉君から聞いた」

ハルヒ「あたしが聞いてるのは、その用事の内容」

キョン「……」

ハルヒ「SOS団の活動休むくらいなんだから、それなりの用事じゃないと怒るわよ!」

キョン「……う~ん。えっと、妹が風邪引いてたんだよ」

ハルヒ「それ本当?」

キョン「こんなので嘘ついても仕方ないだろ」

ハルヒ「じゃあ今日あたしもお見舞いに行くわ、いいわね?」

キョン「おいおい」

ハルヒ「何よ、文句あるの?」

キョン「文句はないけどさ」

ハルヒ「じゃあ決まり」

キョン「やれやれ」

~~~放課後・教室~~~


ハルヒ「は~やっと終わった~」

キョン「だな」

ハルヒ「じゃ、妹ちゃんのお見舞いに行くわよ」

キョン「そういえば朝比奈さん達は今日の団活無いって知ってるのか?」

ハルヒ「とっくの前に連絡してあるから、余計な心配しないの」

ハルヒ「さっ!行くわよ」ガタ

キョン「へいへい」

待機

キョン「あ、そうだ」

ハルヒ「どうしたの?」

キョン「悪い。ちょっとトイレ行ってくるから、先に校門で待っててくれよ」

ハルヒ「それくらい待っててあげるから、さっさとして来ちゃってよ」

キョン「いや、ちょっと時間かかるかもしれないからさ」

ハルヒ「はあ?あんた何言って」

キョン「大きい方なんだよ、察してくれよ」

ハルヒ「あ、あんた。女子の前でそんなの言う?」

キョン「だから出来れば察して欲しかったよ、俺も」

ハルヒ「う~~~~~~!!!じゃあ校門で待ってるから早く来てよね!」

キョン「分かってるって」タタッ

支援

~~~校門~~~


ハルヒ「もう、キョンのくせにあたしを待たせるなんて!」

ハルヒ「最近あいつ態度でかくなってきたし、ここらで一回自分の立場
    というものを理解させる必要がありそうね」

ハルヒ「にしてもキョンの家か……久しぶり」

ハルヒ「少しドキドキするかも」

ハルヒ「……」

ハルヒ「いや、違う。違うわ!これは妹ちゃんが元気かどうか心配して
    ドキドキしてるだけよ」

~~~10分後~~~


ハルヒ「……」イライラ

ハルヒ「ねぇ、ちょっと遅すぎない?」

ハルヒ「大きい方ったって、これは時間掛かりすぎよね、どう考えても」

ハルヒ「便秘なのかしら?」

ハルヒ「……」

ハルヒ「便秘だったら……まぁ分からなくもないけど…」

ハルヒ「確かあいつ、『ちょっと時間掛かるかもしれない』とか言ってたし」

ハルヒ「……もうちょっとだけ待とう」

しえん

~~~30分後~~~


ハルヒ「遅い!」イライライライラ

ハルヒ「どう考えてもこれは遅すぎるわ!」

ハルヒ「便秘だろうが、便秘じゃなかろうが、さすがに人を待たせてこれは
    ないわよ!」

             PiPiPi

        PrrrrrPrrrrrrrPrrrrrrrr

ハルヒ「ちょっとキョン!?あんたいつまd」

       『お掛けになった番号は現在電源が…』

ハルヒ「な、なんですって~?」

ハルヒ「あんの馬鹿キョン!」

なにがどうした

ハルヒ「こうなったら直接、家に乗り込むしかないわね」

ハルヒ「首洗って待ってなさいよ!!!」



~~~キョン宅~~~


ハルヒ「やっと着いた」

ハルヒ「さて、その前に一応…」

             PiPiPi

        PrrrrrPrrrrrrrPrrrrrrrr

      『お掛けになった番号は現在電源が…』

ハルヒ「やっぱりまだ電源切ってるわね」

ハルヒ「あたしを怒らせた事後悔させてやるんだから!」

パンドラの箱を開けそうなハルヒしえん

            ピンポーン

ハルヒ「……」

ハルヒ「……あれ?」

            ガチャガチャ

ハルヒ「鍵掛かってる」

ハルヒ「居留守…かしら?」

ハルヒ「でも妹ちゃん、風邪引いてるんだったら家にいる筈よね」

ハルヒ「もう一回押してみよ」

            ピンポーン

ハルヒ「……」

ハルヒ「やっぱり、人がいる感じがしないわね」

ハルヒ「変ね。ふつう居留守でも何か人の存在感っぽいのがありそうな気がするのに」

ハルヒ「…………」

ハルヒ「けど、これで完璧に妹ちゃんが風邪ってのは嘘みたいね」

ハルヒ「あ~もう!キョンのくせに!団長であるあたしに嘘つくなんて」

ハルヒ「キョンの馬鹿!」

ハルヒ「明日みっちり問い詰めてやるんだから!」

ハルヒ「あ~あ、こんな事ならSOS団の活動休みにするんじゃなかった」

~~~翌日・教室~~~


ハルヒ(今日こそとっちめてやろうと思ったのに)

ハルヒ(なんでまだ来ないのよ、あのバカは)

ハルヒ(もうすぐ授業始まるわよ)

ハルヒ「早く来なさいよ、馬鹿」

~~~昼休み~~~

                ワイワイ ガヤガヤ


ハルヒ「ねえ」

谷口 「あん?ってす、涼宮!?」

ハルヒ「なによ、人の顔見て驚かないでくれる」

谷口 「い、いや。まさかお前から声掛けられるとは思ってなかったから、つい」

ハルヒ「人を珍獣みたいな扱いしないで欲しいわ」

谷口 「す、すまん」

ハルヒ「それより聞きたい事があるんだけど」

谷口 「? お前が俺に聞きたい事?」

ハルヒ「そう、このあたしが質問してあげるんだから感謝しなさい」

谷口 「その自信はどこから来るんだ…」

ハルヒ「いいから黙って答えなさい、キョn」

谷口 「知らん」

ハルヒ「ちょっと!?まだあたしは何にも」

谷口 「悪いが他のやつを当たってくれ」

ハルヒ「ちょ…なによ。その態度」

谷口 「じゃあな」サッサッ

ハルヒ「あっ、ま、待ちなさい!」

あらららら

sssp://img.2ch.net/ico/anime_jien01.gif
チリーン

            /::;//: : : .::/: :; :/: : : : : : : :ヽ、: :\|:: : :ヽ、:: ::\
         /:;/ /:: : : ::/: :/:::{:: : : : : : : : : :ハ:: : .:ヽ:: : :∧:.: :ヘ\

         <´ , /: : : :;/: :/|:: :|∨: ::|:: : : : : : :}:: : : .:ヘ: : : ハ: : :∧ \
          /:;>'´ j: : : : :{: : |`ト、;l ∨:〈ヽ、: : : : :;ハ:: :;/:;〉:: : :|:: : : :ハ. \
        jく   |: : : : :|ヽ::{ _レ'\ ヽ:| ∨:.: .:/ ,Χ:: :;/ : : : :|: : : : : }  `
          |: :\  |: : : : :| ,ィチ弐ゞ、\  ヽ::;//__,レイ:.: : : : :|:.: : : : .:|
       |: : : ::\|: : : : :| {i´f-'ュ::ハ`    ,,.ィチテ心、 |:: : : : :l:: : : : : :|

        |: : : : ::_;|: : : : ::| `、V:tィ::;リ      ん'r::ハ i} }:: : : :;/::: : ::i:: :l
       |: : : ::{´ |: : : ::γ⌒ヽー'"     ,  V:tィ:;リ,,'/:.: ::/::.: : : :}:.:/
       |::|: : :ヽ、|: : : : {    }  __     `‐-'" /::;/::|: : : : :/j:/
       |::|ヽ: : : :|: : ::;rゝ  ,,/ /´   `ヽ、     /:':´::::::::|:: : : :/ '"
       レ'  \: :ヽ厂、`ヽ {、ヽ、    ,〉   ,ノ:::::;:::::::::j:.: : :/
           ヽ:〈ヽ、_,j__,}  `'⌒)─:r'-‐=、´::::::/|::.:::/|: : :/
           / { ゝ-'_,,_,ノ ̄\__`__|  `ー-.、|::;//: :;/
           { ゞ`ー-"ノ j\\  \ニ|   / /ハ' /:/
続けなさいッ!!

~~~昼休み・廊下~~~


ハルヒ「ハァ…ハァ…」

ハルヒ「み、見失った」

ハルヒ「思った以上に逃げ足の速いやつね」

ハルヒ「あいつ、こんなに足速かったかしら?」キョロキョロ

ハルヒ「あ!古泉くん」

古泉 「?」クルッ

古泉 「おや。これはこれは、奇遇ですね」

ハルヒ「そうね。あ、そうだ古泉くん!谷口の馬鹿見かけなかった!?」

ハルヒ「あいつ、絶対なにか知ってそうな感じだったのに、
    このあたしから逃げたのよ」

古泉 「それはそれは」

ハルヒ「捕まえてキョンのこと、吐かせてやるんだから」

古泉 「そうですか。しかし残念ながら僕はまだ見かけていませんね」

ハルヒ「そう、それじゃもし見かけたらあたしに連絡してくれない?」

古泉 「分かりました」

ハルヒ「ありがと、さすが古泉くん」

古泉 「いえいえ」

ハルヒ「あ……そうだ」

古泉 「どうされました?」

ハルヒ「古泉くんはky」

               キーンコーンカーンコーン

ハルヒ「あ」

古泉 「どうやら昼休みも終わりみたいですね」

支援

ハルヒ「みたいね」

古泉 「では、この話はまた放課後にでも」

ハルヒ「う、うん」

古泉 「それでは」タッタッ

ハルヒ「……」


ハルヒ「……あたしも教室に戻るか」

ハルヒ「そうよ、教室帰ったらどうせ谷口も戻ってるだろうし」

ハルヒ「早く戻らなくちゃ」

~~~教室~~~


ハルヒ「……」

ハルヒ(何よ、谷口のやつ。もう授業始まってるのに教室にいないとか)

ハルヒ(まさかあたしと顔合わせるのが嫌で早退したの?)

ハルヒ(そんな馬鹿なこと…)

ハルヒ(ううん、あたしがキョンの事聞こうとしたらあいつ、凄い顔で否定した)

ハルヒ(あいつ、今まであんなにハッキリと自分の意見言えるような奴じゃなかったわ)

ハルヒ(なんか変ね…)

~~~放課後・教室~~~


ハルヒ「ねぇ」

国木田「~~~~♪」

ハルヒ「ねぇってば」

国木田「?」キョロキョロ

国木田「あれ、もしかして僕?」

ハルヒ「そうよ」

国木田「ごめん。まさか涼宮さんから声掛けられるとは思ってなかったから」

ハルヒ「谷口と同じようなこと言うのね」

国木田「ハハハ」

ハルヒ「ま、良いわ。あんた谷口と仲良かったわよね」

国木田「まあ一応は」

ハルヒ「だったら聞きたいんだけど、あいつどこ行ったの?」

国木田「……」

ハルヒ「あいつ、昼休みにあたしがちょっと質問したら逃げたのよ」

ハルヒ「で、放課後になったのにまだ帰ってこない」

ハルヒ「しかも鞄も置きっぱなしで」

国木田「……」

ハルヒ「これ、どう考えてもおかしいのよね」

ハルヒ「あんた、何か知らない?」

国木田「う~ん。ごめん。僕も分からないな」

ハルヒ「本当?」ズイッ

国木田「本当だって。僕だって四六時中谷口と一緒に居る訳
    じゃないんだからさ」

ハルヒ「……それもそうね」

国木田「ね♪」

国木田「じゃ、僕はこれで」タタタ

ハルヒ「あ、ちょっと待って!まだ聞きたい事が!」タッ

            ピタ

ハルヒ「え?」

国木田「キョンの事なら僕はなにも知らないよ」

ハルヒ「え?へ?」

国木田「悪いけど、他の人に当たってね」

国木田「それじゃ」タッ

ハルヒ「ちょ、ちょっと……」


ハルヒ「一体、どうしたってのよ」

ハルヒ「訳わかんない…」

これは期待せざるを得ない

脱いでいいのか?

~~~文芸部室~~~


          ガラガラガラ

ハルヒ「は~」

みくる「あ、涼宮さん」

ハルヒ「う~ん」キョロキョロ

長門 「…」ペラ

みくる「涼宮さん?」

ハルヒ(やっぱりキョンは居ないわよね、当然だけど)

ハルヒ「何でもないわ、それよりみくるちゃん、お茶」

みくる「は、はい。ただいま~」タッ

なにこの世界
こわい

ハルヒ「~~~♪」ズズー

ハルヒ「やっぱりみくるちゃんのお茶は美味しいわね」

みくる「ありがとございますぅ」

ハルヒ「そういえば古泉くんは? まだ来てないの?」

長門 「……」

みくる「あっ、あの…古泉くんは、その」

長門 「帰った」

ハルヒ「はあ?なにそれ!?」

なにこの独裁スイッチみたいな

ハルヒと接触したやつが次々消えてるな
逆消失か?

みくる「あ、あの古泉くんはですね。急なバイトが入ったとかで、その…」

ハルヒ「それ本当なの!?」

長門 「本当」

ハルヒ「まったく、キョンといい、古泉くんといいSOS団の自覚はあるのかしら!?」プンスカ

みくる「…」

長門 「…」

ハルヒ「ねえ、二人とも!」クルッ

みくる「そ、そう…ですね」

長門 「…」

チリーン

こむそ…

ハルヒ「……」

ハルヒ「………ねえ」

みくる「は、はい」

ハルヒ「みくるちゃんと有希は知らない?キョn」

長門 「やめた方がいい」

ハルヒ「え?」

長門 「やめた方がいい」

ハルヒ「ちょっと有希?それどういう…」

長門 「やめた方がいい」

期待値急上昇

ハルヒ「……やっぱりキョンの事なにか知ってるのね」

長門 「知らない」

ハルヒ「嘘よ、だったらどうして皆キョンの事聞くとすぐに逃げるのよ」

長門 「それは本当に知らないから」

ハルヒ「そんなの理由にならないわ」

長門 「…」

ハルヒ「教えて、キョンがどうしたってのよ」

長門 「知らない」

ハルヒ「む~~~!」

ハルヒ「みくるちゃん!」バッ

ハルヒ「ってあれ?みくるちゃん?」

       キョロキョロ

ハルヒ「みくるちゃん……さっきまで…え?」

ハルヒ「どういう事なの?」

ハルヒ「!?」

ハルヒ「ゆ、有希!?」バッ

ハルヒ「有希までいなくなってる…」

期待

支援

ハルヒ「は…はは……何これ?」

ハルヒ「何なのよ一体」ペタ

ハルヒ「誰か扉開けたらさ、音くらい普通するでしょ」

ハルヒ「有希に至っては、さっきまでそこの椅子に座ってたのよ」

ハルヒ「振り向いたら、もういないなんて…そんなのある筈」

ハルヒ「ア、アハハハハハハハ」

支援

キョnがNGワードなのかw

ハルヒ「ね、ねえ二人とも!」

ハルヒ「冗談はもういいから出てきて良いわよ」

ハルヒ「あたし充分ビックリしたから!」

ハルヒ「まさかみくるちゃんと有希にこんな特技があるなんてね」

ハルヒ「次の文化祭はSOS団でマジックショーでもどうかしら!」

ハルヒ「ね、ねえってば」

ハルヒ「みくるちゃん?有希~?」

ハルヒ「ハ、ハハッ」

なんでミッキーになったん?

しえんぬ

~~~翌日・学校~~~


ハルヒ「……」

ハルヒ(予想はしてたけどやっぱり今日もキョンの奴来てないわね)

ハルヒ(それに国木田と、あと…えーと名前なんだったかしら)

ハルヒ(確か谷、谷…そう谷口の奴も)


ハルヒ(おかしすぎるわ)

ハルヒ(あたしが話した相手ばかり休むなんて…)

ハルヒ(一体あたしが何したってのよ!)

ハルヒ(結局、昨日はあのまま帰って今日学校に来たら普通に皆学校に
    来てるんじゃないかとも思ってみたけど)

ハルヒ(みくるちゃんも有希も来てなかったし…)

ハルヒ(電話も誰とも繋がらない)

ハルヒ(それもこれもキョンが居なくなってから)

ハルヒ(あの馬鹿が部室に顔出さなくなってから皆変になってるのよ)

ハルヒ(谷口は鞄置いて帰ったままだし)

ハルヒ(国木田も)

ハルヒ(みくるちゃんも有希も!)

ハルヒ(キョンの馬鹿キョンの馬鹿キョンの馬鹿)

ハルヒ(馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿)

ハルヒ(馬鹿馬鹿馬…)

              キーンコーンカーンコーン

ハルヒ「あ…終わった」


~~~昼休み・廊下~~~


ハルヒ「はぁ」テクテク

ハルヒ「なんか今日は疲れたし、少し部室で休憩でも……え?」バッ

古泉 「はい? ああ、涼宮さん、どうしました?」ニコッ

ハルヒ「こ、古泉くん!」

古泉 「え? はい、どうしました?」

HP6w 支援

支援

ハルヒ「古泉くん学校来てたの!?」

古泉 「ええ、まあ。それは勿論」

ハルヒ「朝から?」

古泉 「はい、朝から」

ハルヒ「で、でも携帯繋がらなかったけど」

古泉 「携帯? いえ、繋がると思いますけど」

ハルヒ「ウソ」

             PiPiPi

        PrrrrrPrrrrrrrPrrrrrrrr  ガチャ

古泉 『はい、古泉です』

ハルヒ「ホントだ…」

古泉 「でしょ?」

ハルヒ「まあ良いわ、それより古泉くん」

古泉 「はい」

ハルヒ「キョ…」


         『やめた方がいい』


ハルヒ「あ……」

ハルヒ(そうよ、皆キョンの話題に触れたら居なくなったんだから、ここでキョン
    について聞いたらきっと古泉くんも)

ハルヒ(あれ?でもあたし昨日古泉くんにキョンの事……)

古泉 「キョ…なんですか?」

支援

              /    //  /‐───- 、  \
              /x-─‐ァヘf/    /-────-、 \\ヽ
               /∧-―ン´7    /  / /      ヽ、厶. ヽヘ
.              /  \/_,〃   〃 ,{ l  | 、     ヘ ヘ Vハ
            /  _//〉‐/.   `八、/ | l  ! 丶    |  l ト、 ',
           ,'  f⌒∨ /    /ハ {\!. |l {   \   |  | トく l
            / ハ.  V   ,ィfテ女 ヽ八 ヽ   ヽ_ !  l |/ |
             l l 〈_∧   {   lハ{_f::j:リヾ ` ヽ{`> 爪 l  ! |_  |
             | l   _ム _ゝへ | V;之_        _ ヽハ ,' /  | \|
             | l  > '´    ヽ            ィ=气 ル /  l\/!
             | l  { ー- ―― ヘ   , 、   ヽ   〃/i  ∧. |
          j八 1 、    __}  {  ¨ア    ,ムイ /  ,イ_」 |
         ,r≦三ヘ   ̄    ト、 ` ー   ,. イ   lV  / | l リ
        /  /  ハ   _... --‐〈. >‐r<  /  | j/,/' / j!〃
          // /   | ハ     , イl    f  ヽ   ∧/〃 / /'
.        〆 /    い \ -<  }}/ ̄ ̄`ヽ>‐メイ、 /
      〈  /     ∨ 弋ヽ   ハ、  -―‐-丶 //丁fヽ
      ∧/      ∨  `-~ '彡' \′  __ ∨´  |│ l
      l |        \==彳│  \/  ` |   |│ l
      l |          `ー‐ ´ |    \.    |   |│ ヽ


ハルヒ「え…えとえと、きょ、今日は良い天気ね!」

古泉 「そうですね、こう穏やかだとついうとうとしてしまいます」

ハルヒ「うん!じゃ、また放課後にね」

古泉 「はい、では」テクテク


ハルヒ(ふ~……そうよ。昨日、古泉くんにキョンの事聞こうとしたら丁度チャイム
    が鳴って聞きそびれたんだったわ)

ハルヒ(でも、そうなると……)

ハルヒ(やっぱり皆が消えた理由は『キョン』についてあたしが質問したからって事よね)

支援でござる。

尾も白い

支援支援支援

支援

紫煙

おいおい、書かないなら考えてたあらすじだけでも書いてくれよ

はよかけ

                      __ _

                  ,  ´二ゝ─‐-─‐ヘ
.                / ./∠ ──‐‐-.ヘ. ヽ、
              /"..://´‐.T.丁¨ T ー 、 Y ',ヽ

              /./ .:./:./ :.:./l:.! i.:.  !:.:.  ヾ..i:. !:.:ヽ
            / / .:./.:/ :.:./ !:!:. ハ:.: ',:.:.:.  `!: l:.:.:ハ
                /.:, イ.:;'.:.`:ト 、バ:.ヽ\.:ヽ,.:.:.:.:.!: !ヘ:.:ハ
            / / イ.:.!.:.!:.!, --ヽ、\ ゝ久_丈i:. ! ハ:.ハ

             /:./  !.:.!.:.i.:f ィ´::ヾ    ´f´::::ヽヾ :!ヽ l:.ハ
              /:./ ,  !.:.!.:.iハ マ_;;;ノ  ,   マ_;;ノ j:. j/ j:.:ハ
            /:/∧,」 !.:.!.:.!ヘ ""  r==ォ "" ,/:.イ!ハ┘:!ヾ
         //!:.バ:.:.:| |.:.ハ.:V ゝ、  丶  /  ィ/:./:.:i/^l:.! ヽ
          レ' !:.! i.:.:.ヾ!ヽハ.:V.:.:.:.:>,  _ ィ´V.:/.:.:/  リ:|
           !:i !.:.:.:.:.:.:.:{ハ.:V'´ /′  .少'/`ー|  /j/
           ヾ ヽ_, '7// /-、  -/ "  /フ   ヒ=ヽ
              ハ ヽ. /// /'´ ̄/   ///  ,`弋 \
           /  { y'// ,'---/   //- ′.Y´  , `ヽ`l
          /   ヽfl l l  !   /  //〈  `ー〈::....ノ   V
         /        !l l !. ! ./ ///   ヽ_ー 、 `ヾ_/ //
.      /       _∧ l ! !ロj ///     フ-、`ー┴‐-〃
.     /       /  ハヾ l l ///   ヽ  |  `ー‐一′
     ヽ   ー==广   〈 ヽヾY〃/       >、!
      ヽ    \  , イ/ ヾi!'〃    ー≠ハ
       \  /'⌒\  <<フ水<ヾー ____/ /
         丶/ /'⌒ヾマヾ〈//! !V /三三三}"
/早く続きを書きなさい!!\

 | 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i  | |
 〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
 |,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ 
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|

. r´`ヽ /   `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y      ::::: ,. ┴:〉:  |/        構わん。続けろ
. \ヾ( l        ヾ::::ノ  |、

 j .>,、l      _,-ニ-ニ、,  |))
 ! >ニ<:|      、;;;;;;;;;;;;;,. /|       ___,. -、

 |  |  !、           .| |       ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ|  |  ヽ\    _,..:::::::. / .|       `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.|  |    :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_   _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| |  |    _;;;;;;;_ ̄ ̄   |   ̄ ̄ / _,. く  / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐!-‐"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~‐-、_    / にニ'/,.、-t‐┴―''ヽ
  \_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /  /  .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\    ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/  /  /   ̄   )  ノ__'-ノ
  \    \::::::::::::::`‐--‐´::::::::::/  / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ  ヽ\   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/      /    ゝニ--‐、‐   |
 l   ヽヽ   \:::::::::::::::::::::::::::::::/           /‐<_   ヽ  |ヽ

風呂?

  /\___/\
/ /    ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 |    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |  < はやくはじまれ
|   ,;‐=‐ヽ   .:::::|    \_______
\  `ニニ´  .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\



寝 










                き!? 

ハルヒ(だったら『キョン』については質問せずに、キョンについての情報を集めれば…)

ハルヒ(……でも一体どうやって)

ハルヒ「う~ん」

ハルヒ「あ~~~~イライラするわねぇ!」

ハルヒ「あたしはもっとシンプルなのが好きなのよ!シンプルなのが!」


              キーンコーンカーンコーン

ハルヒ「って、もう昼休み終わったし」

ハルヒ「ふん!」スタスタ

おかえり

>>97
おかえりんこ

またせやがって…

アッガーレ

遅筆なのは相変わらずだな

~~~教室~~~


ハルヒ(さてと、取りあえずやる事は決まったわね)

ハルヒ(『キョン』について質問せずに『キョン』の情報を集める。これっきゃないわ)

ハルヒ(みくるちゃんや有希の消失も気になるけど…)

ハルヒ(でも元を正せば全部あいつが始まりなのよ)

ハルヒ(皆あいつの話題に触れた瞬間、消えていってるんだから、間違いない)

ハルヒ(一体どういうカラクリで消えてるのかは分からないけど、あいつに会えば
    全部解決する。そんな気がする)

ハルヒ(うん!)

支援

ハルヒ(で、問題はどうやってキョンに辿り着くか)

ハルヒ(普通に『キョンが何処にいるか知ってる?』なんて聞いたら、その場で聞いた人
    消えそうだし)

ハルヒ(そもそもキョンについて何か知ってそうなの、古泉くん以外にはもう皆
    いなくなっちゃたしね)

ハルヒ(あ……でも)

ハルヒ(あたしがキョンについて聞いたのって、普段からそれなりに親交がある人ばっかりよね)

ハルヒ(だったら、キョンと関係なさそうな人に聞いてみる…?)

ハルヒ(キョンとまったく関係ない人だったら消えn…)

支援

まあまあだな

よろしい 続けたまえ

ハルヒ(………う)

ハルヒ(や、やっぱりそういう実験はやめましょ)

ハルヒ(もしそれで消えたら後味悪いなんてレベルじゃないし)

ハルヒ(ここは関係ない人巻き込むべきじゃないわ)

ハルヒ(となるとやっぱり、古泉くんが鍵ね)

ハルヒ(どうにか消えられずに…うーん)

                        ヘ(^o^)ヘ おそい
                         |∧
                     /  /

                 (^o^)/ てめえがもっと
                /(  )    はやく投下出来るってなら
       (^o^) 三  / / >

 \     (\\ 三
 (/o^)  < \ 三
 ( /
 / く  まずはそのふざけた
       幻想をいただきます

~~~放課後・文芸部室~~~


古泉 「……それで、これは一体どういう趣向のものなんですか?」

ハルヒ「いいから黙ってて」ギュッギュッ

古泉 「はい」

ハルヒ「えいっと」グイグイ

古泉 「おふっ」

ハルヒ「よし、こんなもんね」パンパン

古泉 「…………」

ハルヒ「さあ、古泉くん!あなたは今、ロープで椅子に縛られています」

古泉 「はい」

ハルヒ「手も足も自由には動きません」

古泉 「そのようですね」グッグッ

ハルヒ「本来こんな事はしたくなかったけど、仕方ないわ」

ハルヒ「”終わったら”後でちゃんと解くから安心して」

古泉 「……分かりました」

ハルヒ「良い返事ね。これからあなたに質問するから、ちゃんと答えるように」

古泉 「……はい」

明日まで残ってるかね?

支援

おいおいこんなところで生殺しとは聞いてないぞ

保守手伝ってくれ

ハルヒ「ある所に5人の仲の良い集団がありました」

古泉 「……」

ハルヒ「けれどある時、その集団のうちの一人が突然いなくなってしまいました」

古泉 「……」

ハルヒ「集団のリーダーは消えた一人の事が気になって、他の仲間に尋ねます」

ハルヒ「すると尋ねた仲間も順番に消えてしまいました」

古泉 「……」

ハルヒ「って簡単なお話なんだけど」

ハルヒ「古泉くん、このお話、聞いた事ある?」

ほしゅ

しえん

紙芝居わくわくみてる小僧の気持ち

おもしろいな 支援

古泉 「……いえ」

ハルヒ「そう」

ハルヒ「じゃあさ、人って突然消えたりすると思う?」

古泉 「……どうでしょう。見失う事はあると思いますが、その場にいた
    人間が突然消えるという事はありえないと思いますが」

ハルヒ「そうね」

古泉 「……」

ハルヒ「ねえ古泉くん」

古泉 「はい」

ハルヒ「古泉くんは今縛られてるわよね」

古泉 「そりゃもうがっちりと」ギチギチ

ハルヒ「こういうことされて気持ち良いんだ?」

ハルヒ「自力で脱出できる?」

古泉 「無理です」

ハルヒ「そう……よね」

ハルヒ「ああ、そういえばさ、有希とみくるちゃん中々来ないけど、
    古泉くん何か聞いてない?」

古泉 「いえ、僕の方はなにも…」

ハルヒ「本当?」

古泉 「本当です」

ハルヒ「…………」

古泉 「……」

支援

ハルヒによる古泉の強調が始まる…

強調してどうすんだよwwww

これは眠れない

>>124
強調…これは流行る

ハルヒ「キョン~、みくるちゃ~ん、有希~」



ハルヒ「こぉぉぉいぃぃぃずぅぅぅみぃぃぃくぅぅぅぅぅん!!!!!!!!!!!!」

携帯の専ブラで読もうとすると>>1のする書き込みだけまともに見れないんだけど何でだ?

おい


おい

おお
キョンがいろいろ推理しながら世界を戻すのは
原作でも良く使われるパターンだが
ハルヒが探偵役となるのは珍しいね

支援

まだか

はやく

しないと

ハルヒ(この感じじゃ多分なに聞いても手応えはなさそうね)

ハルヒ(ま、ある程度は予想出来てた事だけど)

ハルヒ(やっぱり直接キョンについて聞いて反応を見るしかないのかしら?)

ハルヒ(けど、それ聞くと多分消えちゃうし…)

古泉 「涼宮さん?」

ハルヒ「今考え中だからちょっと邪魔しないで」

古泉 「はい…」

ハルヒ(そりゃ古泉くんから目を離さなきゃいいかもしれないけど)

ハルヒ(学校閉まる前に教師がどうせ見回りに来るし)

ハルヒ(そしたら結局古泉くんも解放されて帰宅……次の日にいなくなる)

ハルヒ(というよりキョンについて聞いてこの状態解放したら、
    どの道古泉くん消えるわよね)

ハルヒ(…………)

ハルヒ「うん」

古泉 「?」

ハルヒ「今日はここまでにしましょう」

古泉 「今日は……という事は明日もまたこれをやるんですか?」

ハルヒ「それはまた明日考えるわ」

古泉 「……そうですか」

ハルヒ(そうよ、ここで古泉くんまで消えちゃったら本当に手掛かり0になる)

ハルヒ(だったら焦っても仕方ない)

ハルヒ(どうせキョンについて聞いたって『知らない』の一点張りで消えられる位
    だったら、まだ様子見した方が賢明よ)

ハルヒ(間違ってないわ)

帰ってきたか

ハルヒ「あー、そうだ、古泉くん。最後にもう一つだけ質問があったわ」

古泉 「なんでしょう」

ハルヒ「明日は学校に来られる?」

古泉 「え?はい」

ハルヒ「そう。なら来なさいよ。絶対に。これは団長命令だからね」

古泉 「分かりました」

ハルヒ「うん、じゃ解いてあげる」

               シュルシュル

古泉 「ふぅ…やっと落ち着きました」

ハルヒ「そんなに大袈裟に言わなくてもいいのに」

古泉 「いえいえ、本当にきつかったですよ」

ハルヒ「そうかしら」

古泉 「そうですよ。でも、おかげでいい勉強になりました」

ハルヒ「それは良かったわ」

ハルヒ「それはそうと古泉くん」

古泉 「はい、なにか?」

ハルヒ「あなた、本当にこのロープ解けなかったの?」

古泉 「……ええ」

ハルヒ「ふーん」

なんか怖いよ

ハルヒ「ま、いいわ」

古泉 「さて、にしても本当に遅いですね。皆さん」

ハルヒ「そうね、どうしたのかしら」

古泉 「困ったものです」

ハルヒ「…………」ジー

ハルヒ(これも、演技なのかしら)

古泉 「ふふっ」ニコッ

ハルヒ(疑いたくない。みんなを、SOS団の仲間を疑いたくなんかない)

ハルヒ(けど……)

~~~1時間後~~~


ハルヒ「……」カチカチカチ

古泉 「……」ペラッ

ハルヒ「……」カチカチカチ

古泉 「……」ペラッ

ハルヒ「……」カチカチカチ

古泉 「……」ペラッ

ハルヒ「……」カチカチカチ

古泉 「……」ペラッ

~~~2時間後~~~


ハルヒ「……」カチカチカチ

古泉 「……」ペラッ

ハルヒ「……」カチカチカチ

古泉 「……」ペラッ

ハルヒ「……」カチカチカチ

古泉 「……」ペラッ

ハルヒ「……」カチカチカチ

古泉 「……」ペラッ

~~~3時間後~~~


ハルヒ「……」カチカチカチ

古泉 「……」ペラッ

ハルヒ「……」カチカチカチ

古泉 「……」ペラッ

ハルヒ「……」カチカチカチ

古泉 「……」ペラッ

ハルヒ「……」カチカチカチ

古泉 「……」ペラッ

古泉は今はいてるスカートめくってんの?

ハルヒ「……」カチカチカチ

古泉 「あの……涼宮さん?」

ハルヒ「なに?」

古泉 「もうそろそろ帰りませんか。下校時刻過ぎてますよ」

古泉 「教師も見回りに来ますし」

ハルヒ「………」

古泉 「涼宮さん?」

ハルヒ「そうね、さすがにこれ以上はここに居られないわね」

古泉 「ええ」

がんばれ支援

支援

したけど

      r ‐、

      | ○ |         r‐‐、     
     _,;ト - イ、      ∧l☆│∧
   (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l   構わん。続けろ。
    |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)   
   │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|

   │  〉    |│  |`ー^ー― r' |  
   │ /───| |  |/ |  l  ト、 |  
   |  irー-、 ー ,} |    /     i
   | /   `X´ ヽ    /   入  |

どしたん?書き溜め中?

ほしゅ

ハルヒ(結局ボロは出さないじまいか)

ハルヒ(………)

古泉 「ねえ涼宮さん」

ハルヒ「ふぇ!?え、なに?」

古泉 「涼宮さんは今日僕に質問しましたよね」

ハルヒ「!?」

ハルヒ「……そ、そうね。いろいろと」

古泉 「そして僕も答えましたよね、いろいろと」

ハルヒ「……何が言いたいの?」

古泉 「いえ、別に」

古泉 「ただ今日の涼宮さんがなんだかまるで小説にでも出てくるかのような
    名探偵に見えましたので」

ハルヒ「ふぅん。それは中々素晴らしい着眼点ね」

古泉 「お褒めに預かり光栄です」

ハルヒ「で? 名探偵に提供できる情報は持ってないのかしら」

古泉 「そうですね、こんなのはどうでしょう」

古泉 「涼宮さんが僕にしてきた質問について、僕なりの意見を述べるというのは」

ハルヒ「……は?」

古泉 「いけませんか?もしかしたら、何かのきっかけになるかとも思ったのですが」

ハルヒ「き、きっかけって」

古泉 「では僭越ながら……と言ってもお時間は取らせません。すぐ済みます」

古泉 「なにせ涼宮さんの最初の質問がかなりストレートですから」

ハルヒ「ちょ、ちょっと!?」

古泉 「確か一番最初の質問でしたよね」


           ある所に5人の仲の良い集団がありました。
    けれどある時、その集団のうちの一人が突然いなくなってしまいました。
     集団のリーダーは消えた一人の事が気になって、他の仲間に尋ねます。
          すると尋ねた仲間も順番に消えてしまいました。


古泉 「このお話を僕が知っているかどうかというのは」

古泉 「モチロン僕は今までこんな話聞いたことありません」

古泉 「ですが、この質問の意図位は想像できます」

古泉 「涼宮さんは、今SOS団で何が起こってるのかを知りたいんじゃないか、と」

ハルヒ「……っ」

古泉 「そうですよね」

古泉 「だってこの物語はまさに涼宮さんから見た現実そのもの」

古泉 「『彼』が消えた途端、みんな次々に消えていくのだから」

ハルヒ「や、やっぱりあなた知ってたのね!?教えて!みんなは!キョンは!?」

支援

古泉 「残念ながら知りません。他の人に当たって下さい」

古泉 「それでは」ガラガラガラ

ハルヒ「ま、待ちなさい!!!」ダッ

古泉 「さようなら」サッ


ハルヒ「古泉くん!!!」

ハルヒ「こ……い、いない」キョロキョロ

ハルヒ「そんな……消えた?」

ハルヒ「また……消えたの?」

さて、そろそろ終末が近づいてきたな

のーし

支援
おもしろいぞ

ハルヒ「そんな……最後の手掛かりだったのに」

ハルヒ「そ、そうだ。電話……」

ハルヒ「昼休みにはまだ繋がって…」


             PiPiPi

        PrrrrrPrrrrrrrPrrrrrrrr

      『お掛けになった番号は現在電源が…』


ハルヒ「……やっぱり駄目か」

ハルヒ「もう一体……どうしたってのよ!」

ハルヒ「なんなのよこれは!?」

ハルヒ「なんなの?なんでみんな消えちゃうのよ」

ハルヒ「古泉くんに至ってはあたしが質問する前に自分からぺらぺら喋っちゃうし」

ハルヒ「そんなのルール違反よ」

ハルヒ「あたしが『キョン』について質問したら消える筈なのに!」

ハルヒ「あたしが質問する前に自分から……自分から?」

学校であった怖い話に似たような話があったな
1、2位を争う人気とクオリティだった

ハルヒ「そ、そういえば確かもう一人自分から答えて消え……そうだ!国木田だわ」

ハルヒ「あいつも確か」



  国木田「キョンの事なら僕はなにも知らないよ」

  ハルヒ「え?へ?」

  国木田「悪いけど、他の人に当たってね」

  国木田「それじゃ」タッ

  ハルヒ「ちょ、ちょっと……」


ハルヒ「そうよ、確かあいつも自分からキョンについて喋って勝手に消えたのよ」

ハルヒ「じゃあ結局、あたしがキョンの事質問しなくても、向こうからキョンの話
    始めたら消えるってことよね?」

ハルヒ「だったら……だったらもう、どうしようもないじゃない」

ハルヒ「そんなの最初から防ぎきれっこない」

ハルヒ「みんなあたしだけ置いてさっさと消えて」

ハルヒ「あたしはどんなに頑張っても結局真相にたどりつけない」

ハルヒ「情報探ろうとしたら、逆に片っ端から消えていかれる」

ハルヒ「………」


         『やめた方がいい』

ハルヒ「!!!」

ハルヒ「違うわ」

ふむ

面白いじゃないか

ハルヒ「もしそうだとしたら、有希のあの言い方はおかしい」

ハルヒ「『やめた方がいい』ってのは、そのまんまあたしに対する警告」

ハルヒ「何に対する警告かって、勿論あの質問よね」

ハルヒ「あの質問が有希とみくるちゃんが消えた原因なんだとしたら、有希は
    消える事が分かってた」

ハルヒ「それを『やめた方がいい』なんて直接的に言うって行為は、さっきの
    古泉くんが自分から消えたのとは全然違う」

ハルヒ「古泉くんは自分が消えるために、自発的にあの話題を」

ハルヒ「有希はあたしが質問しようとしたのを止めようとしてた」

                       /

                 ,. 、       /   /
               ,.〃´ヾ.、  /  /
             / |l     ',  / /
        ,、     ,r'´  ||--‐r、 ',      支援
       l.l. ,..ィ'´    l',  '.j '.
       'r '´          ',.r '´ !|  \
       l!     ....:.:.:.:.:.:ヽ、   ,l    \
        ゝ、.,_ ---‐‐‐----ゝ、ノ
        | |
         .| |
          | |
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           | |
         | |
            | |
          | |
           .| |

ハルヒ「結果的にはどっちも消えちゃったけど……」

ハルヒ「ただそう考えると、どうしても考えちゃう事があるわね」

ハルヒ「やばそうなのと、無害そうなのの2つに」


ハルヒ「無害そうなのは取りあえず有希とみくるちゃん」

ハルヒ「この2人に関しては説明はいまさら不要ね」

ハルヒ「で、やばそうなのは……古泉くんと国木田、あと谷口ね」

ハルヒ「こっちのグループは明らかに変。主にキョンについての受け答え
    の前後の言動、行動がいつもと少し違う」

ハルヒ「で、ここまでの考えがもし正しいんだとしたら……」


          『他の人に当たって下さい』


ハルヒ「この台詞からもまだ居るってことになるわよね。やばそうなのが」

ハルヒ「…………けど、もうキョンと関係ありそうな人居ないと思うんだけど」

ハルヒ「それとも関係ない奴でも?」

ハルヒ「ううん、そもそもこの考え方自体が合ってるのか…」

ハルヒ「あ~~~もう!面倒くさいわね」

               ヒュー

ハルヒ「!?」ビクッ

ハルヒ「な、なんだ。ただの風か。窓開けっぱなしだったのね」ガラガラガラ

ハルヒ「…………」

ハルヒ「は、はは。なんだか、いかにも夜の学校って感じで不気味ね」

ハルヒ「この部室でも、もう3人も消えてるし」

ハルヒ「……」

ハルヒ「取りあえず今日はもう帰りましょう」

落ち着いたハルヒは可愛いな

ハルヒ「帰ってもう一回よく考え直さなくちゃ」

ハルヒ「うん、さっさと帰りましょう」

            ガラガラガラ

ハルヒ「それじゃ鍵閉めてっと」ガチャリ

ハルヒ「よし」

ハルヒ「異常ないわね」クルッ

          ヒュー ガタガタガタ

ハルヒ「!?」

ハルヒ「え、ウソ?あたしさっきちゃんと窓……」ガチャ

ハルヒ「…………あ」

ハルヒ「あああぁぁ、あ、ああ、あ……」



           終

え?

え?

追いついた。


え?

ん?

エエエエェェゥーーッッ!!!!!!!!

何がどうした

おい
めんどくさくなっただろ

おい





おい

怖ぇー
こういう主人公がわけわかんないまま物語に巻き込まれてる段階って一番わくわくするよね
ぜひちゃんと納得いくネタバレしてオチつけてほしい
ドラゴンヘッドとか20世紀少年とか最終兵器彼女みたいになりませんように

回答編は何時から始まる?

朝から冗談キツイぜ
今日一日モヤモヤしたまま過ごすことになりそうだ

ハルヒは犯人役であって探偵役ではない

ということか

鶴屋さんに思い当たらないのがおかしいだろ。

うん

このケーキはおいしいよ

( ゚д゚ )

鶴屋さんはー?

ほ!!

ん?

おい

世にも奇妙な物語みたいだ
実際こんなような話があった気がするし

これはひどい

そして誰もいなくなった…

なるほど、そして消えた長門とみくるが俺の両隣にいるわけか

ちょっと待てええええええええええええええええええええ

なるほどわかったよ

うん僕には全部理解できたよ

投げちゃったパターンか 面白かったのに残念だ

みょん

>>211
責任持って解説よろ

続きマダー?

>>214
質問すると消えるぞ

誰か解説してくれ

解説しようとすると消える・・・か

フォーガットンですねわかりました

続き求ム

>>181の最後の行が全てだな

クトゥルーとかでありそうなオチ

ほしゅ

もう二度とSS書くの止めたほうがいいよ

ふう

これはひどい

>>1が書かないなら俺が続き書く技術ほしい

チンポジみたい

誰か説明してくれよ

ちょっとまて

これの続きが鮮明に頭の中に描かれてるんだが いま代行に頼んでてほしゅすらできない俺にどうしろと
はじまりはこんな感じ↓

キョン 「おい! ハルヒ起きろっ ハルヒっ」

>>232
夢オチなんていやよ
誰か続き書きなさい!

夢オチじゃないよ 異世界オチだよ

キョン「よう、しょぼくれた顔してるなハルヒ」

古泉「どうやら大成功のようですね」

長門「貴方を脅かせようと計画した、所謂ドッキリ」

みくる「ふええええ、ごめんなさい」

ハルヒ「なーんだドッキリだったのね!」

全員「ハハハ!」

__
    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-


                          /⌒ヽ   _,,-''"
                       _  ,(^ω^ ) ,-''";  ;,
                         / ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
                     (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'

                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ

説明よこせよ

>>13
ハルヒ「最近あいつ態度でかくなってきたし、ここらで一回自分の立場
    というものを理解させる必要がありそうね」
これが全ての引き金とみた

ぜんっぜんオチてないわよ!

すべて佐々木のしわざ

最初のキョンの行動はハルヒを疎ましく思っていたから
鍵であるキョンに選ばれた事により佐々木の能力が発動

佐々木の能力で憂鬱の時の様に新しい世界で二人きり状態になる
これじゃハルヒと変わらないとダダをこねるキョン

しょうがないから佐々木はキョンが親しかった人物も新世界に招く事にした
新世界へ招くトリガーは作中でハルヒが推理した通り
佐々木はハルヒだけは新世界へ招くつもりはなかったから

長門はすべてを知っていてあえて自分から言ってキョンを助けに行った

でもながもんが帰ってこないところをみると九曜に強調されちゃってるんだろうね

最後閉めたはずの窓が開いていた理由は?

しね

おわり・・・?

えっ

>>181

>          『他の人に当たって下さい』


>ハルヒ「この台詞からもまだ居るってことになるわよね。やばそうなのが」


これは、次消えるのはハルヒだっていうフラグでいいとして
あと謎なのが一番最初にキョンが消えた理由と、古泉が>>29の時点で消えなかった事
キョンを除いた全員は「キョン」の話題を口にするor聞かれる事で消えていくけど、キョン自身が消えたのは何がきっかけだったのか
どう見ても最初っから何か隠してる様子だったし、キョン自体も消失に関わる何かを知っていたのは間違い無い
一度目古泉が消えなかったのはチャイムとハルヒのセリフが被ってノーカンになったから?
>>68の「キョ」がカウントされないのを考えたら筋が通るかもしれない

完結してるの?読み直してくるわ

完結してねえだろ

人はワケの分からないものに出会ったとき
その不安を克服するために自ら『解釈』を始める…
こうして二次造作は進んでいくのであった

真の恐怖とはこういう事をいうのだろう

風間さん…

>>1も消失しておわりというわけか

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