シンジ「アスカって……そんな喋り方だっけ?」アスカ「せやで」 (21)

シンジ「……目が覚めたら14年も経ってた」

サクラ「シンジさん。もうすぐ式波大尉がいらっしゃいますのでー」



サクラ「この部屋で待ってて下さいね」

シンジ「はい。わかりました」

サクラ「式波大尉のご厚意で、シンジ君は式波大尉の家に居候と言う形になりますんでー」

期待

シンジ(綾波は行方不明って言ってたっけ?僕、これからどうなるんだろ?)


プシュー

アスカ「おおっ、エコヒイキやん。相変わらずしけた面してんなぁ」

シンジ「あ、アスカだよね?」

アスカ「せやで。帽子と眼帯取らなあかんか?この帽子、いけてるやろー」

シンジ「に、似合ってると思うよ」

せやかて工藤

シンジ(姿、形は変わらないんだけど、何か違和感あるような……)

アスカ「あんた行く所ないみたいやから、うちが引き取ったで」

シンジ「は?」

アスカ「色々あったんや。この14年間に。広島カープだってAクラス入りしたくらいやで」

シンジ「嘘だ!僕は子供の頃からずっと野球見てたけど、広島がAクラスなんて聞いた事も見た事もないよ」

アスカ「まぁ信じられへんのは無理もないなぁ。ちな虎やけど、気持ちわかるで」

シンジ「虎って…阪神?アスカは野球なんか見てないじゃないか!いつもサッカーサッカーってさ」

関西弁になってるんだと思ったらなんJ語だった

アスカ「大阪に数年住んでた事もあって、その影響で見るようになったで」

シンジ「大阪?」

アスカ「そうそう。なかなかいい街やった。人情の街」

シンジ(さっきから感じる違和感は……。そうだ!アスカの言葉使いが変になってるんだ!?)

シンジ「あのさー、アスカの日本語変じゃない?」

アスカ「なんでや!?どこが変や言うんや」

シンジ「いや…その…、トウジみたいな喋り方になってるし……」

ンゴww

アスカ「猛虎弁の何が悪いんや!?」

シンジ「別に悪くないけど……、後、声が低くなってておばさんみた……」

アスカ「ガキシンジ!」バキッ

シンジ「ごぼっ」



アスカ「まだ28歳やで!体は14歳やし、レディに向かっておばさんとか……。殴るでほんまに」

シンジ(もう殴ったじゃないか……)ヒリヒリ

昨日のコナン見たんだな

シンジ「それで家って大阪にあるの?」

アスカ「いや今は大阪に住んでないで」

シンジ「え?どこ?」

アスカ「オーストラリア」

シンジ「えええぇぇぇぇぇぇぇ!??!??!外国なの?」

アスカ「せやでシンジ。じゃあ、そろそろオーストラリアに向けて出発するで」

シンジ「学校は?他のみんなは?綾波とか父さんは?」

アスカ「質問多いなぁ。飛行機の中で説明するさかい。ちょっと黙っとれ」

シンジ「う、うん」

アスカ「ちなみに日本は西日本を残して消滅したから」

シンジ「」

宮村本人か

これから笑ったら尻しばかれる場所に連れていきそう

オーストラリアのアスカの家


シンジ(まさかサードインパクトが起きてただなんて……)

シンジ(松井秀喜が引退してるって聞いたのと同じくらいショックだったよ)

アスカ「そう言えばシンジって、G党だっけ?」

シンジ「う、うん。ずっとジャイアンツファンだよ。昨日、僕が藪と松井の対決を見てたらアスカが勝手にチャンネル変えたじゃないか」

アスカ「あんたにとっては昨日の事でも、私にとっては14年も前の事なんや。あぁ、あの時はゴジラが日本に居たわね」

せやかてシンジ

なんか毒がなくなっていい感じ

アスカ「今日って緊急特番やってたような……」

シンジ「えっホント?ジャイアンツは14年経ってもやっぱり強いんだね?」

アスカ「ホンマ憎らしいチームやで。確か日本の放送も映るで」ピッ

シンジ「うーん、知らない選手ばっかりだ。原監督は知ってるけど」

アスカ「高橋くらいちゃうの?今のシンジが知ってるのって」

シンジ「あっ…川相さんがコーチか…」

アスカ「負けてるやん。ここ最近の広島はめっぽう強いからなぁ」

シンジ「なにこの広島?僕の知ってるチームと違う……」

完全に野球談義w

試合後

アスカ「阪神は引き分けやし、意地見せたわ」

シンジ「阪神、今二位なの?すごいね、奇跡が起きたんだね」

アスカ「はぁ?私が見た頃から阪神は強かったちゅうねん」

シンジ「それは違うよ!万年最下位が定位置のチームだったじゃないか!」ロンパ

アスカ「暗黒時代の事は知らん。私が見たのはちょうどヤニキが入ったくらいや」

シンジ「広島の金本が広島を捨てたの!?嘘だ!」

アスカ「ミサトの心変わり見たやろー?人は変わるもんや。トリプルスリーのヤニキも最後は……、悲惨やった……」カシャ

シンジ「び、ビール」

アスカ「シンジも飲む?ってあんたお子ちゃまやったな」

シンジ「僕はまだ未成年だから……」

アスカ「そうやったな。オレンジジュースにしとき」

シンジ「あ、ありがとう。アスカも体は14歳だよね?」

アスカ「心が28歳やからええねん。シンジの二倍も生きてんのよ?」

シンジ「そっか……。僕、おつまみ作ろうか?昨日、ミサトさんに作ってたやつみたいなので良ければ」

アスカ「シンジの昨日は14年も前の事や言うてるやろ!ミサトと一緒に暮らしてた事、あったわねぇ……」シミジミ

ジャージャー


シンジ「お待たせ。冷蔵庫にあんまり使える物入ってないから、大した物じゃないけど……」

アスカ「じょーできじょーでき」パクパク

シンジ「アスカがずっと使徒と戦ってくれてたの?」

アスカ「いや。私はもう引退したけど」

シンジ「引退!?エヴァに乗ってないの?」

アスカ「シンクロ出来ないからしゃーなしで。ある日、突然シンクロ出来なくなったんや」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年03月21日 (金) 17:00:31   ID: sAKjjskO

面白そうだったのにな。未完結で残念

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