モバP『光と絆』 (52)

※このSSではゲームの属性を元に三人のモバPが出てきます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379091043

きたい

8月某日

夕刻・CGプロダクション事務所


ガチャッ

南条光「ただいまー!」

千川ちひろ「あら、おかえりなさい光ちゃん」

PaP「おーう!光!お疲れさん!」

光「うん!ちひろさんもPaPもお疲れ様!」

PaP「ん!今日はレッスンか!どうだった?」

光「んー…まだ最後のステップが上手くいかないかな」

PaP「おぅっふ…そうか……まぁアレだ、光なら大丈夫だろ!」

光「うん! ……あ、こんな時間か…っ!ごめんちひろさん!TV付けてもいい?」

ちひろ「? ええ、いいわよ」

光「ホント!?ありがとう!」

ピッ ピピッ

PaP「?」


PaP「なんだ?なんか見たいのか?」

光「うん!今からやるんだ、『ウルトラマン列伝』!!」

PaP「ウルトラマン?あのジュワッ!!ってやつか……今やってんのか?」

光「うん!毎週楽しみにしてるんだ!」

PaP「へぇー…」



PaP「……ウルトラマン、か…」

ピッ ピピッ

PaP「?」


PaP「なんだ?なんか見たいのか?」

光「うん!今からやるんだ、『ウルトラマン列伝』!!」

PaP「ウルトラマン?あのジュワッ!!ってやつか……今やってんのか?」

光「うん!毎週楽しみにしてるんだ!」

PaP「へぇー…」



PaP「……ウルトラマン、か…」

すいません、>>5はミスです

ウルトラマンタロウ『どうしたんだ?ヒカル』

PaP「……へー主人公の名前光と一緒なんだな」←一緒に観てる

光「うん♪」ニコニコ

ちひろ(おい働けハゲ)



ヒカル『大丈夫かタロウ!』

タロウ『ああ、私は大丈夫だ』



タロウ『ヒカル』

光「―っ!」ピクッ

PaP「……」

PaP「なんか嬉しそうだな」

光「え? ……アハハ、うん!なんかアタシがウルトラマンタロウに名前呼ばれてるみたいでさ、それでなんとなく!」

PaP「あーなるほど。憧れのヒーローが自分の名前呼んでるような感じか」

ちひろ「しかもそのヒーロー番組の主役が自分と同じ名前ですしね。なんだか運命的じゃないですか」

光「うん!だからアタシもなんか嬉しくって!!」

タロウ『気をつけろ!ヒカル!』

光「っ!! ハイ!」クルッ

PaP&ちひろ「……」

光「……あ」

PaP「……」

光「……」

ちひろ「……」

光「……名前、一緒だから…つい」カァァァッ


PaP&ちひろ「……」



PaP(かわいい)
ちひろ(かわいい)

翌日・事務所

PaP「っつーことがあったわけよ…いやぁー可愛かった!!!!」

CuP「あはは、光ちゃんは純粋だなぁー…ウルトラマンかー…オレ子供の頃に観たっきりだなぁ…アレも長寿だなぁー」

CoP「……」

PaP「いやー俺も詳しくねぇがああいうのもいいなぁ!でっかい怪獣と戦うヒーローってのはなんかロマンがあるな!」

CuP「あー…なんかわかるな。ああいうのいいよなー…こう、独特の感じがさ」

PaP「キグルミってのがまたいいな!」

市原仁奈「呼びやがりましたか?」

PaP「む!呼びやがってねーけど来ちまったなら膝の上に乗りやがっていいですぞ?」

仁奈「わーい!」ポッヒポッヒ ポスン

CuP「しかし光ちゃんは純粋だなぁ」

PaP「B型だからな」ナデナデ

仁奈「?」

CoP「関係あるのか?」

PaP「たしか藤居ちゃんがB型はマイペースな人が多いとかなんとか」

CoP「朋か…なら大方血液型占いか」

CuP「へー…でも結構合ってると思うな。光ちゃん自分の世界っていうか、こう、しっかりしたヒーロー感で動いてる感じだよね」

PaP「アイツはアレで自分の価値観や理想がしっかりしてるからな。周りに乱されないぞアレは」

CoP「なるほど…まぁ、この手の占いは大多数の人間が当てはまるような事を書いてるだけの場合も多いんだがな」

仁奈「仁奈もマイペースでいやがりますか?」←B型


全員「……」


全員「いやがりますね」

CoP「む……そろそろ時間か…いくぞ森久保」

森久保乃々「むぅーりぃー…」ズルズル

CuP「!? 机の下に……ずっといたのか……」

???「フヒヒ…」ボソッ

CuP「!!? !?!?」ビクッ

PaP「仁奈は怪獣好きかー?キグルミだぞー」

仁奈「怪獣のキグルミ着れるですか?」

PaP「え…うーん……?高そうだなー流石に」

CoP「……」


CoP「……そういえばウルトラマンについて気になる話を聞いたんだが」

PaP&CuP「?」


CoP「……」

PaP「……」ジーッ


光「くっ…なんて強大な闇の力だ!!」

神崎蘭子「ククク…我が凍てつく闇の波動の前に堕ち、永久の輪廻に囚われ消え去るがいい!!」

難波笑美「仲良えなぁーあの子ら」

PaP「……」ジーッ

光「くそぅ…このままでは世界が闇に消え去ってしまう!!」

蘭子「ククク…わが暗黒の呪詛の前に……消え去るがいい!!」




蘭子「闇 に 飲 ま れ よ ! !」 カ ッ

ガチャッ

荒木比奈「? …あ、やみのまーっす」

光「」ズルッ
蘭子「」ガクッ
PaP「」ズテーン

笑美「めっちゃピンポイントやな」

比奈「……? アレ?どしたんスか?」

PaP「いや…なぁ?」

笑美「あー…うん……」


光「……///」
蘭子「……///」←なんか恥ずかしい



笑美「……」

笑美「いや、ええねんで?」

比奈「え?なんなんスか?」

光「あービックリしたー」

蘭子「我が心も刻の悪戯に思わぬ不意を衝かれたわ……」

PaP「……」


PaP「……なぁ光」

光「?」




PaP「熊本で一仕事、してみないか?」

光「?」

蘭子「!!?」ガタッ←熊本出身

数日前


CoP『これだ』

【『9月1日ウルトラマンランド閉園』】

PaP『……これは…』

CuP『……ウルトラマンランド?』

CoP『ああ。ウルトラマンが舞台でショーをしたりファンと触れ合えるテーマパークだったようだが…色々な事情が重なって閉園になるらしい』

PaP『……』

CoP『……南条君は行った事があるかもな…閉園日は9月1日となってる』

CuP『……こういう話は切ないなぁ…まぁウルトラマンが終わるわけじゃ無いんだろうけど…それでもやっぱなぁ…』

PaP『……』

ウルトラマンランドか……

CoP『……最終日まで特別なショーも行われるらしい』

CuP『へー…でも光ちゃんは9月になったら学校があるから、最後の日、見れないな……』

PaP『……』ガタッ

CuP『?』

CoP『……何処へ行く?』

PaP『……決まってんだろ』



PaP『……営業?』

CuP&CoP『なんで疑問系?』

時間戻って、現在


PaP「ウルトラマンランドって、知ってるよな」

光「! ……うん」

PaP「その感じじゃもう知ってるっぽいな」

光「……」

光「お父さんが言ってた…閉園するんだろ?」

PaP「……おぅ」

光「……」ションボリアン

蘭子「……?」オロオロ

PaP「光は9月から学校だよな?」

光「……?うん」

PaP「……」

PaP「でも仕事入ったら休んでもしかたないよな?」

光「……?」

PaP「ウルトラマンランドのショーでな、お前司会とかやってみないか?」

光「……」




光「え?」

PaP「後半の数日間だけどさ、閉園の日まで。だから、始業式には出られなくなるけど、お前にピッタリの仕事だと思う。先方もな、飛び入り同然なのに快く受け入れてくれたよ」

光「……っ!!」

PaP「司会っつーか、全部じゃないが…まぁ例えばファイナルショーの司会や進行のアシスタントだ。急だし大変だと思うが――」

光「やる!!」

PaP「!」

光「アタシ、絶対やりたい!!」

PaP「…っそういうと思った!」

光「うん!!ありがとうプロデューサー!!」




蘭子「我が故郷で禁断の儀式を…っ!?わ…我もその儀への参加を所望するぞ!!(熊本でお仕事!?羨ましいです!私もお仕事したい!)」

笑美「…やってさ」

CoP「……」←今帰ってきた

比奈「お帰りなさいッス」

CoP(……今度くまもんとの仕事でも取って来るか…)




――それから、程なくして光はその司会の仕事をすることが出来た
光は、夏休みも返上しての、しかもこんな急な仕事にも関わらず、堂々と、そしてしっかりと司会の仕事をこなした

光が司会をすることで光目当てのファンも来園してくれるようになり、客足も少しばかり増えた…気がする

光はまるで水を得た魚のようだった
そして、いつも笑顔で、スタッフさんたちとも仲良くし、とにかく明るく振舞っていた

ウルトラマンと一緒に戦ったり客席の子供達と一緒に応援したりおおきなお友達と握手したりゴモラの尻尾の上をジャンプして遊んだり……とにかく楽しそうだった

ステージが終わるたびに男泣きしたり、アドリブで怪獣に襲われたり、本当にとにかく全力だった

……自分が大好きなものに関わるものが一つ、終わりを迎える
それを労う様に、なにか大きな恩を返そうとするように、全力だった



……連日沢山の人達が、そこにある夢や希望を求めてやってくる

そして皆名残惜しそうに、でも笑顔で去っていく


そこには、俺達が必死に取るような大きなドームのライブにも負けない輝きがあるように、俺には見えた

9/1 ウルトラマンランド・ウルトラマンショー



光「みんなー!!みんなはウルトラマン、好きかーーー!!?」

子供達&おっさん「「「だいすきーーーーーっ!!!!」」」


PaP「僕は光ちゃんが好きー!」

バルタン星人「……」スパンッ

PaP「痛い!」


光「アタシも、ウルトラマン達は大好きなヒーローだ!!」

ゼアス&ナイス「―っ!!」キュンッ

光「アタシも、ヒーローとして大切なこと、いっぱい教えてもらったんだ!」



光「……ホントに…いっぱい…っ」

光「……」

光「……アタシは、ウルトラマンみたいに大きくない…チビだ」

光「……毎日鍛えているけど、それでも決して強くなんかない」

観客「……」

光「やっぱり、ウルトラマンみたいにはなれなかったんだ……光線も撃てないし……
…それでも、大切なものはいっぱい教わったから!!一番大切なこと、ヒーロー達に教わったからさ!!」

光「みんなが、大きくなったり大人になった後でも、一番忘れて欲しくないことがあるんだ!!」

光「ホントに大切なのは、強い意志なんだ!大切な人を笑顔にしたい、そういう優しい気持ちを持ってることなんだ!!周りの大切な人の優しさを護れる人間になることなんだ!!
アタシも、そういう人達がいたからここに今立ててる!!」

PaP「……」

光「それさえあれば、そういう強くて優しい心があればさ!それで、誰かの為に頑張れる、笑顔の隣にいれる人間になればいいんだって!!」

光「タロウは、最終回でウルトラマンの力に頼らなかった!アタシ達でも大切なものを護れるんだ!!」

後ろでタロウが頷いている

光「今は、新しいウルトラマンの、ギンガが、アタシ達の為に戦ってくれてる!!だからアタシ達も、ウルトラマンに、そして大切な人たちに応えられる人になりたい、なって欲しいって、アタシそう思うんだ!!」

観客「……」

光「……今日ここに立たせてくれた人達に、本当に本当に感謝してる。どうもありがとう!!」ペコッ

PaP「……」
スタッフ達「……」

光「ウルトラマン達も、大切なこと、今までアタシにいっぱい教えてくれてありがとう!!」

ウルトラマン達「……」



光「そして、今日ここに来てくれた皆!!ずっとウルトラマンを裏で支えてくれた人達全員…っ!!!!」

「本っ当に…ありがとぉーーーーっ!!!!」

ワァァァァァァツ パチパチパチパチ……


PaP「……」 パチパチパチ…
バルタン星人「……」ペシペシペシペシ…

光「ウルトラ5つの誓い!!
·一つ、腹ペコのまま学校に行かぬこと!

·一つ、天気の良い日に布団をほすこと!

·一つ、道を歩く時には車に気をつけること!

·一つ、他人の力を頼りにしないこと!

·一つ、土の上を裸足で走り回って遊ぶこと!

皆、ちゃんと覚えような!!!!」

ワァァァァァァァァァッ



光「グスッ…皆…っ!これがらもウルトラマンを!!そして、アダシと同じ名前のヒカルが活躍するギンガを、よろしくねーーーーーっ!!」

ワァァァァァァァァァァァッ ヒカルーーーッ!!!!

ジュワワーーーツ

PaP「……お疲れ様、光」

光「……っ!!プロデューサー!!うん!」ズビッ

PaP「……」

光「……?」

PaP「……いや…」

光「……?」


PaP「……光」

光「?」





PaP「お前…立派なヒーローだよ」

帰路



PaP「よし、少し寝ろ。……流石に疲れたろ」

光「……うん」

PaP「……」

光「……ねぇP」

PaP「?」

光「もしも、もしもいつかアタシ達が離れることになってもさ」

光「……アタシ、PaPや事務所の皆の優しさと、絆と、絶対に忘れないから」

PaP「……ばーか」

PaP「そらなんでもいつか終わりは来るよ。……あのランドだってそうさ」

PaP「……でもな、俺達のプロダクションの絆はじいさんばあさんになったって消えたりしねーよ……特に俺は、ホラ、相棒…なんだろ?」

光「……っ」

光「……うん。……ホントにありがとう、プロデューサー…」スゥ……




PaP「……ん?そういや、9月って…」

9月3日、朝の事務所



CoP「……」

PaP「……」←土下座

CoP「……朝事務所の扉を開けてみて同僚の男が土下座をしていたら、俺はどうすればいい?」

PaP「スマン!頼みがある!!」

CuP「……?」



PaP「お宅の娘さんを一人……僕に下さい!!」

CoP「お断る」

CuP&ちひろ(はやっ…てか何の話!!?)



PaP「あ、あとCuPも一人…」

CuP「お断る」

9月13日 事務所



ガチャッ

光「お疲れ様でーす!!」


パンパンッ

全員「誕生日オメデトーーーッ!!!!」

光「!!!!?」

光「わぁーっ!ありがとう、PaP!アタシの誕生日を祝ってくれるなんて、予測してなかった!流石プロデューサーだな!」

PaP「いやいやいやいや…もっと褒めて!!」

笑美「……」スパンッ

PaP「あでっ」

CuP「ホラ、光ちゃんこっちこっち!主役から一言どうぞ!!」

光「……」

光「……アタシが、南条光が活動している裏に、PaPやちひろさん達がいると誰が知るだろう?でも、その活躍をアタシは絶対忘れない!」

ちひろ「光ちゃん…!!」キュンッ
CuP「光ちゃん…!!」ジーン…
CoP(Coolに欲しい……)

光「そう…アタシはもっと活躍してみせる!待っててくれる人が一人でもいるなら…それに、アタシのヒーローに応えなきゃいけないからな!」

PaP「……っ!」

光「……へへっ」

小関麗奈「ハッ!いい心がけね!せいぜいこのレイナサマに追いつけるように頑張りなさい!!」

光「ああ!任せてくれ!」

麗奈「ちょ…調子狂うわね!もう!」

PaP「よっ!今日のパーティー、楽しかったか?」

光「うん!ホントにありがとう!」

PaP「……プレゼントな、あるんだ」

光「ホント!? ……でも、なんか悪いな。アタシ、貰いっぱなしだ」

PaP「? 何言ってんだ?貰ってるのは俺達のほうだ」

光「え?」

PaP「ホレ、これ」

光「……これ、新しいお仕事用のケータイ?」

PaP「まぁな。でもプレゼントだ。すぐ古くなるかもしれんが…フフフ、実は中身に秘密があるんだぜー?」

光「え?」

PaP「まぁ貸してみ。ここをこうしてー」シュッ サッサッ

光「……?」

タロウの声『おーい!起きろ光!!』

光「!!!!」

光「……っ!?プロデューサー…これ…」

PaP「フッフッフ…機械のことはチンプンカンプンだからな…大石さん家の泉ちゃんに無理言ってお願いしたのよ。TVのヴォイスとかをこう…色々アレしてな!あと池袋さん家の晶葉ちゃんにも頼んだ」

光「……」

タロウ『起きろ光!』

タロウ『頑張れー、光!!』

タロウ『いけーっ!光!』

光「……っ!!」

PaP「……色々考えたんだが、案外なんも思いつかんかった。だから、お前が嬉しそうに笑った時をな、思い浮かべたのよ」

光「……」

PaP「……気に入ったか?」

光「……プロデューサー…」

PaP「……ん?」




光「……本当に、本っっっ当に、ありがとう!!!!」

PaP「……っ!! ……おぅよ」

光「あと、泉さんやCoPさん、晶葉やCuPさんも!!」

PaP「ああ、お礼言ってこい」

光「うん!!行ってきます!」ダッ

タロウ『転ぶなよ!光!』

光「ハーイ!!」

数日後・事務所




怪獣のキグルミを着たPaP「ガハハハハ!この地球の生き物を改造して我らの地球征服の尖兵とするのだーーーっ!」

古賀小春「あぁ~っヒョ、ヒョウくんを返してくださーい!!」アタフタ

麗奈「アッハッハ!!このレイナサマ星人の手先に生まれ変わるのよ!ありがたく思いなさい!!」

PaP「ヌハハハハ!このまま改造だーっ!」

光「くっ…やめろぉーーーっ!!」

怪獣キグルミの仁奈「おおっと!こっから先はこのニナゴンを仕留めねーと通れねーですよ!!」

光「クッ…可愛くて攻撃できない…っ!」ガクッ

PaPゴン「フハハハ!ならコイツはいただいていくぜー!?」

応接室のドアの向こうに消えるPaPとヒョウくん

小春「ああ、ヒョウくーーーん!!」ガーンッ

光「しまった!!」ガーンッ

バタンッ



<トリアエズイマハツカワナイカラオクゼ-?

光「……ツカワナイノ?」

ガチャッ

PaP「改造完了!!」

光「はやっ」

小春「ヒョウくーーーん!!?」

PaP「さあ、新たな姿を見せろ、大怪獣ヒョウダゴンよ!!」

小春「!!?」
光「!!?」


の そ っ

巨大なトカゲのキグルミが事務所に入ってくる

大怪獣ヒョウダゴン『ギャオオオオオオオッ!!!!』


光「!!? で、デカイ!?」

小春「ええっヒョウくんがおっきくなっちゃいましたぁ!?」

大怪獣ヒョウダゴン(ドドンゴ方式)

前足担当:CuP「くっ……しまった…覗き穴の前に怪獣のアゴがあって前が見えない!!」

後ろ足担当:CoP「……」

PaP「ふははははどうだこのおぞましい姿!!恐ろしくて声も出まい!!」


ガチャッ


ちひろ「……仕事しろお前ら」


バタンッ


3P「「「……」」」←声もでない

PaP「さ……さぁ!!やってしまえ!!ヒョウダゴンよ!!」

CuP「クッ……見えないけど仕方ない、『ギャオォォ…オォッ!!?』

<ガッ←足

CuP「あっ」
CoP「」
PaP「え」
レイナ「ちょっ」

<ドシーーーンッ ギャフーーーーーンッ!!!?

光「……」
小春「……」
仁奈「……」

ヒョウくん「……」のそっ

小春「あ!ヒョウくーん!良かったですー!!」ダキィッ

光「……」

仁奈「ま…まだニナゴンが残ってるでいやがりますよ!」

光「この飴あげる」

仁奈「わーい」

???「今誰かあたしに飴くれるって言った!!?」ガタッ

ちひろ「……全くもう、どうすんですか事務所こんなにメチャクチャにして」

全員「ごめんなさい」

ちひろ「ホラ、皆仕事に戻る戻る!皆予定あるんでしょ!」

ハーイ
スンマセーン
ゴメンナサーイ

ちひろ「えーっと光ちゃんのこの後の予定は……」


タロウ『修行の時間だ!光!』

光「! ハイ!」ガタッ

ちひろ「!!? 今の声誰!?」ビクッ

タロウ『いくぞ光!!』

光「うん!レッスン行こう、仁奈!小春!麗奈!」

仁奈「はーい」

小春「はいですぅー」

麗奈「ちょっ…待ちなさいよー!!置いてくんじゃないわよ!!」

ガチャッ ドタドタドタドタ……



ちひろ「そういえば今のアレ、アラームですか…ビックリした……」

PaP「ええ、良いアイディアでしょう。朝はウルトラマンタロウが起こしてくれますよ」

ちひろ「男子か!……ていうかそれ、起きれるんですか?」

PaP「それは絶対大丈夫ですよ」




光「zzz……」グー…ゴー…




タロウ『起きろ!光!!』

光「!? は…ハイ!!」ガバッ

光「……?」ボー…



光「アレ?タロウは?」




PaP「こんな感じで効果あるらしいんですよ」

CuP&ちひろ「やだ、かわいい」

CoP(Coolに欲しい)

ちひろ「ふふっ…でも、じゃああれのおかげで光ちゃんは今絶好調って訳ですね」

PaP「へ?」

ちひろ「だって、大切なヒーローにもらった、大好きなヒーローの声がするプレゼントで一日が始まるんですもん」


ちひろ「朝から大切な人や存在との繋がりで目が覚めるって、素敵じゃないですか?」

CuP「ああ、わかります!なんかいいですねそれ!」

ちひろ「ふふっ…私もそう思います。だから、きっと今のあの子の世界は誰よりも輝いてますよ」


ちひろ「勿論光ちゃん自身も、このままきっと、素敵なアイドルヒーローになってくれますよ」

PaP「……」



ちひろ「今のあの子には大切な人やモノとの絆の証が、ずっと側にあるんですもの」

光「……っ」グッ

ケータイを見つめ、力強く握り締める光

小春「? 光ちゃんどうかしました?」

麗奈「何?まさか忘れ物?」

仁奈「キグルミ忘れやがりましたか?」

麗奈「いや、皆そんなの元から持ってないわよ」

光「……ううん、なんでもない!!行こう皆!」

仁奈「? なんだか嬉そーでいやがりますね」

PaP「輝いてる、か……そうですね」

PaP「アイツは、自分の理想のヒーローに恥じないように、しっかり生きてる」

PaP「だから人を惹きつけるし、立派にアイドルとしても活動できる」


「アイツは間違いなく、ヒーローで、アイドルですよ」




タロウ『さぁ行くぞ!!光!!!!』

光(ああ!!勿論だ!!……アタシには昔憧れたヒーロー達や、今もいつでも、隣で支えてくれるヒーローがいてくれる…!!)


光「あ、仁奈、信号に注意して!」

仁奈「!! ハイでごぜーます!!」ピタッ

小春「わぁ、光ちゃんカッコイイですー!」

麗奈「完全に保護者みたいね」



光(それに、一緒に歩んでくれる仲間もいる……!!)

光「だから……!!」




光「よーし!!今日も……世界の平和はアタシが護る!!!!」



終わり

ここまでです。読んでくれた方いたらありがとうございましたm(_)m

この3人のPでいつかもうちょっと長いSSを書こうと思っています
一日遅れたけど、光誕生日おめでとう。あとユッキ誕生日おめでとう


html依頼出してきます。ありがとうでしたm(_)m

あ、あとウルトラマンギンガ、テレビ東京系でまた11~12月に新作エピソードが始まります

ウルトラマンは最高です



閉園前に是非行こうとウルトラマンランドに実際に行ってみたが
ショーも楽しかったし、ランド警備隊員の皆さんも一生懸命で本当に楽しませて貰った
17年間本当にお疲れさまでした

乙、面白かったよ!

乙!

いい味してたぜ

いいなぁ、この設定

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