ミカサ「越えてはならない一線」(62)
進撃の巨人SSです、生まれて始めてのSSです。
ご指摘、ご意見よろしくお願いします。
ばっちこい!
ミカサ「ほらエレン、食べカスが付いてる、、、」
エレン「うるせーな!お前は保護者かよ!言われなくてもわかってるっつーの、」ゴシゴシ
ミカサ「違うエレン、逆の頬、、」
エレン「!?しっ、しってるっつーの!ったく、、、」
保護者、、、第三者から見たらその通りだろう。
何かにつけて私はエレンに対して声をかける。
立体軌道訓練の時、体術訓練の時、今みたいな食事中ですら、私はエレンを気に掛け心配し、その度に疎ましがられる。
家族、という言葉は私にとって、とても便利であり、同時に大きな壁なって立ちはだかる。
クリスタ「ここいいかな?」
エレン「おー、全然良いぞ!そうだクリスタ聞いてくれよ!またミカサが朝からさー、、、」
クリスタは綺麗だ、男子から人気が高いという噂も頷ける。
気が利く上に愛らしい、声も鳥の冴えずりのように凛としている。
エレンも彼女の様な娘が好みなのだろうか?
〉〉2
ありがとうございます。
私は、クリスタよりもエレンとの距離は近いだろう。
なぜなら家族だから、
クリスタは、私よりもエレンとの距離は遠いだろう。
家族ではないから、、、
だけど、家族ではなり得ない存在になる事が出来る。
それは、どちらが幸せなことなのだろう。
エレン「はー食った食った、さて訓練前の走りこみにいくか!」
クリスタ「!エ、エレン、私も一緒にいいかな?」
エレン「?勿論いいぞ!向上心があるのはいい事だしな!クリスタは馬術もスゲーし、体鍛えたら怖いもん無しだろ!」
クリスタ「あ、ありがとう!エヘヘ///」
ミカサ「エレン、私も、、、」
エレン「は?お前はいいだろ、主席確定みたいなもんだし、それに走ってる最中に何かと小言いわれたらたまんねーよ、」
ミカサ「行こうぜ!クリスタ、アルミン、」
アルミン「えぇっ!僕も!?あっ!待ってよ!エレン」
なぜ時々、改行してスペースを空けていないのか?
理由がしりたい
〉〉8
すいません、もしもしから書きこんでいまして少し見にくくて改行の感覚が、、、ちょっと自宅にもどったらPCに切り替えるので少々離れます。
?
1です、戻りました。
誰かいるかな・・・とりあえず書いていきます
ミカサ「・・・・・ハァ」
私は家族としてエレンを愛している、私を絶望の底から救ってくれた彼を心から愛している。
遊ぶ時も、薪を拾うときも、調査兵団の帰還を喜ぶときも、いつも一緒だったエレン。
そして・・・壁が破壊されたときも・・・
彼が生きてくれているだけで十分なのだ、欲をかきエレンとの関係を壊すことを考えたら、今は十分幸せだ。
だけど・・・
いますよ~
??「お、おう!ミカサ」
ミカサ「あ、うん・・・おはようジャン、遅いのね」
ジャン「あぁ少し寝坊しちまってな・・・ライナーのヤロウ起こすって約束だったのによぉ・・・」
ミカサ「そう、災難だったわね」
ジャン「まぁな、おっとそういやエレンはどうした?いつもべったりの癖によ」
少しムッとする、ジャンはいつも空気が読めていない、私に好意を寄せているらしいが、それならもう少し気を使って欲しいものだ。
ミカサ「エレンは訓練前のランニングへいった、アルミンも・・・クリスタも・・ボソッ」
>>13 有難うございます
ジャン「あぁクリスタもか、アイツも最近やたら訓練に熱心だよな、TOP10入りを本気で狙いに来てやがる」
ミカサ「そうね・・・・」
違う----それくらい私でも分かる、クリスタはエレンが”好き”なのだ。
家族愛でもない、友情でもない、異性として彼を”愛している”のだ。
だから彼女は私の空間を少しづつ侵食している、訓練という大義名分を掲げ、エレンに近づいている。
それくらいエレンとは長い付き合いだ、十分わかる。
で・・・?私はどうするの?今更、家族として十数年間ともに過ごした私が、「あなたを異性として愛しています。」などと言えるの?
ミカサ「・・・ゎからない、ボソッ」
ジャン「?ミカサどうした・・・?」
ミカサ「ごめんなさいジャン、少し一人にさせてもらえる?」
ジャン「お、おぉ悪い、じゃあ先に行くけど訓練には遅れるなよ?ハゲにどやされるぞ」
ミカサ「わかっている」
あぁ・・・どうしようも無い、このままきっとエレンはクリスタと付き合い、子供を作り幸せな家庭を気付くのだろう・・・
なかば妄想に近い想像だけど、目を閉じれば浮かぶようにその光景がまぶたへ映し出されていく。
ミカサ「もぉ・・・ヤダァ・・・・」
ジャン「・・・・・・・・・・・」
一人にさせてだ?あんな沈んだ顔のミカサをほっといて訓練どころの騒ぎじゃねぇ・・・
話しを聴くまでもない「エレン」の事だろう、最近はクリスタとよく一緒にいるのを見かけるが・・・・
ジャン「まぁ考えてもしかたねーか・・・・っくそ!あの死に急ぎヤロウ・・・なにが家族だっ」
俺の方がミカサを幸せに出来る!何度考えただろう・・・憲兵団に入り、内地で裕福な暮らしをさせてやれる・・・
いつも考えていた・・・だけどキレイな黒髪のあの娘の目には、きっと俺なんか小ハエ程度にしか映ってねぇだろう
ジャン「せつねぇな・・・・・」
おもしろいよ
見てますよ
>>18 有難うございます!
考えてもしかたねぇか、教官が来る前にグラウンドでストレッチでもしてりゃ、ポイントアップだろ。
あぁ・・・足が重いぜクソっ
エレン「おぉっ!クリスタいい調子だな!その意気だっ!」
クリスタ「ハァハァッ」うん!
ジャン「?」
あぁ・・・あいつ等か、よくもまぁミカサの気も知らずにのん気に走ってやがる・・・
アルミン「だめ・・・限界・・・」
エレン「おいおい!しっかりしろよ!クリスタを見習えよなー!ハァハァッ」
エレン・クリスタ・アルミン「ハハハハハッ」
アルミンはクリスタがエレンに惚れてんの気付いてんだろうな・・・・アイツはアイツで難儀だ、下手にミカサにハッパかけりゃどんなことになるか位想像はつくだろうしな・・・
ジャン「ん・・・あれ・・・・!?」
あー、コレはキツイな・・・ミカサがいる食堂から外の練習風景が丸見えだ、
こんな笑顔をみせるエレン、しかもそれはミカサに向けられたもんじゃねぇ、みんなから天使と囃される少女に向けられている
ジャン「チッ・・・・胸糞わりぃ・・・」
頑張って!
??「どーした?」ヌッ
ジャン「あぁ?ってライナーか、っ!お前なんで起こしてくれねーんだコラ!」
ライナー「あぁすまん、少し野暮用があってな、終わる頃には時間がたち過ぎてたんだ」
ジャン「ったくよぉ・・・はぁ、もーいーわ」
ライナー「ミカサのことか?」
ジャン「ブッ!!?な・・・何がだよっ!?」
ライナー「さっきからヒデェ顔してやがる、お前がそんな顔するときゃ大体ミカサ関係の時だ」
なんだコイツ・・・ムダに感が鋭いな・・・・流石は頼れる兄貴ってか?
ジャン「だったらなんだよ、テメーに関係ねーだろデカブツがっ」
ライナー「まぁそう騒ぐな、教官が来るまでまだ少し時間がある、話聴くぞ?」
・・・あぁ俺は何してんだ、憲兵団に入り内地で暮らす為、死に物狂いで立体起動の練習して、
走って、血反吐はいて・・・・それが色恋沙汰一つでこのザマだ・・・
でも、いやだからこそ、さっさとケリつけねぇとな・・・・
ジャン「実はよ・・・・」
>>21 応援感謝します!
ライナー「なるほどなぁ・・・クリスタがエレンを・・・」
ジャン「もうみてらんねーよあんなミカサ・・・いつもはこう・・・凛としててよ、なんか見てるこっちまで引き締まるっつーかさ・・・」
ライナー「なんでお前はミカサにいわねーんだ?」
ジャン「は?」
ライナー「いやだから、なんでお前はミカサに愛しているといわないんだ」
いや・・・いやいやいや、言えるかよ!あんなエレンの生霊の様なミカサに告白?
コイツバカじゃないか?
俺は確かにミカサを愛している、だけどそれは、その事を伝えるのはミカサを曇らせるかもしれねぇ・・・
俺は第三者でいい・・・ミカサの幸せそうな姿を・・・エレンの世話を焼くあの姿を見れているだけでも満足だ・・・切ないけどな
ジャン「俺はなんつーか、その・・・・ミカサが幸せならそれでいいんだよ!俺の気持ちはほっとい・・・・」
ライナー「それじゃお前は、今のミカサと一緒だな」
ジャン「あぁ!?」
ライナー「だってそうだろ?ミカサはお前の話を前提に察すると、エレンがクリスタに取られるのをビビってる」
ジャン「・・・・・・」
ライナー「そんで告白して、もし振られた場合今までの関係も崩れるんじゃないかと思っている」
ジャン「・・・・・・クッ」
ライナー「まるで写し鏡だな、お前」
あーーーー!ウゼェ!本当にウゼェ!真っ直ぐに向けられる正論ってのはこんなにもイライラすんのかよ・・・
ライナー「きついことを言わせてもらうぞ?お前は人の恋路をどーこー言う前に自分のことをケリつけろ」
ジャン「うぅ・・・・っ」
ライナー「そうすりゃ、結果はどーあれスッキリすんだろ?もう隠すな、ドーンとぶつかれよジャン」
あー・・・コレだ、
きっと俺は誰かにこうやって背中を押して欲しかったんだ・・・
自分じゃどうにもなんねぇから、誰かにバシッといってもらって、逃げ道を潰して欲しかったんだ・・・
ダセェな・・・・オレ
ジャン「よぉライナー・・・」
ライナー「ん?」
ジャン「俺・・・・ミカサに伝えるわ・・・気持ち・・・」
ライナー「その意気だ!安心しろ、骨は拾ってやる!」
バカか?その晩はミカサを抱くにきまってんだろ・・・でもありがとな、皆の兄貴・・・・
ジャン「・・・・・・・・うっし!」パンッ
キース「集合だ!早くしろウスノロ共!」
ジャン「やべっ!いくぞライナー」
ライナー「おう!」
ミカサ「・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「おしっ!今度は俺がならず者の番だ!クリスタ!」
クリスタ「うんっ!手加減しないで!」
エレン「いわれなくてもっ・・・フッ!」
今日もエレンはクリスタと組んでいる。
クリスタはとても一生懸命だ、何をやるにしても努力しているのがはたから見ていても分かる。
でもそれは何に対して?
憲兵団に行く為?教官に褒められたい為?自分に自信をつけたい為?それとも・・・・エレンに・・・・
ミカサ「っ!」フルフル
いけない、考えると気分が堕ちる、今は目の前の訓練に集中すべき。
私はやることがある、強くならなければいけない・・・私はエレンを守らなければいけない。
そう愛しているから・・・・・そして・・・「家族」だから・・・・
ジャン「よぉ・・・・ミカサ」
ミカサ「ジャン・・・・」
ジャン「一人みてーだな、相手してくれよ」
ミカサ「かまわない、受けよう」
ジャン「あー・・・そんでよぉミカサ・・・」
ミカサ「?」
ジャン「今日の夜空いてるか?話があんだわ」
なんだろう・・・・・怖い・・・・私の中のアラームが鳴っている気がする。
暴力とかそいうのでは無い、純粋に聴きたくない何か・・・・・
ミカサ「すまないジャン、今日は夜用事が・・・」
ジャン「じゃっ!じゃぁよ!今からやる対人格闘で俺が勝ったら時間をくれねーか?」
ミカサ「!?」
すいません・・・・明日も仕事があるので、明日の夜、もしくはお昼頃に続きを書きます、よろしくお願いいたします。
まってまーす
楽しみです
>>1です、会社のお昼休憩なので少しだけ投下します
・・・・怖い、
ジャンのまっすぐな瞳・・・何を考えているのか、伝えようとしているのか。
私は想像がつく、それに私は答え無ければならない。
その答えはきっとジャンの期待を裏切るものだろう・・・それでも彼は私にその思いを伝えようとしている。
その純真さが、まるで凶器の切先のように感じる。
ジャン「・・・・・どうだ?ミカサ」
ミカサ「・・・・・・・・・・・・・・・」
やめよう・・・感違いかもしれない、驕りも体外にしなければ・・・・
もしかしたら訓練に対してのアドバイスかもしれない、そう・・・・今は目の前の訓練に集中すると誓ったばかりじゃないか・・・
ミカサ「わかった、受けよう」
ジャン「!?本当か!うっしミカサ!俺はやるときゃぁやる男だぜ!?」
ミカサ「知っている、じゃぁ私がならず者をしよう」
ジャン「こいよ!ミカサァ!」
ミカサ「・・・・・・フッ!」シュッ!
ジャン「うぉっ!クソッ!」
速えぇ!いくら木製のナイフつったってあんなスピードで食らえば致命傷だぞオイ・・・
一旦距離を取って・・・・姿勢を低くして足元を狙う!
ジャン「オラァ!」
ミカサ「!?・・・・・・フンッ」
足?ジャンらしくない、いつもなら体格とスピード生かして真正面から来るはず・・・・
ジャン「チッ!・・・」スカッ
ミカサ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジャン「ハァハァ・・・・・・・・・・・・」
始めて数分なのにもう息があがっちまう・・・なさけねぇ・・・でもこの訓練は負けられねェ・・・
ジャン「ハァハァ・・・・・俺が怖いかミカサ?」
ミカサ「!・・・何が?私は強いあなたより強い、とても強い、何を怖がるのかあなたが言っている意味がわからない」
ジャン「ハァハァ・・・ははっ、手厳しいな、でもその割にさっきから全然俺と目をあわせねぇなぁ・・・」
ミカサ「!?」
あぁ・・・バレていた、それはそうだ・・・私の目線の先は何時も・・・・・
エレン「うおっ!クリスタやるな!さっきより動きが速くなってねぇか!?」
クリスタ「ヘヘッ!まだまだこれからこれから!」
エレン/クリスタ「ワーワー ウオッ!コノヤロ! エレンスキアリッ!」
ミカサ「・・・・・・っ!」
ジャン「ハァハァ・・・・・・チッ」
あー、クソックソッ エレンを気にしつつ、適当に俺をあしらいながら戦うミカサに腹が立ってる?
ちげぇ、その目線の先に俺が映る事が無ぇ事実にだ!
>>1です。
お昼休憩が終わりますので続きは夜かきます。
よろしくお願い致します。
三点リーダー
句読点
ええな
いいね。面白いです。
おもしろいんだけど…
以下の5点が気になる
フッとかハッとかクソッとか入りすぎで読みづらい
いちいちレスに反応するのがレス稼ぎみたいでくさい
レスのはじまりに会社がーとかいうのもレス稼ぎくさい
タイトルが堅い
・・・が多すぎ
>>38 >>39 >>40 >>41 戻りました1です。
ご指摘&応援有難うございます。色々と注意してみます、それでは続きを
ジャン「おーおーずいぶん余裕だな、エレンのお守りしつつ訓練たぁ」
ミカサ「!(ギロリッ)」
ジャン「(なんつー眼力だ・・・ガキならちびってるぜ)」
ジャン「さぁミカサ!続きだ、来いよ!」
頭に血が上ってる今がチャンス、あんまキタネェことはしたくねぇが・・・
ミカサ「っこの!」ブンッ
ジャン「あぶねっ!」
大振りな蹴り、今しかねーか!
ジャン「っ!オイエレンっ!大丈夫か!?」
ミカサ「!?エレンっ!」
エレン「はぁ?何がだよ」
ミカサ「!!(ブラフ!しまった!)」
このタイミングで振り上げた足を掴んで投げるっ!
ジャン「悪りーな!貰ったぜ!」
ミカサ「くっ!」ドシン
「オー!ミカサガジャンニヤラレテンゾ ウソダロオイオイ ザワザワ」
ジャンがしっかり考えてるSSは良いな
ジャン「ハァハァ 悪りーなミカサ、エレンを餌に使うよーなマネしてよ」
ミカサ「・・・問題ない、今のが壁の外なら私は死んでいたかも知れない、これは私自身のミスでもある」
ジャン「そっか、そう言ってくれると助かるぜ」
あぁ・・・エレンを守る為に強くなろうとしていたのに、エレンに気を使いすぎて怪我しそうになるなんて
どこまで私はバカなんだろうか
ジャン「さて約束だミカサ、今日の夜10時馬小屋の前に来てくれよ!」
ジャンの眼をまともに見れない、それはきっと彼が真っ直ぐすぎるからだろう、でももう逃げられない・・・
ミカサ「わかった、約束は守ろう」
ジャン「お、おう!その、、よろしくな!」///
コニー「おーいジャン!こっち来いよ!サシャが教官につれてかれてペアいねーんだ!」
ジャン「おぉっ!今行くわ、じゃぁ後でなミカサ!」タッタッタッ
ミカサ「ハァー」
もうよく分からなくなっちゃったよ、エレン・・・
ジャン「ハァッハァッ!」タッタッタッ
あぁ、ついに来ちまったかこの時が、さっきはライナーに押された勢いもあったが、
いざ冷静になると怖えーよ、勝率0.0001%の勝負ってのはやっぱりよ、
・・・それでもオレは、ミカサに気持ちをぶつければ何か変わるんじゃねーかって思う
今まで引きずってきたモヤモヤした物が晴れて、自分の行く先を・・・憲兵団っつー目標をしっかり見据えられる気がする
だからオレは・・・
ジャン「当たって砕けてやるぁあああああっ!」
コニー「うおっ!どうしたジャン!?」
リーリーリー
虫の音がやけに大きく聞こえる、ジャンは・・・まだみたい
何を言われるかわかってはいる、それに対してどんな答えを出すのかも決まっている
それでも、身なりを整え多少でも化粧をしてしまうのは、私が潜在的にまだ10代の女だからだろう
こんな時でも私はエレンの事を考えている、風邪は引いていないだろうか?誰かと喧嘩してケガをしていないだろうか
いい加減こんな自分が嫌になる、ジャンの気持ちを、想いを知った上でもこんな事しか考えられない自分が
ガサガサッ
ジャン「よっ、よっ、よぉ~ミカサ!」ガチガチ
ミカサ「ジャン・・・」
あぁ、ついにきてしまったこの時、誰かの真っ直ぐな好意を正面から受け止めなければならない瞬間
ミカサ「ジャン、話って・・・」
ジャン「っ!・・・おっオレは・・・」
ジャン「おっ、オレは!ミカサ・アッカーマン!貴女を愛している!」
ジャン「キレイな黒髪!琥珀のような瞳!一途な性格!伝えきれないほど貴女を魅力的に思っている!」
ミカサ「・・・ジャン」
ジャン「オレは優秀だ!憲兵団入りも間違いない!貴女を幸せに出来る力がオレにはあるっ!」
ジャン「だから、っだから!オレを支えてくれる存在になってくれ!付き合ってください!」
ミカサ「・・・」
ジャンは凄い、きっと私以外の女性なら今の一言で大抵好きになってしまうだろう
ここまで私がエレンに執着しているのを前にして、それでも想いをしっかり相手に伝えて
それがなんで私なんかなんだろう、私にそんな価値はないのに
ミカサ「ジャン、ありがとう、気持ちはとてもうれしい」
どうしよう、涙がでてくる、いったい何年ぶりだろうか
ジャン「じゃぁ・・・!ミ、ミカサ?」
ミカサ「でもね・・・・だめなんだよ私、彼方が思うような人ではないんだよ」グスッ
ミカサ「私は、彼方が思うような真面目で、一途で、そんな女じゃないんだよ」ポロポロ
ジャン「おっ、おい!ミカサ!」
ミカサ「私はエレンが好きなんだ、家族としてじゃない、異性として 一人の男性として好きなんだ」
ミカサ「でもっ家族だから!私たちは家族だからっ!おかしいでしょ?こんな気持ち!変でしょ!」
ジャン「・・・じゃねーよっ」
ミカサ「え?」グスッ
ジャン「変じゃねーよ!」
ミカサ「ビクッ!」
ジャン「なんだそれ!エレンのヤロウうらやましい!お前みたいな良い女にコレだけ愛されてんのによぉ・・・あのクソヤロウ!」
ミカサ「あ、あの、ジャン?」
ジャン「あのなぁミカサ、オレは今お前に振られた訳だ、だからそうだな・・・同じ訓練兵仲間のアドバイスとして聴いてくれ」
ミカサ「う、うん」
ジャン「お前、エレンと血は繋がってんのか?」
ミカサ「い、いや、私は養子・・・みたいなものだから、」
ジャン「はぁっ!?なんだそれ!一番の難関突破してんじゃねーかオイ!」
ミカサ「で、でも」
ジャン「いいかミカサ!お前はもっと自分に自信を持て!エレンがお前に対して強く言うのも、気がおける相手だからじゃねーのか?」
ジャン「いくらクリスタとエレンがベタつこーが、お前はエレンの過去を、色んな姿をしってるんだろ!?」
ミカサ「・・・」
ジャン「お前がしってるエレンは、家族と思っているお前が好意を伝えたら、気味悪がるようなカスヤロウなのかよ!」
ミカサ「!違う!エレンはっ」
ジャン「だったら!」
ジャン「だったらぶつかれば良いだろうが!」
ミカサ「・・・でも」
ジャン「でももクソもねーよ!それとも何か?お前はオレより度胸も根性もねーか?」
ジャン「ちげーだろ!お前はそんなヤツじゃねー!惚れた俺が言ってんだ!間違いねー!」
ジャン「こんな単純な話じゃねーのは分かるけどよ、それでも進まなきゃいけねー時もあんだろぉがよ」
ミカサ「ジャン、、、」
ジャン「おいミカサ!お前、エレンが今期の格闘訓練No1なのは知ってるな?」
ミカサ「うん、私もたまに本気で負けることも増えてきている」
ジャン「じゃぁ勝負しろ」
ミカサ「!?」
ジャン「おめーが勝ったら、今みてーに時間もらって想いをぶつけろよ!」
ミカサ「・・・そんなっ」
ジャン「もうやめようせお互い、逃げんのはよ」
ミカサ「!」
ジャン「オレは逃げなかった、ダチの力を借りてだが・・・お前に勝って、そんで気持ちを伝えた」
ジャン「だから今度はオレがお前の逃げ道潰してやるよ、だからミカサ・・・」
あぁ、本当にジャンは凄い
私の気持ちをここまで読んで、その上導いてくれている
もう逃げられない、いや、逃げたくない
逃げたら、こんなにも私を想ってくれている誰かさんに失礼だ
ミカサ「ジャン」
ジャン「あ?」
ミカサ「ありがとう」ニコッ
ジャン「!///」
ミカサ「私、次の格闘訓練でエレンに勝ったら想いを伝える」
ミカサ「好きだって、愛しているって伝える」
ジャン「・・・」
ハァ、何してんだオレは
ピエロもいい所だ、告って振られて、その上恋愛アドバイス?どうかしちまったんじゃねーか?
でも、こんな笑顔をもう見れなくなるくらいなら・・・・オレは・・・
ジャン「おうよミカサ!そのイキだぜ!」
ミカサ「ジャン、本当に今日は・・・」
ジャン「いいってことよ!んじゃそろそろ消灯時間だしよ!オレはいくぜ!」タッタッタッ
ミカサ「あっ!ジャン!」
タッタッタッ
はははっ、笑えねーよ、だけど・・・
なーんかすっきりした、なんだろうな、目覚めの良い朝みてーな気分だ
ライナー「男あげたなジャン」
ジャン「うおっ!てめっ!いつからそこにっ!」
ライナー「まぁまぁいーじゃねーか、ほら部屋戻ろーぜ・・・」
ジャン「・・・・・・ウグッ」グスッ
ライナー「あー、散歩でも行くか?」
ジャン「ほっとけクソがっ!」
ライナー「やれやれ」
ジャン「おいっ」
ライナー「ん?」
ジャン「ありがとよ、ライナー兄貴」
朝、目が覚めるといつもはどこか体が重かった
鉄の枷を嵌められているかの様だった
でも今朝は違った 世界が変わったような気分だ
同じように朝食を取り、エレンはアルミンそしてクリスタと訓練前のトレーニングに向かった
ふと、彼の方に眼をやる・・・
ジャン「!(行って来い)」
私はクスッと笑い、食器を片付けに席を立った
エレン「うっしクリスタ!今日もオレと・・・」
ミカサ「エレン」
エレン「んあ?どうしたミカ・・・サ(なんか雰囲気が違うな、柔らかくなったか?)」
ミカサ「今日は一回で良い、私と組もう」
エレン「あ、あぁ、いいぜ・・・」
ジャン、本当にありがとう、私は・・・
ミカサ「今日私が勝ったら、貴方に話があるんだ---------------------------」
おわり
え?
つづきがあるはず!
とりあえず考えていた一通りのお話しを書くことが出来ました。
初めてのSSで、見苦しい部分も沢山あり申し訳ございません。
応援の声、文章に関しての指摘、本当にありがとうございました。
>>52
すいません、今回はここまででおしまいにさせて頂ければと・・・
この後の展開も考えられ無くはないのですが、少しグダってしまいそうでして・・
むぅ、残念です。
でも面白かったです。
気が向いたら後日談か別の話、
また書いてください!
お疲れ様~
よかった
すごくよかった
ジャンイケメンすぎる
ジャンさん…
ジャンこんな感じだよな!ミカサと結ばれるとか思ってないだろ!
ジャンには,マルコレベルの友達が、必要だ 頑張ってジャン
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