ミーナ「愛も、法も、嘘がすき」(52)
注意
・リーガルハイパロ
・とてもリーガルハイ
・ただのリーガルハイ
・世界観とキャラが崩壊
―――856年
巨人の進行により、人類は存亡の危機に瀕していたが
なんやかんやあって巨人と人類仲良く暮らせるようになっていた
あと近代化した
そんな世界でミーナ・カロライナ(25)は新米弁護士として働いていた。
[電車内]
ミーナ(はあ・・初めての裁判が殺人だなんて・・・)
ミーナ(しかも敗訴しちゃった・・・)ハァ
ミーナ(でもあの裁判は納得いかない!控訴よ控訴・・ん?)
ミーナ(・・・あれ)
ピクシス「・・・」
ミーナ(あのおじいさん立ってるのに誰も席を譲らない・・)
アルミン「・・・」スワッテル
ミーナ「あのー」
アルミン「・・・」チラッフイッ
ミーナ「すみません、この人に席を譲ってくれませんか?」ポンポン
アルミン「Was ist es?」
ミーナ「な、何語・・通じてない・・?」
ピクシス「ああ、いいんじゃよ別に」
ミーナ「いえ、良くないです!」
ミーナ「あなた(ユビサシ)席(ユビサシ)この人(ユビサシ)ゆずって!」
アルミン「なんで?」
ミーナ「なんでって・・・あれ、通じてるじゃない!?」
ミーナ「お見受けしたところ、まだお若いですよね?
こちらのお方はお年を召してらっしゃいます」
アルミン「だから?」
ミーナ「体力のある者が体力の無い者に席を譲るのが
当然のモラルでありマナーだと思いませんか?」
アルミン「思います」
ミーナ「でしたら・・」
アルミン「しかし若いから体力がありお年を召しているから体力が無いと
一様に断じてしまっていいものでしょうか」
ミーナ「え?」
アルミン「例えば私が重度の心臓病を患っている事を少しでも考慮しましたか?」
ミーナ「患ってらっしゃるんですか?」
アルミン「いいえ」キッパリ
ミーナ「え?」イラッ
アルミン「彼は見た目は60〜70代位だがスポーツクラブに通っており
しかも鞄の年季の入り具合からかなりのベテランである事が推察される」カバンサワサワ
アルミン「重厚な大胸筋、引き締まった腹背筋、下腿三頭筋の張り具合は着衣の
上からでも十分感じ取れる」ピクシスアシサワサワ
アルミン「貧弱な私よりも遥かに見事な肉体をしてらっしゃる」
ピクシス(キリリッ)
ミーナ「でもそんな事は・・・」
アルミン「そしてそのスポーツクラブは」チラ
プシュー(ドアが開く音)
アルミン「この駅の駅前にある」
ピクシス「じゃあの、お嬢さん」スッ
アルミン「わずか2分ほどの一駅区間ならば席を譲る必要も無い」
アルミン「それ所か立ち座りの動作を余計に強いるのみと判断し申し出なかったまで」
アルミン「以上。何か反論は?」
ミーナ「」
ミーナ「・・・」
ミーナ「ぐぬう」
アルミン「Danke」ニコ
ミーナ(ムッキイイイイイイイイ)
期待
[面会室]
エレン「・・・」
ミーナ「エレン」
エレン「・・・」
ミーナ「大丈夫、まだまだこれからよ。必ず控訴審で無実が認められるから」
ミーナ「引き続きあたしに担当させてね」
エレン「・・もう・・あきらめた方がいいのかな」
ミーナ「エレン」
エレン「きっとこういう運命なんだ・・」
ミーナ「お金を貯めてお友達と世界一周するのが夢なんでしょう?」
エレン「・・・」
ミーナ「あたしは最後まで諦めないから!エレン、希望を捨てないで!」
エレン「ミーナ・・」ジワッ
ミーナ「私は・・・」
ダズ「いい加減にしろよカロライナ、どうせ有罪。本人だってあきらめてんだからよ」
ベルトルト「ずるずるやってると君の将来に傷がつくよ?」
ミーナ「・・・・」
ベルトルト「今日は帰っていいから」
ミーナ「はい・・」
12 張り間違え
[ミーナが働くベルトルト法律事務所]
ベルトルト「控訴するだって?」
ミーナ「はい!一審判決は不当でした。
証拠と言えるものはどれも状況証拠に過ぎないし、自白も強要されたもので・・」
ベルトルト「そんなことを聴いているんじゃない、君は負けたんだ
負けた弁護士が控訴審で戦うっていうの?」
ダズ「だから最初にフーバー先生がおっしゃったじゃないか、やめとけって」フーヤレヤレ
ベルトルト「君には他の仕事を持ってきたからその案件については忘れて」
ミーナ「で、でもイェーガーさんの無実を・・・」
ベルトルト「大丈夫、他の弁護士に任せるつもりだから」
ミーナ「私は・・・」
ダズ「いい加減にしろよカロライナ、どうせ有罪。本人だってあきらめてんだからよ」
ベルトルト「ずるずるやってると君の将来に傷がつくよ?」
ミーナ「・・・・」
ベルトルト「今日は帰っていいから」
ミーナ「はい・・」
ミーナ「ごめん・・エレン・・・」トボトボ
アニ「ミーナ」
ミーナ「あ、アニ」
アニ「聴いたよ、敗訴したらしいね」
ミーナ「うん・・・」シュン
アニ「このままじゃベルトルトにクビにされるかもね」
ミーナ「そうかもね・・・」
アニ「・・・」
アニ「彼なら力になってくれるかもしれない」
ミーナ「彼?」
―― 昔ベルトルト事務所で働いていた男で
今は独立して個人事務所をやってるらしいよ
訴訟からは遠ざかっているけど優秀な男だよ
[アルレルト事務所前]
ミーナ「すご・・・豪邸じゃない・・・」ピンポーン
マルコ(ガチャ)
ミーナ「こ、こんにちは!あのっ」
マルコ「お待ちしておりました」ニコ
ミーナ「へ?」
マルコ「どうぞ、アルレルト先生もお待ちです」ニコニコ
ミーナ「おじゃましm」
ガバッ
アルミン「Ich wollte mich treffen」ダキシメ
ミーナ「え!?」ダキシメラレ
アルミン「・・・」
アルミン「・・・・マルコさん」
アルミン「この方は?」
マルコ「えっ、あの、この方では・・?」
アルミン(全力で横首振り)
マルコ「し、失礼ですが、貴女は?」
ミーナ「ベルトルト法律事務所のミーナ・カロライナです!」
ミーナ「先生にご相談があって・・・」
アルミン「マルコさん、私は留守だ。お引取り願って」ヘヤニモドル
マルコ「はい」
ミーナ「えっ、ちょっと先生!」
マルコ「申し訳ございませんが先生は留守でして・・・」
ミーナ「いやいや、ここに居ますよね?居ますよね?!」
ピンポーン
アルミン「来たああああああ!」ドタドタ
ミーナ「あ、あの!話だけでも聴いてもらえませんか?」
アルミン「・・・」カミノケナオシ
ミーナ「あ!あと、私のこと覚えてませんか?電車でrゲフッ」
アルミン「邪魔!」
女性「・・・Armin!(アルミン!)」
アルミン「Ich wollte mich treffen(会いたかったよ)」キリッ
アルミン『愛しい人・・・』←以降『』内ドイツ語
女性『わたしもよ!』
アルミン『プレゼントです』
ミーナ「あの!!」
女性『まあ、綺麗!』
ミーナ「不当な判定を受けた青年を救いたいんです!」
アルミン『君の方がきれいさ』
ミーナ「強要された自白で!!!」
女性『あらお上手』
ミーナ「有罪判決を受けました!!!!」
アルミン『愛してるよ』
ミーナ「真面目な青年のかけがえの無い人生を!!!!!」
アルミン(クルッ)
アルミン「ちょっと!!!いいかげんにしろよなああ!!
彼女が気分を害するだろがあ!!」オサゲワシズカミ
アルミン「電車の君だねえ今思い出したよ!その下品な髪型で!」
ミーナ「げ、下品!?」
アルミン「判例集を読んでいたからまさかだとは思ったが思慮が浅い癖に
独占的な政権を得意気に人に押し付けてくる馬鹿女が弁護士とは世も末だ!
私はどこの誰が不当な判決を受けようと獄中でオカマに掘られようとも
何の興味も無い!!」
ミーナ「」アトズサリ
アルミン「君が私に仕事を依頼したいならまず持ってきなさい!」
ミーナ「な、何をですか・・・」
アルミン「これ」マネー
ミーナ「お金ですか?」
アルミン「他に何があるっていうんだ?」アアン?
ミーナ「わ、分かりました」
アルミン「私の依頼料は着手金が一千万」
ミーナ「いっせ・・・」
アルミン「報酬金が二千万、計三千万だ」
ミーナ「私の事務所の料金の十倍もするじゃないですか・・・!」
アルミン「君の事務所の凡庸な弁護士と一緒にして欲しくないね
いや、比較されること自体耐え難い」
ミーナ「でもその額はあまりに」
アルミン「安い位だ、私が引き受ければ必ず勝つんだし」
ミーナ「本当に勝てるんですか?」
アルミン「愚問。自白を強要させられているのに負ける方がおかしい
金さえ払えば私が無罪にしてあげよう」ドヤ
ミーナ(イラァ)
ミーナ「これはお金の問題じゃないんです
正義がまかり通らない世の中になったらこの国の司法は終わりです!」
アルミン「君みたいなポンコツ弁護士が一人でも多く増えたら
それでこそこの国はお終いだろうねえ!!」ズビシッ
アルミン「教えてあげよう!正義は金で買えるってね!!」
ミーナ「!!貴方はそれでも・・」
アルミン「それ以上喋ったら相談料として50万貰うからな」
ミーナ「・・・・・!!」
アルミン「マルコさん、彼女お帰りだそうだ」
マルコ「はい」
ミーナ「・・・ッ」ツカツカツカ
ミーナ「・・・」クルッ
ミーナ「誰がアンタなんかに頼むもんですかあっ!!」
アルミン「はい、50万!!50万だからな!!」
バタン
アルミン「請求書を送るからなああああああ!!!!」
今更ですが7の訂正というか補足で
鞄にはスポーツクラブの名前が書いてあるんです
リーガルハイしらんが面白いな
リーガルハイって確か弁護士ドラマだったよね?すごい好きだったから期待
アルミンがドヤ顔ったり無駄に洗練された無駄のない無駄な動きで飛び回った挙げ句敵の弁護士にてへぺろしたりするのか。
アリだな。
みなさんありがとうございます
続き書きます
[ベルトルト事務所]
ミーナ「最低の人間だったよ!」
アニ「そうだね・・・最低の人間」
アニ「だけど必ず勝つ。それがアルレルト先生」
ミーナ「・・・」
アニ「それで、力になって貰えそうなの?」
ミーナ「あんな金の亡者になんてお願いしないもん」フンッ
アニ「ミーナ、毒を薬に出来るかどうかは使いようだよ」
ミーナ「・・・」
ミーナ「アニ・・・私の髪型って下品?」
アニ「え?」
ミーナ「な、何でもないよ!私仕事に戻るね!」
タッタッタッタ・・・
アニ「・・・」
タッタッタッタ・・・
ミーナ「ア、アニ」ヒョコ
ミーナ「アルミン・アルレルトについて教えてくれないかな」
――― 法曹界の嫌われ者アルミン・アルレルト
司法試験は一発合格
人を食った態度を面白がってベルトルトがスカウトしてきたの
刑事・民事・企業訴訟お金になりそうな案件を見付けては
強引に訴訟に持ち込み、違法寸前・・・時には違法手法で全戦全勝
数年でエースになり無敗記録は未だ破られていない
その内ベルトルトの手にも負えない男になり、ある事件をきっかけに二人は決裂
アルレルト先生は追い出され、業界から干された
しかしそれでも業界の一部からは気に入られていて
顧問料として大金をふんだくっては毎日遊んで暮らしてるんだ
[アルレルト宅前]
ミーナ「・・・・」
マルコ「あれ、ミーナさん。おはようございます」ニコ
ミーナ「お邪魔してもいいですか?」
[アルレルト宅(朝食中)]
ミーナ「」ツカツカツカ
カバンバサアッ
万札「こんちは」
アルミン「ェエ」
ミーナ「三千万です」
アルミン「君の依頼者にこんな資金力があったのか」
ミーナ「先生には関係の無いことです」
アルミン「出所の不信な金は受け取れなーい」モグモグ
ミーナ「私が立替えたんです!」
アルミン「どうやって?」ムシャムシャ
ミーナ「・・父の実家の畑を担保に・・・」
アルミン「すさまじい馬鹿だねえ!!」ハッハー
ミーナ「彼が頼れるのは私だけなんです!
今回の依頼引き受けてくださいますよね?」
アルミン「マルコさん、おかわり」モグモグ
マルコ「はい」
ミーナ「先生仰いましたよね!金を持ってこいって!
金さえ払えばやるんでしょ?」
アルミン「・・・」モグモグ
ミーナ「ほらほら、三千万ですよ!さ、ん、ぜ、ん、ま、ん!!」サツタバペシペシ
ミーナ「ほらほらー(楽しい)」ペシペシ
アルミン(オムレツ鷲掴み)
ミーナ「ほらほrムガ」モグ
アルミン「・・・・」ギロ
ミーナ「・・・・」ギロムシャムシャ
マルコ「・・・・」ニコニコ
ミーナ「豪勢な朝食ですね」
アルミン「君のボスは私を嫌っているはずだ」
ミーナ「事務所には内密で来ました。私の独断です」
アルミン「処罰されるぞ」
ミーナ「あんな事務所に未練はありません」
アルミン「・・・」
マルコ「スーツならアイロンを掛けておきました」
アルミン「・・・・」
アルミン「・・・・」チラ
三千万「早く正直になれよ・・・」
アルミン「・・・」キュン
アルミン「着替えてくる」ガタッ
ミーナ「・・・」チラッ
マルコ「・・・」ニコッ
ミーナ「!」パァアッ
ミーナ「それにしてもマルコさん、このチーズオムレツおいしいですね!」
マルコ「いやはや、恐れ入ります。昔スイスのホテルで料理長をしていたもので」
ミーナ「へぇ」
[面会室]
アルミン「で、どういう状況なんだ案件は」
ミーナ「ガソリンスタンドの店長巨人(38)が何者かに自宅で殺されていました
そして凶器として使われた包丁からはイェーガーさんの指紋が付着していた事から
今回容疑者として疑われています」
エレン「俺はやってません・・」
アルミン「では指紋があった理由は?」
エレン「店長はよく俺ら従業員を呼んで鍋パーティーとか開いてくれてたんです
俺もその時手伝ったりして・・」
ミーナ「だから指紋があって当然なんですよね!」
エレン「はい」
ミーナ「あと、取り調べも恐喝の様だったのよね?足を蹴られたとか」
アルミン「」キョロキョロ
エレン「正確にはイスの足だけど・・ワザとじゃないって言ってたっけ・・」
アルミン「」ガサガサ
ミーナ「他にも酷い事をされたらしく・・って先生?」
アルミン「糞が!誰かここで痰吐いてやがる!!」ゴシゴシ
ミーナ「聞いてます?!」
アルミン「エレン、君は犯行時刻何処で何してたんだ?」
エレン「ウォールローゼにいました」
アルミン「そこで何してたの?」
エレン「公園で草花を眺めながらコーヒー飲んでて・・・」
アルミン「コーヒー買ったの?」
エレン「はい、売店があったので」
ミーナ「レシートさえあればよかったんですけどねえ」
アルミン「エレン、せいぜい楽しむと良い」
エレン「えっ」
アルミン「残りわずかな拘置所生活をね」ニコッ
[アルレルト宅]
バサッ
ミーナ「コレが警察の捜査資料です」
ドサッ
ミーナ「でこれが鑑識関連」
ドスッ
ミーナ「これは私が集めた過去の判例」
アルミン「これは何だ」
ミーナ「控訴集書です」
アルミン「違う、ゴミだ。目が腐る」ビリビリッ
ミーナ「ホアァアア・・!?」
アルミン「これもゴミ」ビリッ
アルミン「これもこれも」ビリッドサッ
アルミン「よくもまあゴミばかり集めてきたもんだな」ソンケイスルヨ
アルミン「さっさとゴミ袋に入れて捨てて来い」
ミーナ「じゃあ何をすればいいかご指示下さい」イライラ
アルミン「1ッ!エレンの美談を集めろ!!」
ミーナ「美談?」
―――― 親孝行でも食べ物を残さないでも何でも良い
[イェーガー家]
ワイワイガヤガヤ
ミーナ「みなさん、エレン君について教えてください」
カルラ「あの子は虫も殺さない子だったからねえ。」
ミカサ「仕送りもしてくれてたし」
グリシャ「生き物が好きな子でね」
ミカサ「私に似合うからってひまわりの花をくれた事も・・」ポッ
カルグリミカ「「「天使」」」
ミーナ「ふむふむ」カキカキ
――― 2、取り調べ担当刑事の悪評を集めろ
サシャ「いででででででで!!」メリメリ
キース「今回は大目に見てやるからもう盗み食いするんじゃないぞ!!」
サシャ「ひいいわかりましたああ!!」
キース「ふん」
サシャ「・・・」
サシャ「パァン・・」トコトコ
ミーナ「ちょっとお話良いですか?」
――― 3、それらを記者に書かせてマスコミを巻き込め
裁判所はマスコミに弱い
雑誌「冤罪か?店長刺殺事件!!」
週刊誌「自白の強要」
新聞「組織ぐるみの隠蔽か?取調べ室での暴行」
チラシ「明かされる!警察組織の闇」
取調べを受けたSシャさん「あの刑事は酷いですよ・・・取調べにカツ丼出てこないし
あれは悪魔ですよ。あれじゃあ空腹ですぐ自白しちゃいますよー」フーッ
――― 4、人権団体を仲間にしろ
ミーナ「署名おねがいします!」
サシャ「おねがいします」
ミカサ「私達は!!!エレンの無罪を訴えています!!!罪の無い私の恋人を!!」
ミーナ「無実の青年を救ってください」
ミカサ「頼みます!!」
[売店スプリンガー]
ミーナ「店員には何度も話を聴きました。でも記憶に無いって」
アルミン「写真」
ミーナ「え、あ、ハイ」
アルミン「こんにちは」
コニー「らっしゃい!」
アルミン「去年の9月3日午後2時頃
この人がこちらでコーヒーを買ってるはずなんですが」(写真見せながら)
コニー「前にも言ったんだけどよ、覚えてないんだよなーだいぶ前の事だし」
アルミン「データとしては残ってるんですよね?」
コニー「お?・・お、おう?」
アルミン「それによるとその日コーヒーは1杯だけ出ています」
コニー「おう」
アルミン「だったら印象に残っていてもおかしく無いのでしょう?」
コニー「うーん・・・」
アルミン「買った後も一日中ずーっとあのベンチに座ってたんですよ」ユビサシ
コニー「どうだったかなー」
アルミン「コニー・スプリンガーさん」
コニー「えっ?(どうして俺の名を・・)」
アルミン「人間の脳と言うものは不思議なもので覚えていないと思っていても
脳の奥深くにはちゃんと眠っていて何かのきっかけでふっと目を覚まし
引き出しから飛び出してくることがあるんです」
コニー「・・・?」
アルミン「この事件は世間も注目しています。」
コニー「うん」
アルミン「あなたの証言で無実の青年が助かるんです」
コニー「うん」
アルミン「世界で貴方だけが彼の人生を救えるんです」
コニー「!」
アルミン「そして人を救うということは自分自身を救うと言う事にもなるんです」
コニー「?」
アルミン「田舎にいる貴方の家族も見に来るかもしれませんよ?」
コニー「カーチャンが!?」
アルミン「証言台に立ち真実を語り検察と警察の横暴を暴く貴方の姿は
家族の目にどう映るでしょうか?」
コニー「!!」
ミーナ「先生それは・・」
アルミン「僕はただ彼の記憶の扉を開く手伝いをしたまで。どうですコニーさん?」
コニー「・・・実はな、そういった人がいたって記憶はあるんだ。警察にも言ったし」
ミーナ「えっ?!」
アルミン「でも、こう言われたんじゃないですか?」
アルミン「『お前の記憶違いだろ』って」
コニー「そ、そう!そうだ!」
ミーナ「!」チラッ
アルミン「これで決まりだ・・」ニヤッ
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